JPH053422U - デツキプレートの固定構造 - Google Patents

デツキプレートの固定構造

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JPH053422U
JPH053422U JP5861591U JP5861591U JPH053422U JP H053422 U JPH053422 U JP H053422U JP 5861591 U JP5861591 U JP 5861591U JP 5861591 U JP5861591 U JP 5861591U JP H053422 U JPH053422 U JP H053422U
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JP
Japan
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deck plate
horizontal member
adhesive
deck
fixing structure
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Pending
Application number
JP5861591U
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English (en)
Inventor
清 瀧森
Original Assignee
株式会社不動テクニカル
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 横架部材上に載置したデッキプレートの固着
作業の簡便化を図ることのできる固定構造を提供しよう
とするものである。 【構成】 鋼帯からロール成形によって形成したデッキ
プレート10の両端部を横架部材14上に載置し、この
両端部と横架部材14とを接着剤16を介して固着する
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建物の屋根、床などをコンクリートで構築する場合に使用される デッキプレートあるいはキーストンプレート(以下デッキプレートという)の固 定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物を構築するに際しては、鋼帯をロール成形して形成したデッキ プレートの両端部をスポット溶接などの手段によって横架部材(梁部材など)に 固着し、このデッキプレート上にコンクリートを打設することにより床、屋根な どを構成する方法は、施工に際し敷設が容易でかつ確実でしかも強度的も優れて いることから広範に実施されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、このようなデッキプレートを使用する方法においては、デッキプレ ートと横架部材とをスポット溶着するため、溶接器具の搬入や移動が煩雑である ばかりでなく、溶接火花の飛散によって火事になる惧れがあったり、固着作業が 面倒であるため施工コストが嵩むなど種々の解決すべき課題が指摘されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案では横架部材上に載置したデッキプレートの両端部と横架部 材とを接着剤を介して固着することにより、デッキプレートの固定作業の簡便化 を図ろうとするものである。
【0005】 この場合、デッキプレートの両端部所定箇所に一もしくはそれ以上の小径孔を 穿設し、一方横架部材に適宜間隔で肉盛り塗布した接着剤のうち一部の接着剤を 前記小径孔に侵入硬化させれば、デッキプレートと横架部材との固着強度の増大 とともに固定作業をさらに簡便化することができ好適である。
【作 用】
【0006】 この考考に係るデッキプレートの固定構造では、横架部材上に接着剤を肉盛り 塗布し、この接着剤上にデッキプレートの端部を位置決めして適宜押圧すること により両者の固着を行なうものである。
【実施例】
【0007】 次に本考案に係るデッキプレートの固定構造の好適な実施例につき、添付図面 を参照しながら、以下詳細に説明する。
【0008】 添付図面において、本考案に係るデッキプレートの固定構造は、デッキプレー ト10の両端部12、12を横架部材14上に載置し、この両端部12、12と 横架部材14とを接着剤16を介して固着することにより基本的に構成されてい る。
【0009】 すなわち、デッキプレート10は、鋼帯をロール成形してその幅方向に沿って 所定間隔で補強リブ18を形成するとともにこれらの補強リブ18の両端を含む 長手方向端部を圧潰することにより平坦な係架部20、20を形成し、さらに幅 方向両側縁には隣接したデッキプレート10相互を接続するための係止部22、 22を設けることにより構成されている。
【0010】 なお、前記デッキプレート10の各係架部20、20には小径孔24を予め適 宜数穿設しておく。
【0011】 一方、横架部材14上面には、注出治具を使用して適宜間隔で接着剤16を肉 盛り塗布し、この肉盛りした接着剤16上にデッキプレート10端部を位置決め して適宜押圧し、接着剤16を硬化させることにより両者の固着を行なう。
【0012】 なお、この場合、肉盛りした接着剤16のうち一部の接着剤16は前記小径孔 24に整合するので、この整合した小径孔24に侵入した状態で硬化し、従って 両者は確実に固着させることができる(図2参照)。
【0013】 また、接着剤16としては、例えば、常温で速硬化性を有し、接着層が可撓性 、剪断、衝撃さらには剥離強度にも優れている二液主剤タイプの樹脂系接着剤( 商品名;ハードロック デンカ製)を使用すれば、塗布作業を極めて容易に行な うことができ好適である。
【0014】 また、本実施例においては、両端部に位置するデッキプレート10’の長手方 向側縁部26(係止部22の内側に相当する部分)にも所定間隔で小径孔24を 設けて、前記横架部材14と直交する横架部材14’上に肉盛り塗布した接着剤 16によって同様に固着し、これらのデッキプレート10により構成される枠体 28の周縁部全体を横架材14、14’に固定している(図1参照)。
【0015】 なお、添付図面において、参照符号30は建造物Aの柱部材である。
【0016】 また、例示した実施例においては、横架部材14上に肉盛り塗布する接着剤1 6は適宜間隔のため、接着剤16が小径孔24に侵入した状態で硬化しない場合 もあるが、このような場合であっても固着という目的は達成できるものである。
【0017】 なお、例えば、予め横架部材14上面に所定間隔で凹部を設けておき、この凹 部に接着剤16を肉盛り塗布するように構成すれば、接着作業のより確実化とと もに小径孔24に侵入した状態での硬化の度合いも多くなり好適である。
【0018】 このように構成した本考案に係るデッキプレートの固定構造によれば、横架部 材14上に肉盛り塗布した接着剤16によってデッキプレートを固着するととも に接着剤16の一部がデッキプレート10の端部に設けた小径孔24に侵入した 状態で硬化するので、この接着剤16の侵入部分が抜止めの機能を果たすことに なり、デッキプレート10と横架部材14との固定を確実に保持できることにな るものである。
【0019】
【考案の効果】
先に述べたように、本考案に係るデッキプレートの固定構造によれば、デッキ プレートと横架部材との固定に際し、各種器具の搬入や面倒な作業を必要とせず 、接着材で固着するだけなので作業が極めて簡便でしかも迅速に固定でき、従っ て、施工コストの低減を図ることができる等種々の利点を有しその実用的効果は 極めて大きい。
【0020】 以上、本考案に係るデッキプレートの固定構造の好適な実施例につき説明した が、本考案はこの実施例に限定されるものではなく、本考案の精神を逸脱しない 範囲内において種々の改変をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るデッキプレートの固定構造の好適
な実施例を示す一部.略斜視図である。
【図2】図1に示すデッキプレートの固定構造の要部断
面説明図である。
【符号の説明】
10 デッキプレート、 12 端部、 14
横架部材、16 接着剤、 18 補強リ
ブ、 20 係架部、22 係止部、 24
小径孔、 26 長手方向側縁部、28 枠体、
30柱部材、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯からロール成形によって製造したデ
    ッキプレートの両端部を横架部材上に載置し、この両端
    部と横架部材とを接着剤を介して固着することを特徴と
    するとデッキプレートの固定構造。
  2. 【請求項2】 デッキプレートの両端部所定箇所に一も
    しくはそれ以上の小径孔を穿設し、一方横架部材に適宜
    間隔で肉盛り塗布した接着剤のうち一部の接着剤を前記
    小径孔に侵入させて硬化させることからなる請求項1に
    記載のデッキプレートの固定構造。
JP5861591U 1991-07-01 1991-07-01 デツキプレートの固定構造 Pending JPH053422U (ja)

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