JP4054817B2 - 光学式エンコーダおよびそれを用いた電子機器 - Google Patents

光学式エンコーダおよびそれを用いた電子機器 Download PDF

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Description

この発明は、発光素子および受光素子を用いて移動体の位置,移動速度および移動方向等を検出する光学式エンコーダに関し、特に複写機やプリンター等の印刷機器およびFA(ファクトリ・オートメーション)機器等の電子記機器に用いると好適な光学式エンコーダに関する。
従来より、この種の光学式エンコーダとして、移動体とフォトダイオードとに図4に示すような位置関係を有するものがある(特許文献1(特開2001‐99684号公報)参照)。この光学式エンコーダにおいては、移動体1に設けられた3つのスリット2a〜2cに対して4つのフォトダイオード3a〜3dを配置してなるスリット2とフォトダイオード3とのセットを複数セット配置して、4つの光変調信号を読み取るようにしている。
すなわち、上記移動体1には配列ピッチPで複数のスリット2を穿設する。また、(1/2)Pの幅の4つのフォトダイオード3a〜3dを、(3/4)Pのピッチ(電気角270度)で配置する。こうして、各フォトダイオード3a〜3dの間には(1/4)Pの間隔を設けている。そして、発光部(図示せず)とフォトダイオード3とに対して移動体1が移動した場合に、各フォトダイオード3a〜3dはスリット2を通過した上記発光部からの光を受光し、4つのフォトダイオード3a〜3dから、独立した4つの光変調信号(つまり、移動情報信号)A+,B+,A−,B−が出力される。
ところで、上記移動体1の移動情報を光学式エンコーダで読み取る場合には、上記発光部の光源から各フォトダイオード3a〜3dに入射される光は、各フォトダイオード3a〜3dの受光面に対して均等な光量分布を持つのが理想的である。この場合には、移動体1の移動情報のみを正確に光変調信号として読み取ることが可能になる。
しかしながら、実際には、上記光源自体の光量分布のばらつき、光源の集光レンズに起因する光量分布のばらつき、移動体1等による回折光,屈折光,反射光の存在、移動体1と各フォトダイオード3a〜3dの受光面との平行性等の位置関係ばらつき、スリット2のサイズばらつき、光源,移動体1,フォトダイオード3の受光面の汚れ等によるばらつき、移動体1の移動速度の変化に対する受光感度のばらつき等が存在するため、各フォトダイオード3a〜3dから得られる複数の移動情報信号は、信号間DC電圧オフセット,信号間振幅ばらつき,波形の歪み,信号間位相ばらつき等を持ち、得られる移動情報が正確ではなくなってしまうという問題がある。
そこで、上記特許文献1による移動体1の位置,移動速度および移動方向等の検出を高精度にするために、移動体とフォトダイオードとの間に図5に示すような位置関係を有する光学式エンコーダが提案されている。この光学式エンコーダにおいては、上記特許文献1におけるフォトダイオード3の夫々を、複数のフォトダイオードに分割して再配列している。すなわち、上記特許文献1における各フォトダイオード3を、図4において分割される前の4つのフォトダイオード3a〜3dに対向している移動体11のスリット12の数をmとし、上記移動情報信号の数をnとした場合、「m」と「n」との公倍数「k」を「n」で除算した値「k/n」である「x」個に等分割し、得られたフォトダイオード13をk個だけ配置する。そして、このk個のフォトダイオード13がn個の独立した移動情報信号を出力するように、各フォトダイオード13の出力端子が接続されている。
例えば、m=3,n=4,k=12である場合には、上記特許文献1におけるフォトダイオード3を等分割する数xはx=3となる。そこで、複数のフォトダイオード13で成る受光部を、上記特許文献1における各フォトダイオード3を3個に等分割してなるフォトダイオード13を12個配列して構成する。したがって、フォトダイオード13の受光面における移動体11の進行方向への長さは上記特許文献1におけるフォトダイオード3の受光面の長さの3分の1となる。そして、3個のフォトダイオード13a1,13b1,13c1の出力端子が共通に接続され、3個のフォトダイオード13a2,13b2,13c2の出力端子が共通に接続されている。また、3個のフォトダイオード13a3,13b3,13c3の出力端子が共通に接続され、3個のフォトダイオード13a4,13b4,13c4の出力端子が共通に接続されている。この接続によって、上記受光部は、4個の独立した高精度光変調信号である移動情報信号A+,B+,A−,B−を出力するのである。
このように、図5に示す光学式エンコーダによれば、上記特許文献1における光学式エンコーダに対して、各フォトダイオード13を細分化して各フォトダイオード13の受光面積を絞ることができる。したがって、上記受光部から得られる移動情報信号のずれ,波形の歪み,位相のばらつき等を抑えることができ、分解能を上げることができ、正確な移動情報を得ることができるのである。
図6は、図5に示す光学式エンコーダを用いた場合の光感度の実測結果である。図6によれば、図7に示す上記特許文献1における光学式エンコーダを用いた場合の光感度の実測結果に比して、位相差,振幅およびオフセットが改善されていることが分かる。
