JP4045021B2 - 牽引巻上機 - Google Patents

牽引巻上機 Download PDF

Info

Publication number
JP4045021B2
JP4045021B2 JP21345498A JP21345498A JP4045021B2 JP 4045021 B2 JP4045021 B2 JP 4045021B2 JP 21345498 A JP21345498 A JP 21345498A JP 21345498 A JP21345498 A JP 21345498A JP 4045021 B2 JP4045021 B2 JP 4045021B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
shaft
state
traction
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21345498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000026076A (ja
Inventor
初雄 津山
健太郎 橋上
Original Assignee
イーグルクランプ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーグルクランプ株式会社 filed Critical イーグルクランプ株式会社
Priority to JP21345498A priority Critical patent/JP4045021B2/ja
Publication of JP2000026076A publication Critical patent/JP2000026076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4045021B2 publication Critical patent/JP4045021B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は牽引巻上機に関し、特に電動・手動兼用の牽引巻上機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の牽引巻上機はレバーを手動操作するものであり、積み荷の荷締めや、鉄骨組立のビルや工事現場における支柱の芯出し作業、造船所の橋梁や鉄骨の製作等の広範な用途に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
たとえば鉄骨組立のビル工事現場では支柱の芯出し作業に1フロア当たり10台以上の牽引巻上機が同時に使用されるが、このように複数台数の牽引巻上機を同時に使用することが必要な場合、従来の手動牽引巻上機ではその必要台数分の人手を要する。
【0004】
また、作業者の手の届かない高所で牽引巻上機を使用する場合も多いが、この場合にはとび職等の専門家がいないと使用することができず、さらに、従来の手動牽引巻上機では空中に吊るして使用することは不可能であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術の課題を解決しようとするものである。
【0006】
すなわち請求項1記載の本発明は、直流モータと、直流モータにより回転される切替軸と、切替軸の回転を作動軸に伝達する第1の状態と切替軸の回転を作動軸に伝達しない第2の状態とを選択的に切り替える切替クラッチ手段と、切替クラッチ手段により第2の状態が得られているときに作動軸を手動的に回転させるための手動操作手段と、作動軸の回転により巻き上げ・巻き下げされる牽引材とを有し、これら直流モータ、切替軸、切替クラッチ手段および手動操作手段を有する本体とは別に、直流モータを制御する操作スイッチ部と、直流モータの動力源として働く充電式バッテリパックとが一体となったペンダントスイッチが設けられ、操作スイッチ部は本体から吊り下げられた操作ケーブルを介して直流モータと電気的に接続され、且つ、操作スイッチ部には切替クラッチ手段により前記第1の状態が得られたときに点灯する電動運転パイロットランプと、前記第2の状態が得られたときに点灯する手動運転パイロットランプとが設けられることを特徴とする牽引巻上機である。
【0007】
請求項2は、請求項1の牽引巻上機において、切替クラッチ手段が、切替軸に沿って軸方向に移動可能であって作動軸に設けられた作動ギアと係合する第1の位置と作動ギアと係合しない第2の位置とを取り得る切替ギアと、切替軸の回りに設けられて切替ギアを第1または第2の位置に向けて付勢する付勢手段と、付勢手段に抗して切替ギアを切替軸に沿って軸方向に移動させる切替操作手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3は、請求項1の牽引巻上機において、手動操作手段が、作動軸に連結可能に着脱されるレバーを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項4は、請求項3の牽引巻上機において、レバー操作による回転を、牽引材の巻き上げを許容する方向にのみ作動軸を回転させるように選択的に伝達する第1の状態と、牽引材の巻き下げを許容する方向にのみ作動軸を回転させるように選択的に伝達する第2の状態との間で切り替える切替手段をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
