JP4053304B2 - α,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体、その製造方法、それよりなる正孔輸送材料およびそれを用いたエレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
α,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体、その製造方法、それよりなる正孔輸送材料およびそれを用いたエレクトロルミネッセンス素子 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、正孔輸送材料として有用な新規化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来正孔輸送材料を製膜するに当っては、分子量がほぼ500以下の低分子量化合物よりなる正孔輸送材料を蒸着させたり、プラスチック状の高分子化合物(分子量5000以上である)よりなる正孔輸送材料を溶剤に溶解して塗布する手段が採用されていた。いいかえれば、プラスチック状の高分子系正孔輸送材料に限り溶液塗布法が適用できたが、それ以外の場合には蒸着による製膜方法しかないと考えられていた。蒸着手段は系を減圧に保つ必要があるため、連続方式が採用できず、バッチ方式によるしかないため製膜方法としては非能率的なものであり、コスト高は避けられなかった。
【0003】
特開平6−312982号公報には、下記一般式
【化8】
〔式中、Xは酸素又は窒素を示しRa(aは1〜4の整数を示す。)、Rb(bは1〜4の整数を示す。)、Rc(cは1〜4の整数を示す。)、Rd(dは1〜4の整数を示す。)、Re(eは1〜4の整数を示す。)及びRf(fは1〜4の整数を示す。)は、それぞれ独立に水素、アルキル基、アリール基又はアラルキル基を示すが、好ましくはすべてが水素である。〕
で表わされるヘテロ環基を有するフェニル基置換ベンゼン誘導体(分子量は800〜900)が開示されており、従来の光・電子機能を有する低分子量有機化合物がそれ自体では薄膜形成能をもたず、バインダー樹脂の助けをかりなければ薄膜化不能であったのに対して、この化合物は、バインダー樹脂を用いることなく、薄膜化することができ、正孔輸送材料として使用できる旨記載されているが、この化合物の薄膜化手段はやはり真空蒸着法によるものであることが明記されており、この化合物も蒸着法の欠点から逃れることのできないものである。
【0004】
一方、1984年、京都で開催された第1回国際高分子会議で米国のD.A.Tomaliaらによりデンドリマーという新しいタイプの高分子が提案された。デンドリマー(dendrimer)とは、「樹木」の意を表す「dendr−」を語源としており、中心のコア(核)から規則的に枝分かれした高分子のことである。このデンドリマーの分野において、エレクトロルミネッセンスに用いることができるものが、A.W.FreemanとJ.M.J.FrechetによりACS Polymer Preprint Vol.40.No.2、第1246〜1247頁(1999)において発表されている。
このデンドリマーは、下記の構造式
【化9】
で示される化合物であるフェノールよりなる中心骨格にデンドロンが2つの層をなしてとり巻き、さらにその外層に特定のアミノトリフェノール構造体が結合しており、かつフェノールよりなる中心骨格の1つの結合手に〔化8〕の1の構造式化合物には、下記式
【化10】
で示される基が、また〔化8〕の2の構造式化合物には、下記式
【化11】
で示される基が、それぞれ結合した構造のものであり、これらの化合物を製造するためには、何工程もの反応を繰り返されなければばならず、学問的にはともかく実用性に欠ける化合物であるうえ、その分子量は5700前後に達する高分子化合物である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、分子量が650〜5000、好ましくは650〜2000、とくに好ましくは1000〜2000の範囲であって、溶媒に溶かした形で成膜が可能な新規なα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体、その製造方法、それよりなる正孔輸送材料およびそれを用いたエレクトロルミネッセンス素子を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、下記一般式(1)
【化12】
〔式中、R1、R2およびR3は水素、アルキル基、アラルキル基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18およびR19は、水素、アルキル基およびp位またはm位にアルキル置換基をもつこともあるフェニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、Mは、
【化13】
(式中、R4は、水素、アルキル基、アルコキシ基およびアルキル置換基を有することもあるフェニル基よりなる群から選ばれた基であり、R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23は水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、hおよびiはそれぞれ1〜5の整数より独立して選ばれた数であり、k、p、qおよびrはそれぞれ1〜4の整数より独立して選ばれた数であり、jおよびsはそれぞれ1〜3の整数より独立して選ばれた数であり、mは1〜4の整数より選ばれた数であり、nは1または2である。)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。}
で示されるα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体に関する。
本発明の第2は、前記R1、R2、R3がいずれもメチル基である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体に関する。
本発明の第3は、前記R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23がいずれも水素である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体に関する。
本発明の第4は、nが1である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体に関する。
本発明の第5は、前記R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23がいずれもメチル基である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体に関する。
本発明の第6は、下記一般式(2)
【化14】
(式中、R1、R2およびR3は水素、アルキル基、アラルキル基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18およびR19は、水素、アルキル基およびp位またはm位にアルキル置換基をもつこともあるフェニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。)
で示されるα,α,α′−トリス(4−ヒドロキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体と下記一般式(3)
【化15】
〔式中、Mは、
【化16】
(式中、R4は、水素、アルキル基、アルコキシ基およびアルキル置換基を有することもあるフェニル基よりなる群から選ばれた基であり、R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23は水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、hおよびiはそれぞれ1〜5の整数より独立して選ばれた数であり、k、p、qおよびrはそれぞれ1〜4の整数より独立して選ばれた数であり、jおよびsはそれぞれ1〜3の整数より独立して選ばれた数であり、mは1〜4の整数より選ばれた数であり、nは1または2である。)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、Xはハロゲンである。〕
で示されるジアリールアミノ置換芳香族カルボン酸またはそのハロゲン化物とを反応させることを特徴とする下記一般式(1)
【化17】
