JP4054432B2 - まくらぎ継材取付構造、及びまくらぎ継材の取付方法 - Google Patents

まくらぎ継材取付構造、及びまくらぎ継材の取付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道のレールを支持するまくらぎにおいてレール長手方向に対し垂直な方向(以下、「まくらぎ長手方向」という。)の端部となる部分(以下、「まくらぎ端部」という。)どうしをレール長手方向につなぐまくらぎ継材取付構造及びまくらぎ継材の取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道において、標準長さ25mのレールを溶接して延長し、長さ200m以上としたロングレールが採用される場合がある。このロングレール区間においては、温度変化によるレールの伸縮に対処するため、レールの端部に「伸縮継目」を設けている。
【0003】
この伸縮継目は、図4に示すような構成を有している。図4は、従来のレール伸縮継目箇所における軌道の構成を示す図であり、図4(A)はレール伸縮継目箇所の軌道の平面図を、図4(B)は図4(A)におけるB−B端面図を、図4(C)は図4(B)におけるまくらぎ継材取付部分の拡大図を、それぞれ示している。
【0004】
図4(A)に示すように、この伸縮継目は、レール長手方向(図4(A)における左右方向)に細長いクサビ状をなすトングレール51と、トングレール51の頭部側面に当接されるように添わされる受けレール52を備えている。
【0005】
また、図4(B)に示すように、トングレール51と受けレール52は、床板53とレールブレス54、締結装置55,56,57により、まくらぎ50上に取り付けられている。この場合、床板53及びレールブレス54の側面と受けレール52の腹部側面との間にはわずかな隙間が設けられている。図示はしていないが、トングレール51の腹部側面とレールブレス等との間にもわずかな隙間が設けられている。
【0006】
このような構成により、伸縮継目は、温度変化等によりロングレール端部に伸縮が生じた場合には、トングレール51又は受けレール52が床板53の上面ををレール長手方向に摺動しながら移動する。このため、伸縮継目箇所では、ロングレールの伸縮量が拘束されることがなく、ロングレール内の軸力が過大となるようなことがないので、レールの「張出し」等が防止される。
【0007】
しかし、上記した伸縮継目のトングレール51は、レールの端部付近になるにしたがって断面が小さく、トングレール51の部分では、2本のレールと複数のまくらぎからなる「はしご」状の構造体である「軌きょう」の横剛性が小さい。このため、この部分のまくらぎは、まくらぎ長手方向に移動する「まくらぎ直角狂い」を起こしやすく、これに伴い、この部分の軌道は、レールの平面線形が蛇行状に変形する「通り狂い」と呼ばれる軌道狂いが発生しやすい、という問題があった。
【0008】
この問題を解決するため、従来は、図4(C)に示すように、まくらぎ50においてまくらぎ長手方向の端部(左端及び右端)となるまくらぎ端部にまくらぎ継材2Cを設けていた。
【0009】
まくらぎ継材2Cは、埋込雌ねじ60と、パッド61と取付片62と、ボルト63とナット64と座金65とコイルばね66によりまくらぎ50に取り付けられている。まくらぎ50のまくらぎ端部付近には、内壁に雌ねじが形成された埋込雌ねじ60があらかじめ埋設されている。また、取付片62にはボルト挿通用の孔が開設されており、L字状断面の鋼材であるまくらぎ継材2Cに取付片62がまくらぎ50の設置間隔ごとに溶接等により固定されている。また、ボルト63には、軸部と頭部の両方に雄ねじが形成されている。
【0010】
まくらぎ継材2Cをまくらぎ50に取り付ける場合には、まずゴム等からなりボルト挿通用の孔が設けられたパッド61のボルト孔部分を、埋込雌ねじ60の孔部分に合致させるようにして、パッド61をまくらぎ50上に載置する。次に、取付片62のボルト孔部分を埋込雌ねじ60の孔部分に合致させるようにして載置する。次に、ボルト63の軸部を埋込雌ねじ60にねじ込み、コイルばね66と座金65をボルト63の頭部に挿通させた後にナット64をねじ込み、取付片62をまくらぎ50のまくらぎ端部に取り付ける。これにより、まくらぎ50のまくらぎ端部どうしがまくらぎ継材2Cによってレール長手方向につながれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のまくらぎ継材の取付方法では、図4(B)に示すように、まくらぎ50の端面から所定の取付余裕Lが必要であった。このため、まくらぎ長手方向の長さの短いまくらぎでは、まくらぎ継材を取り付けることができなかった。まくらぎ継材が取り付けられていない伸縮継目区間の線路では、マルチプルタイタンパー等の線路保守用機械で道床砕石の突き固め作業を行うと、上記した「まくらぎ直角狂い」が生じるため、人力で作業を行わざるを得ず、線路保守作業の省力化が図れない、という問題があった。一方、まくらぎ継材の取付余裕Lが確保可能な長いまくらぎに交換すると、線路の路盤の拡幅が必要になる場合もあり、その場合には多額の工事費用がかかる、という問題があった。
