JP2004236853A - 検診台 - Google Patents

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Katsunobu Nogi
克延 野木
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Abstract

【課題】簡単な構成且つ低コストであると共に取り扱いが簡単であり、患者が脚を曲げて開脚した状態で、患者が脚の曲げ姿勢を楽に保ち、且つ脚に力を入り易くする、外診、内診及び分娩に使用できる検診台を提供する。
【解決手段】本発明の検診台は、患者の尻部を載せる腰板と、背部を支える背板3と、脚部を載せる2つの脚台4,4を具えている。これら脚台4,4は開閉自在に配設されており、各脚台4には夫々柔軟性を有する環状部材8が配設されている。前記環状部材8と前記脚台4上面との間に患者の足部が挿入されて、前記足部が前記脚台4に保持される。前記環状部材8は、長さ調節手段を具えることが好ましい。本発明によれば、患者の両足部が夫々脚台に保持できるために、内診又は分娩の際に、患者の身体は安定に診察台に配置される。さらに、患者は、脚の曲げ姿勢を楽に保つことができ、さらに、脚部に力を入れ易くなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として病院、診療所における産婦人科、泌尿器科等において、外診、内診及び分娩に使用される検診台に関する。
【0002】
【従来の技術】
検診又は分娩の際に使用される検診台には、患者を寝かせた姿勢で支える外診又はベッド状態(以下、「外診状態」という)から、患者の両脚部を立膝姿勢に屈曲させて且つ開いた状態で保持する内診又は分娩状態(以下、「内診状態」という)に切替可能なものが使われている(特許文献1)。このような診察台によれば、外診及び内診、さらには分娩を一台の診察台で行うことができ、内診又は分娩の際に、患者が膝を曲げて開脚した状態で、患者が膝の曲げ姿勢を楽に保ち、且つ脚に力を入れ易くすることができる。
【0003】
図8及び図9は、従来の検診台の斜視図であり、前者は外診状態を、後者は内診状態を示している。検診台は、患者の尻部を支える腰板(2)と、背部を支える背板(3)と、脚部を支える2つの脚台(4)(4)とを具えている。これら脚台(4)(4)は、図8に示す閉状態から図9に示す開状態へ開閉自在に配設されている。
【0004】
図10は、脚台(4)及びその周辺を示す側面図である。脚台(4)は、第1脚載せ部(5)、第2脚載せ部(6)、及び補助部(50)から構成されている。これらは、本図において2点鎖線で示す状態(外診状態)から、実線で示す状態(内診状態)に切替可能に設けられている。第1脚載せ部(5)は患者の脹ら脛を、補助部(50)は大腿部の裏側を支える。また、第2脚載せ部(6)は、外診状態において患者の踵を、内診状態において患者の足裏を支える。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−51293号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の診察台は、各脚台(4)が、2カ所で、つまり、第1脚載せ部(5)と第2脚載せ部(6)の間、及び第1脚載せ部(5)と補助部(50)との間で屈曲する。このために、脚台(4)は、第1脚載せ部(5)、第2脚載せ部(6)、及び補助部(50)に加えて、図10に示すように多数の歯車、バネ、及びリンク機構等を具えることとなって、診察台は複雑且つ高コストとなる。
【0007】
また、患者の脚の長さ及び形状には個人差が大きく、このような複雑且つ高コストの脚台(4)を診察台に設けたとしても、実際には有効に機能しない場合が多い。つまり、内診状態において、患者が膝を曲げた姿勢で診察台に配置されていても、第1脚載せ部(5)、第2脚載せ部(6)、及び補助部(50)が、夫々患者の脹ら脛、足裏、及び大腿部の裏側を同時に支えていることは少ない。例えば、脚が短い患者は、脹ら脛が第1脚載せ部(5)に、大腿部の裏側が補助部(50)に支えられるものの、足裏が第2脚載せ部(6)から離れてしまう。逆に、脚が長い患者は、足裏が第2脚載せ部(6)に支えられるものの、脹ら脛が第1脚載せ部(5)から、大腿部の裏側が補助部(50)から離れてしまう。
【0008】
