JP4060704B2 - ウォーターフェンス - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
展張と収納可能な防災用ウォーターフェンスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浸水防止のため土嚢に替わる水嚢内部に水張り可能な防災用ウォーターフェンスが応急的に使用されていたが、しかし、これらの多くは円筒状の為、満水時、胴部断面が楕円形に止まって接地面積が少なく、かつ、不安定で濁流の水圧阻止が困難であった。又、胴部に底辺を設けて上部を半円に設けた場合にも胴部の横膨らみにより高さ保持に難点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記課題を解消するため、水嚢満水時の胴部断面形状を、接地面積を大として高さ保持可能な、且つ、安定性と路面止水性能に優れて濁流の水圧阻止可能な、且つ、展張時と収納時の作業性に優れたウォーターフェンス、及び、連結手段の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来の、集中豪雨時等の防災堰用土嚢等に替わって用いられるウォーターフェンスに関するもので、ターポリン等の補強布入り樹脂、又は、ゴムシート製の、注入口と排出口が設けられて水注入出可能に形成された所定長の筒状水嚢本体の胴部外部両側部に、差し込み式固定カバー等の脱落防止手段を配置して、台形に成型された鋼線を定間隔に複数装着したことを特徴とし、水嚢内部満水時に、胴部断面形状の内圧による膨らみが台形鋼線によって断続的に拘束されて全体がほぼ台形状に保持されて路面との接地面積を大きく、かつ、高さを確保して安定性と路面止水性を高めて濁流の水圧を阻止し、かつ、水嚢内の空時は長手方向に容易に伸縮して折り畳み可能なウォーターフェンスを形成し、更に、水嚢本体の胴部底部下面に弾性独立発砲材等を用いた所定厚の止水マットを組み合わせて載置し、路面の凹凸や目地部等に対する止水性能をより高めるよう形成されている。尚、この止水マットを取り外して設置することも、或いは、水嚢本体底面に滑り止め模様を設けて設置することも出来る。更に、本体胴部片辺長手方向にヒレを設けて複数の鳩目孔を設け、これに杭を用いて路盤に固定して濁流対策を講ずることも出来る。従って、本発明のウォーターフェンスが以上の如く構成されている為、路面の起伏にも自在に追随し、かつ、胴部定間隔に配置された台形の鋼線の配置方法によって水平方向の任意角に屈折して設置することも可能で防災時の緊急対応を広範囲の条件で可能としている。かつ、使用後の収納時の作業性にも優れ、長手方向に皺を設けながら鋼線ごと折り畳むことが出来るため大変コンパクトに格納可能に構成されている。尚、前記台形に成型された鋼線は底辺部の一部をカットして両側の差し込み式の固定カバーに差し込み可能となっている。かつ、本ウォーターフェンスは、水嚢本体を任意の長さ、若しくは、所定長の定尺に設けて端部に連結手段を設け、紐、或いは、ファスナー等の接合部材、又は、治具等を用いて延長連結することも出来る。尚、前記注入口と排出口は両者を兼ねることも出来る。
【0005】
