JP6932576B2 - 表示盤 - Google Patents

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本発明は、地図が表示される防災盤などに設けられる表示盤に関する。
地図が表示される防災盤に設けられる表示盤として、建物の見取り図などの防災対象領域を示す地図上に火災やガス漏れの発生場所、避難口や消火器などの設置場所を表示可能なものが知られている(例えば、特許文献1−3参照)。例えば、火災報知システムの制御機能を有する受信機や、所定の位置に配置されて表示を行う副受信機等が該当する。このような表示盤は、地図が表示された表示シートと、地図上の各区画領域や避難口や消火器などの設置場所それぞれに対応するように表示シートの後側に設けられたLED基板などの複数の発光部と、を有している。そして、火災やガス漏れの発生場所、避難口や消火器などの設置場所などの表示したい情報に対応する発光部が発光することによって地図上に情報を表示するように構成されている。
特許第3030774号公報 特許第4095228号公報
このような表示盤では、発光部を所望の位置に容易に設置できることが望まれている。
また、建物の区画、避難口や消火器の設置場所が変更となると、表示シートの表示内容および発光部の位置を変更する必要があるため、発光部の位置を容易に変更することができる表示盤が望まれている。
そこで、本発明は、発光部を所望の位置に容易に設置することができるとともに、発光部の位置を容易に変更することができる表示盤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示盤は、防災対象領域に対応する地図が表示された表示シートと、前記表示シートの後側に設けられた発光体を有する発光部と、を有し、前記発光体が発光して照射された光を前記表示シートの前側から視認可能な表示盤において、前記表示シートの後側に設けられて、前記発光体を挿抜可能な発光体用孔部が複数形成された発光部取付板と、前記発光体に接続するリード線と、前記発光部取付板の後側に設けられて、前記発光体が前記発光体用孔部に挿入された前記発光部および前記リード線を前記発光部取付板に向かって押さえて保持する発光部保持板と、を有し、前記リード線は、前記発光部取付板と前記発光部保持板との間に挟み込まれ、前記発光部保持板は、当接した前記発光体および前記リード線の形状に追従するように弾性変形することを特徴とする。
本発明では、発光部取付板に発光体を挿抜可能な発光体用孔部が複数形成されている。これにより、表示シートの所望の位置に対応する発光体用孔部に発光部の発光体を挿入し、発光部を発光部保持板で発光部取付板側に押さえれば発光部を所望の位置に容易に配置することができる。
また、発光部の位置を変更する場合には、発光部保持板を発光部および発光部取付板から外し、発光体を発光体用孔部から抜いて、新たな位置の発光体用孔部に挿入した後に再度、発光部を発光部保持板で発光部取付板側に押さえればよいため、発光部の位置を容易に変更することができる。
本発明において表示シートに表示される地図とは、防災対象領域となる建物や空間の区画や間取りなどがわかる図面などを示している。
また、本発明に係る表示盤では、前記発光部取付板は、弾性変形可能に構成されていてもよい。
このような構成とすることにより、発光部取付板および発光部保持板を発光部の形状に追従させることができるため、発光部取付板および発光部保持板によって発光部に係る負荷を軽減させることができる。
また、本発明に係る表示盤では、前記発光部保持板は、前記発光部取付板よりも軟質に形成されていてもよい。
このような構成とすることにより、発光部保持板を発光部の後部側の形状に追従させやすい。例えば、発光部が発光体の後側に取り付けられて発光体を支持する支持板と、支持板の後側に設けられたリード線と、を有する場合、発光部保持板を発光部の支持板やリード線の形状に追従させやすい。このため、発光部保持板と発光部との間の隙間を少なくすることができ、発光部保持板で発光部を発光部取付板側に確実に押さえることができる。