本発明は、より簡単な構成且つ低コストであると共に取り扱いが簡単であり、患者が脚を曲げて開脚した状態で、患者が脚の曲げ姿勢を楽に保ち、且つ脚に力を入れ易くする、外診、内診及び分娩に使用できる検診台を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の検診台は、患者の尻部を載せる腰板と、背部を支える背板と、脚部を載せる2つの脚台を具えており、これら脚台は開閉自在に配設されている検診台において、各脚台には夫々柔軟性のある環状部材又は弧状部材が配設されており、前記環状部材又は弧状部材と前記脚台上面との間に患者の足部が挿入されて、前記足部が前記脚台に保持されることを特徴とする。
【0010】
【作用及び効果】
本発明の診察台は、2つの脚台の各々に柔軟性のある環状部材又は弧状部材が設けられている。外診の場合、これら脚台は閉じられており、患者は、腰板に尻部を、背板に背部を載せて、さらに、膝を伸ばしたまま両脚部を脚台に載せて横になる。
【0011】
内診又は分娩の場合、まず、脚台が閉じられた状態にて、患者は、腰板に尻部を、背板に背部を載せて、さらに、膝を曲げた状態で両脚部を脚台に載せて寝る。患者は、立膝状態から若干膝を伸ばすことにより、両足部を、夫々対応する環状部材又は弧状部材と前記脚台上面との間に挿入する。患者の足部は、環状部材又は弧状部材と脚台の上面との間で挟まれることによって脚台に保持される。この状態で、2つの脚台を開くことにより、患者の両脚が開かれる。なお、最初から両脚台を開いた状態で、診察台に患者を配置してもよい。
【0012】
本発明によれば、患者の両足部が夫々脚台に保持できるために、内診又は分娩の際に、患者の身体は安定に診察台に配置される。さらに、患者は、脚の曲げ姿勢を楽に保つことができ、さらに、脚部に力を入れ易くなる。また、外診において患者が膝を伸ばした状態で脚部を脚台に載せる場合、脹ら脛が環状部材又は弧状部材に当たっても、環状部材又は弧状部材は柔軟性を有しているので、これら部材が変形して患者に痛みや不快感を与えることはない。このように本発明によれば、従来よりも簡単な構成且つ低コストであると共に取り扱いが簡単な、外診、内診及び分娩に使用できる検診台が得られる。
【0013】
また、環状部材又は弧状部材が長さ調節手段を具えることにより、患者の足部をより確実に脚台に保持できる。帯体を繋いで環状部材を構成すると、患者の足部をより確実に脚台に保持できることに加えて、脚部への環状部材の脱着が容易になる。これにより、患者に応じて環状部材を交換することができ、診察台を衛生的に維持できる。さらに、患者の足部を脚台上の所望の位置に配置した後に、帯体を環状に繋げて足部を脚台に保持することもできる。また、2つの帯体を繋いで弧状部材を構成すると、患者の足部をより確実に脚台に保持できることに加えて、患者の足部を脚台上の所望の位置に配置した後に、これら帯体を繋げて足部を脚台に保持できる。
【0014】
また、環状部材が脚台の長手方向に移動することを規制するストッパ部材を脚台に設けることにより、足部を環状部材と脚台間に挿入する際、又は足部の保持後に患者が脚に力を入れる際に、環状部材の位置ずれが防止される。環状部材又は弧状部材を脚台に設けられた装着部材に装着し、この装着部材を、脚台の長手方向に沿って移動自在であると共に、所望の位置で位置固定できるように構成すれば、内診又は分娩において体型に合わせた膝曲げ姿勢を患者に取らせることができる。
【0015】
さらに、各脚台を、主リンクと、この主リンクよりも検診台の内方に配置された補助リンクとによって支持台と連結し、この支持台の枢軸を中心に主リンクを回動させる回動手段を設けることによって、内診台を大型化することなく、内診又は分娩の際に十分な作業空間を与えると共に、患者に苦痛を与えないように両脚台を開くことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。なお、これらの図において、従来装置と同様又は類似の箇所には同一符号を付している。図1及び図2は、本実施例の診察台の斜視図であり、図1は外診状態、図2は内診状態を示している。図3は、外診状態における診察台の側面図である。検診台は、昇降台(1)を具えており、この昇降台(1)上には、患者の尻部が載せられる腰板(2)、患者の背部を支える背板(3)、及び患者の脚部を載せる2つの脚台(4)(4)が設けられている。これら脚台(4)は開閉自在に配設されており、外診状態では閉じられており、内診状態では開けられている。
【0017】
床面に設置される昇降台(1)のベース板(11)には、昇降機構(12)を介して支持台(13)が設けられている。昇降機構(12)は、パンダグラフ機構(14)と、これを上下に拡縮させる油圧シリンダ(15)とを具えており、フットスイッチ(10)の操作によって、この油圧シリンダ(15)、後述する背板傾動用油圧シリンダ(31)、及び脚台開閉用シリンダ(75)は制御される。
