JP3375578B2 - 光電式エンコーダ - Google Patents
光電式エンコーダInfo
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Description
て移動体の位置,移動速度,移動方向等の変位情報を検出
する光電式エンコーダに関する。
および動きを検出する装置として、一定間隔でスリット
が穿設されている移動体を発光素子と受光素子との間の
光路を遮断するように移動させる光電式エンコーダが開
発されている。
示す。移動方向に一定のピッチPで穿設された(1/2)
Pの幅のスリット2a,2b,…を有する移動体1を挟ん
で、移動体1の手前側には発光素子(図には表れていな
い)配置する一方、移動体1の向こう側には受光素子が
配置されている。そして、上記発光素子からの光がスリ
ット2を通過して上記受光素子で検出されるようになっ
ている。
用いて光源を1つにしている。これに対して、上記受光
素子は、移動方向及び移動速度の検出が可能になるよう
に、略(1/4)Pの幅を有する4つのフォトダイオード
3a〜3dを、(1/4)Pの配列ピッチでスリット2の配
列方向に隣接配置して構成されている。そして、1つ置
きのフォトダイオード対(3a,3c;3b,3d)からの出力
信号は比較器(図示せず)に入力され、比較されて位相が
90度異なる出力信号が生成される。
来の光電式エンコーダにおいては、以下のような問題が
ある。すなわち、スリット2の配列方向に、スリット2
の配列ピッチPの1/4のピッチで略(1/4)Pの幅を有
する4つのフォトダイオード3a〜3dを配置している。
そのために、隣接するフォトダイオード3a,3b間には
殆ど間隔が無くなり、分解能が低下する。
ド3a,3b間には、両フォトダイオード3a,3bの間を区
切る手段(不感体あるいは遮光マスク等)を形成する必要
があり、各フォトダイオード3の幅は実質的に(1/4)
Pにすることができないのである。
等に用いられる光電式エンコーダにおいては、移動体1
のスリット2のピッチが70.5μm程度となり、フォト
ダイオード3の幅は原理上約17.6μmとなる。その場
合、各フォトダイオード3の間を区切る上記手段に5μ
m〜10μmを必要とすると、被検出体1の変位情報を検
出するためのフォトダイオード3の有効幅が約12.6
μm〜7.6μmと微少になってしまい、検出信号の出力
値が小さくなる。また、検出信号の出力値が小さくなる
ために隣接した別チャンネルの信号のクロストークの影
響を受けやすくなり、検出信号のS/N比の低下につな
がる。
比較器に入力された際に、上記比較器で生成される出力
信号の伝達特性精度のバラツキに大きく影響するのであ
る。
が図れ、且つ、クロストークを軽減して検出信号のS/
N比の低下を抑制できる光電式エンコーダを提供するこ
とにある。
め、この発明は、所定幅を有する複数のスリットが上記
所定幅の2倍のピッチで配列された移動体の両側に発光
手段と受光手段とを相対向させて配置し,上記発光手段
から受光手段への照射光を上記移動体の動きに応じて変
調させ,この変調照射光に基づいて上記移動体の移動情
報を得る光電式エンコーダにおいて、上記受光手段は,
上記スリットの配列ピッチの1/2の幅を有する4つの
フォトダイオードを,nを正の整数として,上記スリット
の配列ピッチの(3/4)n倍である所定配列ピッチで上
記スリットの移動方向に列状に配置して構成されてお
り、上記フォトダイオードの配列における両端部の外側
に,上記フォトダイオードとは接続されないダミーフォ
トダイオードを配置し、上記ダミーフォトダイオードは
互いに電気的に接続して接地されていることを特徴とし
ている。
列ピッチをPとすると、上記スリットの幅とフォトダイ
オードの幅とは共に(1/2)Pであって同じ幅を有す
る。また、(1/2)Pの幅を有する上記フォトダイオー
ドが(3/4)nPの配列ピッチで配列されるため、隣接
したフォトダイオード間には(1/4)P以上の隙間がで
きる。したがって、1つのフォトダイオードの受光幅が
上記スリットの幅に整合した状態で隣接フォトダイオー
ド間に十分な間隔が形成されて、隣接した別チャンネル
の信号のクロストークの影響が軽減される。その結果、
