JP3943271B2 - インターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナ - Google Patents
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Description
【発明の関係する分野】
この発明は、自動車シートに組み付けられるシート・トラックのロック機構や自動車シートをフロアに容易に据え付け取り外し可能にするフロア・ロック機構などの、さらにそのフロア・ロック機構をリクライニング・デバイスに連動するインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナに関する。
【0002】
【背景技術】
最近のワゴンに普及されるところのセカンド・シートやサード・シートは、フロアに移動できて容易に据え付け取り外し可能にされる。それらのシートでは、据付けや取外しの際、シート・バックがシート・クッションに倒されるので、フロア・ロック機構はインターロック・ワイヤでリクライニング・デバイスに連動される。そのインターロック・ワイヤはワイヤ・エンドにニップル・エンドを固定的に取り付け、そして、そのフロア・ロック機構を解除する操作レバー、すなわち、タオル・バーのスロットにそのニップル・エンドをはめ合わせて連結されるので、そのニップル・エンドはそのタオル・バーに連結され易くなる反面、そのタオル・バーが操作されると、そのニップル・エンドはテンションの掛け具合でそのスロット内に倒れて外れる恐れがある。
【0003】
【発明の課題】
この発明の課題は、ワイヤ・エンドに固定的に結合され、そして、操作レバーのはめ込み易い穴にはめ合わせられるニップル・エンドがその穴に外れ止めされるところのインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】
この発明は、一方の側に二叉に伸長され、そして、連結バーのスロットにはめ合わせられるワイヤのニップル・エンドの両側からその連結バーに掛けられる二叉フックと、他方の側に伸長され、そして、その連結バーにそのニップル・エンドを止めるクリンチ・フックとを含み、そして、そのスロットにそのニップル・エンドを外れ止めする。
【0005】
【具体例の説明】
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明のインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナを説明するに、図1ないし図4は、シート・クッション・フレーム21の状態で示されたワゴンのサード・シート20においてフロア・ロック機構(図示せず)と、リクライニング・デバイス(図示せず)との間を連動するインターロック・ワイヤ25に活用されるところのこの発明のインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナの具体例10を示し、そして、そのスプリング・ファスナ10は、そのフロア・ロック機構が操作レバーであるタオル・バー22でロックを解除され、また、そのインターロック・ワイヤ25がニップル・エンド26を固定的に取り付け、そして、そのタオル・バー22において連結バー23のスロット24にそのニップル・エンド26をはめ合わせて連結されるので、そのスロット24にそのニップル・エンド26を抜け止めしている。勿論、そのニップル・エンド26は、クランク状に曲げられ、一方、そのタオル・バー22のその連結バー23に穴明けされる穴はスロット24に形成されてそのニップル・エンド26をはめ込み易くしている。
【0006】
そのスプリング・ファスナ10では、二叉フック11,11が、一方の側に二叉に伸長され、そして、その連結バー23のそのスロット24にはめ合わせられるそのインターロック・ワイヤ25のそのニップル・エンド26の両側からその連結バー23に掛けられ、また、クリンチ・フックが、他方の側に伸長され、そして、その連結バー23にそのニップル・エンド26を止める。
【0007】
そして、そのスプリング・ファスナ10は、その二叉フック11,11が先端にアングルド・タング13を、そのクリンチ・フック12が先端に別のアングルド・タング14をそれぞれ備えるところの形に作られ、そして、ワンタッチで取り付け取り外し可能にされている。
【0008】
したがって、そのスプリング・ファスナ10は、そのスロット24の位置でその連結バー23にクリンチ状態に組み付けられ、そして、そのスロット24にそのニップル・エンド26を倒れ止め状態に保ちながら抜け止めする。そのように、そのニップル・エンド26はそのスプリング・ファスナ10でそのスロット24に外れ止めされるので、そのフロア・ロック機構およびリクライニング・デバイスはそのインターロック・ワイヤ25で確実に連動される。また、そこでは、その連結バー23がそのインターロック・ワイヤ25を止めて連結する穴をそのスロット24にするので、そのニップル・エンド26はそのスロット24に入れ易く、そして、その連結バー23とそのインターロック・ワイヤ25との間には組立性が確保される。
【0009】
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0010】
【発明の便益】
上述から理解されるように、この発明のインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナは、一方の側に二叉に伸長され、そして、連結バーのスロットにはめ合わせられるワイヤのニップル・エンドの両側からその連結バーに掛けられる二叉フックと、他方の側に伸長され、そして、その連結バーにそのニップル・エンドを止めるクリンチ・フックとを含むので、この発明のインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナでは、そのニップル・エンドが、そのスロットに入れ易くされて組立性が確保され、そして、テンションの掛け具合にかかわらずそのスロットに倒れ止め状態に保たれながら外れ止めされ、それに伴ってシートに組み付けられるシート・トラックのロック機構において左右のロックやシートをフロアに容易に据え付け取り外し可能にするフロア・ロック機構において前後ロックが確実に連動可能になり、また、リクライニング・デバイスがそのフロア・ロック機構に確実に連動可能になり、その結果、自動車シートに取り付けられる機能部品にとって非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナの具体例を活用するワゴンのサード・シートをシート・クッション・フレームの状態で示した斜視図である。
【図2】そのサード・シートのフロア・ロック機構の部分に関連してそのスプリング・ファスナを示した斜視図である。
【図3】そのスプリング・ファスナを使用状態で示した斜視図である。
【図4】図3の4−4線に沿って示した断面図である。
【符号の説明】
11 二叉フック
12 クリンチ・フック
22 タオル・バー
23 連結バー
24 スロット
25 インターロック・ワイヤ
26 ニップル・エンド
Claims (2)
- クランク状をして連結バーのスロットにはめ合わされるワイヤのニップル・エンドの先端と連結バーとを挟持するクリンチ・フックと、そのクリンチ・フックから他方の側に伸長されてそのニップル・エンドの根本の両側からその連結バーに掛けられる二叉フックとを含むインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナ。
- その二叉フックが、先端に傾斜タングを、そのクリンチ・フックが、先端に別の傾斜タングをそれぞれ備える請求項1に記載のインターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナ。
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JP37638998A JP3943271B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | インターロック・ワイヤに使用されるスプリング・ファスナ |
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DE102012201821B4 (de) | 2012-02-07 | 2015-06-25 | Johnson Controls Gmbh | Befestigungsanordnung zwischen einem Betätigungszug und einem zu betätigenden Bauelement |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP37638998A patent/JP3943271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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