【0018】
腰板(2)は横長に形成され、その一端は支持台(13)に蝶着されている。通常、腰板(2)は、ベース板(11)と略平行な状態で支持台(13)に配置されているが、図2において2点鎖線で示すように、腰板(2)の他端側を持ち上げて直立させることができる。腰板(2)の下方には、上方に開口した筐状のペーパーホルダ(21)が配置されている。ペーパーホルダ(21)にはロールペーパ(22)が装着される。診察に先だって、ロールペーパ(22)の一部分を腰板(2)と背板(3)の間から引き出して腰板(2)に被せておき、患者の尻部が引き出されたロールペーパ(22)上に載るようにしておく。患者の尻部が腰板(2)と直接接触することはなく、別の患者を診察する場合には、ロールペーパ(22)の腰板(2)上の部分を削除して、新たにロールペーパ(22)の一部を引き出して腰板(2)上に載せることにより、診察台を衛生的に保つことができる。
【0019】
診察台には、垂れ落ちた薬液や患者の排泄物を受ける受水器(44)と、薬液や排泄物が支持台(13)側に飛散することを防止する遮蔽板(45)とが設けられている。また、診察台には、手術や検査の際に患者を開脚状態で固定するための脚固定具(40)(40)が装着可能であり、これら脚固定具(40)(40)は、支持台(13)の側面に設けられた取付部(17)に脱着自在に取り付けられる。
【0020】
背板(3)は、支持台(13)に傾動可能に取り付けられており、油圧シリンダ(31)によって、傾斜角度の調整が行われる。背板(3)の傾斜角度範囲は、腰板(2)又は水平面に対して、−10〜45度の範囲であることが好ましい。背板(3)の上部には、患者の頭部が載置される枕(32)が設けられている。
【0021】
各脚台(4)(4)は、これらの上面が腰板(2)の上面とほぼ同じ高さに位置するように配置されている。各脚台(4)は、図4及び図5に示す脚台開閉装置(7)によって左右に開閉自在に構成されている。図4は脚台開閉装置(7)の平面図、図5は斜視図である。脚台開閉装置(7)は、一対の主リンク(71)及び一対の補助リンク(72)と、回動手段(74)とを具えている。脚台(4)と支持台(13)は、主リンク(71)及び補助リンク(72)によって枢支連結されている。補助リンク(72)は、主リンク(71)に対して支持台の内方に配置されている。各々の主リンク(71)(71)には、支持台(13)上の枢軸(73)(73)を中心にして主リンク(71)(71)を回動させる回動手段(74)が接続されている。回動手段(74)は、各主リンク(71)(71)の基端において側方に突設されたレバー(76)(76)と、これらレバー(76)(76)を連結する連結杆(77)と、この連結杆(77)の中心部に接続された油圧シリンダ(75)とにより構成されている。
【0022】
油圧シリンダ(75)が駆動すると、連結杆(71)が脚台(4)側又は背板(3)側に移動し、主リンク(71)(71)は夫々相反する方向に回転する。この主リンク(71)(71)の回転によって、両脚台(4)(4)は、同一面内で回転しながら接近又は離間する。この際、補助リンク(72)(72)も従動的に回転して、脚台(4)(4)の向きが規制される。補助リンク(72)は主リンクよりも短く形成されており、主リンク(71)及び補助リンク(72)は、これらの間隔が主リンク(71)の支持台(13)側の枢軸(73)に向かって狭くなるように配置されている。このような構成によって、脚台(4)が開く場合に、この開き方向の回転に対して逆向きであると共に、脚台(4)側の主リンク(71)の枢軸(78)を中心とする回転力が脚台(4)に作用するので、これら脚台(4)(4)が全開になった状態、すなわち内診状態において、両脚台(4)(4)がなす開き角度が過度に大きくならないようになっている。
【0023】
仮に、補助リンク(72)を省略して、主リンク(71)の先端に脚台(4)を固定した場合、内診を行うために十分な作業空間を確保するように各脚台(4)(4)を開くと、これら脚台(4)(4)は、図6において2点鎖線で示すように配置される。一方、あまりに脚を開き過ぎると患者には苦痛であるから、これら脚台(4)(4)は、適正な角度で開かれる必要がある。図6には、これら脚台(4)(4)が、十分な作業空間を確保するように、且つ適正角度で開かれた状態を実線で示してある。この状態と、主リンク(71)のみで脚台(4)を固定した場合の状態とを比較すると、後者は、適正角度よりも大きく脚台(4)(4)が開いており、患者に脚を外方に捻るような無理な姿勢を強要しているので好ましくない。
