JP4039120B2 - 水素生成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、改質反応により水素を生成し、水素消費装置に水素を供給する水素供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、燃料電池に水素を供給する装置として、炭化水素化合物を改質して水素リッチガスを生成する改質器が知られている。改質器では、高温での触媒反応(水蒸気改質反応)により炭化水素化合物を含む改質原料を改質して水素を発生させる。この水蒸気改質反応のためには、改質器を高温に維持する必要がある。
【0003】
改質器を高温に維持する方法として、燃料電池から排出される未反応の燃料ガス(水素を含有するオフガス)を燃焼させて、この燃焼熱を利用して改質器を加熱する方法が提案されている。このような改質器として、例えば特開平11−343101号公報に記載の改質器がある。この改質器は、隔壁で分離された燃焼室と改質室とからなり、隔壁を介して燃焼室と改質室との間で熱交換が行われるように構成されている。そして、燃料(オフガス)を燃焼室で燃焼させた燃焼熱で改質室を加熱し、改質室内の改質触媒により改質室を流れる改質原料が水素を含むガス(改質ガス)に改質される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報記載の改質器では、改質室に充填された改質触媒は、燃焼室における燃焼熱によって隔壁を介して間接的に加熱されるために熱抵抗が大きく、昇温が遅れて改質反応の始動が遅れる。また、燃焼室では、始動時において、燃焼ガス中の未燃焼成分等の有害成分が未浄化のまま大気中に排出されるという問題がある。さらに、熱交換器で必要伝熱量を確保するためには、大きな伝熱面および大きな体格が必要となり、搭載スペースが限られる車両用として用いる場合には不利となる。
【0005】
また、単位面積当たりの伝熱量が大きい回転蓄熱体を備えた回転蓄熱式熱交換器を用いることが考えられるが、回転蓄熱式熱交換器は構造上シール漏れと移送漏れによるガス漏れが発生するという問題がある。
【0006】
本発明は、上記点に鑑み、改質反応により水素を生成する水素生成装置において、改質反応の始動性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、改質原料を加熱する加熱部(21、21′)と、加熱部(21、21′)で加熱された改質原料を水素に改質し、水素を含んだ改質ガスを生成する改質部(22、22′)とを有し、水素化合物を含む改質原料と、燃焼用燃料および燃焼用空気を含む混合ガスとが交互に供給され、混合ガスを燃焼させて燃焼ガスを生成する複数の熱交換群(20、20′)と、複数の熱交換群(20、20′)に改質原料を供給する改質原料供給部(10)と、複数の熱交換群(20、20′)に燃焼用燃料を供給する燃料供給部(40)と、複数の熱交換群(20、20′)に燃焼用空気を供給する空気供給部(50)と、改質原料が複数の熱交換群(20、20′)の少なくとも1つに供給されるように改質原料の流路を切り替える第1の改質原料流路切替手段(60)と、改質原料供給部(10)より改質原料が供給された熱交換群(20、20′)で生成された改質ガスが水素消費装置(30)に供給されるように、複数の熱交換群(20、20′)で生成された改質ガスの流路を切り替える第2の改質原料流路切替手段(61)と、改質原料が供給されていない複数の熱交換群(20、20′)の少なくとも1つにおける改質部(22、22′)に燃焼用燃料が供給されるように、燃焼用燃料の流路を切り替える第1の加熱流体流路切替手段(70)と、燃焼用燃料が供給される改質部(22、22′)に燃焼用空気が供給されるように、燃焼用空気の流路を切り替える第2の加熱流体流路切替手段(71)と、熱交換群(20、20′)より排出される燃焼ガスが外部に排出されるように、熱交換群(20、20′)より排出される燃焼ガスの流路を切り替える第3の加熱流体流路切替手段(72)とを備え、熱交換群(20、20′)は、改質ガス中のCOを除去するCO除去部(23、23′)をさらに有しており、第1の加熱流体流路切替手段(70)は、熱交換群(20、20′)における改質部(22、22′)とCO除去部(23、23′)との間に燃焼用燃料が供給されるように、燃焼用燃料の流路を切り替えるように構成され、第2の加熱流体流路切替手段(71)は、燃焼用燃料が供給される熱交換群(20、20′)におけるCO除去部(23、23′)に燃焼用空気が供給されるように、燃焼用空気の流路を切り替えるように構成されていることを特徴としている。
【0010】
このように、改質原料を改質する熱交換群(20、20′)で燃焼ガスを生成することにより、熱交換群(20、20′)を構成する改質部(22、22′)および加熱部(21、21′)を直接的に加熱することができ、速やかに改質反応開始温度まで昇温させることができる。これにより、水素生成装置における改質反応開始までの始動時間を短縮することができる。
【0012】
さらに、CO除去部(23、23′)に燃焼用空気を供給することで、CO除去反応により高温となったCO除去部(23、23′)を効率よく冷却することができる。請求項2に記載の発明ではCO除去部(23、23′)を蓄熱体から構成している。
また、請求項3に記載の発明では、燃焼用空気は、熱交換群(20、20′)における改質部(22、22′)とCO除去部(23、23′)との間にも供給されることを特徴としている。これにより、CO除去部(23、23′)に供給される燃焼用空気の流量を調整することができ、CO除去部(23、23′)の放熱量を調整することができる。
また、請求項に記載の発明では、燃焼用燃料は、熱交換群(20、20′)における加熱部(21、21′)と改質部(22、22′)との間にも供給されることを特徴としている。これにより、加熱部(21、21′)および改質部(22、22′)に供給される燃焼用燃料の流量を調整することができ、加熱部(21、21′)および改質部(22、22′)の燃焼温度を調整することができる。
また、請求項に記載の発明では、複数の熱交換群(20、20′)は、改質原料と、燃焼用燃料および燃焼用空気とが交互に供給される2個の熱交換群(20、20′)からなり、第3の加熱用流体流路切替手段(72)は、一方の熱交換群(20)から排出される排気ガスを他方の熱交換群(20′)に供給するように一方の熱交換群(20)の排気ガスの流路を切り替えることができるように構成されており、一方の熱交換群(20)に燃焼用燃料および燃焼用空気が供給され、他方の熱交換群(20′)に改質原料が供給されている際に、燃焼用燃料および改質原料の供給を停止し、燃焼用空気の供給を継続し、第3の加熱用流体流路切替手段(72)を、一方の熱交換群(20)の排気ガスを他方の熱交換群(20′)に供給するように切り替え、一方の熱交換群(20)内部に存在していた排気ガスを燃焼用空気で置換するとともに、他方の熱交換群(20′)の内部に存在していた改質原料および改質ガスを一方の熱交換群(20)から排出された排気ガスで置換することを特徴としている。
これにより、熱交換群(20、20′)の通過流体を切り替える際に、燃焼ガスによる加熱が行われていた熱交換群(20、20′)で燃焼ガスが残留し、通過流体の切り替え直後に燃焼ガスが水素消費装置に供給されるのを防止できる。