分解能の向上が図られ、上記フォトダイオードによる検
出信号のS/N比が向上されるのである。
なる漏れ電流の影響が軽減されて、上記検出信号のS/
N比の更なる向上が図られる。さらに、上記ダミーフォ
トダイオードの総ては接地されているために、上記ノイ
ズ成分の影響が確実に軽減さ れる。
記ダミーフォトダイオードを、上記フォトダイオードの
配列における両端部に配置することが望ましい。
記ダミーフォトダイオードを、上記フォトダイオードの
配列を取り囲んで配置することが望ましい。
記4つのフォトダイオードを、実質的に同一の形状およ
び寸法に成すことが望ましい。
オードの光電変換特性が揃えられ、上記移動体の移動情
報が精度よく得られる。
記受光手段を上記4つのフォトダイオードでなるフォト
ダイオードグループを列状に複数配置して構成し、上記
各フォトダイオードグループにおいて、上記スリットか
らのずれ量が同じフォトダイオードの出力同士を互いに
接続する配線手段を備えることが望ましい。
ループにおける上記スリットからのずれ量が同じフォト
ダイオードの出力同士は配線手段によって互いに接続さ
れているので、実質的に受光面積が増やされたと同じこ
とになる。したがって、上記検出信号のS/N比の更な
る向上が図られる。
記各フォトダイオードの出力信号のうち位相が180度
ずれている2つの出力信号をエンコーダ信号に変換する
比較器を備えることが望ましい。
いに電気角で90度の位相差を有する信号が生成され
る。こうして、上記各信号の周期と一方の信号に対する
他方の信号の位相の進み遅れとからなる上記移動情報が
得られる。
記複数のフオトダイオードを、上記発光手段の光軸に対
して対称に配置することが望ましい。
対して上記複数のフオトダイオードがバランスよく配置
され、上記比較器からの信号の伝達特性精度の安定化が
図れる。
記発光手段を、発光ダイオードと、この発光ダイオード
の光軸上における上記発光ダイオードとフォトダイオー
ドとの間に配置されたコリメーティングレンズで構成す
ることが望ましい。
ズによって発光ダイオードからの照射光が平行化され
る。したがって、上記発光ダイオードとフォトダイオー
ドとの間における上記移動体の位置変動による受光側へ
の光照射状態の変動が少なくなる。こうして、上記比較
器からの信号の伝達特性精度の更なる安定化が図れる。
スリットが上記所定幅の2倍のピッチで配列された移動
体の両側に発光手段と受光手段とを相対向させて配置
し,上記発光手段から受光手段への照射光を上記移動体
の動きに応じて変調させ,この変調照射光に基づいて上
記移動体の移動情報を得る光電式エンコーダにおいて、
上記受光手段は,上記スリットの配列ピッチの1/2の幅
を有する4つのフォトダイオードを,nを正の整数とし
て,上記スリットの配列ピッチの(3/4)n倍である所定
配列ピッチで上記スリットの移動方向に列状に配置して
構成されており、上記フォトダイオードの配列における
両端部の外側に,上記フォトダイオードとは接続されな
いダミーフォトダイオードを配置し、上記フォトダイオ
ードの配列における夫々のフォトダイオードの間に,上
記フォトダイオードとは接続されないダミーフォトダイ
オードを配置したことを特徴としている。
ドの受光幅がスリットの幅に整合した状態で隣接フォト
ダイオード間に十分な間隔が形成されて、隣接した別チ
ャンネルの信号のクロストークの影響が軽減される。そ
の結果、分解能の向上が図られ、上記フォトダイオード
による検出信号のS/N比が向上される。
なる漏れ電流の影響が軽減されて、上記検出信号のS/
N比の更なる向上が図られる。さらに、各フォトダイオ
ード間に何も施すことなくダミーフォトダイオードが設
置される。こうして、上記検出信号のS/N比の更なる
向上が図られる。
記フォトダイオードおよびダミーフォトダイオードの配
列における両側部の外側に、上記フォトダイオードとは
接続されないダミーフォトダイオードを配置して、上記
各フォトダイオードの周囲を上記ダミーフォトダイオー
ドで取囲むことが望ましい。
ドの周囲が上記ダミーフォトダイオードで取囲まれて、
上記検出信号のS/N比の更なる向上が図られる。
記ダミーフォトダイオードを、互いに電気的に接続して
接地することが望ましい。
オードの総ては接地されているために、上記ノイズ成分
