JP4040007B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、一般家庭、病院、飲食店、ファーストフード店、コンビニエンスストア等で発生する厨芥やその他水分を比較的多く含む廃棄物である生ごみをマイクロ波等の電磁波を用いて加熱乾燥処理する生ごみ処理装置に関するものである。
この種の生ごみ処理装置においては、生ごみの加熱にマイクロ波を用いたものがあるが、マイクロ波で生ごみが加熱されると、いろいろな臭気成分が水蒸気と共に発生する。このような臭気成分の脱臭には加熱触媒を用いた脱臭装置が有効であるが、従来は、この触媒の加熱にヒータなどの専用の加熱源を用いている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−2301号公報(図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載されたようなものでは、脱臭触媒の加熱源に専用のヒータなどが必要になり、高価になる。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、脱臭触媒の加熱に専用のヒータなどが不要となって安価に脱臭することができる生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明は、生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみにマイクロ波等の電磁波を照射して加熱する加熱手段と、容器内の生ごみから発生する臭気成分を加熱触媒を用いて脱臭する脱臭手段とを備え、前記脱臭手段の触媒の加熱源として前記加熱手段を併用すると共に、前記容器内の一部に前記脱臭手段の触媒を配置したことを特徴とするものである。
あるいは、前記容器を収納して前記加熱手段からのマイクロ波等の電磁波が照射される処理室からの排気経路に前記脱臭手段の触媒を配置し、前記加熱手段に前記脱臭手段の触媒加熱用の導波管を備え、かつ前記脱臭手段の触媒の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段によって検出される温度が設定温度になるように前記脱臭手段の触媒加熱用の導波管を開閉する開閉手段を備えたことを特徴とするものである。
さらに、前記脱臭手段の触媒の上流側に排気中の水蒸気を凝縮して除去する凝縮手段を備えたことを特徴とするものである。
また、前記脱臭手段の触媒加熱用の導波管は、前記加熱手段の生ごみ加熱用の導波管から分岐させたことを特徴とするものである。
本願発明によれば、脱臭手段の触媒の加熱源として、容器内の生ごみにマイクロ波等の電磁波を照射して加熱する加熱手段を併用したので、脱臭触媒の加熱に専用のヒータなどが不要となって安価に脱臭することができる生ごみ処理装置が得られる。
また、容器内の一部に脱臭手段の触媒を配置することにより、導波管等を用いることなく容器内の臭気成分を脱臭することができるので、より安価に実現できる。
あるいは、容器を収納して加熱手段からのマイクロ波等の電磁波が照射される処理室からの排気経路に脱臭手段の触媒を配置し、加熱手段に脱臭手段の触媒加熱用の導波管を備えることにより、より確実に排気中の臭気成分を脱臭することができる。さらに、脱臭手段の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段によって検出される温度が設定温度になるように脱臭手段の触媒加熱用の導波管を開閉する開閉手段を備えることにより、安全かつ効率の良い脱臭が可能となる。
さらに、脱臭手段の触媒の上流側に排気中の水蒸気を凝縮して除去する凝縮手段を備えることにより、水分除去後の脱臭となるので、脱臭効率が向上する。
また、脱臭手段の触媒加熱用の導波管は、加熱手段の生ごみ加熱用の導波管から分岐させることにより、安価に構成することができる。
以下、本願発明の実施形態を具体的な実施例を示す図面を参照して詳細に説明する。
図1は本願発明による生ごみ処理装置の実施例1の要部構成を示す縦断面図、図2は同じく背面側から要部を切り欠いて示した背面図、図3は同じく図1のA−A断面図である。