請求項5は、請求項3の牽引巻上機において、レバー操作による回転を、牽引材の巻き上げを許容する方向にのみ作動軸を回転させるように選択的に伝達する第1の状態と、牽引材の巻き下げを許容する方向にのみ作動軸を回転させるように選択的に伝達する第2の状態と、作動軸には伝達しない第3の状態との間で切り替える切替手段をさらに備えることを特徴とする。
【0011】
請求項6は、請求項1の牽引巻上機において、着脱可能な手動操作手段が作動軸に連結されたことを検出する検出手段が設けられ、該検出手段による検出信号を受けて手動運転パイロットランプが点灯することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について添付図面を参照して詳述する。この実施例は、ロードチェーン1を用いた手動・電動兼用の牽引巻上機であって、後述するバッテリパック57からの駆動電流を得て駆動される直流モータ4でロードチェーン1を電動により巻き上げ・巻き下げ可能であると共に、従来の手動型牽引巻上機と同様にレバー29による手動操作をも可能とするように構成されている。
【0018】
直流モータ4は一対の側板2,3間においてその出力軸6が垂下するように縦向きに固定配置されている。直流モータ4は、ロードチェーン1を巻装するロードシーブ5の真上に配置されている。
【0019】
直流モータ4の出力軸6は第1ないし第3の遊星歯車減速機構7,8,9に順次連結され、所定の回転数を得るように減速される。
【0020】
第3の遊星歯車減速機構9の出力軸10にはかさ歯車のピニオン11が回動不能に連結されている。かさ歯車のピニオン11は切替軸12に取り付けられかさ歯車のギア14と噛み合っている。ギア14の両面には一対の摩擦板15,15が配置され、さらに受け板16および皿バネ17を介して軸ナット18でトルク調整されており、これらで摩擦クラッチ部13を構成している。ギア14は、定格荷重に対し150%以上の負荷が作用したときには切替軸12に対して空転するものとされている。
【0021】
切替軸12は一方の側板3を超えて図1および図3において右方に延長しており、側板3の開口内に装着されたボールベアリング19と後述する切替にぎり21との間に装着されたニードルベアリング22とにより回転自在に支持されている。さらに切替軸12の軸上には押しバネ23と軸方向に移動可能な切替ギア24が配置されており、これらで切替クラッチ部20を構成している。
【0022】
押しバネ23は切替ギア24を側板3から遠ざける方向に常時付勢している。切替軸12の所定外周部と切替ギア24の内周部には互いに係合可能なスプライン部25,25’が形成され、押しバネ23の付勢力に抗して切替ギア24が図において左方向に移動したときにこれらスプライン部同士が係合して、直流モータ4の出力を切替ギア24に伝達するように構成されている。このときの状態が図3に示されており、牽引巻上機を電動操作することができる。
【0023】
これに対して、押しバネ23の付勢力により切替ギア24が図において右方向に移動したときの状態が図4に示されており、このときは切替軸12のスプライン部25が切替ギア24のスプライン部25’とは係合せず、したがって直流モータ4を駆動させてもその回転力が切替ギア24には伝達されない。この状態でレバー29(図1)を取り付けることにより、手動操作による牽引巻上機として使用することが可能となる。
【0024】
電動操作状態(図3)と手動操作状態(図4)との切替は、切替軸12の後端にニードルベアリング22を介して回転自在に取り付けられた切替にぎり21の操作によって行われる。切替にぎり21は本体カバー27の壁面に固着されたメタルインサート28内に収容される。切替にぎり21の先端部には径方向に突出する係止ピン26が固着され、この係止ピン26を収容する案内溝28aがメタルインサート28に形成されている。案内溝28aはメタルインサート28の壁面を貫通して軸方向に延長し、且つその先端部が周方向に折れ曲がったL形溝として形成されている。図3の電動操作状態では、係止ピン26はメタルインサート28の案内溝28aの先端折れ曲がり部に収容されており、切替ギア24を押しバネ23の付勢力に抗して図において左方向に移動させ、そのスプライン部25’を切替軸12のスプライン部25と係合させた状態となっている。
【0025】
この電動操作状態から図4の手動操作状態に切り替えるには、切替にぎり21を押し込みながら図2において反時計方向に90度回転する。これにより係止ピン26が案内溝28aの折れ曲がり部から直線部に移動してその軸方向移動が許容されるので、押しバネ23の付勢力を受けて切替ギア24が図において右方向に移動し、そのスプライン部25’が切替軸12のスプライン部25から外れる。これによって、たとえ直流モータ4が駆動されて切替軸12が回転してもその回転が切替ギア24には伝達されないこととなり、図4の手動操作状態が得られる。
