JP4037218B2 - ウエハのダイシングテープへの転写方法とその装置 - Google Patents

ウエハのダイシングテープへの転写方法とその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、支持部材を用いた半導体ウエハの薄膜加工後において、支持部材からウエハを剥離すると共に、ウエハをダイシングテープに転写するウエハのダイシングテープへの転写方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造工程において、半導体ウエハ(以下、単にウエハという)の表面に回路(素子)パターンを形成した後、半導体チップの小型化のためにウエハ裏面を研磨(バックグラインド)したり、更には、ケミカルエッチング処理を施してウエハを薄くする工程がある。
【0003】
上記薄膜化の工程は、支持部材に両面粘着テープを用いてウエハ表面を貼り付けた状態で行い、ウエハ表面が汚染されたり、素子が損傷されないようにしている。
【0004】
また、薄膜化後のウエハをダイシングするには、ウエハを支持部材からダイシングフレームに貼着したダイシングテープに転写し、カッティング工程が支障なく行えるようにしている。
【0005】
従来、ウエハの薄膜化からダイシングまでの工程は、ウエハのパターン形成面に保護テープを貼り付け、ウエハの裏面を研磨することにより薄膜化した後、ウエハの研磨面にダイボンドテープを張り付け、このダイボンドテープを介してウエハをダイシングフレームに搭載する。
【0006】
次に、ウエハに対して表面からダイシングを行い、チップをピックアップしてダイボンドを行うものである。
【0007】
このような工程では、ウエハの裏面を研磨する際、保護テープの厚みや糊剤に起因する平面精度のバラツキがあり、また、ダイシング時に、ウエハの大口径化、薄膜化(100μm以下)に伴い、ウエハの割れや欠けが発生するという問題がある。
【0008】
このような、問題を解決するため、ウエハに紫外線(UV)、熱等で剥離する自己剥離性の両面粘着テープを介して支持基板等を貼り付け、薄膜化加工を行う方法が採られている。
【0009】
上記両面粘着テープを採用した工程としては、特開2002−75937号で提案されているように、図11(a)の如く、ウエハ1のパターン形成面に剥離性の両面粘着テープ2を介して支持部材3を貼り付け、図11(b)の如く、ウエハ1の裏面を研磨することにより薄膜化した後、図11(c)のように、ウエハ1の研磨面にダイシングテープ4を張り付け、図11(d)のように、上記両面粘着テープ2を加熱等で粘着力を弱めて支持部材3を剥離させ、ダイシングテープ4にウエハ1を転写してダイシングするか、もしくは、支持部材ごとダイシングするものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような両面粘着テープ2を採用した工程は、裏面研磨による薄膜化後、ダイシングテープ4へウエハ1を転写する際、ダイシングテープ4とウエハ1の接着面間に気泡や皺が入り、その部分に無理な力がかかり、ハンドリングやダイシング時にウエハが割れたり欠けたりする場合があり、また、経時的なウエハ1の変形や割れという問題が発生する。
【0011】
また、ウエハ支持部材3がウエハ1の外径と同サイズである場合、ウエハ1との貼り合わせ時に高い精度が要求され、逆に支持部材3がウエハ1の外径よりも大きい場合、ダイシングテープ4への転写時にウエハ1からはみ出した支持部材3とダイシングテープ4が接着してしまうという問題がある。
【0012】
上記のように、薄膜化されたウエハ1から支持部材3を剥離するために、自己剥離性の両面粘着テープを用いた場合、ウエハ1が薄くなるにつれ、ダイシングフレーム5をダイシングテープ4に貼り付けた後、支持部材3をうまく剥離させないと、衝撃が伝わってウエハ1が破損したり、また、ダイシングテープ4への貼り付けが不十分であると、支持部材3の剥離時にウエハ1に無理な力がかかり、ウエハ1が割れたりすることがある。
【0013】
上記自己剥離性の両面粘着テープ2に熱発泡性タイプを用いた場合、170℃程度の高温での加熱が必要なものがあり、ダイシングテープ4のような熱に弱いテープは、170℃程度の高温に加熱するとテープ4が柔らかくなり、支持効果がなくなるだけでなく、このようなダイシングテープ4にウエハ1を転写後、支持部材3を剥離する手段がなかった。
【0014】
