JP4051915B2 - シート取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の車室内に設けられるシートの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車等の車体フロア上には、図14に示すようなクロスメンバブラケット51が車体幅方向に沿って配設されており、このクロスメンバブラケット51には、通常シートのシートバックを取付けるセンタヒンジ52や、体格の小さな幼児を別途に乗せるチャイルドシートを固定する固定金具53の何れか、またはその両者が設けられている。センタヒンジ52は、クロスメンバブラケット51の幅方向中央部に立設され、固定金具53はセンタヒンジ52を間に置いて左右に一対ずつ起立した状態で取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のクロスメンバブラケット51においては、シートバック取付用のセンタヒンジ52や、チャイルドシート固定用金具53が設けられているが、シートクッションを取付けるための取付ブラケットや、ラゲッジカーペットを固定するための固定ブラケットが設けられていないので、車体フロアにブラケット取付用の別部品をそれぞれ新たに設置しなければならず、その結果、車体組付工場での組付工数が多くなり、車体組付作業性の向上を図ることが困難であった。しかも、多数の組付部品を保管することになるから、車体組付工場でのメンテナンスが煩雑になるという不具合を有していた。
【0004】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、クロスメンバを車体側に取付けるだけで、シートクッション、シートバック、チャイルドシート、カーペットなどを組付けることが可能となり、車体組付工場での組付工数削減により組付作業性の向上を図ることが可能なシート取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明においては、車室内の後方に配置され、後部側にラゲッジを配置した車両用シートの取付構造において、車体フロア上に車体幅方向へ延びるクロスメンバを配設し、該クロスメンバの幅方向中間部に前記車体フロアへの固定部を備えたセンタブラケットを設ける一方、前記クロスメンバの両端部にも前記車体フロアへの固定部を備えたサイドブラケットを設け、前記センタブラケットの左右両側面に取付けたセンタヒンジブラケットと前記車体の左右両側壁に取付けたサイドヒンジブラケットとにより、前記シートを構成するシートバックを固定し、さらに前記サイドブラケットに設けた係止部により前記シートを構成するシートクッションの後端の取付部を係止し、さらに前記センタブラケットを間に置いてチャイルドシートの固定部となるチャイルドシート固定用金具を車体幅方向に間隔を開けながら一対ずつ配設するとともに、該一対のチャイルドシート固定用金具のうち、車両幅方向の外側に位置するチャイルドシート固定用金具を前記サイドブラケットと重なる位置に設けている。
【0006】
また、本発明において、前記クロスメンバの両端部に配設するサイドブラケットの前面部に、前記シートクッションの後端の取付部となる係止部を設け、該係止部は上端壁および後端壁を有する切欠きと、該切欠きの開口部上半分を覆うように下方へ延びるフックとを備える一方、前記シートクッションの後端部の左右両側には、前記サイドブラケットの前記係止部と係止する後部ワイヤを配設し、該後部ワイヤの径よりも前記係止部のフックを下方向に長く形成するとともに、前記係止部に挿入前の状態での前記後部ワイヤの高さ位置を、前記係止部の前記切欠きの上端壁に対して高くなるように設定することにより、前記後部ワイヤの挿入後は、前記切欠きの前記上端壁に対して前記後部ワイヤにテンションを掛けた状態で当接させ、さらに前記チャイルドシート固定用具車体前方へ突出して配置ている。
さらに、本発明において、前記サイドブラケットを左右対向側片部および底片部を有する断面略U字状に形成するとともに、前記対向側片部の前面部に前記係止部を設ける一方、前記対向側片部の後部車体後方に向かって下り傾斜の傾斜面に形成し、該傾斜面に掛け渡した状態で板状に形成した第1のラゲッジカーペット固定用ブラケットを取付け、前記車両用シートの後部側のラゲッジを覆うラゲッジカーペットを前記カーペット固定用ブラケットを介して前記サイドブラケットに固定ている。