〔式中、R1、R2およびR3は水素、アルキル基、アラルキル基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18およびR19は、水素、アルキル基およびp位またはm位にアルキル置換基をもつこともあるフェニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、Mは、
【化18】
(式中、R4は、水素、アルキル基、アルコキシ基およびアルキル置換基を有することもあるフェニル基よりなる群から選ばれた基であり、R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23は水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、hおよびiはそれぞれ1〜5の整数より独立して選ばれた数であり、k、p、qおよびrはそれぞれ1〜4の整数より独立して選ばれた数であり、jおよびsはそれぞれ1〜3の整数より独立して選ばれた数であり、mは1〜4の整数より選ばれた数であり、nは1または2である。)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。〕
で示されるα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体の製造方法に関する。
本発明の第7は、請求項1〜5いずれか記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体よりなる正孔輸送材料に関する。
本発明の第8は、請求項1〜5いずれか記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体よりなる正孔輸送材料を用いた有機電界発光素子(エレクトロルミネッセンス素子)に関する。
【0007】
本発明の反応に用いる溶媒としては、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエンなどがある。
【0008】
本発明に用いる反応促進剤としては、4−ジメチルアミノピリジン、4−ジエチルアミノピリジン、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、p−トルエンスルホン酸1水和物、トリアルキルアミンなどがある。
【0009】
前記R1、R2およびR3は水素、アルキル基、アラルキル基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。アルキル基としては好ましくは低級アルキル基、たとえばメチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基などが挙げられるが、とくにメチル基やエチル基が好ましい。アリール基としては、フェニル基、1または2−ナフチル基、1−アントリル基、2−アントリル基、9−アントリル基およびこれらの基の水素に前記アルキル基が置換した基を挙げることができ、このような基としては、p−トリル基、m−トリル基、4−メチル−1−ナフチル基、4−メチル−2−ナフチル基などがある。アラルキル基(aralkyl基)としては、前記アルキル基の1つの水素に前記アリール基が置換したものであり、たとえばベンジル基、フェニルエチル基、p−トリルエチル基、p−メチルベンジル基、1−ナフチルメチル基などを挙げることができる。
前記R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18およびR19は、水素、アルキル基およびp位またはm位にアルキル置換基をもつこともあるフェニル基などが挙げられるが、アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、ヘキシル基などを挙げることができ、アルキル置換基をもつことがあるフェニル基としては、フェニル基、p−トリル基、m−トリル基などを挙げることができる。
前記R4としては、水素、アルキル基、アルコキシ基(アルキルオキシ基)およびアルキル置換基をもつこともあるフェニル基などが挙げられるが、アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、ヘキシル基などを挙げることができ、アルキル置換基をもつことがあるフェニル基としては、フェニル基、p−トリル基、m−トリル基などを挙げることができる。
前記R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であるが、アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、ヘキシル基などを挙げることができ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などを挙げることができる。
【0010】
一般式(1)で示される化合物の具体例を示すと下記のとおりである。
α,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−エチル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−n−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−m−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈{4−〔ビス−(4−エチル−フェニル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈{4−〔ビス−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル〕−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−3,5−ジエチルフェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−m−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−3,5−ジメチルフェニル}−1−エチル−4−イソプロピル−3,5−ジメチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−3,5−ジメチルフェニル}−1−エチル−4−イソプロピル−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−3−フェニル−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−(4−ジ−m−トリル−アミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−n−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−(β−フェニル−エチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(β−フェニル−エチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(β−p−トリル−エチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−(フェニル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(フェニル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(1−アントリル)−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(2−アントリル)−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−〔β−(9−アントリル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−m−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−〔β−(2−アントリル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−〔β−(ナフタレン−2−イル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、
【0011】
