JP4048370B2 - 火災報知設備用機器 - Google Patents

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Description

本発明は、機器筐体に表示部および操作部を備えた火災報知設備用機器に関する。
従来より、機器筐体に表示部および操作部を備えた火災報知設備用機器の一例として、各所に配置された火災感知器を制御する火災報知設備用機器、例えば火災受信機が知られている。このようなものにおいて、表示部、操作部は以下のように構成されている。すなわち、機器筐体の内部に各種表示を行うLED、各種操作を行うスイッチ等を実装した基板と、スイッチを操作するためのキートップ等が取り付けられ、樹脂モールドで成形された表示パネルを筐体本体に取り付け、さらに、パネル前面に各種表示やスイッチの内容を表す文字や枠や模様等を印刷したシール(操作内容表示用シート)を貼付して構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−69197号公報
従来の火災報知設備用機器では、表示部、操作部が前述のように構成されているので、表示部、操作部の部品の高さに応じて、表示パネルと基板との間に正確に間隔を取る必要がある。スイッチの種類によってその高さが異なる場合があり、最も高いスイッチに表示パネルと基板との間隔を合わせると、高さの低いスイッチには間隔を合わせるための部材が必要となる。また、LEDにもその間隔で表示が見えるように、例えば光ガイド等を設けなければならない場合がある。また、基板には表示部、操作部以外の部品、例えばブザー等の部品が設けられているので、これらの部品の高さも考慮して、前記した間隔を合わせるための各種部材が必要となる。このような構成では、表示部、操作部の部品または部材の点数が多くなり、組立工数の低減が図れず、コスト高とならざるを得ない。なお、表示部と操作部を別々の基板を用いて構成したとしても、それぞれを構成する部品の高さに応じて、前記した間隔を合わせるための各種部材が必要となり、表示部または操作部を構成する部品または部材の点数が多くなり、組立工数の低減が図れず、コスト高とならざるを得ない。
また、この火災報知設備用機器は、扉の表示窓を介して表示部、操作部を視認することができるように構成されているが、表示部、操作部は機器前面よりも内方(機器背面側)に位置している。そのため、表示部、操作部は機器正面以外の場所からの視認性が悪く、緊急時における各種表示の確認および各種スイッチの操作が素早く行えなかった。
本発明の技術的課題は、部品点数の削減、組立工数の低減を図れるようにすることにある。
また、本発明の別の技術的課題は、表示部または操作部の視認性を向上させるようにすることにある。
本発明に係る火災報知設備用機器は、下記の構成からなるものである。すなわち、有底枠状の本体フレームとこの本体フレームの一側辺側に枢着されてその前面を開閉自在に覆う扉とから構成された機器筐体に表示部および操作部を備えた火災報知設備用機器において、発光素子およびスイッチ構造を備えたシート基板を用い、このシート基板を前記扉前面に直に貼り付けして表示部および操作部とし、前記シート基板上に、各回線毎の火災状況を表示する地区灯を、このシート基板の右端または左端に縦方向に並べて配置し、前記地区灯に付属して監視対象地区名を記入表示する地区窓を、各地区灯の外側にそれぞれ近接して前記扉に配置したものである。
また、本発明に係る火災報知設備用機器は、前記シート基板は、機器筐体内のプリント基板との間をコネクタにて接続したものである。
また、本発明に係る火災報知設備用機器は、前記シート基板の表面部材における発光素子の外周部分を所定の色に着色したものである。
また、本発明に係る火災報知設備用機器は、前記シート基板を機器筐体の前面側に突出して配置したものである。