の影響が確実に軽減される。
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の光電
式エンコーダにおける信号形成用のフォトダイオードと
移動体のスリットとの位置関係を示す図である。
ッチPで(1/2)Pの幅を有するスリット12が穿設さ
れている。そして、移動体11の向こう側には、一つの
半導体チップ上に形成されたの4つのフォトダイオード
13a〜13dが配置されている。この4つのフォトダイ
オード13a〜13dの夫々は(1/2)Pの幅を有し、移
動体11の経路に沿って(3/4)Pのピッチ(電気角27
0度)で配置されている。各フォトダイオード13a〜1
3dは、上述のごとく同一半導体チップ上に各々電気的
に絶縁された状態で作成されている。そして、図2に示
すように、移動体11の矢印「⇒」方向への変位によっ
て、各フォトダイオード13は、270度の位相差を有
する三角波状態の光電流波形14a,14b,14c,14d
を出力するのである。
力される各光電流の夫々は、増幅器(図示せず)によって
増幅され、図3に示すように、180度の位相差を有す
る光電流14a(A+)と光電流14c(A−)、および、光
電流14b(B−)と光電流14d(B+)が、対になって比
較器15a,15bに入力されて各入力信号のレベルが比
較される。
14a,14b,14c,14dに基づいて、矩形波で示され
る90度((1/4)P)の位相差を有する2つの出力信号
VOA,VOBが得られ、この出力信号VOA,VOBの周期から
移動体11の移動速度が得られ、出力信号VOA,VOBの
一方に対する他方の位相の進み遅れから移動体11の移
動方向が得られるのである。尚、フォトダイオード13
a〜13dからの光電流を増幅し、比較器15a,15bに
よって矩形波に変換する具体的処理は、特公平3‐76
428号公報に開示されている。
記移動体11に穿設されたスリット12の配列ピッチP
に対して(1/2)Pの幅を有する4つのフォトダイオー
ド13a〜13dを、(3/4)Pのピッチ(電気角270
度)で配置している。したがって、各フォトダイオード
13a〜13dの間には(1/4)Pの間隔を設けることが
できる。
0.5μmとすると、スリット12およびフォトダイオー
ド13の幅は35.25μmとなり、各フォトダイオード
13の間隔は17.62μmとなる。したがって、特に、
不感体あるいは遮光マスク等の各フォトダイオード13
の間を区切る手段を設ける必要がなく、一つのフォトダ
イオード13の受光幅を移動体11のスリット12の幅
に整合させた状態で、各フォトダイオード13の間には
十分な間隔を設けることができ、隣接した別チャンネル
の信号のクロストークの影響を軽減できる。その結果、
各フォトダイオード13からの検出信号の分解能の向上
を図ることができ、上記検出信号のS/N比の低下を抑
制できるのである。
Pの幅を有するフォトダイオード13を(3/4)Pのピ
ッチで配置しているが、この発明はこれに限定されるも
のではない。要は、nを正の整数として、(3/4)nP
のピッチで配置すれば同じ効果が得られるのである。
オード21の配列状態を示す。図1における4つのフォ
トダイオード13a〜13dにおいて、上記フォトダイオ
ード13dに隣接して(1/4)Pの間隔で5つ目のフォト
ダイオード13eを設けた場合に、その5つ目のフォト
ダイオード13eとスリット12dとの位置関係は、1つ
目のフォトダイオード13aとスリット12aとの位置関
係と同じになる。つまり、図4に示すように、4つの連
続したフォトダイオード21a〜21dと、これに続く4
つの連続したフォトダイオード21e〜21hとにおい
て、各一対のフォトダイオード21a,21e;21b,2
1f;21c,21g;21d,21hは、スリット12に対
して同じ位置関係を有しており、出力信号も同じであ
る。
対のフォトダイオード21a,21eの出力を一つに接続
し、一対のフォトダイオード21b,21fの出力を一つ
に接続し、一対のフォトダイオード21c,21gの出力
を一つに接続し、一対のフォトダイオード21d,21h
の出力を一つに接続するのである。こうすることによっ
て、図1における各フォトダイオード21a,21b,21
