JP2024077913A - 防災監視システム用受信機 - Google Patents

防災監視システム用受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP2024077913A
JP2024077913A JP2022190147A JP2022190147A JP2024077913A JP 2024077913 A JP2024077913 A JP 2024077913A JP 2022190147 A JP2022190147 A JP 2022190147A JP 2022190147 A JP2022190147 A JP 2022190147A JP 2024077913 A JP2024077913 A JP 2024077913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
panel
electronic board
window
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022190147A
Other languages
English (en)
Inventor
宇宙太 伊藤
浩 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Co Ltd filed Critical Nittan Co Ltd
Priority to JP2022190147A priority Critical patent/JP2024077913A/ja
Publication of JP2024077913A publication Critical patent/JP2024077913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fire Alarms (AREA)

Abstract

【課題】地区表示窓に表示される監視区域の名称の変更作業を簡単かつ短時間に行うことができる防災監視システム用受信機を提供する。【解決手段】監視対象区域内に設置されている端末機器からの信号に応じてイベントの発生を検知可能な主機能部と、前面側に開口部を有し前記主機能部を内蔵する筐体と、主機能部により検知されたイベントが発生した警戒区域の情報を表示可能な複数の地区表示窓を有する表示部と、前記表示部を有し前記筐体の開口部を覆うように配設された前面扉と、を備えた防災監視システム用受信機において、前記表示部は、複数の地区表示窓に対応した部位に透孔が形成され、地区表示窓の近傍に設けられる表示灯に対応した部位に発光素子が実装された電子基板と、電子基板の背面に配設され複数の地区表示窓に対応した部位にそれぞれ警戒区域の情報が表記された1枚の表示シートと、を備えるようにした。【選択図】図3

Description

この発明は、火災感知器や発信機等からの信号を受信して火災を警報する火災受信機のような防災監視システム(火災報知システムを含む)に用いられる受信機に関し、特にP型受信機における情報表示部に利用して有効な技術に関する。
従来、火災感知器や押し釦を備えた発信機等からの信号を受信して火災の発生を警報する火災受信機には、R型火災受信機とP型火災受信機がある。このうち、P型火災受信機においては、警戒区域ごとに表示窓(地区表示窓)が設置され、地区表示窓には当該警戒区域の名称が記載されるとともに表示灯が設けられている。そして、いずれかの警戒区域に設置されている複数の感知器の一つが火災を検出したと判断すると、地区表示窓の表示灯を点灯させてその地区での火災発生を報知し、当該地区表示窓に表示されている名称により、火災発生の警戒区域を特定できるようになっている。一方、警戒区域の名称は、特に建設工事の進行中やテナント等の入れ替え時にたびたび変更されることがあり、その都度各地区表示窓に表示されている警戒区域の名称を変更する作業が必要であった。
一般に、防災監視に用いられる受信機における警戒区域の名称は用紙やシートに文字を表記したものが使用されており、警戒区域の名称を変更する際には、文字が表記された用紙やシートを交換することにより行われており、その交換作業はかなり面倒であった。そこで、従来、警戒区域の名称を変更する際の交換作業を容易にしたり正しく行えるようにしたりするため、例えば特許文献1~3に記載されているような発明が提案されている。
実用新案公開昭60-140194号公報 特開2001-101539号公報 特開2003-109139号公報
特許文献1や2に記載されている発明は、地区表示窓ごとに用意された表示板や表示シートを表示枠にいちいちはめたり貼り付けたりする構成であるため、警戒区域の名称を変更する際における交換作業が充分改善されないとともに、警戒区域の名称を印字した後にシートを所定の大きさにカットする必要がある。そのため、警戒区域名称の変更に手間と時間がかかり、コストが嵩むという課題がある。また、警戒区域の名称が表記された表示板や表示シートが誤った地区表示窓の表示枠に取り付けられるおそれもある。