【0012】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、短いまくらぎであってもまくらぎ継材が取り付け可能なまくらぎ継材取付構造及びまくらぎ継材の取付方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るまくらぎ継材取付構造は、鉄道のレールを支持するまくらぎにおいてレール長手方向に垂直なまくらぎ長手方向の端部となるまくらぎ端部に支持されるまくらぎ端支持部材と、前記レール長手方向に延在するように配設され、両端が2個の前記まくらぎ端支持部材に取り付けられるまくらぎ継材と、前記まくらぎ継材に結合され、前記まくらぎの前記レール長手方向の間隔を所定間隔に設定するまくらぎ間隔設定部材を備え、前記まくらぎ継材は、前記まくらぎ長手方向において前記まくらぎ端部の端面の外側となる位置に取り付けられることを特徴とする。
【0014】
上記したまくらぎ継材取付構造において、好ましくは、前記まくらぎ端支持部材は、前記まくらぎ端部付近の表面のうちの一面である第1被圧面を押圧可能な第1押圧部を有する第1支持部材と、前記まくらぎ端部付近の表面のうちの他の面である第2被圧面を押圧可能な第2押圧部を有する第2支持部材と、前記第1押圧部により前記第1被圧面に押圧させるとともに前記第2押圧面により前記第2被圧面を押圧させて前記第1支持部材及び前記第2支持部材を前記まくらぎ端部に固定する支持用ボルト及び支持用ナットを有する。
【0015】
また、本発明に係るまくらぎ継材取付構造は、鉄道のレールを支持するまくらぎにおいてレール長手方向に垂直なまくらぎ長手方向の端部となるまくらぎ端部に支持されるまくらぎ端支持部材と、前記レール長手方向に延在するように配設され、両端が2個の前記まくらぎ端支持部材に取り付けられるまくらぎ継材と、前記まくらぎ継材に結合され、前記まくらぎの前記レール長手方向の間隔を所定間隔に設定するまくらぎ間隔設定部材を備え、前記まくらぎ端支持部材は、前記まくらぎ端部付近の表面のうちの一面である第1被圧面を押圧可能な第1押圧部を有する第1支持部材と、前記まくらぎ端部付近の表面のうちの他の面である第2被圧面を押圧可能な第2押圧部を有する第2支持部材と、前記第1押圧部により前記第1被圧面に押圧させるとともに前記第2押圧面により前記第2被圧面を押圧させて前記第1支持部材及び前記第2支持部材を前記まくらぎ端部に固定する支持用ボルト及び支持用ナットを有し、前記第1押圧部と前記第1被圧面との間に介設され前記第1押圧部による前記第1被圧面の押圧を補助する第1押圧補助部材と、前記第2押圧部と前記第2被圧面との間に介設され前記第2押圧部による前記第2被圧面の押圧を補助する第2押圧補助部材を有することを特徴とする
【0016】
また、上記したまくらぎ継材取付構造において、好ましくは、前記第1押圧部により前記第1被圧面を押圧させるとともに前記第2押圧面により前記第2被圧部を押圧させるように付勢する付勢部材を有する。
【0017】
また、上記したまくらぎ継材取付構造において、好ましくは、前記まくらぎ継材は、前記まくらぎ長手方向において前記まくらぎ端部の端面の外側となる位置に取り付けられる。
【0018】
また、上記したまくらぎ継材取付構造において、好ましくは、前記まくらぎ間隔設定部材の内面は、前記まくらぎの表面の一部である被着面に密着可能な面形状に形成される。
【0019】