本実施例の生ごみ処理装置は、耐熱性を有するマイクロ波透過材料(樹脂等)で形成された有底筒状の容器1内に厨芥等の生ごみを収納して、容器1を回転すると共に、回転刃2で粉砕・攪拌しながらマイクロ波を照射して加熱乾燥処理するものである。
上記回転刃2は、容器1の底面中央から突出する回転軸5の上端に取り付けられ、両側とも回転軸5から容器1内の側壁に向かって伸び、先端側が上方に折り曲げられた形状のカッター刃2a,2aを有する。この回転刃2は、軸受部6で支持された回転軸5の間欠的な高速回転に伴い、容器1内で間欠的に高速回転するように配設されている。回転軸5の容器1下面側に貫通する下端には、後述する回転刃駆動用モータ20の駆動力を着脱自在に伝達するための上カップリング7が設けられている。
一方、上記容器1の下面側には、後述する容器駆動用モータ16の駆動力を着脱自在に伝達するための上カップリング10が突出形成されている。また、図示は省略したが、容器1上部には起倒自在な取手が取り付けられている。
上述した容器1は、本体ケース13内に設けられた上面開放の処理室14内に着脱自在に収納される。この処理室14はマイクロ波を透過しない金属製のマイクロ波遮蔽室で、その底部には容器1を載置する受皿15が回転自在に設けられている。この受皿15は、処理室14下方の本体ケース13内に設けられた容器駆動用モータ16にプーリ17やベルト18等を介して連結されて回転駆動される。受皿15内には下カップリング19が形成され、容器1の下面側に突出形成された上カップリング10を受皿15に載置嵌合して下カップリング19に係合することにより、容器1を回転させることができるようになっている。さらに、受皿15内の中央部には、処理室14下方の本体ケース13内に設けられた回転刃駆動用モータ20の出力軸21に形成された下カップリング22が回転自在に露出しており、この下カップリング22に容器1内の回転刃2の回転軸5下端に形成された上カップリング7が係合することにより、回転刃2を回転させることができるようになっている。
上記処理室14の上面開口23は、本体ケース13の上面側にヒンジ24にて開閉可能に取り付けられたマイクロ波遮蔽蓋体25で閉塞されるようになっている。この蓋体25には、蓋体25を開閉する際に使用する把手26が設けられている。
また、処理室14の一方の側壁26側の本体ケース13内にはマイクロ波を発生するマグネトロン27が備えられており、図2,図3に示すように導波管28を介して、処理室14の側壁26を開口したマイクロ波照射口29に装着されたマイクロ波透過カバー30を通して、マイクロ波透過容器1内の生ごみにマイクロ波を照射することにより、生ごみを加熱するようになっている。上記カバー30は、マイクロ波を吸収し難く耐熱性を有する樹脂(ここではPP樹脂)により形成され、生ごみを回転刃2により粉砕しながら乾燥した際に発生する微粉がマグネトロン27に付着するのを防止している。
一方、処理室14の他方の側壁26側の本体ケース13内上部には吸気ファン31が設けられており、吸気ファン駆動用モータ32によって回転駆動される。この吸気ファン31は、本体ケース13の側壁下部に形成された吸気孔33から外気を吸い込んで、処理室14の側壁26上方に形成された給気孔34から処理室14内に外気を供給するものである。
また、上記吸気ファン31とは他側の本体ケース13内の下部には排気ファン35が設けられており、排気ファン駆動用モータ36によって回転駆動される。この排気ファン35は、処理室14の側壁26上部に形成された排気孔37から本体ケース13の側壁下部に形成された排気口38を介して、処理室14内の空気を外部に強制排気するものである。
さらに、前記蓋体25の裏面には、図1に示すように蓋体25を閉じた状態で処理室14の上面開口23内に突出する略円筒形状のダクト39が形成されている。このダクト39は、蓋体25を閉じた状態で、ダクト39の下端に取り付けられた容器蓋40の周縁に装着されたパッキン41が容器1の開口上端と摺接するように形成されており、これにより粉砕生ごみ等の容器1外への飛散を防止している。また、ダクト39は、仕切壁42により吸気経路43と排気経路44とに区画されている。
