JPS639867B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は座位分娩台の改良に関する。

（従来の技術） 古来より分娩にも様々な手法が採られて来た
が、妊婦にとつては分娩力を集中させ易く、また
助産者（医師、看護婦）にとつては仰臥分娩に比
べて妊婦の分娩部位に近い位置で助産作業ができ
るという意味で、近時座位分娩が見直されるよう
になつた。そして最近では座位分娩専用の分娩台
が開発され実用化されるようになつたが、その例
として特開昭58−81032号は実開昭59−38922号に
開示された座位分娩台が挙げられる。このうえ前
者は、座板が臀部受とこれに一体的に形成された
大腿抑止片とより成り、妊婦の開脚状態の大腿部
を抑止片と締結バンドとにより固定するようにな
され、一方後者には斯かる大腿抑止片のない平坦
な座板が開示されている。

（発明が解決しようとする問題点） 然し乍ら、このような従来の分娩台は夫々に次
のような欠点を有していた。即ち、前者において
は大腿部が抑止片と締結バンドとによつて固定さ
れる為、その開き角度の調整が不可である上に、
大腿部が分娩台上に緊縛される状態になり妊婦に
過剰な不快感を与えることになり、赤、後者にお
いては大腿部を抑止する手段がない為、妊婦の分
娩し易い角度或いは助産者にとつて必要な角度に
大腿部を保持することが出来ないなどの問題があ
つた。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記に鑑みなされたもので、座位分娩
台の座板を、中央の臀部受けと、先端部に妊婦の
大腿部を内側より外方に開脚保持する為の大腿部
内側抑止片を有する一対の大腿受部とに分割し、
該大腿受部を臀部受に対し座板の面域内に回動自
在に保持せしめることによつて、妊婦の体格や体
形に応じて妊婦及び助産者にとつて好都合な角度
に大腿部を開脚保持せしめ得るようにし、もつて
上記問題点の一掃を図らんとするものである。

本発明の構成を添付図面に基づき更に詳述する
に、第１図は本発明が採用された座位分娩台の正
面図、第２図は同平面図、第３図は同右側面図、
第４図及び第５図は本発明に採用された傾動装置
の概略平面図及びその縦断面図である。即ち本発
明の座位分娩台は、妊婦を開脚状態で安座若しく
は仰臥させる為の座位分娩台Ａであつて、基台１
上に背面２及び座板３が連設され、該座板３が、
中央に臀部受３１と、該臀部受３１の両側に上記
分娩台Ａの体心ｌに対し拡開状に延びその先端部
に前記妊婦の大腿部を内側より外方に開脚保持す
る為の大腿部内側抑止片３２１を有する一対の大
腿受部３２，３２と、該大腿受部３２，３２と上
記臀部受３１とにより形成された開口部３３とを
含み、上記大腿受部３２，３２が臀部受３１に対
し駆動手段４によつて上記開口部３３を拡開若し
くは縮閉する如く回動自在に保持されていること
を特徴とし、図に於て基台１上に背板２及び座板
３が独立的に傾動自在に連設され、該基台１は昇
降機構（オイルシリンダ機構、モーター機構）１
０によつて昇降し、更に該基台１には背板２及び
座板３を傾動させる為のオイルシリンダ機構１
２，１３が内蔵されている。亦、背面２の両側部
に角度調節部材５１，５１を介して静注用腕置台
（静脈注射のため）５，５が配備され、背板２の
傾斜角度如何に拘らず所望の角度に保持されるよ
うになされている。一方座板３の両側には前方斜
めに突設されたブラケツト６，６を有し、該ブラ
ケツト６，６の先端には妊婦の足裏を保持する為
の支脚部６２，６２が調節部杆６１，６１を介し
て取着され、且つ後端部に任婦が分娩中握ること
ができる把手６３，６３が付設されている。上記
調節部杆６１，６１は支脚部６２，６２の高さ、
水平回動及び前後傾動の三次元の調節を可能にし
たものである。更に、座板３の斜め下方にはトレ
ー７が装備されているが、該トレー７は基台１に
形成された収納ポケツト７１（第５図参照）に前
後に抜き差し自在に収納され、分娩時の初生児や
羊水その他の排出物を受容するのに供せられる。