一方、特許文献3に記載されている発明は、方形状をなす窓用紙に複数の警戒区域に対応できるように長手方向を複数に等分して各警戒区域の名称が書き込めるようにするとともに、長手方向両端(上端と下端)に、表示盤の基台の枠に設けた係止溝へ引っ掛かる係止片がそれぞれ形成されている。また、窓用紙の中央部に基台の枠に設けた中央係止溝へ引っ掛かる中央係止片が形成されている。そのため、警戒区域の名称を用紙に印字した後に所定の形状にカットしたり折り目をつけたりする必要があり、手間と時間がかかるという課題がある。さらに、これらの窓用紙は専用の部品としてメーカーに製造を依頼し、準備しておく必要もあり、窓用紙の予備品管理はメーカーあるいはこれを使用する顧客両者ともに面倒であるという課題がある。
本発明は上記のような背景の下になされたもので、その目的とするところは、地区表示窓に表示される監視区域の名称の変更作業を簡単かつ短時間に行うことができる防災監視システム用受信機を提供することにある。
本発明の他の目的は、地区表示窓に表示される監視区域の名称の変更作業を簡略化し名称変更を低コストで行うことができる防災監視システム用受信機を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本出願に係る発明は、
監視対象区域内に設置されている端末機器からの信号に応じてイベントの発生を検知可能な主機能部と、前面側に開口部を有し前記主機能部を内蔵する筐体と、前記主機能部により検知されたイベントが発生した警戒区域の情報を表示可能な複数の地区表示窓を有する表示部と、前記表示部を有し前記筐体の前記開口部を覆うように配設された前面扉と、を備えた防災監視システム用受信機において、
前記表示部は、
前記複数の地区表示窓に対応した部位に透孔が形成され、前記複数の地区表示窓の近傍に設けられる表示灯に対応した部位に発光素子が実装された電子基板と、
前記電子基板の背面に配設され前記複数の地区表示窓に対応した部位にそれぞれ警戒区域の情報が表記された1枚の表示シートと、を備えるように構成したものである。
上記のような構成によれば、新しい警戒区域の情報が表記された表示シートを電子基板の背面に配設するだけで、複数の監視区域の名称を同時に変更することができるため、地区表示窓に表示される監視区域の名称の変更作業を簡単かつ短時間に行うことができる。
ここで、望ましくは、前記表示シートは、国際標準化機構または日本産業規格により規定された紙のサイズに関する規格が定めるいずれかの寸法を有するシートであるようにする。
かかる構成によれば、新しい監視区域の名称を表記した用紙をカットしたり折り目を付けたりすることなく所定部位に差し込むだけで良いため、地区表示窓に表示される監視区域の名称の変更作業が簡略化され名称変更を低コストで行うことができる。また、専用紙をメーカーで製造・管理する必要がなくなる。
なお、前記表示部等に前記表示シートの保持機構を備えるように構成しても良い。
また、望ましくは、前記表示部は、
警戒区域の情報を表示する前記地区表示窓および該地区表示窓の近傍に設けられる表示灯に対応した部位にそれぞれ透孔が形成され前記電子基板の前面に配設された不透明な窓パネルと、
前記電子基板の背部に所定の隙間を有した状態で配設された保持用パネルと、を備え、
前記保持用パネルの下端が前方へ折曲されて前記表示シートの保持機構が形成され、前記電子基板の上端と前記保持用パネルの上端との間に前記表示シートの差込み口が形成されてなり、
前記電子基板と前記保持用パネルとの間に前記差込み口より挿入された前記表示シートが配設され、前記電子基板および/または前記保持用パネルの高さは、前記電子基板と前記保持用パネルとの間に配設された前記表示シートの縦方向長さよりも小さい寸法を有するように設定されているように構成する。
上記のような構成によれば、電子基板の背部に配設した表示シートの上端が電子基板や保持用パネルの上端よりも上方へ飛び出すため、表示シートの差し替えを簡単に行うことができるようになる。
さらに、望ましくは、前記表示部は、前記窓パネルの前面に配設され前記窓パネル全体を覆う透明な1枚の保護パネルを備えるようにする。
かかる構成によれば、複数の地区表示窓ごとに保護パネルが配設されている従来の受信機に比べて、部品点数を減らすことができるとともに保護パネルを表示部に取り付ける作業の手間を簡略化することができ、コストダウンを図ることが可能となる。
また、望ましくは、前記保持用パネルは前面が開口した箱形に形成され、前記保護パネルと前記窓パネルと前記電子基板は前記保持用パネルの凹部内に収納され、
前記電子基板は前記保持用パネルの後壁との間に所定の隙間を有した状態で配設され、前記保持用パネルの上壁には前記隙間に対応して前記表示シートを挿入可能なスリットが形成されているようにする。
