JP4049475B2 - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外被を簡単な作業で剥いで光ファイバコア(光ファイバ・光ファイバコード・光ファイバを含む集合コア)を容易に取り出すことができる光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、情報通信用として使用されている光ファイバケーブルは、ケーブルの端末にコネクタを取り付ける場合または融着接続等の作業を行う場合、光ファイバコアをケーブル端末より数十cmから数m程度露出させてから、コネクタ加工または接続作業を行う必要がある。その作業では、準備の第1段階として、ケーブルの外被を引き剥がして光ファイバコアを必要な長さだけ露出させる必要がある。
【0003】
従来の製品および技術では、ケーブルの外側からナイフ、剃刀またはカッターなどの刃物を使い、内部のコアに傷を付けないように外被に切れ目を入れてから外被を引き裂いて光ファイバコアを取り出したり、ケーブルの製造過程で内部のコアと一緒に挿入した紐を端末から引き出して、外被の長さ方向に完全に切れ目を入れてから引き剥いだりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の製品において、光ファイバコアを取り出すために、刃物を用いて外被を剥ぐ場合、外被の剥ぎ具合の調節が難しく、コアに損傷を与えないようにするために、慎重に外被に切れ目を入れる作業が必要であり、相当程度の高い熟練技術を必要とする。また、ケーブル製造時にコアと一緒に挿入した紐を使って外被の断面に亀裂を生じさせるやり方では、コアのひねりや紐の移動などで一定の箇所の外被に亀裂を入れることはきわめて困難であり、時には紐がケーブル断面内で回り込んだりして、引き裂き時にコアに損傷を与えてしまうこともある。特にコアを一列に並べた構造の平型光ファイバケーブルでは、挿入する紐がコアの間に移動することがあり、引き裂き時にコアに損傷を与えてしまう。そのため、平型光ファイバケーブルでは紐は使用せず、刃物にて外被を剥いでいるのが実情である。
【0005】
刃物を用いて外被を剥ぐ方法では、既にある長さを光ファイバコアを露出させたケーブルで、さらに露出長を長く変更するときには、既に露出させたコアへの損傷まで考慮しなくてはならず、最初の外被を剥ぎ取る場合よりも一層高い熟練技術を必要とする。
【0006】
さらに、製造時に外被に切り込みを入れ外被を剥ぐ様にしたケーブルもあるが、切り込みを入れたケーブルでは、切り込みを入れた部分は外被が薄くなり、機械的強度が低下してしまう。さらに、多数本のケーブルを敷設する場合、切り込み部分同士が引っ掛かり外傷を発生させる危険がある。
【0007】
従って、本発明の目的は、 簡単な作業で容易に光ファイバコアを取り出すことができ、優れた作業性を有する光ファイバケーブルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による光ファイバケーブルは、少なくとも1本の光ファイバコアと、光ファイバコアの周囲を被覆する合成樹脂材料の外被と、外被の内部に光ファイバコアとほぼ平行に埋設された少なくとも2本の引き裂き紐とを具え、前記引き裂き紐を光ファイバコアをはさんで互いに対向するように配列し、前記2本の引き裂き紐を結ぶラインに沿って2個の引き裂き紐を引くことにより前記ラインに沿う2個のスリットが外被に形成され、前記引き裂き紐の外縁と隣接する光ファイバコアの外縁との間の間隔を、2個のスリットが形成された外被を前記ラインと直交する方向に沿って39N以下の引き裂き力で互いに反対方向に引くことにより前記スリットに沿うラインを境にして外被が2分割されるように構成したことを特徴とする。
【0009】