そして本発明の主体である座板３は、中央の臀
部受３１と、該臀部受３１の両側より分娩台Ａの
体心ｌに対し拡開状に延びる大腿受部３２，３２
とより成り、該大腿受部３２，３２の先端部には
妊婦の大腿部を内側より外方に開脚保持する為の
大腿部内側抑止片３２１，３２１が突設され、該
抑止片３２１，３２１の外形状は外側に、即ち大
腿部側に曲率中心を有して彎曲され、大腿部を抱
持してその離脱を阻止するように図られている。
亦、斯かる座板３の上面は第３図に示す如く妊婦
の臀部の形状に略符合し安定感を得るよう凹曲面
とされ、臀部受３１と大腿受部３２，３２とに形
成されるくり状の開口部３３は、上記分娩台Ａの
体心ｌに対し、左右対称で、かつ足先方向に開口
し、背板方向に向つて凸のＣ形凹曲面をなし、初
生児を斜め下方に取り出すのに支障のない形状及
び大きさとし妊婦の体格や体形によつて異なる開
脚状態においても、座板３上に座した妊婦から初
生児を取り出す際、開口部３３の縁部等が障害と
ならず取り出しうる形状及び大きさを有してい
る。そしてその開口部３３の望ましい形態が図示
されている。更に、大腿受部３２，３２は臀部受
３１に対し、開口部３３を拡開若しくは縮閉する
如く座板３上の妊婦の仮想股関節ａを概ね中心と
して回動自在に保持され、この大腿受部３２，３
２の回動を担う駆動手段４は後記する各実施例に
おいて具体化されている。

（作用） 次に本発明座位分娩台の作用について述べる。
上記座位分娩台Ａ上で分娩するにおいては、座板
３上に妊婦を開脚状態で安座させ、大腿受部３
２，３２を駆動手段４をして適宜回転せしめ、妊
婦の体格や体形に応じ任婦は分娩し易く（息み易
く）且つ助産者が作業し易い位置に調整し、大腿
部を大腿部３２，３２に受止させると共に大腿部
内側抑止片３２１，３２１によつてその閉脚を阻
止する。亦、妊婦の足裏を支脚部６２，６２に載
置し、調節部杆６１，６１を調整し妊婦に無理の
ない姿勢をとらせる。そして背面２及び座板３を
適宜傾動させ、妊婦に分娩力を集中させ易くする
と共に助産者の作業の容易化を図り、基台１の収
納ポケツト７１よりトレー７を引出し分娩が遂行
される。

斯かる分娩台Ａにおいては、大腿受部３２，３
２が臀部受３１に対し回動自在に保持されている
から、妊婦の体格や体形に応じ大腿部に抑止片３
２１，３２１を均一な圧力で抑止させ且つ息み易
い角度に調整することが出来る。亦、助産者が分
娩の施術をするのに当り妊婦の大腿部の閉脚が阻
止され最も扱い易いスペースを確保することが出
来る。更に、施術中異常事態（頚管裂傷等）が発
生し、大腿部を閉脚若しくは更に開脚する必要が
生じた時、即座に駆動手段４を作動させ大腿受部
３２，３２を回転させて緊急の処置等を講ずるこ
とも出来る。

（実施例） 次に本発明に採用された大腿受部の回動機構及
びその駆動手段の実施例を添付図面に基づき詳述
する。第６図は大腿受部の回動機構及び駆動手段
の第１実施例を示す部分切欠平面図、第７図は第
６図のＷ−Ｏ−Ｗ線断面図、第８図は同第２実施
例の平面図、第９図は第８図のＸ−Ｏ−Ｘ線端面
図、第１０図は第９図の線部拡大図、第１１図
は第１０図のXI−XI線矢視図、第１２図は同第３
の実施例の部分切欠平面図、第１３図は第１２図
のＹ−Ｙ線断面図、第１４図は同第４の実施例の
部分切欠平面図、第１５図は第１４図のＺ−Ｚ線
端面図、第１６図は同第５の実施例の部分切欠平
面図である。