そして、本発明において、前記クロスメンバの幅方向中間部の後面側斜め上部に第2のラゲッジカーペット固定用ブラケットを前記ラゲッジカーペットの取付面が傾斜した状態で取付け、前記第2のラゲッジカーペット固定用ブラケットの前方に位置する前記クロスメンバの前面側に、前記一対のチャイルドシート固定用金具のうち、車両幅方向の内側に位置するチャイルドシート固定用金具を車体前方へ突出して配置している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0008】
図1〜図13は、本発明に係るシート取付構造の実施の形態を示している。図における車両用シート1は、車室内の後方に配置されるリヤシートであり、センタヒンジコンプ2により車体フロア3上に設置されている。このようなシート1は、図1、図2および図13に示すように、乗員が着座するシートクッション4と、乗員の背部を受けるシートバック5とを備えている。
【0009】
上記センタヒンジコンプ2は、図1に示す如く、車体フロア3上で車体幅方向に沿って配設されており、その左右両端部および中央部は、締付ボルト6により車体フロア3の所定位置にそれぞれ締付け固定されている。このため、センタヒンジコンプ2は、車体フロア3上に配設され、車体幅方向へ延びるパイプ状のクロスメンバブラケット7を備えており、該クロスメンバブラケット7の幅方向中央部には、上方へ延びるセンタブラケット8が立設されている。センタブラケット8の上部左右両側面には、締付ボルト9を挿通させるボルト穴10を有する横向き配置のL字形センタヒンジブラケット11が枢支ピン12を介してそれぞれ回動可能に取付けられている。一方、センタブラケット8の下部両側には、車体前後方向へ延びる取付片8aが形成されており、これら取付片8aの前後端には、締付ボルト6を挿入させて車体フロア3に取付ける取付穴13がそれぞれ穿設されている。なお、車体左右両側壁側には、センタヒンジブラケット11と同形状で、ボルト穴10を有するサイドヒンジブラケット14がそれぞれ回動可能に取付けられている。
【0010】
また、上記クロスメンバブラケット7の幅方向中間部の前面側には、図示しないチャイルドシートの固定部となる複数個(本実施形態では4個)のチャイルドシート固定用金具15が車体幅方向に間隔を開けながら、センタブラケット8を間に置いて一対ずつ配設されている。これらチャイルドシート固定用金具15は、車体前方へ向かって突出すべく平面視略U字形状に折り曲げられており、その基端部は、溶接によってクロスメンバブラケット7に取付けられている。
【0011】
さらに、上記クロスメンバブラケット7の左右両側部には、図1〜図3に示す如く、左右対向側片部16および底片部17を有する断面略U字状のサイドブラケット18が配設されている。対向側片部16の前方側は、後方側よりも上下寸法が大きく、上方へ湾曲して突出する山形形状に形成されており、その上部には、クロスメンバブラケット7の端部を挿通させて支持する嵌合穴19が穿設されている。しかも、対向側片部16の前面部には、シートクッション4の後端の取付部となる係止部20が設けられている。この係止部20は、上端壁21aおよび後端壁21bを有する切欠き21と、該切欠き21の開口部上半分を覆うように下方へ延びるフック22とを備えており、フック22の前面は、車体後方へ向かって湾曲する傾斜部22aとなっている。
対向側片部16の前方側後部は、図2および図3に示す如く、車体後方に向かって下り傾斜の傾斜面16aに形成されている。この傾斜面16aの上部には、板状に形成され、かつ対向側片部16に掛け渡された第1のラゲッジカーペット固定用ブラケット23が傾斜した状態で取付けられており、該固定用ブラケット23には、後述のクリップを差し込む差込穴24が穿設されている。なお、底片部17は、サイドブラケット18を車体フロア3に取付ける部分であり、その後部には、締付ボルト6を挿入させる取付穴25が穿設されている。
【0012】