また、本発明に係るまくらぎ継材の取付方法は、鉄道のレールを支持するまくらぎにおいてレール長手方向に垂直なまくらぎ長手方向の端部となるまくらぎ端部にまくらぎ端支持部材を取り付け、前記まくらぎの前記レール長手方向の間隔を所定間隔に設定するまくらぎ間隔設定部材があらかじめ結合されたまくらぎ継材を前記レール長手方向に延在するように配設するとともに、前記まくらぎ継材の両端を2個の前記まくらぎ端支持部材に取り付けることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態であるまくらぎ継材取付構造の構成を示す図であり、図1(A)は平面図を、図1(B)は側面図を、それぞれ示している。また、図2は、図1に示すまくらぎ継材取付構造のさらに詳細な構成を示す図であり、図2(A)は図1(A)におけるA−A断面図を、図2(B)はまくらぎ端部の拡大側面図を、図2(C)は図2(B)におけるクサビ部材の拡大図を、それぞれ示している。また、図3は、図1に示すまくらぎ継材取付構造の構成部品の構成を示す図であり、図3(A)は第1支持部材の側面図を、図3(B)は第1支持部材の正面図を、図3(C)は第2支持部材の側面図を、図3(D)は第2支持部材の正面図を、図3(E)はコイルばねの側面図を、図3(F)は支持用ボルトの側面図を、それぞれ示している。
【0022】
図1(A)及び図1(B)に示すように、このまくらぎ継材取付構造1は、まくらぎ端支持部材3と、まくらぎ継材2A及び2Bと、まくらぎ継材取付用ボルト39と、まくらぎ継材取付用ナット40と、複数のまくらぎ間隔設定部材4を備えて構成されている。
【0023】
まくらぎ端支持部材3は、まくらぎ50においてレール長手方向に垂直なまくらぎ長手方向の端部となるまくらぎ端部に、後述するボルト等により支持されている。また、まくらぎ継材2A又は2Bは、レール長手方向に延在するように配設され、その両端が2個のまくらぎ端支持部材3,3に取り付けられている。また、複数のまくらぎ間隔設定部材4は、まくらぎ継材2A又は2Bに結合され、まくらぎ50のレール長手方向の間隔を所定間隔に設定している。
【0024】
まくらぎ端支持部材3は、図1,2等に示すように、第1支持部材31と、第2支持部材32と、第3支持部材33と、2本の支持用ボルト35,35と、2個の支持用ナット36,36と、付勢用ばね34と、2本の第3支持部材取付用ボルト37,37と、2個の第3支持部材取付用ナット38,38と、第1押圧補助部材41と、第2押圧補助部材42を有している。上記において、付勢用ばね34は付勢部材に相当している。
【0025】
第1支持部材31は、図3(A),図3(B)に示すように、鋼材からなり、矩形板状の垂直部31aと第1押圧部31bを有している。第1押圧部31bは、一つの板部材に曲げ加工するか、あるいは2つの板部材を溶接すること等により、垂直部31aの上部から屈曲するように形成されている。また、第1押圧部31bの板面は、垂直部31aの板面に対して垂直になるように形成されている。
【0026】
また、垂直部31aの上部には、後述するまくらぎ継材2A又は2Bをボルトで取り付けるためのボルト用孔31cが開設されている。このボルト用孔31cは、まくらぎ継材2A又は2Bの長さ誤差等を吸収するため、長円状の穴となっている。また、垂直部31aの下部には、後述する第3支持部材33をボルトで取り付けるためのボルト用孔31dが開設されている。
【0027】
一方、第1押圧部31bの中央付近には、後述する支持用ボルト35を取り付けるためのボルト用孔31eが開設されている。また、第1押圧部31bの下部には、後述する第1押圧補助部材41を取り付けるための取付用孔31f,31gが開設されている。
【0028】
第2支持部材32は、図3(C),図3(D)に示すように、鋼材からなり、矩形板状態の垂直部32aと第2押圧部32bを有している。第2押圧部32bは、一つの板部材に曲げ加工するか、あるいは2つの板部材を溶接すること等により、垂直部32aの上部から屈曲するように形成されている。また、第2押圧部32bの板面は、垂直部32aの板面に対して垂直になるように形成されている。
【0029】
また、垂直部32aの上部には、後述するまくらぎ継材2A又は2Bをボルトで取り付けるためのボルト用孔32cが開設されている。このボルト用孔32cは、まくらぎ継材2A又は2Bの長さ誤差等を吸収するため、長円状の穴となっている。また、垂直部32aの下部には、後述する第3支持部材33をボルトで取り付けるためのボルト用孔32dが開設されている。
【0030】
一方、第2押圧部32bの中央付近には、後述する支持用ボルト35を取り付けるためのボルト用孔32eが開設されている。また、第2押圧部32bの下部には、後述する第2押圧補助部材42を取り付けるための取付用孔32f,32gが開設されている。
【0031】
また、第1支持部材31と第2支持部材32は、互いに対称な形状となっており、垂直部31aが垂直部32aに対応し、第1押圧部31bが第2押圧部32bに対応している。また、ボルト用孔31c,31d,31eがボルト用孔32c,32d,32eにそれぞれ対応し、取付用孔31f,31gが取付用孔32f.32gにそれぞれ対応している。
【0032】