（実施例 １） 第６図及び第７図において、座板３内に分娩台
の体心ｌに直交する駆動軸４２が軸支され、該駆
動軸４２の長手方向両側端部に相互に逆ネジが付
されたウオームギア４２１，４２１′が周設され、
一方大腿受部３２，３２には固定部材４１１，４
１２を介して上記ウオームギア４２１，４２１′
の夫々に噛合されるウオームホイール４１，４
１′が固設され、該ウオームホイール４１，４
１′の回転軸４０，４０が臀部受３１の基板３０
に対し保持部材４１３，４１３を介して垂直状態
で軸支されている。この回転軸４０，４０の軸心
の位置は座板３上に安座した妊婦の仮想股関節ａ
に略符合し且つ体心ｌに対し対称に設定される。
亦、上記駆動軸４２の一端は座板３の側部に突設
され、この端部に操作ハンドル４３が固設されて
居り、この操作ハンドル４３を回転操作させるこ
とにより、大腿受部３２，３２を２点鎖線で示す
如く回転軸４０，４０を中心として体心ｌに対し
対称に回転させることが出来る。この場合手動の
操作ハンドル４３に代え電動モーター（減速機付
き）によつて駆動軸４２を回動させるようにする
ことも勿論可能である。

（実施例 ２） 第８図乃至第１１図において、大腿受部３２，
３２が前記の如く仮想股関節ａの位置に設定され
た縦軸回転軸４４０，４４０を介して臀部受３１
に回動自在に保持され、該回転軸４４０，４４０
には操作レバー４４，４４が直交状態で固設され
てその操作端が大腿受３２，３２の側部に突出さ
れている。亦、この操作レバー４４の操作端付近
にはロツク装置４４１が具備され、大腿受部３
２，３２を臀部受３１に対し夫々別個に任意の角
度に設定保持するようになされている。該ロツク
装置４４１は倒Ｌ型のロツクピン４４１１と、そ
の頭部に固設された操作ボタン４４１２とより成
り、該ロツクピンン４４１１は操作レバー４４に
内蔵された圧縮スプリング４４２によつて操作端
側に付勢されている。更に大腿受部３２の側部に
迄延設された臀部受３１の基板３０には上記回転
軸４４０の軸心を曲率中心とする円弧溝３０１が
凹設され、この円弧溝３０１の外周壁には遠心方
向の多数の凹陥部３０１１…が周方向に間隔毎に
形成されて居り、上記ロツクピン４４１１の下向
き先端部が上記圧縮スプリング４４２の付勢をし
てこの凹陥部３０１１…のいずれかに嵌り込み、
大腿受部３２の臀部受３１に対する回動が阻止さ
れるようになされている。そして大腿受部３２を
回転させたい場合には、上記操作ボタン４４１２
を圧縮スプリング４４２の弾力に抗して求心方向
に押し込むと、ロツクピン４４１１の先端部が凹
陥部３０１１より脱出し、円弧溝３０１内を摺動
可状な状態となり、この状態で操作レバー４４を
左右いずれかに操作すれば、大腿受部３２を臀部
受３１に対し容易に回転させることが出来る。更
に所定角度に大腿受部３２を配向させた後操作レ
バー４４及び操作ボタン４４１２より手離すと、
圧縮スプリング４４２の復元弾力によつてロツク
ピン４４１１の先端部が凹陥部３０１１に嵌り込
み再びロツクされて大腿受部３２の回動が阻止さ
れる。