吸気経路43は、ダクト39の一側に形成された吸気口45と容器蓋40に形成された吸気口46を介して、前述した処理室14内への外気の給気孔34と容器1内とを連通している。この吸気経路43には、吸気風が容器蓋40中央部に形成された排気孔47に直接流れないように向きを変えるフィン48が設けられている。また、排気経路44は、ダクト39の他側に形成された排気口49と容器蓋40に形成された排気孔47を介して、前述した処理室14からの排気口37と容器1内とを連通している。
そして、上記処理室14の排気口37から排気ファン35に至る排気経路50には、触媒51を用いた酸化還元脱臭装置52が備えられている。一般に触媒の作用温度は高温であり、触媒にはヒータが必要であるが、本実施例では、生ごみを加熱乾燥する熱源となるマイクロ波を用いて触媒51を加熱できるように、マグネトロン27からのマイクロ波が触媒51に向かうための触媒加熱用の導波管28aを有している(図2,図3参照)。また、マイクロ波を吸収しやすい素材(酸化鉄−炭素の複合触媒など炭素Cの含有率のもの)を触媒51に採用している。
また、触媒加熱用の導波管28aは生ごみ加熱用の導波管28から分岐しており、触媒加熱用の導波管28aの経路には、モータ53によって駆動されて触媒加熱用の導波管28aを開閉するシャッター54が設けられており、触媒51の近傍に取り付けられた温度センサ55の値を図示しない制御部が検出して、触媒41の温度が設定温度以上に上昇したらシャッター54を閉じ、また、設定温度より低下したら開くように制御することで、安全かつ効率の良い脱臭が可能となっている。
また、水蒸気を多く含む排気の脱臭は、触媒51への到達を圧倒的に多い水分子が邪魔するので、脱臭効率が悪い。このため、本実施例では、排気経路50の触媒51の上流側に、排気中の水蒸気を凝縮して除去する凝縮ユニット56が配置されており、これにより、水分除去後の脱臭となるので、脱臭効率が向上する。なお、生ごみを加熱乾燥処理して発生する排気は高温であるため、上記凝縮ユニット56としては、多数の熱交換フィン57が取り付けられたパイプ58に外気を通すだけでも排気中の水蒸気を凝縮することができる。凝縮して発生した水滴は、凝集ユニット56の下方に設けられたドレンパン59で受けられ、排水パイプ60を通して本体ケース13内に着脱自在に備えられた排水タンク61に蓄えらて、廃棄される。
このように構成された生ごみ処理装置においては、容器1内に生ごみを投入し、生ごみが投入された容器1を処理室14内に収納して蓋体25を閉塞し、図示しない電源スイッチを入れ、操作部を操作するという手順で運転操作が行われる。
生ごみの乾燥運転初期は、容器駆動用モータ16により容器1を回転しながらのマグネトロン27による加熱と、吸気ファン31及び排気ファン35による容器1内の空気の吸排気により、生ごみから水分が除去されると共に、容器1内の温度は上昇する。回転刃2の駆動は図示しない湿度センサの出力に基づいて制御部によって制御され、容器1内の湿度が低下すると回転刃2を駆動するようになっている。
すなわち、マグネトロン27から発生するマイクロ波は水分に吸収される特性があるため、生ごみの乾燥運転初期から回転刃2を駆動して、生ごみを粉砕・攪拌すると、生ごみから発生して容器1内に溜まった多量の水分にマイクロ波が吸収されてしまい、マイクロ波により生ごみを加熱できなくなる。
また、生ごみを運転開始当初から粉砕・攪拌すると糊状になったり粘性により団塊状になり、生ごみ内部の乾燥効率が低下する。
従って、生ごみの乾燥運転初期は、回転刃2の駆動は行わず、湿度センサにより容器1内の湿度低下を検出した後に、回転刃2を駆動させ、回転刃2の駆動により容器1内の湿度が上昇すると回転刃2の駆動を停止させるようになっている。
また、容器駆動用モータ16により容器1を回転させているのは、マグネトロン27による生ごみの加熱ムラを防止して均一に加熱するためである。
生ごみの乾燥運転中期以降は、生ごみの乾燥効率を向上させるために、回転刃駆動用モータ20を間欠的に駆動させて生ごみを粉砕・攪拌する。
生ごみの乾燥運転中期には、マグネトロン27からの加熱量と生ごみの水分が気化する際に奪われる気化熱とが釣り合い、容器1内の温度は略一定になるが、生ごみの乾燥が進行すると生ごみの水分が気化する際に奪われる気化熱が減少するため、容器1内の温度は上昇する。本実施例においては、容器1内の温度が摂氏70度まで上昇し、温度センサがこの温度を検出すると、乾燥が終了したと制御部は判断し、加熱手段であるマグネトロン27を停止させるようになっている。
