JPH10338476A - 軽量電動チェーンブロック - Google Patents
軽量電動チェーンブロックInfo
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- JPH10338476A JPH10338476A JP16516797A JP16516797A JPH10338476A JP H10338476 A JPH10338476 A JP H10338476A JP 16516797 A JP16516797 A JP 16516797A JP 16516797 A JP16516797 A JP 16516797A JP H10338476 A JPH10338476 A JP H10338476A
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- chain
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量を軽減するとともに、手巻きチェーンが
邪魔にならず、操作が容易な軽量電動チェーンブロック
を提供することである。 【解決手段】 チェーンブロック本体1は、上部係止フ
ック12と、ロードチェーン11と、下部吊り下げフッ
ク13とを備えている。モータ及び伝動歯車機構を有す
る駆動装置2は、モータ部21と、伝動歯車機構部22
と、電源ケーブル20とを備えており、チェーンブロッ
ク本体1に対して着脱自在となっている。バッテリー電
源部3は、操作スイッチ32を有するバッテリー収納部
31と、バッテリー33と、電源ケーブル30とを備え
ており、コネクタ24と34はエマージェンシースイッ
チを形成している。
邪魔にならず、操作が容易な軽量電動チェーンブロック
を提供することである。 【解決手段】 チェーンブロック本体1は、上部係止フ
ック12と、ロードチェーン11と、下部吊り下げフッ
ク13とを備えている。モータ及び伝動歯車機構を有す
る駆動装置2は、モータ部21と、伝動歯車機構部22
と、電源ケーブル20とを備えており、チェーンブロッ
ク本体1に対して着脱自在となっている。バッテリー電
源部3は、操作スイッチ32を有するバッテリー収納部
31と、バッテリー33と、電源ケーブル30とを備え
ており、コネクタ24と34はエマージェンシースイッ
チを形成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量で小型な手巻
きのチェーンブロックに代えて用いることのできる軽量
電動チェーンブロックに関する。
きのチェーンブロックに代えて用いることのできる軽量
電動チェーンブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラント等の建設現場において、
クレーン装置が無い場合に、手で扱えない重量物の昇降
作業及び引き寄せ移動の作業の際、小型な手巻きのチェ
ーンブロックが多く用いられている。上記手巻きのチェ
ーンブロックは、図8に示すように、チェーンブロック
本体aと、チェーンブロック本体aの上端に設けられた
上部係止フックbと、チェーンブロック本体aのチェー
ンホイールfに掛けられたロードチェーンcと、ロード
チェーンcの下端に設けられた下部吊り下げフックd
と、チェーンブロック本体aのチェーンホイールgに掛
けられた手巻きチェーンeとを備えており、手巻きチェ
ーンeを引いてチェーンホイールgを回し、ロードチェ
ーンcを巻き上げまたは巻き下げて下部吊り下げフック
dを昇降させ、下部吊り下げフックdに吊り下げた重量
物jを昇降させる。
クレーン装置が無い場合に、手で扱えない重量物の昇降
作業及び引き寄せ移動の作業の際、小型な手巻きのチェ
ーンブロックが多く用いられている。上記手巻きのチェ
ーンブロックは、図8に示すように、チェーンブロック
本体aと、チェーンブロック本体aの上端に設けられた
上部係止フックbと、チェーンブロック本体aのチェー
ンホイールfに掛けられたロードチェーンcと、ロード
チェーンcの下端に設けられた下部吊り下げフックd
と、チェーンブロック本体aのチェーンホイールgに掛
けられた手巻きチェーンeとを備えており、手巻きチェ
ーンeを引いてチェーンホイールgを回し、ロードチェ
ーンcを巻き上げまたは巻き下げて下部吊り下げフック