また、本発明に係る表示盤では、前記発光体用孔部の内周面と前記発光体の外周面との間には、隙間が形成されていてもよい。
このような構成とすることにより、発光体と発光部取付板との摩擦を軽減させることができる。また、発光体から発光された光とともに、発光体から発光されて発光体用孔部の内周面で反射した光が、発光体用孔部の内周面と発光体の外周面との間の隙間においても光るため、発光体が挿し込まれた発光体用孔部の内部を効率よく均等に光らせることができる。これにより、発光体の光を表示シートの前側から確実に視認することができる。
また、発光体用孔部の内周面と発光体の外周面との間に隙間がないような場合、表示シート面に表れる発光範囲は発光体の性能によって決定されるため、発光範囲を広域かつ均等に光らせることは困難であった。これに対し、本発明では、発光体用孔部の内周面と発光体の外周面との間に隙間を開けることにより、発光体用孔部内で反射した光が表示シート面に照射されるため、発光体の性能にのみ依存せず適宜の発光範囲を取ることが可能となる。
本発明によれば、発光部を所望の位置に容易に設置することができるとともに、発光部の位置を容易に変更することができる。
本発明の実施形態による表示盤を有する防災盤の一例を示す図である。 (a)は本発明の実施形態による表示盤の正面図、(b)は本発明の実施形態による表示盤の上面図、(c)は本発明の実施形態による表示盤の側面図である。 本発明の実施形態による表示盤の分解斜視図である。 図2(a)のA−A線断面図である。 図4を部材ごとに分解した図である。 LED基板を説明する図である。
以下、本発明の実施形態による表示盤1について、図1乃至図6に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による表示盤1は、防災盤11に着脱可能に設けられていて、防災対象領域における火災やガス漏れのなどの発生場所を地図上に表示するように構成されている。防災盤11は、防災対象領域に設けられている火災やガス漏れなどを検知する検知器および発信機からの信号を受信する受信部12を有している。防災盤11は、受信部12が受信した検知信号に基づいて、火災やガス漏れのなどの発生場所を表示盤1に表示するように構成されている。本実施形態では、防災対象領域は、複数階を有する1つの建物としている。
図1および図2に示すように、表示盤1は、情報を表示する表示面1a(表示シート2の内容を視認できる面)が鉛直面となる向きで防災盤11に設けられている。以下の説明では、表示盤1の表示面1aが向く側を前側とし、その反対側を後側とする。前側と後側を結ぶ水平方向を前後方向とし、前後方向に直交する水平方向を幅方向とする。また、表示盤1の各部材は、表示盤1が防災盤11に取り付けられているときの向きであるものとする。
図3乃至図5に示すように、表示盤1は、防災対象領域に対応する地図が表示された表示シート2と、表示シート2の後側に設けられた複数のLED基板(発光部)3と、複数のLED基板3をそれぞれ所定の位置に取り付けるLED基板取付板(発光部取付板)4と、複数のLED基板3を後側からLED基板取付板4に向かって押さえて保持するLED基板保持板5(発光部保持板)と、表示シート2の前側に設けられた透明板6と、透明板6の前側に設けられた枠部7と、LED基板保持板5の後側に設けられた固定板8と、枠部7と固定板8とを固定する固定ネジ9と、を有している。
枠部7と固定板8とは、表示シート2、複数のLED基板3、LED基板取付板4、LED基板保持板5および透明板6を前後から挟んだ状態で固定ネジ9によって固定可能に構成されている。枠部7と固定板8とが固定ネジ9で固定されると、枠部7、固定板8とともに表示シート2、複数のLED基板3、LED基板取付板4、LED基板保持板5および透明板6が重なって一体となる。表示盤1は、このような状態で防災盤11に設置される。
また、枠部7と固定板8とは、固定ネジ9を外すことで、互いに外れるように構成されている。このように、枠部7と固定板8とが互いに外れることによって、表示盤1が枠部7、固定板8、表示シート2、複数のLED基板3、LED基板取付板4、LED基板保持板5および透明板6に分解される。表示盤1は、各部材に分解された状態で、表示シート2を変更したり、LED基板3の位置や数を変更したりすることができる。