また、ウエハ1へのダイシングテープ4の貼り付け前に、ウエハ1にダイボンドテープを貼り付け、ダイシング工程に備えることが考えられるが、先に広幅のダイボンドテープを貼り付け、ウエハ形状にテープを切り抜く場合、テープカッターがウエハや支持部材に接触すると、ウエハ1や支持部材3に損傷を与える原因となる。
【0015】
そこで、この発明の課題は、ダイシングテープへウエハを転写する際、ダイシングテープとウエハの接着面間に気泡や皺が入らないと共に、ウエハのダイシングテープへの転写時に支持部材とダイシングテープが接着するようなことがなく、しかも、薄膜化されたウエハのハンドリングやダイシング時及び経時的なウエハの割れや欠け、変形の発生がなく、さらに、熱に弱いダイシングテープに熱負担をかけることのないウエハのダイシングテープへの転写方法とその装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、ウエハのダイシングテープへの転写方法の発明であって、パターン形成面を両面粘着テープで支持部材に貼着されたウエハを、テーブル上にウエハを上にして吸着テーブルにて吸着支持すると共に、ダイシングテープを貼り付けたダイシングフレームを上記ウエハ上に供給し、ダイシングフレームをフレーム台で支持した状態で、ダイシングテープとウエハを真空下で貼り付け、上記ウエハに対して両面粘着テープの粘着力を低下させる処理を施した後、上記吸着テーブルと対向し、外径をウエハからはみ出ない程度にウエハとほぼ同径に設定した吸着保持テーブルでダイシングテープを介してウエハ部分を吸着保持しながら、ウエハに貼り付けられた支持部材を吸着した吸着テーブルを吸着保持テーブルに対して相対的に傾動させることで両面粘着テープとウエハを剥離してダイシングテープにウエハを転写する構成を採用したものである。
【0017】
上記のように、ダイシングテープとウエハを真空下で貼り付けるようにすると、ダイシングテープとウエハの接着面間に気泡や皺が入らない貼り付けが行えると共に、フレーム台でダイシングフレームを支持することにより、ダイシングテープとウエハの貼り付け時におけるダイシングテープのばたつきを抑えることができる。
【0018】
また、この吸着保持テーブルの外径をウエハと同等もしくはやや小径に設定すると、ウエハにダイシングテープを重ねるとき、ダイシングテープを支持部材に貼着させるようなことがなく、転写工程に支障を与えるようなことがない。
【0019】
請求項2の発明は、上記請求項1に記載の発明において、両面粘着テープにUV粘着力低下タイプを用い、ウエハに対して両面粘着テープの粘着力を低下させる処理を両面粘着テープに対するUV照射とした構成を採用したものである。
【0020】
請求項3の発明は、上記請求項1に記載の発明において、両面粘着テープに熱剥離タイプを用い、ウエハに対して両面粘着テープの粘着力を低下させる処理を両面粘着テープに対する加熱処理とした構成を採用したものである。
【0021】
請求項4の発明は、ウエハのダイシングテープへの転写装置であって、開閉自在で内部を真空状態とすることが可能な真空チャンバ内に、パターン形成面を両面粘着テープで支持部材に貼着されたウエハの支持部材側を吸着保持する吸着テーブルと、上記吸着テーブルの外側に位置し、ダイシングテープを貼り付けたダイシングフレームを支持するフレーム台とを設け、上記吸着テーブルと対向するように位置し、ダイシングテープを介してウエハ部分を吸着支持し、外径をウエハからはみ出ない程度にウエハとほぼ同径に設定した吸着保持テーブルを配置し、吸着保持テーブルでダイシングテープを介してウエハ部分を吸着保持しながら、ウエハに貼り付けられた支持部材を吸着した吸着テーブルを吸着保持テーブルに対して相対的に傾動可能とした構成を採用したものである。
【0023】
請求項の発明は、上記請求項に記載の発明において、UV照射又は加熱処理により両面粘着テープの粘着力を低下させる装置を有する構成を採用したものである。
【0024】
請求項の発明は、上記請求項4又は5に記載の発明において、支持部材の上面にウエハの外径に適合する周溝を形成した構成を採用したものである。
【0025】
上記請求項に記載によると、ウエハよりも広幅のダイボンドテープを貼り付けた後、テープカッターでダイボンドテープをウエハの外径に沿って切断するとき、支持部材の上面に周溝を形成しておくと、テープカッターと支持部材の接触発生を防ぎ、テープカッターと支持部材の耐久性を向上させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0027】
図1乃至図6は、ウエハのダイシングテープへの転写装置の第1の実施の形態を示し、支持部材にウエハを貼り付ける両面粘着テープにUVタイプを用いた場合の例である。
【0028】
