JP3807977B2 - 可搬式膨張堰 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洪水等の水災害時に、堤防、下水等から溢れ出た水を堰き止める可搬式膨張堰に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、洪水時の水災害時に使用されるものとして土嚢が存在した。係る土嚢は、堤防、下水等から溢れ出た水を堰き止めるため、道路等に積み上げられて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の土嚢は、道路に積み上げるのに、大勢の人手を必要とし、しかも時間がかかり、水災害の対応が遅いという問題点があった。また、大量の土嚢が必要であるため、保管場所が少なく、又持ち運びが不便であるという問題点があった。
【0004】
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、少ない人手で簡単に持ち運びすることができると共に同じく少ない人手で迅速に組み立てることができるので、水災害の対応が迅速であり、また巻き付けたり折り畳んだりすることができるのでコンパクトになり保管が極めて便利であり、水災害の規模に応じて、互いに連結し合い長さを調節することができる、従来にない可搬式膨張堰を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る可搬式膨張堰は、上記目的を達成するため、下記の手段を有する。
(イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
(ロ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方には、空気抜き手段が設けられていること。
(ハ)第1の連結体は、円筒状に形成され、周面部に注水部又は注・排水部が設けられていること。
(ニ)第2の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に排水部又は注・排水部が設けられていること。
【0006】
請求項2記載の発明に係る可搬式膨張堰は、上記目的を達成するため、下記の手段を有する。
(イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
(ロ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方には、空気抜き手段が設けられていること。
(ハ)第1の連結体は、円筒状に形成され、周面部に注水部又は注・排水部が設けられていること。
(ニ)第2の連結体は、円筒状に形成され、周面部に排水部又は注・排水部が設けられていること。
【0007】
請求項3記載の発明に係る可搬式膨張堰は、上記目的を達成するため、上記第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方の周面部に空気抜き手段が設けられている。
【0008】
請求項4記載の発明に係る可搬式膨張堰は、上記目的を達成するため、下記の手段を有する。
(イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
(ロ)第1の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に注水部又は注・排水部が設けられていること。
(ハ)第2の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に排水部又は注・排水部が設けられていること。
(ニ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方の周面部に空気抜き手段が設けられていること。
【0009】
請求項5記載の発明に係る可搬式膨張堰は、上記目的を達成するため、上記手段に加え、下記の手段を有する。
(イ)第1の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられた突起部と、突起部の先端に設けられた係合板と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の一方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
(ロ)第2の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられ、第1の連結体の係合板の両側縁を係合する係合溝部と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の他方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
【0010】
請求項6記載の発明に係る可搬式膨張堰は、上記目的を達成するため、下記の手段を有する。
(イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