第3支持部材33は、図2(A),図2(B)に示すように、鋼材からなり、矩形板状態の垂直部33aと水平部33bを有している。第3支持部材33は、一つの板部材に曲げ加工するか、あるいは圧延加工等の一体形成を行うこと等によって形成されている。また、水平部33bの板面は、垂直部33aの板面に対して垂直になるように形成されており、第3支持部材33の断面形状はL字状となっている。また、垂直部33aには、上記した第1支持部材31及び第2支持部材32にボルトで取り付けるためのボルト用孔33c,33dが開設されている。また、第3支持部材取付用ボルト37は、鋼材からなるボルトである。また、第3支持部材取付用ナット38は、鋼材からなり六角形状に形成されたナットである。
【0033】
付勢用ばね34は、図3(E)に示すように、線状のばね鋼材からなり、コイル状(弦巻状)に形成されたばねである。
【0034】
支持用ボルト35は、図3(F)に示すように、鋼材からなり、円柱状の軸部35aと、ばね嵌合部35bと、雄ねじ部35cを有している。ばね嵌合部35bは、らせん状の溝を有している。このため、ばね嵌合部35bを付勢用ばね34の端部34a又は34bの内部へねじ込むと、らせん状溝が付勢用ばね34の端部34a又は34bの内側と嵌合する。支持用ナット36は、鋼材からなり六角形状に形成されたナットである。
【0035】
第1押圧補助部材41は、図2(B),図2(C)に示すように、合成樹脂材料やゴム系材料からなり、三角柱状のクサビ部41aと、クサビ部41aの平面側に設けられた2つの突起状の嵌合部41b,41bを有している。クサビ部41aの傾斜面の傾斜角度は、まくらぎ50の前後側面(レール長手方向に対して前面又は後面となる側面)の傾斜角度と等しい値に設定されている。第2押圧補助部材42は、図2(B)に示すように、合成樹脂材料やゴム系材料からなり、第1押圧補助部材41と同様の構成を有している。
【0036】
まくらぎ継材2Aは、図1,図2に示すように、鋼材からなり、矩形板状態の垂直部20と水平部21を有している。まくらぎ継材2Aは、一つの板部材に曲げ加工するか、あるいは圧延加工等の一体形成を行うこと等によって形成されている。また、水平部21の板面は、垂直部20の板面に対して垂直になるように形成されており、まくらぎ継材2Aの断面形状はL字状となっている。また、垂直部20には、上記した第1支持部材31及び第2支持部材32にボルトで取り付けるためのボルト用孔23が開設されている。また、まくらぎ継材取付用ボルト39は、鋼材からなるボルトである。また、まくらぎ継材取付用ナット40は、鋼材からなり六角形状に形成されたナットである。
【0037】
まくらぎ間隔設定部材4は、図1(A),図1(B)に示すように、鋼材からなり、平板状の水平部43と、傾斜した2つの板状の側壁部44を有しており、断面形状がU字状に形成されている。まくらぎ間隔設定部材4の内面は、まくらぎ50の上半部の表面(以下、「被着面」という。)の形状と同一の面形状に形成されいる。まくらぎ間隔設定部材4は、一つの板部材に曲げ加工するか、あるいは圧延加工等の一体形成を行うこと等によって形成されている。また、まくらぎ間隔設定部材4の水平部43は、溶接等によってまくらぎ継材2Aの水平部21の下面に結合されている。この場合、まくらぎ継材2Aの水平部21上におけるまくらぎ間隔設定部材4のレール長手方向の設置間隔は、まくらぎ50について定められた所定間隔値となっている。
【0038】
まくらぎ継材2Bは、図1(A)に示すように、断面形状がL字状に形成された鋼材であり、長さが短く、まくらぎ間隔設定部材4が取り付けられていない点を除き、上記したまくらぎ継材2Aをまったく同様の構成を有している。
【0039】
次に、上記したまくらぎ継材取付構造1をまくらぎ50のまくらぎ端部に取り付け、まくらぎ50のまくらぎ端部どうしをレール長手方向につなぐ方法について説明する。
【0040】
まず、所定のまくらぎ50のまくらぎ端部にまくらぎ端支持部材3を取り付ける。このため、取り付けを行うまくらぎ50のまくらぎ端部の道床砕石(バラスト)を掻き出し、まくらぎ50のまくらぎ端部の側方及び下部に図2(A),図2(B)に示すようにまくらぎ端支持部材3を取り付けることができる空間を作る。
【0041】
上記の作業と並行して、まくらぎ端支持部材3の一部をあらかじめ組み立てる。まず、第3支持部材33のボルト用孔33cを、第1支持部材31のボルト用孔31dと合致させ、同様にして第3支持部材33のボルト用孔33dを、第2支持部材32のボルト用孔32dと合致させた後、2組の第3支持部材取付用ボルト37及び第3支持部材取付用ナット38を用いて、第3支持部材33を第1支持部材31及び第2支持部材32に取り付ける。このボルト取付時には、図示はしていないが、第1支持部材31又は第2支持部材32と第3支持部材取付用ナット38との間に、座金やばねナット等を介在させて締付を行う。