上記のような構成によれば、火災等のイベントが発生した警戒区域の情報を表示可能な複数の地区表示窓を有する表示部をユニットとして構成することができるため、取り扱いが容易となる。また、箱形に形成された保持用パネルの上壁に表示シートを挿入可能なスリットが設けられているため、保持用パネルを受信機の前面扉から取り外すことなく表示シートを差し替えて、監視区域の名称を変更することができる。
本発明の防災監視システム用受信機によれば、地区表示窓に表示される複数の監視区域の名称の変更を同時に行えるため、監視区域の名称の変更作業を簡単かつ短時間に行うことができる。また、新しい監視区域の名称を表記した用紙をカットしたり折り目を付けたりすることなく所定部位に差し込むだけで良いため、地区表示窓に表示される監視区域の名称の変更作業が簡略化され名称変更を低コストで行うことができる。また、専用紙をメーカーで製造・管理する必要がなくなるという効果がある。
本発明に係る防災監視システム用受信機としての火災受信機の一実施形態を示す斜視図である。 実施形態の火災受信機の前面扉に設けられている表示盤の構成例を示す分解斜視図である。 表示盤の具体例を示す断面側面図で、(A)は地区名表示用紙の挿入前の状態、(B)は地区名表示用紙の挿入後の状態を示す。 表示盤を構成する窓パネルと発光素子基板の他の例を示す説明図である。 表示盤の他の構成例を示す分解斜視図である。 図5に示す表示盤の前面扉への取付け方法を示す斜視図である。 図5に示す表示盤の内部構造を示す断面側面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明を適用したP型火災受信機の前面扉の実施例が示されている。図1の火災受信機10は、建物の防災センターや中央管理室(または管理人室)に設置され、建物内に設置された感知器や発信機(端末機器)からの火災信号を受信する主制御基板や電源(電池)を内蔵した筐体11と、該筐体11の前面開口を覆うように装着された前面扉12を備える。なお、前面扉12は、側部に設けられた蝶番等により、筐体11に対して開閉可能に装着されている。また、主制御基板は、感知器や発信機からの火災信号を受信すると地区音響装置を鳴動させて火災の発生を音響で知らせるとともに、当該火災受信機10の前面扉12に設けられているランプ等の表示により火災(イベント)の発生を報知する機能を有する。
火災受信機10の前面扉12には、図1に示すように、火災発報や火災発報した回線を表示する地区表示窓を有する表示盤20と、発信機からの信号の入力など火災受信機の動作状態等を表示するランプや地区音響を停止させる指令等を入力するための押しボタンを有する操作部30が設けられている。
なお、前面扉12の前面には、上記以外に、火災が発生した場所や防排煙端末等の作動した場所を表示する防排煙回線用の地区表示窓、火災の発生等を知らせるスピーカ、各種試験が実施された際の結果等の情報を表示する情報表示部などが設けられることもある。さらに、前面扉12の前面または内側に、火災試験の開始を指令する火災試験スイッチボタン、火災試験からの復旧を指令する火災復旧ボタンなどが設けられることもある。
上記表示盤20には、監視区域(地区)の名称を表示する地区表示窓20aと当該警戒区域において火災が発生したことを点灯で報知する表示灯20bとの組が、所定のピッチで横方向に2列に並んで複数設けられている。従来の火災受信機においては、地区表示窓20aごとに地区名称を表記したシートが設けられていた。本発明の火災受信機においては、1枚のシート(紙)に複数の地区名称を表記して、複数の地区表示窓にて視認できるように構成されている。
以下、図2~図4を用いて、本発明の火災受信機における表示盤20の構造の一実施形態について説明する。このうち、図2は、図1において表示盤20の点線Aで囲まれた部分を切り出し前後に分解して示した斜視図である。また、図3は、表示盤20の具体的な構造の例を示す断面側面図であり、(A)は地区名表示用紙24の挿入前の状態を示し、(B)は地区名表示用紙24の挿入後の状態を示している。
図2に示すように、本実施形態の表示盤20は、前方から順に、表示盤20と同等な大きさを有する透明な保護パネル21、地区表示窓20aと表示灯20bに対応した部位に透孔22a、22bを有する不透明な窓パネル22、地区表示窓20aに対応した部位に透孔23aが形成され表示灯20bに対応した部位にLEDのような発光素子23bが実装された発光素子基板23、地区名称Mを表記(印字もしくは印刷)した地区名表示用紙24、保持用パネル25により構成されている。
発光素子基板23は、プリント配線基板により構成され、図示しないケーブルによって筐体11内に設置された主制御基板と電気的に接続される。具体的には、地区名表示用紙上に横並びに表示された少なくとも2警戒区域(2つの地区窓)以上に対応したケーブルが、プリント配線基板から地区名表示用紙24の右側又は左側又は下側を、地区名表示用紙を避けるように迂回して配線されて筐体11内に設置された主制御基板に接続される(図4参照)。
