JP3030774B1 - 警戒地図表示式制御機器 - Google Patents

警戒地図表示式制御機器

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JP3030774B1
JP3030774B1 JP11032986A JP3298699A JP3030774B1 JP 3030774 B1 JP3030774 B1 JP 3030774B1 JP 11032986 A JP11032986 A JP 11032986A JP 3298699 A JP3298699 A JP 3298699A JP 3030774 B1 JP3030774 B1 JP 3030774B1
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Abstract

【要約】 【課題】 構造が簡単で製作費が安く、しかも光源の投
影像と投影対象とのズレを補償することにより正確で見
易い表示を行うと共に、警戒制御領域内のレイアウト変
更にも対応が可能な図形の表示部を備えた警戒地図表示
式制御機器を実現する。 【解決手段】 本発明は、警戒制御領域内に配置された
警戒用と制御用の複数の端末機器が信号線で接続され
て、警戒制御領域内における一定の警戒区域を区画した
複数の区画域を図形化した図形の表示部を備え、表示部
内に取付位置移替手段により移し替え可能に取り付けら
れた光源の投影像を、図形を表示した表示部の表示窓上
に投影して、動作状態にある端末機器の区画域を信号線
を介して点灯表示させる警戒地図表示式制御機器におい
て、光源の表示窓上の投影像と投影対象とのズレを補償
する補償手段を備えた警戒地図表示式制御機器を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】例えば、火災の警戒と防火設
備の制御との複合的な機能を有する複合受信機は多層建
築物の集中管理室等に設置されて、全階層に亘る警戒制
御領域内に配置された複数の感知器や防火戸等の端末機
器群が信号回線で接続される。そして、受信機により火
災の発生に伴う感知器の感知動作に即応して火災の発生
を全領域内に報知すると共に、防火戸等の端末機器が制
御されて人命の喪失や大災害の発生を未然に防止するよ
うになっている。本発明は、上述の複合受信機のような
警戒地図表示式制御機器に係り、さらに詳しくは警戒制
御領域を区画した区画域(地区)を図形化して表示した
図形の表示部を有する警戒地図表示式制御機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のこの種の装置の表示部の
構成を説明するための断面図、図14は図13の分解斜
視図、図15は図13の正面図である。図13と図14
において、100は表示部である。101は透明板、1
02は透明板101の裏側に塗られた塗料、103はラ
ンプ、104はランプソケット、105は配線、106
は遮光隔壁、107は保持板である。透明板101には
彫刻ができるように厚さがやや厚いアクリル樹脂板が用
いられ、所定箇所に彫刻加工が施されている。
【0003】透明板101には図15に示すように建物
の内部を平面的に間仕切りした間仕切り図108が裏側
から描かれ、間仕切り図108内に丸数字109や文字
110等が表示されている。丸数字109や文字110
は輪郭に沿って上述したような彫刻加工がなされて、彫
られた彫刻溝に異なる色の塗料が塗り込まれている。ま
た、間仕切り図108の平面部には半透明の塗料102
が塗布されて、一定の警戒区域が色分けして表示されて
いる。
【0004】警戒区域を区画する遮光隔壁106は間仕
切り図108内の区画線の直線に対応した長さの板切れ
に切断・加工されて、一方の端縁が透明板101の背面
側に直角方向に相互に連続させながら一枚ずつ接着され
ている。そして、ランプソケット104を介して保持板
107に取り付けられたランプ103の光が内部を照ら
して、この遮光隔壁106により区域外には洩れないよ
うになっている。
【0005】図13〜15に示された従来装置の表示部
100の動作を、次に説明する。例えば、丸数字109
の警戒区域に配置された端末機器が動作した場合は、
遮光隔壁106内のランプ103が点灯する。点灯した
警戒区域のランプ103の光により、警戒区域の透
明板101が背面から照らされる。警戒区域〜につ
いても、同様な点灯表示が行われる。この結果、明るく
照らし出された表示部100上の警戒区域,…が、
警戒領域内における警報の発信箇所であることを目視に
より判断できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13〜図15に示さ
れた従来の表示部100は警戒制御領域が間仕切り図1
08で表示部100に色付けして表示されているので、
警報の発信箇所等が直観的であって極めて視認し易いと
いう特徴がある。しかしながら、次に挙げるような種々
の問題点がある。 イ)透明板101に警戒区域の番号を示す等の丸数字
109や文字110等の彫刻を施して塗料102を塗っ