この時、乾燥した生ごみの温度は高く、使用者が誤って生ごみに触れると火傷する畏れがあるため、吸気ファン31と排気ファン35を継続して駆動させて容器1内の温度を低下させてから乾燥終了の報知を行う。この乾燥終了の報知を使用者が確認してから、蓋体25を開放して容器1を取り出すことにより、生ごみの乾燥処理物を安全に廃棄することができる。
上述した生ごみ乾燥運転中には、マイクロ波による生ごみの加熱乾燥によって、いろいろな臭気成分が水蒸気と共に発生するが、本実施例では、脱臭装置52の触媒51の加熱源として、容器1内の生ごみにマイクロ波を照射して加熱するマグネトロン27を併用しているので、触媒27の加熱に専用のヒータなどが不要となって安価に脱臭することができる。
また、容器1を収納してマグネトロン27からのマイクロが照射される処理室14からの排気経路50に触媒51を配置し、マグネトロン27に触媒51加熱用の導波管28aを備えているので、より確実に排気中の臭気成分を脱臭することができる。
さらに、触媒51の上流側に排気中の水蒸気を凝縮して除去する凝縮ユニット56を備えたことにより、水分除去後の脱臭となるので、脱臭効率が向上する。
また、触媒51加熱用の導波管28aは、マグネトロン27の生ごみ加熱用の導波管28から分岐させているので、安価に構成することができる。
さらに、触媒51の温度を検出する温度センサ55と、この温度センサ55によって検出される温度が設定温度になるように触媒51加熱用の導波管28aを開閉するシャッター54を備えているので、安全かつ効率の良い脱臭が可能となる。
図4は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例2の要部構成を示す縦断面図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施例では、吸気ファン31の下方に生ごみ加熱用のマグネトロン27が配置されており、このマグネトロン27からマイクロ波が照射される容器1内の底面と回転刃2の間に触媒51を配置している。
このように構成することにより、前記実施例1のような導波管28aを用いることなく、マグネトロン27から容器1内に照射されるマイクロ波を直接受けて触媒51が加熱され、容器1内の臭気成分を脱臭することができるので、より安価に実現できる。
図5は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例3の要部構成を示す縦断面図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施例では、容器1を収納してマグネトロン27からのマイクロ波が照射される処理室14の排気経路,具体的には、蓋体25の裏面に突出形成されて下端開口に容器蓋40が取り付けられたダクト39内の排気経路44の排気口49に触媒51を配置している。
このように構成することによっても、前記実施例1のような導波管28aを用いることなく、マグネトロン27から処理室14内に照射されるマイクロ波を直接受けて触媒51が加熱され、容器1からの排気中の臭気成分を脱臭することができるので、より安価に実現できる。また、触媒51が生ごみに直接接触しないという利点もある。
図6は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例4の要部構成を示す縦断面図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施例では、容器1を収納してマグネトロン27からのマイクロが照射される処理室14の排気経路,具体的には、処理室14の側壁26の上部に形成された排気口37aに触媒51を配置している。ここでは、排気口37aの外側に配置しているので、排気口37aはマイクロ波が通過可能な開口として、触媒51の下流側にマイクロ波を遮蔽するシールド(パンチング板)62を設けている。
このように構成することによっても、前記と同様に、導波管28aを用いることなく、マグネトロン27から処理室14内に照射されるマイクロ波を直接受けて触媒51が加熱され、容器1からの排気中の臭気成分を脱臭することができるので、より安価に実現できる。また、触媒1が生ごみに直接接触しないという利点もある。