このように、図5に示す光学式エンコーダによれば、位相差,振幅およびオフセットを改善することができる。しかしながら、図5に示す光学式エンコーダにおいては、図6から分かるように、オフセットが完全に無くなった分けではなく、SN比も十分ではない。そのために、さらに高精度なフォトダイオードを有する光学式エンコーダが必要であるという問題がある。
また、光学式エンコーダの価格を安価にするために光量分布のばらつきが大きい光源を用いた場合には、当然ながら上記受光部側でのばらつきも大きくなる。そのために、小型の光学式エンコーダを作成する場合には十分なレンズ集光が得られず、平行光ではない光を受光することになる。さらに、移動体11におけるスリット12の幅が大きい場合には光の回り込みも大きくなり、十分な分解能が得られなくなる。そのために、限り無くばらつきに強いフォトダイオードが必要なのである。
特開2001‐99684号公報
そこで、この発明の課題は、受光部から得られる移動情報信号のずれ,波形の歪み,位相のばらつき等を抑えてより正確な移動情報が得られる光学式エンコーダを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の光学式エンコーダは、
光透過部あるいは光反射部からなる光伝達部と光遮光部とが、等幅を有して等間隔に交互に配列されて上記光伝達部と光遮光部とで360度の位相区間を形成する移動体と、
上記移動体に向って光を出射する発光手段と、
上記発光手段から出射された光を、上記移動体の上記光伝達部を介して受ける受光手段と、
上記移動体の動きに応じて変化する上記受光手段が受ける上記光の変化量に基づいて、上記移動体の移動情報を表す上記移動体に対して位相が順次90度毎の位相差を有する4つの移動情報信号を生成して出力する移動情報信号生成手段と
を備え、
上記受光手段は、4×3 n (nは2以上の整数)個のフォトダイオードからなり、
上記4×3 n 個のフォトダイオードは、夫々4×3 (n-1) 個の互いに隣り合った上記フォトダイオードからなる3つのフォトダイオード群を構成し、
上記4×3 n 個のフォトダイオードは、上記各移動情報信号毎に、180度/3 n の位相区間幅で且つ位相が順次180度/3 n 毎の位相差で上記移動体を検出する3 n 個ずつの上記フォトダイオードに分けられ、
上記4つの移動情報信号の夫々を生成するための上記3 n 個の上記フォトダイオードは上記3つのフォトダイオード群に均等数で配置され、
上記移動情報信号生成手段は、上記各移動情報信号毎に上記3つのフォトダイオード群に配置された上記3 n 個のフォトダイオードの出力信号を加算し、上記4つの移動情報信号とす
ことを特徴としている。
上記構成によれば、3つの群に分けて配置されて上記受光手段を構成する複数のフォトダイオードは、上記光伝達部が設けられた移動体の移動情報を表す移動情報信号の個数と上記フォトダイオード群の個数の乗羃との積で表される個数だけ在る。したがって、上記複数のフォトダイオードの個数は必ず上記移動情報信号の個数で割り切れることになり、総てのフォトダイオードは各移動情報信号に対して同数ずつ均等に割り当てられる。さらに、上記複数のフォトダイオードの個数は必ず上記フォトダイオード群の個数で割り切れることになり、総てのフォトダイオードは各フォトダイオード群に対して同数ずつ均等に割り当てられる。
さらに、上記受光手段を構成するフォトダイオードは、上記フォトダイオード群の個数と上記移動情報信号の個数との公倍数で表される個数だけフォトダイオードが在る図5に示す光学式エンコーダの場合よりも細分化されており、上記各領域に対してより均等に割り当て配列することができると共に、各フォトダイオードの受光面積が絞られて上記移動情報信号のずれ,波形の歪み,位相のばらつき等を抑え、分解性能を上げ、正確な移動情報信号を得ることができるのである。
また、1実施の形態の光学式エンコーダでは、
上記3つのフォトダイオード群において、上記4つの移動情報信号の夫々を生成するためのフォトダイオードは、同じ順序で配列されてい
た、1実施の形態の光学式エンコーダでは、
上記移動体における上記光伝達部の配列間隔を1ピッチとすると
いに隣接する2つの上記フォトダイオード群に族するフォトダイオードにおいて、一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードと上記他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで上記一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードとの間隔(以下、単にフォトダイオード群の間隔と言う)、および、同一のフォトダイオード群に族するフォトダイオードにおける互いに隣接する2つのフォトダイオードの間隔は、上記互いに独立した移動情報信号の個数と上記フォトダイオード群の個数の乗羃との積で上記ピッチを除した値となっている。
この実施の形態によれば、上記各フォトダイオード群および一つのフォトダイオード群に属する各フォトダイオードは、上記フォトダイオード群の個数の乗羃に反比例した間隔で均等に配列される。したがって、上記受光手段を構成するフォトダイオードは、上記各フォトダイオード群に対してさらに均等に割り当て配列することができ、さらに正確な移動情報信号を得ることができる。