又、本発明は、注入口と排出口を設けて水注入出可能な前記ウォーターフェンスを、前記水嚢本体の胴部断面形状を、胴部に底辺を設けて台形に成型し、かつ、この底辺ほぼ中央から垂直方向に上部胴に接続する隔壁を設けて長手方向の2室構造に形成し、かつ、この隔壁下部に貫通孔を適宜数設けて所定長の直胴部と、成型コーナー部をユニット式に設けて延長連結可能に形成し、水嚢本体2室の何れかに注入口と排出口を少なくとも1箇所設けて水注入出可能な2室構造のウォーターフェンスを形成することも出来る。かつ、前記同様、本体胴部片辺長手方向に路面固定用ヒレ部に複数の鳩目孔を設けて杭を用いて路盤に固定することが出来ると同時に、水嚢胴部底面に型模様を設けて止水と滑り止め効果を求めることが出来る。或いは、水嚢本体胴部の底面に止水マットを載置することも出来る。従って、本発明の2室構造のウォーターフェンスは、以上の如く形成されているため、注入口から注入された水が隔壁底部に設けられた貫通孔を通過して本体2室に充満するにしたがって、隔壁を上方に持ち上げて治具類を用いずに初期成型された本体胴部のほぼ台形の形状と高さを維持することが出来る。従って、水嚢本体内隔壁下部の貫通孔は注水時、及び、排水時の2室間の通水可能に形成されている為、前記注入口、及び、排出口はそれぞれを、又は、少なくとも一方を何れかの室に設ければ良く、コーナー部に於いても同様である。もとよりそれぞれを各室に設けることが出来る。尚、前記水嚢胴部の断面形状を、底辺を設けて上部を半円形に、若しくは、角形に設けて内部に隔壁を設けることも出来る。かつ、水嚢本体は所定長の定尺と、コーナー部をユニット式に設けて端部に連結手段を講じて連結可能に形成されている。従って、本発明のウォーターフェンスはこの様に隔壁の効果によって水嚢本体自身で安定性大に形成されているため本体総重量の軽量化を図ることが出来ると同時に、設置、及び、撤去作業を容易にし、かつ、折り畳み時の姿を更にコンパクトに出来る。
【0006】
又、本発明は前記水注入口と排出口の設けられたウォーターフェンスを、この水嚢胴部を円筒状の所定径に設けて2連以上に並列配置し、かつ、この隣接する胴部を長手方向に接合して一体に形成し、これを所定長の直胴部、及び、成型コーナー部として設け、かつ、各胴部端部に所定長の非接合部を設けて、この延長方向の両端部双方を直線方向に交錯してほぼ同径に重ね合わせ、これを連結部材を用いて延長連結して濁流の水圧阻止力を大に形成している。なお、前記水注入口と排出口は兼用することも出来る。又は、各水嚢間に通水回路を設けて片側づつに設けることが出来る。かつ、この水嚢胴部底部下面には止水マットを載置して路面の止水効果を高めることが出来る。尚、本発明の2連並列配置のウォーターフェンス上に、更に、単体の円筒状の水嚢を載置して加重し、安定性と止水効果を高めることも出来る。
【0007】
尚、前記並列配置のウォーターフェンスの延長連結部用連結部材を、前記各端部の交錯胴部を、又は、突き合わせ状胴部を個々に包含可能な2枚の所定巾の外部シートをファスナー付き等に設け、且つ、この該各バンド内面部それぞれに可撓性硬質樹脂板等を薄手シート製の袋に入れたサポーターを配置して周方向の片端部を固定して他端部をフリーに設け、前記並列水嚢胴部端部のスリット部に差し込んでそれぞれを巻きつけ可能に形成し、かつ、この外部シートの隣接部同士を橋絡して一体の眼鏡状に装着可能な連結バンドを形成し、前記直胴部同士、或いは、直胴部とコーナー部の延長連結を容易に、かつ、確実に行うことが出来るよう形成している。尚、前記サポーターは可撓性樹脂板を直接端部接合することが出来ると同時に、前記連結バンドはファスナーに代わって鳩目、又は、フック等を用いて紐で、或いは、面状接合部材等を用いて形成することも出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