また、請求項に記載の発明では、第2の改質原料流路切替手段(61)は、熱交換群(20、20′)から水素消費装置に供給される流体の流路を外部に排出されるように切り替えることができるように構成されており、一方の熱交換群(20)に燃焼用燃料および燃焼用空気が供給され、他方の熱交換群(20′)に改質原料が供給されている際に、第2の改質原料流路切替手段(61)を、他方の熱交換群(20′)から水素消費装置(30)に供給される流体の流路を外部に排出されるように切り替え、一方の熱交換群(20)内部に存在していた排気ガスを燃焼用空気で置換するとともに、他方の熱交換群(20′)の内部に存在していた改質原料および改質ガスを一方の熱交換群(20)から排出された排気ガスで置換し、さらに一方の熱交換群(20)から排出された燃焼用空気で置換することを特徴としている。
これにより、運転停止時に熱交換群(20、20′)の内部に改質ガスや燃焼ガスが残留するのを防止し、運転再開に備えることができる。
【0013】
また、請求項に記載の発明では、加熱部(21、21′)には酸化触媒が担持されていることを特徴とし、請求項に記載の発明では、改質部(22、22′)には酸化触媒が担持されていることを特徴としている。
【0014】
これにより、加熱部(21、21′)や改質部(22、22′)にて燃焼用燃料と燃焼用空気との混合ガスを触媒燃焼させ、燃焼ガスを生成することができる。さらに、燃焼ガスを触媒浄化作用によって完全燃焼させることができ、燃焼ガス中に含まれて排出される有害ガスを低減することができる。
【0015】
また、請求項に記載の発明では加熱部(21、21′)を蓄熱体から構成し、請求項10に記載の発明では改質部(22、22′)を蓄熱体から構成している。
【0016】
これにより、加熱部(21、21′)、改質部(22、22′)あるいはCO除去部(23、23′)の単位面積当たりの伝熱量を大きくすることができ、熱交換効率をより高めることができる。また、蓄熱体は容易にセラミック化することができ、低コストであるとともに触媒の担持を容易に行うことができる。
【0017】
また、請求項11に記載の発明では、改質原料に含まれる水素化合物と、燃料供給部(40)で供給される燃焼用燃料は、同一の炭化水素化合物を用いることを特徴としている。
【0018】
また、請求項12に記載の発明では、燃料供給部(40)では、水素消費装置にて利用されずに排出される水素を含んだオフガスが供給され、オフガスは燃焼用燃料の一部または全部として用いられることを特徴としている。これにより、オフガスの燃焼熱を有効に回収することができ、システム全体の効率を向上させることができる。
【0020】
また、請求項13に記載の発明では、燃焼用空気は、熱交換群(20、20′)における加熱部(21、21′)と改質部(22、22′)との間にも供給されることを特徴としている。これにより、改質部(22、22′)に供給される燃焼用空気の流量を調整することができ、改質部(22、22′)の燃焼温度を調整することができる。
【0026】
また、請求項14に記載の発明では、第1の加熱流体通路切替手段(70)は、燃焼用燃料を複数の熱交換群(20、20′)の2以上に同時に供給可能に構成され、第2の加熱流体通路切替手段(7)は、燃焼用空気を複数の熱交換群(20、20′)の2以上に同時に供給可能に構成されていることを特徴としている。
【0027】
これにより、複数の熱交換群(20、20′)において燃焼ガスによる暖機を同時に行うことができ、水素生成装置の起動性を向上させることができる。
【0028】
また、請求項15に記載の発明では、水素消費装置は燃料電池であることを特徴としている。
【0029】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1参考例
以下、本発明を適用した第1参考例について図1に基づいて説明する。図1は本第1参考例の水素生成装置の概略構成を示している。
【0031】
図1に示すように、本第1参考例の水素生成装置は、改質原料供給部10、加熱部(燃焼部)21、21′、改質部22、CO除去部23、燃料供給部40、空気供給部50等を備えている。改質原料供給部10にて生成された改質原料(改質用燃料、水、空気の混合気)は、加熱部21にて燃焼ガスの熱で加熱・気化(蒸発)される。気化した改質原料は、改質部22にてH2を含む改質ガスに改質され、CO除去部23にてCOが除去された後、水素リッチガスとして燃料電池(水素消費装置)30に供給される。燃料電池30では、水素と酸素との化学反応により発電し、発電に用いられなかった未反応水素を含むオフガスが排出される。燃料電池30から排出されるオフガスは、燃料供給部40に供給され、燃焼用燃料とともに加熱部21に供給される。
【0032】
以下、水素生成装置の各構成要素について詳細に説明する。
【0033】
改質原料供給部10は、改質用燃料と水と空気とからなる改質原料を生成し、加熱部20に供給する。改質原料供給部10では、図示しない噴霧ノズルから改質用燃料と水が噴霧されて空気と混合され、気流干渉により微粒化と混合が促進される。改質原料供給部10は、改質用燃料と改質用空気との混合割合を調整できるように構成されている。なお、本第1参考例では、改質用燃料としてガソリンや灯油といった液体石油系燃料を用いている。
【0034】
改質原料供給部10の下流側には、改質原料を加熱気化するための加熱部21、21′が複数(本第1参考例では2個)設けられている。加熱部21、21′は、熱エネルギを蓄える蓄熱体からなる蓄熱式熱交換器として構成されており、例えばコージェライト等の耐熱性セラミックを用いることができる。加熱部21、21′を構成する蓄熱体は多数の貫通孔(セル)が形成されたハニカム構造となっており、貫通孔の表面には酸化触媒(白金、パラジウム等の単体あるいは混合物)が添着(担持)されている。
【0035】
本第1参考例の加熱部21、21′は、燃焼用燃料と燃焼用空気との混合ガスを燃焼させる燃焼部を構成している。加熱部21、21′には、改質原料と交互に、燃料供給部40から燃焼用燃料が供給され、空気供給部50から燃焼用空気が供給される。加熱部21、21′に供給された燃焼用燃料と燃焼用空気との混合ガスは、酸化触媒上で触媒燃焼し、高温の燃焼ガスを生ずる。触媒燃焼によって発生した熱は蓄熱体に貯えられ、次に加熱部21、21′に改質原料が通過する際に、燃焼熱で改質原料が加熱される。このように、加熱部21、21′では、通過流体が切り替えられることにより、改質原料を加熱する加熱部としての機能と、燃焼ガスを発生する燃焼部としての機能が交互に切り替わる。
【0036】
加熱部21、21′の下流側には、改質部22が設けられている。加熱部21、21′で加熱気化された改質原料は改質部22に供給される。改質部22には、改質触媒(酸化ニッケル、酸化銅、白金、パラジウム等の単体あるいは混合物)が添着されている。改質部22は、加熱部21、21′で気化した改質原料を部分酸化(発熱反応)し、この発熱により水蒸気改質(吸熱反応)を行う部分酸化改質器である。改質部22では、改質反応の結果、H2とCOを含んだ改質ガスを生成する。なお、本第1参考例のように改質用炭化水素化合物として液体石油系燃料を用いた場合、安定した改質反応を維持するためには改質部22は700℃程度になっている必要がある。