また、上記クロスメンバブラケット7の幅方向中間部の後面側斜め上部には、図4および図5に示す如く、第2のラゲッジカーペット固定用ブラケット26が取付けられており、該固定用ブラケット26には、後述のクリップを差し込む差込穴27が穿設されている。このため、第2のラゲッジカーペット固定用ブラケット26は、開口部を下向きに配置した断面略コ字状に形成され、両側端部がクロスメンバブラケット7の外周面に溶接にて固着されており、第1のラゲッジカーペット固定用ブラケット23と同様、取付面26aが傾斜した状態で取付けられている。
したがって、上記センタヒンジコンプ2は、クロスメンバブラケット7、センタブラケット8、センタヒンジブラケット11、チャイルドシート固定用金具15、サイドブラケット18、第1および第2のラゲッジカーペット固定用ブラケット23,26によって構成されている。
【0013】
一方、上記シートクッション4の後端部の左右両側には、図1〜図3、図6〜図9に示す如く、サイドブラケット18の係止部20と係止するロッド状の後部ワイヤ28が配設されている。これら後部ワイヤ28は、車体後方へ延びる平面視でU字状に形成されており、その幅寸法は、サイドブラケット18の対向側片部16の間隔よりも大きく設定されている。また、後部ワイヤ28の高さ位置は、図9(a)に示す如く、係止部20の切欠き21の上端壁21aに対して、L寸法だけ高くなるように設定されており、後部ワイヤ28の挿入後は、図9(b)の矢印Pに示す如く、切欠き21の上端壁21aにテンションを掛けて当接される状態となっている。なお、係止部20のフック22は、後部ワイヤ28の径よりも下方向に長く形成されており、シートクッション4が車体前方に引っ張られても、後部ワイヤ28がフック22に引っ掛かり、係止状態が保持されるように構成されている。
【0014】
また、上記シートクッション4の前部左右両側の下面には、図1、図6、図10、図11および図13に示す如く、筒状のガイドキャップ29と係合するロッド状の前部ワイヤ30が配設されている。ガイドキャップ29は、予め車体フロア3の所定位置に穿設した貫通穴31に嵌着されており、上端には車体フロア3と接合するフランジ部29aが外方へ張り出して設けられ、下部内壁には前部ワイヤ30の先端部と係合するくびれ部29bが設けられている。そして、前部ワイヤ30は、下方へ延びるU字状に形成されており、その長さおよび幅寸法は、ガイドキャップ29の大きさに対応して設定されている。
【0015】
さらに、上記車両用シート1の後部側のラゲッジには、これを覆うラゲッジカーペット32が敷設されている。このため、ラゲッジカーペット32の前部側には、クリップ(結合部材)33を挿入する複数個のクリップ穴34が穿設されており、これらクリップ穴34は、第1および第2のラゲッジカーペット固定用ブラケット23,26の差込穴24,27と対応する位置に車幅方向に間隔を開けて配置されている。
【0016】
次に、本発明の実施形態の取付構造によって、車両用シート1のシートクッション4およびシートバック5、ラゲッジカーペット32を取付ける場合の手順を説明する。
まず、センタブラケット8の取付片8aおよびサイドブラケット18の底片部17に設けた取付穴13,25に締付ボルト6を挿入して締付けることにより、センタヒンジコンプ2を車体フロア3に固定する。そして、図6に示す如く、シートクッション4をセンタヒンジコンプ2の前方の車体フロア3上に置く。この時、シートクッション4の前部ワイヤ30が車体フロア3に接触しているため、シートクッション4は後端下面部4aを支点にして前方側が上がりかつ後方側が下がった状態となっている。また、後部ワイヤ28の先端部28aは、図7で示すように、サイドブラケット18の対向側片部16に設けた係止部20の傾斜部22aの点Kに対して下側に位置している。この状態で、シートクッション4を車体後方にスライドさせると、後部ワイヤ28が係止部20のフック22の傾斜部22aにガイドされ、図8に示すように撓みながら滑って切欠き21内に挿入配置される(図2、図3(a)、図9(b)参照)。切欠き21内の後部ワイヤ28は、切欠き21の上端壁21aにテンションが掛かった状態で当接し、フック22によって係止部20から抜け出ることはない。次いで、車体フロア3に予め設けられたガイドキャップ29にシートクッション4の前部ワイヤ30を上方から挿入し、くびれ部29bの下方まで押し込んで係合させることにより固定する(図10、図11、図13参照)。