図1は、転写装置の平面図であり、ダイシングフレーム5を上下多段に収納して上下動するダイシングフレーム供給部11と、この供給部11の前方に位置し、供給されたダイシングフレーム5に対してダイシングテープ4を貼り付けるテープ貼り付け機構12と、ダイシングフレーム供給部11のダイシングフレーム5を取り出してテープ貼り付け機構12に供給する吸着搬送アーム13が設けられている。
【0029】
上記テープ貼り付け機構12の側方に所定の距離をおいた位置に、ダイシングフレームマウント部14が設けられ、テープ貼り付け機構12とダイシングフレームマウント部14の間にオリフラ位置決めステージ15が配置され、テープ貼り付け機構12のダイシングフレーム5をダイシングフレームマウント部14に搬送する吸着搬送アーム16と、ダイシングフレームマウント部14でのダイシングテープ4とウエハ1の転写工程時に、ダイシングテープ4を吸着し、ウエハ1をダイシングテープ4を介して吸着支持する吸着保持テーブル17とが設けられている。
【0030】
上記オリフラ位置決めステージ15の手前の位置にUV照射領域18が配置され、このUV照射領域18の側方位置に、支持部材貼着ウエハ1の供給部19と、両面粘着テープ貼着支持部材3の収納部20と、多数本の関節を屈伸自在に連結して旋回と上下動が可能となり、その先端の吸着部が二又のフォーク状に形成され、支持部材貼着ウエハ1の供給部19から支持部材貼着ウエハ1を取り出してUV照射領域18とオリフラ位置決めステージ15に順次搬送すると共に、ダイシングフレームマウント部14から両面粘着テープ貼着支持部材3を収納部20に搬送する吸着搬送ロボット21とが設けられている。
【0031】
この支持部材貼着ウエハ1の供給部19は、両面粘着テープ2でウエハ1が貼着された支持部材3を多段収納し、上下に移動することにより、所要の支持部材貼着ウエハ1を吸着搬送ロボット21で取り出すことができるようになっている。
【0032】
また、両面粘着テープ貼着支持部材3の収納部20も、多段構造で上下に移動し、ウエハ転写後の両面粘着テープ貼着支持部材3を吸着搬送ロボット21から受け取るようになっている。
【0033】
また、上記ダイシングフレームマウント部14の側方に、ダイシングフレームマウント部14のウエハマウントダイシングフレーム6を取り出すフレーム反転移動機構22と、この反転移動機構22で取り出されたウエハマウントダイシングフレーム6の受け取り搬送部23と、受け取り搬送部23の端部に位置する収納部24とが配置されている。
【0034】
上記したダイシングフレーム5は、図12乃至図14のように、内径が円形の枠状に形成され、外周に位置決め用の切欠き5aが設けられ、このダイシングフレーム5の供給部11は、ダイシングフレーム5を上下多段に収納し、適宜位置のダイシングフレーム5が吸着搬送アーム13で吸着されるごとに間欠的に上昇するようになっている。
【0035】
上記吸着搬送アーム13は、レール25に沿ってダイシングフレーム供給部11とダイシングテープ4の貼り付け機構12の間を適宜駆動機構で往復移動し、先端と途中にダイシングフレーム5の吸着部26が設けられている。
【0036】
上記ダイシングテープ4は、ダイシングフレーム5の外径よりも広幅となり、このダイシングテープ4の貼り付け機構12は、図1と図2のように、対向する支持壁27間に、上面でダイシングフレーム5を適宜な位置決め手段(図示せず)で位置決めし支持するフレームテーブル28をテーブル昇降軸29で支持して昇降自在に配置し、このフレームテーブル28の上部で手前側の位置にダイシングテープ供給ロール30及び離型紙巻き取りロール31と、前方の位置に巻き取りロール32を配置し、供給ロール30から引き出したダイシングテープ4を前後のガイドローラ33、34でフレームテーブル28の上部を通過するように誘導し、剥離ローラ35で剥がした離型紙4aを巻き取りロール31に巻き取ると共に、切り抜き後のダイシングテープ4を巻き取りロール32に巻き取るようになっている。
【0037】
上昇位置にあるフレームテーブル28の上部に、前後方向のレール36に沿って移動自在となり、前進動時にフレームテーブル28上のダイシングフレーム5にダイシングテープ4を圧着する貼り付けローラ37と、ダイシングテープ4に張力を与えるテンションローラ38が配置されている。
【0038】
上記フレームテーブル28の直上には、ダイシングフレーム5に貼り付けたダイシングテープ4をダイシングフレーム5の外径に納まる状態で切断するための切断機構39が配置されている。
【0039】