【0037】
改質部22の下流側には、改質ガスからCOを除去するためのCO除去部23が設けられている。CO除去部23は、COシフト部とCO浄化部とから構成される。COシフト部にはCOシフト反応(H2O+CO→CO2+H2+CO)のためのシフト触媒が設けられ、CO浄化部にはCO浄化反応(CO+1/2O2→CO2)のための浄化触媒が設けられている。
【0038】
CO除去部23の下流側は、水素消費装置としての燃料電池30に接続されており、水素を含んだ改質ガスが供給される。燃料電池には、水素とともに空気(酸素)が供給され、水素と酸素との電気化学反応により発電する。燃料電池30では、発電に用いられなかった未反応水素を含んだオフガス、発電に用いられなかった未反応酸素を含んだオフエアが排出される。
【0039】
燃料電池30から排出されたオフガスは、オフガス通路41を介して燃料供給部40に供給される。燃料供給部40は、燃焼用燃料を加熱部21に供給するように構成されており、燃焼用燃料とともにオフガスを加熱部21に供給する。これにより、燃焼用燃料とともにオフガスも加熱部21にて燃焼する。なお、本第1参考例では、燃料供給部40で用いられる燃焼用燃料として、改質原料供給部10で供給される改質用燃料と同一の炭化水素化合物(液体石油系燃料)を用いている。
【0040】
空気供給部50は、例えばブロワにより燃焼用燃料の燃焼に必要となる燃焼用空気を加熱部21に供給する。燃焼用空気は燃焼用燃料と混合された混合ガスとして加熱部21、21′に供給される。
【0041】
本第1参考例の水素生成装置には、改質原料と燃焼用燃料・燃焼用空気を交互に加熱部21に供給するための通過流体切替手段として、改質原料流路切替弁(第1の改質原料流路切替手段)60、改質ガス流路切替弁(第2の改質原料流路切替手段)61、燃焼用燃料流路切替弁(第1の加熱流体流路切替手段)70、燃焼用空気流路切替弁(第2の加熱流体流路切替手段)71、排気ガス流路切替弁(第3の加熱流体流路切替手段)72が設けられている。
【0042】
改質原料流路切替弁60は、改質原料供給部10から供給される改質原料がいずれかの加熱部21、21′に供給されるように改質原料の流路を切り替える。改質ガス流路切替弁61は、改質原料流路切替弁60に連動して作動し、加熱部21、21′で加熱された改質原料が改質部22に供給されるように、加熱部21、21′で加熱された改質原料の流路を切り替える。
【0043】
燃料流路切替弁70は、改質原料が供給されていない加熱部21、21′に燃焼用燃料が供給されるように、燃料供給部40から供給される燃焼用燃料の流路を切り替える。空気流路切替弁71は、燃料流路切替弁70に連動して作動し、燃焼用燃料が供給される加熱部21、21′に燃焼用空気が供給されるように、空気供給部50から供給される燃焼用空気の流路を切り替える。
【0044】
排気ガス流路切替弁72は、燃焼用燃料流路切替弁70および空気流路切替弁71に連動して作動し、燃焼用燃料・燃焼用空気が燃焼した後、加熱部21、21′から排出される燃焼ガスが外部に排出されるように、加熱部21、21′より排出される燃焼ガスの流路を切り替える。
【0045】
以下、上記構成の水素供給装置の作動について説明する。改質部22において改質反応が開始するためには、改質部22に供給される改質原料が蒸発・気化しており、かつ改質部22の改質触媒が改質反応を開始可能な所定温度まで昇温している必要がある。
【0046】
そこで、まず燃料供給部40および空気供給部50から燃焼用燃料および燃焼用空気を第1の加熱部21に供給する。燃焼用燃料および燃焼用空気は混合ガスとなり、第1の加熱部21にて触媒燃焼し燃焼ガスとなり、外部に排出される。燃焼ガスの熱は第1の加熱部21を構成する蓄熱体に貯えられ、第1の加熱部21が昇温する。これにより、第1の加熱部21の暖機が速やかに行われる。
【0047】
次に、燃焼熱により高温となっている第1の加熱部21に改質原料を供給するように、改質原料流路切替弁60を切り替え、改質ガス流路切替弁61も連動して切り替える。同時に、第2の加熱部21′に燃焼用燃料および燃焼用空気を供給するように、燃焼用燃料流路切替弁70と燃焼用空気流路切替弁71とを切り替え、これらに連動して排気ガス流路切替弁72も切り替える。
【0048】
高温となっている第1の加熱部21では、改質原料が加熱気化され、改質部22に供給される。改質部22は高温の改質原料で加熱され昇温し、改質反応により水素とCOを含んだ改質ガスが生成される。改質ガスはCO除去部23にてCOが除去され、水素リッチガスとして燃料電池30に供給される。燃料電池30では、水素と酸素との化学反応により発電を開始する。燃料電池10では、発電に用いられなかった未反応水素を含むオフガスが排出される。燃料電池30から排出されるオフガスは、燃料供給部40に供給され、燃焼用燃料とともに第2の加熱部21′に供給される。
【0049】
燃焼用燃料および燃焼用空気とが供給された第2の加熱部21′でも触媒燃焼が開始され、第2の加熱部21′を構成する蓄熱体に燃焼熱が貯えられる。これにより、第2の加熱部21′の暖機が行われる。
【0050】
以降、改質原料流路切替弁60、改質ガス流路切替弁61、燃焼用燃料流路切替弁70、燃焼用空気流路切替弁71、排気ガス流路切替弁72を切り替えることにより、第1の加熱部21と第2の加熱部21′の通過流体を交互に切り替えることで、これらの加熱部21、21′では燃焼ガスの燃焼による昇温(蓄熱)と改質原料の加熱気化とを交互に繰り返し行うこととなる。
【0051】
以上、本第1参考例のように、改質原料を加熱気化する加熱部21、21′で燃焼ガスを生成することにより、加熱部21、21′を直接的に加熱することができ、速やかに改質反応開始温度まで昇温させることができる。これにより、水素生成装置における改質反応開始までの始動時間を短縮することができる。
【0052】
また、複数の加熱部21、21′の一方で燃焼ガスの燃焼による昇温(蓄熱)を行い、他方で改質原料の加熱気化を行うことで、改質部22に気化された改質原料を連続して供給することができる。
【0053】
また、本第1参考例のような通過流体を交互に切り替えるバッチ式の蓄熱体であれば、回転蓄熱体を用いた場合に発生するシール漏れや移送漏れによるガス漏れを防ぐことができる。
【0054】
(第2参考例
次に、本発明の第2参考例について図2に基づいて説明する。本第2参考例は、上記第1参考例に比較して、改質部22の構成が異なるものである。上記第1参考例と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0055】
図2は本第2参考例の水素生成装置の概略構成を示している。図2に示すように、本第2参考例では、加熱部21、21′と改質部22、22′は同数設けられており、加熱部21、21′と改質部22、22′とからなる熱交換群20、20′が複数(本第2参考例では2個)構成されている。
【0056】
本第2参考例の改質部22、22′は、加熱部21、21′と同様な構成の蓄熱体からなる蓄熱式熱交換器として構成されている。改質部22、22′を構成する蓄熱体は、加熱部21、21′と同様の多数の貫通孔(セル)が形成されたハニカム構造となっており、貫通孔の表面には改質触媒に加えて、酸化触媒が添着(坦持)されている。
