JP2001336782A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001336782A
JP2001336782A JP2000160348A JP2000160348A JP2001336782A JP 2001336782 A JP2001336782 A JP 2001336782A JP 2000160348 A JP2000160348 A JP 2000160348A JP 2000160348 A JP2000160348 A JP 2000160348A JP 2001336782 A JP2001336782 A JP 2001336782A
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wind direction
groove
vertical wind
direction plate
water droplets
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JP2000160348A
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Inventor
Mitsufumi Wada
充史 和田
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下方向風向板に発生した水滴が落下するのを
防止することが可能な空気調和機を提供する。 【解決手段】室内機の吹き出し口に設けられ、上下方向
の風向を調節するための上下方向風向板1と、上下方向
風向板1の表面に設けられ、水滴10を保持することが
可能な横溝2および外周溝3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機に関
し、特に、上下方向の風向調節機能を有する空気調和機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコン(空気調和機)では、図
7に示すように、室内機100に、上下方向の風向調節
を行うための上下方向風向板101が設けられている。
この場合、図7に示すように、上下方向風向板101の
傾きを変化させることによって、上下方向の風向調節を
行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の空気調和機の室内機100では、冷房運転の際
に、図8および図9に示すように、上下方向風向板10
1の表面に水滴102が付着するという不都合が生じる
場合がある。その場合、その上下方向風向板101の表
面に付着した水滴102が室内に落下するという問題点
があった。
【0004】従来では、このような問題点に対処するた
め、冷房能力を落とすことにより上下方向風向板101
における水滴102の発生を抑制していた。しかし、こ
のようにすると、冷房能力を向上することができなくな
るという新たな問題点が発生する。
【0005】また、従来では、たとえば、実開平2−2
4233号公報に開示されているように、左右方向の風
向を調節するための左右方向風向板に後下がりの溝と後
下がりの突出部とを設け、水滴をその溝に沿って降下さ
せるとともに、さらにこの溝を乗り越えた水滴を突出部
で受け止めて水滴がその突出部をといのように伝わっ
て、水滴を室内機内に落下させるようにした構造が提案
されている。
【0006】しかし、この提案された構造では、左右方
向風向板に発生した水滴を室内機内に落下させることに
より処理することを目的としており、上下方向風向板に
発生した水滴については対処することができないという
問題点があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、この発明の一つの目的は、上
下方向風向板に発生した水滴が落下するのを防止するこ
とが可能な空気調和機を提供することである。
【0008】この発明のもう一つの目的は、上記の空気
調和機において、冷房能力を低下させることなく、室内
機の上下方向風向板からの水滴の落下を防止することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1における空気調
和機は、上下方向の風向調節機能を有する空気調和機で
あって、室内機の吹き出し口に設けられ、上下方向の風
向を調節するための上下方向風向板と、上下方向風向板
の表面に設けられ、水滴を保持することが可能な凹部と
を備えている。
【0010】請求項1では、上記のように、上下方向風
向板の表面に水滴を保持可能な凹部を設けることによっ
て、冷房時に上下方向風向板に水滴が付着した場合に、
その水滴は、凹部内に広がって保持される。これによ
り、上下方向風向板から水滴が落下するのを有効に防止
することができる。その結果、室内および室内機内に水
滴が落下するのを防止することができる。また、このよ
うに冷房時に上下方向風向板に水滴が発生した場合にも
水滴が落下するのを防止することができるので、水滴が
発生しないように冷房能力を低下させる必要がない。こ
れにより、冷房能力を低下させずに、上下方向風向板か
らの水滴の落下を防止することができる。
【0011】請求項2における空気調和機は、請求項1
の構成において、凹部は、少なくとも風の吹き出し方向