図2に示す表示盤20の構成部品21~25のうち、地区名表示用紙24以外の構成部品は一体に結合される。具体的には、例えば保護パネル21と、窓パネル22と、発光素子基板23と、保持用パネル25の4隅にそれぞれ形成したネジ挿通孔に共通のネジが挿入されて前面扉12に固定されることで一体化される。そして、これらの部品が結合される際に、図3(A)に示すように、発光素子基板23と保持用パネル25は若干の隙間を有して結合され、地区名表示用紙24は、図3(B)に示すように、発光素子基板23と保持用パネル25との隙間に上方(もしくは側方)から挿入可能に構成される。地区名表示用紙24を挿入する方向は上方でなく、側方からであっても良い。
また、保持用パネル25は、地区名表示用紙24を上方より挿入し易くするため、上端が後方へ向かって斜めに折曲され、受け口が形成されている。さらに、保持用パネル25の下端は前方へ向かって水平に折曲されており、受け口より挿入された地区名表示用紙24を下方より支える地区名表示用紙24の保持機構として機能する載置片25aを構成している。載置片25aは、保護パネル21の下方まで延設されるように形成しても良い。また、保持用パネル25の両側部にも同様に前方へ向かって90度折曲された折曲片を設け、地区名表示用紙24を案内するカイド片として機能させるように構成しても良い。
なお、図3において、地区名表示用紙24の表面の符号Mが付された部位は、文字を形成するインクを表わしている。
特に限定されるものでないが、本実施形態においては、地区名表示用紙24として、例えばISO216規格やJISP0138規格に定められている標準寸法の用紙が使用され、表示盤20において表示する複数の地区名が、印刷またはプリンターによる印字によって1枚の用紙に表記される。このようにすることによって、地区名称の変更の際の作業が簡略化される。また、安価な汎用用紙を使用できるとともに、用紙を加工なしでつまりカットしたり折り目を付けたり折り畳んだりすることなく表示盤20に取り付けることができるので、名称変更に要するコストを低減することができる。
なお、地区表示窓20aと表示灯20bの組は、図4(A-a)のように横方向に並べる代わりに、図4(B-a)のように縦方向に並べて配設するようにしても良い。また、発光素子基板23は、表示灯の並びに対応して図4(A-b)や図4(B-b)のように、列ごとに分離形成された複数の基板23A、23Bによって構成しても良い。発光素子基板を複数の基板に分割して間隔をおいて配設した場合、図2示す透孔23aは不要となる。
図5には、表示盤20を前面扉12の内面に取り付けるように構成した実施例が示されている。図5に示すように、この実施例の表示盤20は、上述した実施例の表示盤と同様に、前方から順に、透明な保護パネル21、窓パネル22、発光素子基板23、地区名表示用紙24、保持用パネル25が配設されて構成されている。そして、前面扉12には、表示盤20を前方から視認可能にするための開口12Aが設けられている。
また、保持用パネル25は、保護パネル21、窓パネル22、発光素子基板23を収納する凹部を備えるように前面側が開口した箱形に形成され、上壁に地区名表示用紙24を挿入するためのスリット25bが設けられている。なお、符号31が付されているのは、前面扉12の操作部30(図1)に対応して設けられる操作部基板である。
この実施例においては、箱形をなす保持用パネル25の前面側の凹部に、保護パネル21と窓パネル22と発光素子基板23を重ねた状態で収納することで、ユニット(表示ユニット)として構成されている。そして、保持用パネル25は、両側壁の前端にそれぞれフランジ部25cが設けられ、このフランジ部25cには複数のネジ穴25dが形成されている。一方、前面扉12の開口12Aの縁部には、図6に示すように、ネジ26が植設されており、このネジ26をフランジ部25cのネジ穴25dに挿通させるようにして保持用パネル25を前面扉12の内面に接合し、ネジ26にナット27を螺合させることで、表示ユニット20’が前面扉12の内面に固定されるように構成されている。
上記のように、地区表示窓を有する表示盤をユニット化したことにより、取り扱いが容易になる。また、収納ケースとしての保持用パネル25の上壁に地区名表示用紙24を挿入するためのスリット25bを設けたことにより、地区名表示用紙24を出し入れする場所を明確にして、誤挿入を防止することができる。
さらに、ユニットすなわち保持用パネル25の高さが、使用する地区名表示用紙24の縦の長さより若干短くなるように形成することによって、図7に示すように、地区名表示用紙24を保持用パネル25に挿入した状態で、用紙24の上端が少しだけ突出するようにする。これにより、ユニットに収納されている地区名表示用紙24の上端をつまむことができ、用紙の差し替えを簡単に行えるようになる。