【0057】
本第2参考例の改質ガス流路切替弁(第2の改質原料流路切替手段)61は、改質原料供給部10より改質原料が供給された熱交換群20、20′で生成された改質ガスが、CO除去部23を通過した後に燃料電池30に供給されるように、複数の熱交換群20、20′で生成された改質ガスの流路を切り替える。なお、改質ガス流路切替弁61は改質原料流路切替弁60に連動して作動する。
【0058】
また、燃焼用燃料流路切替弁(第1の加熱流体流路切替手段)70は、改質原料が供給されていない熱交換群20、20′における改質部22、22′に燃焼用燃料が供給されるように、燃焼用燃料の流路を切り替える。さらに、燃焼用空気流路切替弁(第2の加熱流体流路切替手段)71は、燃焼用燃料流路切替弁70に連動して、燃焼用燃料が供給される熱交換群20、20′における改質部22、22′に燃焼用空気が供給されるように、燃焼用空気の流路を切り替える。
【0059】
これらの改質原料流路切替弁60、改質ガス流路切替弁61、燃焼用燃料流路切替弁70、燃焼用空気流路切替弁71、排気ガス流路切替弁72を切り替えることにより、それぞれの熱交換群20、20′では改質原料と燃焼用燃料・燃焼用空気とが交互に供給される。
【0060】
熱交換群20、20′に燃焼用燃料と燃焼用空気とが供給された場合には、改質部22、22′において燃焼用燃料と燃焼用空気との混合ガスが触媒燃焼し、燃焼ガスが生成される。燃焼ガスは、改質部22、22′と加熱部21、21′を昇温するとともに、加熱部21、21′における触媒燃焼で燃焼ガス中の未燃成分が完全燃焼され浄化される。このように、改質部22、22′は燃焼ガスを生成する燃焼部をも構成し、加熱部21、21′は燃焼ガスを浄化する浄化部をも構成する。
【0061】
改質部22、22′では、通過流体が切り替えられることにより、改質原料を改質する改質部としての機能と、燃焼ガスを生成する燃焼部としての機能が交互に切り替わる。また、加熱部21、21′では、通過流体が切り替えられることにより、改質原料を加熱する加熱部としての機能と、燃焼ガスを浄化する浄化部としての機能が交互に切り替わる。
【0062】
以下、本第2参考例の水素生成装置の作動について説明する。
【0063】
まず、第1の熱交換群20に燃焼用燃料および燃焼用空気が供給されることにより、第1の改質部22にて燃焼ガスが生成し、この燃焼ガスにより第1の改質部22および第1の加熱部21が加熱され、燃焼熱は第1の改質部22および第1の加熱部21をそれぞれ構成している蓄熱体に貯えられる。これにより、第1の加熱部22および第1の加熱部21の暖機が速やかに行われる。
【0064】
このとき、加熱部21は、改質原料気化のために例えば300〜400℃程度となっている必要があり、改質部22は改質反応のために例えば400〜700℃程度と、加熱部21より高温になっている必要がある。本第2参考例では、燃焼ガスは改質部22で生成された後に加熱部21を通過するため、改質部22の方が優先的に加熱され、触媒反応に必要な温度序列に応じて効率よく急速に加熱できる。
【0065】
次に、燃焼ガスにより高温となった第1の熱交換部20に改質原料を供給するように、改質原料流路切替弁60を切り替え、改質ガス流路切替弁61も連動して切り替える。同時に、第2の熱交換部20′に燃焼用燃料および燃焼用空気を供給するように、燃焼用燃料流路切替弁70と燃焼用空気流路切替弁71とを切り替え、これらに連動して排気ガス流路切替弁72も切り替える。
【0066】
高温となっている第1の加熱部21では、改質原料が加熱気化され、第1の改質部22に供給される。同様に高温となっている改質部22では、改質反応により水素とCOを含んだ改質ガスが生成される。改質ガスはCO除去部23にてCOが除去され、水素リッチガスとして燃料電池30に供給される。燃料電池30では、水素と酸素との化学反応により発電を開始する。燃料電池10では、発電に用いられなかった未反応水素を含むオフガスが排出される。燃料電池30から排出されるオフガスは、燃料供給部40に供給され、燃焼用燃料とともに第2の熱交換部20′における第2の改質部22′に供給される。
【0067】
燃焼用燃料および燃焼用空気とが供給された第2の熱交換群20′における第2の改質部22′でも触媒燃焼が開始され、第2の改質部22′および第2の加熱部21′を構成する蓄熱体に燃焼熱が貯えられる。これにより、第2の交換群20′の暖機が行われる。
【0068】
以降、改質原料流路切替弁60、改質ガス流路切替弁61、燃焼用燃料流路切替弁70、燃焼用空気流路切替弁71、排気ガス流路切替弁72を切り替えることにより、第1の熱交換群20と第2の熱交換群20′の通過流体を交互に切り替えることで、これらの熱交換群20、20′では燃焼ガスの燃焼による昇温(蓄熱)と改質原料の改質とを交互に繰り返し行うこととなる。
【0069】
以上、本第2参考例のように、改質原料を改質する熱交換群20、20′で燃焼ガスを生成することにより、熱交換群20、20′を構成する改質部22、22′および加熱部21、21′を直接的に加熱することができ、速やかに改質反応開始温度まで昇温させることができる。これにより、水素生成装置における改質反応開始までの始動時間を短縮することができる。
【0070】
また、改質部22、22′で生成した燃焼ガスは、加熱部21、21′における触媒燃焼で燃焼ガス中の未燃成分が完全燃焼される。これにより、熱交換群20、20′から排出される排気ガス中の有害成分を低減することができる。
【0071】
第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態について図3、図4に基づいて説明する。本第1実施形態は、上記第2参考例に比較して、CO除去部23の構成が異なるものである。上記各参考例と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0072】
図3は本第1実施形態の水素生成装置の概略構成を示している。図3に示すように、本第1実施形態では、加熱部21、21′と改質部22、22′とCO除去部23、23′は同数設けられており、加熱部21、21′と改質部22、22′とCO除去部23、23′とからなる熱交換群20、20′が複数(本第1実施形態では2個)構成されている。本第1実施形態のCO除去部23、23′は、加熱部21、21′および改質部22、22′と同様な構成の蓄熱体からなる蓄熱式熱交換器として構成されている。
【0073】
図4は本第1実施形態の熱交換群20、20′の構成を示している。図4に示すように、ケーシング200、200′により流体通路が構成され、ケーシング200、200′内部に熱交換群20、20′を構成する加熱部21、21′、改質部22、22′、CO除去部23、23′が順に形成されている。また、改質部22、22′とCO除去部23、23′との間には、燃料供給部40より供給される燃焼用燃料を均一に改質部22、22′に供給するための拡散部24、24′が設けられている。
【0074】