α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジフェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジフェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−m−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4′−〔ビス−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジフェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−3−メチルフェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジフェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−(フェニル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−(β−フェニル)−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−m−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−(β−フェニル)−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−〔β−(2−アントリル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−〔β−(ナフタレン−1−イル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、
【0012】
α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−m−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(5−メチル−ナフタレン−1−イル−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{〔4−(4−tert−ブチル−ナフタレン−1−イル−p−tert−ブチル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(5−メチル−ナフタレン−1−イル−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−n−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−3−(p−トリル)−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−3−メチルフェニル}−1−エチル−4−イソプロピル−2,6−ジメチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(m−トリル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(フェニル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−ナフタレン−1−イル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(4−メチル−ナフタレン−1−イル−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(β−フェニル−エチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−ナフタレン−1−イル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス−(5−メチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス(4,5−ジメチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−ナフタレン−1−イル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(β−ベンジル−エチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(4−メチル−ナフタレン−1−イル−6−メチル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(β−フェニル−エチル)−4−イソプロピルベンゼン、
【0013】
α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−2−イル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−2−イル−m−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(6−メチル−ナフタレン−2−イル−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(4−tert−ブチル−ナフタレン−2−イル−p−tert−ブチル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−2−イル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−n−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−2−イル−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(6−メチル−ナフタレン−2−イル−p−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−2−イル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−3−m−トリル−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピル−2,6−ジメチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−2−イル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソプロピル−3−フェニル−ベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−2−イル−フェニル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(p−トリル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス(5−エチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス(4,6−ジメチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(β−フェニル)−エチル−4−イソプロピルベンゼン、
【0014】
α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−1−イル−フェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(5−メチル−ナフタレン−1−イル−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(5−メチル−ナフタレン−1−イル−p−tert−ブチル−フェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−1−イル−フェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(5−メチル−ナフタレン−1−イル−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−1−イル−フェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−(フェニル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−1−フェニル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−ナフタレン−1−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−ナフタレン−1−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4′−〔ビス(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4′−〔ビス(4,5−ジメチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−1−イル−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(4−メチル−ナフタレン−1−イル−5−メチル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、