【0017】
この間、締付ボルト9を用いて、枢支ピン12にてセンタヒンジコンプ2のセンタブラケット8に取付けたセンタヒンジブラケット11のボルト穴10および車体左右両側壁に取付けたサイドヒンジブラケット14のボルト穴10に挿入して締付ければ、シートバック5は、センタヒンジコンプ2および車体左右両側壁に固定される。
しかる後、図12に示す如く、ラゲッジカーペット32を持って車体後方からシートバック5の下面とセンタヒンジコンプ2との間に挿入し、サイドブラケット18に取付けた第1のラゲッジカーペット固定用ブラケット23とクロスメンバブラケット7に取付けた第2のラゲッジカーペット固定用ブラケット26の差込穴24,27にクリップ穴34を介してクリップ33を押し込んで、ラゲッジカーペット32を固定する。
このようにして、シートクッション4、シートバック5およびラゲッジカーペット32は、センタヒンジコンプ2等を介して車体フロア3に組付けられることになる(図1、図13参照)。
【0018】
本発明の実施形態に係るシート取付構造では、センタヒンジブラケット11を有するセンタブラケット8やチャイルドシート固定用金具15の他に、シートクッション固定用サイドブラケット18とラゲッジカーペット固定用ブラケット23,26がクロスメンバブラケット7と一体で構成されているセンタヒンジコンプ2を用い、シートバック5およびチャイルドシートに加えてシートクッション4およびラゲッジカーペット32を組付けるようにしているため、車体フロア3側などに新たに部品を取付ける必要がなくなり、ユニット化によって車体組付工場での組付工数を削減できる。しかも、本実施形態のセンタブラケット8は、取付片8aを締付ボルト6で締付けることによって車体フロア3に固定されているため、ラゲッジに置かれた荷物の飛び出しに対し、クロスメンバブラケット7の左右両端部のみを固定した従来構造よりも強度的に有利である。
【0019】
また、本実施形態のシート取付構造では、シートクッション4のサイドブラケット18への挿入時に撓んだ後部ワイヤ28が係止部20の切欠き21の上端壁21aおよび後端壁21bに当り、その際に挿入音が発生すると共に、挿入後にシートクッション4を車体前方へ引っ張っても、フック22との係止作用により車体前方に移動しないため、挿入作業の完了を容易に確認することができる。それに加えて、後部ワイヤ28は、挿入後は常に上方にテンションが掛かり、切欠き21の上端壁21aに当接しているため、シートクッション4の振動による音の発生を抑えることができる。
【0020】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、サイドブラケット18や第1および第2のラゲッジカーペット固定用ブラケット23,26の形状は、既述の実施形態のものに限られず、適用車種などに応じて適宜選択することができる。また、ラゲッジカーペット固定用ブラケット26を廃止し、クロスメンバブラケット7に直接差込穴27を明けても良い。
【0021】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係るシート取付構造は、車室内の後方に配置され、後部側にラゲッジを配置したものであって、車体フロア上に車体幅方向へ延びるクロスメンバを配設し、該クロスメンバの幅方向中間部に前記車体フロアへの固定部を備えたセンタブラケットを設ける一方、前記クロスメンバの両端部にも前記車体フロアへの固定部を備えたサイドブラケットを設け、前記センタブラケットの左右両側面に取付けたセンタヒンジブラケットと前記車体の左右両側壁に取付けたサイドヒンジブラケットとにより、前記シートを構成するシートバックを固定し、さらに前記サイドブラケットに設けた係止部により前記シートを構成するシートクッションの後端の取付部を係止し、さらに前記センタブラケットを間に置いてチャイルドシートの固定部となるチャイルドシート固定用金具を車体幅方向に間隔を開けながら一対ずつ配設するとともに、該一対のチャイルドシート固定用金具のうち、車両幅方向の外側に位置するチャイルドシート固定用金具を前記サイドブラケットと重なる位置に設けているので、取付部品を追加して車体フロアに新たに取付ける必要がなく、クロスメンバを車体フロア側に取付けるだけでシートクッション、シートバック、チャイルドシート、カーペットなどを円滑かつ迅速に組付けることが可能となり、従来の取付構造に比べて車体組付工場での組付工数削減により組付作業性の向上を図ることができる。