dを昇降させ、下部吊り下げフックdに吊り下げた重量
物jを昇降させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手巻きのチェーンブロックは、手巻きチェーンeが
必需品であるために、重量を軽減させることが困難であ
り、作業開始時のセッティングが困難で、操作しにくい
という問題があった。また、タービン軸等の高精度仕上
げされた重量物jを吊り下げる場合に、手巻きチェーン
eが垂直に垂れ下がるため、吊り下げられたタービン軸
等の重量物jの表面に手巻きチェーンeが接触して傷つ
ける恐れがあるという問題があった。この問題を解決す
るために、手巻きチェーンeを吊り下げられたタービン
軸等の重量物jの脇にずらせて作業を行なうことが行な
われているが、この場合、手巻きチェーンeを手で抑え
て作業を行なうことになり、そのための人手が必要とな
るという問題があった。なお、人手の操作を省くため
に、通常の100Vまたは200Vの作業用電源を用い
た電動チェーンブロックが用いられているが、従来の電
動チェーンブロックは、決まった場所で使うホイスト等
の設置用であるために、大型で且つ大重量(例えば、荷
重1トン用のもので略30kg)となり、床面上の移動、
高所の足場上での移動、高所への吊り下げ等が負担の大
きい大変な作業となるという問題があった。また、電源
ケーブルが必要であるから、電源ケーブルの届く範囲で
しか移動させることができず、機動性が低く、設置場所
が限定されて設置しにくいという問題があった。
来の手巻きのチェーンブロックは、手巻きチェーンeが
必需品であるために、重量を軽減させることが困難であ
り、作業開始時のセッティングが困難で、操作しにくい
という問題があった。また、タービン軸等の高精度仕上
げされた重量物jを吊り下げる場合に、手巻きチェーン
eが垂直に垂れ下がるため、吊り下げられたタービン軸
等の重量物jの表面に手巻きチェーンeが接触して傷つ
ける恐れがあるという問題があった。この問題を解決す
るために、手巻きチェーンeを吊り下げられたタービン
軸等の重量物jの脇にずらせて作業を行なうことが行な
われているが、この場合、手巻きチェーンeを手で抑え
て作業を行なうことになり、そのための人手が必要とな
るという問題があった。なお、人手の操作を省くため
に、通常の100Vまたは200Vの作業用電源を用い
た電動チェーンブロックが用いられているが、従来の電
動チェーンブロックは、決まった場所で使うホイスト等
の設置用であるために、大型で且つ大重量(例えば、荷
重1トン用のもので略30kg)となり、床面上の移動、
高所の足場上での移動、高所への吊り下げ等が負担の大
きい大変な作業となるという問題があった。また、電源
ケーブルが必要であるから、電源ケーブルの届く範囲で
しか移動させることができず、機動性が低く、設置場所
が限定されて設置しにくいという問題があった。
【0004】本発明の目的は、重量を軽減するととも
に、手巻きチェーンが邪魔にならず、操作が容易な軽量
電動チェーンブロックを提供することにある。
に、手巻きチェーンが邪魔にならず、操作が容易な軽量
電動チェーンブロックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の軽量電動チェーンブロックは、重量物を吊り
上げ作業するチェーンブロックにおいて、チェーンブロ
ック本体に駆動用モータを連結するとともに、駆動用モ
ータの電源としてのバッテリーと、操作スイッチとを備
えたバッテリー電源部を、駆動用モータと別体に設けて
電源ケーブルで連結したことにより、コンセントからの
商用電源コードを不要として、軽量電動チェーンブロッ
クの設置場所即ち使用場所が限定されることがない。ま
た、手巻きチェーンを不要としているために、重量を軽
減させることができて、セッティングを容易にするとと
もに、チェーンが邪魔にならず、操作しやすいものであ
る。また、軽量電動チェーンブロック本体の直下にチェ
ーン等が存在しないから、タービン軸等の精密加工され
た外表面を有する重量物の吊り上げ作業を容易にするこ
とができる。また、直流低圧電源(24V以下)のバッ
テリー電源であるから、通常の100Vまたは200V
の作業用電源では感電の恐れのある導電性容器内や、水
漏れのある屋外などにおける作業において、感電災害の