【0015】
α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−2−イル−フェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−2−イル−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(6−メチル−ナフタレン−2−イル−p−tert−ブチル−フェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−2−イル−フェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−2−イル−フェニル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジ−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4′−〔ビス(4−メチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4′−〔ビス(4,5−ジメチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ナフタレン−1−イル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(4−メチル−ナフタレン−1−イル−5−メチル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−(β−フェニル−エチル)−4−イソプロピルベンゼン、
【0016】
α,α,α′−トリス{4−〔4−(カルバソール−9−イル)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(3,6−ジメチル−カルバソール−9−イル)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(4,5−ジメチル−カルバソール−9−イル)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(カルバソール−9−イル)ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(カルバソール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(3,6−ジメチル−カルバソール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(カルバゾール−9−イル)−ベンゾイルオキシ〕−3,5−ジエチルフェニル}−1−プロピル−4−イソプロピル−3,5−ジエチルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4−(カルバゾール−9−イル)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−(フェニル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、
【0017】
α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス−(4−tert−ブトキシ−フェニル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔ビス−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−プロピル−4−イソプロピル−2,6−ジメチルベンゼン、
【0018】
α,α,α′−トリス〈4−{4′−〔ビス−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4′−〔ビス−(4−tert−ブトキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル}−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4′−〔ビス−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン
【0019】
α,α,α′−トリス〈4−{4−〔(4−メトキシ−フェニル)−ナフタレン−1−イル−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔(5−メトキシ−フェニル)−ナフタレン−1−イル−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボニルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、
【0020】
α,α,α′−トリス〈4−{4−〔(4−メトキシ−フェニル)−ナフタレン−2−イル−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〈4−{4−〔(5−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ベンゾイルオキシ}−フェニル〉−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、
【0021】
α,α,α′−トリス{4−〔4′−(3,6−ジメトキシ−カルバゾール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(4,5−ジ−イソプロポキシ−カルバゾール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、
【0022】
一般式(2)で示されるα,α,α′−トリス(4−ヒドロキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体の具体例を示すと下記のとおりである。α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−1−エチル−4−イソプロピル−2,6−ジメチルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3,5−ジエチルフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−エチル−4−イソプロピル−3,5−ジメチルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−エチル−4−イソプロピル−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3−フェニル−フェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−ヒドロキシ−3−(p−トリル)−フェニル〕−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス〔4−ヒドロキシ−3−(m−トリル)−フェニル〕−1−エチル−4−イソプロピル−2,6−ジメチルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1−プロピル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3,5−ジエチルフェニル)−1−プロピル−4−イソプロピル−3,5−ジエチルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−プロピル−4−イソペンチルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−プロピル−4−イソプロピル−3−フェニル−ベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−(β−フェニル−エチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−(フェニル−メチル)−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−(1−アントリル)−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−(2−アントリル)−メチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−〔β−(9−アントリル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−〔β−(2−アントリル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−〔β−(ナフタレン−1−イル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−1−〔β−(ナフタレン−2−イル)〕−エチル−4−イソプロピルベンゼン、