【0024】
また、主リンク(71)のみで脚台(4)を固定した場合、脚台(4)(4)が、十分な作業空間を確保するように、且つ適正角度で開かれるようにするためには、主リンク(71)の枢軸Pを腰板(2)を越えて背板(3)の下方まで遠ざける必要がある。これでは、診察台が大型化し、また、ペーパーホルダ(21)の設置が困難になり、さらに主リンク(71)が背板(3)の傾動機構と干渉する事態が生じてしまう。
【0025】
本発明の診察台は、主リンク(71)及び補助リンク(72)の2本のリンクで脚台(4)を支持することによって、主リンク(71)の枢軸を脚台(4)側に接近させると共に、内診状態における両脚台(4)(4)の成す角度が適切化されている。
【0026】
各脚台(4)には、中央よりも若干先端側にずれた位置に、脚台(4)上で患者の足部を保持する環状部材(8)が巻かれている。環状部材(8)は、布、合成ゴム、皮等の柔軟性を有する材料で形成され、さらに伸縮性の低い材料で形成されることが好ましい。図3では、診察台に配置された患者を2点鎖線で示している。外診から内診に移行する際に、患者の足部は、環状部材(8)と脚台(4)の上面との間に挿入され、環状部材(8)と脚台(4)上面に挟まれることによって脚台(4)上に保持される。環状部材(8)の周長は、患者の足部が挿入されると、環状部材(8)が患者の足部の甲と接するように調整されている。患者の足部が挿入しやすいように、環状部材(8)は、脚台(4)の上面に対して適当な間隔(例えば、平均的な人物のつま先の厚み程度)を開けるように配置されることが好ましい。外診状態において患者の両足を夫々対応する脚台(4)(4)に保持した後、脚台開閉用シリンダ(75)を駆動させると、診察台は、両脚台(4)(4)が開けられた内診状態に移行する。それに伴って患者の両脚も開かれる。なお、内診のみを行う場合は、最初から内診状態にしておいて、患者を診察台に配置することも当然に可能である。
【0027】
本実施例では、環状部材(8)として環状に繋げた帯体(81)を使用している。図7(a)は、脚台(4)の一部を示す斜視図である。帯体(81)は、環状に繋げるための結合手段を具えている。実施例の帯体(81)では、その両端部に結合手段して面ファスナ装置(88)が設けられており、帯体(81)の両端部を接触させ、押圧することによりこれら端部が着脱自在に接合される。帯体(81)の一端部に雄の面ファスナが、他端部に雌の面ファスナが配置されている。このような結合手段を設けることにより、環状部材(8)を容易に交換することができ、また、患者の足部を脚台(4)上の所望の位置に配置した後に帯体(81)を環状に繋げて、足部を脚台(4)に保持することもできる。
【0028】
環状部材(8)は、周長を調整自在であることが好ましい。面ファスナ装置(88)は、環状部材(8)の長さ調節手段を兼ねており、帯体(81)の両端部の接合位置を変化させることにより、環状形態における帯体(81)の周長を調整でき、患者の足部を保持する力を調整することができる。結合手段及び長さ調節手段としては、バックル等の他の公知の手段を用いてもよい。なお、環状部材(8)として、長さ調整機構を具えた、連続的に環状に形成された部材を使用してもよい。
【0029】
患者が足部を挿入する際に、さらに足部保持後において環状部材(8)の位置ずれを防止するために、脚台(4)には、その長手方向について環状部材(8)の移動を規制するストッパ部材(82)を設けることが好ましい。本実施例のストッパ部材(82)は、脚台(4)の下面に突設された一対の板材であり、これら板材の間に環状部材(8)が嵌まることにより、環状部材(8)の位置ずれが防止される。
【0030】
患者の脚の長さには個人差があるが、図7(a)に示すようにストッパ部材(82)によって脚台(4)に対して環状部材(8)の位置を固定しても、患者が膝の曲げ具合を調節することで患者の足は脚台(4)上で適切に保持できる。必要であれば、患者の姿勢をより楽にするために、図7(b)に示すように、脚台(4)の長手方向に沿ってスライド移動可能な装着部材(83)を設けて、この装着部材(83)に環状部材(8)を装着してもよい。これにより、患者の膝の曲げた具合を自由に調節でき、患者にとって最も楽な状態で、患者の足を脚台(4)上で保持できる。
【0031】