て表示文字や地色を色付けしているので、手間と時間が
掛かり製作コストが高くなる。
【0007】ロ)遮光隔壁106を間仕切り図108と
同じ形状に切断・加工されて透明板101の裏面に一枚
ずつ連続的に接着しているので、作業工数が増えてコス
トが一層高くなる。 ハ)最も問題になることは、建築物の利用者により規模
の大小に拘わらず慣例的に行われるレイアウト変更に対
する対応策である。小規模なレイアウト変更のときで
も、透明板101は全面変更で交換が必要になり、遮光
隔壁106も一部は作り直さなければならない。
【0008】また、大規模なレイアウトの変更の場合
は、透明板101と遮光隔壁106およびランプ103
の取り付け位置を変更した保持板107を全て新しく作
り直さなければならない。特に、間仕切り図108で表
された警戒区域が3桁以上に達するような高層建築物の
場合においては、レイアウト変更に伴う改造費が著しく
高額になることになる。以上のように、従来の制御機器
は表示部等の製作工程が極めて複雑で製品がコスト高に
なるばかりか、維持・管理費が嵩む等の問題点があっ
た。
【0009】本発明は、このような従来の表示部を設け
た制御機器の問題点を解消するためになされたもので、
構造が簡単で製作費が安く、しかも光源の投影像と投影
対象とのズレを補償することにより正確で見易い表示を
行うと共に、光源を剥離自在に接着して警戒制御領域内
のレイアウト変更にも対応が可能な図形の表示部を備え
た警戒地図表示式制御機器を実現することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、警戒制御領域
内に配置された警戒用と制御用の複数の端末機器が信号
線で接続されて、警戒制御領域内における一定の警戒区
域を区画した複数の区画域を図形化した図形の表示部を
備え、表示部内に取付位置移替手段により移し替え可能
に取り付けられた光源の投影像を、図形を表示した表示
部の表示窓上に投影して、動作状態にある端末機器の区
画域を信号線を介して点灯表示させる警戒地図表示式制
御機器において、光源の表示窓上の投影像と投影対象と
のズレを補償する補償手段を備えた警戒地図表示式制御
機器警戒地図表示式制御機器を構成したものである。ま
た、上記手段1において、補償手段として、表示窓の背
面で図形を表示した表示シートを背面から押さえる透明
な押さえ板の投影対象に対応する位置に固着された遮光
筒と、この遮光筒の開口部を封鎖して光源が挿入されて
先端を筒内に露出させるスポンジ材からなるリング状の
遮光環とを備えた警戒地図表示式制御機器を構成したも
のである。また、上記手段1において、補償手段とし
て、表示窓の背面で図形を表示した表示シートを背面か
ら押さえて、投影対象に対応する位置に光源が嵌合され
る遮光筒を固着した透明な押さえ板を備えた警戒地図表
示式制御機器を構成したものである。また、上記手段1
において、補償手段として、表示窓の背面で図形を表示
した表示シートとこの表示シートを背面から押さえる透
明な押さえ板との間に、投影対象に対応する位置に透光
部を形成したマスクシートを備えた警戒地図表示式制御
機器を構成したものである。また、上記手段4におい
て、押さえ板の投影対象に対応する位置に光源が嵌合さ
れる遮光筒を固着した警戒地図表示式制御機器を構成し
たものである。さらに、上記手段4において、押さえ板
の投影対象に対応する位置に光源を固着した警戒地図表
示式制御機器を構成したものである。
【0011】また、本発明は、警戒制御領域内に配置さ
れた警戒用と制御用の複数の端末機器が信号線で接続さ
れて、警戒制御領域内における一定の警戒区域を区画し
た複数の区画域を図形化した図形の表示部を備え、表示
部内に設けられた光源の投影像を図形を表示した表示部
の表示窓上に投影して、動作状態にある端末機器の区画
域を信号線を介して点灯表示させる警戒地図表示式制御
機器において、光源を表示窓の背面側に設けられた透明
な押さえ板に剥離自在に接着した警戒地図表示式制御機
器を構成したものである。また、上記手段7において、
光源の接着部材に透光性を有する両面接着シートを用い
た警戒地図表示式制御機器を構成したものである。ま
た、上記手段8において、押さえ板の全面に透明な両面
接着シートを接着して光源を剥離自在に接着した警戒地
図表示式制御機器を構成したものである。さらに、上記
手段7乃至9の何れかにおいて、光源の背面側に設けら
れて光源の接着状態を支持する支持部材を設けた警戒地
図表示式制御機器を構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1の分解斜視
図、図2は実施の形態1の正面図、図3は実施の形態1
の表示部の部分拡大図、図4は実施の形態1の要部の拡
大断面図である。図2と図3の実施の形態1では、警戒
地図表示式制御機器として5階建ての旅館の火災を警戒
・制御する複合受信機(以下、単に受信機)に本発明を
適用した場合が例示されている。
【0013】図1と図2において、1は受信機である。
2は受信機1の筐体、3は筐体の本体、4は扉である。
扉4は右側辺がヒンジにより本体3に開閉可能に支持さ
れ、前面には窓孔41とコインロック42が設けられて
