JP3017536U - 建築構造物とそれに使用するパッキング - Google Patents
建築構造物とそれに使用するパッキングInfo
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- JP3017536U JP3017536U JP1995005015U JP501595U JP3017536U JP 3017536 U JP3017536 U JP 3017536U JP 1995005015 U JP1995005015 U JP 1995005015U JP 501595 U JP501595 U JP 501595U JP 3017536 U JP3017536 U JP 3017536U
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- Japan
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- packing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリ−トの基礎と木造土台又は鉄骨柱と
の接触面の腐食を防止しすることにより、建築構造物の
耐久性を強化すること。 【構成】 建築構造物8のコンクリ−トの基礎4と、そ
の上に乗せた木造土台5、又は鉄骨柱との間に、種々の
断面形状と流れの方向とを持った通気溝2を形成した弾
性体パッキング1を設けることにより、課題の解決を図
ったものである。
の接触面の腐食を防止しすることにより、建築構造物の
耐久性を強化すること。 【構成】 建築構造物8のコンクリ−トの基礎4と、そ
の上に乗せた木造土台5、又は鉄骨柱との間に、種々の
断面形状と流れの方向とを持った通気溝2を形成した弾
性体パッキング1を設けることにより、課題の解決を図
ったものである。
Description
【0001】
本考案は、建築構造物に利用するパッキング関する。
【0002】
従来の建築構造物、例えば家屋ん橋梁の基礎部分は、コンクリ−トの基礎上に 直接木造土台を敷くか、鉄骨柱を直接建てる等の工法を用いて建物を建設してい たので、コンクリ−トの基礎とその上に直接敷かれた木造の土台または鉄骨柱と の接触面の通気性不良のため、接触面に湿気が溜まり、木造土台では其処から腐 食が始まり、加えて白蟻等の害虫による被害を受けやすくなり、また、鉄骨の場 合は錆が発生して次第に腐食が進行し老朽化を早める原因の一つとなっていた。
【0003】 そこで、プラスチックの厚板をコンクリ−トの基礎と前記土台または鉄骨との 間に部分的に敷き込むことによって通気性を与え、腐食の進行を抑える努力をし ているが、プラスチックの板も表面に水滴が凝固し易く汗をかくため、余り期待 した程の効果はなく、弾力性に乏しいのでコンクリ−ト基礎とその上に乗せる土 台や柱との接触がしっくりせず、その上に構築した構造物に基礎を伝わる振動が 吸収されず、直接伝達するので腐食した部分が剥離を起こしやすく構造物自体の 耐久性にも影響を及ぼす恐れがあった。
【0004】
そこで本考案では、建築構造物のコンクリ−トの基礎と、その上に乗せた木造 土台、又は鉄骨柱との間に通気性のよい防振性パッッキングを使用することによ り土台又は鉄骨柱との接触面の腐食を防止し、建築構造物の耐久性を強化するこ とを目的とするものである。
【0005】
本考案は、建築構造物のコンクリ−トの基礎と、その上に乗せた木造土台、又 は鉄骨柱との間に、種々の断面形状と流れの方向とを持った通気溝を形成した弾 性体パッキングを設けることにより、課題の解決を図ったものである。
【0006】
本考案によれば、建築構造物の基礎と、その上に乗せた木造土台、又は鉄骨柱 との間の通気性が改善されると共にパッキング自体にも溝を切ってあるので、基 礎と土台や柱との接触面で通気性も阻害されない。また、弾性体パッキングの防 振効果とが相まって建築構造物の耐久性を強化することができる。
【0007】
以下、図面に基づき本考案を説明するが、同一の機能を有する部分の構成につ いては同一の符号を付し、一部説明は省略する場合もある。
【0008】 図1は、本考案のパッキングの一実施例を示す斜視図である。1は弾性体から 成るパッキング本体で、その表面には適当な深さと形状を有する通気用の溝2、 2が形成され、必要に応じて後述するアンカ−ボルト用の孔が設けられている。 パッキング1は加硫された天然ゴム又はそれに相当する弾性を有する高圧力合成 ゴム等から成る弾性体であることが好ましい。通気用溝2は、パッキングの一方 の面だけでもよいが、両面でその流れの方向を図のように互いに直交させること により、更なる通気性の改善とパッキングの機械的強度の維持を図り、水平方向 に対する振動の吸収性を改善することが出来るが、交差の角度は必ずしも直角で ある必要はなく基礎の表面状態と土台との関連で任意に選択すればよい。
【0009】 図2はこのパッキングを建築構造物8の基礎に使用した一実施例で、コンクリ −ト基礎4と木造土台5との間に本考案のパッキング1を敷き込み接着剤で接着 し、アンカ−ボルト6で固定したものである。図のようにアンカ−ボルトは必要 箇所のみに使用するものであるから、パッキング1には必ずしもアンカ−ボルト 用の孔は必要としない。また、ここには図示していないが、コンクリ−ト基礎4 の上に本考案のパッキング1を敷いてその上に直接鉄骨柱を乗せる場合もある。 なお、図のようにパッキング1の表面には接着剤の代わりに両面接着テ−プ7を 設けて置くことにより、施行に際しての位置きめ、仮固定を容易に行うことが出 来る。接着テ−プはパッキングのどちらの面に設けてよい。
【0010】 図3は断面形状がU字形をした通気溝を示し、図4は断面形状が台形をした通 気溝を示している。図5はパッキングの通気溝を大小の円柱状の突起9、10を 設けることにより生じる間隙により形成したものである。この突起9、10の数 は任意に設定することができる。このようにすることにより上下、左右のいかな る方向の振動に対しても有効な防振動効果を得る事が出来る。なお、この円柱状 の突起に代えて各種の断面形状の突起を設けてもよい。
【0011】 図6は通気溝2の流れの方向の形状が曲線状をした物を示している平面図で、 前述したようにこれらの溝は図1〜図4に示す任意の断面形状を有することが出 来る。また、これらの溝は必要に応じてパッキングの両面又は片面に形成される 。3はアンカ−ボルト用の孔である。