に対してほぼ垂直方向に延びるように形成された第1溝
を含む。
【0012】請求項2では、上記のように、風の吹き出
し方向に対してほぼ垂直方向に延びる第1溝を設けるこ
とによって、上下方向風向板に発生した水滴が、上下方
向風向板が上下方向に傾いた際に第1溝に溜まりやすく
なる。また、第1溝は、風の吹き出し方向に対してほぼ
垂直方向に延びるように形成されているので、第1溝に
溜まった水滴が風によって移動するのが防止される。そ
の結果、第1溝に溜まった水滴が落下するのを有効に防
止することができる。
【0013】請求項3における空気調和機は、請求項1
または2の構成において、凹部は、少なくとも上下方向
風向板の外周近傍の表面部分に外周に沿って形成された
第2溝を含む。
【0014】請求項3では、上記のように、外周に沿っ
て形成された第2溝を設けることによって、上下方向風
向板の外周に発生した水滴は、第2溝によって保持され
るので、水滴が外周から落下するのを有効に防止するこ
とができる。
【0015】請求項4における空気調和機は、請求項1
〜3のいずれかの構成において、凹部に溜まった水滴
が、自然乾燥される。
【0016】請求項4では、このように構成することに
よって、上下方向風向板の凹部に溜まった水滴が自然乾
燥されることにより蒸発されるので、室内機側に水滴を
落下させて処理する場合のように複雑な構造にする必要
がなく、簡単な構造で上下方向風向板の凹部に溜まった
水滴を処理することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態による空気調
和機における室内機の上下方向風向板の構成を示した正
面図であり、図2は、図1の200-200線に沿った
断面図である。図3〜図6は、本実施形態による上下方
向風向板の溝形状の変形例を示した拡大図である。
【0019】まず、図1および図2を参照して、本実施
形態による上下方向風向板1は、複数の横溝2と、外周
溝3とを備えている。横溝2は、風の吹き出し方向に対
してほぼ垂直な方向に延びるように形成されている。ま
た、外周溝3は、上下方向風向板1の外周近傍の表面部
分に外周に沿って形成されているとともに、横溝2の両
端部と接続されている。
【0020】この横溝2および外周溝3は、水滴10を
保持して水滴10が落下するのを防止するためのもので
ある。横溝2および外周溝3は、図2に示すように、上
下方向風向板1の上面および下面に形成されている。
【0021】次に、冷房運転時に本実施形態の上下方向
風向板1に水滴10が発生した場合の動作について説明
する。冷房運転時に上下方向風向板1に水滴10が発生
した場合、その水滴10は、横溝2または外周溝3に広
がる。
【0022】ここで、上下方向風向板1の上面および下
面の両方に横溝2および外周溝3を設けているのは、以
下の理由による。すなわち、上下方向風向板1が上向き
の場合には、上下方向風向板1の上面に冷風が当たるの
で、上下方向風向板1の上面に水滴10が発生しやす
い。また、上下方向風向板1が下向きの場合には、上下
方向風向板1の下面に冷風が当たるので、上下方向風向
板1の下面に水滴10が発生しやすい。このため、本実
施形態では、上下方向風向板1の上面および下面の両方
に、水滴10を保持するための横溝2および外周溝3を
設けている。
【0023】なお、本実施形態では、横溝2および外周
溝3に溜まった水滴10は、自然乾燥により蒸発され
る。
【0024】本実施形態では、上記のように、上下方向
風向板1の表面に横溝2および外周溝3を設けることに
よって、冷房時に上下方向風向板1に水滴10が付着し
た場合に、その水滴10は横溝2および外周溝3内に広
がるので、上下方向風向板1から水滴10が落下するの
を有効に防止することができる。
【0025】また、このように冷房時に上下方向風向板
1に水滴10が発生した場合にも水滴10が落下するの
を防止することができるので、水滴10が発生しないよ
うに冷房能力を低下させる必要がない。これにより、冷
房能力を低下させずに、上下方向風向板1からの水滴1
0の落下を防止することができる。
【0026】また、上記実施形態では、外周溝3を横溝
2の両端部と接続することによって、横溝2を端部のな
いエンドレスの溝形状にすることができる。その結果、
横溝2に溜まった水滴10が横溝2の端部からこぼれて
落下するのを防止することができる。
【0027】また、横溝2は、風の吹き出し方向に対し
てほぼ垂直な方向に延びるように形成されているので、
上下方向風向板1に発生した水滴10が、上下方向風向
板1が上下方向に傾いた際に横溝2に溜まりやすくな
る。また、横溝2は、風の吹き出し方向に対してほぼ垂
直方向に延びるように形成されているので、横溝2に溜
まった水滴10が風によって移動するのが防止される。
その結果、横溝2に溜まった水滴10が落下するのを有
効に防止することができる。
【0028】また、外周に沿って形成された外周溝3に
よって、上下方向風向板1に発生した水滴10が保持さ
れるので、水滴10が外周から落下するのを有効に防止
することができる。
【0029】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0030】たとえば、上記実施形態では、横溝2およ
び外周溝3の溝形状として図2に示したような溝形状と
したが、本発明はこれに限らず、水滴10を保持するこ