表示シート2は、樹脂や紙などで横長な長方形のシート状に形成されている。表示シート2の一方の面21には、防災対象領域となる建物の見取り図が階ごとに印刷されている。見取り図は、建物の部屋や区画が明確にわかるように表示されている。
表示シート2は、一方の面21が前側を向き、上下方向よりも幅方向に長くなる向きに配置されている。
表示シート2には、表示シート2の後側に設けられたLED基板3が発光した光を前側に透過可能な発光箇所22(図2参照)が複数設けられている。表示シート2は、LED基板3が発光した際に、表示シート2の前側にいる人が発光箇所22を透過したLED基板3の光を視認できるように構成されている。
本実施形態では、見取り図における部屋や区画ごとに1つずつ発光箇所22が設けられている。発光箇所22は、後述するLED基板取付板4の複数のLEDランプ用孔部(発光体用孔部)41のうちの1つのLEDランプ用孔部41と前後方向に重なる位置に配置されている。
表示シート2には、幅方向の両縁部近傍のそれぞれに、枠部7のガイドピン74が挿通可能なガイドピン用孔部23が上下方向に間隔をあけて2つずつ計4つ形成されている。
図5に示すように、複数のLED基板3は、それぞれLEDランプ(発光体)31と、リード線32と、LEDランプ31を支持する支持板33と、を有している。リード線32は、防災盤11(図1参照)に設けられたコネクタ(不図示)に接続可能に接続されている。支持板33は、平板状に形成され、LEDランプ31およびリード線32が取り付けられている。なお、LEDランプ31は、挿入実装式のLEDでもよいし、表面実装式のLEDであってもよい。
LED基板3は、発光箇所22それぞれの後側に配置されるように構成されている。LED基板3が発光する光の色は、発光箇所22に応じて適宜設定されている。
図3乃至図5に示すように、LED基板取付板4は、発泡樹脂やゴムなどの弾性変形可能な材料で、板面の外形が表示シート2の外形よりやや大きな横長な長方形となる平板状に形成されている。
LED基板取付板4には、板面を貫通するLEDランプ用孔部41が長手方向(横方向)および短手方向(縦方向)に所定のピッチで複数形成されている。複数のLEDランプ用孔部41は、LEDランプ31を挿抜可能に構成されている。複数のLEDランプ用孔部41は、それぞれLEDランプ31の外径よりもやや大きい内径に形成されている。複数のLEDランプ用孔部41の内周面とLEDランプ31の外周面との間には、隙間41a(図4参照)が形成されている。複数のLEDランプ用孔部41には、それぞれLEDランプ31のみが挿抜可能で、支持板33は挿入できない大きさに形成されている。
例えば、LED基板取付板4が25%圧縮応力60kPa、硬度20、板厚5mmの場合、LEDランプ用孔部41の内径を10mmとし、LEDランプ用孔部41のピッチ(中心間のピッチ)を14mmとする。
LED基板取付板4は、LEDランプ用孔部41以外の部分がLEDランプ31の光を透過しにくい構成となっている。例えば、LED基板取付板4の表面の色がLEDランプ31の光を透過しにくい黒や濃い青色などとなっている。
LED基板取付板4は、板面が前後方向を向き、上下方向よりも幅方向に長くなる向きに配置されている。LED基板取付板4は、表示シート2の後側に重なるように配置されている。
このようにLED基板取付板4が配置されると、複数のLEDランプ用孔部41は、それぞれ前後方向に貫通する向きとなり、上下方向および幅方向に所定のピッチで配列されている。上述したように、表示シート2の発光箇所22は、LED基板取付板4の複数のLEDランプ用孔部41のうちの1つのLEDランプ用孔部41と前後方向に重なる位置に配置されている。言い換えれば、表示シート2の発光箇所22の後側には、いずれかのLEDランプ用孔部41が配置されることになる。表示シート2の発光箇所22の後側に配置されたLEDランプ用孔部41には、LED基板3のLEDランプ31が後側から挿入されている。