本発明では、光ファイバコアを被覆する外被の内部に2本の引き裂き紐を埋設し、これら引き裂き紐を利用して外被にスリットが形成されるようにする。この場合、2本の引き裂き紐が光ファイバコアをはさんで互いに対向するように配列すれば、同一ライン上に沿う2個のスリットを形成することができる。ここで重要なことは、引き裂き紐をコアと接触するように配置してはならないことである。すなわち、本発明者が、引き裂き紐が埋設されている光ファイバケーブルについて種々の実験及び解析を行った結果、引き裂き紐がコアと接触するように配列されている場合、押出加工中に引き裂き紐がコアに巻きつくように埋設される場合があり、引き裂き紐を引っ張ることによりスリットを形成する際コアに損傷を与える可能性があることが判明した。また、製造中に引き裂き紐がコアに対して平行に配列されず、蛇行するように変位することも判明した。このように、引き裂き紐がコアに対して蛇行すると、引き裂き紐を引いてスリットを形成する際スリットの位置が変位してしまい、コアの取り出し作業が煩雑になってしまう。一方、コアに対して引き裂き紐を離間するように配置すると、すなわちコアと引き裂き紐との間に外被を構成する合成樹脂材料を介在させる場合上述した不都合は発生せず、コアに対して引き裂き紐を平行に配列できることが判明した。
【0010】
このような実験結果に基づき、本発明ではコアと引き裂き紐との間に外被を構成する合成樹脂材料を介在させ、上述した不都合を回避する。
【0011】
さらに、コアと引き裂き紐との間に合成樹脂材料が介在することにより、引き裂き紐を引っ張ってスリットを形成しても、合成樹脂材料の残りの部分が光ファイバコア及びテンションメンバ等を保持するため、これらの部材がばらける不都合が発生せず、作業性も一層向上する。
【0012】
本発明は種々の形式の光ファイバケーブルに適用することができ、例えば単一の光ファイバコアの周囲が外被で覆われている光ファイバケーブル、複数の光ファイバコアが直線状に互いに平行に配列された平型の光ファイバケーブル、2個の光ファイバコアが互いに隣接するように平行に配列されたメガネ型の光ファイバケーブル等の種々の光ファイバケーブルに適用することができる。特に、平型ケーブルの場合、複数本の光ファイバコアが埋設されているため、コアの取り出し作業が一層面倒である。しかしながら、光ファイバコアの配列方向に沿ってコアを挟んで互いに対向するように引き裂き紐を配置すれば、引き裂き紐を引くことによりスリットが形成されても外被の残りの薄い部分がコアを支持するので、コアがばらけることがなく、しかもスリットが形成されている外被をコアの配列方向と直交する方向に引くことにより外被が2分割され、複数本のコアを同時に取り出すことができ、また、39N以下の引き裂き力で引き裂くことにより2分割されるように構成すれば、比較的簡単な作業により2分割でき、この結果コアの取り出し作業が一層容易になる。
【0013】
本発明による光ファイバケーブルの好適実施例は、引き裂き紐の外縁と隣接する光ファイバコアの外縁との間の間隔を、前記外被の外縁から光ファイバコアの外縁までの距離のほぼ2/3以下に設定したことを特徴とする。スリット形成後に残存する外被の厚さが厚い場合、外被を引き裂いて2分割するために必要な力が大きくなり過ぎてしまい、作業性に難点がある。そこで、本発明者が種々の厚さの外被及び材料の光ファイバケーブルについて官能判定実験を行った結果、スリット形成部位に残存する外被の厚さが、外被の外縁から光ファイバコアの外縁までの距離のほぼ2/3以下であれば比較的簡単な作業により外被を2分割できることが判明した。
【0014】
本発明による光ファイバケーブルは、引き裂き紐の外縁と隣接する光ファイバコアの外縁との間の間隔を、前記2個のスリットが形成された外被が39N以下の引き裂き力で引き裂くことにより2分割されるように構成したことを特徴とする。種々の官能試験の結果、スリットが形成された外被を引き裂いて2分割するために必要な力が39N以下の場合比較的簡単な作業により2分割でき、39Nを超えると作業性が低下することが判明した。この官能試験結果に基づき、スリット形成位置に残存する外被の厚さを、39N以下の引き裂き力で引き裂くことにより2分割されるように構成する。特に、外被の合成樹脂材料をポリ塩化ビニルとした場合、スリットが形成された外被を39N以下の引き裂き力で引き裂くには、一方の残存する外被の厚さを0.9mm以下とする必要があることが実験により確認された。
【0015】