また、1実施の形態の光学式エンコーダでは、
上記移動情報信号の個数は4個であり、
上記フォトダイオード群の個数は3個であり、
上記乗羃は2乗であり、
上記フォトダイオードの幅は(1/18)×ピッチであり、
上記互いに隣接する2つの上記フォトダイオード群に族するフォトダイオードにおいて、一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードと上記他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで上記一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードとの間隔は、(1/12)×ピッチであり、
上記同一のフォトダイオード群に族するフォトダイオードにおける互いに隣接する2つのフォトダイオードの間隔は、(1/36)×ピッチである。
この実施の形態によれば、上記受光部は、上記4個の移動情報信号および上記3個のフォトダイオード群に対して36(=4×32)個のフォトダイオードを有して、各フォトダイオード群は(1/12)×ピッチの間隔で配置され、同一のフォトダイオード群に属する各フォトダイオードは(1/36)×ピッチの間隔で配置されている。したがって、上記36個のフォトダイオードを、上記3個のフォトダイオード群の夫々に対して、12個ずつバランス良く割り当てて配列することができる。
また、1実施の形態の光学式エンコーダでは、
上記移動情報信号の個数は4個であり、
上記フォトダイオード群の個数は3個であり、
上記乗羃は3乗であり、
上記フォトダイオードの幅は(1/54)×ピッチであり、
上記互いに隣接する2つの上記フォトダイオード群に族するフォトダイオードにおいて、一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードと上記他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで上記一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードとの間隔は、(1/36)×ピッチであり、
上記同一のフォトダイオード群に族するフォトダイオードにおける互いに隣接する2つのフォトダイオードの間隔は、(1/108)×ピッチである。
この実施の形態によれば、上記受光部は、上記4個の移動情報信号および上記3個のフォトダイオード群に対して108(=4×33)個のフォトダイオードを有して、各フォトダイオード群は(1/36)×ピッチの間隔で配置され、同一のフォトダイオード群に属する各フォトダイオードは(1/108)×ピッチの間隔で配置されている。したがって、上記108個のフォトダイオードを、上記3個のフォトダイオード群の夫々に対して、36個ずつバランス良く割り当てて配列することができる。
さらに、上記乗羃が2乗である場合に比して、フォトダイオードの更なる細分化が図られている。したがって、総てのフォトダイオードを、各移動情報信号および各フォトダイオード群に対して、上記乗羃が2乗である場合よりも更に均等に割り当てることができる。したがって、上記移動情報信号のずれ,波形の歪み,位相のばらつき等を抑え、分解性能を上げ、更に正確な移動情報信号を得ることができるのである。
また、1実施の形態の光学式エンコーダでは、
上記移動体における上記光伝達部の配列間隔を1ピッチとして、
上記夫々のフォトダイオード群に族する複数のフォトダイオードに関して、
上記フォトダイオード群の一端から奇数番目に配置されているフォトダイオードを第1フォトダイオードとする一方、偶数番目に配置されているフォトダイオードを第2フォトダイオードとし、
さらに、
上記第1フォトダイオードのうち、上記一端から(1/2)×ピッチに配列されているフォトダイオードを第1Aフォトダイオードとする一方、上記一端とは反対側の他端から(1/2)×ピッチに配列されているフォトダイオードを第1Bフォトダイオードとし、
上記第2フォトダイオードのうち、上記一端から(1/4)×ピッチおよび上記他端から(1/4)×ピッチに配列されているフォトダイオードを第2Aフォトダイオードとする一方、上記一端から(1/4)×ピッチと上記他端から(1/4)×ピッチとの間の中央(1/2)×ピッチに配列されているフォトダイオードを第2Bフォトダイオードと
した場合に、
上記移動情報信号生成手段は、上記第1A,第1B,第2Aおよび第2Bフォトダイオードの4種類のフォトダイオードからの受光量の変化量を表す信号に基づいて、上記移動体の移動情報を表す互いに独立した4個の移動情報信号を生成して出力するようになっている。
この実施の形態によれば、上記各フォトダイオード群において、上記一端から奇数番目に在って上記一端から(1/2)×ピッチに配列されている総ての第1Aフォトダイオードからの出力を加算し、上記一端から奇数番目に在って上記他端から(1/2)×ピッチに配列されている総ての第1Bフォトダイオードからの出力を加算し、上記一端から偶数番目に在って上記一端から(1/4)×ピッチおよび上記他端から(1/4)×ピッチに配列されている総ての第2Aフォトダイオードからの出力を加算し、上記一端から偶数番目に在って上記一端から(1/4)×ピッチと上記他端から(1/4)×ピッチとの間の中央(1/2)×ピッチに配列されている総ての第2Bフォトダイオードからの出力を加算することによって、互いに独立した4個の移動情報信号を生成することができる。
