JP4057470B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に関し、具体的には、シリコンカーバイド基板に形成された半導体素子を有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シリコンカーバイド(SiC)基板にMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などの半導体素子を形成した従来の半導体装置は、例えばS. Ryu et al., "Large-Area (3.3mm×3.3mm) Power MOSFETs in 4H-SiC", Materials Science Forum, volumes 389-393, pp.1195-1198に開示されている。
【0003】
この文献によれば、MOSFETのゲート絶縁層となる酸化膜がシリコンカーバイド基板と接している。このような酸化膜は、シリコンカーバイド基板を酸化雰囲気中で加熱すること、いわゆる熱酸化を行うことにより、シリコンカーバイド基板の表面に形成されていた。
【0004】
【非特許文献1】
S. Ryu et al., "Large-Area (3.3mm×3.3mm) Power MOSFETs in 4H-SiC", Materials Science Forum, volumes 389-393, pp.1195-1198
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
シリコンカーバイド基板を有する半導体装置において、構成要素の絶縁膜あるいは保護膜に用いる材料としては、絶縁特性および信頼性の点から酸化物が非常に優れている。しかしながら、シリコンカーバイド基板表面に熱酸化によって酸化膜を形成した場合、シリコンカーバイド基板と酸化膜との界面において、シリコンカーバイドのバンドギャップ内にエネルギー準位をもつ電荷捕獲中心が高密度で形成される。例えば、酸素雰囲気中で熱酸化を行った4H型シリコンカーバイドでは、シリコンカーバイドと酸化膜との界面において、アクセプタ型の電荷捕獲中心が、1×1011〜1×1013個/cm2/eV台の高密度で存在する。
【0006】
このような高密度の電荷捕獲中心をもつ界面を用いて、例えば、MOSFETを作製した場合、電子は電荷捕獲中心に捕らえられ、チャネル内を動き得るキャリア電子が蓄積されない。このため、熱酸化による酸化膜をゲート絶縁層として有し、かつシリコンカーバイド基板に形成されたMOSFETでは、ON動作時に導電性の小さいものしか得ることができない。
【0007】
また、熱酸化を用いずに、化学的気相堆積法(CVD法)などにより、シリコンカーバイド表面に酸化膜を形成する方法も考えられる。しかし、この方法においても、酸化膜の成膜時にシリコンカーバイド表面が高温で酸化雰囲気に曝される。このため、熱酸化と程度の違いはあるものの、シリコンカーバイド自身が酸化され、熱酸化と同様にシリコンカーバイドと酸化膜との界面に電荷捕獲中心が形成され、MOS構造をもったデバイスの特性を低下させる問題があった。
【0008】
それゆえ、本発明の目的は、電荷捕獲中心となる電荷捕獲準位の密度を低くすることにより良好な特性を有する半導体装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置は、シリコンカーバイド基板と、酸化膜と、酸化防止層とを備えている。シリコンカーバイド基板には半導体素子が形成されている。酸化膜はシリコンカーバイド基板の表面上に形成されている。酸化防止層は、シリコンカーバイド基板と酸化膜との間に形成されており、かつシリコンおよび炭素の少なくともいずれかを含む第1の要素と、窒素、フッ素、硫黄およびセレンよりなる群から選ばれる1種以上を含む第2の要素との化合物(Si3N4を除く)を有し、かつシリコンカーバイド基板の酸化を防止するためのものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本願発明者らは、鋭意検討した結果、シリコンカーバイド基板と酸化膜との間に、シリコンカーバイド基板の酸化を防止するための酸化防止層を形成することにより、電荷捕獲準位の密度を低くでき、半導体装置の特性を良好にできることを見出した。また、本願発明者らは、その酸化防止層の材質として、シリコン(Si)および炭素(C)の少なくともいずれかを含む第1の要素と、窒素(N)、フッ素(F)、硫黄(S)およびセレン(Se)よりなる群から選ばれる1種以上を含む第2の要素との化合物を用いることが好適であることを見出した。以下、本願発明者らがこのような知見を得るに至った経緯について説明する。
