JP4037479B2 - 産婦人科検診台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、産婦人科検診台、肛門科検診等に使用される検診台に関する。
【0002】
【従来の技術】
産婦人科検診台は、一般に、着座した際に大腿部の位置を決めるとともに開脚可能な一対の座部を備え、基台に対して昇降あるいは回転可能に構成しており、患者を検診する場合は、この検診台に患者を着座させるだけで、後は検診台の操作により患者を仰向けの姿勢にして開脚させるものである。この種の従来の検診台としては、例えば、特開平1−121050号公報、あるいは特開平3−92161号公報に開示された発明が知られている。
【0003】
特開平1−121050号公報に開示された発明は、図4の座部上面図に示すように、一対の座部4は足載せ部材41と足載せ部材41を固定する開脚軸42とから成り、開脚軸42は符号48で示す点を支点として長穴46とピン45を介して、バネ47の付勢により互いに中央に引き寄せられており、この開脚軸42の端部を油圧シリンダ71にて往復動させることにより、座部4を水平面内にて矢印で示す方向に開閉することを可能に構成したものである。
【0004】
特開平3−92161号公報に開示された発明は、図5の斜視図に示すように、一対の座部4を構成する開脚軸42を軸43を中心に回転しつつ足載せ部材41を矢印で示す方向に開閉する構成となっていて、閉脚時に座部4相互間にてお尻を挟み込むことをある程度緩和したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の発明はいずれも上体の方向に引き寄せながら開脚することができないために、閉脚時にお尻を挟み込みすいという問題がある。
【0006】
よって本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、お尻の挟み込みが生じない産婦人科検診台の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の、請求項1に係る産婦人科検診台は、回転機構あるいは上下動機構を介して基台20上で回転可能あるいは高さ調整を可能とするとともに下端側に腰部シート2を有する検診台を構成する背板1と、前記背板1の下端に配置した開閉可能かつ前方に突出した状態の一対の足載せ台3を有する座部5と、前記背板1に取り付けたシリンダ18と、前記背板1に対して揺動可能に連結されるとともに、下端に一対の開脚フラップ軸10を突設させ前記シリンダ18により駆動されるリンク機構13と、前記腰部シート2裏側に固定した軸受6により前記検診台の中心に対して等角度に位置させて成る開脚軸7を支持するとともに、前記座部5と一体となった座部軸8を前記開脚フラップ軸10に係接させて、前記シリンダ18及びリンク機構13の動作により前記座部軸8を前記開脚軸7の回りで揺動させ前記開脚軸7を回転させて、前記座部5の一対の足載せ台3上の患者の大腿部を上体方向に引き寄せつつ開脚することを可能にした開脚機構11と、を備えて成る。
【0008】
本発明によれば、開脚機構を構成する開脚軸を回転可能にするとともに、座部を開脚軸の軸心に対して開脚可能な等角度にて固定したことにより、開脚軸を中心に回転した際に座部を上体側に引き寄せつつ開脚することが可能となる。
なお、開脚軸は腰部シートに略平行する平面内にて回転させることにより適切な開脚姿勢を得ることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3は本発明の実施の形態を示し、図1は産婦人科検診台における座部の構成を示す正面図、図2は産婦人科検診台の側面図、図3は開脚の挙動を示す図である。
【0010】
本発明は、図1に示すように、腰部シート2を有する背板1の下端に、一対の座部5を前方に突出した状態に設けた産婦人科検診台に対して、図1及び図2に示すように、背板1の背面にシリンダ18を設けるとともにその往復動にて作動するリンク機構13を設け、一方、腰部シート2の裏面側に座部5を開閉する開脚機構11を設けて、前記リンク機構13にて開脚機構11を開閉操作することを可能に構成したものであり、この構成の診察台全体は、図2に示す回転機構21あるいは上下動機構17を介して基台20上を上方に回転し、また高さ調整が可能となっている。
【0011】
前記における一対の座部5は、座部ステー4とその上面に固定した足載せ台3とにより成り、背板1の中央下端には汚水トレー22が設けられている。
また、前記の開脚機構は、軸支箱7aに一体的に固定された開脚軸7の方向を背板の中心19に対して角度αにて設定し、背板側に固定した軸受6を介し、回転自在に構成している。そして、この軸支箱7aの一面には、座部ステー4を開脚軸7の軸心に対して角度α、即ち、背板1の中心19と平行な方向に連結し、軸支箱7aにおける座部ステー4連結部に対向する面の端部に座部軸8を背板1の中心19側に突設させている。
【0012】
一方、前記におけるリンク機構13は、シリンダ18に対して軸16を介して回転自在に連結するとともに、背板1側に固定した軸受15を介して軸14を中心に揺動可能な開脚フラップ9の端面に平行する一対の開脚フラップ軸10を突設させ、この開脚フラップ軸10を前記の軸支箱7aの一面に突設した座部軸8に係接させて座部軸8を揺動することにより開脚軸7を回転させることを可能に構成している。
【0013】