【0042】
この場合、第3支持部材33の長手方向に対して第1支持部材31の垂直部31a及び第2支持部材32の垂直部32aの長手方向がそれぞれ垂直になるように設定する。これにより、第1支持部材31と第2支持部材32と第3支持部材33は、全体として逆「Π」字状の部材となる。
【0043】
また、第1支持部材31の第1押圧部31bの取付用孔31f,31gに第1押圧補助部材41の嵌合部41b,41bを押入して嵌合させ、第1支持部材31の第1押圧部31bの内側に、図2(C)に示すように第1押圧補助部材41を取り付ける。同様にして、第2支持部材32の第2押圧部32bの内側に第2押圧補助部材42を取り付ける。
【0044】
次に、上記のような組立により形成されたまくらぎ端支持部材3の一部のうち第3支持部材33の水平部33bの上面を、まくらぎ50のまくらぎ端部の下面に、図2(A),図2(B)に示すようにして当接させる。また、同時に、第1押圧補助部材41のクサビ部41aの傾斜面を、図2(B),図2(C)に示すように、まくらぎ50の前後側面の上方の肩部に相当する傾斜面S1(以下、「第1被圧面」という。)に当接させる。同様にして、第2押圧補助部材42についても、クサビ部(図示せず)の傾斜面をまくらぎ50の前後側面の上方の肩部に相当する傾斜面S2(以下、「第2被圧面」という。)に当接させる(図2(B)参照)。
【0045】
また、上記作業と並行して、一方の支持用ボルト35のばね嵌合部35bを付勢用ばね34の一方の端部34aの内部へねじ込み、ばね嵌合部35bのらせん状溝を付勢用ばね34の端部34aの内壁と嵌合させる。また、同様にして、他方の支持用ボルト35のばね嵌合部35bを付勢用ばね34の他方の端部34bの内部へねじ込み、ばね嵌合部35bのらせん状溝を付勢用ばね34の他方の端部34bの内壁と嵌合させる。これにより、付勢用ばね34の両端34a,34bに支持用ボルト35,35を取り付け、ばね付きボルトを形成する。
【0046】
次に、図2(C)に示すように、上記のようにして形成されたばね付きボルトの端部となる雄ねじ部35cの一方を、まくらぎ50に当接された状態の第1支持部材31の第1押圧部31bのボルト用孔31eに挿通させるとともに、ばね付きボルトの端部となる雄ねじ部35cの他方を、まくらぎ50に当接された状態の第2支持部材32の第2押圧部32bのボルト用孔32eに挿通させ、それぞれに支持用ナット36をねじ込み締め付ける。このボルト締付力は、第1支持部材31の第1押圧部31bから第1押圧補助部材41を経てまくらぎ50の前後側面の上方肩部の第1被圧面S1に作用し、第1被圧面S1が締め付けられる。一方、同様に、ボルト締付力は、第2支持部材32の第2押圧部32bから第2押圧補助部材42を経てまくらぎ50の前後側面の上方肩部の第2被圧面S2に作用し、第2被圧面S2が締め付けられる。この締付作用により、まくらぎ端支持部材3は、まくらぎ50のまくらぎ端部に固定され支持される。このようにして、図1(A)に示すように、まくらぎ継材2Aの両端位置となるまくらぎ50、及びまくらぎ継材2Bの両端位置となるまくらぎ50に、まくらぎ端支持部材3を取り付ける。
【0047】
次に、まくらぎ継材2Aのボルト用孔23を、まくらぎ端支持部材3における第1支持部材31のボルト用孔31c、又は第2支持部材32のボルト用孔32cと合致させ、まくらぎ継材取付用ボルト39及びまくらぎ継材取付用ナット40を用いて、まくらぎ継材2Aの端部を第1支持部材31又は第2支持部材32に取り付ける。これにより、まくらぎ継材2Aの両端を2個のまくらぎ端支持部材3,3に取り付ける。
【0048】
この場合、図1(B)に示すように、まくらぎ継材2Aの下部に結合された各まくらぎ間隔設定部材4の内面(下面)が各まくらぎ50の被着面に被せられるようにする。これにより、まくらぎ間隔設定部材4が被着された各まくらぎ50のレール長手方向の間隔は、まくらぎ間隔設定部材4によって決定される所定間隔に設定される。
【0049】
同様にして、まくらぎ継材2Bについても、そのボルト用孔を、まくらぎ端支持部材3における第1支持部材31のボルト用孔31c、又は第2支持部材32のボルト用孔32cと合致させ、まくらぎ継材取付用ボルト39及びまくらぎ継材取付用ナット40を用いて、まくらぎ継材2Bの端部を第1支持部材31又は第2支持部材32に取り付ける。これにより、まくらぎ継材2Bの両端を2個のまくらぎ端支持部材3,3に取り付ける。