(ロ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方には、空気抜き手段が設けられていること。
(ハ)第1の連結体には、注水部又は注・排水部が設けられていること。
(ニ)第2の連結体には、排水部又は注・排水部が設けられていること。
(ホ)第1の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられた突起部と、突起部の先端に設けられた係合板と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の一方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
(ヘ)第2の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられ、第1の連結体の係合板の両側縁を係合する係合溝部と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の他方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
【0011】
請求項7記載の発明に係る可搬式膨張堰は、上記目的を達成するため、下記の手段を有する。
(イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
(ロ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方には、空気抜き手段が設けられていること。
(ハ)第1の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に注水部又は注・排水部が設けられていること。
(ニ)第2の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に排水部又は注・排水部が設けられていること。
(ホ)第1の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられた突起部と、突起部の先端に設けられた係合板と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の一方端を水密に取り付ける筒部とからなること
(ヘ)第2の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられ、第1の連結体の係合板の両側縁を係合する係合溝部と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の他方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
請求項8記載の発明に係る可搬式膨張堰は、上記目的を達成するため、係合板及び係合溝部間の幅が下方に向かって狭くなるように形成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本願発明に係る可搬式膨張堰の実施の形態を図1乃至図13に基づいて説明する。図1は、本願発明の一つの実施の形態を示す可搬式膨張堰の全体斜視図である。図2は、第1の連結体の斜視図である。図3は、図2の側面断面図である。図4は、第2の連結体の斜視図である。図5は、図4の側面断面図である。図6は、本願発明に係る可搬式膨張堰の連結状態を示す斜視図である。図7は、本願発明に係る可搬式膨張堰の使用状態を示す斜視図である。図8は、図7の正面図である。図9は、本願発明に係る可搬式膨張堰の保管状態を示す正面図である。
【0013】
図10は、本願発明の他の実施の形態を示す可搬式膨張堰の第1の連結体の斜視図である。図11は、図10の側面断面図である。図12は、本願発明の他の実施の形態を示す可搬式膨張堰の第2の連結体の斜視図である。図13は、図12の側面断面図である。
【0014】
請求項1記載の可搬式膨張堰1は堰本体2を有する。堰本体2は、水密性を備え、可撓性筒体3と、可撓性筒体3の一方端3aに設けられた第1の連結体10と、可撓性筒体3の他方端3bに設けられた、第1の連結体10に連結される第2の連結体30とからなる。第1の連結体10又は第2の連結体30の少なくとも一方には、空気抜き手段26が設けられている。第1の連結体10には、注水部20又は注・排水部が設けられている。第2の連結体30には、排水部49又は注・排水部が設けられている。
【0015】
請求項2記載の可搬式膨張堰1は、上記第1の連結体10は、円筒状に形成され、軸心部に注水部20又は注・排水部が設けられている。また、上記第2の連結体30は、円筒状に形成され、軸心部に排水部49又は注・排水部が設けられている。
【0016】
請求項3記載の可搬式膨張堰51は、上記第1の連結体60は、円筒状に形成され、周面部60aに注水部又は注・排水部73が設けられている。また、上記第2の連結体90は、円筒状に形成され、軸心部に排水部103又は注・排水部が設けられている。
【0017】
請求項4記載の可搬式膨張堰51は、上記第1の連結体60は、円筒状に形成され、周面部60aに注水部又は注・排水部73が設けられている。また、上記第2の連結体90は、円筒状に形成され、周面部に排水部又は注・排水部が設けられている。