この構成から成る産婦人科検診台は、カーテンを介して診察側から隔離された診療室に設置され、検診前の検診台は患者が普通に着座できる状態になっている。患者は、人の目にさらされることなくこの検診台の足載せ台3に対して、大腿部を係合して着座する。その後、検診台を回転させると同時に高さ調整をして患者を仰向けの状態にする。引き続いてシリンダ18を作動させて軸18aを引くことによりリンク機構の軸14を中心に開脚フラップ9を揺動させ、開脚フラップ9の一端に突設した開脚フラップ軸10を持ち上げる方向に作動させる。これにより座部軸8が持ち上げられて開脚軸7が回転し、軸支箱7aに固定された座部5が回転して2点鎖線で示す位置に移動して、患者の大腿部を開脚させ、診察可能な姿勢となる。
【0014】
座部5は開脚軸7の軸心に対して角度αにて固定されているので、開脚軸7を中心にして回転することにより、図3に示すように、座部5の開脚挙動は着座時点における大腿部23の位置Aをスタートとして、開脚作動が進むに従ってB,Cで示す方向に円弧状を描きつつ外方向に開脚していく。これにより、患者の大腿部23を上体24方向に引き寄せながら開脚することが可能になる。
【0015】
また、閉脚する場合の作動は、前記開脚の場合の軌跡と逆方向となり、患者の上体24方向から円弧を描きつつ元の位置に閉脚する。
【0016】
従って、患者は着座するだけで指示を受けなくとも検診台の操作により診察可能な姿勢をとることができる。また、この開脚姿勢をとっている間は、患者の腹部を境にカーテンにて診察側に対して隔離されているので医師や看護婦と視線を合わせることがなく、患者に対する精神的な負担を軽減することが可能となっている。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、産婦人科検診台の座部を閉脚する際に、患者が検診台に着座しただけで自動的に検診姿勢をとることが可能となる。また、患者の大腿部を上体方向に引き寄せつつ開脚し、閉脚時にはその逆の作動をすることにより座部相互間にてお尻を挟み込むことが無くなる。さらに患部が検診台に触れることがないので、患者に不愉快な思いをさせる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における婦人科検診台の構成を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】開脚の挙動を示す図。
【図4】従来の産婦人科検診台の説明図。
【図5】従来の産婦人科検診台の説明図。
【符号の説明】
1 背板
2 腰部シート
3 足載せ台
4 座部ステー
5 座部
6,15 軸受
7 開脚軸
8 座部軸
9 開脚フラップ
10 開脚フラップ軸
11 開脚機構
13 リンク機構
14,16 軸
17 上下動機構
18 シリンダ
19 背板中心
20 基台
21 回転機構
23 大腿部
24 上体
Claims (1)
- 回転機構あるいは上下動機構を介して基台20上で回転可能あるいは高さ調整を可能とするとともに下端側に腰部シート2を有する検診台を構成する背板1と、
前記背板1の下端に配置した開閉可能かつ前方に突出した状態の一対の足載せ台3を有する座部5と、
前記背板1に取り付けたシリンダ18と、
前記背板1に対して揺動可能に連結されるとともに、下端に一対の開脚フラップ軸10を突設させ前記シリンダ18により駆動されるリンク機構13と、
前記腰部シート2裏側に固定した軸受6により前記検診台の中心に対して等角度に位置させて成る開脚軸7を支持するとともに、前記座部5と一体となった座部軸8を前記開脚フラップ軸10に係接させて、前記シリンダ18及びリンク機構13の動作により前記座部軸8を前記開脚軸7の回りで揺動させ前記開脚軸7を回転させて、前記座部5の一対の足載せ台3上の患者の大腿部を上体方向に引き寄せつつ開脚することを可能にした開脚機構11と、
を備えて成る産婦人科検診台。
Priority Applications (1)
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JP01070597A JP4037479B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 産婦人科検診台 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP01070597A JP4037479B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 産婦人科検診台 |
Publications (2)
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JPH10201802A JPH10201802A (ja) | 1998-08-04 |
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Family
ID=11757723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01070597A Expired - Fee Related JP4037479B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 産婦人科検診台 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4037479B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP01070597A patent/JP4037479B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10201802A (ja) | 1998-08-04 |
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