【0022】
また、本発明のシート取付構造において、前記クロスメンバの両端部に配設するサイドブラケットの前面部に、前記シートクッションの後端の取付部となる係止部を設け、該係止部は上端壁および後端壁を有する切欠きと、該切欠きの開口部上半分を覆うように下方へ延びるフックとを備える一方、前記シートクッションの後端部の左右両側には、前記サイドブラケットの前記係止部と係止する後部ワイヤを配設し、該後部ワイヤの径よりも前記係止部のフックを下方向に長く形成するとともに、前記係止部に挿入前の状態での前記後部ワイヤの高さ位置を、前記係止部の前記切欠きの上端壁に対して高くなるように設定することにより、前記後部ワイヤの挿入後は、前記切欠きの前記上端壁に対して前記後部ワイヤにテンションを掛けた状態で当接させ、さらに前記チャイルドシート固定用具車体前方へ突出して配置すれば、クロスメンバを荷重の掛かるシートクッション固定部およびシートバック固定部でそれぞれ車体側に固定でき、しかも両端部および中央部とバランスよくしっかりと取付けることができる。
【0023】
また、本発明のシート取付構造において、前記サイドブラケットを左右対向側片部および底片部を有する断面略U字状に形成するとともに、前記対向側片部の前面部に前記係止部を設ける一方、前記対向側片部の後部車体後方に向かって下り傾斜の傾斜面に形成し、該傾斜面に掛け渡した状態で板状に形成した第1のラゲッジカーペット固定用ブラケットを取付け、前記車両用シートの後部側のラゲッジを覆うラゲッジカーペットを前記カーペット固定用ブラケットを介して前記サイドブラケットに固定し、あるいは、本発明において、前記クロスメンバの幅方向中間部の後面側斜め上部に第2のラゲッジカーペット固定用ブラケットを前記ラゲッジカーペットの取付面が傾斜した状態で取付け、前記第2のラゲッジカーペット固定用ブラケットの前方に位置する前記クロスメンバの前面側に、前記一対のチャイルドシート固定用金具のうち、車両幅方向の内側に位置するチャイルドシート固定用金具を車体前方へ突出して配置すれば、サイドブラケットの傾斜面がガイドとなって、シートバック下面の狭い場所でもカーペットを円滑に挿入することが可能となり、カーペットの組付作業を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシート取付構造により取付けられる車両用シートとセンタヒンジコンプの関係を示す斜視図である。
【図2】図1のセンタヒンジコンプを構成するサイドブラケットを示す斜視図である。
【図3】(a)は図2の矢印A方向から見た側面図、(b)は(a)の矢印B方向から見た平面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るセンタヒンジコンプのクロスメンバブラケットにラゲッジカーペット固定用ブラケットを取付けた状態を示す斜視図である。
【図5】(a)は図4の矢印C方向から見た側面図、(b)は(a)の矢印D方向から見た平面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る車両用シートのシートクッションをサイドブラケットに取付ける前の状態を示す側面図である。
【図7】図6のE部拡大図である。
【図8】本発明の実施形態に係る車両用シートのシートクッションの後部ワイヤをサイドブラケットの係止部に挿入している状態を示す側面図である。
【図9】(a)は本発明の実施形態に係るシートクッションの後部ワイヤとサイドブラケットの係止部の上端壁との高さ位置の関係を示す側面図、(b)は(a)の後部ワイヤ挿入後に係止部の切欠きの上端壁にテンションが掛かって当たっている状態を示す側面図である。
【図10】本発明の実施形態に係る車両用シートのシートクッションの前部ワイヤを車体フロアのガイドキャップに挿入する前の状態を示す斜視図である。
【図11】図10におけるF−F線断面図である。
【図12】本発明の実施形態に係るセンタヒンジコンプにラゲッジカーペットを取付ける前の状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施形態に係るシートクッションの前後部、シートバックおよびラゲッジカーペットを車体フロアおよびセンタヒンジコンプに取付けた状態を示す側面図である。