いる。43は扉4の裏側の窓孔41の近くに固定された
ネジ棒、44はネジ棒43に螺合する蝶ネジである。5
は表示部、7はほぼ下半分がカバーで覆われた操作部で
ある。5aは表示部5の表示窓、7aは操作部7の操作
パネルである。表示部5と操作部7は共に扉4の内部側
に取り付けられ、窓孔41を通して表示窓5aを前面に
露出し、操作パネル7aも同様の構造により前面に露出
している。
【0014】表示部5には図2に示すように、建築物全
体を全警戒制御領域として、1階から5階の各階層毎の
一定の警戒域を建築物に合わせて図形化した5つの図形
50が横一列に順に並べて表示されている。51は表示
窓5aにおける窓板、52は表示シートである。窓板5
1には幾分厚い透明なアクリル樹脂等が使用され、表示
シート52にはマイラーフィルムのような半透明の樹脂
フィルムが用いられている。表示部5の部分拡大図が、
図3に示されている。
【0015】図3の52aは各階の警戒域を区画する点
線や実線の区画線、52bは区画線52aで区画されて
丸数字,,…が付された地区番号、52cは階層内
に設けられた部屋の用途や防火設備等を表示する文字で
ある。実施の形態1では各階が2乃至4の区画域に区画
され、建物全体で合計16の地区番号が付与されてい
る。そして、半透明フィルムを用いた表示シート52は
カラープリンタにより図形50がカラープリントされ、
地区番号52bの,,…等が色別に表示されてい
る。
【0016】53は位置決めシート、54は光源、55
は取付位置移替手段を構成する差込部材、56は取付板
である。位置決めシート53には表示シート52とほぼ
等しい大きさの紙が用いられ、カラー叉はモノクロの合
同な図形50がプリントされている。光源54にはスポ
ット状の光を投射する、例えば強指向性の発光ダイオー
ド(以下、LED)が選択される。また、差込部材55
には金属等の線材が容易に抜き差しでき、厚さがやや厚
いポリウレタンのような発泡性の樹脂が使われている。
54aはLED54の下端から真っ直ぐに延長された2
本のリード脚、54bはリード脚から横に導出された接
続用の導線である。
【0017】取付板56は図示のようにほぼ凸型に折り
曲げられ、四隅に取付用の孔56aを設けた取付片56
bが突出して設けられている。表示シート52と同じ図
形をプリントした位置決めシート53は、差込部材55
(以下、発泡性樹脂)の表面の対応する位置に貼り付ら
れている。57は押さえ板、58は遮光筒、59は遮光
環である。押さえ板57にはやや厚い透明板が用いら
れ、窓板51や表示シート52と大きさ等が対応した構
造に作られている。遮光筒58はLED54の発光部が
余裕のある隙間を作って挿入される内径で、光が内部反
射し易いように内周面に白色塗料等が塗られている。遮
光筒58は押さえ板57の背面側で、表示シート52上
の投影対象である丸数字,,…で示された地区番号
52bに対応する位置に固着されている。
【0018】また、遮光環59には図示のようなリング
状のスポンジ材が用いられており、LED54の頭部の
外径に相当する内径を持ち遮光筒58より一回り大きい
外径寸法になっている。そして、遮光環59を頭部に被
せたLED54の2本のリード脚54aが、例えば位置
決めシート53上にプリントされた各地区番号52bの
位置に移し替え可能に差し込まれている。差し込まれた
LED54を保持する発泡性樹脂55は、4本のネジ棒
43と蝶ネジ44を用いて取付板56により窓孔41の
背面に沿わせて扉4の内面側に固定される。発泡性樹脂
55に差し込まれて保持されたLED54の組み付け状
態が、図4(a)に示されている。図4のgは隙間、O
−OはLED54の光軸を示し、LED54の投影像の
投影対象(点灯表示対象)となる地区番号52bは点線
で示されている。
【0019】ほぼ同様にして窓孔41の下部側に露出さ
せて、操作部7が扉4の内側に取り付けられる。詳しく
は図示されていないが、71は操作部7に設けられ警告
用の音響を放出する透孔、72は点滅光等の光を放射す
る左右2つの透孔、73は2桁の地区番号と防火・防煙
の設備番号をデジタル表示する上,中,下段のLCD等
の表示灯、74は音響停止スイッチ、75と76は火災
の断定と監視状態への復帰スイッチ、77は交流電源灯
である。このほか、操作部7の操作パネル7aには、試
験用のスイッチや端末機器の作動灯等も設けられてい
る。
【0020】8は筐体の本体3内に収容された制御部、
9は並べて取付られた複数の外線取付用の端子板であ
る。制御部8はプリント基板上に実装された電子回路で
構成され、配線により前記の表示部5と操作部7に接続
されている。また、端子板9は受信機1の入出力部を果
たしており、図示されていない回線を通して表示部5に
表示された警戒監視領域の全域に亘って設置された煙感
知器や防火戸或いは防排煙設備等の端末機器群に接続さ
れている。
【0021】このような構成の実施の形態1の動作を、
図1乃至4に図5と図6を加えて次に説明する。1.表示部の組立動作 先ず、窓孔41のサイズに合わせて厚さの異なるアクリ
ル樹脂のような透明材で窓板51と押さえ板57を作