恐れがなく、安全且つ容易に高い能率で作業することが
できる。また、制御スイッチを有するバッテリー電源部
を軽量電動チェーンブロックから離して設けたことによ
り、軽量電動チェーンブロックの遠隔操作を可能とし、
放射能汚染地域等における作業を可能とすることができ
るとともに、作業者の手元でバッテリー交換ができる。
また、バッテリー電源部を駆動用モータとを連結する電
源ケーブルにエマージェンシースイッチを設けたことに
より、駆動用モータに異常が生じた場合などに手元で緊
急停止を行なえるから、安全性を向上させることができ
る。また、チェーンブロック本体に対して駆動用モータ
を着脱自在としたことにより、メンテナンス及びセッテ
ィング時にチェーンブロックと駆動装置を別個に扱うこ
とができ、軽量化が促進されて操作が楽になる。さら
に、ウィンチハンドルまたは手巻きチェーンを着装可能
としたことにより、充電が不十分な時等に手動で操作す
ることができる。
に本発明の軽量電動チェーンブロックは、重量物を吊り
上げ作業するチェーンブロックにおいて、チェーンブロ
ック本体に駆動用モータを連結するとともに、駆動用モ
ータの電源としてのバッテリーと、操作スイッチとを備
えたバッテリー電源部を、駆動用モータと別体に設けて
電源ケーブルで連結したことにより、コンセントからの
商用電源コードを不要として、軽量電動チェーンブロッ
クの設置場所即ち使用場所が限定されることがない。ま
た、手巻きチェーンを不要としているために、重量を軽
減させることができて、セッティングを容易にするとと
もに、チェーンが邪魔にならず、操作しやすいものであ
る。また、軽量電動チェーンブロック本体の直下にチェ
ーン等が存在しないから、タービン軸等の精密加工され
た外表面を有する重量物の吊り上げ作業を容易にするこ
とができる。また、直流低圧電源(24V以下)のバッ
テリー電源であるから、通常の100Vまたは200V
の作業用電源では感電の恐れのある導電性容器内や、水
漏れのある屋外などにおける作業において、感電災害の
恐れがなく、安全且つ容易に高い能率で作業することが
できる。また、制御スイッチを有するバッテリー電源部
を軽量電動チェーンブロックから離して設けたことによ
り、軽量電動チェーンブロックの遠隔操作を可能とし、
放射能汚染地域等における作業を可能とすることができ
るとともに、作業者の手元でバッテリー交換ができる。
また、バッテリー電源部を駆動用モータとを連結する電
源ケーブルにエマージェンシースイッチを設けたことに
より、駆動用モータに異常が生じた場合などに手元で緊
急停止を行なえるから、安全性を向上させることができ
る。また、チェーンブロック本体に対して駆動用モータ
を着脱自在としたことにより、メンテナンス及びセッテ
ィング時にチェーンブロックと駆動装置を別個に扱うこ
とができ、軽量化が促進されて操作が楽になる。さら
に、ウィンチハンドルまたは手巻きチェーンを着装可能
としたことにより、充電が不十分な時等に手動で操作す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の実施例を
説明すると、本発明の軽量電動チェーンブロックは、チ
ェーンブロック本体1と、モータ及び伝動歯車機構を有
する駆動装置2と、駆動装置2に電源ケーブルで接続さ
れたバッテリー電源部3とを備えている。チェーンブロ
ック本体1は、チェーンブロック本体1のホイールカバ
ー10の上端に設けられた上部係止フック12と、チェ
ーンブロック本体1のロード側チェーンホイール14に
掛けられたロードチェーン11と、ロードチェーン11
の下端に設けられた下部吊り下げフック13と、チェー
ンブロック本体1の駆動側チェーンホイール15とを備
えている。
説明すると、本発明の軽量電動チェーンブロックは、チ
ェーンブロック本体1と、モータ及び伝動歯車機構を有
する駆動装置2と、駆動装置2に電源ケーブルで接続さ
れたバッテリー電源部3とを備えている。チェーンブロ
ック本体1は、チェーンブロック本体1のホイールカバ
ー10の上端に設けられた上部係止フック12と、チェ
ーンブロック本体1のロード側チェーンホイール14に
掛けられたロードチェーン11と、ロードチェーン11
の下端に設けられた下部吊り下げフック13と、チェー
ンブロック本体1の駆動側チェーンホイール15とを備