従来の、集中豪雨時等の不慮の防災堰用土嚢等に替わって用いられる本発明によるウォーターフェンス1を図面を用いて説明すると、図1に示す如く、ターポリン等の補強布入り樹脂、又は、ゴムシート製の、所定長の筒状水嚢本体2が注入口3と排出口4が設けられて水注入出可能に形成され、この胴部外部の側部、又は、上部に固定差し込み式のカバー5を定間隔に複数配置し、かつ、このカバー5に台形に成型された底部カットAの鋼線6を挿通して配置して形成したことを特徴とし、水嚢本体2内部に消化栓等からの水が注入口3から注水された時、この本体2胴部断面形状の内部水圧による横方向への膨らみが定間隔に配置された鋼線6により断続的に拘束されて高さB方向にも圧が回り、断面がほぼ連続的に台形状に保持されて底部の路面7の接地面積を大きく、かつ、高さBも保持することが出来るよう形成されている。従って、安定性と止水性能を高めて濁流の水圧阻止を可能とし、かつ、使用後、排出口4から排水されて水嚢内空時は、鋼線6によって水嚢本体2の形状が断続的に保持されているため、長手方向に容易に縮小して折り畳み安く形成されている。かつ、本発明のウォーターフェンス1は水嚢本体2の胴部底部下面に弾性独立発泡材等からなる所定厚の止水マット8を組み合わせて載置し、路面の凹凸部Cを吸収、または、タイル等の目地部を封止して止水性能をより高めるように形成されている。或いは、これを取り外して設置することも出来る。又、図示していないが水嚢本体2底面に滑り止め用型模様を設けて斜面対応を講じて設置することも出来る。かつ、本体胴部片辺長手方向にヒレ9を設けて複数の鳩目穴10を設け、杭11を用いて路盤7に固定して濁流対策を講ずることも可能である。従って、本発明のウォーターフェンス1が以上の如く構成されているため、水嚢本体2底面が路面の起伏に馴染み、かつ、鋼線6の配置によって水平方向にも自在に屈折可能なため路面条件に対応し易く、防災時の短時間での緊急設置を可能としている。又、本発明のウォーターフェンス1は任意の長さに製作可能と同時に、端部に連結手段12等を鳩目穴10付きのヒレ状等に設けて紐13、或いは、ファスナー等の接合部材、又は、治具等用いて延長連結可能に形成することが出来る。かつ、前記の如く、排水されたウォーターフェンス1の胴部を鋼線6装着のまま長手方向に縮小して折り畳み、荷姿を小さくしてパレット等を用いて収納することが出来るため、収納時の作業性にも大変優れ、かつ、保管を容易にし、かつ、繰り返しの使用が可能なため効果に対する経済性に優れたものとなっている。尚、前記注入口3と排出口4は両者を兼ねることも出来る。
【0009】
又、本発明は、第2の実施態様として図7に示す如く、水嚢本体14の胴部断面形状を底辺14Aを設けた台形に初期形成し、この底辺14A中央からほぼ垂直方向に上部壁に連なる隔壁15を設けて2室16、17構造に形成し、かつ、この隔壁15下部に貫通孔18を適宜数設けて所定長の直胴部19と、コーナー部20を成型してユニット式に設け、それぞれを連結手段12を講じて延長連結可能に形成し、水嚢本体2室16、17の何れかに注入口3と排出口4を設けて水注入出可能な2室構造のウォーターフェンス21を形成することも出来る。かつ、本体胴部片辺長手方向に設けられた固定ヒレ9に複数の鳩目孔10を設け、杭11を用いて路盤に固定することが出来る。尚、前記同様水嚢本体14底面に型模様を成型することも、かつ、水嚢本体底面に止水マット8を載置することも出来る。従って、本発明のウォーターフェンス21は、2室構造で、かつ、隔壁下部の貫通孔18が通水可能に形成されているため注水時、2室間の16側の注入口3から注入された水が貫通孔18を経て17室側にも充満し、隔壁15を徐々に上方に持ち上げて水嚢本体14胴部を初期成型のほぼ台形に形成してウォーターフェンス21の接地面積と高さを充分に維持することが出来る。排水時は17室側に設けられた排水口4から16室側の水をも同時に貫通孔18を経て排水することが出来る。尚、図示していないが前記水嚢本体14胴部の断面形状を、底辺上部を半円形に、若しくは、角形に設けて内部に隔壁15を設けて2室に形成することも出来る。尚、前記注入口3、及び、排出口4は少なくともそれぞれを各室に1箇所づつ設ければ良く、コーナー部に於いても同様である。延長時の接合も前記同様連結手段12を設けて容易に連結出来る。従って、本体重量の軽量化を図って設置、及び、撤去作業を容易にすると同時に収納時の荷姿をより小さくすることが出来る。尚、図示していないがコーナー部20の成型角度はやや広角に設けることが望ましい。
