JP2005103413A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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勲 米田
Satoshi Nakai
聡 中井
Tatsuhiko Tomita
辰彦 富田
Yoshihiro Tanimoto
好広 谷本
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    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

Abstract

【課題】 排気中に含まれる粉塵を集塵袋を用いないで集塵することができ、低ランニングコスト及び目詰まりによる圧力損失で生ごみの乾燥処理に支障をきたすことがない生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】 生ごみを収納する容器1と、容器1内の生ごみを粉砕する粉砕手段(回転刃2)と、容器1内の生ごみを加熱する加熱手段(マグネトロン27)と、容器1内の空気を排気する排気手段(排気ファン33等)と、排気中に含まれる粉塵をサイクロン方式により集塵する集塵部(集塵ボックス54)とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、一般家庭、病院、飲食店、ファーストフード店、コンビニエンスストア等で発生する厨芥やその他水分を比較的多く含む廃棄物である生ごみを加熱乾燥処理する生ごみ処理装置に関するものである。
この種の生ごみ処理装置においては、排気に含まれる粉塵の集塵用に集塵袋を用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−333415号公報(図8)
しかしながら、上記特許文献1に記載されたようなものでは、排気中の粉塵の集塵用に集塵袋を用いているので、集塵袋の目詰まりの程度により、圧力損失に差がでて、生ごみの乾燥処理そのものに影響がでてくる。また、集塵袋の定期的な交換が必要となってランニングコストがかかったり、洗浄後繰り返し使用可能な集塵袋であっても目詰まりによる排気風量の減少などにより乾燥処理に支障をきたすことがあった。
また、排気経路が湾曲して排気管路が入り組んでおり、このため排気経路の占有スペースを大きくとる必要があり、排気管路の圧力損失も大きいものであった。
また、この種の装置においては、設置する建物・店舗等のレイアウトや設置場所によって、排気口の向きが指定される場合がある。さらに、排気風の臭気が問題となる場合は、排気ホースなどを介して室外に排気することがあるが、その際、排気口の向きが固定であると、ホースのL曲げやL字パイプなどが余分に必要となったり、排気ホース長が長くなったりする場合があった。L曲げやL字パイプを設けたり排気ホース長が長くなると排気風路の抵抗となり、処理性能に影響を及ぼすことがあった。
また、排気口に排気ダクトを設ける場合には、排気ダクト配管内に飛散した粉塵の問題や排気ダクト内で結露して溜まった結露水の問題がある。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、排気中に含まれる粉塵を集塵袋を用いないで集塵することができ、低ランニングコスト及び目詰まりによる圧力損失で生ごみの乾燥処理に支障をきたすことがない生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
また、排気経路の占有スペースのコンパクト化を図ることができる生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
また、排気ホース等の装着方向性を可変にして、様々な設置位置に対応可能な生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
また、排気ダクトに飛散した粉塵回収の利便性向上や結露水の自動排出を実現できる生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明は、生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみを粉砕する粉砕手段と、容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、容器内の空気を排気する排気手段と、排気中に含まれる粉塵をサイクロン方式により集塵する集塵部とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記集塵部を排気手段を構成する排気経路の排気ファンの上流に配置したことを特徴とするものである。