【0018】
請求項5記載の可搬式膨張堰51は、上記第1の連結体60又は第2の連結体90の少なくとも一方の周面部60a,90aに空気抜き手段81,110が設けられている。
【0019】
請求項6記載の可搬式膨張堰1は、上記第1の連結体10は、円形の基部11と、基部11の一方に設けられた突起部12と、突起部12の先端に設けられた係合板13と、基部11の他方に設けられ、可撓性筒体3の一方端3aを水密に取り付ける筒部15とからなる。また上記第2の連結体30は、円形の基部31と、基部31の一方に設けられ、第1の連結体10の係合板13の両側縁13a,13bを係合する係合溝部33a,33bと、基部31の他方に設けられ、可撓性筒体3の他方端3bを水密に取り付ける筒部35とからなる。
【0020】
請求項7記載の可搬式膨張堰1は、上記係合板13及び係合溝部33a,33b間の幅が下方に向かって狭くなるように形成されている。
【0021】
さらに可搬式膨張堰の第1の実施の形態について詳細に説明する。可搬式膨張堰1は、堰本体2を有する。堰本体2は、図1に示すように、水密性を備え、可撓性筒体3と、可撓性筒体3の一方端3aに設けられた第1の連結体10と、可撓性筒体3の他方端3bに設けられた、第1の連結体10に連結される第2の連結体30とからなる。可撓性筒体3は、可撓性素材によって筒状に形成されている。可撓性素材は、水密性を保てれば良く、特に限定されるものではないが、本実施の形態では、外層がポリエステル、内層がウレタンの2層構造となっている。
【0022】
第1の連結体10は、図2,3に示すように、硬質合成樹脂によって円筒状に形成され、円形の基部11と、基部11の一方の面11aに設けられた突起部12と、突起部12の先端に設けられた係合板13と、基部11の他方の面11bに設けられ、可撓性筒体3の一方端3aを水密に取り付ける筒部15とからなる。この筒部15は、可撓性筒体3の一方端3aに差し込まれ、公知の緊締金具18により可撓性筒体3の一方端3aに水密に取り付けられる。第1の連結体10は、複数の部品の接着によって形成されても良い。
【0023】
第1の連結体10の基部11と突起部12の軸心部には、公知の逆止弁部材16を収納する収納室21が形成され、さらに逆止弁部材16の前部に注水孔19が形成されている。注水孔19には、消防用ホース28の先端29を着脱自在にロックするロック部材17が弾性部材により突出方向に付勢されて出没自在に取り付けられている。第1の連結体10の前面10aには、軸心を中心とした、注水孔19と連通する注水口22が形成されている。なお、注水孔19と注水口22によって、注水部20が形成される。
【0024】
第1の連結体10の周面部10b、即ち第1の連結体10の突起部12の上部には、略矩形状の凹部23が形成され、基部11に凹部23内と筒部15内を連通する透孔25が形成されている。この透孔25には、凹部23からねじ込まれる公知のエアーバルブ26が設けられている。このエアーバルブ26が空気抜き手段である。係合板13は、左右側縁13a、13b間の幅が上部から下部に向かって狭くなるようになっている。
【0025】
第2の連結体30は、図4,5に示すように、硬質合成樹脂によって円筒状に形成され、円形の基部31と、基部31の一方の面31aに設けられ、第1の連結体10の係合板13の左右両側縁13a、13bを係合する係合溝部33a、33bと、基部31の他方の面31aに設けられ、可撓性筒体3の他方端3bを水密に取り付ける筒部35とからなる。この筒部35は、可撓性筒体3の他方端3bに差し込まれ、公知の緊締金具18,18により可撓性筒体3の他方端3bに水密に取り付けられる。第2の連結体30は、複数の部品の接着によって形成されても良い。
【0026】
第2の連結体30の基部31の他方の面31bには、ボス36が突設されている。このボス36と基部31の軸心部には、排水孔38が形成され、排水孔38に雌ねじ部37が形成され、一方の面31aに形成された排水口40から雌ねじ部37に栓39がねじ込まれている。なお、排水孔38と排水口40によって排水部49が形成される。
【0027】
基部31の一方の面31aの左右両側には、アーム部41,42が形成され、アーム部41,42の内側には、係合溝部33a、33bが形成されている。係合溝部33a、33b間の幅は、上部から下部に向かって狭くなるようになっている。可撓性筒体3、第1の連結体10、第2の連結体30の下部には、ウレタン、合成ゴム等の弾性板43が接着材により貼設されている。
【0028】
可搬式膨張堰1は、上記構成を有し、以下のように使用することができる。可搬式膨張堰1は、可撓性筒体3を図示しないリールに巻き付けたり、図9に示すように折り畳み、第1の連結体10及び第2の連結体30を折り畳んだ可撓性筒体3の上に載せ、紐、ベルト等の締結部材45により締結することによって、折り畳んだ状態が保持され、コンパクトに保管、収納される。なお、可搬式膨張堰1は、この折り畳んだ状態で積み重ねることができる。
【0029】
使用する際は、可搬式膨張堰1を3つ一組にして使用する。水災害のある場所に上記した折り畳んだ状態で運んでいき、締結部材45を外し、第1の連結体10を引っ張ることにより、可搬式膨張堰1を真っ直ぐに伸ばすことができる。まず2つの可搬式膨張堰1を平行に並べ、その下に面ファスナー付きベルト46・・を敷く。