また、上記実施例においては、表示盤や表示ユニットの前方を、1枚の透明板からなる保護パネル21で覆うようにしているが、透明板を地区表示窓20aの大きさに分割して、地区表示窓ごとに透孔23aに嵌合して地区名表示部を保護する構成としても良い。
また、上記実施例では、保持用パネル25の上壁にスリット25bを設けているが、側壁あるいは底壁にスリットを設けても良い。さらに、保持用パネル25の上壁を省略して後壁上端を後方へ向かって斜めに折曲させて受け口を形成するとともに、前面扉12の上壁に地区名表示用紙24を挿入するためのスリットを設けるようにしても良い。
上記のように、本実施例の火災受信機においては、複数の地区表示窓に対応した部位に透孔23aが形成され、各地区表示窓の近傍に設けられる表示灯に対応した部位に発光素子23bが実装された電子基板(23)と、この電子基板の背面に配設され上記複数の地区表示窓に対応した部位にそれぞれ警戒区域の情報が表記された1枚の表示シート(24)とを備えた表示盤20からなる表示部を前面扉12に設けているので、新しい警戒区域の情報(監視区域の名称)が表記された表示シートを電子基板の背面に配設するだけで、複数の監視区域の名称を同時に変更することができる。そのため、地区表示窓に表示される監視区域の名称の変更作業を簡単かつ短時間に行うことができる。
しかも、本実施例の火災受信機は、上記のように、警戒区域の情報(監視区域の名称)が表記された表示シート(24)として、国際標準化機構または日本産業規格により規定された紙のサイズに関する規格が定めるいずれかの寸法を有するシートを使用しているため、新しい監視区域の名称を表記したシートをカットしたり折り目を付けたりすることなく所定部位に差し込むだけで良い。そのため、地区表示窓に表示される監視区域の名称の変更作業が簡略化され名称変更を低コストで行うことができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、保護パネル21と窓パネル22と発光素子基板23を保持用パネル25に結合あるいは収納しているが、保護パネル21と窓パネル22と発光素子基板23の全てを結合あるいは収納する必要は無く、例えば保護パネル21および窓パネル22を前面扉12に設置し、発光素子基板23を保持用パネル25に結合あるいは収納するように構成しても良い。また、保護パネル21と共に又は保護パネル21に替えて、透明または半透明の所謂クリアファイル(クリアフォルダ)に地区名表示用紙24を収納するように構成してもよい。
また、前記実施形態では、発光素子基板23と保持用パネル25を同一の高さとしかつ地区名表示用紙24の縦方向長さよりも小さい寸法を有するように設定しているが、発光素子基板23または保持用パネル25のいずれか一方の高さを地区名表示用紙24の縦方向長さよりも小さい寸法に設定するようにしても良い。
さらに、以上の説明では、本発明をP型火災受信機に適用した場合を例にとって説明したが、本発明はP型火災受信機に限定されず、監視システムを構成可能であって警戒区域の地区名の表示を行う受信機に適用することが可能である。
10 火災受信機
11 筐体
12 前面扉
20 表示盤(表示部)
20a 地区表示窓
20b 表示灯
21 保護パネル
22 窓パネル
22a,22b 透孔
23 発光素子基板(電子基板)
23a 透孔
23b 発光素子
24 地区名表示用紙(表示シート)
25 保持用パネル
25a 載置片(表示シートの保持機構)
25b スリット
30 操作部

Claims (6)

  1. 監視対象区域内に設置されている端末機器からの信号に応じてイベントの発生を検知可能な主機能部と、前面側に開口部を有し前記主機能部を内蔵する筐体と、前記主機能部により検知されたイベントが発生した警戒区域の情報を表示可能な複数の地区表示窓を有する表示部と、前記表示部を有し前記筐体の前記開口部を覆うように配設された前面扉と、を備えた防災監視システム用受信機であって、
    前記表示部は、
    前記複数の地区表示窓に対応した部位に透孔が形成され、前記複数の地区表示窓の近傍に設けられる表示灯に対応した部位に発光素子が実装された電子基板と、
    前記電子基板の背面に配設され前記複数の地区表示窓に対応した部位にそれぞれ警戒区域の情報が表記された1枚の表示シートと、を備えていることを特徴とする防災監視システム用受信機。
  2. 前記表示シートは、国際標準化機構または日本産業規格により規定された紙のサイズに関する規格が定めるいずれかの寸法を有するシートであることを特徴とする請求項1に記載の防災監視システム用受信機。
  3. 前記表示シートの保持機構を備えたことを特徴とする請求項2に記載の防災監視システム用受信機。
  4. 前記表示部は、