【0011】
シリコンカーバイドに対する熱酸化は、ドライ酸素雰囲気下での酸化、水蒸気と酸素との混合ガス雰囲気下での酸化、一酸化窒素(NO)ガス雰囲気下での酸化など、多くの方法により試みられている。その結果、エネルギー分布などに若干の相違はあるものの、シリコンカーバイドと酸化膜との界面の電荷捕獲中心の密度は、いずれの方法で得られたものについても高密度になることが明らかとなっている。このことは、電荷捕獲中心の生成が、シリコンカーバイドを直接的に熱酸化した場合の本質的機構から生じる避けられない結果であることを示している。
【0012】
そこで、シリコンカーバイド表面に酸化防止層を設け、その上に化学的気相堆積法などにより酸化膜を形成することにより、シリコンカーバイド自身の酸化を防ぎ、界面における電荷捕獲中心の密度を低減することを本願発明者らは考えた。
【0013】
この酸化防止層の特性としては、(1)シリコンカーバイドと強く結合すること、(2)シリコンカーバイドのバンドギャップ内にエネルギー準位を作らないことが必要である。
【0014】
そこで本願発明者らは、まず(1)の要求として、シリコンと炭素との結合エネルギー451.5kJ/molを基準に、シリコンと炭素との両者に対してこの値よりも大きな結合エネルギーをもつ元素を探した。その結果、以下の表1に示す窒素、フッ素、硫黄、セレン、白金(Pt)、イリジウム(Ir)が見つかった。
【0015】
【表1】
【0016】
さらに本願発明者らは、(2)の要求をみたす元素を探すために、表1に示したこれらの元素に対し、シリコンおよび炭素のそれぞれとの間の、sp3混成軌道による結合エネルギー準位と反結合エネルギー準位とを、LCAO(Linear Combination of Atomic Orbital)による以下の計算式により推定してみた。
【0017】
【数1】
【0018】
【数2】
【0019】
上式における、xはシリコンまたは炭素であり、yは窒素、フッ素、硫黄、セレン、白金またはイリジウムである。また、Eh,x、Eh,yは元素x、yのそれぞれのsp3混成軌道エネルギー準位、mは電子質量、dは原子間距離、hはプランク定数を2πで割った定数、Ea、Ebはそれぞれ反結合、結合エネルギー準位である。上式における推定結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】
表2の結果より、デバイスに適したシリコンカーバイドのポリタイプである6H型および4H型に対して、窒素、フッ素、硫黄、セレンについて、シリコンおよび炭素のそれぞれとの結合により生じるエネルギー準位がバンドギャップの外側に位置すること、つまりバンドギャップ内に電荷捕獲中心を形成しないことが明らかとなった。
【0022】
以上の検討により、本発明における酸化防止層の材質として、シリコンおよび炭素の少なくともいずれかを含む第1の要素と、窒素、フッ素、硫黄およびセレンよりなる群から選ばれる1種以上を含む第2の要素との化合物を用いることが好適であることが分かった。
【0023】
なお、上記における4H型または6H型のシリコンカーバイドとは、存在するシリコンカーバイドの多数の結晶系の中でも六方晶系のものであり、4H型と6H型とについては双方の結晶系は同じであるが結晶周期が異なっている。
【0024】
以下、上記知見に基づく本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図1を参照して、本実施の形態における半導体装置は、シリコンカーバイド基板に形成された、DIMOS(Double Implanted Metal Oxide Semiconductor)と呼ばれる縦型MOSFET(半導体素子)を有している。
【0025】
シリコンカーバイド基板は、n型シリコンカーバイド基板1上にn型シリコンカーバイド層2を積層させることにより構成されている。このn型シリコンカーバイド層2の表面にはp型シリコンカーバイド領域3が形成されており、このp型シリコンカーバイド領域3内の表面にはn型シリコンカーバイド領域4が形成されている。
【0026】