り、それぞれにネジ棒43を通す取付用の孔が加工され
る。一方、例えば建築物の各階層の設計図を縮尺で複写
して、区画線52a,地区番号52b,防火戸等を所定
の色別に描いた多色塗りのサンプル原図を作成する。次
に、窓板51に合わせた大きさのマイラーフィルム52
と位置決めシート53用の白紙が準備され、カラープリ
ンター及びモノクロプリンターを使ってそれぞれに上記
の原図に対応した図形50がプリントされる。
【0022】この場合、マイラーフィルムを用いた表示
シート52は普通紙と変わりなく表面にカラーでプリン
トされた図形50が描かれ、位置決めシート53にはモ
ノクロの図形50が簡単に作成される。次に、カラープ
リントされた表示シート52に押さえ板57を重ねて、
表示シート52上にプリントされて透視された地区番号
52bの位置に合わせて遮光筒58を接着する。引き続
いて、両面テープ等を利用して、図形50を印字した位
置決めシート53を発泡性樹脂55の表面に貼る。位置
決めシート53を発泡性樹脂55に貼り付けた状態が、
図5に示されている。貼り付けられた位置決めシート5
3を表側にして、発泡性樹脂55を取付板56の凹部内
に貼り付ける。そして、予めリード脚54aから導線を
導出したLED54を取り出して、リード脚54aを位
置決めシート53の地区番号52bの位置に差し込む。
【0023】深く差し込まれた2本のリード脚54aに
より、LED54が発泡性樹脂55にしっかりと保持さ
れる。保持されたLED54の頭部に、遮光環59が被
せられる。次に、前記と同様にカラープリントした表示
シート52を窓板51の背面に貼り付け、その上に重ね
た押さえ板57を手前にして四隅の取付孔51aをネジ
棒43に嵌めながら窓板51を扉4の内面にナット(不
図示)で固定する。扉4に固定した窓板51の背面に発
泡性樹脂55を向かい合わせて取付板56を当てがい、
所定厚さのスペーサー(不図示)等を介在させて蝶ネジ
44を各ネジ棒43に螺合して取付板56を扉4に固定
する。
【0024】このとき、接続用の導線54bを表示シー
ト52と位置決めシート53との間から導出して、本体
3の内部に設けられた端子板9の接続端子に接続する
か、操作部7内の表示出力コネクタにコネクタ接続す
る。その後、操作部7や制御部8等も筐体2に組み付け
られ、図1に示された受信機1が完成する。なお、窓板
51と発泡性樹脂55に別々に貼付られる表示シート5
2と位置決めシート53は、位置決めするためのマーク
や小孔或いは輪郭形状等を利用して相対的な取付位置が
設計上は一致するように配慮されている。
【0025】2.受信機の動作 このようにして組み立てられた受信機1は、図3の左側
の図形50の中に示されたように旅館1階の事務所内に
設置され1〜5階の各階層に配置された端末機器群に信
号回線で接続される。監視状態がスタートすると、操作
部7の右上部の交流電源灯77だけが点灯していて正常
な監視状態にあることが表示される。火災が発生する
と、発生階層における地区の区画域内に配置された感知
器が煙りや熱を感知する。そして、回線を通して制御部
8に感知信号を送ると同時に、制御部8の制御信号で表
示部5のLED54が点灯する。
【0026】例えば、図3の2階における“厨房”の感
知器が火災の煙を感知すると、地区番号52bの背面の
赤色のLED54が点灯する。点灯したLED54の投
射光が表示シート52にプリントされたの付近をスポ
ット照射して、その投映像が背面から窓板51に投射さ
れる。そして、表示部5に投射されて色表示された監視
区画域と地区番号52bの映し出された投影像により、
警戒場所を容易に目視することができる。
【0027】この場合、前述のように表示シート52と
位置決めシート53は設計上は相対的な位置が一致する
ようになっているが、実際は各部材の寸法誤差や組立上
のガタ等によりLED54の投影像と地区番号52bと
の間に、相互的なズレが生じて表示が不正確になること
が多い。しかしながら、実施の形態1によればLED5
4が遮光筒58内で隙間gを空けて包囲されているの
で、投影像と地区番号52bとの相互間のズレが隙間g
の範囲内で補償されることになる。図4における(b)
と(c)は、LED54が上と下にズレた状態を示す。
両図のようにLED54がズレた場合でも、投射光が内
部反射しながら一様に拡散されて位置ズレが視認される
ようなことはない。また、LED54の頭部に被された
スポンジ材の遮光環59は遮光筒58の開口部に柔軟的
に接触して隙間の発生をなくすと共に、周辺部への光の
漏洩を防止する機能を果たす。
【0028】このような表示部5の表示動作に応動して
操作部7のスイッチ75が押されて火災が断定される
と、透孔71と72から主音響と点灯光が放射されて火
災の発生が報知される。同時に、表示器73により作動
した感知器の地区番号52b等がディジタル表示され、
別階層に通じる通路に設置された防排煙用の防火戸等の
端末機器が制御されて作動状態が下段の表示器73に表
示される。また、表示器73の表示動作に同期して、表
示部5では表示窓5aの3階に通じる防火戸(27)が
LED54のスポット光を受けて緑色に表示されて作動