本発明の火災報知設備用機器においては、発光素子およびスイッチ構造を備えたシート基板を用い、シート基板を扉前面に直に貼り付けして表示部および操作部とし、前記シート基板上に、各回線毎の火災状況を表示する地区灯を、このシート基板の右端または左端に縦方向に並べて配置し、前記地区灯に付属して監視対象地区名を記入表示する地区窓を、各地区灯の外側にそれぞれ近接して前記扉に配置したので、表示部および操作部に対して、一括した一部品扱いが可能となり、部品点数・工数を削減することができ、低コストで火災報知設備用機器の表示部および操作部を構成することができる。また、このようにすることで、筐体とプリント基板との間隔をプリント基板に実装する部品の高さに制限されることなく決めることができる。さらに、シート基板は例えばフレキシブルなシート基板であれば、平面のみならず、例えば曲面等にも配置可能である。また、発光素子やスイッチの配置(レイアウト)を変更するとき、従来は筐体の発光素子取付用穴やスイッチ取付用穴の配置を変更する必要があった(筐体のプレス型の変更等を要した)が、本発明の火災報知設備用機器においては、シート基板を必要に応じた配置に変えればよく、同じ筐体で配置の異なる機器が自由に作れ、筐体の汎用性を拡げることができる。また、警戒地区の位置と火災表示部の表示とがイメージ的に一致し、火災の発生地区を素速くかつ確実に確認することができるとともに、表示部および操作部を構成するシート基板を最小限の横方向の大きさとすることができる。さらにまた、火災地区表示部が他の操作部および表示部との位置が離れることのない盤面配置が可能となる。
また、本発明の火災報知設備用機器においては、シート基板は、機器筐体内のプリント基板との間をコネクタにて接続するようにしているので、表示部および操作部に対して、一括した一部品扱いが可能となり、部品点数・工数を削減することができる。
また、本発明の火災報知設備用機器においては、シート基板の表面部材のうち発光素子の外周部分を所定の色に着色するようにしているので、表示部または操作部に対して、一括した一部品扱いが可能となり、部品点数・工数を削減することができるとともに、表面部材の着色により発光素子の発光がより際立つようになり、視認性が向上して緊急時における発光表示の確認を素早く行うことが可能となる。また、このようにしたので、筐体とプリント基板との間隔をプリント基板に実装する部品の高さに制限されることなく決めることができる。さらに、シート基板は例えばフレキシブルなシート基板であれば、平面のみならず、例えば曲面等にも配置可能である。
また、本発明の火災報知設備用機器においては、シート基板を機器筐体の前面側に突出させて配置しているので、広角度よりの視認性が向上する。つまり表示部、操作部は機器正面以外の場所、機器上下側面方向からも確実に視認することができ、緊急時における各種表示の確認、各種スイッチの機能内容を視認して操作したいスイッチの操作を素早く行ったりすることが可能となる。
実施形態1.
図1は本発明の第1の実施形態に係る火災報知設備用機器を示す正面図、及び下面図、図2は図1中のAで囲まれているシート基板およびその貼り付けパネル部の拡大正面図、図3はそのシート基板の一部拡大表示を含む厚み方向の断面図である。なお、ここでは火災報知設備用機器として火災受信機を例に挙げて説明する。また、詳細な説明は省略するが、本実施形態の火災報知設備用機器すなわち火災受信機は、建屋の例えば管理室等に設置され、筐体内のプリント基板に複数の感知器回線を介して接続されて建屋の各所に配置された複数の火災感知器を制御するものであり、例えば、火災感知器が感知器回線を介して火災信号を出力すると、この感知器回線に対応した地区灯が火災表示を行い、また操作部の復旧スイッチの操作によりこの火災状態から通常状態に復旧することが可能である。
本実施形態の火災報知設備用機器すなわち火災受信機は、制御用のその筐体1が、プリント基板(図示せず)が収納される有底枠状の本体フレーム2と、本体フレーム2の一側辺両端部に2組の蝶番部3,3により枢着されてその前面を開閉自在に覆う浅い箱状の扉4とから構成され、機器筐体1の所定位置の一例として、扉4の前面に配置されたパネル部5にシート基板6が貼り付けられ、シート基板6と筐体1内のプリント基板とがコネクタ配線12(図3)にて電気的に接続されるようになっている。
これを更に詳述すると、本体フレーム2、扉4は、いずれも合成樹脂からなり、蝶番部3は、本体フレーム2と扉4とにモールドによりそれぞれ一体成形されている。すなわち、蝶番部3は、扉4の右側辺の上下両端部に外付状態に設けられて外端面にそれぞれ軸7a,7aが突設された円筒部7,7と、前記円筒部7,7の軸7a,7a(図1に一方の軸のみ示す)が嵌入可能に本体フレーム2の右側辺の上下両端部に外付状態に張り出させて設けられた軸受片8,8とから構成され、扉4側の軸7a,7aを本体フレーム2側の軸受片8,8にこれらのばね力を利用して押し込むことでこれらがワンタッチで連結されるようになっている。