LED基板取付板4のLEDランプ用孔部41に後側からLEDランプ31が挿入されると、支持板33のLEDランプ31が実装されている面がLED基板取付板4の後面4bと面接触し、支持板33の後側にリード線32が配置されている。
LED基板取付板4には、幅方向の両縁部近傍のそれぞれに、枠部7のガイドピン74が挿通可能なガイドピン用孔部42が上下方向に間隔をあけて2つずつ計4つ形成されている。
LED基板保持板5は、発泡樹脂やゴムなどの弾性変形可能な材料で、板面がLED基板取付板4の板面の外形と同じ横長な長方形となる平板状に形成されている。LED基板保持板5には、孔部が形成されておらず、板面全体が平坦面に形成されている。
LED基板保持板5は、板面が前後方向を向き、上下方向よりも幅方向に長くなる向きに配置されている。LED基板保持板5は、LED基板取付板4の後側に、LED基板保持板5の外縁部とLED基板取付板4の外縁部とを揃えた状態で重なるように配置されている。
上記のようにLED基板保持板5が配置されると、LED基板3がLED基板取付板4とLED基板保持板5とに挟み込まれた状態となる。詳しくは、LED基板3のLEDランプ31がLED基板取付板4のLEDランプ用孔部41に挿入され、リード線32および支持板33がLED基板取付板4の後面4bとLED基板保持板5の前面5aとの間に挟み込まれている。このとき、支持板33におけるLEDランプ31が実装されている面とは反対側の面は、LED基板保持板5の前面5aと面接触している。なお、リード線32は、LED基板保持板5の前面5aにテープなどで接着されていてもよい。
本実施形態では、LED基板保持板5は、LED基板取付板4よりも軟質で弾性変形しやすいように形成されている。例えば、LED基板取付板4およびLED基板保持板5をともに発泡樹脂で形成する場合は、それぞれの発泡倍率を変えることでLED基板保持板5がLED基板取付板4よりも軟質で弾性変形しやすいように形成する。なお、LED基板保持板5は、LED基板取付板4と異なる材料でLED基板取付板4よりも軟質で弾性変形しやすいように形成されていてもよい。
このため、LED基板保持板5は、LED基板取付板4よりもLED基板3の形状に追従しやすい。LED基板保持板5は、LED基板3の支持板33およびリード線32と当接するため、これらの形状に追従するように弾性変形し、LED基板3とLED基板保持板5との間、およびLED基板取付板4とLED基板保持板5との隙間を少なくすることができる。リード線32は、LED基板取付板4とLED基板保持板5との間において、LED基板取付板4の後面4bおよびLED基板保持板5の前面5aに沿って延び、LED基板取付板4およびLED基板保持板5の間から外側に取り出されている。
LED基板保持板5には、幅方向の両縁部近傍のそれぞれに、枠部7のガイドピン74が挿通可能なガイドピン用孔部51が上下方向に間隔をあけて2つずつ計4つ形成されている。
透明板6は、表示シート2の前側に配置された際にその前方から表示シート2の内容を視認可能とする透明の板で、例えば樹脂などで形成されている。透明板6としては、例えば、PCシートなどを採用することができる。透明板6は、LED基板取付板4の板面の外形と同じ横長な長方形となる平板状に形成されている。
透明板6は、板面が前後方向を向き、上下方向よりも幅方向に長くなる向きに配置されている。透明板6の板面は、表示シート2の外形よりもやや大きくなっている。透明板6は、表示シート2の前側に、外縁部が表示シート2の外縁部よりも外側に位置する状態で重なるように配置されている。
透明板6には、幅方向の両縁部近傍のそれぞれに、枠部7のガイドピン74が挿通可能なガイドピン用孔部61が上下方向に間隔をあけて2つずつ計4つ形成されている。
枠部7は、前板部71と、前板部71に取り付けられたガイドピン74と、を有している。枠部7は、例えば金属などで形成されている。
前板部71は、板面の外形が透明板6の板面よりもやや大きな横長な長方形となり、開口部71aが透明板6の板面よりもやや小さな横長な長方形となるように形成されている。