【0030】
消防ホース28の先端29を第1の連結体10の注水口22に差し込むと、逆止弁部材16を押して弁部材16aが開き、ロック部材17によって消防ホース28の先端29がロックされる。空気抜き手段であるエアーバルブ26を開いた状態で、図示しないエンジンポンプにより、消防ホース28の先端29から注水する。可撓性筒体3は、膨張していき、水が上部に設けられたエアーバルブ26から出るようになったら、エンジンポンプを停止し、エアーバルブ26を閉じる。
【0031】
消防ホース28のロック解除手段28aにより、ロック部材17のロックを解除し、消防ホース28の先端29を第1の連結体10の注水口22から引き抜くと、逆止弁部材16の弁部材16aが閉じ、可撓性筒体3内に水が充填された状態が保持される。水を充填した2つの可搬式膨張堰1の上に、注水されていない可搬式膨張堰1を載せ、上記と同様に注水して水を充填する。
【0032】
図7に示すように、水を充填した3つの可搬式膨張堰1に面ファスナー付きベルト・・46を巻き付け、両端の面ファスナー47・・を接続させて固定する。このようにして、水災害のある場所に迅速に運んでいき、簡単に組み立てることができ、図8に示すように、水48を堰き止めることができる。可搬式膨張堰1の下部には、弾性板43が設けられているので、地面に小石や凹み等の凹凸があっても、そこから水が漏れることはない。
【0033】
使用後は、面ファスナー付きベルト46を外し、栓39を雌ねじ部37から外すと、排水部49から可撓性筒体3に充填された水が排水される。可撓性筒体3は、縮み、図9に示すように、元の状態に折り畳んで、保管場所にコンパクトに収納することができる。
【0034】
なお、可搬式膨張堰1の長さが足りない場合には、図6に示すように、第1の連結体10の係合板13の左右両側縁13a、13bを、別の可搬式膨張堰1の第2の連結体30の係合溝部33a、33bに係合することによって、別の可搬式膨張堰1を連結することができる。
【0035】
係合板13は、これの左右側縁13a、13b間の幅と係合溝部33a、33b間の幅が上部から下部に向かって狭くなるようになっているので、あたかも楔の如く係合溝部33a,33bに差し込まれて係合し、充填された水の重さも加わって、外れ難くなる。なお、水を充填後に連結することは負担が大きいので、水を充填する前に連結することが望ましい。また、可搬式膨張堰1を連結した場合は、図7,8の下2列と上1列の連結体10、30同士が重ならない(接触しない)ようにずらしておくことが望ましい。
【0036】
さらに可搬式膨張堰51の第2の実施の形態について詳細に説明する。なお、可搬式膨張堰1と異なるのは連結体なので、連結体について説明する。第1の連結体60は、図10,11に示すように、硬質合成樹脂によって円筒状に形成され、円形の基部61と、基部61の一方の面61aに設けられた突起部62と、突起部62の先端に設けられた係合板63と、基部61の他方の面61bに設けられ、可撓性筒体3の一方端3aを水密に取り付ける筒部65とからなる。この筒部65は、可撓性筒体3の一方端3aに差し込まれ、公知の緊締金具18により可撓性筒体3の一方端3aに水密に取り付けられる。第1の連結体60は、複数の部品の接着によって形成されても良い。
【0037】
基部61は、円形の側壁66と、側壁66の周囲に設けられた周壁67と、周壁67の先端に設けられた台部69とからなり、台部69の先端に突起部62が設けられている。基部61、即ち側壁66と台部69の軸心部には、取付穴66a,69aが形成され、この取付穴66a,69aに公知のバルブ70が設けられている。基部61の周壁67には、開口71が形成され、この開口71からバルブハンドル72を差し込んで、バルブ70を開閉できるようにしている。
【0038】
第1の連結体60の周面部60a、即ち台部69と突起部62の上部には、注・排水口75が形成されており、この注・排水口75と前記取付穴69aを連通する略直角の注・排水路76が形成されている。注・排水口75近傍の注・排水路76には、消防用ホース28の差込み式結合金具77が取り付けられている。この注・排水口75と注・排水路76によって注・排水部73が形成される。
【0039】
第1の連結体60の周面部60a、即ち第1の連結体60の基部61の上部には、略矩形状の凹部78が形成され、側壁66に凹部78内と筒部65内を連通する透孔79が形成されている。この透孔79には、パイプ80が設けられ、パイプ80の先端に、凹部78から螺着される公知のエアーバルブ81が設けられている。このエアーバルブ81は、空気抜き手段である。係合板63は、左右側縁63a、63b間の幅が上部から下部に向かって狭くなるようになっている。
【0040】
基部61の他方の面61bには、側壁66の取付穴66aと連通する円筒83が取り付けられている。85,85は、補強円盤であって、中心に円筒83を通す大穴86が形成され、上部にパイプ80を通す小穴87が形成されている。
【0041】
