JP2004057836A - 加熱脱臭式生ゴミ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱脱臭式生ゴミ処理装置において、熱媒体タンクを利用して省電力を可能にする。
【解決手段】攪拌機25を備えて周囲を閉鎖された処理槽20に、熱媒体を充填した熱媒体タンク30が付設されている加熱脱臭式生ゴミ処理装置において、ヒータ35が、熱媒体タンク30に収納された脱臭用ダクト34に内蔵されると共に、この脱臭用ダクトの入口側ダクト部34aを処理槽20に連通させ、脱臭用ダクト34の出口側ダクト部34bに、凝縮機と、熱媒体による加熱により処理槽20で生ゴミから生じたガスを凝縮機を通して吸引する吸引ブロアとを後続させた。
【選択図】 図1
【解決手段】攪拌機25を備えて周囲を閉鎖された処理槽20に、熱媒体を充填した熱媒体タンク30が付設されている加熱脱臭式生ゴミ処理装置において、ヒータ35が、熱媒体タンク30に収納された脱臭用ダクト34に内蔵されると共に、この脱臭用ダクトの入口側ダクト部34aを処理槽20に連通させ、脱臭用ダクト34の出口側ダクト部34bに、凝縮機と、熱媒体による加熱により処理槽20で生ゴミから生じたガスを凝縮機を通して吸引する吸引ブロアとを後続させた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周囲を閉鎖された攪拌機付処理槽に、生ゴミを乾燥或いは併せて分解発酵させるように加熱するために、熱媒体が充填されたヒータ内蔵の熱媒体タンクが付設されている加熱脱臭式生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の生ゴミ処理装置は、局部的な加熱を回避するために、ヒータが浸漬された熱媒体を介して加熱することにより生ゴミを乾燥或いは併せて分解発酵させるもので、このような処理過程で生じる臭気を伴う蒸気は、活性炭等の非加熱式の脱臭装置を通して脱臭するのに代えて或いは併用して、加熱式脱臭装置によりさらに加熱して脱臭される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような独立の加熱式脱臭装置により脱臭を行う場合、そのヒータ専用に給電を行う必要があり、また構造的にも相応の専有スペースを要していた。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、熱媒体タンクを利用して省電力を可能にする加熱脱臭式生ゴミ処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、攪拌機を備えて周囲を閉鎖された処理槽に、熱媒体を充填したヒータ内蔵の熱媒体タンクが付設されている加熱脱臭式生ゴミ処理装置において、ヒータが、熱媒体タンクに収納された脱臭用ダクトに内蔵されると共に、この脱臭用ダクトの入口側ダクト部を処理槽に連通させ、脱臭用ダクトの出口側ダクト部に、凝縮機と、熱媒体による加熱により処理槽で生ゴミから生じたガスを凝縮機を通して吸引する吸引ブロアとを後続させたことを特徴とする。
【0006】
熱媒体は、脱臭用ダクトに内蔵のヒータで加熱されることにより、処理槽を加熱する。これにより、処理槽で生ゴミから発生する蒸気等のガスは、吸引ブロアにより入口側ダクト部から吸引されて脱臭用ダクトを通過する過程で、ヒータによる加熱により脱臭される。脱臭処理されたガスは、出口側ダクト部から吸引されて凝縮機で凝縮され、残りの空気等のガスは吸引ブロアから排気される。処理槽の所要熱量が大きい場合に、熱媒体を効率良く加熱するために、請求項2により、媒体加熱専用のヒータを別途に内蔵させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を基に本発明の実施の形態の一例による加熱脱臭式生ゴミ処理装置を説明する。この生ゴミ処理装置は、攪拌機25付の円筒状の処理槽20を断熱層11でカバーされた相対的に大きな円筒状のケーシング10内に閉鎖空間部19を置いて収納すると共に、破砕された生ゴミの乾燥或いは併せて発酵を行わせる処理装置は、処理槽20の底部に熱媒体タンク30を付設して構成されている。
【0008】
攪拌機25は、処理槽20の中心部を縦断し、かつパドル24が放射状に配列されたシャフト23と、その端部をカバー21a付のプーリ22を介して回転駆動するモータ21とより構成されている。ケーシング10の上面には、生ゴミの投入口13が設けられ、その周壁13aが閉鎖空間部19と内部を遮蔽した状態で処理槽20の開口部26に接続している。ケーシング10の正面には、熱媒体タンク30の上側に隣接して内部に侵入し処理槽20壁面を開閉する処理済み生ゴミ用の排出口17が設けられている。
【0009】