n型シリコンカーバイド層2とn型シリコンカーバイド領域4とに挟まれるp型シリコンカーバイド領域3にゲート絶縁層5、6を介して対向するようにゲート電極7が形成されている。また、n型シリコンカーバイド領域4とp型シリコンカーバイド領域3との双方に電気的に接続するようにソース電極8が形成されており、n型シリコンカーバイド基板1に電気的に接続するようにドレイン電極9が形成されている。
【0027】
本実施の形態においては、ゲート絶縁層5、6が、酸化防止層5と酸化膜6との積層構造よりなっている。この酸化防止層5はシリコンカーバイド2、3、4と酸化膜6との間に形成されており、かつシリコンカーバイド2、3、4(特にp型シリコンカーバイド領域3の表面)が酸化することを防止するためのものである。
【0028】
この酸化防止層5の材質は、シリコンおよび炭素の少なくともいずれかを含む第1の要素と、窒素、フッ素、硫黄およびセレンよりなる群から選ばれる1種以上を含む第2の要素との化合物を有する。具体的には、酸化防止層5の材質としては、たとえばSixN1-x、CxN1-x、SixCyN1-x-y、SixCyS1-x-y、SixCyF1-x-y、SixCySe1-x-yあるいはこれらの混合物などがある。
【0029】
また、酸化膜6の材質としては、たとえばAl2O3、CeO2、GeO2、HfO2、IrO2、SiO2、RuO2、ZrO2、強誘電性酸化物、あるいはこれらの混合物などがある。
【0030】
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について説明する。
図2〜図4は、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。まず図2を参照して、n型シリコンカーバイド基板1の上にn型シリコンカーバイド層2がたとえばエピタキシャル成長により形成される。これにより、n型シリコンカーバイド基板1上にn型シリコンカーバイド層2が積層された構成のシリコンカーバイド基板1、2が形成される。このn型シリコンカーバイド層2の表面に、p型シリコンカーバイド領域3およびn型シリコンカーバイド領域4が形成される。
【0031】
図3を参照して、n型シリコンカーバイド基板1、2のp型シリコンカーバイド領域3が形成されている面上に、酸化防止層5が形成される。この酸化防止層5は、たとえば窒素、フッ素、硫黄およびセレンの一つあるいは複数の元素を含む雰囲気中でシリコンカーバイド基板1、2を加熱することにより形成される。あるいは、たとえば化学的気相堆積法を用いて、シリコンおよび炭素の少なくともいずれかを含む第1の要素と、窒素、フッ素、硫黄およびセレンよりなる群から選ばれる1種以上を含む第2の要素とを含む化合物を堆積させることにより形成される。また、たとえばスパッタリング法により、シリコンおよび炭素の少なくともいずれかを含む第1の要素と、窒素、フッ素、硫黄およびセレンよりなる群から選ばれる1種以上を含む第2の要素とを含む化合物を堆積させることにより形成される。
【0032】
図4を参照して、酸化防止層5の表面に酸化膜6が形成される。この酸化膜6は、たとえば化学的気相堆積法により形成される。あるいは、たとえば酸素を含まず、シリコンを含む層を堆積させ、熱酸化を行うことにより、シリコンを含む層を酸化物に変えることにより酸化膜6は形成される。この後、酸化防止層5と酸化膜6とをエッチングし、ゲート電極7、ソース電極8およびドレイン電極9が形成されて、図1に示す本実施の形態における縦型MOSFETを有する半導体装置が形成される。
【0033】
本実施の形態によれば、シリコンカーバイド2、3、4と酸化膜6との間に、シリコンカーバイド2、3、4の酸化を防止するための酸化防止層5が形成されている。このため、シリコンカーバイド2、3、4の酸化に起因する電荷捕獲中心が、シリコンカーバイド2、3、4とゲート絶縁層5、6との界面に形成されることはない。よって、シリコンカーバイドのエネルギーギャップ内における、電荷捕獲準位の密度の低い界面を得ることができる。したがって、MOSFETの動作時に形成されるチャネル部の電子は電荷捕獲中心に捕らえられることなく自由に動くことができるので、MOSFETの相互コンダクタンスを大きくすることができ、電気伝導特性を大幅に改善することができる。
【0034】
また、界面の電荷捕獲中心に捕獲された電子は、特にそのエネルギー位置が深い場合、ゲート電圧の変化に対して時間遅れを伴って放出される。このため、界面に電荷捕獲中心が高密度で存在するMOSFETでは、高周波数域での特性が悪くなる。これに対して本実施の形態のMOSFETでは、シリコンカーバイド2、3、4とゲート絶縁層5、6との界面の電荷捕獲中心の密度が十分に低いため、良好な特性で高周波数域でのスイッチング動作が可能となる。