第1実施形態の改質ガス流路切替弁(第2の改質原料流路切替手段)61は、改質原料流路切替弁60に連動して作動する。改質ガス流路切替弁61は、改質原料供給部10より改質原料が供給された熱交換群20、20′で生成された改質ガスが燃料電池30に供給されるように、複数の熱交換群20、20′で生成された改質ガスの流路を切り替える。
【0075】
また、燃焼用燃料流路切替弁(第1の加熱流体流路切替手段)70は、改質原料が供給されていない熱交換群20、20′における改質部22、22′とCO除去部23、23′との間に燃焼用燃料が供給されるように、燃焼用燃料の流路を切り替える。さらに、燃焼用空気流路切替弁(第2の加熱流体流路切替手段)71は、燃焼用燃料流路切替弁70に連動して、燃焼用燃料が供給される熱交換群20、20′におけるCO除去部23、23′に燃焼用空気が供給されるように、燃焼用空気の流路を切り替える。
【0076】
これにより、燃焼用燃料は、CO除去部23、23′の下流側であって改質部22、22′の上流側に供給され、改質部22、22′に流入する。燃焼用空気は、CO除去部23、23′を通過した後で、燃焼用燃料とともに下流側の改質部22、22′に流入する。
【0077】
これらの改質原料流路切替弁60、改質ガス流路切替弁61、燃焼用燃料流路切替弁70、燃焼用空気流路切替弁71、排気ガス流路切替弁72を切り替えることにより、それぞれの熱交換群20、20′では改質原料と燃焼用燃料・燃焼用空気とが交互に供給される。
【0078】
熱交換群20、20′に燃焼用燃料と燃焼用空気とが供給された場合には、CO除去部23、23′には燃焼用空気のみが供給される。CO除去部23、23′におけるCO除去反応は発熱反応であるため、CO除去反応後はCO除去部23、23′を構成する蓄熱体は高温となっている。従って、CO除去部23、23′に燃焼用空気が供給されることで、CO除去部23、23′を構成する蓄熱体は空冷され、燃焼用空気は昇温される。CO除去部23、23′を通過した燃焼用空気は、燃焼用燃料とともに改質部22、22′に供給されて燃焼ガスとなる。燃焼ガスは、改質部22、22′と加熱部21、21′を昇温するとともに加熱部21、21′にて浄化される。
【0079】
このようにCO除去部23、23′は、通過流体が切り替えられることにより、改質ガスからCOを除去するCO除去部としての機能と、燃焼用空気により空冷される放熱部としての機能が交互に切り替わる。
【0080】
このような本第1実施形態の構成によれば、上記第2参考例と同様に、燃焼ガスにより改質部22、22′と加熱部21、21′を直接的に加熱して速やかに改質反応開始温度まで昇温させることができ、水素生成装置における改質反応開始までの始動時間を短縮することができる。さらに、本第1実施形態の構成によれば、熱交換群20、20′の通過流体を切り替えることで、CO除去反応により高温となったCO除去部23、23′を効率よく冷却することができる。
【0081】
第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態に比較して、空気供給装置50から供給される燃焼用空気の供給部位が異なるものである。上記各参考例及び実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0082】
図5は本第2実施形態の水素生成装置の全体構成を示している。図5に示すように、空気供給装置50から供給される燃焼用空気の供給経路は、CO除去部23、23′の上流側と、CO除去部23、23′および改質部22、22′の間とに分岐している。
【0083】
燃焼用空気供給経路における燃焼用空気の分岐点には、CO除去部23、23′に供給される燃焼用空気の流量を制御する空気流量制御弁(空気流量制御手段)51、51′が設けられている。空気流量制御弁51、51′は、CO除去部23、23′の上流側に供給される空気流量と、改質部22、22′の上流側に供給される空気流量とを制御することができるように構成されている。
【0084】
改質部22、22′の上流側に供給される燃焼用空気は、CO除去部23、23′をバイパスすることとなる。従って、空気流量制御弁51、51′によりCO除去部23、23′に供給される燃焼用空気の流量を制御することで、CO除去部23、23′における放熱量を任意に調整することができる。
【0085】
第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図6に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第2実施形態に比較して、空気供給装置50から供給される燃焼用空気の供給部位が異なるものである。上記各参考例及び実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0086】
図6は本第3実施形態の水素生成装置の全体構成を示している。図6に示すように、空気供給装置50から供給される燃焼用空気の供給経路は、CO除去部23、23′の上流側と、CO除去部23、23′および改質部22、22′の間と、改質部22、22′および加熱部21、21′の間とに分岐している。
【0087】
燃焼用空気経路における燃焼用空気の分岐点には、CO除去部23、23′に供給される燃焼用空気の流量を制御する第1の空気流量制御弁(第1の空気流量制御手段)51、51′と、改質部22、22′に供給される燃焼用空気の流量を制御する第2の空気流量制御弁(第2の空気流量制御手段)52、52′とが設けられている。
【0088】
第1の空気流量制御弁51、51′は、CO除去部23、23′の上流側に供給される空気流量と、改質部22、22′の上流側および加熱部21、21′の上流側に供給される空気流量とを制御する。第2の空気流量制御弁52、52′は、改質部22、22′の上流側に供給される空気流量と、加熱部21、21′の上流側に供給される空気流量とを制御する。
【0089】
加熱部21、21′の上流側に供給される燃焼用空気は、改質部22、22′をバイパスすることとなる。従って、第2の空気流量制御弁52、52′により改質部22、22′に供給される燃焼用空気の流量を制御することで、改質部22、22′における燃焼量を任意に調整することができ、燃焼温度を任意に調整することができる。
【0090】
第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図7に基づいて説明する。本第4実施形態は、上記第3実施形態に比較して、燃料供給装置40から供給される燃焼用燃料の供給部位が異なるものである。上記各参考例及び実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0091】
図7は本第4実施形態の水素生成装置の全体構成を示している。図7に示すように、燃料供給装置40から供給される燃焼用燃料の供給経路は、CO除去部23、23′および改質部22、22′の間と、改質部22、22′および加熱部21、21′の間とに分岐している。燃焼用燃料供給経路における燃焼用燃料の分岐点には、CO除去部23、23′および加熱部21、21′に供給される燃焼用燃料の流量を制御する燃料流量制御弁(燃料流量制御手段)41、41′が設けられている。
【0092】