この切断機構39は、図1と図2のように、シリンダ等の昇降手段40により、垂直のレール41に沿って上下動する昇降アーム42の先端に、モータ43で駆動される回転アーム44を、回転軸心がフレームテーブル28上の定位置に供給されたダイシングフレーム5と同軸心の配置となるよう取り付け、この回転アーム44の下部一端側にテープカッター45と、他端側に押さえローラ46を設け、貼り付けローラ37でダイシングフレーム5にダイシングテープ4を貼り付けると下降動し、テープカッター45の回転により、図12のように、ダイシングテープ4を円形に切り抜くようになっている。
【0040】
上記ダイシングフレームマウント部14は、図4と図6のように、上下に開閉自在となる真空チャンバー47内に、パターン形成面を両面粘着テープ2で支持部材3に貼着されたウエハ1を、このウエハ1を上にして吸着保持する円形の吸着テーブル48と、上記テーブル48の外側に位置し、ダイシングテープ4を貼り付けたダイシングフレーム5を適宜な支持手段(図示せず)で支持する環状のフレーム台49と、上記フレーム台49の上部に位置し、ウエハ1とダイシングテープ4を貼り付ける貼り付けローラ50とを配置し、上記テーブル48とフレーム台49を相対的に傾動可能とした構造になっている。
【0041】
上記真空チャンバー47は、昇降機構51の上端で支持されて上下動可能となる下部チャンバー52と、昇降機構53の下端に取り付けられ、下部チャンバー52の直上で上下動可能となる上部チャンバー54の組み合わせからなり、上下チャンバーが互いに接近して開口が閉じた状態で、下部チャンバー52に接続した真空ホースアダプタ55を介して吸引源で真空チャンバー47内を真空状態にするようになっている。
【0042】
上記吸着テーブル48とフレーム台49は、下部チャンバー52内に取り付けられ、吸着テーブル48は、支持部材3を支持する部分が吸引源と接続したポーラスな吸着部材となり、この吸着テーブル48の下部で軸心を挟む一方側がヒンジ部材56で上下に揺動可能に支持され、同他方側が下部チャンバー52に取り付けたモータ57の駆動で上下動するボールネジ58で支持し、吸着テーブル48を上下に揺動させるようになっている。
【0043】
また、フレーム台49は上部に適宜なフレーム位置決め支持機構(図示せず)を備え、さらに、下部で軸心を挟む一方側がヒンジ部材59で上下に揺動可能に支持され、同他方側が下部チャンバー52に取り付けたスプリング60で押し上げ状に支持され、上下に揺動可能になっており、貼り付けローラ50で押圧付勢されると水平状態で固定されるようになっている。
【0044】
上記下部チャンバー52内で吸着テーブル48の中心部直下の位置に、シリンダ61で上下動する突き上げピン62が配置され、吸着テーブル48にはこの突き上げピン62の貫通孔63を設け、吸着テーブル48上に吸着した支持部材3の取り出し時に、支持部材3を吸着テーブル48上に突き上げるようにしている。
【0045】
上記上部チャンバー54内の上面にエンドレス走行体64を取り付け、上部チャンバー54の外部に走行体64を往復走行させる駆動モータ65を設け、エンドレス走行体64に上記貼り付けローラ50が取り付けられ、この貼り付けローラ50に押圧スプリング66で押圧弾性を付勢した構造になっており、上下チャンバーが互いに接近して開口が閉じた真空状態で、貼り付けローラが水平移動し、フレーム台49上に載置したダイシングフレーム5のダイシングテープ4を上から押圧し、吸着テーブル48上に支持部材3を介して吸着されたウエハ1に貼り付けることになる。
【0046】
上記テープ貼り付け機構12のダイシングフレーム5をダイシングフレームマウント部14に搬送する吸着搬送アーム16は、シリンダ67による上下動と、適宜駆動機構による水平のレール68に沿う移動とが自在となり、貼り付け機構12のフレームテーブル28上に位置するダイシングフレーム5を、先端と途中に設けた吸着パッド69を用い、真空ホース70で真空引きすることで吸着し、このダイシングフレーム5を吸着テーブル48上の定位置に搬送するようになっている。
【0047】
上記ダイシングフレームマウント部14でのダイシングテープ4とウエハ1の転写工程時にダイシングテープ4を吸着することによりウエハ1をダイシングテープ4を介して吸着支持する吸着保持テーブル17は、吸引源と接続したポーラスな吸着構造となり、シリンダ71による上下動と、適宜駆動機構による水平のレール72に沿ってダイシングフレームマウント部14に対する進退動が自在になっている。
【0048】
この吸着保持テーブル17は、ウエハ1の外径と等しいかやや小径の円板に形成され、ダイシングテープ4の吸着時に、ダイシングテープ4のウエハ1からはみ出した部分を押圧して支持部材3に接着させることがないようになっている。