とが可能な溝形状であれば他の溝形状であってもよい。
具体的には、図3〜図6に示したような横溝2a〜2d
および外周溝3a〜3dの種々の変形例が考えられる。
図3に示した溝は、長方形溝である。また、図4に示し
た溝は、肩部が丸く、上方に向かってなめらかに幅が広
がる溝である。また、図5に示した溝は、V字状の溝で
ある。図6に示した溝は、溝の片面のみ上に向かって幅
が広がる溝である。
【0031】この場合、図4に示した肩部の丸い溝形状
では、水滴がより溜まりやすくなるという効果を得るこ
とができる。また、図4および図5に示したような上方
に向かって幅が広がる溝形状にすれば、図3に示した長
方形状の溝形状に比べて、溝2b(3b)および2c
(3c)によって風が受ける抵抗をより低減することが
できる。また、図6に示した矢印は風の吹き出し方向を
示しており、図6のような溝形状にすれば、図3に示し
た長方形状の溝形状に比べて、溝2d(3d)によって
風が受ける抵抗をより低減することができる。
【0032】また、上記実施形態では、水滴10の落下
を防止するための溝(横溝2および外周溝3)を形成し
たが、本発明はこれに限らず、水滴10を保持すること
が可能な凹部であれば、溝以外でもよい。具体的には、
貫通穴ではない穴形状の凹部を複数形成することによっ
ても溝の場合と同様の効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、上下方
向風向板に発生した水滴が落下するのを防止することが
可能な空気調和機を提供することができる。また、冷房
能力を低下させずに、上下方向風向板からの水滴の落下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による空気調和機における
室内機の上下方向風向板の構成を示した正面図である。
【図2】図1に示した一実施形態による上下方向風向板
の200-200線に沿った断面図である。
【図3】図2に示した一実施形態による上下方向風向板
の溝形状の変形例を示した拡大図である。
【図4】図2に示した一実施形態による上下方向風向板
の溝形状の変形例を示した拡大図である。
【図5】図2に示した一実施形態による上下方向風向板
の溝形状の変形例を示した拡大図である。
【図6】図2に示した一実施形態による上下方向風向板
の溝形状の変形例を示した拡大図である。
【図7】従来の空気調和機における室内機の全体構成を
示した斜視図である。
【図8】従来の空気調和機における室内機の上下方向風
向板の構成を示した正面図である。
【図9】図8に示した従来の上下方向風向板の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 上下方向風向板 2 横溝(第1溝) 3 外周溝(第2溝) 10 水滴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向の風向調節機能を有する空気調
    和機であって、 室内機の吹き出し口に設けられ、上下方向の風向を調節
    するための上下方向風向板と、 前記上下方向風向板の表面に設けられた水滴を保持する
    ことが可能な凹部とを備えた、空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記凹部は、少なくとも風の吹き出し方
    向に対してほぼ垂直方向に延びるように形成された第1
    溝を含む、請求項1または2に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記凹部は、少なくとも上下方向風向板
    の外周近傍の表面部分に前記外周に沿って形成された第
    2溝を含む、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記凹部に溜まった水滴は、自然乾燥さ
    れる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和
    機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1950503A1 (en) 2007-01-26 2008-07-30 Lg Electronics Inc. Indoor unit of air conditioner with air inlet via movable front panel and air outlet via bottom/top towards rearside
JP2009198035A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Daikin Ind Ltd 空調ユニットおよび空気調和装置の通風機構
JP2017130468A (ja) * 2017-04-17 2017-07-27 シャープ株式会社 照明器具
CN108224726A (zh) * 2018-02-07 2018-06-29 珠海格力电器股份有限公司 一种导风板结构及其空调机
CN108344147A (zh) * 2017-01-23 2018-07-31 青岛海尔空调电子有限公司 一种防凝露的空调面板

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