前板部71は、板面が前後方向を向き、上下方向よりも幅方向に長くなる向きに配置されている。前板部71は、透明板6の前側に、外縁部が透明板6の外縁部よりも外側となる状態で重なるように配置されている。
表示シート2の内容は、前板部71の内側の開口部71aおよび透明板6を通して視認される。
前板部71には、幅方向の両縁部近傍のそれぞれに、後側に突出するガイドピン74が上下方向に間隔をあけて2つずつ計4つ設けられている。これらのガイドピン74には、それぞれ先端側(後端側)に固定ネジ9が螺合するネジ孔741が形成されている。ガイドピン74は、透明板6、表示シート2、LED基板取付板4およびLED基板保持板5それぞれのガイドピン用孔部61,23,42,51に挿通可能に構成されている。
重なった状態の透明板6、表示シート2、LED基板取付板4、LED基板3およびLED基板保持板5の前側に前板部71が配置され、前板部71のガイドピン74が透明板6、表示シート2、LED基板取付板4およびLED基板保持板5それぞれのガイドピン用孔部61,23,42,51にこの順で前側から挿通されると、透明板6、表示シート2、LED基板取付板4およびLED基板保持板5が幅方向および上下方向に揃った状態となり、ガイドピン74の先端面74aがLED基板保持板5の後面5bと面一となるように設定されている。
図2(c)に示すように、重なった状態の透明板6、表示シート2、LED基板取付板4、LED基板3およびLED基板保持板5の前側に枠部7が配置され、ガイドピン74がガイドピン用孔部61,23,42,51に挿通される。
図3乃至図5に示す固定板8は、例えば金属などで形成されている。
固定板8は、板面の外形がLED基板保持板5の板面よりも上下方向にやや大きい横長な長方形となるように形成されている。
固定板8は、板面が前後方向を向き、上下方向よりも幅方向に長くなる向きに配置されている。固定板8は、LED基板保持板5の後側に、下縁部がLED基板保持板5の下縁部よりも下側となり、上縁部がLED基板保持板5の上縁部よりも上側となる状態で重なるように配置されている。
図3乃至図5に示すように、固定板8には、幅方向の両縁部近傍それぞれに、固定ネジ9を挿通可能な固定ネジ用孔部84が上下方向に2つずつ計4つ形成されている。この固定ネジ用孔部84は、固定板8がLED基板保持板5の後側に配置されると、ガイドピン74のネジ孔741と前後方向に重なる位置に配置されるように固定板8に形成されている。
重なった状態の枠部7、透明板6、表示シート2、LED基板取付板4、LED基板3およびLED基板保持板5の後側に固定板8が配置され、固定板8の固定ネジ用孔部84を介して枠部7のガイドピン74のネジ孔741に固定ネジ9が螺合されると、枠部7と固定板8とが固定されるように構成されている。枠部7および固定板8は、重なった状態の枠部7、透明板6、表示シート2、LED基板取付板4、LED基板3およびLED基板保持板5を前後方向から挟んだ状態で互いに固定されることによって、枠部7、透明板6、表示シート2、LED基板取付板4、LED基板3およびLED基板保持板5を重なった状態に固定することができる。このとき、LED基板3は、支持板33がLED基板取付板4とLED基板保持板5に挟まれた状態で正位置に保持されている。
また、ガイドピン74が透明板6、表示シート2、LED基板取付板4およびLED基板保持板5それぞれのガイドピン用孔部61,23,42,51に挿通され、ガイドピン74のネジ孔741に固定板8の固定ネジ用孔部84を介して固定ネジ9が螺合されることで、枠部7、透明板6、表示シート2、LED基板取付板4、LED基板保持板5および固定板8が互いに上下方向および幅方向にずれることがなく、前後方向に重なった状態に維持することができる。
次に、上述した表示盤1において、表示シート2に表示する内容および表示シート2の発光箇所22を変更する方法について説明する。
まず、表示盤1を防災盤11から取り外す、または取り付けた状態で固定ネジ9をガイドピン74から外して、表示シート2、LED基板取付板4およびLED基板3を取り外す。LED基板3のLEDランプ31をLED基板取付板4のLEDランプ用孔部41から抜き出す。