【0049】
上記UV照射領域18は、図5のように、遮光容器が、固定配置した下容器73と開閉機構74で上下動する遮光蓋75で形成され、下容器73の内部に水平の支持枠76で石英ガラス等の透明支持台77を支持し、透明支持台77の上面に支持部材3を受けるための複数本の支持ピン78を突設し、透明支持台77の直下にUVランプ79が配置されている。
【0050】
このUVランプ79は、下容器内にモータ80で駆動されるエンドレス走行体81に取り付け、下容器73内を左右に移動することにより、支持部材3上の両面粘着テープ2に対してUVを均一に照射することができるようにしている。
【0051】
また、両面粘着テープ2にUVタイプを使用する場合、支持部材3は、両面粘着テープ2に対するUV照射効果を向上させるため、硬質で光透過性の材料を用いて形成するのが好ましい。
【0052】
上記オリフラ位置決めステージ15は、図3のように、上下動と回転が自在となる回転吸着テーブル82と、上昇した回転吸着テーブル82の外周に配置したオリフラセンサ83とで形成され、回転吸着テーブル82が、吸着搬送ロボット21によりUV照射領域18から取り出された支持部材3付きウエハ1を下降位置で水平に支持し、この後、上昇して回転することにより、ウエハ1に形成してあるオリフラ1aをオリフラセンサ83で検出した時点で回転を停止することにより、支持部材3付きウエハ1の位置決めを行うことになる。
【0053】
上記ダイシングフレームマウント部14のウエハマウントダイシングフレーム6を取り出すフレーム反転移動機構22は、図1と図3のように、シリンダ84による上下動と、適宜駆動機構による水平のレール85に沿う移動とが自在となる移動体に反転モータ86を介して反転アーム87を取り付け、この反転アーム87の先端に吸着パッド88を設けて形成され、ダイシングフレームマウント部14のウエハマウントダイシングフレーム6を吸着パッド88で吸着して反転し、このウエハマウントダイシングフレーム6を、一対となる受け取り搬送部23の搬送レール89上に、ウエハ1が上向きとなるように載置供給することになる。
【0054】
上記受け取り搬送部23は、搬送レール89に平行するレールに沿って適宜駆動機構により移動するフレームプッシャー90を備え、搬送レール89上に供給されたウエハマウントダイシングフレーム6を収納部24に向けて押し込み収納するようになっており、収納部24は上下動してウエハマウントダイシングフレーム6を所定位置に収納することになる。
【0055】
第1の実施の形態の転写装置は、上記のような構成であり、次に、この転写装置を用いた転写方法を説明する。
【0056】
図2のように、ダイシングフレーム供給部11からダイシングフレーム5をテープ貼り付け機構12のフレームテーブル28上に供給し、ダイシングフレーム5上にダイシングテープ4を貼り付け、ダイシングテープ4をフレームサイズにテープカッター45で切断する。
【0057】
供給部19にある両面粘着テープ2による支持部材3付きウエハ1を、吸着搬送ロボット21で取り出し、先ず、UV照射領域18の支持ピン78上に支持部材3が下になるように載置し、UVランプ79によるUVの照射で両面粘着テープ2の粘着力を低下させ、次に、吸着搬送ロボット21で支持部材3付きウエハ1をオリフラ位置決めステージ15の回転吸着テーブル82上に載置し、オリフラセンサ83にてオリフラ1aの位置決めをすると、吸着搬送ロボット21で、この位置決めした支持部材3付きウエハ1を、支持部材3が下になるようダイシングフレームマウント部14へ吸着搬送し、水平にした吸着テーブル48に載置する。
【0058】
なお、上記工程においてUV照射より前にオリフラ1aの位置決めを行ってもよい。
【0059】
次に、フレーム吸着搬送アーム16で、フレームテーブル28上にあるダイシングフレーム5をマウント部14に供給し、このダイシングフレーム5をフレーム台49の上に載置して、ウエハ1上にダイシングテープ4を臨ませ、図6(a)のように、マウント部14は真空チャンバー47を閉じ、減圧下で貼り付けローラ50を移動させることにより、図6(b)のように、ダイシングテープ4をウエハ1に接着する。
【0060】
ダイシングテープ4をウエハ1に接着すると、図6(c)のように、真空チャンバーの減圧を解いて上部チャンバー54を上昇させ、真空チャンバー47を開いた状態で、吸着保持テーブル17をダイシングテープ4の直上に進入させ、この吸着保持テーブル17を下降させることでダイシングテープ4を裏側より吸着する。
【0061】