また、両蝶番部3,3間の蝶番軸線上の複数個所(ここでは3個所)に、扉4と一体の円筒状ガイド9,9,9が設けられているとともに、本体フレーム2に、各円筒状ガイド9,9,9及び各円筒部7,7の間にほぞ組状に嵌入してこれら各円筒状ガイド9,9,9及び各円筒部7,7のスラスト方向の動きを規制するストッパ11,11,11,11が設けられている。
扉4のパネル部5には、シート基板6から延びるコネクタ配線12(図3)を筐体1内に引き込むための孔(図示せず)が形成されているが、その孔はシート基板6をパネル部5に貼り付けることで、シート基板6が盲板として機能し、塞がれるようになっている。
シート基板6は、図3のように導電性インク等にてプラスチックフィルム上にパターン(導電パターン)及び操作部となる各種のスイッチ(接点)13構造を印刷にて形成され、またそのパターン上に表示部となる各種のチップ状のLED(発光素子)14を実装させて構成されている。具体的には、ポリエステル材質の下部シート62の上面側に回路用の導電パターン及びスイッチ13構造の下部接点(固定接点)13aを印刷にて形成し、またその導電パターン上にLED14を実装させ、さらに回路用の導電パターンがコネクタ配線12と電気的に接続されている。また、ポリエステル材質の上部シート61の下面側にスイッチ13構造の上部接点(可動接点)13bを印刷にて形成し、また、LED14に対応した部分に孔が形成されている。さらにそのポリエステル材質の表面シート(表面部材)15は、図2に示すように各種表示や感知器回線番号を表す「1」〜「10」の数字やスイッチ機能の内容を表す文字や模様等が印刷されており、またスイッチ13やLED14に対応する部位15a,15bがエンボス加工によってシート表面より突出するように形成されることで、例えばLED14においては、その発光角を遮ることなく、また部位15bで散乱したりすることにより、広角度よりの視認性が向上するよう配慮されている。特に、図1の下面図に示すように、表示部および操作部を構成するシート基板6が扉4の前面側から突出している。つまりシート基板6が扉4の前面側で突出形成されたパネル部5に貼り付けられているので、さらに広角度よりの視認性が向上するように配置されている。
また、表面シート15は、図1、図2に示される火災代表灯としてのLED14fの外周部分15cを所定の色としての赤色に着色印刷している。具体的には、図3のB部拡大図に示すように、表面シート15下面におけるエンボス加工の部位15bの縁部側からフラット面側にかけてのLED14fの外周部分15cを赤色に着色印刷している。この赤色の着色は、LED14fの赤色発光に対応させたものである。なお、この印刷に使用される塗料は透光性塗料でもよく、また不透光性塗料でもよい。LED14fは指向性を有するため、透光性塗料を使用する場合は、図3のB部拡大図に示すように、外周部分15cの一部がLED14fの投光エリアにかかるように塗布することが望ましい。そうすることで、LED14fが点灯した場合に、LED14fの発光強度の弱い投光エリアである着色部分も含めて明るく発光させることができる。また不透光性塗料を使用して、外周部分15cがLED14fの投光エリアの外側になるように塗布しても、LED14fが点灯した場合に、着色部分が明るく照らし出されることが実験の結果判明している。これはLED14fから放射された光が表面シート15を透過する際、一部が表面シート15の界面で反射されて、表面シート15内を伝播し、不透光性塗料に照射されるためであると考えられる。このように、表面シート15の着色によりLED14fが火災時に点灯した際の発光がより際立つようになり、視認性が向上して、緊急時における発光表示の確認を素早く行うことが可能となる。また、仮に外周部分15cが発光していないとしても、LED14fの発光と外周部分15cの着色により、見かけ上の発光面積が増加するので、LED14fが広く発光している見えて、際立つようになる。なお、着色に対応するLEDは、LED14f以外のLEDであってもよい。
また、上部シート61と下部シート62の間には、スイッチ13構造の上部接点13b、下部接点13aの間隔規定用およびLED14の収納兼導光用のポリエステル材質のスペーサ63が設けられ(スペーサ63は、LED、スイッチやその他の電機部品の収納スペースを設けたシート状であってもよい)、そして裏面に設けられた両面接着テープ16にてシート基板6はパネル部5に貼り付けられるようになっている。パネル部5は、シート基板6の変形防止やコネクタ配線12の筐体1内への引き込み作業の容易化などを目的として使用されるものであり、シート基板6を直接扉4のパネル部5に貼り付けるようにしているが、例えばパネル部5の代わりに扉から独立したパネルを構成し、シート基板6をパネルに貼り付け、扉に形成した開口部内にパネルを位置させるようにしてもよい。