さらに、前記集塵部に、集塵された粉塵を収納する着脱自在な集塵カセットを備えたことを特徴とするものである。
また、前記集塵部と、生ごみの乾燥処理のためのセンサ部と、排気手段を構成する排気ファンとを直線的に配置したことを特徴とするものである。
一方、生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみを粉砕する粉砕手段と、容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、容器内の空気を排気する排気手段と、排気中に含まれる粉塵を整風部材を用いて集塵する集塵部とを備えると共に、排気の排出方向を可変に構成したことを特徴とするものである。
また、前記集塵部を外付けに装着すると共に、その装着方向性を可変に構成したことを特徴とするものである。
一方、生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみを粉砕する粉砕手段と、容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、容器内の空気を排気する排気手段と、排気口と排気ダクトの間に介在して排気中に含まれる粉塵を排気口より低い位置に溜める集塵部とを備えると共に、この集塵部に掃除機の吸込口が連結可能な吸込ノズルを備えたことを特徴とするものである。
さらに、前記集塵部の下方に水切り部材を設け、この水切り部材の下に水が溜まる排水トラップを設けて、この排水トラップを介して排水可能に構成したことを特徴とするものである。
本願発明によれば、排気中に含まれる粉塵をサイクロン方式により集塵する集塵部を備えることにより、排気中に含まれる粉塵を集塵袋を用いないで集塵することができ、低ランニングコスト及び目詰まりによる圧力損失で生ごみの乾燥処理に支障をきたすことがなくなる。
また、上記集塵部を排気手段を構成する排気経路の排気ファンの上流に配置することにより、排気ファンに排気中の粉塵が付着しなくなるので、排気ファンの駆動がスムーズになると共に、メンテナンスが容易になる。
さらに、上記集塵部に、集塵された粉塵を収納する着脱自在な集塵カセットを備えることにより、集塵された粉塵の廃棄が容易になり、メンテナンス性が良くなる。
また、上記集塵部と、生ごみの乾燥処理のためのセンサ部と、排気ファンとを直線的に配置することにより、排気経路の占有スペースのコンパクト化を図ることができ、設置スペースが小さくて済む。
一方、排気中に含まれる粉塵を整風部材を用いて集塵する集塵部を備えると共に、排気の排出方向を可変に構成することにより、排気中に含まれる粉塵を集塵袋を用いないで集塵することができ、低ランニングコスト及び目詰まりによる圧力損失で生ごみの乾燥処理に支障をきたすことがなくなり、さらに、排気ホース等の装着方向性が可変になるので、様々な設置位置に対応可能になる。
また、上記集塵部を外付けに装着すると共に、その装着方向性を可変に構成することにより、上記効果に加えて、既存の装置に対しても、外付けで対応できる。
一方、排気口と排気ダクトの間に介在して排気中に含まれる粉塵を排気口より低い位置に溜める集塵部を備えると共に、この集塵部に掃除機の吸込口が連結可能な吸込ノズルを備えることにより、排気中に含まれる粉塵を集塵袋を用いないで集塵することができ、低ランニングコスト及び目詰まりによる圧力損失で生ごみの乾燥処理に支障をきたすことがなくなり、さらに排気ダクトに飛散した粉塵回収の利便性が向上する。
さらに、上記集塵部の下方に水切り部材を設け、この水切り部材の下に水が溜まる排水トラップを設けて、この排水トラップを介して排水可能に構成することにより、結露水の自動排出を実現できる。
以下、本願発明の実施形態を具体的な実施例を示す図面を参照して詳細に説明する。
図1は本願発明による生ごみ処理装置の実施例1の要部構成を示す縦断面図、図2は同じく、その集塵ボックスから集塵カセットを取り出した状態を示す縦断面図である。
本実施例の生ごみ処理装置は、耐熱性を有するマイクロ波透過材料(樹脂等)で形成された有底筒状の容器1内に厨芥等の生ごみを収納して、容器1を回転すると共に、回転刃2で粉砕・攪拌しながらマイクロ波を照射して加熱乾燥処理するものである。
上記回転刃2は、上カッター3と下カッター4とから構成され、容器1の底面中央から突出する回転軸5の上端に直交するように取り付けられている。下カッター4は、両側とも回転軸5の軸受部6から容器1の底縁に向かって伸びた形状を有し、上カッター3は、両側とも容器1内の側壁に向かって斜め上方に伸びた形状を有する。この回転刃2は、回転軸5の間欠的な高速回転に伴い、容器1内で間欠的に高速回転するように配設されている。回転軸5の容器1下面側に貫通する下端には、後述する回転刃駆動用モータ20の駆動力を着脱自在に伝達するための上カップリング7が設けられている。