また、この発明の電子機器は、上記光学式エンコーダを備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、移動する箇所に設けられた上記移動体の移動情報を正確に表す移動情報信号を得ることができる。
以上より明らかなように、この発明の光学式エンコーダは、3つの群に分けて配置されて、上記受光手段を構成する複数のフォトダイオードは、上記移動体の移動情報を表す移動情報信号の個数と上記フォトダイオード群の個数の乗羃との積で表される個数だけ在るので、上記複数のフォトダイオードの個数は必ず上記移動情報信号の個数および上記フォトダイオード群の個数で割り切れる。したがって、総てのフォトダイオードは、上記フォトダイオード群に対して、同数ずつ均等に割り当て配列することができる。また、上記移動情報信号に対しても、同数ずつ均等に割り当て配列することができる。
さらに、上記受光手段を構成するフォトダイオードは、上記フォトダイオード群の個数と上記移動情報信号の個数との公倍数で表される個数のフォトダイオードを有する図5に示す光学式エンコーダの場合よりも細分化されており、上記各フォトダイオード群に対してより均等に割り当て配列することができる。それと共に、各フォトダイオードの受光面積が絞られて、上記移動情報信号のずれ,波形の歪み,位相のばらつき等を抑えて分解性能を上げて正確な移動情報信号を得ることができる。
また、この発明の電子機器は、上記光学式エンコーダを備えているので、移動する箇所に設けられた上記移動体の移動情報を正確に表す移動情報信号を得ることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の光学式エンコーダにおける移動体とフォトダイオードとの位置関係を示す図である。
上記移動体21は、上記光伝達部としてのスリット22と上記光遮光部としての光非透過領域24とが、等幅を有して等間隔に交互に配列されてスリット22と光非透過領域24とで360度の位相区間を形成している。そして、スリット22を介して受光するフォトダイオード23は4×3 n (nは2以上の整数)個でなり、上記4×3 n 個のフォトダイオード23は、夫々4×3 (n-1) 個の互いに隣り合ったフォトダイオード23からなる3つのフォトダイオード群を構成し、上記4×3 n 個のフォトダイオード23は、生成される4つの移動情報信号毎に、180度/3 n の位相区間幅で且つ位相が順次180度/3 n 毎の位相差で移動体21を検出する3 n 個ずつのフォトダイオード23に分けられ、上記4つの移動情報信号の夫々を生成するための上記3 n 個の上記フォトダイオード23は上記3つのフォトダイオード群に均等数で配置されている。
上記図5に示す従来の光学式エンコーダの場合のように、移動情報信号の個数と上記光伝達部としてのスリット12の個数との公倍数で上記特許文献1におけるフォトダイオードを細分化することによって、エンコーダ特性を向上させることができる。さらに、上記フォトダイオードを細分化して配置する場合には、各スリット12a〜12cに対応付けられた3個のフォトダイオード群13a〜13cの間隔および同一フォトダイオード群に属する各フォトダイオードの間隔も均等に配置することによって、様々なばらつきを低減することができる。
ここで、上記特許文献1における各フォトダイオードを均等に細分化するためには、図1に示すように、移動体21に設けられたスリット22の個数、本実施の形態ではフォトダイオードの群に対向しているスリット22a,22b,22cの個数(すなわちフォトダイオード群の個数)の乗羃で細分化するのが良い。例えば、移動情報信号の個数をA+,B+,A−,B−の4個とし、スリット22a,22b,22cの個数(以下、単にスリット22の個数と言う)を「3」とした場合には、上記3個のスリットに対応付けられるフォトダイオード23の個数を、
4×32=36個、4×33=108個、4×34=324個、…
とするのである。これは、フォトダイオード23に対向しているスリット22の個数が常に「3」に固定されているため、フォトダイオード23の個数が上記個数「3」で割り切れる数であれば、必ず各スリット22に対して同数ずつ均等に配置できるためである。
さらに、上述のように、フォトダイオード23の総数を上記移動情報信号の個数の倍数にすることによって、フォトダイオード23の個数が上記移動情報信号の個数「4」で割り切れることになり、必ず各移動情報信号に対して同数ずつ均等に割り当てることができるのである。