本発明による光ファイバケーブルの好適実施例は、引き裂き紐に一定の間隔でマーキングが形成されていることを特徴とする。取り出すべき光ファイバコアの長さは50cm程度から数mに及ぶ場合があり、正確に計測しなければならない。この場合、従来の光ファイバケーブルではスケールを用いて計測しながらコアを取り出さねばならず、作業性に難点があった。一方、本発明の引き裂き紐は、外被の内部に光ファイバケーブルに平行に埋設されているから、スリットの形成後に取り出された引き裂き紐の長さは、露出される光ファイバコアの長さに正確に対応している。従って、引き裂き紐に例えば10cm、50cm又は1m等の間隔でマーキングされていれば、マーキングの数を計数しながらスリットを形成することにより取り出すべき光ファイバコアの長さを規定することができ、作業性が大幅に向上する。ここで、マーキングの形態として、例えば50cm毎に着色したり、インクを用いてリング状又はスポット状に着色したマーキングを用いることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を平型光ファイバケーブルに適用した例を示す線図であり、光ファイバケーブルの延在方向と直交する面で切った線図的断面図である。この平型光ファイバケーブルは、互いに平行に配列した2本光ファイバコア1a及び1bと、これら光ファイバコアの間に配置した1本のテンションメンバ2と、2本の引き裂き紐3a及び3bとを具え、これらの部材の周囲を合成材料の外被4により直接被覆する。これらの光ファイバコア、テンションメンバ及び引き裂き紐は、光ファイバケーブルの長手方向に沿って互いに平行に延在すると共に、軸線L上に沿って直線状に配列する。また、2本の引き裂き紐3a及び3bは光ファイバコア及びテンションメンバをはさんで互いに対向するように配列する。
【0017】
次に、コアを取り出す際の作業について説明する。引き裂き紐3a及び3bを軸線Lの方向に沿って互いに反対向き引く。図1Bに示すように、引き裂き紐を外側に向けて引く力により外被4が引き裂かれ、外被4には長手軸線L方向の両端にそれぞれスリットが形成される。この際、引き裂き紐とコアとの間には外被の一部分が残存するため、スリットが形成されても光ファイバケーブルはその形態をそのまま維持し、コアとテンションメンバがバラバラになることはない。
【0018】
次に、図1Cに示すように、長手軸線Lと直交するB−B’l方向に外被4を引っ張ると、外被にスリットが形成されているため外被4は2個の半分に分割され、光ファイコアを容易に取り出すことができる。ここで重要なことは、2個のスリットが同一直線上に沿って形成されているため、外被を引き裂くことにより外被を2個の半分に容易に分割できることである。さらに、外被の引き裂き量は外被に形成されるスリットのケーブル方向の長さにより規定され、この長さは引き裂き紐3a又は3bの引っ張り量により規定されるため、取り出すべき光ファイバコアの長さを容易に正確に規定することができる。すなわち、本発明の引き裂き紐はコアに平行に延在しているので、取り出した引き裂き紐の長さ自体がが取り出すべきコアの長さに正確に対応する。この場合、引き裂き紐に一定の間隔でマーキングを形成すれば、引き裂き紐自体がスケールの機能を果たすため、作業性が大幅に向上する。
【0019】
図2A及びBは本発明を別の平型光ファイバケーブルに適用した例を示す。尚、図1で用いた部材と同一の部材には同一符号を付して説明する。図2Aに示す例では、4本の光ファイバコア1a〜1dと、テンションメンバ2と、2本の引き裂き紐3a及び3bを外被4の内部に軸線Lに沿って埋設し、外被4によりこれらの部材を直接支持する。この場合にも、引き裂き紐3a及び3bを外側に向けて引くことにより、軸線Lの沿う2個のスリットが形成され、外被を2個の半分に分割することができる。この結果、4本の光ファイバコアを容易に取り出すことができる。
【0020】
図2Bは、2本の光ファイバコア1a及び1bと、2本の引き裂き紐3a及び3bを外被4の内部に埋設した光ファイバケーブルを示す。本例の光ファイバケーブルはテンションメンバを有していないため、引き裂き紐3a及び3bはテンションメンバに代わって光ファイバケーブルを支持する重要な役割も果たすことができる。
【0021】