状態が表示される(図3)。効果的な防火処理の結果、
その後火災が鎮火して確認されると、復旧スイッチ76
が押されて再び交流電源灯77のみが緑色に点灯して火
災の監視状態に復帰するようになっている。火災発生時
の詳しい動作フローが、図6に示されている。
【0029】3.レイアウト変更時の動作 一般に、建物内部の床面上に配置されている什器・備品
類のレイアウトの変更は、建物の利用者により日常的に
屡々行われている。本発明の実施の形態1において建築
物の階層の内部のレイアウトの変更があったときは、次
のようにして表示部5が改造されてレイアウトの変更に
速やかに対応することができる。受信機1の扉4を開け
て、蝶ネジ44等を緩めて表示部5の取付板56を取り
外す。
【0030】取付板56と一緒に取り外した発泡性樹脂
55から、遮光環59を被せたLED54を抜き取って
置く。扉4の内側に取り残された窓板51の裏に貼り付
られた古い表示シート52を剥がしてから、既に取り外
した押さえ板57と一緒に廃棄する。一方、受信機1を
新しく製作したときと同様に、新しいレイアウトのサン
プル原紙を作る。作られた原紙を基にして、フィルムの
表示シート52にカラープリントする。更に、作られた
表示シート52を普通の複写機で白黒にコピーして位置
決めシート53を作ってから、新しい押さえ板57の背
面に遮光筒58を接着する。次いで、変更した図形50
をカラープリントした表示シート52を、窓板51の裏
にテープで貼り付ける。
【0031】また、白黒コピーして作られた位置決めシ
ート53は、古い位置決めシート53の上に重ねて透か
し出た影で位置決めされながら貼り合わせられる。重ね
貼りされた位置決めシート53に、既に取り外し済みの
LED54に遮光環59を嵌め込んで新しい位置に差し
込まれる。その後、再び取付板56が扉4の内側の押さ
え板57の背面側に取り付けられて、レイアウトの変更
に対する改造作業が終了する。レイアウトの変更がLE
D54の位置に影響を与えないときは、サンプル原紙5
2の交換のみでもよく、LED54の差し替えや、位置
決めシート53には手を加えなくとも良いケースもあ
る。
【0032】実施の形態2.図7は本発明の実施の形態
2の要部の構成を示す説明図で、(a)は拡大断面図、
(b)は分解斜視図である。図7に示された実施の形態
2においても、図形50をプリントした表示シート52
とこの表示シート52を押さえて遮光筒58を固着した
押さえ板57とのユニット構成の部材を重ねて用いるこ
とは、前述の実施の形態1の場合と変わりがない。ただ
し、位置決めシート53は、実施の形態2以降では不必
要になっている。また、ここでは遮光筒58に内部的な
光反射処理を施すことは勿論のこと、図示のようにLE
D54を挿入したときにハメ合い構造に結合させるため
の爪等が形成されている。
【0033】上記のような構成の実施の形態2の表示部
5の要部の組み付けは、接続用の導線54bを接続した
LED54を遮光筒58に嵌め込めば完了する。レイア
ウト変更の場合は、表示シート52と遮光筒58を固着
した押さえ板57とを交換する。したがって、部分的な
レイアウト変更のときの構成部材の交換が、大々的なレ
イアウト変更のときと共通することになる。但し、LE
D54の接着位置が変更前と重ならない限りは、遮光筒
58がそのまま残しても差し支えがない。そして、押さ
え板57上の新しい地区番号52bの位置に、別の遮光
筒58が固着される。したがって、表示シート52だけ
が交換されることになる。
【0034】図8と図9は本発明の実施の形態3と4の
要部の構成を示す説明図で、実施の形態2と同様に何れ
も(a)は拡大断面図、(b)は分解斜視図である。図
7と図8に示された実施の形態3と4では、新しい構成
部材のマスクシートが共通的に用いられている。
【0035】実施の形態3.図8において、62はマス
クシートである。マスクシート62は不透明シートで構
成され、点灯表示すべき地区番号52bの位置に透光部
62aが形成されている。例えば、マスクシート62は
表示シート52と同じ精度て描けるプリンターを用い
て、不透明シート上にLED54(地区番号52b)に
対応する位置に遮光筒58の内径よりやや小さい円を画
く。こうして不透明シート上に画かれた円の部分をパン
チで打ち抜いて、透光部62aを形成したマスクシート
62が作られることになる。透光部62aを除いた部分
に不透明処理を施した透明シートを用いて、マスクシー
ト62を作成してもよい。
【0036】実施の形態3では図8(b)に示されたよ
うな積み重ね順序で、表示シート52とマスクシート6
2及び押さえ板57が窓板51の背面側に層状に重ね合
わされる。したがって、押さえ板57上でLED54と
一体構造の遮光筒58の接着位置がたとえズレた場合で
も、表示シート52と相対的な位置が不変なマスクシー
ト62の透光部62aによって投影像と投影対象との位
置ズレが補償されるようになっている。実施の形態3の
レイアウト変更に対しては、ほぼ実施形態2と共通する
ことになる。但し、実施の形態3では、特有のマスクシ
ート62の交換が伴う。