なおこの場合操作レバー４４を回転軸４４０に
固設せずとも、大腿受部３２に直接固定して同様
に機能させることも可能である。

（実施例 ３） 第１２図及び第１３図において、基台１（第１
図参照）上に分娩台Ａの体心ｌに沿つたオイル
（又はエア）シリンダ４５が配設され、該シリン
ダ４５のロツド４５１が座板３内に延び、該ロツ
ド４５１の先端にはこれに直行するリンク４６１
が固設されている。一方臀部受３１の両側には上
記と同様妊婦の仮想股関節ａに位置する回転軸４
６２，４６２を介し大腿受部３２，３２が回動自
在に保持され、更に回転軸４６２，４６２と大腿
受部３２，３２とを一体化する為の固定部材４６
３，４６３から上記リンク４６１に向け連結杆４
６４，４６４が延設され、該連結杆４６４．４６
４の先端には上記回転軸４６２，４６２に平行な
ピン４６５，４６５が固設されている。該ピン４
６５，４６５は上記リンク４６１の両端部に長手
方向に沿つて穿設された長孔４６１１，４６１１
に摺動自在に遊挿され、これによりリンク４６１
と左右の連結杆４６４，４６４とが連関し、シリ
ンダ４５の往復運動を大腿部３２，３２の回転運
動に変換する動力変換機構４６が構成される。即
ち、シリンダ４５のロツド４５１を伸縮させる
と、上記ピン４６５，４６５が長孔４６１１，４
６１１内を摺動し、これに伴い連結杆４６４，４
６４は回転軸４６２，４６２の軸心を中心として
回転する。斯くして該連結杆４６４，４６４に一
体とされた左右の大腿受部３２，３２は臀部受３
１の両側において上記体心ｌに対し対称に同時に
回転する。なお４６１２，４６１２はリンク４６
１のガタ付きを防止する為、臀部受基板３０上に
設けられた案内部材である。亦、４６２１，４６
２１は回転軸４６２，４６２を臀部受３１に軸支
する為の保持部材である。

（実施例 ４） 第１４図及び第１５図に示す実施例は上記第２
の実施例の改良タイプであり、該実施例の操作レ
バー４４を臀部受３１側に更に延設し、一方臀部
受３１の基板３０上に曲率中心を大腿受部３２の
回動中心に一致させた円弧状案内レール４４２を
立設し、上記操作レバー４４の先端部に付設され
た複数の滑動ローラ４４３…をこの案内レール４
４２に挾持させることによつて、該滑動ローラ４
４３…の案内レール４４２の規制下の滑動をして
大腿受部３２のスムース且つ安定した回動を図ら
んとしたものである。ロツク装置４４１その他の
構成は上記第２の実施例と略同様であるのでその
詳細は割愛する。

（実施例 ５） 第１６図は上記第４の実施例の改良例を示すも
ので、臀部受３１の両側部内に固定軸３０２を立
設し、一方大腿受部３２と上記同様の操作レバー
４４とに両者に共通する長孔４４４を設け、この
長孔４４４内に上記固定軸３０２を遊挿して該固
定軸３０２に対して長孔４４４を相対的に摺動可
能とする。亦、臀部受３１の基板３０上に楕円弧
若しくは曲率中心が上記固定軸３０１の軸心と一
致しない円弧状の案内レール４４２′を立設し、
該案内レール４４２′に対し前記同様の滑動ロー
ラ４４３…を挾持させ、上記操作レバー４４の操
作と、案内レール４４２′の規制とにより大腿受
部３２の回動（揺動）が達成される。この場合大
腿受部３２の回動軌跡は上記とは異なるが、その
特異な動作によつて妊婦の大腿部内側に抑止片３
２１をより密接的に圧接させ得る利点が付加され
る。なおロツク装置等は上記第２及び第４の実施
例と略同様であることは云うまでもない。

上記各実施例においては、大腿受部３２の回転
軸を臀部受３１の下部基板３０に垂直に立設し、
大腿受部３２の回動をこの基板３０の面域内で行
なうようにしているが、臀部受３１の傾斜した上
面に垂直な回転軸を中心として回動させることも
除外するものではない。亦、大腿受部３２の回動
メカニズム即ち駆動手段４の構成は上記に限られ
るものではなく、本発明を逸脱しない限りにおい
て他の変更も可能であることは云うまでもない。