また、上記フォトダイオードを細分化するためには、スリット22の個数と移動情報信号の個数とが、互いに異なる素数であることが必要である。その理由は、例えば、スリット22の個数が「2」、移動情報信号の個数が「4」のごとく、互いに異なる素数でない場合には、移動情報信号の個数「4」がスリット22の個数「2」で割り切れる。そのために、フォトダイオードを細分化しても「2」個のスリット22に対応づけるため再配列する必要が無く、より端的に言うならば細分化する前と同じ位置に配置できるため、各細分化されたフォトダイオード間の間隔を縮小できないためである。これに対し、例えば、スリット22の個数が「2」、移動情報信号の個数が「3」のごとく、互いに異なる素数の場合には、移動情報信号の個数「3」がスリット22の個数「2」で割り切れない。そのために、移動情報信号の個数「3」と同じ3個のフォトダイオードを2分割して合計6個のフォトダイオードに細分化して際には、「6」個のフォトダイオードを「2」個のスリット22に対応づけるためには、「3」個ずつ2組のフォトダイオードに再配列する必要がある。したがって、その再配列の際に、各細分化されたフォトダイオード間の間隔を縮小できるのである。
このようにして上記特許文献1のフォトダイオードを細分化したフォトダイオード23を複数組縦や横に配置することによって、受光感度が小さい場合には加算が行えるため有効であり、光量ばらつき等が大きい場合にも有効である。
上記細分化されたフォトダイオード23を配置する場合には、上記複数のフォトダイオード群に対して均等数のフォトダイオード23を割り当てることによって、均等配置が可能になる。例えば、図1において、1つのスリット22とこれに隣接する1つの光非透過領域24とに対向している1つのフォトダイオード群に対して、各移動情報信号A+,B+,A−,B−用のフォトダイオード23を3個ずつ合計12個配置する。すなわち、3個のフォトダイオード群に対して上記12個を1組とするフォトダイオード23を3組割り付けるのである。但し、上記1組のフォトダイオード23中における同じ移動情報信号用のフォトダイオード23の個数は、光量等他のばらつき条件に合わせて設定する必要がある。
さらに、細分化する前の(つまり、上記特許文献1の)各移動情報信号用のフォトダイオードに対向しているスリットの位置(つまり、スリットの位置、スリットがない上記光遮光部としての光非透過領域の位置、スリットから光非透過領域に変化する位置、光非透過領域からスリットに変化する位置)と同じスリットの位置に、上記細分化されたフォトダイオード23を配置して出力信号を加算することによって、上記特許文献1の移動情報信号と同じ移動情報信号を得ることができる。例えば、上記特許文献1における移動情報信号「B−」用のフォトダイオード3d(図4参照)に対向しているスリット2cの位置(スリット2cから光非透過領域に変化する位置)と同様に、図1においてスリット22aから光非透過領域24aに変化する位置に配置されているフォトダイオード23a4,23a6,23a8の出力信号を加算することによって、同じ移動情報信号「B−」を得ることができるのである。
ここで、受光手段を構成する上記複数のフォトダイオード23a1〜23c12に対向する「3個」のスリット22a〜22cにおいて、1つのスリット22aと、この各スリット22aに移動体21の移動方向後側に隣接する各光非透過領域24aとで成る領域に、割り当て配列された複数のフォトダイオード23a1〜23a12をフォトダイオード群とする。そして、各フォトダイオード群23a,23b,23cの間隔も対向する光スリット22の個数の乗羃で細分化することによって均等間隔で配置することができる。ここで、フォトダイオード群の間隔とは、互いに隣接する2つのフォトダイオード群23a,23bにおいて、一方のフォトダイオード群23aのうちで他方のフォトダイオード群23bに最も近いフォトダイオード23a12と上記他方のフォトダイオード群23bのうちで上記一方のフォトダイオード群23aに最も近いフォトダイオード23b1との間隔のことである。そして、例えば、図4に示す上記特許文献1における光学式エンコーダのフォトダイオード間隔がスリット2の配列間隔を1P(ピッチ)として、(1/4)Pであり、図5に示す従来の光学式エンコーダにおけるフォトダイオード群の間隔が(1/4)Pであるのに対して、図1に示す光学式エンコーダにおけるフォトダイオード間隔およびフォトダイオード群の間隔は1/(4×3の乗羃)Pで配置するのである。
従来、フォトダイオードおよび後段回路の構成は、以下のような構成になっている。すなわち、図4に示す上記特許文献1における光学式エンコーダの場合には、4つのフォトダイオード3a〜3dから出力される移動情報信号A+,B+,A−,B−に対し、図2に示すように、アンプ25で移動情報信号A+と移動情報信号A−とを比較して増幅し、アンプ26で移動情報信号B+と移動情報信号B−とを比較して増幅する。こうして、位相が90°異なるAch信号とBch信号とを取り出すようになっている。
フォトダイオードを細分化した本実施の形態の場合においても、フォトダイオード23および後段回路の基本的な構成は同様である。すなわち、スリット22の配列ピッチPを周期とするAchの移動情報信号を出力するフォトダイオード23と、上記Achの移動情報信号に対して位相が90度遅れた上記Bchの移動情報信号を出力するフォトダイオード23とを、交互に配置する。