えている。
【0007】駆動装置2は、モータを収納したモータ部
21と、モータ部21に連結して設けられたベベルギヤ
等を収納した伝動歯車機構部22と、伝動歯車機構部2
2の先端に設けられ、チェーンブロック本体1の取付リ
ング16(図3参照)に結合されるリングナット23
と、モータ部21から導出され、コネクタ24を有する
電源ケーブル20とを備えており、必要に応じて駆動部
カバー25が駆動装置2全体を覆って設けられ、駆動装
置2はチェーンブロック本体1に対して着脱自在となっ
ている。なお、図2に示すように、伝動歯車機構部22
に連結されて駆動力を伝達し、リングナット23内に突
出する連結駆動軸26が設けられている。
21と、モータ部21に連結して設けられたベベルギヤ
等を収納した伝動歯車機構部22と、伝動歯車機構部2
2の先端に設けられ、チェーンブロック本体1の取付リ
ング16(図3参照)に結合されるリングナット23
と、モータ部21から導出され、コネクタ24を有する
電源ケーブル20とを備えており、必要に応じて駆動部
カバー25が駆動装置2全体を覆って設けられ、駆動装
置2はチェーンブロック本体1に対して着脱自在となっ
ている。なお、図2に示すように、伝動歯車機構部22
に連結されて駆動力を伝達し、リングナット23内に突
出する連結駆動軸26が設けられている。
【0008】バッテリー電源部3は、オン・オフ操作及
び回転速度調整を行なう操作スイッチ32を有するバッ
テリー収納部31と、バッテリー収納部31内に収納さ
れ、その下端から一部が突出するバッテリー33と、バ
ッテリー収納部31から導出され、上記コネクタ24に
結合されるコネクタ34を有する電源ケーブル30とを
備えており、エマージェンシースイッチを構成するコネ
クタ24と34は脱落防止ロープ35で連結されてい
る。
び回転速度調整を行なう操作スイッチ32を有するバッ
テリー収納部31と、バッテリー収納部31内に収納さ
れ、その下端から一部が突出するバッテリー33と、バ
ッテリー収納部31から導出され、上記コネクタ24に
結合されるコネクタ34を有する電源ケーブル30とを
備えており、エマージェンシースイッチを構成するコネ
クタ24と34は脱落防止ロープ35で連結されてい
る。
【0009】動作について説明すると、バッテリー電源
部3の操作スイッチ32を操作して駆動装置2のモータ
を作動させると、伝動歯車機構部22を介してチェーン
ブロック本体1のロード側チェーンホイール14を駆動
し、ロードチェーン11を巻き上げ或いは巻き下げて、
下部吊り下げフック13に支持された重量物を昇降させ
る。また、駆動装置2のモータに異常を生じる等した場
合は、エマージェンシースイッチを構成するコネクタ2
4と34を引き抜いて緊急停止させることができ、その
際にコネクタ24と34が脱落防止ロープ35で連結さ
れているから、上記コネクタ24と34が散乱する恐れ
がない。図2に示すものは、駆動装置2を外して手巻き
チェーン17を取り付けたもので、取付リング16にキ
ャップ101が螺合されている。この構成により、通常
のチェーンブロックとしても用いることができる。
部3の操作スイッチ32を操作して駆動装置2のモータ
を作動させると、伝動歯車機構部22を介してチェーン
ブロック本体1のロード側チェーンホイール14を駆動
し、ロードチェーン11を巻き上げ或いは巻き下げて、
下部吊り下げフック13に支持された重量物を昇降させ
る。また、駆動装置2のモータに異常を生じる等した場
合は、エマージェンシースイッチを構成するコネクタ2
4と34を引き抜いて緊急停止させることができ、その
際にコネクタ24と34が脱落防止ロープ35で連結さ
れているから、上記コネクタ24と34が散乱する恐れ
がない。図2に示すものは、駆動装置2を外して手巻き
チェーン17を取り付けたもので、取付リング16にキ
ャップ101が螺合されている。この構成により、通常
のチェーンブロックとしても用いることができる。
【0010】この構成によると、電源をバッテリーとし
たことにより、コンセントからの商用電源コード(例え
ば、家庭電源100V或いは200V等)を不要とし
て、軽量電動チェーンブロックの設置場所即ち使用場所
が限定されることがない。また、直流低圧電源(24V
以下)のバッテリー電源であるから、感電の恐れのある