【0023】
一般式(3)記載のカルボン酸の具体例を以下に示す。
4−ジフェニルアミノ−安息香酸、4−(ジ−p−トリル−アミノ)−安息香酸、4−(ジ−m−トリル−アミノ)−安息香酸、4−〔ビス−(4−エチル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(3−エチル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(4−n−プロピル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(4−イソプロピル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(3−イソプロピル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(3−tert−ブチル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、
【0024】
4′−(ジフェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(ジ−p−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(ジ−m−トリル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス−(4−エチル−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス−(4−イソプロピル−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス−(3−tert−ブチル−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、
【0025】
4−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)−安息香酸、4−(ナフタレン−1−イル−p−トリル−アミノ)−安息香酸、4−(ナフタレン−1−イル−m−トリル−アミノ)−安息香酸、4−〔(4−エチル−フェニル)−(ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(4−イソプロピル−フェニル)−(ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(3−tert−ブチル−フェニル)−(ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(4−tert−ブチル−フェニル)−(ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(5−メチル−ナフタレン−1−イル)−p−トリル−アミノ〕−安息香酸、4−〔(7−メチル−ナフタレン−1−イル)−m−トリル−アミノ〕−安息香酸、4−〔(4−イソプロピル−ナフタレン−1−イル)−(4−イソプロピル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(3−tert−ブチル−ナフタレン−1−イル)−(3−tert−ブチル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(4−tert−ブチル−ナフタレン−1−イル)−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−(ジ−ナフタレン−イル−アミノ)−安息香酸、4−〔ビス(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス(5−メチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス(4,5−ジメチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス(4−エチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−(ナフタレン−1−イル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−安息香酸、4−(4−メチル−ナフタレン−1−イル−6−メチル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−安息香酸、
【0026】
4−(ナフタレン−2−イル−フェニル−アミノ)−安息香酸、4−〔(5−メチル−ナフタレン−2−イル)−p−トリル−アミノ〕−安息香酸、4−〔(3−メチル−ナフタレン−2−イル)−m−トリル−アミノ〕−安息香酸、4−〔(4−tert−ブチル−ナフタレン−2−イル)−p−トリル−アミノ〕−安息香酸、4−(ジ−ナフタレン−2−イル−アミノ)−安息香酸、4−〔ビス(5−メチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス(4,6−ジメチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス(5−エチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−(4−メチル−ナフタレン−1−イル−6−メチル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−安息香酸、
【0027】
4′−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔(5−メチル−ナフタレン−1−イル)−p−トリル−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔(4−tert−ブチル−フェニル)−(5−メチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔(4−tert−ブチル−フェニル)−ナフタレン−1−イル−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔(4−tert−ブチル−ナフタレン−1−イル)−m−トリル−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(ジ−ナフタレン−1−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(ナフタレン−1−イル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(4−メチル−ナフタレン−1−イル−5−メチル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス(4−エチル−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、
【0028】
4′−(ナフタレン−2−イル−フェニル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔(6−メチル−ナフタレン−2−イル)−p−トリル−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔(7−メチル−ナフタレン−2−イル)−m−トリル−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔(4−tert−ブチル−フェニル)−(6−メチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(ジ−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス(6−メチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス(6−エチル−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(4−メチル−ナフタレン−2−イル−6−メチル−ナフタレン−2−イル−アミノ)−ビフェニル−4−カルボン酸、