【0010】
又、本発明は第3の実施態様として図9、10に示す如く、ウォーターフェンス22を、水嚢単体23の胴部断面を円筒状の所定径に設けて2連に並列配置し、かつ、この隣接する胴部を長手方向に接合Dして一体形成し、かつ、これを所定長の直胴部24、及び、成型コーナー部25として設け、かつ、それぞれの端部をスリットE入りの非接合部24A、24B、及び、25A、25Bを設け、かつ、この直胴部24延長方向の非接合部24Aと相手24B双方を直線方向の上下に交錯して、又は、同じく24Aとコーナー部の非接合部25B等を重ね合わせ28可能に形成し、これを後記連結バンド26等を用いてスリットE部に差し込みながら個々に包含して連結可能に形成し、接地力が大きくて濁流の水圧阻止力の大きい2連式直胴部24、及び、成型コーナー部25からなるウォーターフェンス22を形成可能としている。尚、図13の如く、各水嚢23端部を突き合わせ状に設けることが可能と同時に、本発明の2連配置のウォーターフェンス22上部に、更に、水嚢23を載置して加重し、より止水力を高めることが出来る。かつ、水嚢外部にプロテクター用シート27を装着して流木等から水嚢本体を保護することが出来る。なお、水注入口3と排出口4は両者を兼用することも出来ると同時に、各水嚢23それぞれに設けることも出来る。或いは、図示していないが各水嚢23に通水回路を設けて何れか一方に設けること出来る。かつ、前記同様この水嚢胴部底面に止水マット8を載置して止水効果をより高めることが出来る。尚、前記成型コーナー部25はやや広角に設けると良い。又、前記重ね合わせ部28にはマジックテープ等の滑り止め部材35を設けておくと良い。
【0011】
又、図14は、本発明の、前記並列配置のウォーターフェンス22の延長連結部用の固定用バンド26を示すもので、非接合胴部重ね合わせ部28のそれぞれを包み込んで装着脱可能なファスナー29付き等の所定巾の外部シート30の内面に可撓性硬質樹脂板31を内袋32に入れたサポーター33を、少なくともこの周方向の片端部33aを縫製、又は、熱融着等により接合して配置し、それぞれをスリット部Eに差し込みながら巻き付けてファスナー29で結合して装着し、かつ、外部シート30同士の隣接部を橋絡34して一体に設けて眼鏡状に装着可能な連結バンド26を形成し、ウォーターフェンス22の延長連結を容易に、かつ、確実な作業を可能にしている。尚、この場合、前記サポーター33に可撓性硬質板31を用いることによって水嚢の重ね合わせ部28の変形等による漏水の防止を可能にし、かつ、マジックテープ等の位置決め部材35を用い、連結作業時のズレ防止をも図っている。又、前記図13の如く各水嚢23端部を突き合わせ状に設けて連結することも可能であり、かつ、前記連結バンド固定用のファスナー29に代わって鳩目孔を設けて紐、或いは、面状接合部材等を用いることも出来る。又、前記サポーター33は内袋32を用いずに直に装着することも出来、かつ、硬質棒をすだれ状に設けて内袋32に入れることも出来る。
【発明の効果】
上記の如く構成された本発明による豪雨、濁流等の水害防備用のウォーターフェンスは、ターポリン等の防水シート製水嚢の胴部定間隔に台形に成型された多数の鋼線が配置されているため以下の如き大きな効果が期待出来る。
(1)格納庫からの搬出が容易で、かつ、小人数で展張と設置が可能である。
(2)消火栓から水を内部に注入するだけで防災堰が完成するため、従来の土嚢積み作業に比べ格段の省力と短時間設置を可能にする。。