ケーシング10の底部には、その周囲の処理槽20の底部との間に仕切り板37を設けることにより、熱媒体油が充填される熱媒体タンク30が構成され、その上方の処理槽20の周囲は閉鎖空間部19で包囲されている。また、熱媒体タンク30には、セラミックパイプ31にヒータ本体32を内蔵させた媒体加熱専用のヒータ33と、ヒータ35を内蔵させたセラミック製の脱臭用ダクト34とが並置されて収納され、全域にわたり縦断している。
【0010】
脱臭用ダクト34の入口側から導出された金属製の入口側ダクト部34aは処理槽20の上部に侵入し、その内部に開口する入口34dには、詰まりを防止するように円筒状のメッシュ管36が処理槽20の上面に沿って取付けられている。一方、出口側から導出された金属製の出口側ダクト部34bの出口34cは、仕切り板37より僅かに上方位置で閉鎖空間部19内に開口すると共に、出口34cに対して離間しているケーシング10の中央上部にはダクト14が設けられ、凝縮機15及びケーシング10の外に排気する吸引ブロア16が後続している。外部に露出された出口側ダクト部34bも断熱層でカバーするのが好ましい。
【0011】
このように構成された生ゴミ処理装置は、処理状態を検知して処理過程を自動的に進行させる自動制御回路が付属することにより、次のように動作する。投入口13から処理槽20に生ゴミを投入すると共に、必要により発酵菌も混入して動作を開始させる。攪拌機25による攪拌並びにヒータ33及びヒータ35による熱媒体油の加熱が開始され、破砕された生ゴミは熱媒体油を介して均一に加熱されて乾燥が進行する。発酵菌が混入された場合には、加熱により発酵も進行する。
【0012】
内部の湿度が所定レベルに上昇すると、吸引ブロア16が作動を開始して、生ゴミから生じる臭気を含む蒸気等のガスが、処理槽20の上部でメッシュ管36を通して入口側ダクト部34aから脱臭用ダクト34に吸引される。その吸引された蒸気は、脱臭用ダクト34を通過する過程で、例えば550℃程度に発熱しているヒータ35による加熱により脱臭が行われる。
【0013】
その加熱された脱臭処理済みのガスは、出口側ダクト部34bを通して閉鎖空間部19へ排気されて充満することにより、その排気熱は閉鎖空間部19で大部分を包囲された処理槽20を加熱する。さらに、閉鎖空間部19内のガスは、ダクト14から排気され、凝縮機15で液体となって排液され、脱臭処理されたガスは外気へ放出される。処理槽20内の乾燥が進み、湿度が所定値に低下すると、作動は停止する。媒体加熱専用のヒータ33を備えることにより、充分な熱媒体油の加熱が行われると共に、熱媒体タンク30に容積に対して充分小さな容積の脱臭用ダクト34内でヒータ35により充分な脱臭が行われ、このヒータの熱で周囲の熱媒体油も加熱されて、熱媒体タンク30内で脱臭が効率良く行われる。
【0014】
このような装置により、少なくとも通常の加熱式脱臭装置と同程度の脱臭効果が得られるが、さらに白金等による触媒を脱臭用ダクト34内に収納すると、それ自体周知の触媒装置の加熱も熱媒体タンク30の発熱を利用して効率良く行われることになる。さらに、凝縮機15の前後又はその一方側に活性炭等の非加熱式の脱臭装置を追加することも可能である。
【0015】
図4は別の実施の形態による小型の生ゴミ処理装置を示す。攪拌機41付の処理槽40が、投入口48付の断熱層43aでカバーされたケーシング43内に収納されると共に、処理槽40の底部を包囲する熱媒体タンク50が付設されている。ケーシング43の底部には処理槽40に接続する排出口(図示せず)が設けられている。この熱媒体タンク50には、熱媒体54を加熱するヒータ51を内蔵した脱臭用ダクト52が収納され、その入口側ダクト部52aの入口は、上方が開放された処理槽40の上方に開口している。出口側ダクト部52bには、ケーシング43内の処理槽40間の閉鎖空間部49に配置された放熱フィン付のラジエータ55が後続している。さらに、このラジエータに、外部導出のダクト56を介して凝縮機及び吸引ブロアが後続している。ラジエータ55の放散熱は、処理槽40の周囲の加熱に利用される。
【0016】
尚、さらに別の実施の形態として、さらに小型化されて処理槽自体が閉鎖形状のケーシング状に構成されている場合、付設の熱媒体タンクから出口側ダクト部を外部に直接導出して、閉鎖空間部を経由することなく凝縮機及び吸引ブロアに後続させても良い。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、熱媒体を加熱するヒータで加熱脱臭を行うことにより、省電力の加熱式脱臭装置が実現され、また加熱脱臭に必要なスペースも削減される。請求項2の発明によれば、媒体加熱専用ヒータでも熱媒体を加熱することにより、脱臭用ダクト内の過剰な加熱で不要な熱損失を発生させることなく、大型の熱媒体タンクに対して確実に加熱を行うことができる。請求項3の発明によれば、脱臭用ダクトの廃熱が処理槽の加熱に利用され、効率が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による加熱脱臭式生ゴミ処理装置の断面図である。