装着部材(83)は凹状に形成されており、脚台(4)の下面に嵌められる。脚台(4)の側面には、脚台(4)の長手方向に沿ったガイド溝(84)が形成されており、装着部材(83)の垂直部分の内面から突設された凸部(85)が、ガイド溝(84)に摺動可能に嵌合している。図7(b)には脚台(4)の一方の側面を示しているが、他方の側面においても、同様にガイド溝(84)が形成され、装着部材(83)の垂直部分の内面から突設された凸部(85)がガイド溝(84)に嵌合している。図示は省略するが、装着部材(83)には、例えば、ネジやボルト等を用いた位置固定手段が設けられており、スライド可能範囲の任意の位置で、脚台(4)に装着部材(83)を固定することができる。装着部材(83)の外面には溝部が形成されており、この溝部に環状部材(8)が装着される。
【0032】
図7(c)に示すように、環状部材(8)の代わりに弧状部材(9)を脚台(4)に設けてもよい。本実施例では、弧状部材(9)の両端は、脚台(4)の両側面において夫々固定されている。弧状部材(9)は分割可能であることが好ましい。本実施例では、結合手段で接続可能な2つの帯体(91)(92)で弧状部材(9)を構成することによって、弧状部材(9)の分割を可能にしている。結合手段として面ファスナ装置(88)が用いられている。さらに、弧状部材(9)は長さ調整が可能であることが好ましいが、環状部材(8)の場合と同様に、弧状部材(9)に設けられた面ファスナ装置(88)は、長さ調整手段を兼ねている。なお、弧状部材(9)を1つの帯体で構成し、この帯体に長さ調節手段を設けてもよい。また、弧状部材(9)は、図7(b)に示す装着部材(83)のような、脚台(4)の長手方向に沿ってスライド移動可能な部材に固定してもよい。
【0033】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】両脚台を閉じた状態における本発明に係る検診台の斜視図である。
【図2】両脚台を開いた状態における本発明に係る検診台の斜視図である。
【図3】両脚台を閉じた状態における本発明に係る検診台の側面図である。
【図4】本発明に係る検診台の脚台開閉装置の平面図である。
【図5】本発明に係る検診台の脚台開閉装置の平面図である。
【図6】両脚台を開いた状態における本発明に係る検診台の平面図である。
【図7】本発明に係る診察台の脚台の一部分を示す斜視図である。
【図8】両脚台を閉じた状態における従来の検診台の斜視図である。
【図9】両脚台を開いた状態における従来の検診台の斜視図である。
【図10】従来の検診台の脚台を示す側面図である。
【符号の説明】
(13) 支持台
(2) 腰板
(3) 背板
(4) 脚台
(71) 主リンク
(72) 補助リンク
(73) 枢軸
(74) 回動手段
(8) 環状部材
(81) 帯体
(82) ストッパ部材
(83) 装着部材
(9) 弧状部材
(91) 帯体
(92) 帯体

Claims (7)

  1. 患者の尻部を載せる腰板(2)と、背部を支える背板(3)と、脚部を載せる2つの脚台(4)(4)を具えており、これら脚台(4)(4)は開閉自在に配設されている検診台において、
    各脚台(4)には夫々柔軟性のある環状部材(8)又は弧状部材(9)が配設されており、前記環状部材(8)又は弧状部材(9)と前記脚台(4)上面との間に患者の足部が挿入されて、前記足部が前記脚台(4)に保持されることを特徴とする検診台。
  2. 前記環状部材(8)又は弧状部材(9)は、長さ調節手段を具える請求項1に記載の検診台。
  3. 前記環状部材(8)は、着脱自在に環状に繋げられた帯体(81)である請求項1に記載の検診台。
  4. 前記脚台(4)は、前記環状部材(8)の移動を規制するストッパ部材(82)(82)を具える請求項3に記載の検診台。
  5. 前記弧状部材(9)は、着脱自在に繋げられた一対の帯体(91)(92)である請求項1に記載の検診台。
  6. 前記環状部材(8)又は弧状部材(9)は、前記脚台(4)に設けられた装着部材(83)に装着され、前記装着部材(83)は、前記脚台(4)の長手方向に沿って移動自在であると共に、所望の位置で固定できる請求項1に記載の検診台。
  7. 各脚台(4)は、主リンク(71)と、前記主リンク(71)よりも前記検診台の内方に配置された補助リンク(72)とによって支持台(13)と連結されており、前記支持台(13)側の枢軸(73)(73)を中心に前記主リンク(71)(71)を回動させる回動手段(74)を具えている請求項1乃至6の何れかに記載の検診台。
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