【0026】
反対に図4の手動操作状態から図3の電動操作状態に切り替えるときは、切替にぎり21を最奥まで押し込んでから図2において時計方向に90度回転させた後に手を離せばよい。これにより係止ピン26は案内溝28aの先端折れ曲がり部に収容され、手を離しても切替にぎり21および切替ギア24は図3の位置に保持され、そのスプライン部25’と切替軸12のスプライン部25との係合が維持される。
【0027】
以下さらに図5を参照して、図4の電動操作状態にあるときに切替ギア24と噛み合う作動ギア30が設けられ、さらに作動ギア30はネジ38を介してピニオン軸32と連結されている。ピニオン軸32はロードシーブ5の内側に回動自在に支持され、その軸上にはハブ33、一対のブレーキライニング34、ラチェットホイール35、係止爪36、係止バネ37および作動ギア30が固定されている。係止バネ37は係止爪36をラチェットホイール35に係合させてラチェットホイール35の反時計方向(図2において)回転を阻止する方向に付勢されており、これらでメカニカルブレーキ部31を構成している。なお、メカニカルブレーキ部の構成および作用は従来の電動巻上機等において公知であるので、詳細な説明は省略する。
【0028】
ピニオン軸32の端部に固着されたピニオンギア39は一対のギア40と噛み合い、ギア40とスプラインで回動不能に固定された一対のギア41はロードシーブ5とスプラインで回動不能に連結されたギア42と噛み合っている。ギア40および41は側板2とギアケース44との間に回動自在に支持されている。ロードチェーン1を巻き取るロードシーブ5は側板2,3間に配置され、そのセンターラインは直流モータ4の出力軸6の軸線と一致している。
【0029】
上フック52が側板2,3間に掛け渡された吊りピン70に回転自在に連結され、スイベル式の下フック53がロードチェーン1の先端に連結されている。ロードチェーン1の末端には抜け防止のためのエンドストッパ54が連結されている。
【0030】
符号55はペンダントスイッチであり、着脱可能に連結された操作スイッチ部56と充電可能なバッテリパック57とで構成されている。操作スイッチ部56にはロードチェーン1を巻き上げる方向に直流モータ4を回転させる巻き上げ用押しボタン58aと、ロードチェーン1を巻き下げる方向に直流モータ4を回転させる巻き下げ用押しボタン58bとが設けられている。これら押しボタン58a,58bを押したときにバッテリパック57からの電流がケーブル68および結線ボックス69を介して直流モータ4に与えられる。
【0031】
なお、本実施例では、各押しボタン58a,58bを浅く押した場合には直流モータ4を低速回転させ、深く押した場合には高速回転させるように構成されており、このために、操作スイッチ部56の内部にFET素子(電界効果トランジスタ)を設け、各押しボタン58a,58bを浅く押した場合と深く押した場合とで位相制御を行って出力電圧を変化させ、直流モータ4の回転数をコントロールしている。これにより、押しボタンの押し深さに応じて直流モータ4の回転速度が変化し、ロードチェーン1の巻き上げ・巻き下げ速度を無段階に調整することができる。
【0032】
図6は操作スイッチ部56から取り外した状態のバッテリパック57を示す。バッテリパック57の上方突起部57aの三側面にはそれぞれ+電極59、−電極60およびC(コンモン)電極61が露出されている。また、バッテリパック57には係止爪62が設けられ、これが操作スイッチ部56の底面部に設けられる被係止部(図示せず)に係止されることにより、バッテリパック57が操作スイッチ部56と機械的に連結され、且つ、このときに電極59,60,61が操作スイッチ部56の下方内面に設けられた導電部と接触することにより電気的にも接続される。
【0033】
係止爪62はバッテリパック57の本体一側面に設けられたフック67を押すことにより上記被係止部との係止が解除される。すなわち、フック67を押しながらバッテリパック57を操作スイッチ部56から引き離すことにより、バッテリパック57を操作スイッチ部56からワンタッチで取り外すことができる。
【0034】
操作スイッチ部56の前面上方には、バッテリ容量確認ランプ64、電動運転パイロットランプ65および手動運転パイロットランプ66が設けられている。バッテリ容量確認ランプ64はバッテリパック57の電気容量が使用可能範囲であるときに点灯するものであり、このランプ64が消灯した場合には、バッテリパック57を取り外し、再充電した後に装着するか、あるいは予備の充電済バッテリパックと交換する。電動運転パイロットランプ65は図3の電動操作状態にあるときに点灯し、手動運転パイロットランプ66は図4の手動操作状態にあるときに点灯する。これらパイロットランプ65,66の点消灯を制御する手段が設けられ、本実施例では、本体カバー27の内側にリミットスイッチ63を設け、手動操作レバー29を取り付けたときにリミットスイッチ63のローラ部63aが押されることによって電動操作のための電気回路を遮断し、電動運転パイロットランプ65を消灯させると共に手動運転パイロットランプ66を点灯させるように構成している。この構成によれば、手動操作状態にあるときには電動操作をすることができないため、安全性の面でも有利である。