図3A及びBは本発明を丸型光ファイバケーブルに適用した例を示す。図3Aに示す光ファイバケーブルは、1本の光ファイバコア1と、2本の引き裂き紐3a及び3bと、外被4とを有する。2本の引き裂き紐3a及び3bは光ファイバケーブルの中心を通る軸線L上に互いに対向するように配列する。さらに、この光ファイバケーブルでは、引き裂き紐3a及び3bが配置されている位置に対応する外被4の外周部分に突条5a及び5bを形成する。このように、突条を設けることにより、引き裂き紐の位置を容易に確認することができ、コアの取り出しが一層容易になる。特に、丸型ケーブルの場合、全外周にわたって識別するための特徴形態が存在しないため、特に有効である。
【0022】
図3Bに示す光ファイバケーブルは、4本の引き裂き紐3a〜3dを有し、これらの引き裂き紐をそれぞれ外側に引くことにより4個のスリットが形成され、外被4の半部を互いに反対方向に引っ張ることにより外被を4分割することができる。
【0023】
図4は、本発明をめがね型の光ファイバケーブルに適用した例を示す。この光ファイバケーブルは、外被4を構成する合成樹脂の一部4aにより離間して平行に配列した2本の光ファイバコア1a及び1bを有する。この光ファイバケーブルの場合、2本のコアの中心を通るラインL上に引き裂き紐を配置したのでは、コア間の合成材料4aが邪魔になり、外被を2分割することができない。このため、本例では、ラインLと直交する方向に沿ってコア1a及び1bをはさんで互いに対向するようにそれぞれ引き裂き紐3aと3bの組及び3cと3dの組を配列する。このように構成すれば、一方の引き裂き紐の組3aと3bをラインLと直交する方向に引くことにより同一線上に2個のスリットが形成され、外被4の光ファイバコア1aを被覆する外被部分が2分割され、同様に他方の引き裂き紐の組3cと3dを引くことにより他方のコア1bを被覆する外被部分を2分割することができる。この結果、各光ファイバコアを他方のコアに損傷を与えることなくそれぞれ独自に取り出すことができる。
【0024】
次に、スリット形成後に外被を2分割するために必要な引き裂き力と残存する外被の厚さとの関係について説明する。図5はポリ塩化ビニルの外被を有する丸型光ファイバケーブルについてスリットの底部とコアの外縁までの外被の残存厚さと引き裂きに必要な引き裂き力との関係を示すグラフである。残存厚さが増加するに従って2分割するのに必要な引き裂き力は増大し、残存厚さの合計(l1+l2)がほぼ1.8mmになると必要な引き裂き力は39Nに到達する。一方、官能試験の結果引き裂き力が39Nを超えると作業が著しく困難になることが判明している。従って、この実験結果より、外被の材料としてポリ塩化ビニルを用いる場合片側のスリットにおける外被の残存厚さは0.9mm以下とする必要がある
【0025】
本発明による光ファイバケーブルは押し出し成形機により製造することができ、製造に当たっては充実形又は半充実形の押し出し成形機を用いることが好ましい。すなわち、所謂チューブ形の押し出し成形機では、ダイスの出口から出てきた樹脂を引き落としながら被覆するため、コアと外被内の引き裂き紐の位置関係がダイス出口と被覆されたケーブル断面とでは異なることになる。そのため、引き裂き紐を外被内の思いとおりの位置へ配置することが難しい。これに対し、充実形又は半充実形の押し出し成形機では、樹脂を引き落とさないため、ダイス出口と被覆されたケーブル断面とでコアと外被内の引き裂き紐の位置関係が同一になる。そのため、思いとおりの位置へ(ダイスの設計とおりに)引き裂き紐を配置することができる。一方、金型の出口における樹脂の押圧力が強すぎると、引き裂き紐の内部まで樹脂が侵入してしまい、引き裂き紐本来の強度が作用しないおそれがある。従って、押出成形機としては半充実形又は押圧力の小さい充実形の押し出し成形機を用いることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を平型光ファイバケーブルに適用した例を示す線図である。
【図2】 本発明を別の平型光ファイバケーブルに適用した例を示す線図である。
【図3】 本発明を丸型光ファイバケーブルに適用した例を示す線図である。
【図4】 本発明をめがね型光ファイバケーブルに適用した例を示す線図である。