【0029】
4−(カルバゾール−9−イル)−安息香酸、4−(4,5−ジメチル−カルバゾール−9−イル)−安息香酸、4−(3,6−ジメチル−カルバゾール−9−イル)−安息香酸、4−(2,7−ジエチル−カルバゾール−9−イル)−安息香酸、4−(3,6−ジ−tert−ブチル−カルバゾール−9−イル)−安息香酸、4′−(カルバンゾール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(3,6−ジ−tert−ブチル−カルバンゾール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(3,6−ジメチル−カルバンゾール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボン酸、
【0030】
4−〔ビス−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(3−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(4−エトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(3−エトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(4−イソプロポキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス−(4−tert−ブトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、
【0031】
4′−〔ビス−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス−(4−イソプロポキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス−(4−tert−ブトキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔ビス−(3−tert−ブトキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、
【0032】
4−〔(4−メトキシ−フェニル)−ナフタレン−1−イル−アミノ〕−安息香酸、4−〔(5−メトキシ−ナフタレン−1−イル)−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(5−tert−ブトキシ−ナフタレン−1−イル)−(4−tert−ブトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4′−〔(5−メトキシ−ナフタレン−1−イル)−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4−〔ビス(4−メトキシ−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス(4,5−ジ−メトキシ−ナフタレン−1−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(4−メトキシ−ナフタレン−1−イル−6−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−安息香酸、
【0033】
4−〔(4−メトキシ−フェニル)−ナフタレン−2−イル−アミノ〕−安息香酸、4−〔(5−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔(7−tert−ブトキシ−ナフタレン−2−イル)−(4−tert−ブトキシ−フェニル)−アミノ〕−安息香酸、4′−〔(7−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−〔(4−メトキシ−フェニル)−ナフタレン−2−イル−アミノ〕−ビフェニル−4−カルボン酸、4−〔ビス(4−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−安息香酸、4−〔ビス(4,5−ジ−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−アミノ〕−安息香酸、
【0034】
4−(2,7−ジメトキシ−カルバゾール−9−イル)−安息香酸、4−(3,6−ジエトキシ−カルバゾール−9−イル)−安息香酸、4−(4,5−ジ−tert−ブトキシ−カルバゾール−9−イル)−安息香酸、4′−(3,6−ジメトキシ−カルバンゾール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(4,5−ジ−イソプロポキシ−カルバゾール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボン酸、4′−(3,6−ジ−tert−ブトキシ−カルバゾール−9−イル)−ビフェニル−4−カルボン酸、およびこれらのハロゲン化物、例えばクロル化物、ブロム化物、フッ素化物、よう素化物が挙げられる。
【0035】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
【0036】
実施例1
【化19】
α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン 1.0g(2.3ミリモル)と4−ジフェニルアミノ安息香酸2.44g(8.4ミリモル)とを4−(ジメチルアミノ)ピリジン 1.03g(8.4ミリモル)、N,N′−ジシクロへキシルカルボジイミド 2.27g(11.0ミリモル)およびp−トルエンスルホン酸・1水和物1.45g(8.4ミリモル)の存在下、溶媒に1,2−ジメトキシエタン 170ミリリットルを用いて17時間加熱還流させ、反応液をメタノール中に投入して、沈殿物をろ別、減圧乾燥し、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、白色固体のα,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン 1.60gを得た。この化合物を高速液体クロマトグラフィーにより測定した結果、純度は97.0%であった。化学構造は1H−NMRスペクトル(図1に示す)、赤外吸収スペクトル(C=O吸収、1732cm−1)、TOF−MASSスペクトル(m/e 1238)で同定した。蛍光スペクトル(ジオキサン溶液)の蛍光極大波長は435nmであった。軟化点は184℃であったが、DSCによるガラス転移温度は125℃であり(図6参照)、融点は認められなかった。この化合物はジクロロエタン溶液により成膜が可能であった。
【0037】
実施例2
【化20】
α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン 2.0g(4.7ミリモル)と4−(ジ−m−トリル−アミノ)安息香酸 5.35g(16.9ミリモル)とを実施例1と同様の方法で反応させ、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−m−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの白色固体2.10gを得た。この化合物の純度は高速液体クロマトグラフィーで測定した結果97.8%であることを確認した。化学構造は1H−NMRスペクトル(図2に示す)、TOF−MASSスペクトル(m/e 1322)で同定した。蛍光スペクトル(ジオキサン溶液)の蛍光極大波長は442nmであった。軟化点は146℃であったが、DSCによるガラス転移温度は108℃であり(図7参照)、融点は認められなかった。この化合物はジクロロエタン溶液により成膜が可能であった。
【0038】
実施例3
【化21】