【0037】実施の形態4.図9に示された実施の形態
4で実施の形態3と異なることは、遮光筒58が用いら
れないところにある。このため、図に示されているよう
に、LED54が直接押さえ板57の所定の位置に固着
されている。ここで用いられるLED54は先端が半球
状の普通型と異なり、外形が鼓型の特殊形状で先端の発
光面が扁平に形成されている。因みに、この種の機種の
製造メーカと型名を示せば、OKAYA(岡谷)製のR
LD7−237PCS−R−Hを挙げることができる。
この特殊なLED54に代えて、先端を扁平にして外周
を遮蔽処理した円筒状のアダプタを普通型のLED54
に組み合わせて利用することも可能である。
【0038】実施の形態4のレイアウト変更に対して
は、基本的には前記のような構成部材の交換等は行われ
ない。やむを得ず実施する場合は、LED54を含めた
押さえ板57とマスクシート62及び表示シート52を
交換することになる。一般にLED54の接続用の導線
54bの先端にはコネクタが設けられて、筐体の本体3
に接続されるようになっている。したがって、レイアウ
トの変更時には、LED54を含めた交換の実施は可能
になる。
【0039】実施の形態5.図10は実施の形態5の要
部の構成を示す説明図で、図(a)は拡大断面図、図
(b)は分解斜視図である。実施の形態5の構成は図4
の場合に類似し、異なるところは遮光筒58の接着構造
にある。図10(a),(b)において、61は反復し
た剥離が自在な透光性を有する接着シートである。この
種の接着シート61には、例えばプラス株式会社製の
(品番30−905 AT−020AU クリア)シー
トが用いられ、中心をパンチで打ち抜いて円形の透光部
61aを設けたリング状に形成される。光の透過に影響
を与えなければ、接着シート61の中心を打ち抜く必要
がなく、単なる円盤形状でもよい。接着シート61は不
使用状態で、表裏の両粘着面に接着機能の低下等を防止
するための保護シートが剥離容易に添着されている。
【0040】LED54の組み付けに当たっては、先ず
接着シート61の片面側の保護シートを剥がして、遮光
筒58の一方の端面に接着する。次いで、接着シート6
1の他方の面の保護用のシートを剥がしてから、表示シ
ート52に押さえ板57を重ねて表示シート52上にプ
リントされて透視された地区番号52bの位置に合わせ
て遮光筒58を接着する。そして、図10(b)の矢印
に示すように頭部に遮光環59を被せたLED54が接
着された遮光筒58の他方の端面側に当てがわれること
は、前述の実施の形態1における「表示部の組立動作」
で説明した通りになる。実施の形態5によればLED5
4が遮光筒58と一体に押さえ板57に繰り返して接着
できるので、投影像と投影対象との位置ズレを容易に手
直しすることができる。
【0041】実施の形態6.図11は本発明の実施の形
態6の要部の構成を示す断面図である。図11に示され
た実施の形態6においても、実施の形態5で用いられた
剥離自在の両面接着シート61が利用されている。実施
の形態6のLED54は前記の図10の実施の形態5と
相違していて、遮光筒58とLED54がハメ合い構造
に結合されている。しかし、図10と同様に、接着シー
ト61により遮光筒58を介してLED54が押さえ板
57に剥離自在に接着される。
【0042】実施の形態7.図12は本発明の実施の形
態7の要部の構成を示す断面図で、実施の形態7ではL
ED54が図9と同一構造で遮光筒58を利用しない直
接接着型が示されている。したがって、実施の形態4の
ときと同様に、光源には主として周辺への漏洩光の防止
処理が施されていて発光面が扁平な機種のLED54が
利用されている。組み付け用の接着シート61は中空部
のない円形や角形等でもよく、接着シート61による光
の減衰や散乱或いは変形等に基づいて光の透過に悪影響
を与えなければ、形状は何でも構わない。
【0043】剥離自在の接着シート61を利用した実施
の形態5〜7によれば、投影像と投影対象との位置ズレ
の調整は勿論のこと、レイアウトに変更があった場合も
簡単に光源(遮光筒58及びLED54を含む上位概
念)の位置を移し替えて対応できる利点がある。このた
め、実施の形態1で利用された差込部材55を、省略す
ることも原理的に可能になる。ただし、光源の接着状態
を持続させたり外力による脱落等を防止するために、図
12の2点鎖線で示したような光源54を背面側や側面
で支えるスポンジ状の支持部材63を設けることが好ま
しい。
【0044】なお、上述の本発明の実施の形態1では表
示部の表示窓を前面の透明板と半透明のフィルムを組み
合わせた場合で説明したが、透明と半透明の前後関係を
逆にしてもよく、蝶ネジを用いた表示窓の取付構造や表
示部の組立順序等も必ずしも実施の形態に限定するもの
ではない。また、図面を利用した説明を省略したが、押
さえ板57の全面に光源の剥離が自在な接着シートを添
着するすることも可能である。押さえ板の全面に接着シ
ートを添着すれば、剥離した光源の再接着位置をどこに
でも選択できるという効果が得られる。
【0045】さらに、実施の形態5乃至7において両面
接着シートで光源側と押さえ板側の両面を剥離自在に接