(3)水嚢が、台形鋼線の配置によって接地面積を大に、かつ、高さが保持されるため止水性能と外部水圧に対する阻止力が極めて高い。
(4)外部鋼線の配置方法によって路盤上で湾曲、又は、コーナー部を形成出来る。
(5)収納も排水後、鋼線を装着したまま長手方向に収縮してコンパクトに畳むことが出来る。
(6)片側長手方向に鳩目付きヒレ部を設けて杭による固定も可能である。
(7)底部下面に発泡材等の止水マットを載置して路面の凹凸やタイル目地を封止して止水を確実にすることが出来る。
(8)目的と効果に対して大変経済的で、かつ、繰り返しの使用が可能である。
(9)又、鋼線を用いずに水嚢内部を隔壁を設けて2室構造として収納をよりコンパクトに、かつ、軽量化することも出来る。
(10)且つ、水嚢を2連に並列配置して水圧阻止性能を高めることも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼線装着式ウォーターフェンスの全体斜視図。
【図2】同上鋼線の正面全体図。
【図3】同上図1の胴部断面構成図。
【図4】同上ウォーターフェンスの平面部分図で連結部を併せ示す。
【図5】同上胴部端部の連結機構を示す正面図で片側断面図。
【図6】止水マットの平面図。
【図7】本発明の隔膜2室構造のウォーターフェンスの直胴部斜視部分図で、かつ、断面で内部構造を示す。
【図8】同上成型コーナー部の斜視全体図で一部断面を示す。
【図9】本発明の2連式のウォーターフェンスの直胴部斜視部分図。
【図10】同上胴部端部に非接合胴部部とスリット部が設けられた様子を示す平面図。
【図11】同上胴部端部の連結部を示す正面部分断面図。
【図12】同上成型コーナー部の斜視全体図。
【図13】同上2連並列構造のウォーターフェンスに更に単体を積み重ねた本体斜視部分図。
【図14】前記2連式ウォーターフェンス用連結バンドの一部切欠した展開斜視全体図。
【図15】同上連結バンドを用いて連結された様子を示す胴部連結部の断面図。
【符号の説明】
1;鋼線装着式ウォーターフェンス 2;鋼線装着式水嚢本体
3;水注入口 4;排出口
5;固定カバー 6;台形鋼線
7;路面又は路盤 8;止水マット
9;固定用ヒレ部 10;鳩目穴
11;杭 12;連結手段
13;紐 14;台形2室型本体
14A;同底辺 15;隔壁
16、17;隔離された2室 18;貫通孔
19:台形2室型直胴部 20;同コーナー部
21;台形2室型ウォーターフェンス 22;2連式ウォーターフェンス
23;同水嚢単体本体 24;同直胴部
24A、24B;同非接合部 25;同コーナー部
25A、25B;同非接合胴部 26;連結バンド
27;プロテクターシート− 28;胴部重なり部
29;ファスナー 30;外部シート
31;可撓性樹脂板 32;内袋
33;サポーター 33a;同固定端部
34;橋絡部 35;位置決め部材
A;鋼線のカット部 B;高さ C;路面凹凸部
D;接合部 E;スリツト部

Claims (1)

  1. 路面浸水防止用の、胴部筒状の所定長の可撓性水嚢本体内部に水注入出可能に形成された防災堰に於いて、
    該水嚢胴部外部に胴部外部の側部または上部に定間隔に複数配置される固定差込式のカバーと、
    台形に成形されて底部がカットされて前記カバーに挿通されていることで前記水嚢本体が長手方向に伸縮可能に保持される鋼材と、
    本体胴部片辺長手方向に、複数の鳩目を設けることにより杭を用いて路盤に固定することを可能とするヒレ部とを備え、
    水嚢本体の胴部底部下面に弾性独立発泡材等からなる止水マットを着脱可能に載置したウォーターフェンス。
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