導電性容器内や、水漏れのある屋外などにおける作業に
おいて、感電の恐れがなく、安全且つ容易に高い能率で
作業することができる。
たことにより、コンセントからの商用電源コード(例え
ば、家庭電源100V或いは200V等)を不要とし
て、軽量電動チェーンブロックの設置場所即ち使用場所
が限定されることがない。また、直流低圧電源(24V
以下)のバッテリー電源であるから、感電の恐れのある
導電性容器内や、水漏れのある屋外などにおける作業に
おいて、感電の恐れがなく、安全且つ容易に高い能率で
作業することができる。
【0011】また、制御スイッチを有するバッテリー電
源部を軽量電動チェーンブロックから離して設けたこと
により、軽量電動チェーンブロックの遠隔操作を可能と
し、放射能汚染地域等における作業を可能とすることが
できるとともに、作業者の手元でバッテリー交換ができ
る。また、駆動装置をチェーンブロック本体に対して着
脱自在としたことにより、メンテナンス及びセッティン
グ時にチェーンブロックと駆動装置を別個に扱うことが
でき、軽量化が促進されて操作が楽になる。
源部を軽量電動チェーンブロックから離して設けたこと
により、軽量電動チェーンブロックの遠隔操作を可能と
し、放射能汚染地域等における作業を可能とすることが
できるとともに、作業者の手元でバッテリー交換ができ
る。また、駆動装置をチェーンブロック本体に対して着
脱自在としたことにより、メンテナンス及びセッティン
グ時にチェーンブロックと駆動装置を別個に扱うことが
でき、軽量化が促進されて操作が楽になる。
【0012】また、手巻きチェーンを不要としているた
めに、モータ部21、伝動歯車機構22が付加されて
も、これらは小型軽量のため、結局総重量を軽減させる
ことができて、セッティングを容易にするとともに、チ
ェーンが邪魔にならず、操作しやすいものである。ま
た、軽量電動チェーンブロック本体の直下にチェーン等
が存在しないから、タービン軸等の精密加工された外表
面を有する重量物の吊り上げ作業を容易にすることがで
きる。また、2台のチェーンブロックを組み合わせて吊
り下げ物を水平移動させる際に、2台のチェーンブロッ
クを同時に1人で遠隔操作することができるから、微妙
な調整が可能となる。さらに、配管合わせ作業におい
て、複数のチェーンブロックを少人数で操作できるとと
もに、高精度の操作を行なうことができる。
めに、モータ部21、伝動歯車機構22が付加されて
も、これらは小型軽量のため、結局総重量を軽減させる
ことができて、セッティングを容易にするとともに、チ
ェーンが邪魔にならず、操作しやすいものである。ま
た、軽量電動チェーンブロック本体の直下にチェーン等
が存在しないから、タービン軸等の精密加工された外表
面を有する重量物の吊り上げ作業を容易にすることがで
きる。また、2台のチェーンブロックを組み合わせて吊
り下げ物を水平移動させる際に、2台のチェーンブロッ
クを同時に1人で遠隔操作することができるから、微妙
な調整が可能となる。さらに、配管合わせ作業におい
て、複数のチェーンブロックを少人数で操作できるとと
もに、高精度の操作を行なうことができる。
【0013】図3乃至図5を参照して、チェーンブロッ
ク本体1と駆動装置2の連結構造について説明すると、
チェーンブロック本体1のホイールカバー10内に収容
されたロード側チェーンホイール14及び駆動側チェー
ンホイール15に連結された共通の駆動軸18の伝動用
先端部181をホイールカバー10の外に突出させ、該
伝動用先端部181の自由端側に多角形断面(例えば、
6角形)の結合穴19が穿設されており、その周囲に所
定の距離をおいて、外周にネジ溝を有する取付リング1
6が立設されている。
ク本体1と駆動装置2の連結構造について説明すると、
チェーンブロック本体1のホイールカバー10内に収容
されたロード側チェーンホイール14及び駆動側チェー
ンホイール15に連結された共通の駆動軸18の伝動用
先端部181をホイールカバー10の外に突出させ、該
伝動用先端部181の自由端側に多角形断面(例えば、
6角形)の結合穴19が穿設されており、その周囲に所
定の距離をおいて、外周にネジ溝を有する取付リング1
6が立設されている。
【0014】駆動装置2の伝動歯車機構部22の出力軸
27の先端に多角形断面(例えば、6角形)の伝動結合