【0012】
本考案によれば、パッキングの通気用溝の形状や方向を色々組み合わせる事に より建築構造物の基礎と、その上に乗せた木造土台、又は鉄骨柱との間の通気性 が改善されると共に弾性体パッキングの防振効果とが相まって、基礎の上に乗せ た土台又は鉄骨柱の腐食とその進行を防止し、建築構造物の耐久性を強化するこ とができる。
【図1】本考案のパッキングの一実施例の斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案のパッキングの使用例である。
【図3】本考案のパッキングの通気溝の他の形状断面図
である。
である。
【図4】本考案のパッキングの通気溝の他の形状断面図
である。
である。
【図5】本考案のパッキングの他の実施例の斜視図であ
る。
る。
【図6】本考案のパッキングの通気溝の他の形状の平面
図である。
図である。
1 パッキング本体 2 通気溝 4 コンクリ−ト基礎 5 木造土台 6 アンカ−ボルト 7 両面接着剤 9、10 柱状突起
Claims (13)
- 【請求項1】 複数本の通気用溝を形成した建築構造物
用弾性体パッキング。 - 【請求項2】 弾性体パッキングは高圧力ゴムから成る
ことを特徴とする請求項1記載のパッキング。 - 【請求項3】 通気用溝はパッキングの一方の面にのみ
形成されたことを特徴とする請求項1記載のパッキン
グ。 - 【請求項4】 通気用溝はパッキングの表裏両面に形成
されたことを特徴とする請求項1記載のパッキング。 - 【請求項5】 通気用溝の断面形状がコの字形であるこ
とを特徴とする請求項2又は3記載のパッキング。 - 【請求項6】 通気用溝の断面形状がU字形であること
を特徴とする請求項2又は3記載のパッキング。 - 【請求項7】 通気用溝は任意の断面形状を有する柱状
の突起の間隙により形成されていることを特徴とする請
求項2乃至4記載のいずれかのパッキング。 - 【請求項8】 表面と裏面の通気用溝の方向が互いに交
差する方向に形成されていることを特徴とする請求項3
記載のパキング。 - 【請求項9】 通気用溝は直線状の溝であることを特徴
とする請求項2乃至8記載のいずれかのパッキング。 - 【請求項10】 通気用溝は曲線状の溝であることを特
徴とする請求項2乃至8記載のいずれかのパッキング。 - 【請求項11】 一方の面に両面接着テ−プを設けたこ
とを特徴とする請求項1のパッキング。 - 【請求項12】 アンカ−ボルト用の孔を有することを
特徴とする請求項1乃至11記載のいずれかのパッキン
グ。 - 【請求項13】 コンクリ−トの基礎と、その上に乗せ
た木造土台及び又は鉄骨柱との間に請求項1乃至11記
載のいずれかのパッキングを設けたことを特徴とする建
築構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995005015U JP3017536U (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 建築構造物とそれに使用するパッキング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995005015U JP3017536U (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 建築構造物とそれに使用するパッキング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3017536U true JP3017536U (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=43153015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995005015U Expired - Lifetime JP3017536U (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 建築構造物とそれに使用するパッキング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017536U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3475015B2 (ja) | 1996-03-27 | 2003-12-08 | 正廣 大出 | 住宅用吸振ゴム材 |
KR102364800B1 (ko) * | 2021-09-17 | 2022-02-18 | 김영종 | 전기설비용 고감쇠 수직 및 수평 평형 진동흡수장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6247611B2 (ja) * | 1979-02-15 | 1987-10-08 | Inoue Japax Res | |
JPH0610411B2 (ja) * | 1989-12-06 | 1994-02-09 | 株式会社新燃焼システム研究所 | 車両搭載用燃料改質装置 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP1995005015U patent/JP3017536U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6247611B2 (ja) * | 1979-02-15 | 1987-10-08 | Inoue Japax Res | |
JPH0610411B2 (ja) * | 1989-12-06 | 1994-02-09 | 株式会社新燃焼システム研究所 | 車両搭載用燃料改質装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3475015B2 (ja) | 1996-03-27 | 2003-12-08 | 正廣 大出 | 住宅用吸振ゴム材 |
KR102364800B1 (ko) * | 2021-09-17 | 2022-02-18 | 김영종 | 전기설비용 고감쇠 수직 및 수평 평형 진동흡수장치 |
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