また、燃焼用燃料供給経路には、燃焼用燃料を第1の熱交換群20における加熱部21の上流側に供給するか、あるいは第2の熱交換群20′における加熱部21′の上流側に供給するかを切り替える燃焼用燃料流路切替弁(第4の加熱流体流路切替手段)73が設けられている。燃焼用燃料流路切替弁73は、燃焼用燃料流路切替弁70や燃焼用空気流路切替弁71と連動して作動する。
【0093】
以上、本第4実施形態の構成によれば、燃料流量制御弁41、41′により、改質部22、22′に供給される燃焼用燃料の流量と、加熱部21、21′に供給される燃焼用燃料の流量とを制御することで、改質部22、22′と加熱部21、21′における燃焼量を任意に調整することができ、それぞれの燃焼温度を任意に調整することができる。
【0094】
第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図8に基づいて説明する。上記各参考例及び実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0095】
図8は本第5実施形態の水素生成装置の全体構成を示している。図8に示すように、本第5実施形態の排気ガス流路切替弁(第3の加熱流体切替手段)72は、一方の熱交換群20から排出された排気ガスを他方の熱交換群20′に供給するように、排気ガスの流路を切り替えることができるように構成されている。
【0096】
以下、本第5実施形態の水素生成装置における通過流体を切り替える際の作動について説明する。なお、第1の熱交換群20で燃焼ガスによる加熱が行われ、第2の熱交換群20′で改質ガスの生成が行われているものとする。
【0097】
第1の熱交換群20および第2の熱交換群20′の通過流体を切り替える際に、改質原料供給部10からの改質原料の供給を停止し、燃料供給部40からの燃焼用燃料の供給を停止する。同時に、排気ガス流路制御弁72により、第1の熱交換群20の排気ガスが第2の熱交換群20′に供給されるように、排気ガスの流路を切り替える。
【0098】
第1の熱交換群20には空気供給部50より空気のみが供給される。第1の熱交換群20の内部に存在していた燃焼ガスは、空気に押し出され、第2の熱交換群20′に流入する。これにより、第1の熱交換群20の内部は、燃焼ガスから空気に置換される。第2の熱交換群20′の内部に存在していた改質ガスは、燃焼ガスに押し出され、燃焼電池30に供給される。これにより、第2の熱交換群20′の内部は、改質ガスから燃焼ガスに置換される。このとき燃焼ガスの熱は、第2の熱交換群20′の構成要素である各蓄熱体で回収される。
【0099】
各流路切替弁60、61、70、71、72は、第2の熱交換部20′に流入した燃焼ガスが燃料電池30に供給される前に、各流体の流路を切り替える。これにより、第1の熱交換群20には改質原料が供給され、第2の熱交換群20′には燃焼用燃料および燃焼用空気が供給される。
【0100】
このとき、第1の熱交換群20の内部は空気に置換されているので、通過流体の切り替え直後に燃料電池30に燃焼ガスが供給されるのを防止できる。また、通過流体の切り替え直後に第2の熱交換群20′の内部に存在している燃焼ガスは、燃焼用空気に押し出され、排気ガスとして排出される。
【0101】
第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について図9に基づいて説明する。上記各参考例及び実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0102】
図9は本第6実施形態の水素生成装置の全体構成を示している。図9に示すように、本第6実施形態の改質ガス流路切替弁(第1の改質原料流路切替手段)61は、熱交換群20、20′におけるCO除去部23、23′から排出される流体を燃料電池30ではなく大気に排出するように、流体の流路を切り替えることができるように構成されている。
【0103】
以下、本第6実施形態の水素生成装置における運転終了時の作動について説明する。なお、第1の熱交換群20で燃焼ガスによる加熱が行われ、第2の熱交換群20′で改質ガスの生成が行われているものとする。
【0104】
第1の熱交換群20および第2の熱交換群20′の通過流体を切り替える際に、改質原料供給部10からの改質原料の供給を停止し、燃料供給部40からの燃焼用燃料の供給を停止する。同時に、改質ガス流路切替弁61により、第2の熱交換群20′のCO除去部23′から排出される流体を大気に排出するよう流体の流路を切り替え、排気ガス流路制御弁72により、第1の熱交換群20の排気ガスが第2の熱交換群20′に供給されるように、排気ガスの流路を切り替える。
【0105】
第1の熱交換群20には空気供給部50より空気のみが供給される。第1の熱交換群20の内部に存在していた燃焼ガスは、空気により押し出され、第2の熱交換群20′に流入する。これにより、第1の熱交換群20の内部は、燃焼ガスから空気に置換される。第2の熱交換群20′の内部に存在していた改質ガスは燃焼ガスに押し出され、燃焼ガスは空気に押し出され、外部に排出される。これにより、第2の熱交換群20′の内部は、改質ガスから燃焼ガスを介して空気に置換される。
【0106】
その後、空気供給装置50による空気供給を停止し、水素生成装置の運転を停止する。このとき、熱交換群20、20′の内部は空気に置換されているので、熱交換群20、20′の内部に燃焼ガスあるいは改質原料、改質ガスが残留したまま運転を終了することを防止できる。これにより、次回の運転再開に備えることができる。
【0107】
第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について図10に基づいて説明する。上記各参考例及び実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0108】
図10は本第7実施形態の水素生成装置の全体構成を示している。図10に示すように、燃焼用燃料流路切替弁70は、第1、第2の熱交換群20、20′に同時に燃焼用燃料を供給するように燃焼用燃料の流路を切り替え可能に構成されている。燃焼用空気流路切替弁71は、第1、第2の熱交換群20、20′に同時に燃焼用空気を供給するように燃焼用空気の流路を切り替え可能に構成されている。排気ガス流路切替弁72は、第1、第2の熱交換群20、20′から排出される排気ガスを同時に外部に排出できるように排気ガスの流路を切り替え可能に構成されている。
【0109】
このような構成により、水素生成装置の始動時において、第1、第2の熱交換群20、20′の双方で燃焼ガスを生成することができ、同時に暖機を行うことができる。これにより、水素生成装置の起動性を向上させることができる。
【0110】
(他の実施形態)
なお、上記各参考例及び実施形態では、加熱部21、21′や熱交換群20、20′を2つ設けたが、これに限らず、熱交換群を3つ以上設けてもよい。
【0111】
また、上記第2参考例では、加熱部21、21′および改質部22、22′の双方に酸化触媒を設けたが、加熱部21、21′では酸化触媒を設けずに、熱交換により燃焼ガスの熱を改質原料に伝える加熱部としての機能を有するように構成してもよい。
【0112】