図6(d)のように、支持部材3を吸着テーブル48で吸着した状態で、この吸着テーブル48を下方に傾動させると、ダイシングテープ4に接着しているウエハ1から両面粘着テープ2が剥離され、ウエハ1は支持部材3からダイシングテープ4に転写されることになる。
【0062】
図6(e)のように、吸着保持テーブル17が吸着を解いて上昇し、ダイシングテープ4から離れて後退動すると、図6(f)のように、フレーム反転移動機構22の吸着パッド88がダイシングフレーム5の直上に臨んで下降し、ウエハ1付きのダイシングフレーム5を吸着保持して反転し、このウエハマウントダイシングフレーム6を、一対となる受け取り搬送部23の搬送レール89上に、ウエハ1が上向きとなるように載置供給し、受け取り搬送部23がフレームプッシャー90で搬送レール89上に供給されたウエハマウントダイシングフレーム6を収納部24に向けて押し込み収納する。
【0063】
また、吸着テーブル48上に残った両面粘着テープ2付きの支持部材3は、図6(g)〜(i)のように、吸着テーブルを水平にした状態で吸着搬送ロボット21で取り出し、収納部20内に収納する。
【0064】
なお、本実施例においてはウエハ1をダイシングテープ4に転写する前にUV照射を行ったが、UV照射前にウエハ1をダイシングテープ4に転写し、その後にUV照射を行ってウエハ支持部材3を剥離させるようにしてもよい。
【0065】
次に、図7乃至図9は、ウエハのダイシングテープへの転写装置の第2の実施の形態を示し、支持部材にウエハを貼り付ける両面粘着テープに熱剥離タイプを用いた場合の例である。なお、先に説明した第1の実施の形態の転写装置と同一部分には、同一符号を付すことによって説明に代える。
【0066】
図7は、この第2の実施の形態の転写装置を示す平面図であり、第1の実施の形態と相違する部分は、第1の実施の形態のUV照射領域を省くと共に、支持部材粘着ウエハ供給部19と両面粘着テープ貼着支持部材収納部20を、上下多段にして一つにまとめ、ダイシングフレームマウント部14の手前に、支持部材貼着ウエハの予備加熱領域91と本加熱領域92を並べて設け、供給部19から支持部材貼着ウエハ1を吸着搬送ロボット21で取り出して予備加熱領域91に供給するようにし、予備加熱領域91と本加熱領域92に対して、支持部材貼着ウエハ1をウエハ吸着体93もしくは吸着搬送ロボット21で搬送すると共に、本加熱領域92では両面粘着テープ2の粘着力がなくなることで、ウエハ吸着体93が両面粘着テープ2からウエハ1を剥離し、吸着したウエハ1をダイシングフレームマウント部14に供給するようになっている。
【0067】
ここで薄膜化したウエハ1は支持部材3が剥離されているが、ウエハ吸着体93にて吸着支持されているため破損することはない。
【0068】
上記予備加熱領域91と本加熱領域92は、図8のように、共に等しく、支持部材貼着ウエハを支持部材が下になるよう支持する加熱吸着テーブル94を加熱するようにし、テーブル94の中央にシリンダ95で上下動する突き上げピン96を設けた構造になっている。
【0069】
予備加熱領域91は、支持部材貼着ウエハ1を例えば100℃程度の低温で予熱し、支持部材3の急激な温度上昇による割損の発生を防ぎ、本加熱領域92は、例えば、両面粘着テープ2を170℃程度の高温に加熱することができるようになっている。
【0070】
また、ウエハ吸着体93は、ウエハの外径に見合う程度の円板状に形成され、吸引源との接続でウエハ1を吸着するようになっていると共に、水平のレール97に沿って適宜駆動源で移動する移動アーム98の先端に、シリンダ99で上下動すると共に、揺動軸100を支点に揺動するよう取り付けられており、ウエハ1を吸着テーブル48へ移し替え時に傾動させるようになっている。
【0071】
さらに、蓄熱したウエハ吸着体93及びウエハ1を冷却するようエアーブロー等の適宜冷却手段(図示しない)が設けられている。
【0072】
この第2の実施の形態の転写装置は、上記のような構成であり、図9は、転写の工程を順番に示している。
【0073】
図9(a)は、予備加熱領域91を示し、吸着搬送ロボット21で供給された支持部材貼着ウエハ1を低温で予熱し、図9(b)のように、予熱後はウエハ吸着体93でウエハ1を吸着して本加熱領域92に送り、高温に加熱することで両面粘着テープ2の粘着性をなくし、ウエハ吸着体93が両面粘着テープ2からウエハ1を剥離し、図9(c)のように、吸着したウエハ1を真空チャンバー47が開いたダイシングフレームマウント部14に供給し、吸着テーブル48でウエハ1を吸着保持する。
【0074】