【図2】同生ゴミ処理装置の斜視図である。
【図3】同生ゴミ処理装置の側面図である。
【図4】別の実施の形態による生ゴミ処理装置の断面図である。
【符号の説明】
10、43 ケーシング
13、48 投入口
15 凝縮機
16 吸引ブロア
19、49 閉鎖空間部
20、40 処理槽
25、41 攪拌機
30、50 熱媒体タンク
34a、52a 入口側ダクト部
34b、52b 出口側ダクト部
33、35、51 ヒータ
34、52 脱臭用ダクト
【発明の属する技術分野】
本発明は、周囲を閉鎖された攪拌機付処理槽に、生ゴミを乾燥或いは併せて分解発酵させるように加熱するために、熱媒体が充填されたヒータ内蔵の熱媒体タンクが付設されている加熱脱臭式生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の生ゴミ処理装置は、局部的な加熱を回避するために、ヒータが浸漬された熱媒体を介して加熱することにより生ゴミを乾燥或いは併せて分解発酵させるもので、このような処理過程で生じる臭気を伴う蒸気は、活性炭等の非加熱式の脱臭装置を通して脱臭するのに代えて或いは併用して、加熱式脱臭装置によりさらに加熱して脱臭される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような独立の加熱式脱臭装置により脱臭を行う場合、そのヒータ専用に給電を行う必要があり、また構造的にも相応の専有スペースを要していた。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、熱媒体タンクを利用して省電力を可能にする加熱脱臭式生ゴミ処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、攪拌機を備えて周囲を閉鎖された処理槽に、熱媒体を充填したヒータ内蔵の熱媒体タンクが付設されている加熱脱臭式生ゴミ処理装置において、ヒータが、熱媒体タンクに収納された脱臭用ダクトに内蔵されると共に、この脱臭用ダクトの入口側ダクト部を処理槽に連通させ、脱臭用ダクトの出口側ダクト部に、凝縮機と、熱媒体による加熱により処理槽で生ゴミから生じたガスを凝縮機を通して吸引する吸引ブロアとを後続させたことを特徴とする。
【0006】
熱媒体は、脱臭用ダクトに内蔵のヒータで加熱されることにより、処理槽を加熱する。これにより、処理槽で生ゴミから発生する蒸気等のガスは、吸引ブロアにより入口側ダクト部から吸引されて脱臭用ダクトを通過する過程で、ヒータによる加熱により脱臭される。脱臭処理されたガスは、出口側ダクト部から吸引されて凝縮機で凝縮され、残りの空気等のガスは吸引ブロアから排気される。処理槽の所要熱量が大きい場合に、熱媒体を効率良く加熱するために、請求項2により、媒体加熱専用のヒータを別途に内蔵させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を基に本発明の実施の形態の一例による加熱脱臭式生ゴミ処理装置を説明する。この生ゴミ処理装置は、攪拌機25付の円筒状の処理槽20を断熱層11でカバーされた相対的に大きな円筒状のケーシング10内に閉鎖空間部19を置いて収納すると共に、破砕された生ゴミの乾燥或いは併せて発酵を行わせる処理装置は、処理槽20の底部に熱媒体タンク30を付設して構成されている。
【0008】
攪拌機25は、処理槽20の中心部を縦断し、かつパドル24が放射状に配列されたシャフト23と、その端部をカバー21a付のプーリ22を介して回転駆動するモータ21とより構成されている。ケーシング10の上面には、生ゴミの投入口13が設けられ、その周壁13aが閉鎖空間部19と内部を遮蔽した状態で処理槽20の開口部26に接続している。ケーシング10の正面には、熱媒体タンク30の上側に隣接して内部に侵入し処理槽20壁面を開閉する処理済み生ゴミ用の排出口17が設けられている。
【0009】
ケーシング10の底部には、その周囲の処理槽20の底部との間に仕切り板37を設けることにより、熱媒体油が充填される熱媒体タンク30が構成され、その上方の処理槽20の周囲は閉鎖空間部19で包囲されている。また、熱媒体タンク30には、セラミックパイプ31にヒータ本体32を内蔵させた媒体加熱専用のヒータ33と、ヒータ35を内蔵させたセラミック製の脱臭用ダクト34とが並置されて収納され、全域にわたり縦断している。
【0010】