【0050】
上記のような取付方法により、図2(A)に示すように、まくらぎ継材2Aは、まくらぎ長手方向においてまくらぎ端部の端面の外側となる位置に取り付けられる。まくらぎ継材2Bについても同様である。
【0051】
上記のようにして構成された本実施形態のまくらぎ継材取付構造1は、以下のような利点を有している。
【0052】
(1)まくらぎ継材2A,2Bは、まくらぎ長手方向においてまくらぎ端部の端面の外側となる位置に取り付けられるため、まくらぎ長手方向の長さが短いまくらぎであっても、まくらぎ継材2A,2Bを支障なく取り付けることができる。
【0053】
(2)従来と同様の断面を有するまくらぎ継材2A,2Bによりまくらぎ端部を連結することができるため、軌きょうの横剛性は向上させることができ、ロングレール伸縮継目部に用いれば、まくらぎ直角狂い,軌道の通り狂い等の発生を十分防止することができる。また、マルチプルタイタンパー等の線路保守用機械で道床砕石の突き固め作業を行うことができ、人力作業が不要となり、線路保守作業の能率が大幅に向上する。
【0054】
(3)まくらぎ端支持部材3は、支持用ボルト35の締付力によりまくらぎ50を締め付けることによりまくらぎ50に取り付けることができるため、まくらぎ50に取付用の孔を穿孔するなどの加工が不要であり、取付作業が容易であるうえ、取り付けるまくらぎ50の強度を低下させることもない。
【0055】
(4)支持用ボルト35,35には付勢用ばね34が取り付けられており、各支持用ボルト35,35には付勢用ばね34の弾性作用により引張力が加えられている。これにより、第1支持部材31の第1押圧部31bから第1押圧補助部材41を経てまくらぎ50の第1被圧面S1を押圧させるとともに、第2支持部材32の第2押圧部32bから第2押圧補助部材42を経てまくらぎ50の第2被圧面S2を押圧させるように付勢がなされ、かつ支持用ナット36の内側の面が第1支持部材31の第1押圧部31bの外面及び第2支持部材32の第2押圧部32bの外面につねに押圧されている。このため、列車振動等により支持用ナット36が緩むことが防止されている。
【0056】
(5)このまくらぎ継材取付構造1の各部材は、土木・建築用資材として広く使用されている鋼材、鋼板、コイルばね、ボルト、ナット等を使用することができるため、非常に便宜である。また、各部材に対する加工についても、特殊な加工を必要としないため、製造コストが低廉である。
【0057】
(6)このまくらぎ継材取付構造1においては、まくらぎ50とまくらぎ50の中間の道床砕石の部分に突出する部分は、支持用ナット36程度であるため、線路保守機械の作業のじゃまになることがない。
【0058】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0059】
例えば、上記実施形態においては、付勢部材としてコイル状のばねを用いる構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、付勢部材を用いない構成であってもよい。
【0060】
また、付勢部材を用いる場合には、コイル状のばねのみに限定されず、板ばね、竹の子状のばね等であってもよい。また、引張ばねのみに限定されず、圧縮ばねであってもよい。圧縮ばねを付勢部材として用いる場合には、例えば、第1押圧部31bと第2押圧部32bの内側に配置し、第1押圧部31bと第2押圧部32bに圧縮力を付与するように構成すればよい。
【0061】
また、上記実施形態においては、第1被圧面,第2被圧面として、まくらぎ端部の前後側面の上方肩部の傾斜面を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、まくらぎの他の面を第1被圧面及び第2被圧面として押圧し締め付けてもよい。例えば、まくらぎ端部の上面と下面を第1被圧面又は第2被圧面として押圧して締め付けてもよい。この場合には、第1押圧部又は第2押圧部は、まくらぎ端部の上面又は下面に対向する位置に配置され、付勢部材は鉛直方向に配置される。
【0062】
また、他の形態として、まくらぎ端部の前後側面の斜面の中央部付近を第1被圧面及び第2被圧面として押圧し締め付けたり、まくらぎ端部の前後側面の斜面の下部付近を第1被圧面及び第2被圧面として押圧し締め付けるようにしてもよい。この場合には、第1押圧部又は第2押圧部は、まくらぎ端部の端面の外側の中央部付近、又はまくらぎ端部の端面側の下部付近に配置され、付勢部材はまくらぎ端部の端面の外側で水平方向に配置される。
【0063】
