JPH0455032Y2 - - Google Patents

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JPH0455032Y2
JPH0455032Y2 JP1989071328U JP7132889U JPH0455032Y2 JP H0455032 Y2 JPH0455032 Y2 JP H0455032Y2 JP 1989071328 U JP1989071328 U JP 1989071328U JP 7132889 U JP7132889 U JP 7132889U JP H0455032 Y2 JPH0455032 Y2 JP H0455032Y2
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JP
Japan
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gear
motor
shaft
rotating shaft
casing
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JPH0312890U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、直流モータを利用した簡易なチエー
ンブロツクであつて、かつ手動操作が可能なチエ
ーンブロツクに関するものである。
「従来の技術」 従来この種チエーンブロツクの改良に関する技
術文献としては、次のような考案が挙げられる。
実公昭52−54121号のバツテリーによる駆動を
可能としたチエーンブロツク等の巻揚機がある。
実公昭52−28276号の電動、手動併用の巻上機
に於ける制動装置があり、ソレノイドを介してブ
レーキライニングとチエーンホイールとを接離
し、電動、手動とを自由に切り替えできる構成で
ある。
実公昭53−35872号のトルク調整装置を有する
電動式小型捲上兼牽引装置があり、摩擦継手の接
触圧力を調整して伝達トルクの容易な調整を図る
構成である。
実公昭56−49996号の電動、手動併用の巻上機
における制動装置があり、手動操作は、チエーン
の引張と、クラツチつめの回動とを介してなし、
また電動は、モータを介してなす構成である。
実公昭56−33997号のチエーンブロツクがあり、
上フツクと手鎖とを連動し、手鎖の操作を介して
チエーンブロツク及び吊上げるべき重量物を同時
に吊上げ可能とする構成である。
「考案が解決しようとする問題点」 前述の技術文献は、簡易かつ取り扱いの容易な
チエーンブロツクとして、その一部は実用に供さ
れているようである。
しかし、手動と、電動とに区別して使用されて
いるものが多く、両機能を備えたチエーンブロツ
クとしては好ましいものがなかつた。
但し前述の技術文献の中で、一部切替え機構を
介して両機能を備えた考案も散見される。しかし
ながら、手動又は電動への切替えに付帯設備を要
しており、構造が複雑となること、コスト的にも
高くなる問題点があること。また前記考案の装置
を使用するに際して、何処でも簡易に、かつ容易
に使用することが困難視される処である。
「問題点を解決するための手段」 上記に鑑み、本考案は、装置が簡略化された、
何人も簡易に取り扱い得る等保守管理の容易な、
チエーンブロツクを提供するものであり、ケーシ
ング内に装備される正逆転可能な直流モータと、
この直流モータの出力軸に連設され、かつ他端に
小径の駆動歯車を有する駆動軸と、この駆動軸に
設けた小径の駆動歯車と囓合する減速歯車群と、
この減速歯車群を介して回転される幅広の従動歯
車と、この幅広の従動歯車が固止される前記駆動
軸に被嵌されるロードシーブを有する中空軸とで
構成される直流モータを利用するチエーンブロツ
クである。
また本考案は、簡易な操作を介して手動と電動
との切替えができるようにする為に、チエーンブ
ロツクのロードシーブを有する中空軸に固着され
た幅広の従動歯車の歯面をスライド移行可能にし
た減速歯車群を設けるとともに、この減速歯車群
と前記小径の駆動歯車との囓合を解除する為に、
前記減速歯車群及びこの減速歯車群が軸承される
回転軸、及びこの手鎖車と前記回転軸とを、当該
回転軸の軸心方向に移動させる前記ケーシングに
設けたクラツチ機構とで構成されている。
「作用」 次に本考案の作用を説明する。
先ず電動操作を介して重量物(荷物を含む)の
場合は、直流モータを駆動し、その出力軸に連設
したカツプリングを介してその回転を駆動軸に伝