また、上記各参考例及び実施形態では、改質燃料としてガソリン、軽油等の液状石油系燃料を用いたが、これに限らず、改質燃料としてメタノール、天然ガス等の各種炭化水素化合物を用いることができる。さらに、例えばアンモニアのような炭素を含まない水素化合物を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図2】 第2参考例の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図3】 第1実施形態の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図4】 第1実施形態の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図5】 第2実施形態の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図6】 第3実施形態の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図7】 第4実施形態の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図8】 第5実施形態の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図9】 第6実施形態の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【図10】 第7実施形態の水素生成装置の全体構成を示す概念図である。
【符号の説明】
10…改質原料供給部、20、20′…熱交換群、21、21′…加熱部、22、22′…改質部、23、23′…CO除去部、30…燃料電池(水素消費装置)、40…燃料供給部、50…空気供給部、60…改質原料流路切替弁(第1の改質原料流路切替手段)、61…改質ガス流路切替弁(第2の改質原料流路切替手段)、70…燃焼用燃料流路切替弁(第1の加熱用流体流路切替手段)、71…燃焼用空気流路切替弁(第2の加熱用流体流路切替手段)、72…排気ガス流路切替弁(第3の加熱用流体流路切替手段)。

Claims (15)

  1. 水素消費装置に供給する水素を生成する水素生成装置であって、
    改質原料を加熱する加熱部(21、21′)と、前記加熱部(21、21′)で加熱された改質原料を水素に改質し、水素を含んだ改質ガスを生成する改質部(22、22′)とを有し、水素化合物を含む改質原料と、燃焼用燃料および燃焼用空気を含む混合ガスとが交互に供給され、前記混合ガスが供給された際に前記混合ガスを燃焼させて燃焼ガスを生成する複数の熱交換群(20、20′)と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記改質原料を供給する改質原料供給部(10)と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記燃焼用燃料を供給する燃料供給部(40)と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記燃焼用空気を供給する空気供給部(50)と、
    前記改質原料が前記複数の熱交換群(20、20′)の少なくとも1つに供給されるように前記改質原料の流路を切り替える第1の改質原料流路切替手段(60)と、
    前記改質原料供給部(10)より改質原料が供給された熱交換群(20、20′)で生成された前記改質ガスが水素消費装置(30)に供給されるように、前記複数の熱交換群(20、20′)で生成された前記改質ガスの流路を切り替える第2の改質原料流路切替手段(61)と、
    前記改質原料が供給されていない前記複数の熱交換群(20、20′)の少なくとも1つにおける前記改質部(22、22′)に前記燃焼用燃料が供給されるように、前記燃焼用燃料の流路を切り替える第1の加熱流体流路切替手段(70)と、
    前記燃焼用燃料が供給される前記改質部(22、22′)に前記燃焼用空気が供給されるように、前記燃焼用空気の流路を切り替える第2の加熱流体流路切替手段(71)と、
    前記熱交換群(20、20′)より排出される前記燃焼ガスが外部に排出されるように、前記熱交換群(20、20′)より排出される前記燃焼ガスの流路を切り替える第3の加熱流体流路切替手段(72)とを備え、
    前記熱交換群(20、20′)は、前記改質ガス中のCOを除去するCO除去部(23、23′)をさらに有しており、
    前記第1の加熱流体流路切替手段(70)は、前記熱交換群(20、20′)における前記改質部(22、22′)と前記CO除去部(23、23′)との間に前記燃焼用燃料が供給されるように、前記燃焼用燃料の流路を切り替えるように構成され、
    前記第2の加熱流体流路切替手段(71)は、前記燃焼用燃料が供給される熱交換群(20、20′)における前記CO除去部(23、23′)に前記燃焼用空気が供給されるように、前記燃焼用空気の流路を切り替えるように構成されていることを特徴とする水素生成装置。
  2. 前記CO除去部(23、23′)は蓄熱体から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の水素生成装置。
  3. 前記燃焼用空気は、前記熱交換群(20、20′)における前記改質部(22、22′)と前記CO除去部(23、23′)との間にも供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の水素供給装置。
  4. 水素消費装置に供給する水素を生成する水素生成装置であって、
    改質原料を加熱する加熱部(21、21′)と、前記加熱部(21、21′)で加熱された改質原料を水素に改質し、水素を含んだ改質ガスを生成する改質部(22、22′)とを有し、水素化合物を含む改質原料と、燃焼用燃料および燃焼用空気を含む混合ガスとが交互に供給され、前記混合ガスが供給された際に前記混合ガスを燃焼させて燃焼ガスを生成する複数の熱交換群(20、20′)と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記改質原料を供給する改質原料供給部(10)と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記燃焼用燃料を供給する燃料供給部(40) と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記燃焼用空気を供給する空気供給部(50)と、
    前記改質原料が前記複数の熱交換群(20、20′)の少なくとも1つに供給されるように前記改質原料の流路を切り替える第1の改質原料流路切替手段(60)と、
    前記改質原料供給部(10)より改質原料が供給された熱交換群(20、20′)で生成された前記改質ガスが水素消費装置(30)に供給されるように、前記複数の熱交換群(20、20′)で生成された前記改質ガスの流路を切り替える第2の改質原料流路切替手段(61)と、
    前記改質原料が供給されていない前記複数の熱交換群(20、20′)の少なくとも1つにおける前記改質部(22、22′)に前記燃焼用燃料が供給されるように、前記燃焼用燃料の流路を切り替える第1の加熱流体流路切替手段(70)と、