一方、上記容器1の下面側には、後述する容器駆動用モータ16の駆動力を着脱自在に伝達するための上カップリング10が突出形成されている。また、容器1上部には起倒自在な取手12が取り付けられている。
上述した容器1は、本体ケース13内に設けられた上面開放の処理室14内に着脱自在に収納される。この処理室14はマイクロ波を透過しない金属製のマイクロ波遮蔽室で、その底部には容器1を載置する受皿15が回転自在に設けられている。この受皿15は、処理室14下方の本体ケース13内に設けられた容器駆動用モータ16にプーリ17やベルト18等を介して連結されて回転駆動される。受皿15内には下カップリング19が形成され、容器1の下面側に突出形成された上カップリング10を受皿15に載置嵌合して下カップリング19に係合することにより、容器1を回転させることができるようになっている。さらに、受皿15内の中央部には、処理室14下方の本体ケース13内に設けられた回転刃駆動用モータ20の出力軸21に形成された下カップリング22が回転自在に露出しており、この下カップリング22に容器1内の回転刃2の回転軸5下端に形成された上カップリング7が係合することにより、回転刃2を回転させることができるようになっている。
上記処理室14の上面開口23は、本体ケース13の上面側にヒンジ24にて開閉可能に取り付けられたマイクロ波遮蔽蓋体25で閉塞されるようになっている。この蓋体25には、蓋体25を開閉する際に使用する把手26が設けられている。
また、処理室14の一方の側壁26側の本体ケース13内にはマイクロ波を発生するマグネトロン27が備えられており、処理室14の側壁26を開口して装着されたマイクロ波透過カバー28を通して、マイクロ波を透過する容器1内の生ごみにマイクロ波を照射することにより、生ごみを加熱するようになっている。上記カバー28は、マイクロ波を吸収し難く耐熱性を有する樹脂(ここではPP樹脂)により形成され、生ごみを回転刃2により粉砕しながら乾燥した際に発生する微粉がマグネトロン27に付着するのを防止している。
上記マグネトロン27の下方の本体ケース13内には吸気ファン29が設けられており、吸気ファン駆動用モータ30によって回転駆動される。この吸気ファン29は、本体ケース13の側壁下部に形成された吸気孔31から外気を吸い込んで、マグネトロン27を介して、処理室14の側壁26上方に形成された給気孔32から処理室14内に外気を供給するものである。吸気ファン29により強制吸気された外気がマグネトロン27を通過することにより、マグネトロン27が効率良く冷却される。
また、本体ケース13内の他側の下部には排気ファン33が設けられており、排気ファン駆動用モータ34によって回転駆動される。この排気ファン33は、処理室14の他方の側壁26上部に形成された排出孔35から後述するセンサ部や集塵ボックスを通ってから、本体ケース13の側壁下部に形成された排気口36を介して処理室14内の空気を外部に強制排気するものである。
さらに、前記蓋体25の裏面には、蓋体25を閉じた状態で処理室14の上面開口23内に突出する略円筒形状のダクト37が形成されている。このダクト37は、蓋体25を閉じた状態で、ダクト37の下端が容器1の内側に入り込むように形成されており、ダクト37側の開口周縁が容器1側の開口周縁の内側にオーバーラップする構成となって、粉砕生ごみ等の容器1外への飛散を防止している。また、ダクト37は、仕切壁38により吸気経路39と排気経路40とに区画されている。
吸気経路39は、ダクト37の一側に形成された吸気口41を介して前述した処理室14内への外気の給気孔32と容器1内とを連通している。また、排気経路40は、ダクト37の他側に形成された排気孔42を介して前述した処理室14からの排出孔35と容器1内とを連通している。
そして、上記処理室14上部の排出孔35から本体ケース13下部の排気口36に至る排気経路50には、生ごみの乾燥処理状態を検出する温度センサ51や湿度センサ52を含むセンサユニット53の他に、集塵ボックス54と、前述した排気ファン33が縦方向に直線的に配置されており、集塵ボックス54は排気ファン33より上流に位置している。よって、排気ファン33には排気中の粉塵が付着しないので、排気ファン33の駆動がスムーズになると共に、メンテナンスが容易になる。
また、上述したように、排気経路50は、センサユニット53、集塵ボックス54、排気ファン33が縦方向に直線的に配置されているので、占有スペースのコンパクト化を図ることができ、設置スペースが小さくて済む。