また、上記実施形態においては、まくらぎ継材として、L字状の断面を有する鋼材を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成のまくらぎ継材、例えば、コ字状断面を有する鋼材、H字状断面を有する鋼材、ロ字状断面を有する鋼材、棒状鋼材等であってもよい。
【0064】
また、上記実施形態においては、まくらぎ継材の配置位置として、まくらぎ端部の端面の外側となる位置を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の位置、例えば、まくらぎ端部の端面の内側となる位置であってもよい。
【0065】
また、上記実施形態においては、まくらぎ間隔設定部材として、まくらぎの上半部の表面(まくらぎ端部の上面と前後側面を含む面)の形状と同一の面形状の内面を有する部材を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の形状の内面、例えば、まくらぎ端部の横側面(まくらぎ端部の端面と前後側面を含む面)の形状と同一の内面、あるいはまくらぎ端部の下半部の表面(まくらぎ端部の下面と前後側面を含む面)の形状と同一の内面等であってもよい。要は、まくらぎの表面の一部に密着可能な面形状であればどのような面形状であってもよいのである。
【0066】
また、上記実施形態においては、第1押圧補助部材,第2押圧補助部材として、三角形断面の部分を有する部材を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成の部材、例えば、台形断面の部分を有する部材、図2(C)におけるまくらぎ端部の前後側面の上方肩部の隅角部のL字状の面形状を内面とする部材等であってもよい。
【0067】
また、上記実施形態においては、まくらぎ継材として、長尺でまくらぎ間隔設定部材4が結合されているもの(2A)と、短尺でまくらぎ間隔設定部材4が結合されていないもの(2B)を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、まくらぎ継材として前者のみを用いてもよい。
【0068】
また、本発明のまくらぎ継材取付構造は、ロングレール伸縮継目箇所だけでなく、他の区間の軌きょうに一般的に適用可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、まくらぎにおいてレール長手方向に垂直なまくらぎ長手方向の端部となるまくらぎ端部に支持されるまくらぎ端支持部材と、レール長手方向に延在するように配設され、両端が2個のまくらぎ端支持部材に取り付けられるまくらぎ継材と、まくらぎ継材に結合され、まくらぎのレール長手方向の間隔を所定間隔に設定するまくらぎ間隔設定部材を備えたので、短いまくらぎにも支障なく取り付けることができ、軌きょうの横剛性を向上させることができ、線路保守用機械で道床砕石の突き固め作業が可能となり、ボルトの締付力でまくらぎに固定するため取付作業が容易で、まくらぎの強度を低下させることがなく、製造コストが低廉である等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるまくらぎ継材取付構造の構成を示す図であり、図1(A)は平面図を、図1(B)は側面図を、それぞれ示している。
【図2】図1に示すまくらぎ継材取付構造のさらに詳細な構成を示す図であり、図2(A)は図1(A)におけるA−A断面図を、図2(B)はまくらぎ端部の拡大側面図を、図2(C)は図2(B)における第1押圧補助部材の拡大図を、それぞれ示している。
【図3】図1に示すまくらぎ継材取付構造の構成部品の構成を示す図であり、図3(A)は第1支持部材の側面図を、図3(B)は第1支持部材の正面図を、図3(C)は第2支持部材の側面図を、図3(D)は第2支持部材の正面図を、図3(E)は付勢用ばねの側面図を、図3(F)は支持用ボルトの側面図を、それぞれ示している。
【図4】従来のレール伸縮継目箇所における軌道の構成を示す図であり、図4(A)はレール伸縮継目箇所の軌道の平面図を、図4(B)は図4(A)におけるB−B端面図を、図4(C)は図4(B)におけるまくらぎ継材取付部分の拡大図を、それぞれ示している。
【符号の説明】
1 まくらぎ継材取付構造
2A〜2C まくらぎ継材
3 まくらぎ端支持部材
4 まくらぎ間隔設定部材
20 垂直部
21 屈曲部
23 ボルト用孔
31 第1支持部材
31a 垂直部
31b 第1押圧部
31c〜31e ボルト用孔
31f,31g 取付用孔
32 第2支持部材
32a 垂直部
32b 第2押圧部
32c〜32e ボルト用孔