このようにシート基板6は、コネクタ配線12、スイッチ13、LED14、表面シート15、両面接着テープ16、上部シート61、下部シート62、スペーサ63により構成されているが、表示部および操作部としてのその動作について以下に説明する。
まず、操作部としては、例えばスイッチ13は常時はオフ状態であり、この状態でエンボス加工の部位15aが押圧された時に上部接点13b、下部接点13a間が閉じてスイッチ13はオン状態となる。この押圧動作により発生する信号(オン信号)は、導電パターン、コネクタ配線12を介して筐体1内のプリント基板に送られて火災受信機で記憶される。押圧動作を終えると、上部接点13b、下部接点13a間が開き、スイッチ13はオフ状態となるが、記憶された信号によって火災受信機ではオン状態を保持する。また、このオン状態の保持中に再度部位15aが押圧されるとスイッチ13は再びオンし、このオン信号が火災受信機に送られ、今度はオフ状態を示す信号として記憶される。このようにしてスイッチ13の操作に対応してオン/オフ状態が切り替わる。
次に、表示部としては、例えば前述のスイッチ13の操作に対応した火災受信機に記憶されたオンまたはオフ状態に基づいて点灯または消灯信号が筐体1内のプリント基板からコネクタ配線12、導電パターンを介して、操作されたスイッチ13に対応するLED14に送られて、LED14が点灯または消灯する。この点灯時、LED14の発光は、スペーサ63により導光されつつ、エンボス加工の部位15bを介して、シート基板6の外部に良好に発光表示される。
シート基板6には、前述ようにして操作部となるスイッチ(接点)13や表示部となるLED14が形成されるようになっているが、本実施形態では従来独立して設けられていた火災地区表示部もシート基板6上にLED14と同様のLEDにて形成している。すなわち、シート基板6上の右端に、各回線毎の火災状況を表示する地区灯17を縦方向に並べて配置している。そして、地区灯17に付属して監視対象地区名を記入表示する地区窓18を、パネル部5のエリア内における各地区灯17の外側(ここでは右側)にそれぞれ近接配置しており、この地区灯17と地区窓18とで火災地区表示部を構成している。
なお、ここではパネル部5に地区窓18を設けるようにしたものを例に挙げて説明しているが、これに限るものでなく、例えばシート基板6のエリアを地区窓分拡張して、つまり図2おいては、シート基板6を右側方向に拡張して、シート基板6の操作内容を表示するその表面シート15に枠を印刷し、その枠内にラベル状の地区窓を貼り付けるようにしてもよく、またはシート基板6のエリアを地区窓分拡張して、シート基板6に枠穴を形成し、シート基板6が貼り付けられるパネル部5や扉4の前記枠穴内に露出する部分に地区窓を取り付けるようにしてもよい。この地区窓の形成手法は後述の各実施形態においても適用できるものである。
このように、本実施形態の火災報知設備用機器においては、スイッチ13構造または発光素子14,17を備えたシート基板6を用い、シート基板6を機器筐体1の所定位置に貼り付けして表示部または操作部とするようにしているので、表示部または操作部に対して、一括した一部品扱いが可能となり、部品点数・工数を削減することができる。また、このようにしたので、筐体とプリント基板との間隔をプリント基板に実装する部品の高さに制限されることなく決めることができた。さらに、シート基板は例えばフレキシブルなシート基板であれば、平面のみならず、例えば曲面等にも配置可能である。なお、本実施形態の火災報知設備用機器においては、表示部および操作部をシート基板6にて一体に構成したので、さらに一括した一部品扱いが可能となり、部品点数・工数を削減することができた。また、発光素子やスイッチの配置(レイアウト)を変更するとき、従来は筐体の発光素子取付用穴やスイッチ取付用穴の配置を変更する必要があった(筐体のプレス型の変更等を要した)が、本実施形態の火災報知設備用機器においては、シート基板を必要に応じた配置に変えればよく、同じ筐体で配置の異なる機器が自由に作れ、筐体の汎用性を拡げることができる。