    警戒区域の情報を表示する前記地区表示窓および該地区表示窓の近傍に設けられる表示灯に対応した部位にそれぞれ透孔が形成され前記電子基板の前面に配設された不透明な窓パネルと、
    前記電子基板の背部に所定の隙間を有した状態で配設された保持用パネルと、を備え、
    前記保持用パネルの下端が前方へ折曲されて前記表示シートの保持機構が形成され、前記電子基板の上端と前記保持用パネルの上端との間に前記表示シートの差込み口が形成されてなり、
    前記電子基板と前記保持用パネルとの間に前記差込み口より挿入された前記表示シートが配設され、前記電子基板および/または前記保持用パネルの高さは、前記電子基板と前記保持用パネルとの間に配設された前記表示シートの縦方向長さよりも小さい寸法を有するように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の防災監視システム用受信機。
  5. 前記表示部は、前記窓パネルの前面に配設され前記窓パネル全体を覆う透明な1枚の保護パネルを備えていることを特徴とする請求項4に記載の防災監視システム用受信機。
  6. 前記保持用パネルは前面が開口した箱形に形成され、前記保護パネルと前記窓パネルと前記電子基板は前記保持用パネルの凹部内に収納され、
    前記電子基板は前記保持用パネルの後壁との間に所定の隙間を有した状態で配設され、前記保持用パネルの上壁には前記隙間に対応して前記表示シートを挿入可能なスリットが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の防災監視システム用受信機。
JP2022190147A 2022-11-29 2022-11-29 防災監視システム用受信機 Pending JP2024077913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022190147A JP2024077913A (ja) 2022-11-29 2022-11-29 防災監視システム用受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022190147A JP2024077913A (ja) 2022-11-29 2022-11-29 防災監視システム用受信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024077913A true JP2024077913A (ja) 2024-06-10

Family

ID=91377170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022190147A Pending JP2024077913A (ja) 2022-11-29 2022-11-29 防災監視システム用受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024077913A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2024077913A (ja) 防災監視システム用受信機
US20120191458A1 (en) Human-machine dialog system
EA027460B1 (ru) Панель вызова лифта
US20100171629A1 (en) Signal tower and integration system using the same
JP6807618B1 (ja) 遊技機用基板ユニット
JP4085277B2 (ja) 火災報知設備用機器
EP1298616B1 (en) Fire receiver
JP3306564B2 (ja) 火災受信機
JP3147224U (ja) 火災表示盤
JP4048370B2 (ja) 火災報知設備用機器
JP7410671B2 (ja) 受信機
JP2021060839A (ja) 受信機
JP7432314B2 (ja) 受信機
JP2000276059A (ja) 表示灯識別装置用の記名シート
JP2022072246A (ja) 火災報知設備
JPH08305979A (ja) 防災監視盤の表示操作部ユニット
JP3147225U (ja) 火災表示盤
JP4948151B2 (ja) 火災受信機およびそれに用いられる表示素子取付用シートの製造方法
JP6603524B2 (ja) 警報器
JP6660128B2 (ja) 警報器
JP2012185860A (ja) セキュリティ機器
JPH07274317A (ja) 火災受信機
JP2003109139A (ja) 表示盤
JP2007172496A (ja) 火災報知設備用機器のプリンターカバー
GB2370670A (en) Emergency signalling device incorporating an audible warning device