第2の連結体90は、図12,13に示すように、硬質合成樹脂によって円筒状に形成され、円形の基部91と、基部91の一方の面91aに設けられ、第1の連結体60の係合板63の左右両側縁63a,63bを係合する係合溝部93a,93bと、基部91の他方の面91bに設けられ、可撓性筒体3の他方端3bを水密に取り付ける筒部95とからなる。この筒部95は、可撓性筒体3の他方端3bに差し込まれ、公知の緊締金具18により可撓性筒体3の他方端3bに水密に取り付けられる。第2の連結体90は、複数の部品の接着によって形成されても良い。
【0042】
基部91は、円形の側壁96と、側壁96の周囲に設けられた周壁97と、周壁97の先端に設けられた台部99とからなり、台部99の先端面の左右両側にアーム部材100,101が形成され、このアーム部材100,101の内側に係合溝部93a,93bが形成されている。係合溝部93a、93b間の幅は、上部から下部に向かって狭くなるようになっている。
【0043】
基部91、即ち側壁96と台部99の軸心部には、取付穴96a,99aが形成され、この取付穴96a,99aに公知のバルブ70が設けられている。基部91の周壁97には、開口102が形成され、この開口102からバルブハンドル72を差し込んで、バルブ70を開閉できるようにしている。第2の連結体90の軸心部、即ち台部99の軸心部には、台部99の取付穴99aと連通する排水孔105が形成されている。排水孔105は、台部99の先端面に形成された排水口104と連通している。排水孔105と排水口104によって排水部103が形成される。
【0044】
第2の連結体90の周面部90a、即ち第2の連結体90の基部91の上部には、略矩形状の凹部106が形成され、側壁96に凹部106内と筒部95内を連通する透孔107が形成されている。この透孔107には、パイプ109が設けられ、パイプ109の先端に、凹部106から螺着される公知のエアーバルブ110が設けられている。このエアーバルブ110は、空気抜き手段である。基部91の他方の面91bには、側壁96の取付穴96aと連通する円筒111が取り付けられている。112,112は、補強円盤であって、中心に円筒111を通す大穴113が形成され、上部にパイプ109を通す小穴115が形成されている。
【0045】
可搬式膨張堰51は、上記構成を有し、可搬式膨張堰1と同様に折り畳んで、コンパクトに保管、収納することができる。消防ホース28の先端29を第1の連結体60の周面部60aに形成された注・排水口75に差し込むと、結合金具77のロック部材77aによって消防ホース28の先端29がロックされる。
【0046】
バルブハンドル72を第1の連結体60の開口71から差し込んでバルブ70を開き、第1の連結体60と第2の連結体90のエアーバルブ81,110を開いた状態で、図示しないエンジンポンプにより、消防ホース28の先端29から注水する。可撓性筒体3は、膨張していき、水が上部に設けられたエアーバルブ81,110から出るようになったら、エンジンポンプを停止し、バルブ70及びエアーバルブ81,110を閉じると、可撓性筒体3内に水が充填された状態で保持される。
【0047】
消防ホース28のロック解除手段28aにより、結合金具77のロック部材77aのロックを解除し、消防ホース28の先端29を第1の連結体60の注・排水口75から引き抜く。このようにして、可搬式膨張堰51内に水を充填することができる。バルブハンドル72を第1の連結体60及び第2の連結体90の開口71、102から差し込んでバルブ70、70を開くと、注・排水部73及排水部103から可撓性筒体3に充填された水が同時に排水される。
【0048】
なお、可搬式膨張堰51の長さが足りない場合には、図6に示すように、第1の連結体60の係合板63の左右両側縁63a、63bを、別の可搬式膨張堰51の第2の連結体90の係合溝部93a、93bに係合することによって、別の可搬式膨張堰51を連結することができる。可搬式膨張堰51は、第1の連結体60の周面部60aに注・排水口75が形成されているので、連結した状態で注水することができる。
【0049】
【実施例】
可撓性筒体3の外径は、約25cmであり、図8のように積み上げると、高さが約47cm、幅が約51cmの防水堰となる。また可搬式膨張堰1,51全体の長さは、25m、30m、40m程度あり、これらを連結して100m程度にして使用され、総重量が約14トンとなる。このように、可搬式膨張堰1,51を連結して100m程度の長さにし、図8のように積み上げて、防水堰を構築する場合、約4人が約1時間程度で構築することができる。なお、100m程度の防水堰を土嚢で構築する場合、約50人で約8時間かかっていた。
【0050】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本願発明に係る可搬式膨張堰は、可撓性筒体を巻き付けたり折り畳むことができるので、コンパクトにすることができ、そのため収納及び保管が極めて便利であり、持ち運びを少ない人手で行うことができるという効果がある。しかも注水して膨張させるだけで組み立てることができるので、作業時間が少なくてすみ水災害に迅速に対応することができ、排水して折り畳むだけで簡単に片付けることができるので、極めて便利であるという効果がある。また、第1の連結体を第2の連結体に連結するだけで、長さを調節することができるので、水災害の規模に速やかに対応することができるという効果がある。
