JP4042135B2 - 樹脂製キャップ - Google Patents

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本発明は、主に、牛乳ビンのような広口ビンの施蓋に好適な樹脂製キャップに係り、打栓性、密封性、開栓性、再シール性に優れた樹脂製キャップに関する。
牛乳ビン等を施蓋する合成樹脂の蓋体として、特許文献1に記載の樹脂製キャップが知られている。このキャップは、容器口部の内壁に嵌合する密封係合部、及び頂板部の周縁から下方に向かって突出するように設けられた環状係合部を有し、この環状係合部には、容器口部の外側に係合する突条、及び開栓用タブの両側に破断可能な薄肉部が設けられたものである。そして、開栓用タブを引き上げ、薄肉部を破断することでキャップを取り外す構造の樹脂製キャップである。
前記特許文献1を改良した樹脂製キャップとして特許文献2に記載の樹脂製キャップが提案されている。この樹脂製キャップでは、薄肉部を破断せず、キャップを指で持ち上げるだけで開栓できるように設けている。すなわち、キャップと容器口部との密着性を高める為に、容器口部の外周部に係合する環状係合部を設け、更に、環状係合部に柔軟性を付与するために、容器口部の外周に沿って設けられた上部肉厚部や下部肉厚部よりも肉薄に形成する肉薄部を設けたものである。この肉薄部は、環状係合部の外面に窓状の凹部を周方向に複数個形成し、あるいは、環状係合部の下端部から上方に延びる縦スリット状に設けるものである。
更に、前記特許文献2と同様に、キャップを指で持ち上げるだけで開栓できる樹脂製キャップが特許文献3及び特許文献4に記載されている。特許文献3に記載されているキャップは、複数の薄肉部が間隔をおいて外周壁内面に凹所を形成している。また、特許文献4に記載されたキャップは、インナーリングのつけ根部分の頂壁に肉薄部を設けたものである。
これら従来の樹脂製キャップは、いずれも牛乳ビン等の広口ビンを施蓋するキャップの開栓容易性や密封性、打栓性を向上させるべく創出されたものである。
実公昭47−13109号公報 特開2002−179107号公報 特開2001−240091号公報 特開2003−231537号公報
薄肉部を切り裂いて樹脂製キャップを開栓する特許文献1に対し、特許文献2乃至特許文献4は、いずれも薄肉部の弾性変形を利用し、キャップを指で持ち上げるだけで開栓できる構成になっている。ところが、開栓容易性と密封性とは、相反する作用になるので、特許文献2乃至特許文献4の樹脂製キャップでは、密封性を高める為に夫々異なった工夫が成されている。
すなわち、特許文献2では、密封性を高めるために、容器口部の外周部に係合する環状係合部を設けている。更に、開栓作業を容易にするために、この環状係合部に柔軟性を付与する肉薄部を設けている。したがって、キャップを開栓するまでは環状係合部が密封性を保っているが、キャップを開栓するときに、この肉薄部が変形を生じるまで強制的に開かれるので、肉薄部が元の形状に回復しない程度まで変形し、環状係合部の密封性は消失する。この結果、一旦開栓された後の環状係合部は、もはや打栓時の密封性能を保つことができなくなり、開栓したキャップを容器開口部に再シールすることは不可能であった。
このような課題は特許文献3においても同様であり、特許文献3に記載された外周壁に形成した複数の薄肉部が変形することで、容易に開栓可能になっているが、開栓後の再シール機能を有するものではない。しかも、特許文献3において、密封性を高める手段は、瓶口部および蓋に、これらをひとまとめに被覆する熱収縮フィルム製カバーの構成に依存しているので、該熱収縮フィルム製カバーを除去した後は、密封性能を保持できるものではなかった。
一方、特許文献4のキャップは、開栓を容易にするために、インナーリングのつけ根部分の頂壁に肉薄部を設けたことで、前記特許文献2及び特許文献3の肉薄部とは異なった作用を奏している。しかしながら、キャップの密封性を高めるために、瓶口部の外側面に圧接して瓶口部の係合凹部に係止する係止突起を備えているので、この係止突起を外し易くする工夫が必要になっている。このため、例えば開栓時に持ち上げる摘み部に対応する部分に係止突起を設けず、また、摘み部近傍の係止突起を小突起とするなど、係止突起をキャップの周囲に均一に配置しないことで、開栓し易い構造にしている。この結果、キャップの密封性を高める係止突起の係合力が小さくなり、しかも偏ってしまうので、係止突起の密封性能に課題を残すものとなっている。
また、特許文献4では、打栓強度を高めずに打栓できるようにするため、小突起状の係止突起をスカートの円周方向に等間隔に配置することも予定されている。ところが、係止突起を等間隔に配置した状態で開栓を容易にするには、スカートの変形を容易にする縦スコア(溝)をスカートに設ける必要があった。このような縦スコア(溝)は、前記特許文献2及び特許文献3における薄肉部と同じ構造となるため、キャップ開栓時に、この縦スコア(溝)が強制的に開かれ、スカートが元の形状に戻らなくなるまで変形するので、一度開栓したキャップを容器に再シールすることはできない構造になっていた。
前述の如く、キャップを指で持ち上げて開栓する従来の樹脂製キャップにあっては、開栓容易性と密封性とに夫々適応する構成を採用していたので、各構成の作用効果を打ち消し合い、一度開栓したキャップの再シールができなくなるといった不都合があった。
このように、牛乳ビン等を施蓋する従来の樹脂製キャップにおいて、実用的な再シールは未だ困難な状況にあるが、紙製の牛乳パックでは、開口部の折り畳み構造を活かして実用的な再シールが可能になっている。また、ペットボトル等に使用されているキャップはネジ構造のため、実用的な再シールは極めて容易に行える。このような状況から、牛乳ビン等の広口ビンを施蓋する樹脂製キャップにおいても、実用的な再シールが可能なキャップの提供が強く望まれている。
そこで本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、指で持ち上げるだけで開栓可能な樹脂製キャップにおいて、打栓性、密封性、開栓性に優れ、特に、実用的な再シール機能を有する樹脂製キャップの提供を目的とするものである。
本発明の手段は、瓶口部Pの上部端面に圧接する天板10と、該天板10の下面に設けられ瓶口部Pの内周面に嵌合するインナーリング11と、前記天板10から延長形成されて瓶口部Pの外側面に圧着するスカート20と、該スカート20の下端部内面に設けられ、前記瓶口部Pの外側面に設けられた係合凹部に係止する係止突起21と、スカート20の外側面に突設され、栓開栓時に手指を係止せしめる係止片22とを有し、前記係止突起21の一部に、平断面略湾曲形状を成しスカート20外側に向けて湾出し、キャップ打栓時および開栓時に湾曲部分が強制的に拡開され、キャップ施蓋時に湾曲部分が収縮して前記係止突起21が前記係合凹部に係止するように設けた伸縮湾部23を有する樹脂製キャップにおいて、前記スカート20から前記伸縮湾部23に至る肉厚を略均一の肉厚に形成し、該伸縮湾部23は、正面略三角形状を成し、前記スカート20の下端部に近くなるほど湾曲部分が広がるように形成されると共に、前記係止片22の中央からキャップの中心部に至る仮想線Xを中心線としたときに、該中心線Xの左右対象位置で、且つ、仮想線Xから左右方向に夫々70度の範囲内に伸縮湾部23を設けたことにある。
本発明により、係止突起21の一部に、平断面略湾曲形状を成しスカート20外側に向けて湾出し、キャップ打栓時および開栓時に湾曲部分が強制的に拡開され、キャップ施蓋時に湾曲部分が収縮して前記係止突起21が前記係合凹部に係止するように設けた伸縮湾部23を有するので、指で持ち上げるだけで開栓可能な樹脂製キャップにおいて、打栓性、密封性、開栓性に優れ、特に、実用的な再シールを可能にしている。しかも、紙パックで可能になっていた実用的な再シール機能を樹脂製キャップにも備えることができたので、牛乳瓶の施蓋に極めて好適となる。また、極めてシンプルな構成で汎用性に富むものであるから、牛乳瓶の使用に限定されず、全ての広口瓶に適用可能である。
スカート20から前記伸縮湾部23に至る肉厚を均一の肉厚に形成したことで、開栓時に伸縮湾部23が拡開しても、伸縮湾部23が再び元の形状に戻る。したがって、係止突起21による密封性能は担保され、実用的な再シールを可能にすると共に、瓶の内圧に変化が生じてもキャップが外れる虞はない。
伸縮湾部23を正面略三角形状に形成し、スカート20の下端部に近くなるほど湾曲部分が広がるように設けたことで、開栓時の操作性を容易にすることができる。この結果、開栓時に、勢いが余って内容物をこぼすなどといった虞は解消した。また、現状の生産ラインを用いた製造が可能になり、目付を少なくし、肉厚が略均一の為成形性が良く、良製品の提供を実現できる。
伸縮湾部23を配設することで、開栓操作性を更に良好にすることができるものである。
係止片22の中央からキャップの中心部に至る仮想線Xを中心線としたときに、該中心線Xの左右対象位置で、且つ、仮想線Xから左右方向に夫々70度の範囲内に伸縮湾部23を設けたことにより、外しトルクが小さく、開け易いと感じられるものである。この結果、少ない押圧力で施蓋することができる上、キャップの着脱操作を繰り返しても劣化を少なくすることができる
このように、本発明によると、指で持ち上げるだけで開栓可能な樹脂製キャップにおいて、打栓性、密封性、開栓性に優れ、特に、実用的な再シール機能を有するなどといった有益な種々の効果を奏するものである。
本発明の最良の形態は、係止突起21の一部に、平断面略湾曲形状を成しスカート20外側に向けて湾出し、キャップ打栓時および開栓時に湾曲部分が強制的に拡開され、キャップ施蓋時に湾曲部分が収縮して前記係止突起21が前記係合凹部に係止するように設けた伸縮湾部23を有し、スカート20から前記伸縮湾部23に至る肉厚を均一の肉厚に形成し、係止片22の中央からキャップの中心部に至る仮想線Xを中心線としたときに、該中心線Xの左右対象位置で、且つ、仮想線Xから左右方向に夫々70度の範囲内に伸縮湾部23を設けたことで、当初の目的を達成するものである。
本発明樹脂製キャップは、天板10と、スカート20と、該スカート20の外側面に突設して手指を係止する係止片22とを有し、指で持ち上げるだけで開栓可能に設けた樹脂製キャップである(図8、図9参照)。
天板10は、キャップ施蓋時に瓶口部Pの上部端面に圧接し、瓶口部Pの内周面に嵌合するインナーリング11を天板10の下面に突設している(図5参照)。
スカート20は、天板10から延長形成されて瓶口部Pの外側面に圧着する部材で、該スカート20には、更に係止突起21、係止片22、伸縮湾部23を設けている(図2、図3参照)。
係止突起21は、スカート20の下端部内面に設けられ、瓶口部Pの外側面に設けられた係合凹部に係止する(図5参照)。図示の係止突起21は、断面略三角形状を成している。係止片22は、前述の如く、手指を係止する突起で、この係止片22を指で持ち上げるだけでキャップの開栓を可能にしている(図9参照)。
伸縮湾部23は、平断面略湾曲形状を成しスカート20外側に向けて湾出しており、係止突起21の一部に連続形成する(図1参照)。この伸縮湾部23の肉厚は、スカート20の肉厚すなわち、係止突起21の上部の肉厚と略等しくなるように形成する(図7参照)。
すなわち、伸縮湾部23は、スカート20の係止突起21以外の部分と略同じ肉厚となり、係止突起21のみが厚くなるように形成している。この結果、キャップ打栓時および開栓時にスカート20が拡開しても、スカート20と同じ肉厚の湾曲部分が拡開時の変形を吸収するので、係止突起21の係止力が極端に低下することがなくなった。
また、伸縮湾部23は、正面略三角形状を成し、前記スカート20の下端部に近くなるほど湾曲部分が広がるように形成している(図4参照)。そして、前記係止片22の中央からキャップの中心部に至る仮想線Xを中心線としたときに、該中心線Xの左右対象位置に伸縮湾部23を形成することで、開栓時に偏らずに済む(図10参照)。また、係止片22を設けた位置を前部aとし、この対極を後部bとしたときに、前記伸縮湾部23を前部aに多く配置することで、特に、開栓時の初期操作を容易にすることができる。
図10に示すNO.1〜NO.9のタイプは、本発明キャップにおける伸縮湾部23の配置位置を示したものである。伸縮湾部23は、各タイプの係止突起21(図示の円周)と仮想線Rとの交点に設けている。これらのタイプについて、開栓時に必要な外しトルクを測定し、更に、複数のパネラーにより、キャップを外す際の実際の感覚を判定する感覚テストを行った。感覚テストでは、瓶を台に置いてキャップを外す際の感覚と、瓶を持ってキャップを外す際の感覚とを夫々評価した。
この結果、外しトルクでは、仮想線Xに直交する仮想線Yから係止片22側を前部aとすると、NO.3、NO.7、NO.9のタイプのように、仮想線Yから前部a方向に20度の範囲内に伸縮湾部23を設けたものが、少ないトルクで開栓できることがわかった。一方、感覚テストでは、NO.5、NO.7、NO.8のタイプの如く、仮想線Yを基準にした前部aと後部bとに満遍なく伸縮湾部23を設けたものが開け易いと感じられていた。NO.3のタイプは、特に瓶を手に持った状態で開栓しても安心して開けられると評価されている。また、NO.7及びNO.9は、いずれも外しトルクが小さく、感覚テストにおいても高い評価が得られている。
これらの総合判定により、より開栓容易なタイプとして、特にNO.3、NO.7、NO.9のタイプを選択し、これらのタイプについて、更に、打栓時に必要なキャップ押圧力と、開栓時に必要な外しトルクと、これらの劣化値とについて、伸縮湾部23を設けていない比較品と比べている(表1、2参照)。
キャップ押圧力は、図11に示す測定方法による。この方法は、キャップが瓶に嵌合する際の力(Kg)を測定した。測定機はロードセルS(200 Kg)を使用し、台座T上に載置した瓶の口部にキャップを載せ、台座Tで瓶を押し上げてキャップが瓶口部に嵌合した時点の値を測定した。
外しトルクは、図12に示す測定方法による。この方法は、係止片22に治具Wを係止して垂直に引き上げ、瓶からキャップが外れる際の力(Kg)を測定した。これらの測定方法で、本発明のタイプと比較した比較品は、スカート20の内周に係止突起21が設けられたもので、本発明との構成の違いは、伸縮湾部23の有無のみである。また、キャップの打栓や開栓は、合成樹脂の特性により、常温下よりも、低温下での打栓や開栓により高い力が必要になることから、瓶及びキャップの温度を、冷蔵庫から取出した直後の温度(摂氏10度)に設定し、この温度で前記測定を行った。
Figure 0004042135
表1は、図11に示す測定方法により、打栓時に必要なキャップ押圧力を測定した結果である。この表によると、伸縮湾部23を設けていない比較品の1回目に12.50 Kgの押圧力が必要であったが、第3回目の押圧力は10.00 Kgとなり、押圧力が2.5 Kg下がっている。この値は、キャップの弾性変形を繰り返したことにより、収縮強度が落ちた値、すなわち劣化値(最初の値から最後の値を引いた値)となる。NO.3、NO.7、NO.9のタイプにおけるこの劣化値は、夫々1.5 Kg、1.0 Kg、0.17 Kgであり、いずれの劣化値も前記比較品の2.5 Kgよりも劣化が少ないことが分かる。
比較品は、スカート20の内周全域に係止突起21を突設したものなので、前記特許文献2乃至特許文献4の如く、この係止突起21に肉薄部を設けたキャップに比べて係止力は極めて高くなるが、その反面、強制拡開時に回復不能になるほど変形しないので、劣化値も少なくなる。この結果、本発明では、比較品と比べて少ない押圧力で施蓋することができる上、比較品よりも劣化値が少なくなっており、本発明の前記タイプNO.3、NO.7、NO.9における施蓋性および劣化値の優秀性が証明されている。