穴28が穿設されており、図4に示すように、チェーン
ブロック本体1の取付リング16にリングナット23が
結合され、上記結合穴19と伝動結合穴28に両端が挿
入される連結駆動軸26により、出力軸27から駆動軸
18に動力が伝達される。図5は、駆動装置2を取り外
した後の状態を示しており、キャップ101が取付リン
グ16に螺合されている。
27の先端に多角形断面(例えば、6角形)の伝動結合
穴28が穿設されており、図4に示すように、チェーン
ブロック本体1の取付リング16にリングナット23が
結合され、上記結合穴19と伝動結合穴28に両端が挿
入される連結駆動軸26により、出力軸27から駆動軸
18に動力が伝達される。図5は、駆動装置2を取り外
した後の状態を示しており、キャップ101が取付リン
グ16に螺合されている。
【0015】図6において、駆動装置2並びに手巻きチ
ェーン17を外し、ウィンチハンドル4を取り付けた状
態を示す。ウィンチハンドル4は、図7に示すように、
回転中心である駆動部40と、駆動部40から延びるア
ーム41と、アーム41先端に形成されたハンドル部4
2と、駆動部40から突出する駆動係合軸401とを備
えている。駆動装置2並びに手巻きチェーン17を外し
てウィンチハンドル4を取り付けることにより、昇降動
作の微妙な調整を可能とすることができる。
ェーン17を外し、ウィンチハンドル4を取り付けた状
態を示す。ウィンチハンドル4は、図7に示すように、
回転中心である駆動部40と、駆動部40から延びるア
ーム41と、アーム41先端に形成されたハンドル部4
2と、駆動部40から突出する駆動係合軸401とを備
えている。駆動装置2並びに手巻きチェーン17を外し
てウィンチハンドル4を取り付けることにより、昇降動
作の微妙な調整を可能とすることができる。
【0016】上記実施例においては、駆動側チェーンホ
イール15を備えたものについてのみ述べているが、チ
ェーンブロック本体1の駆動側チェーンホイール15を
省略することができ、これにより、チェーンブロック本
体1の重量を更に軽減することができる。また、上記実
施例においては、駆動装置2を外してからウィンチハン
ドル4を取り付けているが、駆動装置2の伝動歯車機構
22の出力軸27を、チェーンブロック本体1と反対側
に延長して外からの連結部を形成することにより、駆動
装置2を外すことなく、ウィンチハンドル4を取り付け
ることができるようにしても良く、この構成により、ウ
ィンチハンドルを取り付ける際の手間が省ける。
イール15を備えたものについてのみ述べているが、チ
ェーンブロック本体1の駆動側チェーンホイール15を
省略することができ、これにより、チェーンブロック本
体1の重量を更に軽減することができる。また、上記実
施例においては、駆動装置2を外してからウィンチハン
ドル4を取り付けているが、駆動装置2の伝動歯車機構
22の出力軸27を、チェーンブロック本体1と反対側
に延長して外からの連結部を形成することにより、駆動
装置2を外すことなく、ウィンチハンドル4を取り付け
ることができるようにしても良く、この構成により、ウ
ィンチハンドルを取り付ける際の手間が省ける。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら以下に述べる効果を奏する。チェーンブロック本体に
駆動用モータを連結するとともに、駆動用モータの電源
としてのバッテリーと、操作スイッチとを備えたバッテ
リー電源部を、駆動用モータと別体に設けて電源ケーブ
ルで連結したことにより、コンセントからの商用電源コ
ードを不要として、軽量電動チェーンブロックの設置場
所即ち使用場所が限定されることがない。また、手巻き
チェーンを不要としているために、重量を軽減させるこ
とができて、セッティングを容易にするとともに、チェ
ーンが邪魔にならず、操作しやすいものである。また、
軽量電動チェーンブロック本体の直下にチェーン等が存
在しないから、タービン軸等の精密加工された外表面を
有する重量物の吊り上げ作業を容易にすることができ
る。また、直流低圧電源(24V以下)のバッテリー電
源であるから、通常の100Vまたは200Vの作業用
電源では感電の恐れのある導電性容器内や、水漏れのあ
る屋外などにおける作業において、感電災害の恐れがな
く、安全且つ容易に高い能率で作業することができる。