図9(d)と図9(e)のように、ダイシングテープ4が貼着されたダイシングフレーム5がウエハ1の直上に供給されると真空チャンバー47が閉じ、減圧下でダイシングテープ4がウエハ1に接着され、ダイシングテープ4へのウエハ1の転写が完了すると真空チャンバー47の減圧が解かれ、図9(f)と図9(g)のように、真空チャンバー47が開き、ウエハ1が貼着されたダイシングフレーム5は、フレーム反転移動機構22の吸着パッド88で一対となる受け取り搬送部23の搬送レール89上に、ウエハ1が上向きとなるように反転した状態で供給され、受け取り搬送部23がフレームプッシャー90で搬送レール89上に供給されたウエハマウントダイシングフレーム6を収納部24に向けて押し込み収納する。
【0075】
また、本加熱領域92の吸着テーブル94上に残った両面粘着テープ2付きの支持部材3は、図9(h)のように、吸着搬送ロボット21で取り出し、収納部20内に収納する。
【0076】
図10は、ウエハ1のダイシングテープ4への転写装置の第3の実施の形態を示し、ウエハ1に対するダイシングフレーム5の貼り付け前に、ウエハ1にダイボンドテープ101を貼り付けるようにしたものであり、図10(a)のように、支持部材貼着ウエハを加熱吸着テーブル94で支持部材3を下にして加熱し支持すると共に、貼り付けローラ102でウエハ1の外径よりも広幅のダイボンドテープ101をウエハ上に貼り付け、次に図10(b)のようにテープカッター103でダイボンドテープ101を、ウエハ1の外径に沿って切断し、その後、図10(c)と図10(d)のように、ダイボンドテープ101上へのダイシングフレーム5の供給と、ダイシングテープ4のダイボンドテープ101への接着と、ウエハ1からの両面粘着テープ2の剥離によるダイシングテープ4へのウエハ1の転写を行うようにしたものである。
【0077】
上記した支持部材3の上面には、ウエハの外径に適合する周溝104を設けておくと、ウエハ1よりも広幅のダイボンドテープ101を貼り付けた後、テープカッター103でダイボンドテープ101をウエハ1の外径に沿って切断するとき、テープカッター103と支持部材3の接触発生を防ぎ、テープカッター103と支持部材3の耐久性を向上させることができると共に、ダイボンドテープ101をウエハ1の外径に沿って切断できるので、ウエハ1の外径に飛び出たダイボンドテープ101が支持部材3に接着することで、剥離作業に支障を与えるのを防止することができる。
【0078】
上記ダイシングテープ4とダイボンドテープ101の接着は、好ましくは、真空下で行うようにするのがよいと共に、ダイボンドテープ101の接着やテープカッター103の構造は、第1の実施の形態で示した機構を採用すればよい。
【0079】
また、ダイボンドテープ101の貼り付け機構は本発明の装置内に組み込んでもよいし、別途、本発明装置外に貼り付け装置を設置し、本発明装置の供給部19にダイボンドテープ貼り付け後の支持部材3付きウエハ1を供給できる構造としてもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、上記のような構成としたので、ダイシングテープへウエハを転写する際、ダイシングテープとウエハの接着面間に気泡や皺が入らないと共に、ウエハのダイシングテープへの転写時に支持基板とダイシングテープが接着するようなことがなく、しかも、薄膜化されたウエハのハンドリングやダイシング時及び経時的なウエハの割れや欠け、変形の発生がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のUV剥離タイプ装置の平面図
【図2】この発明のダイシングテープ貼付部の断面図
【図3】図1のA−A矢視図
【図4】ダイシングフレームマウント部の要部断面図
【図5】UV照射領域の断面図
【図6】(a)乃至(i)はダイシングテープの貼付け工程図(UVタイプ)
【図7】熱剥離タイプのダイシングテープ貼付装置の平面図
【図8】図7のB−B矢視図
【図9】(a)乃至(h)はダイシングテープ貼付け工程図(熱発泡タイプ)
【図10】(a)乃至(d)はダイボンドテープ貼付け工程図
【図11】(a)乃至(d)は従来のウエハパターン形成面に剥離性の両面粘着テープを介して支持基板に貼付ける工程図
【図12】ダイシングフレームの平面図
【図13】ダイシングフレームの断面図
【図14】ウエハマウントダイシングフレームの平面図
【符号の説明】
1 ウエハ
1a オリフラ
2 両面粘着テープ
持部材
4 ダイシングテープ
5 ダイシングフレーム
5a 位置決め用切欠き
6 ウエハマウントダイシングフレーム
11 ダイシングフレーム供給部