【0035】
また、化学的気相堆積法などを用いて堆積させた酸化膜の特性は、絶縁性、信頼性の観点から、熱酸化膜の特性に比べて劣る場合が多い。本実施の形態のように酸化防止層5を設けた場合、化学的気相堆積法などを用いて堆積させた酸化膜6に対して酸化雰囲気中でのアニールを行ってもシリコンカーバイド2、3、4は酸化されないため、界面の電荷捕獲中心の密度は増加しない。この酸化雰囲気中でのアニールにより、化学的気相堆積法などを用いて堆積させた酸化膜6はより緻密になるため、絶縁性、信頼性を向上させることができる。
【0036】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図5を参照して、本実施の形態における半導体装置は、シリコンカーバイド基板に形成されたトレンチ型MOSFETを有している。
【0037】
シリコンカーバイド基板は、n型シリコンカーバイド基板1上にn型シリコンカーバイド層2を積層させることにより構成されている。このn型シリコンカーバイド層2の表面にはp型シリコンカーバイド領域3が形成されており、このp型シリコンカーバイド領域3内の表面にはn型シリコンカーバイド領域4が形成されている。
【0038】
シリコンカーバイド基板1、2の表面には、n型シリコンカーバイド領域4とp型シリコンカーバイド領域3とを貫通してn型シリコンカーバイド層2に達する溝15が形成されている。この溝15は、たとえば反応性イオンエッチング法などにより形成されている。この溝15の側壁および底面にゲート絶縁層5、6が形成されており、このゲート絶縁層5、6を介してp型シリコンカーバイド領域3と対向するように溝15内にゲート電極7が形成されている。
【0039】
また、n型シリコンカーバイド領域4と接するようにソース電極8が形成されており、n型シリコンカーバイド基板1と接するようにドレイン電極9が形成されている。
【0040】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様、ゲート絶縁層5、6が、酸化防止層5と酸化膜6との積層構造よりなっている。この酸化防止層5はシリコンカーバイド2、3、4と酸化膜6との間に形成されており、かつシリコンカーバイド2、3、4(特にp型シリコンカーバイド領域3の表面)が酸化することを防止するためのものである。この酸化防止層5の材質と酸化膜6の材質とは、上記実施の形態1と同じである。
【0041】
一般的に、エッチングにより形成した溝15の側壁では凹凸などにより結晶性が劣化しており、電荷捕獲中心の密度も高くなっている。しかし、本実施の形態によれば、酸化防止層5を用いることにより、電荷捕獲中心の密度を大幅に低減できるため、トレンチ型MOSFETの電気伝導特性を大幅に改善することができる。
【0042】
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図6を参照して、本実施の形態における半導体装置は、シリコンカーバイド基板に形成されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を有している。
【0043】
このIGBTは、図1に示したMOSFETにおけるn型シリコンカーバイド基板1の代わりに、p型シリコンカーバイド基板10を用いることにより形成することができる。
【0044】
なお、本実施の形態のこれ以外の構成については上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0045】
本実施の形態によれば、酸化防止層5を用いたことにより、実施の形態1と同様、シリコンカーバイド2、3、4とゲート絶縁層5、6との界面における電荷捕獲中心の密度を低くできるため、チャネル導電性の優れたIGBTを得ることができる。
【0046】
なお、実施の形態1〜3では、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ部を有する素子として代表的なMOSFETまたはIGBTについて示したが、本発明は、MOSサイリスタ、MOSゲートバイポーラトランジスタなどの絶縁ゲート型電界効果トランジスタ部を有する他の素子にも適用可能であり、それらの素子においても導電特性を大幅に改善することができる。
【0047】
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図7を参照して、本実施の形態における半導体装置は、シリコンカーバイド基板に形成されたpn接合ダイオードを有している。