なお、上記センサユニット53は処理室14の排出孔35側に配置されているので、処理室14内の状態,すなわち生ごみの乾燥処理状態を正確に検出することができるが、排気中の粉塵を浴びやすくなる。この対策としては、センサユニット53を集塵ボックス54の下流側に配置すれば良く、検出精度はやや低くなるが、排気中の粉塵を浴びなくなるので、長期にわたって初期の検出精度を保つことができ、メンテナンスも容易になる。
上記集塵ボックス54の集塵方式はサイクロン方式を採用しており、着脱可能な集塵カセット55を有している。すなわち、本実施例では、図1に示すように、集塵ボックス54の内壁に沿って下方に伸ばされた吸気筒56の下端開口が内壁に沿った横向きに開口し、ここから吹き出された排気風が中央に配置された排気筒57の上端開口に向かって旋回することにより、遠心力で粉塵が分離され、分離された粉塵は集塵ボックス54の下部側に装着された図2(b),(c)に示すように略C字状に形成された集塵カセット55内に集塵されるようになっている。
このように、集塵ボックス54の集塵方式はサイクロン方式を採用しており、フィルタ方式や集塵袋のように交換や洗浄等をしなくても粉塵の目詰まりによる圧力損失の影響が出にくい。従って、低ランニングコスト及び目詰まりによる圧力損失で生ごみの乾燥処理に支障をきたすことがなくなる。
また、集塵ボックス54には着脱可能な集塵カセット55が備えられているので、集塵された粉塵の廃棄が容易になり、メンテナンス性が良くなる。
なお、処理室14内の側壁には、前後左右の4箇所に等間隔に突部43が形成されており、この突部43の先端が容器1側壁に近接する位置まで延設され、回転する容器1の倒れを防止している。
このように構成された生ごみ処理装置においては、容器1内に生ごみを投入し、生ごみが投入された容器1を処理室14内に収納して蓋体25を閉塞し、図示しない電源スイッチを入れ、操作部を操作するという手順で運転操作が行われる。
生ごみの乾燥運転初期は、容器駆動用モータ16により容器1を回転しながらのマグネトロン27による加熱と、吸気ファン29及び排気ファン33による容器1内の空気の吸排気により、生ごみから水分が除去されると共に、容器1内の温度は上昇する。回転刃2の駆動は湿度センサ52の出力に基づいて制御部によって制御され、容器1内の湿度が低下すると回転刃2を駆動するようになっている。
すなわち、マグネトロン27から発生するマイクロ波は水分に吸収される特性があるため、生ごみの乾燥運転初期から回転刃2を駆動して、生ごみを粉砕・攪拌すると、生ごみから発生して容器1内に溜まった多量の水分にマイクロ波が吸収されてしまい、マイクロ波により生ごみを加熱できなくなる。
また、生ごみを運転開始当初から粉砕・攪拌すると糊状になったり粘性により団塊状になり、生ごみ内部の乾燥効率が低下する。
従って、生ごみの乾燥運転初期は、回転刃2の駆動は行わず、湿度センサ52により容器1内の湿度低下を検出した後に、回転刃2を駆動させ、回転刃2の駆動により容器1内の湿度が上昇すると回転刃2の駆動を停止させるようになっている。
また、容器駆動用モータ16により容器1を回転させているのは、マグネトロン27による生ごみの加熱ムラを防止して均一に加熱するためである。
生ごみの乾燥運転中期以降は、生ごみの乾燥効率を向上させるために、回転刃駆動用モータ20を間欠的に駆動させて生ごみを粉砕・攪拌する。
生ごみの乾燥運転中期には、マグネトロン27からの加熱量と生ごみの水分が気化する際に奪われる気化熱とが釣り合い、容器1内の温度は略一定になるが、生ごみの乾燥が進行すると生ごみの水分が気化する際に奪われる気化熱が減少するため、容器1内の温度は上昇する。本実施例においては、容器1内の温度が摂氏70度まで上昇し、温度センサ51がこの温度を検出すると、乾燥が終了したと制御部は判断し、加熱手段であるマグネトロン27を停止させるようになっている。
この時、乾燥した生ごみの温度は高く、使用者が誤って生ごみに触れると火傷する畏れがあるため、吸気ファン29と排気ファン33を継続して駆動させて容器1内の温度を低下させてから乾燥終了の報知を行う。この乾燥終了の報知を使用者が確認してから、蓋体25を開放して容器1を取り出すことにより、生ごみの乾燥処理物を安全に廃棄することができる。
図3は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例2の要部構成を示す縦断面図、図4はその集塵ボックスのカバーを開けた状態を示す図、図5は集塵ボックスのカバーの内側を示す図、図6は集塵ボックスの排気の排出口を左右及び上方向となるように装着した状態を示す図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