12 り付け機構
13 吸着搬送アーム
14 ダイシングフレームマウント部
15 オリフラ位置決めステージ
16 吸着搬送アーム
17 吸着保持テーブル
18 UV照射領域
19 供給部
20 収納部
21 吸着搬送ロボット
22 反転移動機構
23 受け取り搬送部
24 収納部
25 レール
26 吸着部
27 支持壁
28 フレームテーブル
29 昇降軸
30 ダイシングテープ供給ロール
31 離型紙巻き取りロール
32 巻き取りロール
33 ガイドローラ
34 ガイドローラ
35 剥離ローラ
36 レール
37 貼り付けローラ
38 テンションローラ
39 切断機構
40 昇降手段
41 レール
42 昇降アーム
43 モータ
44 回転アーム
45 テープカッター
46 押さえローラ
47 真空チャンバー
48 吸着テーブル
49 フレーム台
50 貼り付けローラ
51 昇降機構
52 下部チャンバー
53 昇降機構
54 上部チャンバー
55 真空ホースアダプタ
56 ヒンジ部材
57 モータ
58 ボールネジ
59 ヒンジ部材
60 スプリング
61 シリンダ
62 突き上げピン
63 貫通孔
64 エンドレス走行体
65 駆動モータ
66 押圧スプリング
67 シリンダ
68 レール
69 吸着パッド
70 真空ホース
71 シリンダ
72 レール
73 下容器
74 開閉機構
75 遮光蓋
76 支持枠
77 透明支持台
78 支持ピン
79 UVランプ
80 モータ
81 エンドレス走行体
82 回転吸着テーブル
83 オリフラセンサ
84 シリンダ
85 レール
86 反転モータ
87 反転アーム
88 吸着パッド
89 搬送レール
90 フレームプッシャー
91 予備加熱領域
92 本加熱領域
93 ウエハ吸着体
94 加熱吸着テーブル
95 シリンダ
96 突き上げピン
97 レール
98 移動アーム
99 シリンダ
100 揺動軸
101 ダイボンドテープ
102 貼り付けローラ
103 テープカッター
104 周溝

Claims (6)

  1. パターン形成面を両面粘着テープで支持部材に貼着されたウエハを、テーブル上にウエハを上にして吸着テーブルにて吸着支持すると共に、ダイシングテープを貼り付けたダイシングフレームを上記ウエハ上に供給し、ダイシングフレームをフレーム台で支持した状態で、ダイシングテープとウエハを真空下で貼り付け、上記ウエハに対して両面粘着テープの粘着力を低下させる処理を施した後、上記吸着テーブルと対向し、外径をウエハからはみ出ない程度にウエハとほぼ同径に設定した吸着保持テーブルでダイシングテープを介してウエハ部分を吸着保持しながら、ウエハに貼り付けられた支持部材を吸着した吸着テーブルを吸着保持テーブルに対して相対的に傾動させることで両面粘着テープとウエハを剥離してダイシングテープにウエハを転写することを特徴とするウエハのダイシングテープへの転写方法。
  2. 上記両面粘着テープにUV粘着力低下タイプを用い、ウエハに対して両面粘着テープの粘着力を低下させる処理を両面粘着テープに対するUV照射としたことを特徴とする請求項1に記載のウエハのダイシングテープへの転写方法。
  3. 上記両面粘着テープに熱剥離タイプを用い、ウエハに対して両面粘着テープの粘着力を低下させる処理を両面粘着テープに対する加熱処理としたことを特徴とする請求項1に記載のウエハのダイシングテープへの転写方法。
  4. 開閉自在で内部を真空状態とすることが可能な真空チャンバ内に、パターン形成面を両面粘着テープで支持部材に貼着されたウエハの支持部材側を吸着保持する吸着テーブルと、上記吸着テーブルの外側に位置し、ダイシングテープを貼り付けたダイシングフレームを支持するフレーム台とを設け、上記吸着テーブルと対向するように位置し、ダイシングテープを介してウエハ部分を吸着支持し、外径をウエハからはみ出ない程度にウエハとほぼ同径に設定した吸着保持テーブルを配置し、吸着保持テーブルでダイシングテープを介してウエハ部分を吸着保持しながら、ウエハに貼り付けられた支持部材を吸着した吸着テーブルを吸着保持テーブルに対して相対的に傾動可能としたことを特徴とするウエハのダイシングテープへの転写装置。
  5. UV照射又は加熱処理により両面粘着テープの粘着力を低下させる装置を有することを特徴とする請求項4に記載のウエハのダイシングテープへの転写装置。
  6. 支持部材の上面にウエハの外径に適合する周溝を形成した請求項4又は5に記載のウエハのダイシングテープへの転写装置。
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