32f,32g 取付用孔
33 第3支持部材
33a 垂直部
33b 水平部
33c,33d ボルト用孔
34 付勢用ばね
34a,34b 端部
35 支持用ボルト
35a 軸部
35b ばね嵌合部
35c 雄ねじ部
36 支持用ナット
37 第3支持部材取付用ボルト
38 第3支持部材取付用ナット
39 まくらぎ継材取付用ボルト
40 まくらぎ継材取付用ナット
41 第1押圧補助部材
41a クサビ部
41b 嵌合部
42 第2押圧補助部材
43 水平部
44 側壁部
50 まくらぎ
50a 第1雌ネジ孔
51 トングレール
52 受けレール
53 床板
54 レールブレス
55〜57 締結装置
60 埋込雌ねじ
61 パッド
62 取付片
63 ボルト
64 ナット
65 座金
66 コイルばね
S1 第1被圧面
S2 第2被圧面

Claims (7)

  1. 鉄道のレールを支持するまくらぎにおいてレール長手方向に垂直なまくらぎ長手方向の端部となるまくらぎ端部に支持されるまくらぎ端支持部材と、前記レール長手方向に延在するように配設され、両端が2個の前記まくらぎ端支持部材に取り付けられるまくらぎ継材と、前記まくらぎ継材に結合され、前記まくらぎの前記レール長手方向の間隔を所定間隔に設定するまくらぎ間隔設定部材を備え、
    前記まくらぎ継材は、前記まくらぎ長手方向において前記まくらぎ端部の端面の外側となる位置に取り付けられることを特徴とするまくらぎ継材取付構造。
  2. 請求項1記載のまくらぎ継材取付構造において、前記まくらぎ端支持部材は、前記まくらぎ端部付近の表面のうちの一面である第1被圧面を押圧可能な第1押圧部を有する第1支持部材と、前記まくらぎ端部付近の表面のうちの他の面である第2被圧面を押圧可能な第2押圧部を有する第2支持部材と、前記第1押圧部により前記第1被圧面に押圧させるとともに前記第2押圧面により前記第2被圧面を押圧させて前記第1支持部材及び前記第2支持部材を前記まくらぎ端部に固定する支持用ボルト及び支持用ナットを有することを特徴とするまくらぎ継材取付構造。
  3. 鉄道のレールを支持するまくらぎにおいてレール長手方向に垂直なまくらぎ長手方向の端部となるまくらぎ端部に支持されるまくらぎ端支持部材と、前記レール長手方向に延在するように配設され、両端が2個の前記まくらぎ端支持部材に取り付けられるまくらぎ継材と、前記まくらぎ継材に結合され、前記まくらぎの前記レール長手方向の間隔を所定間隔に設定するまくらぎ間隔設定部材を備え、
    前記まくらぎ端支持部材は、前記まくらぎ端部付近の表面のうちの一面である第1被圧面を押圧可能な第1押圧部を有する第1支持部材と、前記まくらぎ端部付近の表面のうちの他の面である第2被圧面を押圧可能な第2押圧部を有する第2支持部材と、前記第1押圧部により前記第1被圧面に押圧させるとともに前記第2押圧面により前記第2被圧面を押圧させて前記第1支持部材及び前記第2支持部材を前記まくらぎ端部に固定する支持用ボルト及び支持用ナットを有し、
    前記第1押圧部と前記第1被圧面との間に介設され前記第1押圧部による前記第1被圧面の押圧を補助する第1押圧補助部材と、前記第2押圧部と前記第2被圧面との間に介設され前記第2押圧部による前記第2被圧面の押圧を補助する第2押圧補助部材を有することを特徴とするまくらぎ継材取付構造。
  4. 請求項2又は3記載のまくらぎ継材取付構造において、前記第1押圧部により前記第1被圧面を押圧させるとともに前記第2押圧面により前記第2被圧部を押圧させるように付勢する付勢部材を有することを特徴とするまくらぎ継材取付構造。
  5. 請求項3記載のまくらぎ継材取付構造において、前記まくらぎ継材は、前記まくらぎ長手方向において前記まくらぎ端部の端面の外側となる位置に取り付けられることを特徴とするまくらぎ継材取付構造。
  6. 請求項1又は3記載のまくらぎ継材取付構造において、前記まくらぎ間隔設定部材の内面は、前記まくらぎの表面の一部である被着面に密着可能な面形状に形成されることを特徴とするまくらぎ継材取付構造。
  7. 鉄道のレールを支持するまくらぎにおいてレール長手方向に垂直なまくらぎ長手方向の端部となるまくらぎ端部にまくらぎ端支持部材を取り付け、前記まくらぎの前記レール長手方向の間隔を所定間隔に設定するまくらぎ間隔設定部材があらかじめ結合されたまくらぎ継材を前記レール長手方向に延在するように配設するとともに、前記まくらぎ継材の両端を2個の前記まくらぎ端支持部材に取り付けることを特徴とするまくらぎ継材の取付方法。
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