図7は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例5の要部構成を示す縦断面図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。なお、本実施例5以降では図示は省略したが、前記実施例1〜4のいずれかの形態の脱臭装置を備えている。
本実施例では、容器1は回転駆動されずに、処理室26内に着脱自在に収納されるようになっている。また、蓋体25の裏面に突設された円筒形状のダクト39aの下端開口部に取り付けられた容器蓋40には、ダクト39aの周辺に排気孔47aが形成されている。また、外気の吸気孔33が形成された本体ケース13の上面と、対応する蓋体25の裏面には、蓋体25を閉じた状態で連通するような通気孔63,64がそれぞれ形成されている。また、前記実施例1〜4では図示を省略したが、容器1の上部には起倒自在な取手12が取り付けられている。
そして、本実施例では、マグネトロン27のマイクロ波照射口29と対向する処理室14の側壁26に、円形の凹部65が形成され、この凹部65内に、生ごみへのマイクロ波照射を均一に行うためにマイクロ波を攪拌する目的でアルミなどの金属により形成されたスタラ(攪拌手段)66が回転自在に取り付けられている。このスタラ66の回転軸67は、隣接する排気経路50の側壁間に回転自在に支持され、この回転軸67には風力で回転する回転体(タービン)68が取り付けられている。排気経路50には、回転体68の上流側が仕切板69で仕切られて、この仕切板69に回転体68へ排気風を勢いよく吹き付けて効率良く回転させるために径を小さくした筒状開口70が形成されている。
従って、排気ファン35が駆動されると、吸排気が矢印で示すように流れるため、排気経路50に流れる排気がスタラ66の回転体68に勢いよく吹き付けられて、スタラ66が回転する。これにより、マグネトロン27から処理室14内に照射されるマイクロ波が攪拌されて、容器1内の生ごみへのマイクロ波照射を均一に行うことができる。
以上のように、本実施例によれば、容器1内の生ごみを頻繁に攪拌する攪拌羽根を設けたり、容器1を回転することなく、生ごみへのマイクロ波照射を均一に行うことができるので、生ごみが粥状になるとか、粘性が高い団塊状になることなく、安価で信頼性の高い生ごみ処理装置が得られる。
また、上記スタラ66は、処理室14からの排気風を利用しており、特別な動力を必要としないため、部品コストの削減にもなり、省エネルギーにもつながる。なお、マグネトロン27が配置された側の本体ケース13内に、外気を強制吸気する吸気ファンを設けて、その吸気風を利用しても良い。
また、スタラ66が生ごみに直接接触しないため、生ごみ乾燥処理中に終始スタラ66が回転していても、生ごみが粥状になるとか、粘性が高い団塊状になることがなく、また、局所的な加熱過多になって発火したり焦げつくこともない。
図8は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例6の要部構成を示す縦断面図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施例では、上記実施例5と比較して、スタラ66をマグネトロン27のマイクロ波照射口29近傍に配置して、マグネトロン27を冷却した吸気風を利用し、上記実施例5と同様な構成で、回転体68を回転してスタラ66を回転駆動するようにしたものである。
このように、マイクロ波照射口29近傍でスタラ66を回転させることで、マグネトロン27から発せられるマイクロ波との結合度が高くなり、小さなスタラでも高い電波攪拌効果がある。
図9は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例7の要部構成を示す縦断面図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施例では、上記実施例5と比較して、スタラ66を容器1の蓋部側に配置したものである。具体的には、排気孔47aが形成された容器蓋40が取り付けられたダクト39aを軸として軸受71を介してスタラ66を取り付け、容器蓋40の排気孔47aからの排気風を直に受けて回転するように構成したものである。