脱臭用ダクト34の入口側から導出された金属製の入口側ダクト部34aは処理槽20の上部に侵入し、その内部に開口する入口34dには、詰まりを防止するように円筒状のメッシュ管36が処理槽20の上面に沿って取付けられている。一方、出口側から導出された金属製の出口側ダクト部34bの出口34cは、仕切り板37より僅かに上方位置で閉鎖空間部19内に開口すると共に、出口34cに対して離間しているケーシング10の中央上部にはダクト14が設けられ、凝縮機15及びケーシング10の外に排気する吸引ブロア16が後続している。外部に露出された出口側ダクト部34bも断熱層でカバーするのが好ましい。
【0011】
このように構成された生ゴミ処理装置は、処理状態を検知して処理過程を自動的に進行させる自動制御回路が付属することにより、次のように動作する。投入口13から処理槽20に生ゴミを投入すると共に、必要により発酵菌も混入して動作を開始させる。攪拌機25による攪拌並びにヒータ33及びヒータ35による熱媒体油の加熱が開始され、破砕された生ゴミは熱媒体油を介して均一に加熱されて乾燥が進行する。発酵菌が混入された場合には、加熱により発酵も進行する。
【0012】
内部の湿度が所定レベルに上昇すると、吸引ブロア16が作動を開始して、生ゴミから生じる臭気を含む蒸気等のガスが、処理槽20の上部でメッシュ管36を通して入口側ダクト部34aから脱臭用ダクト34に吸引される。その吸引された蒸気は、脱臭用ダクト34を通過する過程で、例えば550℃程度に発熱しているヒータ35による加熱により脱臭が行われる。
【0013】
その加熱された脱臭処理済みのガスは、出口側ダクト部34bを通して閉鎖空間部19へ排気されて充満することにより、その排気熱は閉鎖空間部19で大部分を包囲された処理槽20を加熱する。さらに、閉鎖空間部19内のガスは、ダクト14から排気され、凝縮機15で液体となって排液され、脱臭処理されたガスは外気へ放出される。処理槽20内の乾燥が進み、湿度が所定値に低下すると、作動は停止する。媒体加熱専用のヒータ33を備えることにより、充分な熱媒体油の加熱が行われると共に、熱媒体タンク30に容積に対して充分小さな容積の脱臭用ダクト34内でヒータ35により充分な脱臭が行われ、このヒータの熱で周囲の熱媒体油も加熱されて、熱媒体タンク30内で脱臭が効率良く行われる。
【0014】
このような装置により、少なくとも通常の加熱式脱臭装置と同程度の脱臭効果が得られるが、さらに白金等による触媒を脱臭用ダクト34内に収納すると、それ自体周知の触媒装置の加熱も熱媒体タンク30の発熱を利用して効率良く行われることになる。さらに、凝縮機15の前後又はその一方側に活性炭等の非加熱式の脱臭装置を追加することも可能である。
【0015】
図4は別の実施の形態による小型の生ゴミ処理装置を示す。攪拌機41付の処理槽40が、投入口48付の断熱層43aでカバーされたケーシング43内に収納されると共に、処理槽40の底部を包囲する熱媒体タンク50が付設されている。ケーシング43の底部には処理槽40に接続する排出口(図示せず)が設けられている。この熱媒体タンク50には、熱媒体54を加熱するヒータ51を内蔵した脱臭用ダクト52が収納され、その入口側ダクト部52aの入口は、上方が開放された処理槽40の上方に開口している。出口側ダクト部52bには、ケーシング43内の処理槽40間の閉鎖空間部49に配置された放熱フィン付のラジエータ55が後続している。さらに、このラジエータに、外部導出のダクト56を介して凝縮機及び吸引ブロアが後続している。ラジエータ55の放散熱は、処理槽40の周囲の加熱に利用される。
【0016】
尚、さらに別の実施の形態として、さらに小型化されて処理槽自体が閉鎖形状のケーシング状に構成されている場合、付設の熱媒体タンクから出口側ダクト部を外部に直接導出して、閉鎖空間部を経由することなく凝縮機及び吸引ブロアに後続させても良い。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、熱媒体を加熱するヒータで加熱脱臭を行うことにより、省電力の加熱式脱臭装置が実現され、また加熱脱臭に必要なスペースも削減される。請求項2の発明によれば、媒体加熱専用ヒータでも熱媒体を加熱することにより、脱臭用ダクト内の過剰な加熱で不要な熱損失を発生させることなく、大型の熱媒体タンクに対して確実に加熱を行うことができる。請求項3の発明によれば、脱臭用ダクトの廃熱が処理槽の加熱に利用され、効率が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による加熱脱臭式生ゴミ処理装置の断面図である。
【図2】同生ゴミ処理装置の斜視図である。
【図3】同生ゴミ処理装置の側面図である。
【図4】別の実施の形態による生ゴミ処理装置の断面図である。
【符号の説明】
10、43 ケーシング
13、48 投入口
15 凝縮機