【0035】
図3の電動操作状態において、図1のようにバッテリパック57と連結された操作スイッチ部56におけるバッテリ容量確認ランプ64および電動運転パイロットランプ65の点灯を確認した後、巻き上げ用押しボタン58aを押すと、その押し深さに応じた出力電圧でバッテリパック57を駆動源として直流モータ4が所定方向に回転する。直流モータ4の出力回転は第1ないし第3の遊星歯車減速機構7,8,9およびかさ歯車のピニオン11とギア14との噛合により順次減速された後、切替軸12を回転させる。電動操作状態のときには切替軸12上の切替ギア24が作動ギア30と噛み合っているので、切替軸12の回転によりピニオン軸32も回転する。そして、通常の巻き上げ時には後述のように定格荷重に対して150%以上の負荷が作用することがないため、摩擦クラッチ部13は作動せず、ピニオン軸32の回転により、ピニオン歯車39、ギア40〜42を介して、ロードシーブ5を図2において時計方向に回転させる。これによりロードチェーン1を巻き上げ、下フック53に係止した吊荷を吊り上げることができる。
【0036】
操作スイッチ部56の巻き下げ用押しボタン58bを押した場合の各部材の運動方向は上記と反対となり、ロードシーブ5が図2において反時計方向に回転してロードチェーン1を巻き下げる。
【0037】
ロードチェーン1を巻上方向または巻下方向いっぱいに過巻き操作した場合、下フック53やエンドストッパ54が側板2,3間の所定のガイド部(図示せず)に当たってそれ以上のロードチェーン1の移動を阻止する。このときには過負荷状態となるため、直流モータ4が回転し続けても、ギア14が空転して過負荷を逃がすことができる。
【0038】
一方、手動操作を行う場合には、図2および図5に破線で示されるように手動操作レバー29を遊転にぎり46に取り付ける。これにより前述のようにリミットスイッチ63のローラ部63aが押され、操作スイッチ部56における電動運転パイロットランプ65が消灯すると同時に手動運転パイロットランプ66が点灯し、危険防止のために電動操作のための電気回路は遮断される。レバー29の操作により回動する遊転にぎり46の奥面には、作動ギア30の対向面に設けられた係止溝48と係合する係止突起47が設けられている。かくして、レバー29を操作すると、遊転にぎり46の係止突起47と作動ギア30の係止溝との係合を介して作動ギア30を回転させることができる。以降の作用については電動操作状態の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0039】
手動操作の場合にはレバー29の回転方向によってロードチェーン1を巻き上げ・巻き下げのいずれをも操作可能であるが、切替つまみ49を設けることによって特定方向の操作のみを可能にするように構成することができる。図示実施例において、切替つまみ49は作動ギア30の係止歯車部45と噛み合う係止爪50と連動するもので、「巻き」、「戻し」および「中立」の3位置を取ることができる。切替つまみ49が「巻き」位置にあるときは、作動ギア30の巻上方向回転のみを許容するように係止爪50が係止歯車部45に噛み合い、「戻し」位置にあるときは、作動ギア30の巻下方向回転のみを許容するように係止爪50が係止歯車部45と噛み合う。
【0040】
「中立」位置ではレバー29の回転が作動ギア30に伝達されないので、この状態でロードチェーン1を任意の方向に引いてその長さを調節し、下フック53の位置を任意に調節することができる。この遊転操作を円滑にするため、切替つまみ49を「中立」位置にして切替爪50が作動ギア30の係止歯車部45から外れたときに、ピニオン軸32と遊転にぎり46との間に組み付けられた渦巻きバネからなる弾性抵抗部材51が自動的に作動ギア30に対して左回転方向に反力を加え、メカニカルブレーキ部31を解放するように構成している。
【0041】
上述の牽引巻上機は本発明の一実施例にすぎず、本発明はこれに限定されることなく広く変形態様を取ることができる。たとえば、牽引材としてロードチェーンに代えてワイヤロープを用いたものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明の牽引巻上機は、従来のものと同様に手動操作可能であると共に電動操作も可能であるため、複数台数の牽引巻上機を同時に使用しなければならない工事現場等においても、電気的に集中制御することにより一人で操作することができる。また、作業者の手が届かない高所での使用時や空中に吊り下げて使用する場合でも、ペンダントスイッチによる電動操作を行うことでとび職やクレーン車等を使用する必要がなくなる。
【0043】
また、電動操作のための駆動源に小型の直流モータを採用し、動力源としては充電式のバッテリパックを採用しているため、三相200V等の交流電源や自動車のバッテリ、発電機等を必要とせず、いかなる場合にも必要に応じて使用することができる。