内容を変更した新たな表示シート2をLED基板取付板4の前側に重ねて配置し、LED基板取付板4のLEDランプ用孔部41のうちの新たな表示シート2の発光箇所22に対応するLEDランプ用孔部41にLED基板3のLEDランプ31を後側から挿入する。このとき、LED基板3のリード線32の電気接続を適宜調整する。
表示盤1を防災盤11から取り外さずに作業を行う場合は、LED基板3をLED基板取付板4に対し、絶縁性のテープ等で仮固定するようにしてもよい。
LEDランプ31が新たな表示シート2の発光箇所22に対応するLEDランプ用孔部41に挿入されたら、LED基板保持板5でLED基板3を後側からLED基板取付板4側に押さえる。この状態で、枠部7、透明板6、表示シート2、LED基板取付板4、LED基板保持板5および固定板8を前後方向に重ねて配置し、枠部7のガイドピン74を透明板6、表示シート2、LED基板取付板4およびLED基板保持板5それぞれのガイドピン用孔部61,23,42,51に挿通し、ガイドピン74のネジ孔741に固定ネジ用孔部84を介して固定ネジ9を螺合させる。これにより、枠部7と固定板8とが固定され、表示される内容および発光箇所22が変更された表示盤1となる。
表示盤1を防災盤11から取り外して作業を行った場合は、表示盤1を防災盤11に取り付ける。
次に、上述した本発明の実施形態による表示盤1の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本発明の実施形態による表示盤1では、LED基板取付板4にLEDランプ31を挿抜可能なLEDランプ用孔部41が複数形成されている。これにより、表示シート2の所望の位置に対応するLEDランプ用孔部41にLED基板3のLEDランプ31を挿入し、LED基板3をLED基板保持板5でLED基板取付板4側に押さえればLED基板3を所望の位置に容易に配置することができる。
また、LED基板3の位置を変更する場合には、LED基板保持板5をLED基板3およびLED基板取付板4から外し、LEDランプ31をLEDランプ用孔部41から抜いて、新たな位置のLEDランプ用孔部41にLEDランプ31を挿入した後に再度、LED基板3をLED基板保持板5でLED基板取付板4側に押さえればよいため、LED基板3の位置を容易に変更することができる。
また、LED基板取付板4およびLED基板保持板5は、それぞれ弾性変形可能に構成されていることにより、LED基板取付板4およびLED基板保持板5をLED基板3の形状に追従させることができる。このため、LED基板取付板4およびLED基板保持板5によってLED基板3に係る負荷を軽減させることができる。
また、LED基板保持板5は、LED基板取付板4よりも軟質で弾性変形しやすいことにより、LED基板保持板5をLED基板3のリード線32や支持板33の形状に追従させやすい。このため、LED基板保持板5とLED基板3との間の隙間を少なくすることができる。その結果、LED基板保持板5でLED基板3をLED基板取付板4側に確実に押さえることができ、かつLEDランプ31の発光漏れを防止できる。
また、LEDランプ用孔部41の内周面とLEDランプ31の外周面との間に隙間41aが形成されていることにより、LEDランプ31とLED基板取付板4との摩擦を軽減させることができる。また、LEDランプ31から発光された光とともに、LEDランプ31から発光されてLEDランプ用孔部41の内周面で反射した光が、LEDランプ用孔部41の内周面とLEDランプ31の外周面との間の隙間41aにおいても光るため、LEDランプ31が挿し込まれたLEDランプ用孔部41の内部を効率よく均等に光らせることができる。これにより、LEDランプ31の光を表示シート2の前側から確実に視認することができる。