【0051】
本願発明に係る可搬式膨張堰は、上記効果に加え、第1の連結体の周面部に注水部又は注・排水部が設けられているので、可搬式膨張堰同士を連結した状態で、注水することができるという効果がある。
【0052】
本願発明に係る可搬式膨張堰は、上記効果に加え、第1の連結体の係合板を、第2の連結体の係合溝部に係合するだけで、簡単に複数の可搬式膨張堰同士を連結することができるという効果がある。
【0053】
本願発明に係る可搬式膨張堰は、上記効果に加え、係合板及び係合溝部間の幅が下方に向かって狭くなるように形成されているので、第1の連結体の係合板を、第2の連結体の係合溝部に楔の如く、固く係合することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一つの実施の形態を示す可搬式膨張堰の全体斜視図である。
【図2】第1の連結体の斜視図である。
【図3】図2の側面断面図である。
【図4】第2の連結体の斜視図である。
【図5】図4の側面断面図である。
【図6】本願発明に係る可搬式膨張堰の連結状態を示す斜視図である。
【図7】本願発明に係る可搬式膨張堰の使用状態を示す斜視図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】本願発明に係る可搬式膨張堰の保管状態を示す正面図である。
【図10】本願発明の他の実施の形態を示す可搬式膨張堰の第1の連結体の斜視図である。
【図11】図10の側面断面図である。
【図12】本願発明の他の実施の形態を示す可搬式膨張堰の第2の連結体の斜視図である。
【図13】図12の側面断面図である。
【符号の説明】
1 可搬式膨張堰
2 堰本体
3 可撓性筒体
3a 一方端
3b 他方端
10 第1の連結体
10a 前面
10b 周面部
11 基部
11a 一方の面
11b 他方の面
12 突起部
13 係合板
13a 側縁
13b 側縁
15 筒部
16 逆止弁部材
16a 弁部材
17 ロック部材
18 緊締金具
19 注水孔
20 注水部
22 注水口
23 凹部
25 透孔
26 エアーバルブ(空気抜き手段)
28 消防用ホース
28a ロック解除手段
29 先端
30 第2の連結体
31 基部
31a 一方の面
31b 他方の面
33a 係合溝部
33b 係合溝部
35 筒部
36 ボス
37 雌ねじ部
38 排水孔
40 排水口
39 栓
41 アーム部材
42 アーム部材
43 弾性板
45 締結部材
46 ベルト
47 面ファスナー
48 水
49 排水部
51 可搬式膨張堰
60 第1の連結体
60a 周面部
61 基部
61a 一方の面
61b 他方の面
62 突起部
63 係合板
63a 側縁
63b 側縁
65 筒部
66 側壁
66a 取付穴
67 周壁
69 台部
69a 取付穴
70 バルブ
71 開口
72 バルブハンドル
73 注・排水部
75 注・排水口
76 注・排水路
77 結合金具
77a ロック部材
78 凹部
79 透孔
80 パイプ
81 エアーバルブ(空気抜き手段)
83 円筒
85 補強円盤
86 大穴
87 小穴
90 第2の連結体
90a 周面部
91 基部
91a 一方の面
91b 他方の面
93a 係合溝部
93b 係合溝部
95 筒部
96 側壁
96a 取付穴
97 周壁
99 台部
99a 取付穴
100 アーム部材
101 アーム部材
102 開口
103 排水部
104 排水口
105 排水孔
106 凹部
107 透孔
109 パイプ
110 エアーバルブ(空気抜き手段)
111 円筒
112 補強円盤
113 大穴
115 小穴

Claims (8)

  1. 下記の要件を備えたことを特徴とする可搬式膨張堰。
    (イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
    (ロ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方には、空気抜き手段が設けられていること。
    (ハ)第1の連結体は、円筒状に形成され、周面部に注水部又は注・排水部が設けられていること。
    (ニ)第2の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に排水部又は注・排水部が設けられていること。
  2. 下記の要件を備えたことを特徴とする可搬式膨張堰。
    (イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
    (ロ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方には、空気抜き手段が設けられていること。
    (ハ)第1の連結体は、円筒状に形成され、周面部に注水部又は注・排水部が設けられていること。
    (ニ)第2の連結体は、円筒状に形成され、周面部に排水部又は注・排水部が設けられていること。