前記実施例では、本体ケース13内にサイクロン方式の集塵ボックス54を内蔵したが、本実施例では、本体ケース13の排気口36に連結するように外付けする集塵ボックス60を用いている。なお、本実施例では、図3に示すように、蓋体25の裏面に突設された円筒形状のダクト37aの下端開口部に取り付けられた容器蓋44には、ダクト37aの周辺に排気孔45が形成されている。また、外気の吸気孔31が形成された本体ケース13の上面と、対応する蓋体25の裏面には、蓋体25を閉じた状態で連通するような通気孔46,47がそれぞれ形成されている。
本実施例の集塵ボックス60には、図4に示す集塵ボックス本体61及び図5に示すカバー62に、排気風の流路を形成させ、集塵ボックス60の排気排出口63への細分化された生ごみ処理物(粉塵)の流出を妨げるための整風部材64,65が取り付けられている。
集塵ボックス60の排気排出口63への粉塵の流出を妨げるため、整風部材64,65には装置本体側の排気口36から排出された排気風が集塵ボックス60の排気排出口63に直接向かうことがないように工夫されている。ここでは、図4に示す集塵ボックス本体61側には、装置本体側の排気口36と集塵ボックス本体61側の一側壁(図では上壁)に形成された排気排出口63との間に、これらの間を遮るように略X字状に交差して、下部両側に開口64aが形成され、中央部には間隙64bが形成された整風部材64が取り付けられており、カバー62側にはカバー62を付けた状態で装置本体側の排気口36に向けて断面く字状に突出する整風部材65が取り付けられている。また、集塵ボックス本体61側には、集塵ボックス60を装置本体に排気排出口63が上下左右のいずれの向きにも装着可能とするための取付孔66が形成されている。この集塵ボックス60の底面には、細分化された生ごみ処理物の粉塵が溜まることになり、定期的なメンテナンス時に清掃を行うことで、集塵袋などは必要ない。
本実施例は、上述した集塵ボックス60の装着方向性を可変にしたことに特徴があり、ここでは、90゜ピッチで生ごみ処理装置本体への外付け装着を可能な構成としている。従って、生ごみ処理装置の設置場所に応じて集塵ボックス60の排気排出口63を上下左右のいずれの向きにも向けることが可能である。なお、下向きは余り考えられないので、図4では、排気排出口63が左右及び上方向になるように装着した状態を示している。
以上のように構成することにより、本装置を使用する店舗等のレイアウトや設置場所によって、集塵ボックス60の排気排出口63の向きが指定される場合であっても、あるいは排気風の臭気が問題となる場合であっても、ホースのL曲げやL字パイプなどが余分に必要となることはない。従って、整風部材64,65を用いたことと相俟って、排気風路の抵抗となり、処理性能に影響を及ぼすことがない。また、既存の装置に対しても、外付けで対応できる。
以上のように、本実施例の生ごみ処理装置は、整風部材64,65を用いた集塵ボックス60の装着方向性を可変とし、装置本体に外付けする構成であるので、集塵袋などの維持費がかからず、様々な設置位置に対応可能な低ランニングコスト及び高信頼性の生ごみ処理装置を実現できる。
なお、集塵ボックス60自体の装置への取り付けは一定とし、集塵ボックス60の排気排出口63を予め上下左右の4方向に向けておき、使用する排出口63のみ開口する構成でも、同様の効果がある。
図7は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例3の要部構成を示す縦断面図、図8は同じく背面側から見た要部縦断面図、図9は吸込ノズルに掃除機の吸込口を連結した状態を示す図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施例では、本体ケース13の排気口36と排気ダクト69の間に介在して排気中に含まれる粉塵を排気口36より低い位置に溜める集塵部70を備えると共に、この集塵部70に掃除機の吸込口が連結可能な吸込ノズル71を備えたものである。この吸込ノズル71の連結口71aには、通常は図8に示すようにキャップ71bを被せておく。
以上の構成において、本体ケース13の排気口36から排出される排気中に含まれる粉塵は、本体排気口36より低い位置に設けた集塵部70のゴミ溜まり72に回収される。ここには、図9に示すように掃除機本体73にホース74を介して接続された延長管75の吸込口76が連結可能な吸込ノズル71があり、図8に示すキャップ72を外して、図9に示すように延長管75の吸込口76を連結することで、ゴミ溜まり72に溜まった粉塵を掃除機本体73に吸い込むことができる。
従って、排気中に含まれる粉塵を集塵袋を用いないで集塵することができ、低ランニングコスト及び目詰まりによる圧力損失で生ごみの乾燥処理に支障をきたすことがなくなり、さらに排気ダクト69に飛散した粉塵回収の利便性が向上する。
図10は、本願発明による生ごみ処理装置の実施例4の背面側から見た要部構成を示す縦断面図であり、前記実施例と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施例は、上記実施例3に水切り部材77と排水トラップ78を追加したものである。