達し、この駆動軸に固着した小径の駆動歯車を回
転する。
この回転は、減速歯車機構を構成する第1歯車
に伝達され、この第1歯車が固着されている摺動
自在な回転軸並びにこの回転軸に固着されている
第2歯車が共に減速回転される。
この第2歯車の減速回転は、前記駆動軸に挿嵌
されている中空軸に固着された大径で、かつ幅広
の従動歯車に伝達されるとともに、ここで更に減
速されて、前記中空軸に伝達される。
この中空軸の回転に付随して、この中空軸に設
けられたロードシーブが回転し、荷鎖を順次巻上
げ、重量物を順次吊上げていくものである。
そして、所定の処まで吊上げた後に、前記直流
モータの駆動を停止するものである。また、重量
物を降下する場合は、前記直流モータを逆回転さ
せることによつて、簡易になし得るものである。
次に手動操作を介して重量物を持ち上げる場合
は、先ずクラツチ機構を介して摺動自在の回転軸
を図面上で向かつて右側に移動すると、この回転
軸の右方への移動に伴い、減速歯車群を構成する
第1歯車並びに第2歯車が移動する。
この第1歯車の移動により、この第1歯車と駆
動歯車との囓合が解除される。一方第2歯車も同
様に移動するが、この第2歯車が囓合する従動歯
車は図示のように幅広に構成されていることか
ら、この移動に於いても今だ囓合状態が保持され
る。
しがたつて、回転軸と直流モータとの連携関係
は解除されるものの、回転軸とロードシーブとの
連携関係は、前記第2歯車と従動歯車との囓合、
並びに中空軸を介して維持されている。
前記回転軸には手動操作用の手鎖車が固止され
ていることから、この手鎖車を手鎖で駆動する
と、該回転軸が回動し、この回転は第2歯車から
従動歯車を介して中空軸に伝達される。
この中空軸の回転に付随して、この中空軸に設
けられたロードシーブが回転し、荷鎖を順次巻上
げ、重量物を順次吊上げていくものである。
そして、所定の処まで吊上げた後に、前記手鎖
の引張を解除し、ストツパー(図示せず)を作動
する。また、重量物を降下する場合は、前記手鎖
車の逆回転させることによつて、簡易になし得る
ものである。
この手動操作の場合は、停電時、直流モータの
故障時等に有益である。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら説
明する。
図中1はほぼ箱型を呈するケーシングであつ
て、このケーシング1の向かつて右側のチヤンバ
ー1aには直流モータ2が内装されている。この
直流モータ2の出力軸2aには、カツプリング3
を介して該出力軸2aと同一軸線上に位置する駆
動軸4が連設されている。この駆動軸4は、前記
ケーシング1の中央のチヤンバー1bを経由して
左側のチヤンバー1cに延設され、その自由端縁
4aがケーシング1の壁面に、例えば軸受5を介
して架承されている。またこの駆動軸4の自由側
(他端)には、小径の駆動歯車6が固止されてい
る。更にこの駆動軸4には中空軸7が回転自在に
被嵌されている。
前記中空軸7には荷鎖8を支持するロードシー
ブ9並びに幅広の従動歯車10がそれぞれ固着さ
れている。
図中11は前記駆動軸4に対し平行に配置され
た摺動自在な回転軸で、後述するクラツチ機構を
介して図面上の矢印の如く、左右に移動可能に構
成されている。12,13は軸受である。そし
て、この回転軸11に設けた小径の駆動歯車5に
は減速歯車群を構成する第1歯車14が囓合され
ている(直流モータ2との連携時である。)。同様
にこの回転軸11には前記幅広の従動歯車10と
囓合する第2歯車16が固止されている。
図中17は前記回転軸11の自由端側11aに
設けた手鎖車で、この手鎖車17には手鎖18が
捲装され、この手鎖18の引張操作により回転軸
11並びに第2歯車16と伝達され、その後従動
歯車10更には中空軸7を介してロードシーブ9
を回転し、ここに捲装されている荷鎖8を順次巻
上げ、巻戻す。
図中20はクラツチ機構で、このクラツチ機構
20は前記第1歯車14の下端部を抱持する二股
状の腕部20aと、この腕部20aに延設された
把杆20bとで構成され、腕部20a並びに第1
歯車14並びに回転軸11は、この把杆20bの
手動又は図示しない道具を介して矢印の方向に移
動される。
図中21はケーシング1に設けた把杆20b用
のガイド溝で、図示しないがこのガイド溝21に
はロツク部が形成されている。
尚図中22はチエーンブロツク本体の吊具であ
る。
「考案の効果」 本考案は、以上で詳述したように、ケーシング
内に装備される正逆転可能な直流モータと、この
直流モータの出力軸に連設される他端に小径の駆