【0048】
シリコンカーバイド基板は、n型シリコンカーバイド基板1上にn型シリコンカーバイド層2を積層させることにより構成されている。このn型シリコンカーバイド層2の表面にはp型シリコンカーバイド領域3が形成されている。このp型シリコンカーバイド領域3のp型領域とn型シリコンカーバイド層2およびn型シリコンカーバイド基板1のn型領域とによりpn接合ダイオードが構成されている。
【0049】
n型シリコンカーバイド層2上に絶縁層5、6が形成されており、この絶縁層5、6にはp型シリコンカーバイド領域3の表面に達する孔16が形成されている。この孔16を介してp型シリコンカーバイド領域3と電気的に接続するように、p型電極を兼ねたフィールドプレート11が設けられている。つまり、p型シリコンカーバイド領域3に電気的に接続されたp型電極11を外周に延ばし、絶縁層5、6を挟んでn型シリコンカーバイド層2と対向させることでフィールドプレートが構成されている。
【0050】
このフィールドプレート11は、pn接合ダイオードに逆バイアス電圧が印加された時に、そのpn接合ダイオードの終端部における電界を緩和することにより電界が集中することを防止するための電界終端構造部である。
【0051】
また、n型シリコンカーバイド基板1と接するようにドレイン電極9が形成されている。
【0052】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様、絶縁層5、6が、酸化防止層5と酸化膜6との積層構造よりなっている。この酸化防止層5はシリコンカーバイド2、3と酸化膜6との間に形成されており、かつシリコンカーバイド2、3が酸化することを防止するためのものである。この酸化防止層5の材質と酸化膜6の材質とは、上記実施の形態1と同じである。
【0053】
pn接合ダイオードのpn接合を形成している部分には、逆バイアス電圧印加時に高電界がかかる。絶縁層5、6とpn接合を形成しているシリコンカーバイドとの界面に電荷捕獲準位が多く存在すると、その準位を介した電子−正孔対の生成などがおこり、リーク電流の増加ならびに耐圧の低下がおこる。
【0054】
本実施の形態によれば、フィールドプレート11とn型シリコンカーバイド層2との間に、酸化防止層5を有する絶縁層5、6が設けられている。このため、シリコンカーバイド2、3と絶縁層5、6との界面における電荷捕獲準位の密度を低くすることができる。よって、pn接合ダイオードに逆バイアス電圧が印加されても、リーク電流の増加ならびに耐圧の低下を抑えることができ、良好な特性を有するpn接合ダイオードを得ることができる。
【0055】
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図8を参照して、本実施の形態における半導体装置は、実施の形態4と同様、シリコンカーバイド基板に形成されたpn接合ダイオードを有している。
【0056】
本実施の形態では、pn接合ダイオードに逆バイアス電圧が印加された時に、そのpn接合ダイオードの終端部における電界を緩和することにより電界が集中することを防止するための電界終端構造部として、JTE(Junction Termination Extension)が用いられている。
【0057】
このJTEでは、p型シリコンカーバイド領域3に接して、その外周を取囲むようにJTE部となる低濃度p型シリコンカーバイド領域12が形成されている。また、p型電極8はフィールドプレートを構成する必要はない。
【0058】
なお、本実施の形態のこれ以外の構成については上述した実施の形態4の構成とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0059】
本実施の形態によれば、酸化防止層5を設けたことにより、JTE部12と絶縁層5、6との界面における電荷捕獲準位の密度を低くすることができる。よって、実施の形態4と同様、pn接合ダイオードに逆バイアス電圧が印加されても、リーク電流の増加ならびに耐圧の低下を抑えることができ、良好な特性を有するpn接合ダイオードを得ることができる。
【0060】
実施の形態4および5では、電界終端構造部としてフィールドプレートおよびJTEについて示したが、フローティングガードリングなどの他の構造の電界終端構造部に対しても、シリコンカーバイド基板と酸化膜との間に酸化防止層を形成することにより、逆バイアス電圧印加時の素子の特性を向上することができる。
【0061】
また実施の形態4および5では、シリコンカーバイド基板1、2に形成される半導体素子としてpn接合ダイオードについて示したが、pn接合ダイオード以外であっても、逆バイアスを印加する半導体素子において表面に高電界がかかる部分に、上記のような酸化防止層を形成することにより、逆バイアス電圧印加時の特性を良好なものとすることができる。
【0062】
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図9を参照して、本実施の形態における半導体装置は、シリコンカーバイド基板に形成されたメサ型pn接合ダイオードを有している。
【0063】
シリコンカーバイド基板は、n型シリコンカーバイド基板1上にn型シリコンカーバイド層2を積層させることにより構成されている。メサ型接合ダイオードの場合、n型シリコンカーバイド層2の表面に段差が形成されることによりメサ部が形成されており、そのメサ部にp型シリコンカーバイド領域3が形成されている。このp型シリコンカーバイド領域3のp型領域とn型シリコンカーバイド層2およびn型シリコンカーバイド基板1のn型領域とによりpn接合ダイオードが構成されている。
【0064】
このメサ型pn接合ダイオードの表面を覆うように、n型シリコンカーバイド層2上に絶縁層5、6が形成されている。この絶縁層5、6にはp型シリコンカーバイド領域3の表面に達する孔16が形成されている。この孔16を介してp型シリコンカーバイド領域3と電気的に接続するようにp型電極8が設けられている。
【0065】
また、n型シリコンカーバイド基板1と接するようにドレイン電極9が形成されている。
【0066】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様、絶縁層5、6が、酸化防止層5と酸化膜6との積層構造よりなっている。この酸化防止層5はシリコンカーバイド2、3と酸化膜6との間に形成されており、かつシリコンカーバイド2、3が酸化することを防止するためのものである。この酸化防止層5の材質と酸化膜6の材質とは、上記実施の形態1と同じである。
【0067】
本実施の形態によれば、メサ端面を含むメサ型pn接合ダイオードの表面全体を覆うように、n型シリコンカーバイド層2上に酸化防止層5が形成されているため、ダイオード表面を自然酸化、水分の付着、不純物の付着などから保護することができる。これにより、半導体素子の特性は良好なままで、劣化を抑制できる。
【0068】
また、酸化防止層5を設けたことにより、絶縁層5、6とシリコンカーバイド2、3との界面における電荷捕獲準位の密度を低くすることができるため、特性のすぐれたダイオードを得ることができる。
【0069】
本実施の形態においては、メサ型pn接合ダイオードについて説明したが、本発明は、これに限らず、広くシリコンカーバイド基板に形成された半導体素子の表面保護膜として用いることができる。
【0070】
(実施の形態7)
図10は、本発明の実施の形態7における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。図10を参照して、本実施の形態における半導体装置は、シリコンカーバイド基板に形成されたフォトダイオードを有している。
【0071】
シリコンカーバイド基板は、n型シリコンカーバイド基板1上にn型シリコンカーバイド層2を積層させることにより構成されている。このn型シリコンカーバイド層2の表面にはp型シリコンカーバイド領域3が形成されており、このp型シリコンカーバイド領域3のp型領域とn型シリコンカーバイド層2およびn型シリコンカーバイド基板1のn型領域とによりフォトダイオードが構成されている。
【0072】
このフォトダイオードのp型シリコンカーバイド領域3の表面を覆うように、n型シリコンカーバイド層2上に絶縁層5、6が形成されている。p型シリコンカーバイド領域3はフォトダイオードの受光部であるため、この受光部上を覆う絶縁層5、6は受光部の窓材となる。この絶縁層5、6にはp型シリコンカーバイド領域3の表面に達する孔16が形成されている。この孔16を介してp型シリコンカーバイド領域3と電気的に接続するようにp型電極8が設けられている。
【0073】
また、n型シリコンカーバイド基板1と接するようにドレイン電極9が形成されている。
【0074】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様、絶縁層5、6が、酸化防止層5と酸化膜6との積層構造よりなっている。この酸化防止層5はシリコンカーバイド2、3と酸化膜6との間に形成されており、かつシリコンカーバイド2、3が酸化することを防止するためのものである。この酸化防止層5の材質と酸化膜6の材質とは、上記実施の形態1と同じである。
【0075】
一般的に、フォトダイオードでは、光照射により形成された電子−正孔対が、半導体表面のエネルギー準位を介して再結合し、光電変換効率が低下する問題がある。本実施の形態では、フォトダイオードの受光部表面に、酸化防止層5を設けているため、絶縁層5、6とシリコンカーバイド2、3との界面における電荷捕獲準位の密度を低くすることができる。これにより、受光部表面における電子-正孔対の再結合を抑制でき、光電変換効率の高いフォトダイオードを得ることができる。
【0076】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0077】
【発明の効果】
本発明の半導体装置によれば、シリコンカーバイド基板と酸化膜との間に、シリコンカーバイド基板の酸化を防止するための酸化防止層が形成されているため、シリコンカーバイド基板の酸化に起因する電荷捕獲中心が、シリコンカーバイド基板と酸化防止層との界面に形成されることはない。よって、界面における電荷捕獲中心の密度を低くすることができるので、良好な特性を有する半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態5における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態6における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態7における半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 n型シリコンカーバイド基板、2 n型シリコンカーバイド層、3 p型シリコンカーバイド領域、4 n型シリコンカーバイド領域、5 酸化防止層、6 酸化膜、7 ゲート電極、8 ソース電極、(p型電極)、9 ドレイン電極、10 p型シリコンカーバイド基板、11 フィールドプレート(p型電極)、12 低濃度p型シリコンカーバイド領域(JTE部)、15 溝、16 孔。
Claims (5)
- 半導体素子が形成されたシリコンカーバイド基板と、
前記シリコンカーバイド基板の表面上に形成された酸化膜と、
前記シリコンカーバイド基板と前記酸化膜との間に形成され、かつシリコンおよび炭素の少なくともいずれかを含む第1の要素と、窒素、フッ素、硫黄およびセレンよりなる群から選ばれる1種以上を含む第2の要素との化合物(Si3N4を除く)を有する、前記シリコンカーバイド基板の酸化を防止するための酸化防止層とを備えた、半導体装置。 - 前記半導体素子は、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ部を有する素子であり、
前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタ部のゲート絶縁層が前記酸化膜と前記酸化防止層とを有していることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。 - 前記半導体素子は前記シリコンカーバイド基板にpn接合をなすように形成された第1導電型の領域と第2導電型の領域とを含み、
前記pn接合に逆バイアス電圧が印加された時に前記半導体素子の終端部における電界を緩和することにより電界が集中することを防止するための電界終端構造部としてのフィールドプレート、JTE部となるシリコンカーバイド領域およびフローティングガードリングのいずれかをさらに備えたことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。 - 前記酸化防止層は、前記シリコンカーバイド基板に形成された前記半導体素子表面を覆うように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記半導体素子は受光素子であり、
前記酸化膜と前記酸化防止層とは前記受光素子の受光部の窓材として形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
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