そして、移動体21が進む方向を前として、前から奇数番目に配置されている上記Ach用のフォトダイオード23のうち、上記前側(1/2)Pに配列されているフォトダイオード23a1,23a3,23a5を移動情報信号A+用のフォトダイオードとする一方、後側(1/2)Pに配列されているフォトダイオード23a7,23a9,23a11を移動情報信号A−用のフォトダイオードとする。また、前から偶数番目に配置されている上記Bch用のフォトダイオード23のうち、最前側(1/4)Pおよび最後側(1/4)Pに配列されているフォトダイオード23a2,23a10,23a12を移動情報信号B+用のフォトダイオードとする一方、最前側(1/4)Pと最後側(1/4)Pとの間の中央(1/2)Pに配列されているフォトダイオード23a4,23a6,23a8を移動情報信号B−用のフォトダイオードとするのである。
そして、上記移動情報信号A+用のフォトダイオード23a1,23a3,23a5の出力を加算して、図2に示すアンプ25の+端子に入力する。一方、移動情報信号A−用のフォトダイオード23a7,23a9,23a11の出力を加算して、アンプ25の−端子に入力する。同様に、移動情報信号B+用のフォトダイオードa2,23a10,23a12の出力を加算して、図2に示すアンプ26の+端子に入力する。一方、移動情報信号B−用のフォトダイオード23a4,23a6,23a8の出力を加算して、アンプ26の−端子に入力するのである。
こうすることによって、上記アンプ25とアンプ26とからは位相が90°異なるAch信号とBch信号とが出力されるのである。その場合に、各移動情報信号A+,B+,A−,B−は、細分化された複数(図1の場合は3個)のフォトダイオード23からの信号を加算して得るようにしている。したがって、位相ずれのばらつきが少ない出力信号を得ることができるのである。
具体例として、図1に示す場合について説明する。図1においては、上述したように、上記特許文献1の各フォトダイオードを、スリット22の個数「3」の2乗である「9」個に細分化して得られたフォトダイオード23の組みを4組配置する。つまり、移動情報信号の個数「4」とスリット22の個数「3」の2乗との積で表される「36」個のフォトダイオード23を配置するのである。そして、その場合における配置方法は、上記各フォトダイオード23の幅を(1/18)×Pとし、各フォトダイオード23の間隔を(1/36)×Pとし、各フォトダイオード群23a,23b,23cの間隔を(1/12)×Pとして配置する。また、上記移動情報信号に関しては、A+,B+,A+,B−,A+,B−,A−,B−,A−,B+,A−,B+の順になるように配置された12個のフォトダイオード23で成るフォトダイオード群を3群配列する。そして、同一チャネル同一符号の信号を加算し、図2に示すようにアンプ25およびアンプ26によって比較演算を行うことによって、整合性があり、SN比も十分な光学式エンコーダを得ることができるのである。
また、半導体プロセスによって、更に細いフォトダイオードを作成することが可能である場合には、図3に示すように、上記特許文献1のフォトダイオードを更に細分化して成るフォトダイオードを用いることができる。
図3においては、上記特許文献1の各フォトダイオードをスリット32の個数「3」の3乗である「27」個に細分化して得られたフォトダイオード33の組みを、4組配置する。つまり、上記移動情報信号の個数「4」とスリット32の個数「3」の3乗との積で表される「108」個のフォトダイオード23を配置するのである。そして、その場合における配置方法は、各フォトダイオード33の幅を(1/54)×Pとし、各フォトダイオード33の間隔を(1/108)×Pとし、各フォトダイオード群33a,33b,33cの間隔を(1/36)×Pとして配置する。また、上記移動情報信号に関しては、A+,B+,A+,B+,A+,B+,A+,B+,A+,B−,A+,B−,A+,B−,A+,B−,A+,B−,A−,B−,A−,B−,A−,B−,A−,B−,A−,B+,A−,B+,A−,B+,A−,B+,A−,B+の順になるように配置された36個のフォトダイオード23で成るフォトダイオード群を、3群配列する。そして、同一チャネルで同一符号の信号を加算し、図2に示すようにアンプ25およびアンプ26によって比較演算を行うことによって、整合性があり、SN比も十分な光学式エンコーダを得ることができるのである。
以上のごとく、本実施の形態においては、上記特許文献1の各フォトダイオードに対して、受光部に対向するスリット22,32の個数の乗羃で表される個数に細分化して得られたフォトダイオード23,33を、上記移動情報信号の個数とスリット22,32の個数の乗羃との積で表される個数だけ配置するようにしている。このように、フォトダイオードの細分化を図ることによって、各フォトダイオード23,33間の距離が短くなるために、スリット22,32と光非透過領域24,34とで成る各領域および各移動情報信号に対するフォトダイオード23,33の配置をバランス良く行うことができる。
また、上記フォトダイオード23,33の個数は上記移動情報信号の個数およびスリット22,32の個数で割り切れる。したがって、総てのフォトダイオード23,33を、各移動情報信号および各スリット22,32に対して、同数ずつ均等に割り当てて配置することができる。
さらに、上記スリット22,32と光非透過領域24,34とで成る各領域に割り当てられたフォトダイオード群の間隔、および、同一フォトダイオード群に属する各フォトダイオードの間隔を、上記移動情報信号の個数とスリット22,32の個数の乗羃との積でスリット22,32の配列ピッチを除した値にしている。したがって、上記各フォトダイオード群および一つのフォトダイオード群に属する各フォトダイオードを、スリット22,32の個数に反比例した間隔で均等に配置することができる。