動歯車を有する駆動軸と、この駆動軸に設けた小
径の駆動歯車と囓合する減速歯車群を介して回転
される幅広の従動歯車と、この従動歯車が固止さ
れる前記駆動軸に被嵌されるロードシーブを有す
る中空軸とで構成される直流モータを利用するチ
エーンブロツクであるので、チエーンブロツク装
置全体の簡略化、並びにコンパクト化が達成され
ること、並びに何人も簡易に取り扱い得る等保守
管理の容易な、チエーンブロツクである。
また本考案は、チエーンブロツクのロードシー
ブを有する中空軸に固着された幅広の従動歯車の
歯面をスライド移行可能にした減速歯車群を設け
るとともに、この減速歯車群と前記小径の駆動歯
車との囓合を解除する為に、前記減速歯車群及び
この減速歯車群が軸承される回転軸、並びにこの
回転軸に固止した手鎖車を移動する目的で、ケー
シングにクラツチ機構を設ける構成であるので、
簡易な操作を介して手動と電動との切替えができ
る効果と、停電時、直流モータの故障時等に於け
るチエーンブロツクの使用が可能となり大変に重
宝する。
更に手鎖車をケーシング外に装備することによ
つて、チエーンブロツク装置全体の小型化、手動
操作か電動操作かの判断が容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す一部省略の断面
図である。 1……ケーシング、2……直流モータ、3……
カツプリング、4……駆動軸、5……駆動歯車、
6,12,13……軸受、7……中空軸、8……
荷鎖、9……ロードシーブ、10……従動歯車、
11……回転軸、14……第1歯車、16……第
2歯車、17……手鎖車、18……手鎖、20…
…クラツチ機構、20a……腕部、20b……把
杆、21……ガイド溝、22……吊具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシング内に装備される正逆転可能な直流
    モータと、この直流モータの出力軸に連設され
    る他端に小径の駆動歯車を有する駆動軸と、こ
    の駆動軸に設けた小径の駆動歯車と囓合する減
    速歯車群を介して回転される幅広の従動歯車
    と、この従動歯車が回止される前記駆動軸に被
    嵌されるロードシーブを有する中空軸とで構成
    される直流モータを利用するチエーンブロツク
    であつて、前記減速歯車群の小径の駆動歯車と
    の囓合解除並びに幅広の従動歯車の歯面に沿つ
    てのスライド移行を可能にする為に、前記減速
    歯車群及びこの減速歯車群を軸承する回転軸、
    並びにこの回転軸に固止した手鎖捲装用の手鎖
    車、及びこの手鎖車と前記回転軸とを、当該回
    転軸の軸心方向に移動させる前記ケーシングに
    設けたクラツチ機構とで構成される手動操作を
    可能とした直流モータを利用するチエーンブロ
    ツク。 前記手鎖車がケーシング外に配備されている
    構成の実用新案登録請求の範囲第1項記載の手
    動操作を可能とした直流モータを利用するチエ
    ーンブロツク。
JP1989071328U 1989-06-19 1989-06-19 Expired JPH0455032Y2 (ja)

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JP1989071328U JPH0455032Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19

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JP1989071328U JPH0455032Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19

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JPH0312890U JPH0312890U (ja) 1991-02-08
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JP4045021B2 (ja) * 1998-07-14 2008-02-13 イーグルクランプ株式会社 牽引巻上機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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