また、制御スイッチを有するバッテリー電源部を軽量電
動チェーンブロックから離して設けたことにより、軽量
電動チェーンブロックの遠隔操作を可能とし、放射能汚
染地域等における作業を可能とすることができるととも
に、作業者の手元でバッテリー交換ができる。また、バ
ッテリー電源部を駆動用モータとを連結する電源ケーブ
ルにエマージェンシースイッチを設けたことにより、駆
動用モータに異常が生じた場合などに手元で緊急停止を
行なえるから、安全性を向上させることができる。ま
た、チェーンブロック本体に対して駆動用モータを着脱
自在としたことにより、メンテナンス及びセッティング
時にチェーンブロックと駆動装置を別個に扱うことがで
き、軽量化が促進されて操作が楽になる。さらに、ウィ
ンチハンドルまたは手巻きチェーンを着装可能としたこ
とにより、充電が不十分な時等に手動で操作することが
できる。
ら以下に述べる効果を奏する。チェーンブロック本体に
駆動用モータを連結するとともに、駆動用モータの電源
としてのバッテリーと、操作スイッチとを備えたバッテ
リー電源部を、駆動用モータと別体に設けて電源ケーブ
ルで連結したことにより、コンセントからの商用電源コ
ードを不要として、軽量電動チェーンブロックの設置場
所即ち使用場所が限定されることがない。また、手巻き
チェーンを不要としているために、重量を軽減させるこ
とができて、セッティングを容易にするとともに、チェ
ーンが邪魔にならず、操作しやすいものである。また、
軽量電動チェーンブロック本体の直下にチェーン等が存
在しないから、タービン軸等の精密加工された外表面を
有する重量物の吊り上げ作業を容易にすることができ
る。また、直流低圧電源(24V以下)のバッテリー電
源であるから、通常の100Vまたは200Vの作業用
電源では感電の恐れのある導電性容器内や、水漏れのあ
る屋外などにおける作業において、感電災害の恐れがな
く、安全且つ容易に高い能率で作業することができる。
また、制御スイッチを有するバッテリー電源部を軽量電
動チェーンブロックから離して設けたことにより、軽量
電動チェーンブロックの遠隔操作を可能とし、放射能汚
染地域等における作業を可能とすることができるととも
に、作業者の手元でバッテリー交換ができる。また、バ
ッテリー電源部を駆動用モータとを連結する電源ケーブ
ルにエマージェンシースイッチを設けたことにより、駆
動用モータに異常が生じた場合などに手元で緊急停止を
行なえるから、安全性を向上させることができる。ま
た、チェーンブロック本体に対して駆動用モータを着脱
自在としたことにより、メンテナンス及びセッティング
時にチェーンブロックと駆動装置を別個に扱うことがで
き、軽量化が促進されて操作が楽になる。さらに、ウィ
ンチハンドルまたは手巻きチェーンを着装可能としたこ
とにより、充電が不十分な時等に手動で操作することが
できる。
【図1】 本発明の実施例を示す全体側面図である。
【図2】 駆動装置を取り外して手巻きチェーンを取り
付けた状態を示す全体側面図である。
付けた状態を示す全体側面図である。
【図3】 チェーンブロック本体と駆動装置との連結構
造を示す要部拡大断面図である。
造を示す要部拡大断面図である。
【図4】 チェーンブロック本体と駆動装置とを連結し
た状態を示す要部拡大断面図である。
た状態を示す要部拡大断面図である。
【図5】 駆動装置を取り外した状態を示す要部拡大断
面図である。
面図である。
【図6】 駆動装置及び手巻きチェーンを取り外してウ
ィンチハンドルを取り付けた状態を示す全体側面図であ
る。
ィンチハンドルを取り付けた状態を示す全体側面図であ
る。
【図7】 ウィンチハンドルの側面図である。
【図8】 従来の手巻きチェーンブロックを示す全体側
面図である。
面図である。
1 チェーンブロック本体、2 駆動装置、3 バッテ
リー電源部 10 ホイールカバー、11 ロードチェーン、12
上部係止フック 13 下部吊り下げフック、14 ロード側チェーンホ
イール 15 駆動側チェーンホイール、16 取付リング、1
7 手巻きチェーン 20 電源ケーブル、21 モータ部、22 伝動歯車
機構部 23 リングナット、24 コネクタ、25 駆動部カ
バー 26 連結駆動軸、30 電源ケーブル、31 バッテ
リー収納部 32 制御スイッチ、33 バッテリー、34 コネク