α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン 2.0g(4.7ミリモル)と4−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)安息香酸 5.72g(16.9ミリモル)とを実施例1と同様の方法で反応させ、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、α,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニルアミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの白色固体 1.89gを得た。この化合物の純度を高速液体クロマトグラフィーで測定した結果98.3%であった。化学構造は、1H−NMRスペクトル(図3に示す)、赤外吸収スペクトル(C=O吸収 1729cm−1)、TOF−MASSスペクトル(m/e 1388)で同定した。蛍光スペクトル(ジオキサン溶液)の蛍光極大波長は423nmであった。軟化点は171℃であったが、DSCによるガラス転移温度は139℃であり(図8参照)、融点は認められなかった。また、この化合物はジクロロエタン溶液からの成膜が可能であった。
【0039】
実施例4
【化22】
α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン 2.12g(5.0ミリモル)と4′−ジフェニルアミノ−ビフェニル−4−カルボン酸 6.20g(17.0ミリモル)とを溶媒としてテトラヒドロフラン200ミリリットルを用い実施例1と同様に22時間加熱還流して反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、α,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジフェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの淡黄色粉末 3.0gを得た。この化合物の純度を高速液体クロマトグラフィーにより測定した結果95.9%であることを確認した。化学構造は、1H−NMRスペクトル(図4に示す)、赤外吸収スペクトル(C=O吸収 1734cm−1)、TOF−MASSスペクトル(m/e 1466)で同定した。蛍光スペクトル(ジオキサン溶液)の蛍光極大波長は449nmであった。軟化点は152℃であったが、DSCによるガラス転移温度は127℃であり(図9参照)、融点は認められなかった。また、この化合物はジクロロエタン溶液からの成膜が可能であった。
【0040】
実施例5
【化23】
α,α,α′−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼン 2.0g(4.7ミリモル)と4−(カルバゾール−9−イル)−安息香酸 4.85g(16.9ミリモル)とを実施例1と同様の方法で反応させ、得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、α,α,α′−トリス{4−〔4−(カルバゾール−9−イル)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの白色固体 2.10gを得た。この化合物の純度を高速液体クロマトグラフィーで測定した結果、95.0%であることを確認した。
化学構造は1H−NMRスペクトル(図5に示す)、赤外吸収スペクトル(C=O吸収 1735cm−1)、TOF−MASSスペクトル(m/e 1232)で同定した。蛍光スペクトル(ジオキサン溶液)の蛍光極大波長は425nmであった。軟化点は146℃であったが、DSCによるガラス転移温度は127℃であり(図10参照)、融点は認められなかった。また、この化合物はジクロロエタン溶液から成膜することができた。
【0041】
応用例1
厚さ200nmのITO透明電極を有する25mm×25mmサイズのガラス基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールを用いて超音波洗浄した。さらに、イソプロパノール中で煮沸したあと、乾燥してUV/オゾン洗浄したものを透明導電性支持基板として使用した。
前記実施例1で得られた化合物0.02gを1,2−ジクロロエタン2mlに溶解し、スピンコート液を調整した。このスピンコート液を用いて透明支持基板上にスピンコート(回転数:2000r.p.m)したあと、減圧乾燥して厚さ450Åの有機層薄膜を作製し正孔注入輸送層とした。
次に、この薄膜上に電子輸送層兼発光層としてトリス(8−キノリノラート)アルミニウムを蒸着して600Å積層させた。さらに、その上に、陰極として、マグネシウムと銀(重量比 10:1)を1500Åの厚さに共蒸着した。作製した有機電界発光素子に10Vの直流電圧を印加すると、100mA/cm2の電流密度で電流が流れ、初期輝度920cd/m2の緑色の発光が観測された。また、最大発光輝度は印加電圧12Vで12080cd/m2であった。
【0042】
応用例2〜5
応用例1において、正孔注入輸送層の形成に際して実施例1で得られた化合物を用いる代りに、それぞれ表1に示した化合物を使用した以外は、応用例1に記載の方法で有機電界発光素子を作製した。これらの性能の結果は表1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】
以下に本発明の実施態様項を列挙する。
(1)下記一般式(1)
【化24】
〔式中、R1、R2およびR3は水素、アルキル基、アラルキル基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18およびR19は、水素、アルキル基およびp位またはm位にアルキル置換基をもつこともあるフェニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、Mは、
【化25】
(式中、R4は、水素、アルキル基、アルコキシ基およびアルキル置換基を有することもあるフェニル基よりなる群から選ばれた基であり、R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23は水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、hおよびiはそれぞれ1〜5の整数より独立して選ばれた数であり、k、p、qおよびrはそれぞれ1〜4の整数より独立して選ばれた数であり、jおよびsはそれぞれ1〜3の整数より独立して選ばれた数であり、mは1〜4の整数より選ばれた数であり、nは1または2である。)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。〕
で示されるα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
(2)前記R1、R2、R3がいずれもメチル基である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
(3)前記R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23がいずれも水素である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
(4)nが1である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
(5)前記R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23がいずれもメチル基である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
(6)下記一般式(2)
【化26】
(式中、R1、R2およびR3は水素、アルキル基、アラルキル基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18およびR19は、水素、アルキル基およびp位またはm位にアルキル置換基をもつこともあるフェニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。)
で示されるα,α,α′−トリス(4−ヒドロキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体と下記一般式(3)
【化27】
〔式中、Mは、
【化28】
(式中、R4は、水素、アルキル基、アルコキシ基およびアルキル置換基を有することもあるフェニル基よりなる群から選ばれた基であり、R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23は水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、hおよびiはそれぞれ1〜5の整数より独立して選ばれた数であり、k、p、qおよびrはそれぞれ1〜4の整数より独立して選ばれた数であり、jおよびsはそれぞれ1〜3の整数より独立して選ばれた数であり、mは1〜4の整数より選ばれた数であり、nは1または2である。)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、Xはハロゲンである。〕