着した場合を例示して説明したが、両側の接着面の接着
強度に差を与える(例えば、表裏両面に接着強度の差が
ある両面接着シートを用いたり、光源側だけを接着材で
固着する)等の施策を講じて押さえ板側の接着面だけを
剥離自在に接着するように構成してもよい。このように
構成すれば、接着シートが押さえ板側に貼り残されるこ
とがなくなり、レイアウト変更時の処理が好都合にな
る。
【0046】
【発明の効果】本発明は、警戒制御領域内に配置された
警戒用と制御用の複数の端末機器が信号線で接続され
て、警戒制御領域内における一定の警戒区域を区画した
複数の区画域を図形化した図形の表示部を備え、表示部
内に取付位置移替手段により移し替え可能に取り付けら
れた光源の投影像を、図形を表示した表示部の表示窓上
に投影して、動作状態にある端末機器の区画域を信号線
を介して点灯表示させる警戒地図表示式制御機器におい
て、光源の表示窓上の投影像と投影対象とのズレを補償
する補償手段を備えた警戒地図表示式制御機器警戒地図
表示式制御機器を構成した。また、上記手段1におい
て、補償手段として、表示窓の背面で図形を表示した表
示シートを背面から押さえる透明な押さえ板の投影対象
に対応する位置に固着された遮光筒と、この遮光筒の開
口部を封鎖して光源が挿入されて先端を筒内に露出させ
るスポンジ材からなるリング状の遮光環とを備えた警戒
地図表示式制御機器を構成した。また、上記手段1にお
いて、補償手段として、表示窓の背面で図形を表示した
表示シートを背面から押さえて、投影対象に対応する位
置に光源が嵌合される遮光筒を固着した透明な押さえ板
を備えた警戒地図表示式制御機器を構成した。また、上
記手段1において、補償手段として、表示窓の背面で図
形を表示した表示シートとこの表示シートを背面から押
さえる透明な押さえ板との間に、投影対象に対応する位
置に透光部を形成したマスクシートを備えた警戒地図表
示式制御機器を構成した。また、上記手段4において、
押さえ板の投影対象に対応する位置に光源が嵌合される
遮光筒を固着した警戒地図表示式制御機器を構成した。
さらに、上記手段4において、押さえ板の投影対象に対
応する位置に光源を固着した警戒地図表示式制御機器を
構成した。
【0047】また、本発明は、警戒制御領域内に配置さ
れた警戒用と制御用の複数の端末機器が信号線で接続さ
れて、警戒制御領域内における一定の警戒区域を区画し
た複数の区画域を図形化した図形の表示部を備え、表示
部内に設けられた光源の投影像を図形を表示した表示部
の表示窓上に投影して、動作状態にある端末機器の区画
域を信号線を介して点灯表示させる警戒地図表示式制御
機器において、光源を表示窓の背面側に設けられた透明
な押さえ板に剥離自在に接着した警戒地図表示式制御機
器を構成した。また、上記手段7において、光源の接着
部材に透光性を有する両面接着シートを用いた警戒地図
表示式制御機器を構成した。また、上記手段8におい
て、押さえ板の全面に透光性を有する両面接着シートを
接着して光源を剥離自在に接着した警戒地図表示式制御
機器を構成した。さらに、上記手段7乃至9の何れかに
おいて、光源の背面側に設けられて光源の接着状態を支
持する支持部材を設けた警戒地図表示式制御機器を構成
した。
【0048】この結果、本発明によれば、構造が簡単で
製作費が安く、しかも光源の投影像と投影対象とのズレ
を補償することにより正確で見易い表示を行うと共に、
警戒制御領域内のレイアウト変更にも対応が可能な図形
の表示部を備えた警戒地図表示式制御機器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の表示部の部分拡大図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態1の要部の拡大断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態1の動作を示す分解斜視図
である。
【図6】本発明の実施の形態1の動作を示すフロー図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態2の要部の構成を示す説明
図である。
【図8】本発明の実施の形態3の要部の構成を示す説明
図である。
【図9】本発明の実施の形態4の要部の構成を示す説明
図である。
【図10】本発明の実施の形態5の要部の構成を示す説
明図である。
【図11】本発明の実施の形態6の要部の構成を示す断
面図である。
【図12】本発明の実施の形態7の要部の構成を示す断
面図である。
【図13】従来装置の表示部の構成を説明するための断
面図である。
【図14】図13の分解斜視図である。
【図15】図13の正面図である。
【符号の説明】