また、シート基板6は、筐体1の扉4の前面パネル部5に直に、又はこの扉4から独立したパネルに貼り付けるとともに、筐体1内のプリント基板との間をコネクタにて接続するようにしているので、表示部または操作部に対して、一括した一部品扱いが可能となり、部品点数・工数を削減することができる。
また、シート基板6上に、各回線毎の火災状況を表示する地区灯17を配置しているので、より一層部品点数・工数を削減することができて、低コストで火災報知設備用機器の表示部または操作部を構成することができる。
また、地区灯17を、シート基板の右端または左端に縦方向に並べて配置しているので、警戒地区(監視対象地区)の位置と火災表示部の表示とがイメージ的に一致し、火災の発生地区を素速くかつ確実に確認することができる。つまり、火災表示部において、その上方から高層階の警戒地区を割当て、下方にいく程、順次、低層階の警戒地区を割当てるようにすれば、火災時に点灯した位置を見ることで、火災受信機の操作者は、瞬時に建屋のどのあたりの階で火災が発生したのかを確認することが可能となる。さらに、表示部または操作部を構成するシート基板を最小限の横方向の大きさとすることができる。
また、地区灯17に付属して監視対象地区名を記入表示する地区窓18を、各地区灯17の外側(ここでは右側)にそれぞれ近接配置しているので、表示部または操作部を構成するシート基板を最小限の横方向の大きさとすることができ、また火災地区表示部が他の操作部または表示部との位置が離れることのない盤面配置が可能となる。
また、本実施形態の火災報知設備用機器においては、表示部として発光素子14,17を備えたシート基板6を用い、シート基板6の表面部材15のうち発光素子14,17の外周部分を所定の色に着色しているので、表示部または操作部に対して、一括した一部品扱いが可能となり、部品点数・工数を削減することができるとともに、表面部材15の着色により発光素子14,17の発光がより際立つようになり、視認性が向上して緊急時における発光表示の確認を素早く行うことが可能となる。
また、このようにしたので、筐体とプリント基板との間隔をプリント基板に実装する部品の高さに制限されることなく決めることができた。
さらに、シート基板6は例えばフレキシブルなシート基板であれば、平面のみならず、例えば曲面等にも配置可能である。
なお、本実施形態の火災報知設備用機器においては、表示部および操作部をシート基板にて一体に構成したので、さらに一括した一部品扱いが可能となり、部品点数・工数を削減することができる。
また、本実施形態の火災報知設備用機器においては、表示部または操作部を機器筐体1の前面側に突出して配置しているので、広角度よりの視認性が向上した。つまり、表示部、操作部は、機器正面以外の場所、機器上下側面方向からも確実に視認することができ、緊急時における各種表示の確認、各種スイッチの機能内容を視認して操作したいスイッチの操作を素早く行ったりすることが可能となる。なお、表示部または操作部を機器筐体に対して突出して配置しているが、同一平面上に配置しても同様の効果を奏することができる。
実施形態2.
図4は本発明の第2の実施形態に係る火災報知設備用機器の要部であるシート基板およびその貼り付けパネル部を示す正面図であり、図中、前述の第1実施形態のものと同一部分には同一符号を付してある。なお、ここでも火災報知設備用機器として火災受信機を例に挙げて説明する。
この実施形態の火災報知設備用機器すなわち火災受信機は、筐体の扉の前面のパネル部5に貼り付けられるシート基板6Aの左端に縦方向に並べて地区灯17Aを配置するとともに、地区灯17Aに付属して監視対象地区名を記入表示する地区窓18Aを、パネル部5のエリア内における各地区灯17Aの外側(ここでは左側)にそれぞれ近接配置した点が前述の第1実施形態のものと異なっており、それ以外の構成は前述の第1実施形態のものと基本的に同様であり、第1実施形態の持つ機能を全て備えている。
そのため、第1実施形態の持つ前記した効果を全て備えており、例えばこの実施形態の火災報知設備用機器においても、シート基板6A上に、各回線毎の火災状況を表示する地区灯17Aを配置しているので、より一層部品点数・工数を削減することができて、低コストで火災報知設備用機器の表示部または操作部を構成することができる。
なお、ここでもシート基板6Aや地区窓18Aを、扉のパネル部5に取り付けるようにしたものを例に挙げて説明しているが、シート基板6Aや地区窓18Aは前述の第1実施形態に示した扉から独立したパネルに貼り付けるようにしてもよいことはいうまでもない。
実施形態3.