16 吸引ブロア
19、49 閉鎖空間部
20、40 処理槽
25、41 攪拌機
30、50 熱媒体タンク
34a、52a 入口側ダクト部
34b、52b 出口側ダクト部
33、35、51 ヒータ
34、52 脱臭用ダクト
Claims (3)
- 攪拌機を備えて周囲を閉鎖された処理槽に、熱媒体を充填したヒータ内蔵の熱媒体タンクが付設されている加熱脱臭式生ゴミ処理装置において、
ヒータが、熱媒体タンクに収納された脱臭用ダクトに内蔵されると共に、この脱臭用ダクトの入口側ダクト部を処理槽に連通させ、
前記脱臭用ダクトの出口側ダクト部に、凝縮機と、熱媒体による加熱により前記処理槽で生ゴミから生じたガスを前記凝縮機を通して吸引する吸引ブロアとを後続させたことを特徴とする加熱脱臭式生ゴミ処理装置。 - 熱媒体タンクに、ヒータ内蔵の脱臭用ダクトと共に、熱媒体を加熱する媒体加熱専用のヒータを内蔵させたことを特徴とする請求項1記載の加熱脱臭式生ゴミ処理装置。
- 処理槽をケーシングに収納することにより、このケーシングの底部に前記処理槽の底部を包囲する熱媒体タンクを構成し、またこの熱媒体タンクの上方の前記処理槽及び前記ケーシング間に閉鎖空間部を形成し、
出口側ダクト部が前記閉鎖空間部に連通すると共に、前記出口側ダクト部の出口に対して離間した前記ケーシング部分に、凝縮機及び吸引ブロアを後続させたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の加熱脱臭式生ゴミ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185857A JP2004057836A (ja) | 2002-06-05 | 2002-06-26 | 加熱脱臭式生ゴミ処理装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002164318 | 2002-06-05 | ||
JP2002185857A JP2004057836A (ja) | 2002-06-05 | 2002-06-26 | 加熱脱臭式生ゴミ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004057836A true JP2004057836A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31949348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002185857A Pending JP2004057836A (ja) | 2002-06-05 | 2002-06-26 | 加熱脱臭式生ゴミ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004057836A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100755012B1 (ko) * | 2006-10-18 | 2007-09-06 | 전근식 | 축산 분뇨 건조처리장치 |
KR101053735B1 (ko) | 2009-07-07 | 2011-08-02 | 김순영 | 가축분뇨 처리장치 |
KR102261308B1 (ko) * | 2020-11-06 | 2021-06-07 | 김수철 | 음식물쓰레기 감량처리 및 바이오오일 추출장치 |
KR102261305B1 (ko) * | 2020-11-06 | 2021-06-07 | 김수철 | 음식물쓰레기 감량 건조 처리장치 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002185857A patent/JP2004057836A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100755012B1 (ko) * | 2006-10-18 | 2007-09-06 | 전근식 | 축산 분뇨 건조처리장치 |
KR101053735B1 (ko) | 2009-07-07 | 2011-08-02 | 김순영 | 가축분뇨 처리장치 |
KR102261308B1 (ko) * | 2020-11-06 | 2021-06-07 | 김수철 | 음식물쓰레기 감량처리 및 바이오오일 추출장치 |
KR102261305B1 (ko) * | 2020-11-06 | 2021-06-07 | 김수철 | 음식물쓰레기 감량 건조 처리장치 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080709 |