【0044】
本発明の牽引巻上機は電源ケーブルを持たないので、電動式工具と同様の感覚で簡便に使用することができ、移動や持ち運びにも便利であるから、機器の据え付けや取り外し、建築工事等広範な分野で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による牽引巻上機の正面図である。
【図2】同牽引巻上機の側面図である。
【図3】同牽引巻上機が電動操作状態にあるときの切替クラッチ部の断面図である。
【図4】同牽引巻上機が手動操作状態にあるときの切替クラッチ部の断面図である。
【図5】同牽引巻上機におけるメカニカルブレーキ部の断面図である。
【図6】操作スイッチ部から取り外した状態のバッテリパックを示す図である。
【符号の説明】
1 ロードチェーン
4 直流モータ
5 ロードシーブ
7,8,9 遊星歯車減速機構
12 切替軸
13 摩擦クラッチ部
20 切替クラッチ部
21 切替にぎり
23 押しバネ
24 切替ギア
29 手動操作レバー
30 作動ギア
31 メカニカルブレーキ部
32 ピニオン軸
46 遊転にぎり
49 切替つまみ
53 フック
55 ペンダントスイッチ
56 操作スイッチ部
57 バッテリパック
58a,58b 押しボタン

Claims (6)

  1. 直流モータと、直流モータにより回転される切替軸と、切替軸の回転を作動軸に伝達する第1の状態と切替軸の回転を作動軸に伝達しない第2の状態とを選択的に切り替える切替クラッチ手段と、切替クラッチ手段により第2の状態が得られているときに作動軸を手動的に回転させるための手動操作手段と、作動軸の回転により巻き上げ・巻き下げされる牽引材とを有し、これら直流モータ、切替軸、切替クラッチ手段および手動操作手段を有する本体とは別に、直流モータを制御する操作スイッチ部と、直流モータの動力源として働く充電式バッテリパックとが一体となったペンダントスイッチが設けられ、操作スイッチ部は本体から吊り下げられた操作ケーブルを介して直流モータと電気的に接続され、且つ、操作スイッチ部には切替クラッチ手段により前記第1の状態が得られたときに点灯する電動運転パイロットランプと、前記第2の状態が得られたときに点灯する手動運転パイロットランプとが設けられることを特徴とする牽引巻上機。
  2. 切替クラッチ手段が、切替軸に沿って軸方向に移動可能であって作動軸に設けられた作動ギアと係合する第1の位置と作動ギアと係合しない第2の位置とを取り得る切替ギアと、切替軸の回りに設けられて切替ギアを第1または第2の位置に向けて付勢する付勢手段と、付勢手段に抗して切替ギアを切替軸に沿って軸方向に移動させる切替操作手段と、を備えることを特徴とする請求項1の牽引巻上機。
  3. 手動操作手段が、作動軸に連結可能に着脱されるレバーを備えることを特徴とする請求項1の牽引巻上機。
  4. レバー操作による回転を、牽引材の巻き上げを許容する方向にのみ作動軸を回転させるように選択的に伝達する第1の状態と、牽引材の巻き下げを許容する方向にのみ作動軸を回転させるように選択的に伝達する第2の状態との間で切り替える切替手段をさらに備えることを特徴とする請求項3の牽引巻上機。
  5. レバー操作による回転を、牽引材の巻き上げを許容する方向にのみ作動軸を回転させるように選択的に伝達する第1の状態と、牽引材の巻き下げを許容する方向にのみ作動軸を回転させるように選択的に伝達する第2の状態と、作動軸には伝達しない第3の状態との間で切り替える切替手段をさらに備えることを特徴とする請求項3の牽引巻上機。
  6. 着脱可能な手動操作手段が作動軸に連結されたことを検出する検出手段が設けられ、該検出手段による検出信号を受けて手動運転パイロットランプが点灯することを特徴とする請求項1の牽引巻上機。
JP21345498A 1998-07-14 1998-07-14 牽引巻上機 Expired - Fee Related JP4045021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21345498A JP4045021B2 (ja) 1998-07-14 1998-07-14 牽引巻上機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21345498A JP4045021B2 (ja) 1998-07-14 1998-07-14 牽引巻上機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000026076A JP2000026076A (ja) 2000-01-25