この種の生ごみ処理装置においては、処理する生ごみの種類(水分の多い生ごみ)や寒冷地の屋外などに設置した場合、排気に含まれる水分が排気ダクト69内で結露し、本体排気口36へ戻って溜まる場合があるが、本実施例のものでは、図10に示すように、集塵部70のゴミ溜まり72の更に下にメッシュ等の水切り部材77を設け、その下に水が溜まる排水トラップ78を設けて、この排水トラップ78を介して下水等に排水する構成になっているので、自動排水を実現でき、排気口36が水により塞がれたり、本体ケース13内に水が溜まったりすることがなくなって、安全性が向上する。
本願発明による生ごみ処理装置の実施例1の要部構成を示す縦断面図。 同じく、その集塵ボックスから集塵カセットを取り出した状態を示す縦断面図。 本願発明による生ごみ処理装置の実施例2の要部構成を示す縦断面図。 実施例2の集塵ボックスのカバーを開けた状態を示す図。 同じく実施例2の集塵ボックスのカバーの内側を示す図。 同じく実施例2の集塵ボックスの排気の排出口を左右及び上方向となるように装着した状態を示す図。 本願発明による生ごみ処理装置の実施例3の要部構成を示す縦断面図。 同じく背面側から見た要部縦断面図。 同じく吸込ノズルに掃除機の吸込口を連結した状態を示す図。 本願発明による生ごみ処理装置の実施例4の背面側から見た要部構成を示す縦断面図。
符号の説明
1 容器
2 回転刃
5 回転軸
13 本体ケース
14 処理室
16 容器駆動用モータ
20 回転刃駆動用モータ
27 マグネトロン
29 吸気ファン
30 吸気ファン駆動用モータ
33 排気ファン
34 排気ファン駆動用モータ
35 排出孔
36 排気口
37 ダクト
44 容器蓋
45 排気口
50 排気経路
51 温度センサ
52 湿度センサ
53 センサユニット
54 集塵ボックス
55 集塵カセット
56 吸気筒
57 排気筒
60 集塵ボックス
61 集塵ボックス本体
62 カバー
63 排気排出口
64,65 整風部材
69 排気ダクト
70 集塵部
71 吸込ノズル
72 ゴミ溜まり
73 掃除機本体
76 吸込口
77 水切り部材

Claims (8)

  1. 生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみを粉砕する粉砕手段と、容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、容器内の空気を排気する排気手段と、排気中に含まれる粉塵をサイクロン方式により集塵する集塵部とを備えたことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 前記集塵部を排気手段を構成する排気経路の排気ファンの上流に配置したことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 前記集塵部に、集塵された粉塵を収納する着脱自在な集塵カセットを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の生ごみ処理装置。
  4. 前記集塵部と、生ごみの乾燥処理のためのセンサ部と、排気手段を構成する排気ファンとを直線的に配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
  5. 生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみを粉砕する粉砕手段と、容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、容器内の空気を排気する排気手段と、排気中に含まれる粉塵を整風部材を用いて集塵する集塵部とを備えると共に、排気の排出方向を可変に構成したことを特徴とする生ごみ処理装置。
  6. 前記集塵部を外付けに装着すると共に、その装着方向性を可変に構成したことを特徴とする請求項5記載の生ごみ処理装置。
  7. 生ごみを収納する容器と、容器内の生ごみを粉砕する粉砕手段と、容器内の生ごみを加熱する加熱手段と、容器内の空気を排気する排気手段と、排気口と排気ダクトの間に介在して排気中に含まれる粉塵を排気口より低い位置に溜める集塵部とを備えると共に、この集塵部に掃除機の吸込口が連結可能な吸込ノズルを備えたことを特徴とする生ごみ処理装置。
  8. 前記集塵部の下方に水切り部材を設け、この水切り部材の下に水が溜まる排水トラップを設けて、この排水トラップを介して排水可能に構成したことを特徴とする請求項7記載の生ごみ処理装置。
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