    前記燃焼用燃料が供給される前記改質部(22、22′)に前記燃焼用空気が供給されるように、前記燃焼用空気の流路を切り替える第2の加熱流体流路切替手段(71)と、
    前記熱交換群(20、20′)より排出される前記燃焼ガスが外部に排出されるように、前記熱交換群(20、20′)より排出される前記燃焼ガスの流路を切り替える第3の加熱流体流路切替手段(72)とを備え、
    前記燃焼用燃料は、前記熱交換群(20、20′)における前記加熱部(21、21′)と前記改質部(22、22′)との間にも供給されることを特徴とする水素供給装置。
  5. 水素消費装置に供給する水素を生成する水素生成装置であって、
    改質原料を加熱する加熱部(21、21′)と、前記加熱部(21、21′)で加熱された改質原料を水素に改質し、水素を含んだ改質ガスを生成する改質部(22、22′)とを有し、水素化合物を含む改質原料と、燃焼用燃料および燃焼用空気を含む混合ガスとが交互に供給され、前記混合ガスが供給された際に前記混合ガスを燃焼させて燃焼ガスを生成する複数の熱交換群(20、20′)と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記改質原料を供給する改質原料供給部(10)と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記燃焼用燃料を供給する燃料供給部(40)と、
    前記複数の熱交換群(20、20′)に前記燃焼用空気を供給する空気供給部(50)と、
    前記改質原料が前記複数の熱交換群(20、20′)の少なくとも1つに供給されるように前記改質原料の流路を切り替える第1の改質原料流路切替手段(60)と、
    前記改質原料供給部(10)より改質原料が供給された熱交換群(20、20′)で生成された前記改質ガスが水素消費装置(30)に供給されるように、前記複数の熱交換群(20、20′)で生成された前記改質ガスの流路を切り替える第2の改質原料流路切替手段(61)と、
    前記改質原料が供給されていない前記複数の熱交換群(20、20′)の少なくとも1つにおける前記改質部(22、22′)に前記燃焼用燃料が供給されるように、前記燃焼用燃料の流路を切り替える第1の加熱流体流路切替手段(70)と、
    前記燃焼用燃料が供給される前記改質部(22、22′)に前記燃焼用空気が供給されるように、前記燃焼用空気の流路を切り替える第2の加熱流体流路切替手段(71)と、
    前記熱交換群(20、20′)より排出される前記燃焼ガスが外部に排出されるように、前記熱交換群(20、20′)より排出される前記燃焼ガスの流路を切り替える第3の加熱流体流路切替手段(72)とを備え、
    前記複数の熱交換群(20、20′)は、前記改質原料と、前記燃焼用燃料および前記燃焼用空気とが交互に供給される2個の熱交換群(20、20′)からなり、
    前記第3の加熱用流体流路切替手段(72)は、一方の前記熱交換群(20)から排出される前記排気ガスを他方の前記熱交換群(20′)に供給するように前記一方の熱交換群(20)の排気ガスの流路を切り替えることができるように構成されており、
    前記一方の熱交換群(20)に前記燃焼用燃料および前記燃焼用空気が供給され、前記他方の熱交換群(20′)に前記改質原料が供給されている際に、前記燃焼用燃料および前記改質原料の供給を停止し、前記燃焼用空気の供給を継続し、前記第3の加熱用流体流路切替手段(72)を、前記一方の熱交換群(20)の前記排気ガスを他方の前記熱交換群(20′)に供給するように切り替え、
    前記一方の熱交換群(20)内部に存在していた排気ガスを前記燃焼用空気で置換するとともに、前記他方の熱交換群(20′)の内部に存在していた前記改質原料および前記改質ガスを前記一方の熱交換群(20)から排出された排気ガスで置換することを特徴とする水素生成装置。
  6. 前記第2の改質原料流路切替手段(61)は、前記熱交換群(20、20′)から前記水素消費装置に供給される流体の流路を外部に排出されるように切り替えることができるように構成されており、
    前記一方の熱交換群(20)に前記燃焼用燃料および前記燃焼用空気が供給され、前記他方の熱交換群(20′)に前記改質原料が供給されている際に、前記第2の改質原料流路切替手段(61)を、前記他方の熱交換群(20′)から前記水素消費装置(30)に供給される流体の流路を外部に排出されるように切り替え、
    前記一方の熱交換群(20)内部に存在していた排気ガスを前記燃焼用空気で置換するとともに、前記他方の熱交換群(20′)の内部に存在していた前記改質原料および前記改質ガスを前記一方の熱交換群(20)から排出された排気ガスで置換し、さらに前記一方の熱交換群(20)から排出された前記燃焼用空気で置換することを特徴とする請求項5に記載の水素生成装置。
  7. 前記加熱部(21、21′)には酸化触媒が担持されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の水素生成装置
  8. 前記改質部(22、22′)には酸化触媒が担持されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の水素生成装置
  9. 前記加熱部(21、21′)は蓄熱体から構成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の水素生成装置。
  10. 前記改質部(22、22′)は蓄熱体から構成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の水素生成装置。
  11. 前記改質原料に含まれる水素化合物と、前記燃料供給部(40)で供給される燃焼用燃料は、同一の炭化水素化合物を用いることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の水素生成装置。
  12. 前記燃料供給部(40)では、前記水素消費装置にて利用されずに排出される水素を含んだオフガスが供給され、前記オフガスは前記燃焼用燃料の一部または全部として用いられることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の水素生成装置。
  13. 前記燃焼用空気は、前記熱交換群(20、20′)における前記加熱部(21、21′)と前記改質部(22、22′)との間にも供給されることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の水素供給装置。
  14. 前記第1の加熱流体通路切替手段(70)は、前記燃焼用燃料を前記複数の熱交換群(20、20′)の2以上に同時に供給可能に構成され、前記第2の加熱流体通路切替手段(7)は、前記燃焼用空気を前記複数の熱交換群(20、20′)の2以上に同時に供給可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載の水素生成装置。
  15. 前記水素消費装置は燃料電池であることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載の水素生成装置。
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