JP4045021B2 true JP4045021B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=16639493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21345498A Expired - Fee Related JP4045021B2 (ja) 1998-07-14 1998-07-14 牽引巻上機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4045021B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104340913A (zh) * 2014-10-08 2015-02-11 杭州浙起机械有限公司 一种电动葫芦装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004005625B3 (de) * 2004-02-04 2005-10-20 Demag Cranes & Components Gmbh Verfahren zur Parametereinstellung von elektronischen Motorsteuerungen bei Hebezeugen
JP3133832U (ja) * 2007-05-11 2007-07-26 潘義▲徳▼ 天井クレーン用直流モータ
JP5697613B2 (ja) * 2012-01-25 2015-04-08 株式会社キトー 補助モータ付き手動巻上機
US11742724B2 (en) 2018-05-25 2023-08-29 Asahi Yukizai Corporation Electric actuator
CN108551118A (zh) * 2018-06-19 2018-09-18 浙江诺和机电股份有限公司 电动手扳两用紧线器
CN112951467B (zh) * 2021-01-29 2024-03-22 中国原子能科学研究院 滤芯转运装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59149894U (ja) * 1983-03-24 1984-10-06 株式会社上田鉄工所 ボ−トウインチ
JPH0288997U (ja) * 1988-12-28 1990-07-13
JPH0455032Y2 (ja) * 1989-06-19 1992-12-24
JPH06312896A (ja) * 1993-04-30 1994-11-08 Tamagawa Seiki Co Ltd 牽引機用モータ駆動装置
JPH07117991A (ja) * 1993-10-28 1995-05-09 Hitachi Ltd 可変速形電動巻上機
JPH10338476A (ja) * 1997-06-05 1998-12-22 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 軽量電動チェーンブロック

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104340913A (zh) * 2014-10-08 2015-02-11 杭州浙起机械有限公司 一种电动葫芦装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000026076A (ja) 2000-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10618784B2 (en) Remote winch clutch system
US8256745B2 (en) Portable hoist
US6554255B2 (en) Lifting gear
JP4045021B2 (ja) 牽引巻上機
WO2009152666A1 (zh) 动力绞车变速控制装置
US20020092454A1 (en) Winch
US10577229B2 (en) Power winch for motor vehicles
JPH0524790A (ja) レバー式捲上機
JP5892869B2 (ja) 張線装置
JP2013151347A (ja) 補助モータ付き手動巻上機
JPH04159999A (ja) レバー式捲上機
JP2011256042A (ja) 手動式補助チェーンブロック
JP3992454B2 (ja) 補助モータ付きチェーンブロック
JP4045020B2 (ja) 電動巻上機
JP2013189269A (ja) 補助モータ付き手動巻上機
US11571808B2 (en) Rotary axis module and robot
JP2010030760A (ja) 電動巻上下装置
KR102115587B1 (ko) 투드럼 호이스트
JP2714217B2 (ja) エレベータの駆動装置
EP0646540B1 (en) Free rotation control apparatus of hoist and traction machine
JPS633836B2 (ja)
KR200191022Y1 (ko) 포터블 윈치
JPH08225297A (ja) 作業機の操作装置
CN215798128U (zh) 一种绞泊车及绞缆装置
JP2536706Y2 (ja) レバー式捲上牽引装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees