JP4041340B2 - 内装材の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内装材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
本件出願人は、先に弾性接着剤を用いて壁面にスタッド材を固定する内装材の取付構造を出願した(特開平10−46786号公報)。この取付構造では、図6(a)に示すように建物の躯体である天井スラブ2および床スラブ面4に、ランナ材6,7を取り付け、これらランナ材6及びランナ材7間にスタッド材3を架設し、各スタッド材3の裏面側に保持材1を取り付けたものである。この保持材1はスポンジ等の材料からなり、スタッド材3と壁面9との間に介在させる。
【0003】
この後、スタッド材3間に横棒などを当てがい、アジャスタピンを壁面9に打ち込んでスタッド材3の孕みを防止し、上記保持材1に弾性接着剤8を注入保持する。この弾性接着剤8の硬化によりスタッド材3を壁面9に固定し、このスタッド材3に内装材として内装用ボード5を敷設する。
【0004】
上記保持材1として、図6(b)に示すように、スタッド材3に設けた注入孔13の下部に保持材1を配置する形態があり、注入孔13から注入された弾性接着剤8は、保持材1の上部に充填保持されスタッド材3と壁面9とを連結する。さらに、本件出願人は図7に示すように、弾性接着剤8の保持の安定と一定量の充填空間を得るために、壁面9とスタッド材3との間の上下にスポンジ材1a,1bを介在させた工法を採用し、現場で実施している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
さて、上記工法を実施している作業現場では、上記2つのスポンジ材1a,1bは15ミリメートルから20ミリメートルの間隔を保持して配置するように注意を促しているが、個々の作業者の目測にばらつきがあるため、間隔が一定せず一様な接着強度が得られなくなるという惧れがあった。
【0006】
また、配線配管等の都合で壁部のふかし幅(f)(建物の壁面に配線、配管などを敷設するために設けられる壁面9からスタッド材3等までの隙間)を大きくとる場合、あるいは内装材の重量によっては、強度向上のためにスタッド材の断面形状を大きくする必要がある。しかしこの場合、図6(b)に示すように弾性接着剤がスタッド材の枠内全体に充填されるため、接着剤の量が増えてこの弾性接着剤の硬化時間がかかり、作業の負荷が増え、又不経済であるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、強度が安定し、経済的でかつ施工性に優れた内装材の取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の技術的課題を解決するため、本発明に係る内装材の取付構造は、図1乃至図4に示すように、建物の壁面9から所定の間隔を設けて内装材を取り付ける内装材の取付構造において、上記壁面から間隔を設けて床部及び天井部に固着されたランナ材6,7と、これらランナ材間に所定間隔をおいて架設され、表板部、左右の側板部及び裏面の一部又は全部を形成する裏板部を有するスタッド材10,50,52,70と、上記スタッド材と壁面との間に介装され、上下部間に保持空間部36が設けられた多孔質の弾性体からなる保持部材12,54,62と、上記保持空間部に充填され、スタッド材の裏板部と壁面とを連結する接着剤8と、上記スタッド材の表面に取り付けられる内装材と、を有する構成である。
【0009】
本発明に係る内装材の取り付け構造に用いられる上記保持部材は、端部が上記壁面に当接する上保持部、この上保持部の下方に位置する下保持部、及びこれら上下保持部を上記スタッド材の裏板部より内側において連結する連結保持部34が設けられ、この上保持部と下保持部との間に上記接着剤が充填される保持空間部36が設けられた構成である。
【0010】
本発明に係る内装材の取付構造は、図5に示すように、上記保持部材は、端部が上記壁面に当接する上保持部、この上保持部の下方に位置する下保持部、及びこれら上下保持部を上記スタッド材の裏板部の外側において連結する連結保持部68が設けられ、この上保持部と下保持部との間に上記接着剤が充填される保持空間部67が形成されるとともに、上記連結保持部には、上記スタッド材の裏板部から上記壁面に通ずる空隙部69が形成された構成である。
【0011】
本発明に係る内装材の取付構造は、図1乃至図3に示すように、建物の壁面から所定の間隔を設けて内装材を取り付ける内装材の取付構造において、上記壁面から間隔を設けて床部及び天井部に固着されたランナ材と、これらランナ材間に所定間隔をおいて架設され、孔部14が設けられた表板部、左右の側板部及び裏面の一部を形成する裏板部を有するスタッド材10,50と、上記スタッド材の孔部周辺の裏面と壁面との間に介装され、上下部間に保持空間部36が設けられた多孔質の弾性体からなる保持部材12,42と、上記スタッド材の孔部14から注入され、上記保持空間部を充填してスタッド材の裏板部と壁面とを連結する接着剤8と、上記スタッド材の表面に取り付けられる内装材と、を有する構成である。
【0012】
本発明に係る内装材の取付構造は、上記保持部材は、端部が上記壁面に当接する上保持部、この上保持部の下方に位置する下保持部、及びこれら上下保持部を上記スタッド材の裏板部より内側において連結する連結保持部34が設けられ、この上保持部と下保持部との間に上記接着剤が充填される保持空間部36が形成され、上記連結保持部には上記スタッド材の孔部から上記保持空間部に通ずる貫通孔38が形成された構成である。
【0013】
また本発明に係る内装材の取付構造は、上記接着剤として、硬化後はゴム状弾性機能を有する弾性接着剤8を用いたことである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る内装材の取付構造を図面に基づいて説明する。
第一の実施の形態に係り、この取付構造では、上記図6に示すように建物の躯体である天井スラブ2および床スラブ面4に、壁面9から所定の間隔をおいて内装材としての内装用ボード5を取り付けるものである。この取付構造の下地材としては、図1に示すように、天井スラブ2及び床スラブ面4にそれぞれ取付られるランナ材6及びランナ材7、これらランナ材6及びランナ材7間に架設されるスタッド材10、このスタッド材10の裏面側に介装される保持部材12が用いられる。
【0015】
上記ランナ材6,7は、それぞれ断面チャンネル形状の軽量材料(鋼板等)からなり、これらランナ材6,7は、壁面9から13mm〜20mm程度のふかし幅を設けて配置する。上記スタッド材10は、同図に示すように表板部22、左右の側板部23,24、及びこれら側板部23,24の端部からそれぞれ内向に屈曲形成されるフランジ部26,27からなる断面略C字状の間柱である。このスタッド材10は、裏板部の一部としてフランジ部26,27が形成され、また表板部22には所定の間隔をおいて孔部14が設けられている。
【0016】
上記保持部材12は、弾性体からなる。ここでは、特に多孔質のスポンジ状弾性体を用いたが、これは壁面9とスタッド材10の不陸間隙を吸収することができ、弾性接着剤8を良好に保持する。この保持部材12は断面コの字形状をなし、下面31が水平な上保持部30、上面33が水平な下保持部32、及び所定の厚みを有し内側面35が平坦で上下保持部30,32を連結する連結保持部34とからなっている。上記保持部材12は、上記構成により、上保持部30と下保持部32との間には弾性接着剤8が注入充填される溝状の保持空間部36が設けられている。また、上記連結保持部34の中央部には背面部37から内側面35に至る貫通孔38が設けられている。
【0017】
上記上保持部30と下保持部32との間に設けられた溝状の保持空間部36の上下間隔(h)は20ミリメートルに設定している。また連結保持部34の厚さ(t)はスタッド材10の奥行き寸法(d)よりやや小さめな寸法(t<d)とし、スタッド材10に内向きに形成されたフランジ部26,27の内面部28にも、弾性接着剤8が回り込めるようにして、スタッド材10を係止する構成としている。
【0018】
このように、保持部材12の連結保持部34に十分な厚み(t)を持たせて、弾性接着剤8の充填範囲をスタッド材10のフランジ部26,27の内面の一部が充填される保持空間部36の範囲に制限した。また、この保持部材12の横幅(w)は、スタッド材10の枠内空間部20を閉塞する必要上、スタッド材10の横幅寸法(v)と同じかそれ以上とする。
【0019】
上記弾性接着剤8としては、変成シリコーン樹脂系、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系、可撓性エポキシ樹脂系等があるが、耐久性、接着性に優れる変成シリコーン樹脂接着剤が適している。弾性接着剤8は、硬化後はゴム状弾性機能を備え、高い剪断強度や引張強度を有するとともにコンクリート等建築材料に対して高い接着強度を有する。なお、ここでは弾性接着剤8を用いたが、これに代えて他の接着剤を用いることは可能であり、要は、保持部材に充填されスタッド材と壁面とを連結、固着する接着剤であればよい。
【0020】
敷設に際しては、天井スラブ2および床スラブ面4に、それぞれランナ材6,7を壁面9から13mm〜20mm程度のふかしを設けて平行に配置する。そして、ランナ材6及びランナ材7間にスタッド材10を架け渡す。このスタッド材10の裏面側には保持部材12を介装する。
【0021】
上記保持部材12は、スタッド材10の裏面側にあらかじめ取付けるか、スタッド材10を架設した後に取付けることとしてもよい。保持部材12をスタッド材10の裏面側に装着する際には、保持部材12の貫通孔38とスタッド材10の孔部14とが貫通するように合わせておく。
【0022】
上記スタッド材10の設置後に弾性接着剤8を注入する。このとき、接着剤の注入器具のノズルをスタッド材10の孔部14に差し込み、弾性接着剤8を注入すると、注入された弾性接着剤8は貫通孔38を通過して、保持空間部36を充填し、スタッド材10のフランジ部26,27を通過して壁面9に至る。このとき、壁面9とスタッド材10との隙間から弾性接着剤8の充填状態を確認することができ、必要に応じて弾性接着剤8の補充等の処置が適切に行える。
【0023】
この状態で図2に示すように、弾性接着剤8は、保持部材12によって充填範囲が均一に制限され、スタッド材10のフランジ部26,27を含んで、スタッド材10の枠内空間部20の一部を充填し、かつスタッド材10から壁面9までの保持空間部を均一な上下幅(h)で充填され、スタッド材10と壁面9とを連結接続する。弾性接着剤8の硬化後は、弾性接着剤8はスタッド材10の特にフランジ部26,27と壁面9とを接着接合し、かつゴム状弾性機能を有し剪断強度のある弾性体としてスタッド材10を壁面9に固定する。スタッド材10が固定すれば、これに内装用ボード5を敷設する。
【0024】
従って上記溝状の保持空間部36に充填される弾性接着剤8の上下幅は一定となり、均一な量の弾性接着剤8が充填され、接着強度も一定に維持される。また、保持部材12の連結保持部34に十分な厚みを持たせて、弾性接着剤8の充填範囲を制限したから、弾性接着剤8は、保持部材12の保持空間部36と、スタッド材10の枠内空間部20の一部に充填されるのみであり、従来例と比べると少ない量で済み、且つスタッド材のフランジ部の両面を固着して高い固定強度が確保される。
【0025】
また、強度の増強のためにスタッド材10の形状(断面形状)を大きくしても、保持部材12の連結保持部34に十分な厚みを持たせることで、使用される弾性接着剤8の増量分は僅かで済み、しかも十分な接着強度が得られる。併せて従来2個の保持材を介装していたところが一回で済み作業的も簡単である。
【0026】
また、弾性接着剤8は硬化後はゴム状弾性体として機能し、衝突等による壁面の振動或いは建物の躯体の荷重を受けない壁体構造(カーテンウォール工法、プレキャスト板を用いた構造のもの)が、地震による壁面の振動等に有効に追随でき、耐振性の優れた二重壁取付構造を提供できる。また、ランナ材6,7を用いてスタッド材を配置する構成としたから、壁面9からのふかし幅を容易かつ正確に確保することができる。なお、上記実施の形態は、建物の躯体としての壁面、天井面に限られず、建物の外壁、或いは塀等の壁面についても同様な取付構造を採用することができ、また同様な効果が期待できる。
【0027】
図3は、上記スタッド材10の他の形態のスタッド材50を用いた例である。このスタッド材50は、単に内側に屈曲したフランジ部52,53を有する点が、上記スタッド材10と異なる。また、このスタッド材50は、奥行きの寸法(d1)を大きくすることで、孕み難いように強度を持たせている。これに併せて、保持部材12の連結保持部34を厚く(t1)形成している。但し、連結保持部34の厚さt1は奥行きの寸法d1より小さく(t1<d1)する。
【0028】
このため、保持空間部36に注入充填される弾性接着剤8の量は、スタッド材の奥行き寸法を大きくしても略一定量で済み、弾性接着剤8はスタッド材50のフランジ部52,53と壁面9とを接合し、スタッド材50の固定強度もかわらない。
【0029】
したがって、この形態においては、上記スタッド材50の奥行きを増して強度をもたせることとしても、弾性接着剤8の量、強度に影響を及ぼすことがない。なお、ここでのスタッド材50の奥行きを増しかつ弾性接着剤8の強度を維持する形態は、上記スタッド材10についても適用可能である。上記スタッド材の補強により、アジャスタピン等を壁面に打ち込んで壁面との間隔調整を行う必要もない。また、通常スタッド材の板厚は0.5mmであるがこれを0.8mmとすることで、スタッド材の剛性が増すことから、保持部材を壁面9との間に介在させ弾性接着剤を注入しても、スタッド材が室内側に孕むことがない。
【0030】
上記実施の形態では、弾性接着剤8の注入器具のノズルをスタッド材10の孔部14に差し入れ、ここから保持部材12の貫通孔38を経由して弾性接着剤8を注入する形態であるが、この貫通孔38に代えて同位置に貫通する切り込みを設け、この切り込みに注入器具のノズルを差し込み弾性接着剤8を注入する形態もとれる。
【0031】
図4は、第二の実施の形態に係り、孔部を設けないスタッド材52を用いる形態を示すものである。ここで用いる保持部材54は、上記保持部材12と同じ形態であり、上保持部30、下保持部32、連結保持部34、及び弾性接着剤8が充填される溝状の保持空間部36を有するが、貫通孔38は設ける必要がない。また、スタッド材52は、同図に示すように表板部55、左右の側板部56,57、及びこれら側板部の端部からそれぞれ内向に屈曲形成されるフランジ部58,59からなる断面略C字状の間柱であり、表板部55に孔部は設けてない。
【0032】
上記第一の実施の形態は、スタッド材10の孔部14から弾性接着剤8を注入する形態であるが、ここではスタッド材52と壁面9との隙間(ふかし)を利用し、ここから注入器具のノズルを差し込んで(矢印A)弾性接着剤8を直接に保持部材54の保持空間部36に注入充填する。この実施の形態においても、弾性接着剤8の注入形態以外は、上記実施の形態と同様であり、このため溝状の保持空間部36に均一な量の弾性接着剤8が充填されて接着強度が一定に維持され、また少ない量で固定強度が確保される等、上記第一の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0033】
図5は、第三の実施の形態に係り、断面矩形状のスタッド材60を用いた形態を示すものである。このスタッド材60は、表板部70、側板部71,72及び裏板部73からなる断面矩形状の角筒形状である。このスタッド材60に用いる保持部材62は、同図に示すように、上保持部64と下保持部66との間に溝状の保持空間部67が形成され、上下保持部64,66を連結する連結保持部68には、この連結保持部68を貫通する空隙部69が設けられている。
【0034】
上記保持部材62は、背面部65をスタッド材60の裏板部73に当接した状態で、スタッド材60と壁面9との間に介装する。そして、上記保持空間部67に充填された弾性接着剤8は、空隙部69を通過してスタッド材60の裏板部73と壁面9との間を連結する。この保持部材62についても、多孔質のスポンジ状弾性体からなる。従って、この実施の形態によれば、保持空間部67に充填される弾性接着剤8の上下幅は一定となり、均一な量の弾性接着剤8が充填され、接着強度も一定に維持される。併せて従来2個の保持材を介装していたところが一回で済み作業的も簡単である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る内装材の取付構造によれば、スタッド材と壁面との間に介装され、上下部間に保持空間部が設けられた多孔質の弾性体からなる保持部材に接着剤を充填して、スタッド材の裏板部と壁面とを連結する構成を採用したから、均一な量の弾性接着剤が保持部材に充填され、接着強度が一定に維持されるという効果がある。また、保持部材の連結保持部により弾性接着剤の充填範囲を制限したから、弾性接着剤は少ない量で済み且つ高い固定強度が確保されるという効果がある。
【0036】
また、本発明に係る内装材の取付構造によれば、孔部が設けられた表板部を有するスタッド材に保持部材を介装し、接着剤をスタッド材の孔部から注入して保持空間部を充填しスタッド材の裏板部と壁面とを連結する構成としたから、上記効果に加えて接着剤の注入が前面から行えて作業性が良いという効果がある。また、硬化後はゴム状弾性機能を有する弾性接着剤を用いたから、衝突等による壁面の振動など、また地震等による建物の層間変位に追随し、耐振性の優れた取付構造が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る内装材の取付構造の分解斜視図である。
【図2】実施の形態に係る部分断面図であり、(a)は水平断面を、(b)は垂直断面を示す。
【図3】他のスタッド材の形態に係る部分断面図であり、(a)は水平断面を、(b)は垂直断面を示す。
【図4】第二の実施の形態に係る内装材の取付構造の説明図である。
【図5】第三の実施の形態に係る内装材の取付構造の説明図である。
【図6】従来例に係り、(a)は内装材の取付構造示す図、(b)は部分断面図である。
【図7】従来例に係る部分断面図であり、(a)は水平断面を、(b)は垂直断面を示す。
【符号の説明】
2 天井部(天井スラブ)
4 床部(床スラブ面)
5 内装材(内装用ボード)
6,7 ランナ材
9 壁面
10,50,52,70 スタッド材
12,54,62 保持部材
14 孔部
34 連結保持部
36 保持空間部
38 貫通孔

Claims (4)

  1. 建物の壁面から所定の間隔を設けて内装材を取り付ける内装材の取付構造において、
    上記壁面から間隔を設けて床部及び天井部に固着されたランナ材と、
    これらランナ材間に所定間隔をおいて架設され、表板部、左右の側板部及び裏面の一部又は全部を形成する裏板部を有するスタッド材と、
    上記スタッド材と壁面との間に介装され、上下部間に保持空間部が設けられた多孔質の弾性体からなる保持部材と、
    上記保持空間部に充填され、スタッド材の裏板部と壁面とを連結する接着剤と、
    上記スタッド材の表面に取り付けられる内装材と、を有し、
    上記保持部材は、端部が上記壁面に当接する上保持部、この上保持部の下方に位置する下保持部、及びこれら上下保持部を上記スタッド材の裏板部より内側において連結する連結保持部が設けられ、この上保持部と下保持部との間に上記接着剤が充填される保持空間部が設けられたことを特徴とする内装材の取付構造。
  2. 建物の壁面から所定の間隔を設けて内装材を取り付ける内装材の取付構造において、
    上記壁面から間隔を設けて床部及び天井部に固着されたランナ材と、
    これらランナ材間に所定間隔をおいて架設され、表板部、左右の側板部及び裏面の一部又は全部を形成する裏板部を有するスタッド材と、
    上記スタッド材と壁面との間に介装され、上下部間に保持空間部が設けられた多孔質の弾性体からなる保持部材と、
    上記保持空間部に充填され、スタッド材の裏板部と壁面とを連結する接着剤と、上記スタッド材の表面に取り付けられる内装材と、を有し、
    上記保持部材は、端部が上記壁面に当接する上保持部、この上保持部の下方に位置する下保持部、及びこれら上下保持部を上記スタッド材の裏板部の外側において連結する連結保持部が設けられ、この上保持部と下保持部との間に上記接着剤が充填される保持空間部が形成されるとともに、上記連結保持部には、上記スタッド材の裏板部から上記壁面に通ずる空隙部が形成されたことを特徴とする内装材の取付構造。
  3. 建物の壁面から所定の間隔を設けて内装材を取り付ける内装材の取付構造において、
    上記壁面から間隔を設けて床部及び天井部に固着されたランナ材と、
    これらランナ材間に所定間隔をおいて架設され、孔部が設けられた表板部、左右の側板部及び裏面の一部を形成する裏板部を有するスタッド材と、
    上記スタッド材の孔部周辺の裏面と壁面との間に介装され、上下部間に保持空間部が設けられた多孔質の弾性体からなる保持部材と、
    上記スタッド材の孔部から注入され、上記保持空間部を充填してスタッド材の裏板部と壁面とを連結する接着剤と、
    上記スタッド材の表面に取り付けられる内装材と、を有し、
    上記保持部材は、端部が上記壁面に当接する上保持部、この上保持部の下方に位置する下保持部、及びこれら上下保持部を上記スタッド材の裏板部より内側において連結する連結保持部が設けられ、この上保持部と下保持部との間に上記接着剤が充填される保持空間部が形成され、上記連結保持部には上記スタッド材の孔部から上記保持空間部に通ずる貫通孔が形成されたことを特徴とする内装材の取付構造。
  4. 上記接着剤として、硬化後はゴム状弾性機能を有する弾性接着剤を用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の内装材の取付構造。
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