で示されるジアリールアミノ置換芳香族カルボン酸またはそのハロゲン化物とを反応させることを特徴とする下記一般式(1)
【化29】
〔式中、R1、R2およびR3は水素、アルキル基、アラルキル基およびアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18およびR19は、水素、アルキル基およびp位またはm位にアルキル置換基をもつこともあるフェニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、Mは、
【化30】
(式中、R4は、水素、アルキル基、アルコキシ基およびアルキル置換基を有することもあるフェニル基よりなる群から選ばれた基であり、R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23は水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、hおよびiはそれぞれ1〜5の整数より独立して選ばれた数であり、k、p、qおよびrはそれぞれ1〜4の整数より独立して選ばれた数であり、jおよびsはそれぞれ1〜3の整数より独立して選ばれた数であり、mは1〜4の整数より選ばれた数であり、nは1または2である。)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。〕
で示されるα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体の製造方法。
(7)請求項1〜5いずれか記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体よりなる正孔輸送材料。
(8)請求項1〜5いずれか記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体よりなる正孔輸送材料を用いた有機電界発光素子(エレクトロルミネッセンス素子)。
【0045】
【発明の効果】
(1)本発明により、新規化合物であるα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体が提供できた。
(2)本発明の化合物は、正孔輸送材料として有用であり、かつ常温固体であり、ガラス転移温度が比較的高く、また、結晶融点が認められない非晶質の化合物であるため、再結晶化現象がほとんどおきないので、安定な正孔輸送性を発揮する。
(3)高分子化合物は、溶剤溶液の形で塗膜を形成できるため、通常の有機化合物が蒸着による方法でしか成膜できないのに較べて、本発明化合物は成膜形成効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1で得られたα,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの1H−NMRスペクトルを示す。
【図2】本発明実施例2で得られたα,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−m−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの1H−NMRスペクトルを示す。
【図3】本発明実施例3で得られたα,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの1H−NMRスペクトルを示す。
【図4】本発明実施例4で得られたα,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジフェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニル〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの1H−NMRスペクトルを示す。
【図5】本発明実施例5で得られたα,α,α′−トリス{4−〔4−(カルバゾール−9−イル)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンの1H−NMRスペクトルを示す。
【図6】本発明実施例1で得られたα,α,α′−トリス〔4−(4−ジフェニルアミノ−ベンゾイルオキシ)−フェニル〕−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンのDSCサーモグラムを示す。
【図7】本発明実施例2で得られたα,α,α′−トリス{4−〔4−(ジ−m−トリル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンのDSCサーモグラムを示す。
【図8】本発明実施例3で得られたα,α,α′−トリス{4−〔4−(ナフタレン−1−イル−フェニル−アミノ)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンのDSCサーモグラムを示す。
【図9】本発明実施例4で得られたα,α,α′−トリス{4−〔4′−(ジフェニルアミノ)−ビフェニル−4−カルボニルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンのDSCサーモグラムを示す。
【図10】本発明実施例5で得られたα,α,α′−トリス{4−〔4−(カルバゾール−9−イル)−ベンゾイルオキシ〕−フェニル}−1−エチル−4−イソプロピルベンゼンのDSCサーモグラムを示す。
Claims (8)
- 下記一般式(1)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。〕
で示されるα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。 - 前記R1、R2、R3がいずれもメチル基である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
- 前記R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23がいずれも水素である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
- nが1である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
- 前記R5、R6、R7、R8、R20、R21、R22およびR23がいずれもメチル基である請求項1記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体。
- 下記一般式(2)
で示されるα,α,α′−トリス(4−ヒドロキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体と下記一般式(3)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、Xはハロゲンである。〕
で示されるジアリールアミノ置換芳香族カルボン酸またはそのハロゲン化物とを反応させることを特徴とする下記一般式(1)
よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基である。〕
で示されるα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体の製造方法。 - 請求項1〜5いずれか記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体よりなる正孔輸送材料。
- 請求項1〜5いずれか記載のα,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体よりなる正孔輸送材料を用いた有機電界発光素子(エレクトロルミネッセンス素子)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002031527A JP4053304B2 (ja) | 2001-08-02 | 2002-02-07 | α,α,α′−トリス(4−カルボニルオキシアリール)−1−アルキル−4−イソアルキルベンゼン誘導体、その製造方法、それよりなる正孔輸送材料およびそれを用いたエレクトロルミネッセンス素子 |
Applications Claiming Priority (5)
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