このように構成することにより、前記実施例5,6のような回転体68が不要となり、更にコストダウンを図ることができる。なお、スタラ66を処理室14の蓋部側,すなわち蓋体25側に設けてもほぼ同様な効果が得られる。
図10は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例8の要部構成を示す縦断面図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施例では、処理室1の底面にスタラ66を配置し、スタラ66を風力ではなく、吸気ファン72を駆動する吸気ファン駆動用モータ73の軸回転力を利用し、プーリ74やベルト75を介してスタラ66に伝達して回転させている。
このように構成しても、スタラ66は小トルクで回転させることができるため、吸気ファン駆動用モータ73を大型化するなく、安価に実現できる。
なお、上記実施例5〜8において、スタラ66を専用のモータで回転させても小トルクで回転させることができるので、小トルクの安価なモータで実現できる。
本願発明による生ごみ処理装置の実施例1の要部構成を示す縦断面図。 同じく背面側から要部を切り欠いて示した背面図。 同じく図1のA−A断面図。 本願発明による生ごみ処理装置の実施例2の要部構成を示す縦断面図。 同じく実施例3の要部構成を示す縦断面図。 同じく実施例4の要部構成を示す縦断面図。 同じく実施例5の要部構成を示す縦断面図。 同じく実施例6の要部構成を示す縦断面図。 同じく実施例7の要部構成を示す縦断面図。 同じく実施例8の要部構成を示す縦断面図。
符号の説明
1 容器
2 回転刃
5 回転軸
13 本体ケース
14 処理室
16 容器駆動用モータ
20 回転刃駆動用モータ
25 マイクロ波遮蔽蓋体
27 マグネトロン
28 生ごみ加熱用の導波管
28a 触媒加熱用の導波管
29 マイクロ波照射口
30 マイクロ波透過カバー
31 吸気ファン
32 吸気ファン駆動用モータ
35 排気ファン
36 排気ファン駆動用モータ
39 ダクト
40 容器蓋
50 排気経路
51 触媒
52 酸化還元脱臭装置
53 モータ
54 シャッター
55 温度センサ
56 凝縮ユニット
66 スタラ
67 回転軸
68 回転体

Claims (4)

  1. 生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみにマイクロ波等の電磁波を照射して加熱する加熱手段と、容器内の生ごみから発生する臭気成分を加熱触媒を用いて脱臭する脱臭手段とを備え、前記脱臭手段の触媒の加熱源として前記加熱手段を併用すると共に、前記容器内の一部に前記脱臭手段の触媒を配置したことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみにマイクロ波等の電磁波を照射して加熱する加熱手段と、容器内の生ごみから発生する臭気成分を加熱触媒を用いて脱臭する脱臭手段とを備え、前記脱臭手段の触媒の加熱源として前記加熱手段を併用すると共に、前記容器を収納して前記加熱手段からのマイクロ波等の電磁波が照射される処理室からの排気経路に前記脱臭手段の触媒を配置し、前記加熱手段に前記脱臭手段の触媒加熱用の導波管を備え、かつ前記脱臭手段の触媒の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段によって検出される温度が設定温度になるように前記脱臭手段の触媒加熱用の導波管を開閉する開閉手段を備えたことを特徴とする生ごみ処理装置。
  3. 前記脱臭手段の触媒の上流側に排気中の水蒸気を凝縮して除去する凝縮手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の生ごみ処理装置。
  4. 前記脱臭手段の触媒加熱用の導波管は、前記加熱手段の生ごみ加熱用の導波管から分岐させたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の生ごみ処理装置。
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