タ 35 脱落防止ロープ
リー電源部 10 ホイールカバー、11 ロードチェーン、12
上部係止フック 13 下部吊り下げフック、14 ロード側チェーンホ
イール 15 駆動側チェーンホイール、16 取付リング、1
7 手巻きチェーン 20 電源ケーブル、21 モータ部、22 伝動歯車
機構部 23 リングナット、24 コネクタ、25 駆動部カ
バー 26 連結駆動軸、30 電源ケーブル、31 バッテ
リー収納部 32 制御スイッチ、33 バッテリー、34 コネク
タ 35 脱落防止ロープ
Claims (4)
- 【請求項1】 重量物を吊り上げ作業するチェーンブロ
ックにおいて、チェーンブロック本体に駆動用モータを
連結するとともに、駆動用モータの電源としてのバッテ
リーと、操作スイッチとを備えたバッテリー電源部を、
駆動用モータと別体に設けて電源ケーブルで連結したこ
とを特徴とする軽量電動チェーンブロック。 - 【請求項2】 バッテリー電源部を駆動用モータとを連
結する電源ケーブルにエマージェンシースイッチを設け
たことを特徴とする請求項1記載の軽量電動チェーンブ
ロック。 - 【請求項3】 チェーンブロック本体に対して駆動用モ
ータを着脱自在としたことを特徴とする請求項1または
2記載の軽量電動チェーンブロック。 - 【請求項4】 ウィンチハンドルまたは手巻きチェーン
を着装可能としたことを特徴とする請求項1,2または
3記載の軽量電動チェーンブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16516797A JPH10338476A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 軽量電動チェーンブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16516797A JPH10338476A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 軽量電動チェーンブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10338476A true JPH10338476A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15807140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16516797A Pending JPH10338476A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 軽量電動チェーンブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10338476A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000026076A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-25 | Eagle Kuranpu Kk | 牽引巻上機 |
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CN107720581A (zh) * | 2017-03-05 | 2018-02-23 | 郑州东辰科技有限公司 | 手轮及使用该手轮的手扳葫芦和葫芦装置 |
CN113498369A (zh) * | 2020-02-03 | 2021-10-12 | 元田技研株式会社 | 载荷处理装置的操作部单元 |
CN117800245A (zh) * | 2024-02-29 | 2024-04-02 | 安徽送变电工程有限公司 | 手自一体吊装葫芦 |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP16516797A patent/JPH10338476A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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