以上のことより、上記フォトダイオード23,33の配置、上記フォトダイオード群およびフォトダイオード23,33の間隔、各移動情報信号用フォトダイオードの配置を、総て均等にすることができる。したがって、上記移動情報信号のずれ,波形の歪み,位相のばらつき等を抑え、分解性能を上げ、正確な移動情報信号を得ることができるのである。
上記実施の形態において述べた光学式エンコーダは、印刷機器およびFA機器の光センサーとして用いると好適である。
尚、上記実施の形態においては、上記スリット22,32の配列方向について特に限定するものではない。例えば、円板の形状を成す移動体21,31の周囲に円弧状に配列されていても良いし、板の形状を成す移動体21,31に直線状に配列されていても良い。
また、上記実施の形態においては、上記移動体21,31の一方の側に配置された発光素子からの光を上記光伝達部であるスリット22,32によって透過させて、移動体21,31の他方の側に配置されたフォトダイオード23,33に入射させる透過型を例示している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、移動体21,31の一方の側に配置された発光素子からの光を光非透過領域24,34で反射して移動体21,31の上記一方の側に配置されたフォトダイオード23,33に入射させる反射型にも適用することができる。尚、この場合には、スリット22,32は、上記光遮光部として機能することになる。
また、上記光伝達部をスリット22,32に代えて光反射体で構成して、移動体21,31の一方の側に配置された発光素子からの光を上記光反射体で反射して移動体21,31の上記一方の側に配置されたフォトダイオード23,33に入射させる反射型にも適用することができる。尚、この場合には、移動体21,31における上記光反射体間が上記光遮光体として機能することは言うまでもない。また、この場合には、例えば、上記光反射体としてはニッケルメッキを用い、上記光遮光体としては銅を酸化させて黒色化させ且つ表面を粗面化したものを用いる。その製造方法としては、銅の上にニッケルメッキを被覆し、エッチングによって所定の領域のニッケルメッキを除去することで、上記光反射体領域と光遮光体領域とを形成する。
さらに、上記透過型および反射型に拘わらず、上記移動体21,31は、遮光性の板材に上記スリットとなる貫通孔を設けたものであっても良く、透明の板材に光遮光体となる遮光膜を設けてスリットとなる部分を露出させた透過領域としたものであっても良い。
この発明の光学式エンコーダにおける移動体とフォトダイオードとの位置関係を示す図である。 図1に示す光学式エンコーダにおける受光側回路のブロック図である。 図1とは異なる光学式エンコーダにおける移動体とフォトダイオードとの位置関係を示す図である。 従来の光学式エンコーダにおける移動体とフォトダイオードとの位置関係を示す図である。 図4とは異なる従来の光学式エンコーダにおける移動体とフォトダイオードとの位置関係を示す図である。 図5に示す光学式エンコーダを用いた場合の光感度を示す図である。 図4に示す光学式エンコーダを用いた場合の光感度を示す図である。
符号の説明
21,31…移動体、
22,32…スリット、
23,33…フォトダイオード、
23a,23b,23c,33a,33b,33c…フォトダイオード群、
24,34…光非透過領域、
25,26…アンプ。

Claims (7)

  1. 光透過部あるいは光反射部からなる光伝達部と光遮光部とが、等幅を有して等間隔に交互に配列されて上記光伝達部と光遮光部とで360度の位相区間を形成する移動体と、
    上記移動体に向って光を出射する発光手段と、
    上記発光手段から出射された光を、上記移動体の上記光伝達部を介して受ける受光手段と、
    上記移動体の動きに応じて変化する上記受光手段が受ける上記光の変化量に基づいて、上記移動体の移動情報を表す上記移動体に対して位相が順次90度毎の位相差を有する4つの移動情報信号を生成して出力する移動情報信号生成手段と
    を備え、
    上記受光手段は、4×3 n (nは2以上の整数)個のフォトダイオードからなり、
    上記4×3 n 個のフォトダイオードは、夫々4×3 (n-1) 個の互いに隣り合った上記フォトダイオードからなる3つのフォトダイオード群を構成し、
    上記4×3 n 個のフォトダイオードは、上記各移動情報信号毎に、180度/3 n の位相区間幅で且つ位相が順次180度/3 n 毎の位相差で上記移動体を検出する3 n 個ずつの上記フォトダイオードに分けられ、
    上記4つの移動情報信号の夫々を生成するための上記3 n 個の上記フォトダイオードは上記3つのフォトダイオード群に均等数で配置され、
    上記移動情報信号生成手段は、上記各移動情報信号毎に上記3つのフォトダイオード群に配置された上記3 n 個のフォトダイオードの出力信号を加算し、上記4つの移動情報信号とす