c,21dの出力を2倍にすることができ、検出信号のS/
N比の更なる向上を図ることができるのである。
オード25の配列状態を示す。本実施の形態において
は、図1に示す光電式エンコーダの場合と同様に、4つ
のフォトダイオード25a〜25dを移動体(図示せず)の
移動方向に配列する。そして、一端のフォトダイオード
25aの外側と他端のフォトダイオード25dの外側とに
は、ダミーフォトダイオード26a,26bを配置してい
る。そして、ダミーフォトダイオード26a,26bを互
いに電気的に接続すると共に接地することによって、各
フォトダイオード25とは電気的に絶縁されてエンコー
ダ出力信号形成に直接寄与しないようにしている。
は、各フォトダイオード25の信号電流に対してノイズ
となる漏れ電流を電気的に接地するのである。こうする
ことによって、各フォトダイオード25a〜25dからの
出力信号のS/N比の低下を抑制できるのである。
形例を示す。図6においては、図1と同様に、移動体
(図示せず)に穿設されたスリット(図示せず)の配列ピッ
チPに対して(1/2)Pの幅を有する4つのフォトダイ
オード31a〜31dを(3/4)Pのピッチ(電気角270
度)で配置して、各フォトダイオード31a〜31dの間
には(1/4)Pの間隔を設けている。
外側と他端のフォトダイオード31dの外側とには、ダ
ミーフォトダイオード32a,32bを配置している。さ
らに、ダミーフォトダイオード32a,フォトダイオード
31a〜31dおよびダミーフォトダイオード32bの配
列の両側部の外側には、ダミーフォトダイオード32c,
32dを配置している。そして、4つのフォトダイオー
ド31a〜31dを実質的に囲むダミーフォトダイオード
32a〜32dを互いに電気的に接続すると共に接地する
ことによって、各フォトダイオード31とは電気的に絶
縁されてエンコーダ出力信号形成に直接寄与しないよう
にしている。
フォトダイオード31a〜31dの間にも、略(1/4)P
の幅を有するダミーフォトダイオード33a〜33cを配
置して、漏れ電流による各フォトダイオード31からの
出力信号に対する影響をさらに軽減するようにしてい
る。
コーダは、例えば発光素子で成る1つの光源を有してい
る。したがって、図1の場合には、図7に示すように、
4つのフォトダイオード13a〜13dを、上記1つの光
源の光軸Oに対して対称に配置することによって、上記
光源の照射強度分布に対してバランス良く検出系を構成
することができる。
ダの検出系の断面図を示す。移動体11を挟んで一方側
には、半導体発光チップ41が封入された発光素子42
が配置されている。また、他方側には、半導体受光チッ
プ43が封入された受光素子44が配置されている。
尚、発光素子42と受光素子44とはケース45内に収
納されている。そして、半導体発光チップ41と半導体
受光チップ43とを結ぶ光軸上における発光素子42の
前には、発光素子42の照射光を平行化するためのコリ
メーティングレンズ46を配置している。こうすること
によって、発光素子42と受光素子44との間における
移動体11の位置変動による受光側への光照射状態の変
動を少なくすることができるのである。
電式エンコーダは、移動体に対して発光手段の反対側に
位置する受光手段は、上記移動体のスリットの配列ピッ
チをPとした場合に、(1/2)Pの幅を有する4つのフ
ォトダイオードを、nを正の整数として(3/4)nPの
配列ピッチで配置して構成されているので、上記スリッ
トの幅とフォトダイオードの幅とは同じ幅を有すると共
に、隣接したフォトダイオード間には(1/4)P以上の
隙間ができる。したがって、1つのフォトダイオードの
受光幅が上記スリットの幅に整合した状態で、隣接フォ
トダイオード間に十分な間隔を形成できる。
ストークの影響を軽減して、分解能の向上を図り、上記
フォトダイオードによる検出信号のS/N比を向上でき
るのである。
る外側に、上記フォトダイオードとは接続されないダミ
ーフォトダイオードを配置しているので、ノイズ成分と
なる漏れ電流の影響を軽減して上記検出信号のS/N比
を更に向上できる。さらに、上記ダミーフォトダイオー
ドを互いに電気的に接続して接地しているので、上記ノ
イズ成分の影響を確実に軽減できる。