（発明の効果） 叙述の如く、本発明の座位分娩台Ａは、座板３
が中央の臀部受３１と、その両側に体心ｌに対し
拡開状に延びる大腿受部３２，３２とに分割さ
れ、該大腿受部３２，３２は先端部に妊婦の大腿
部を内側より外方に開脚保持する為の大腿内側抑
止片３２１，３２１を有すると共に、上記臀部受
３１に対し開口部３３を拡開若しくは縮閉する如
く回動自在に保持されているから、妊婦の体格や
体形に応じ大腿部に抑止片３２１，３２１を均一
な圧力で抑止させ且つ息み易い角度に適宜調整す
ることが出来る。亦、助産者が分娩の施術をする
のに当り妊婦の大腿部の閉脚が阻止され最も扱い
易いスペースを確保することが出来る。更に、施
術中異常事態（頚管裂傷等）が発生し、大腿部を
閉脚若しくは更に開脚する必要が生じた時、即座
に駆動手段４を作動させ大腿受部３２，３２を回
転させて緊急の処置等を講ずることも出来る。こ
のように優れた機能を有する本発明座位分娩台Ａ
は妊婦及び助産者に好評を博すること請合であ
り、その価値は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が採用された座位分娩台の正面
図、第２図は同平面図、第３図は同右側面図、第
４図及び第５図は本発明に採用された傾動装置の
概略平面図及び縦断面図であり、第６図は大腿受
部の回動機構及び駆動手段の第１実施例を示す部
分切欠平面図、第７図は第６図のＷ−Ｏ−Ｗ線端
面図、第８図は同第２実施例の平面図、第９図は
第８図のＸ−Ｏ−Ｘ線端面図、第１０図は第９図
のＸ線部拡大図、第１１図は第１０図のXI−XI線
矢視図、第１２図は同第３の実施例の部分切欠平
面図、第１３図は第１２図のＹ−Ｙ線端面図、第
１４図は同第４の実施例の部分切欠平面図、第１
５図は第１４図のＺ−Ｚ線端面図、第１６図は同
第５の実施例の部分切欠平面図である。 （符号の説明）、１……基台、２……背板、３
……座板、３１……臀部受、３２……大腿受部、
３２１……大腿部内側抑止片、３３……開口部、
４……駆動手段、４１……ウオームホイール、４
２……駆動軸、４２１……ウオームギヤ、４３…
…操作ハンドル、４４……操作レバー、４４１…
…ロツク装置、４５……シリンダ、４６……動力
変換機構、Ａ……座位分娩台、ａ……仮想股関
節、ｌ……体心。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 妊婦を開脚状態で安座若しくは仰臥させる為
   の座位分娩台Ａであつて、基台１上に背板２及び
   座板３が連設され、該座板３が、中央に臀部受３
   １と、該臀部受３１の両側に上記分娩台Ａの体心
   ｌに対し拡開状に延びその先端部に前記妊婦の大
   腿部を内側より外方に開脚保持する為の大腿部内
   側抑止片３２１を有する一対の大腿受部３２，３
   ２と、該大腿受部３２，３２と上記臀部受３１と
   により形成された開口部３３とを含み、上記大腿
   受部３２，３２が臀部受３１に対し駆動手段４に
   よつて上記開口部３３を拡開若しくは縮閉する如
   く回動自在に保持されていることを特徴とする座
   位分娩台。 ２ 前記大腿受部３２，３２の臀部受３１に対す
   る回動中心が、妊婦の仮想股関節ａに略符合する
   べく設定されている特許請求の範囲第１項記載の
   座位分娩台。 ３ 前記駆動手段４が、大腿受部３２に固設され
   たウオームホイール４１と、座板３内に軸支され
   該ウオームホイール４１に噛合するウオームギヤ
   ４２１を周設した駆動軸４２と、座板３の側部に
   付設され該駆動軸４２を回動せしめる操作ハンド
   ル４３とより成る特許請求の範囲第１項又は第２
   項記載の座位分娩台。 ４ 前記駆動手段４が、臀部受３１に対するロツ
   ク装置４４１を具備する操作レバー４４より成る
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載の座位分娩
   台。 ５ 前記駆動手段４が、基台１上に体心ｌに沿つ
   て配設されたシリンダ４５と、該シリンダ４５の
   往復運動を大腿受部３２の回転運動に変換させる
   為の動力変換機構４６とより成る特許請求の範囲
   第１項又は第２項記載の座位分娩台。 ６ 前記大腿部内側抑止片３２１が、外側に曲率
   中心を有して彎曲されている特許請求の範囲第１
   項記載の座位分娩台。 ７ 前記座板３の上面が凹曲面とされた特許請求
   の範囲第１項記載の座位分娩台。 ８ 前記開口部３３が、上記分娩台Ａの体心ｌに
   対し左右対称で、かつ足先方向に開口し、背板方
   向に向つて凸のＣ形凹曲面をなし、初生児を斜め
   下方に取り出すのに支障のない形状及び大きさと
   された特許請求の範囲第１項又は第２項記載の座
   位分娩台。 ９ 前記背板２及び座板３が夫々基台１上で独立
   して傾動自在とされた特許請求の範囲第１項又は
   第７項いずれか記載の座位分娩台。