Figure 0004042135
表2は、図12に示す測定方法により、開栓時に必要なキャップの外しトルクを測定した結果である。この表によると、伸縮湾部23を設けていない比較品の第1回目の外しトルクが2.85 Kg、第3回目の外しトルクが2.40 Kgとなり、劣化値は0.45 Kgであった。
一方、本発明の前記タイプNO.3、NO.7、NO.9における劣化値は、夫々0.15 Kg、0.1 Kg、0.2 Kgであり、いずれのタイプも比較品より劣化値が少なくなっている。比較品の劣化値は、前述の如く、薄肉部等を設けた前記特許文献2乃至特許文献4より優れることから、開栓時の劣化値においても本発明の優秀性が証明される。
しかも、各タイプの外しトルクは、比較品に比べて1 Kg以上も少ない力で開栓できるので、本発明の前記タイプNO.3、NO.7、NO.9では、いかに容易に開栓可能となっているかが明らかである。また、打栓時の測定及び開栓時の測定は、いずれも3回ずつ行っているが、例えば3回の打栓測定を行うには少なくとも2回開栓する必要があり、同様に、3回の開栓測定を行う為に3回の打栓が必要になっている。したがって、前記測定では、必然的に本発明キャップの着脱操作を計6回行った測定値となっている。したがって、これら打栓時の押圧力や外しトルク、劣化値等の測定数値は、極めて実用的な数値であるといえる。
尚、本発明における図示例の各構成は、本発明の一実施例に過ぎず、NO.1〜NO.9に示すタイプの他、本発明キャップの形状、寸法等の設計変更、材質の転換及び形態の変更など、現在知られている技術範囲で自由に変更することができるものである。
本発明におけるキャップの一実施例を示す斜視図である。 本発明におけるキャップの一実施例を示す斜視図である。 本発明におけるキャップの一実施例を示す底面図である。 本発明におけるキャップの一実施例を示す側面図である。 本発明におけるキャップの一実施例を示す縦断面図である。 本発明におけるキャップの一実施例を示す平面図である。 本発明におけるキャップの一実施例を示す平断面図である。 本発明におけるキャップの装着状態を示す斜視図である。 本発明におけるキャップの一部開栓状態を示す斜視図である。 本発明における伸縮湾部の配置位置を変えたタイプを示す平面図である。 本発明における打栓時のキャップ押圧力を測定する装置を示す概略図である。 本発明における開栓時のキャップ外しトルクを測定する装置を示す概略図である。
符号の説明
X、Y、R 仮想線
a 前部
b 後部
P 瓶口部
10 天板
11 インナーリング
20 スカート
21 係止突起
22 係止片
23 伸縮湾部

Claims (1)

  1. 瓶口部Pの上部端面に圧接する天板と、該天板の下面に設けられ瓶口部の内周面に嵌合するインナーリングと、前記天板から延長形成されて瓶口部の外側面に圧着するスカートと、該スカートの下端部内面に設けられ、前記瓶口部の外側面に設けられた係合凹部に係止する係止突起と、スカートの外側面に突設され、栓開栓時に手指を係止せしめる係止片とを有し、前記係止突起の一部に、平断面略湾曲形状を成しスカート外側に向けて湾出し、キャップ打栓時および開栓時に湾曲部分が強制的に拡開され、キャップ施蓋時に湾曲部分が収縮して前記係止突起が前記係合凹部に係止するように設けた伸縮湾部を有する樹脂製キャップにおいて、前記スカートから前記伸縮湾部に至る肉厚を略均一の肉厚に形成し、該伸縮湾部は、正面略三角形状を成し、前記スカートの下端部に近くなるほど湾曲部分が広がるように形成されると共に、前記係止片の中央からキャップの中心部に至る仮想線Xを中心線としたときに、該中心線Xの左右対象位置で、且つ、仮想線Xから左右方向に夫々70度の範囲内に伸縮湾部を設けたことを特徴とする樹脂製キャップ。
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