図5は本発明の第3の実施形態に係る火災報知設備用機器の要部であるシート基板を示す正面図であり、図中、前述の第1実施形態のものと同一部分には同一符号を付してある。なお、ここでも火災報知設備用機器として火災受信機を例に挙げて説明する。
この実施形態の火災報知設備用機器すなわち火災受信機は、地区灯17Bを、シート基板6Bの上部に横方向に並べて配置するとともに、シート基板6Bのエリアを横方向に拡張して、地区灯17Bに付属して監視対象地区名を記入表示する地区窓18Bを、各地区灯17Bの右側にそれぞれ近接配置して、シート基板6Bを筐体の扉に直に貼り付けるようにしている。
これを更に詳述すると、地区窓18Bは、シート基板6Bの操作内容を表示するその表面シート(図3の符号15参照)に枠を印刷し、その枠内に監視対象地区名を記入表示したラベル21を貼り付け、その上に透明の保護板22を張り付けることにより構成されている。それ以外の構成は前述の第1実施形態のものと基本的に同様であり、第1実施形態の持つ機能を全て備えている。なお、ラベル21を枠内に貼り付けるだけにしてもよい。
この実施形態の火災報知設備用機器においては、地区灯17Bを、シート基板6Bの上部に横方向に並べて配置しているので、シート基板の縦寸法を圧縮することができ、設置スペースを高さ方向で確保するのが難しい個所への横長機器の設置が可能となる。なお、地区灯17Bだけでなく、地区窓18Bもシート基板6B内に配置し、シート基板6Bを筐体の扉に直に貼り付けるようにしているので、部品点数・工数をさらに削減することができて、より低コストで火災報知設備用機器の表示部または操作部を構成することができる。ここで、シート基板6Bは、前述の第1実施形態で示した扉から独立したパネルに貼り付けるようにしてもよいことはいうまでもない。
なお、ここでは地区灯17Bを左側に配置し、これに付属して監視対象地区名を記入表示する地区窓18Bを右側に近接配置したものを例に挙げて説明しているが、これらの位置関係は逆でもよいことはいうまでもない。
また、前記全実施形態において、表示部または操作部をシート基板にて構成し、機器筐体の所定位置の一例として、機器筐体の扉の前面に直に、又はこの扉から独立したパネルに貼り付けるようにしたが、貼り付け以外の方法を用いて、機器筐体の扉の前面に直に、又はこの扉から独立したパネルに取り付けるようにしてもよい。
また、前記全実施形態において、火災報知設備用機器として火災受信機を例に挙げて説明したが、表示部または操作部をシート基板にて構成する機器であればよく、火災表示器や操作器等であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る火災報知設備用機器を示す正面図、及び下面図である。 図1中のAで囲まれているシート基板およびその貼り付けパネル部の拡大正面図である。 第1実施形態に係る火災報知設備用機器のシート基板の厚み方向の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る火災報知設備用機器の要部であるシート基板およびその貼り付けパネル部を示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る火災報知設備用機器の要部であるシート基板およびその貼り付けパネル部を示す正面図である。
符号の説明
1 筐体
4 扉
5 パネル部
6,6A,6B シート基板
12 コネクタ配線
13 スイッチ(操作部)
14 LED(表示部)
15c LEDの外周部分
17,17A,17B 地区灯
18,18A,18B 地区窓

Claims (4)

  1. 有底枠状の本体フレームと該本体フレームの一側辺側に枢着されてその前面を開閉自在に覆う扉とから構成された機器筐体に表示部および操作部を備えた火災報知設備用機器において、
    発光素子およびスイッチ構造を備えたシート基板を用い、該シート基板を前記扉前面に直に貼り付けして表示部および操作部とし
    前記シート基板上に、各回線毎の火災状況を表示する地区灯を、該シート基板の右端または左端に縦方向に並べて配置し、
    前記地区灯に付属して監視対象地区名を記入表示する地区窓を、各地区灯の外側にそれぞれ近接して前記扉に配置した
    ことを特徴とする火災報知設備用機器。
  2. 前記シート基板は、機器筐体内のプリント基板との間をコネクタにて接続したことを特徴とする請求項1記載の火災報知設備用機器。
  3. 前記シート基板の表面部材における発光素子の外周部分を所定の色に着色したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の火災報知設備用機器。
  4. 前記シート基板を機器筐体の前面側に突出して配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の火災報知設備用機器。
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