1 受信機(警戒地図表示式制御機器) 2 筐体 3 筐体の本体 4 扉 5 表示部 5a 表示窓 7 操作部 7a 操作パネル 8 制御部 9 端子板 41 窓孔 42 コインロック 43 ネジ棒 44 蝶ネジ 50 図形 51 窓板 52 表示シート(フィルム) 52a 区画線 52b 地区番号(区画域番号…投影対象) 52C 文字 53 位置決めシート(位置決め紙) 54 光源(LED,遮光筒,遮光環) 54a リード脚 54b 接続用の導線 55 差込部材(発泡性樹脂…取付位置移替手段) 56 取付板 56a 取付片 57 押さえ板 58 遮光筒 59 遮光環 61 接着シート 61a 透光部 62 マスクシート 62a 透光部 63 支持部材 71 透孔 72 透孔 73 表示灯 74 音響停止スイッチ 75 火災スイッチ 76 復旧スイッチ 77 交流電源灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 隆裕 東京都品川区西五反田8丁目8番20号 沖電気防災株式会社内 (72)発明者 佐藤 武志 東京都品川区西五反田8丁目8番20号 沖電気防災株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−31283(JP,A) 実開 昭55−112798(JP,U) 実開 昭55−103787(JP,U) 実開 昭59−134887(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G08B 23/00 510

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警戒制御領域内に配置された警戒用と制
    御用の複数の端末機器が信号線で接続されて、前記警戒
    制御領域内における一定の警戒区域を区画した複数の区
    画域を図形化した図形の表示部を備え、該表示部内に取
    付位置移替手段により移し替え可能に取り付けられた光
    源の投影像を、前記図形を表示した表示部の表示窓上に
    投影して、動作状態にある端末機器の区画域を前記信号
    線を介して点灯表示させる警戒地図表示式制御機器にお
    いて、 前記光源の表示窓上の投影像と投影対象とのズレを補償
    する補償手段を備えたことを特徴とする警戒地図表示式
    制御機器。
  2. 【請求項2】 前記補償手段として、前記表示窓の背面
    で前記図形を表示した表示シートを背面から押さえる透
    明な押さえ板の前記投影対象に対応する位置に固着され
    た遮光筒と、該遮光筒の開口部を封鎖して前記光源が挿
    入されて先端を筒内に露出させるスポンジ材からなるリ
    ング状の遮光環とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の警戒地図表示式制御機器。
  3. 【請求項3】 前記補償手段として、前記表示窓の背面
    で前記図形を表示した表示シートを背面から押さえて、
    前記投影対象に対応する位置に前記光源が嵌合される遮
    光筒を固着した透明な押さえ板を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の警戒地図表示式制御機器。
  4. 【請求項4】 前記補償手段として、前記表示窓の背面
    で前記図形を表示した表示シートと該表示シートを背面
    から押さえる透明な押さえ板との間に、前記投影対象に
    対応する位置に透光部を形成したマスクシートを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の警戒地図表示式制御機
    器。
  5. 【請求項5】 前記押さえ板の投影対象に対応する位置
    に光源が嵌合される遮光筒を固着したことを特徴とする
    請求項4記載の警戒地図表示式制御機器。
  6. 【請求項6】 前記押さえ板の投影対象に対応する位置
    に光源を固着したことを特徴とする請求項4記載の警戒
    地図表示式制御機器。
  7. 【請求項7】 警戒制御領域内に配置された警戒用と制
    御用の複数の端末機器が信号線で接続されて、前記警戒
    制御領域内における一定の警戒区域を区画した複数の区
    画域を図形化した図形の表示部を備え、該表示部内に設
    けられた光源の投影像を前記図形を表示した表示部の表
    示窓上に投影して、動作状態にある端末機器の区画域を
    前記信号線を介して点灯表示させる警戒地図表示式制御
    機器において、 前記光源を表示窓の背面側に設けられた透明な押さえ板
    に剥離自在に接着したことを特徴とする警戒地図表示式
    制御機器。
  8. 【請求項8】 前記光源の接着部材に透光性を有する両
    面接着シートを用いたことを特徴とする請求項7記載の
    警戒地図表示式制御機器。
  9. 【請求項9】 前記押さえ板の全面に透光性を有する両
    面接着シートを接着して前記光源を剥離自在に接着した
    ことを特徴とする請求項8記載の警戒地図表示式制御機
    器。
  10. 【請求項10】 前記光源の背面側に設けられて該光源
    の接着状態を支持する支持部材を設けたことを特徴とす
    る請求項7乃至9の何れかに記載の警戒地図表示式制御
    機器。
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