記4つのフォトダイオードを実質的に同一の形状および
寸法にすれば、上記4つのフォトダイオードの光電変換
特性を揃えることができ、上記移動体の移動情報を精度
よく得ることができる。
記受光手段を上記4つのフォトダイオードでなるフォト
ダイオードグループを列状に複数配置して構成し、上記
スリットからのずれ量が同じであるフォトダイオードの
出力同士を配線手段で接続すれば、実質的に受光面積を
増やすことができる。したがって、上記検出信号のS/
N比を更に向上できる。
記各フォトダイオードの出力信号のうち180度位相が
ずれている2つの出力信号をエンコーダ信号に変換する
比較器を備えれば、互いに電気角で90度の位相差を有
する信号を生成できる。したがって、上記各信号の周期
と一方の信号に対する他方の信号の位相の進み遅れとを
上記移動情報として得ることができる。
記複数のフオトダイオードを上記発光手段の光軸に対し
て対称に配置すれば、上記比較器からの信号の伝達特性
精度の安定化を図ることができる。
記発光手段を、発光ダイオードと、この発光ダイオード
の光軸上における上記発光ダイオードとフォトダイオー
ドとの間に配置されたコリメーティングレンズで構成す
れば、上記移動体の位置変動による受光側への光照射状
態の変動を少なくできる。したがって、上記比較器から
の信号の伝達特性精度を更に安定化させることができ
る。
動体に対して発光手段の反対側に位置する受光手段は、
上記移動体のスリットの配列ピッチをPとした場合に、
(1/2)Pの幅を有する4つのフォトダイオードを、n
を正の整数として(3/4)nPの配列ピッチで配置して
構成されているので、1つのフォトダイオードの受光幅
が上記スリットの幅に整合した状態で、隣接フォトダイ
オード間に十分な間隔を形成できる。したがって、クロ
ストークの影響を軽減して分解能の向上を図り、上記フ
ォトダイオードによる検出信号のS/N比を向上でき
る。
る両端部の外側に、上記フォトダイオードとは接続され
ないダミーフォトダイオードを配置したので、ノイズ成
分となる漏れ電流の影響を軽減して上記検出信号のS/
N比を更に向上できる。さらに、上記フォトダイオード
の配列における夫々のフォトダイオードの間に、上記フ
ォトダイオードとは接続されないダミーフォトダイオー
ドを配置したので、上記検出信号のS/N比の更なる向
上を図ることができる。
記各フォトダイオードの周囲を上記ダミーフォトダイオ
ードで取囲めば、上記検出信号のS/N比の更なる向上
を図ることができる。
記ダミーフォトダイオードを互いに電気的に接続して接
地すれば、上記ノイズ成分の影響を確実に軽減できる。
ダイオードと移動体のスリットとの位置関係を示す図で
ある。
ダイオードから出力される光電流の波形を示す図であ
る。
信号VOA,VOBの波形を示す図である。
を示す図である。
およびダミーフォトダイオードの配列状態を示す図であ
る。
オードおよびダミーフォトダイオードの配列状態を示す
図である。
に対する配置状態を示す図である。
図である。
オードと移動体のスリットとの位置関係を示す図であ
る。
1…フォトダイオード、15…比較器、26,32,33
…ダミーフォトダイオード、41…半導体発光チップ、
42…発光素子、43…半導体受光チッ
プ、 44…受光素子、46…コリメーティ
ングレンズ。
Claims (11)
- 【請求項1】 所定幅を有する複数のスリットが上記所
定幅の2倍のピッチで配列された移動体の両側に発光手
段と受光手段とを相対向させて配置し、上記発光手段か
ら受光手段への照射光を上記移動体の動きに応じて変調
させ、この変調照射光に基づいて上記移動体の移動情報
を得る光電式エンコーダにおいて、 上記受光手段は、上記スリットの配列ピッチの1/2の
幅を有する4つのフォトダイオードを、nを正の整数と
して、上記スリットの配列ピッチの(3/4)n倍である
所定配列ピッチで上記スリットの移動方向に列状に配置
して構成されており、 上記フォトダイオードの配列における外側に、上記フォ
トダイオードとは接続されないダミーフォトダイオード
を配置し、 上記ダミーフォトダイオードは、互いに電気的に接続さ
れて接地 されていることを特徴とする光電式エンコー