    ことを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記3つのフォトダイオード群において、上記4つの移動情報信号の夫々を生成するためのフォトダイオードは、同じ順序で配列されていることを特徴とする光学式エンコーダ。
  3. 請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記移動体における上記光伝達部の配列間隔を1ピッチとすると、
    互いに隣接する2つの上記フォトダイオード群に族するフォトダイオードにおいて、一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードと上記他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで上記一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードとの間隔、および、同一のフォトダイオード群に族するフォトダイオードにおける互いに隣接する2つのフォトダイオードの間隔は、上記互いに独立した移動情報信号の個数4と上記フォトダイオード群の個数3の乗羃との積で上記ピッチを除した値となっている
    ことを特徴とする光学式エンコーダ。
  4. 請求項3に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記移動情報信号の個数は4個であり、
    上記フォトダイオード群の個数は3個であり、
    上記乗羃は2乗であり、
    上記フォトダイオードの幅は(1/18)×ピッチであり、
    上記互いに隣接する2つの上記フォトダイオード群に族するフォトダイオードにおいて、一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードと上記他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで上記一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードとの間隔は、(1/12)×ピッチであり、
    上記同一のフォトダイオード群に族するフォトダイオードにおける互いに隣接する2つのフォトダイオードの間隔は、(1/36)×ピッチであ
    ことを特徴とする光学式エンコーダ。
  5. 請求項3に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記移動情報信号の個数は4個であり、
    上記フォトダイオード群の個数は3個であり、
    上記乗羃は3乗であり、
    上記フォトダイオードの幅は(1/54)×ピッチであり、
    上記互いに隣接する2つの上記フォトダイオード群に族するフォトダイオードにおいて、一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードと上記他方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードのうちで上記一方のフォトダイオード群に族するフォトダイオードに最も近いフォトダイオードとの間隔は、(1/36)×ピッチであり、
    上記同一のフォトダイオード群に族するフォトダイオードにおける互いに隣接する2つのフォトダイオードの間隔は、(1/108)×ピッチである
    ことを特徴とする光学式エンコーダ。
  6. 請求項4あるいは請求項5に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記移動体における上記光伝達部の配列間隔を1ピッチとして、
    上記夫々のフォトダイオード群に族する複数のフォトダイオードに関して、
    上記フォトダイオード群の一端から奇数番目に配置されているフォトダイオードを第1フォトダイオードとする一方、偶数番目に配置されているフォトダイオードを第2フォトダイオードとし、
    さらに、
    上記第1フォトダイオードのうち、上記一端から(1/2)×ピッチに配列されているフォトダイオードを第1Aフォトダイオードとする一方、上記一端とは反対側の他端から(1/2)×ピッチに配列されているフォトダイオードを第1Bフォトダイオードとし、
    上記第2フォトダイオードのうち、上記一端から(1/4)×ピッチおよび上記他端から(1/4)×ピッチに配列されているフォトダイオードを第2Aフォトダイオードとする一方、上記一端から(1/4)×ピッチと上記他端から(1/4)×ピッチとの間の中央(1/2)×ピッチに配列されているフォトダイオードを第2Bフォトダイオードと
    した場合に、
    上記移動情報信号生成手段は、上記第1A,第1B,第2Aおよび第2Bフォトダイオードの4種類のフォトダイオードからの受光量の変化量を表す信号に基づいて、上記移動体の移動情報を表す互いに独立した4個の移動情報信号を生成して出力するようになってい
    ことを特徴とする光学式エンコーダ。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載の光学式エンコーダを備えたことを特徴とする電子機器
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