  3. 第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方の周面部に空気抜き手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は記載の可搬式膨張堰。
  4. 下記の要件を備えたことを特徴とする可搬式膨張堰。
    (イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
    (ロ)第1の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に注水部又は注・排水部が設けられていること。
    (ハ)第2の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に排水部又は注・排水部が設けられていること。
    (ニ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方の周面部に空気抜き手段が設けられていること。
  5. 下記の要件を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の可搬式膨張堰。
    (イ)第1の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられた突起部と、突起部の先端に設けられた係合板と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の一方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
    (ロ)第2の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられ、第1の連結体の係合板の両側縁を係合する係合溝部と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の他方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
  6. 下記の要件を備えたことを特徴とする可搬式膨張堰。
    (イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
    (ロ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方には、空気抜き手段が設けられていること。
    (ハ)第1の連結体には、注水部又は注・排水部が設けられていること。
    (ニ)第2の連結体には、排水部又は注・排水部が設けられていること。
    (ホ)第1の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられた突起部と、突起部の先端 に設けられた係合板と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の一方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
    (ヘ)第2の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられ、第1の連結体の係合板の両側縁を係合する係合溝部と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の他方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
  7. 下記の要件を備えたことを特徴とする可搬式膨張堰。
    (イ)堰本体は、水密性を備え、可撓性筒体と、可撓性筒体の一方端に設けられた第1の連結体と、可撓性筒体の他方端に設けられた、第1の連結体に連結される第2の連結体とからなること。
    (ロ)第1の連結体又は第2の連結体の少なくとも一方には、空気抜き手段が設けられていること。
    (ハ)第1の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に注水部又は注・排水部が設けられていること。
    (ニ)第2の連結体は、円筒状に形成され、軸心部に排水部又は注・排水部が設けられていること。
    (ホ)第1の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられた突起部と、突起部の先端に設けられた係合板と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の一方端を水密に取り付ける筒部とからなること
    (ヘ)第2の連結体は、円形の基部と、基部の一方に設けられ、第1の連結体の係合板の両側縁を係合する係合溝部と、基部の他方に設けられ、可撓性筒体の他方端を水密に取り付ける筒部とからなること。
  8. 係合板及び係合溝部間の幅が下方に向かって狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項5,6又は7記載の可搬式膨張堰。
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