【図5】 スリット形成後の外被の残存厚さと必要な引き裂き力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 光ファイバコア
2 テンションメンバ
3a,3b 引き裂き紐
4 外被

Claims (8)

  1. 少なくとも1本の光ファイバコアと、光ファイバコアの周囲を被覆する合成樹脂材料の外被と、外被の内部に光ファイバコアとほぼ平行に埋設された少なくとも2本の引き裂き紐とを具え、
    前記引き裂き紐を光ファイバコアをはさんで互いに対向するように配列し、前記2本の引き裂き紐を結ぶラインに沿って2個の引き裂き紐を引くことにより前記ラインに沿う2個のスリットが外被に形成され、前記引き裂き紐の外縁と隣接する光ファイバコアの外縁との間の間隔を、2個のスリットが形成された外被を前記ラインと直交する方向に沿って39N以下の引き裂き力で互いに反対方向に引くことにより前記スリットに沿うラインを境にして外被が2分割されるように構成したことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 直線状に配列した複数の光ファイバコアと、これらの光ファイバコアの周囲を被覆する合成樹脂材料の外被とを具える平型の光ファイバケーブルにおいて、
    前記外被の内部に少なくとも2本の引き裂き紐を光ファイバコアとほぼ平行に埋設し、これらの引き裂き紐を前記光ファイバコアの配列方向に沿って光ファイバコアをはさんで互いに対向するように配列し、各2本の引き裂き紐を光ファイバコアの配列方向に引くことにより外被に2個のスリットが形成され、前記引き裂き紐の外縁と隣接する光ファイバコアの外縁との間の間隔を、2個のスリットが形成された外被を光ファイバコアの配列方向と直交する方向に沿って39N以下の引き裂き力で互いに反対方向に引くことにより外被が2分割されるように構成したことを特徴とする光ファイバケーブル。
  3. 互いに平行に配列した2本の光ファイバコアと、これら光ファイバコアの周囲を被覆する合成樹脂の外被とを具えるめがね型の光ファイバケーブルにおいて、
    前記外被の内部に、前記2本の光ファイバコアの配列方向と直交する方向に各光ファイバコアをはさんで互いに対向するようにそれぞれ配列した2本の引き裂き紐の2個の組を光ファイバコアとほぼ平行に埋設し、前記2本の引き裂き紐を結ぶラインに沿って各引き裂き紐を引くことにより前記ラインに平行な2個のスリットが外被に形成され、スリットが形成された外被を前記ラインと直交する方向に沿って互いに反対方向に引くことにより外被が2分割されるように構成したことを特徴とする光ファイバケーブル。
  4. 前記引き裂き紐の外縁と隣接する光ファイバコアの外縁との間の間隔を、前記2個のスリットが形成された外被が39N以下の引き裂き力で引き裂くことにより2分割されるように構成したことを特徴とする請求項に記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記引き裂き紐の外縁と隣接する光ファイバコアの外縁との間の間隔を、前記外被の外縁から光ファイバコアの外縁までの距離のほぼ2/3以下に設定したことを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
  6. 前記外被の合成樹脂材料をポリ塩化ビニルとし、引き裂き紐の外縁と隣接する光ファイバコアの外縁との間の間隔を0.9mm以下としたことを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載の光ファイバケーブル
  7. 前記外被の外周上の、内部に埋設されている引き裂き紐の配置位置に対応する位置に突条を形成したことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の光ファイバケーブル
  8. 前記引き裂き紐に一定の間隔でマーキングが形成されていることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
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