【図14】従来のクロスメンバブラケットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用シート
2 センタヒンジコンプ
3 車体フロア
4 シートクッション
5 シートバック
6 締付ボルト
7 クロスメンバブラケット
8 センタブラケット
9 締付ボルト
10 ボルト穴
11 センタヒンジブラケット
12 枢支ピン
13 取付穴
14 サイドヒンジブラケット
15 チャイルドシート固定用金具
16 対向側片部
16a 傾斜面
17 底片部
18 サイドブラケット
19 嵌合穴
20 係止部
21 切欠き
22 フック
22a 傾斜部
23 第1のラゲッジカーペット固定用ブラケット
24 差込穴
25 取付穴
26 第2のラゲッジカーペット固定用ブラケット
27 差込穴
28 後部ワイヤ
29 ガイドキャップ
30 前部ワイヤ
31 貫通穴
32 ラゲッジカーペット
33 クリップ(結合部材)
34 クリップ穴

Claims (4)

  1. 車室内の後方に配置され、後部側にラゲッジを配置した車両用シートの取付構造において、車体フロア上に車体幅方向へ延びるクロスメンバを配設し、該クロスメンバの幅方向中間部に前記車体フロアへの固定部を備えたセンタブラケットを設ける一方、前記クロスメンバの両端部にも前記車体フロアへの固定部を備えたサイドブラケットを設け、前記センタブラケットの左右両側面に取付けたセンタヒンジブラケットと前記車体の左右両側壁に取付けたサイドヒンジブラケットとにより、前記シートを構成するシートバックを固定し、さらに前記サイドブラケットに設けた係止部により前記シートを構成するシートクッションの後端の取付部を係止し、さらに前記センタブラケットを間に置いてチャイルドシートの固定部となるチャイルドシート固定用金具を車体幅方向に間隔を開けながら一対ずつ配設するとともに、該一対のチャイルドシート固定用金具のうち、車両幅方向の外側に位置するチャイルドシート固定用金具を前記サイドブラケットと重なる位置に設けたことを特徴とするシート取付構造。
  2. 前記クロスメンバの両端部に配設するサイドブラケットの前面部に、前記シートクッションの後端の取付部となる係止部を設け、該係止部は上端壁および後端壁を有する切欠きと、該切欠きの開口部上半分を覆うように下方へ延びるフックとを備える一方、前記シートクッションの後端部の左右両側には、前記サイドブラケットの前記係止部と係止する後部ワイヤを配設し、該後部ワイヤの径よりも前記係止部のフックを下方向に長く形成するとともに、前記係止部に挿入前の状態での前記後部ワイヤの高さ位置を、前記係止部の前記切欠きの上端壁に対して高くなるように設定することにより、前記後部ワイヤの挿入後は、前記切欠きの前記上端壁に対して前記後部ワイヤにテンションを掛けた状態で当接させ、さらに前記チャイルドシート固定用具車体前方へ突出して配置したことを特徴とする請求項1に記載のシート取付構造。
  3. 前記サイドブラケットを左右対向側片部および底片部を有する断面略U字状に形成するとともに、前記対向側片部の前面部に前記係止部を設ける一方、前記対向側片部の後部車体後方に向かって下り傾斜の傾斜面に形成し、該傾斜面に掛け渡した状態で板状に形成した第1のラゲッジカーペット固定用ブラケットを取付け、前記車両用シートの後部側のラゲッジを覆うラゲッジカーペットを前記カーペット固定用ブラケットを介して前記サイドブラケットに固定したことを特徴とする請求項2に記載のシート取付構造。
  4. 前記クロスメンバの幅方向中間部の後面側斜め上部に第2のラゲッジカーペット固定用ブラケットを前記ラゲッジカーペットの取付面が傾斜した状態で取付け、前記第2のラゲッジカーペット固定用ブラケットの前方に位置する前記クロスメンバの前面側に、前記一対のチャイルドシート固定用金具のうち、車両幅方向の内側に位置するチャイルドシート固定用金具を車体前方へ突出して配置したことを特徴とする請求項3に記載のシート取付構造。
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