以上、本発明による表示盤1の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、表示盤1は、火災やガス漏れなどの発生場所を表示可能に構成されているが、建物の避難口や消火器などの設置場所を表示可能に構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、LED基板取付板4およびLED基板保持板5は、それぞれ弾性変形可能に構成されているが、弾性変形可能に構成されていなくてもよい。LED基板取付板4およびLED基板保持板5を形成する材料は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、LED基板保持板5がLED基板取付板4よりも軟質で弾性変形しやすいように形成されているが、LED基板取付板4とLED基板保持板5とが同じ硬度に形成されていてもよいし、LED基板取付板4がLED基板保持板5よりも軟質で弾性変形しやすいように形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、LEDランプ用孔部41は、内周面とLEDランプ31の外周面との間に隙間41aが形成される形状であるが、LEDランプ用孔部41の形状は適宜設定されてよい。また、LED基板取付板4に対する複数のLEDランプ用孔部41の配置(配列方向やピッチなど)は適宜設定されてよい。
また、LEDランプ用孔部41の形状は、LEDランプ31の形状による制限を受けないため、適宜の形状を取っても良い。複数のLEDランプ用孔部41は、それぞれ同一の大きさの円形状の孔とすることが運用上望ましいが、特に強調したいような場所がある場合は、このような場所に対応する任意のLEDランプ用孔部41を他のLEDランプ用孔部41の形状と異なる形状にしたり、他の複数のLEDランプ用孔部41に相当する領域を網羅するような大きさにしたりしてもよい。
また、上記の実施形態ではLED基板取付板4等は、幅方向に長い形状としているが、上下方向に長い形状としてもよく、幅方向および上下方向ともに同じ長さとなる形状でもよく、また四角形以外の適宜の形状を取るようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、LED基板3を設けて表示シート2の発光箇所22を発光させているが、LED基板3以外の発光体によって表示シート2の発光箇所22を発光させてもよい。
また、枠部7や固定板8の形状は上記以外であってもよく、枠部7と固定板8との固定方法も上記以外であってもよい。
1 表示盤
2 表示シート
3 LED基板(発光部)
4 LED基板取付板(発光部取付板)
5 LED基板保持板(発光部保持板)
31 LEDランプ(発光体)
41 LEDランプ用孔部(発光体用孔部)
41a 隙間

Claims (4)

  1. 防災対象領域に対応する地図が表示された表示シートと、
    前記表示シートの後側に設けられた発光体を有する発光部と、を有し、
    前記発光体が発光して照射された光を前記表示シートの前側から視認可能な表示盤において、
    前記表示シートの後側に設けられて、前記発光体を挿抜可能な発光体用孔部が複数形成された発光部取付板と、
    前記発光体に接続するリード線と、
    前記発光部取付板の後側に設けられて、前記発光体が前記発光体用孔部に挿入された前記発光部および前記リード線を前記発光部取付板に向かって押さえて保持する発光部保持板と、を有し、
    前記リード線は、前記発光部取付板と前記発光部保持板との間に挟み込まれ、
    前記発光部保持板は、当接した前記発光体および前記リード線の形状に追従するように弾性変形することを特徴とする表示盤。
  2. 前記発光部取付板は、弾性変形可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示盤。
  3. 前記発光部保持板は、前記発光部取付板よりも軟質に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示盤。
  4. 前記発光体用孔部の内周面と前記発光体の外周面との間には、隙間が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の表示盤。
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