ダ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光電式エンコーダにお
いて、 上記ダミーフォトダイオードは、上記フォトダイオード
の配列における両端部に配置されていることを特徴とす
る光電式エンコーダ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の光電式エンコーダにお
いて、 上記ダミーフォトダイオードは、上記フォトダイオード
の配列を取り囲んで配置されていることを特徴とする光
電式エンコーダ。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記
載の光電式エンコーダにおいて、 上記4つのフォトダイオードは、実質的に同一の形状お
よび寸法を有していることを特徴とする光電式エンコー
ダ。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記
載の光電式エンコーダにおいて、 上記受光手段は、上記4つのフォトダイオードでなるフ
ォトダイオードグループを列状に複数配置して構成され
ており、 上記各フォトダイオードグループにおいて、上記スリッ
トからのずれ量が同じフォトダイオードの出力同士を互
いに接続する配線手段を備えたことを特徴とする光電式
エンコーダ。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記
載の光電式エンコーダにおいて、 上記各フォトダイオードの出力信号のうち位相が180
度ずれている2つの出力信号をエンコーダ信号に変換す
る比較器を備えたことことを特徴とする光電式エンコー
ダ。 - 【請求項7】 請求項6に記載の光電式エンコーダにお
いて、 上記複数のフオトダイオードは、上記発光手段の光軸に
対して対称に配置されていることを特徴とする光電式エ
ンコーダ。 - 【請求項8】 請求項6に記載の光電式エンコーダにお
いて、 上記発光手段は、 発光ダイオードと、 上記発光ダイオードの光軸上における上記発光ダイオー
ドとフォトダイオードとの間に配置されたコリメーティ
ングレンズで構成されていることを特徴とする光電式エ
ンコーダ。 - 【請求項9】 所定幅を有する複数のスリットが上記所
定幅の2倍のピッチで配列された移動体の両側に発光手
段と受光手段とを相対向させて配置し、上記発光手段か
ら受光手段への照射光を上記移動体の動きに応じて変調
させ、この変調照射光に基づいて上記移動体の移動情報
を得る光電式エンコーダにおいて、 上記受光手段は、上記スリットの配列ピッチの1/2の
幅を有する4つのフォトダイオードを、nを正の整数と
して、上記スリットの配列ピッチの(3/4)n倍である
所定配列ピッチで上記スリットの移動方向に列状に配置
して構成されており、 上記フォトダイオードの配列における両端部の外側に、
上記フォトダイオードとは接続されないダミーフォトダ
イオードを配置し、 上記フォトダイオードの配列における夫々のフォトダイ
オードの間に、上記フォトダイオードとは接続されない
ダミーフォトダイオードを配置したことを特徴とする光
電式エンコーダ。 - 【請求項10】 請求項9に記載の光電式エンコーダに
おいて、 上記フォトダイオードおよびダミーフォトダイオードの
配列における両側部の外側に、上記フォトダイオードと
は接続されないダミーフォトダイオードを配置して、上
記各フォトダイオードの周囲を上記ダミーフォトダイオ
ードで取囲んだことを特徴とする光電式エンコーダ。 - 【請求項11】 請求項9あるいは請求項10に記載の
光電式エンコーダにおいて、 上記ダミーフォトダイオードは、互いに電気的に接続さ
れて接地されていることを特徴とする光電式エンコー
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27420899A JP3375578B2 (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 光電式エンコーダ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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