JP4032266B2 - 箔押しチューブ容器原反の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯磨きや絵の具、あるいはクリームタイプの絞り出し化粧品類等の容器として用いられるところの、表面に印刷およびニス塗布をおこなうとともに、部分的に箔押しを施すようにしたチューブ容器用の原反およびその製造方法に関し、印刷部分と箔との正確な位置合わせをおこなうことにより高品質化をはかることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
チューブ容器の原反表面に、文字や図柄等を印刷したフィルムを重ねて転写し、加飾することに関しては、例えば実開昭62−58697号公報に開示されている。 また上記した文字や図柄等の印刷部の一部に金属等の箔を箔押しして施すことについてもすでに知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印刷部の一部に金属等の箔を箔押しして施す場合には、箔押し機上においてチューブ容器原反表面の印刷部箔押し予定箇所に、箔フィルムを介して箔版を見当合わせして箔押し作業を実施するために、原反の巻きずれや送りピッチのばらつきにより箔版と印刷部分のズレを生じた分だけ箔押し位置が所定位置から位置ズレを生じ、その結果箔押し部分が絵柄等の印刷部分と重なり合ったり、あるいは反対に離れ過ぎて空白部分が露出したりして見栄えが悪く、特に印刷部が入り組んだ絵柄であるほど箔押し位置の正確を期することは難しい。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明にあっては、上記した従来技術における課題を解決し、印刷部の絵柄等が複雑であっても所定の箔押し予定箇所にきわめて正確に箔押しすることができ、チューブの高品質化をはかるようにしたものであって、具体的には箔押し予定箇所を除いて、その全面又は一部に図柄・文字等印刷による紫外線硬化型樹脂のインキ層およびこれを被覆する紫外線硬化型樹脂のニス層を施し、かつ該箔押し予定箇所に箔押し予定箇所の面積より大きめの箔版および箔フイルムにより箔押しをおこなうようにしたチューブ容器原反の製造方法に関する。
【0006】
上記した構成において、箔押し予定箇所を除いて全面又は一部に紫外線硬化型樹脂のインキおよび紫外線硬化型樹脂のニス層を施し、かつ該箔押し予定箇所に、裏面に熱可塑性アクリル系接着剤を塗布した箔を施すようにしたために、箔押しした際に上記接着剤が印刷部やニスに接着しないために、箔押し予定箇所にのみ箔が施される。 また箔押し予定箇所に箔押しを施す場合において、箔押し予定箇所の面積より大きめの箔版および箔フイルムにより箔押しをおこなうようにしたために、箔押し機上においてチューブ容器原反表面の印刷部箔押しを実施する際に、箔版と印刷部分の大幅なズレを生じた場合にも大きめの箔フィルムによって十分な箔押しがおこなわれるために印刷部と箔との間に隙間を生ずることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の具体的な内容を図示した実施例をもとに説明すると、図1において1はチューブ容器原反、2はチューブ容器原反1の表面に施された文字あるいは図柄等の印刷によるインキ層、3はインキ層上に被覆されたニス層、4は上記印刷を施したインキ層2に沿わせて形成されるところの原反表面が露出した箔押し予定箇所、5aは箔フィルムを、それぞれあらわす。 チューブ容器原反1は使用目的如何にもよるが、例えば表面がポリオレフィン、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体よりなり、さらに反応型又は重合型硬化性樹脂を塗布した基本シート等、あるいは最外層がポリエチレンとしたもの等が原反として用いられる。
【0008】
インキ層2は、紫外線硬化型樹脂含有のもの(アクリル系UVインキ)が好ましく、またニス層3についても、上記インキ層を保護し、耐摩擦性や耐内容物性に優れる紫外線硬化型樹脂とするのが好ましく、上記のインキ層2と同様のもの(例えばアクリル系UVニス等)でよい。 またここで使用される箔フィルム5aは、一例を挙げればポリエステルフィルムを基材とし、これにワックスシリコン系の離型層、およびアクリル系の保護層を介してアルミ蒸着層を形成し、しかもその表面に接着剤を施して所謂転写型に構成したものが用いられる。 なおここで使用される接着剤については、熱可塑性のアクリル系接着剤の使用が好ましい。 このようにすることにより、箔が表面に露出したチューブ容器原反とは接着し、紫外線硬化型樹脂からなるインキ層およびニス層には接着することがない。
【0009】
原反1の表面には、上記した箔押し予定箇所4を除いて全面又は一部に文字あるいは図柄等の印刷によるインキ層2が形成され、さらにその上面にニス層3が施される。 なおこの場合においてニス層3はインキ層2上において、図1にあらわしたように箔押し予定箇所4の輪郭との間にニス層3を形成しない若干のクリアランスP部分を残してインキ層2部分より若干後退した位置にニス層3を形成するようにするとインキ層2の外縁部と箔押しされた部分とを隙間なく隣接させることができ、デザイン上好ましい。 またクリアランスP部分は0.5mm〜1.0mm程度とすることで、ニス層3がインキ層2を保護し、耐摩擦性や耐内容物性といった機能に悪影響をおよぼさない。
【0010】
上記によりインキ層2およびニス層3を施したチューブ容器原反1を既知の箔押し機(図示省略)上に送り込み、チューブ容器原反1の表面の箔押し予定箇所4上に、箔フィルム5aを伴った箔版6により加圧且つ摂氏100〜120度の加熱温度により加熱して箔5を形成するための箔押し作業を実施する。 このとき箔フィルム5aは、裏面の熱塑性アクリル系樹脂接着剤が重なった紫外線硬化型樹脂製のインキ層2およびニス層3には接着しないから、一定時間経過後に上記箔版6を離間させると箔5が原反1上の箔押し予定箇所4のみに付着して形成される。 なお図2はチューブ容器表面側から見た場合の文字あるいは図柄の一例であり、文字からなるインキ層2の周縁部に、文字に沿わせて箔押しにより箔5を縁取り状に施したものである。
【0011】
またこの場合において上記した箔版6および箔フィルム5aの大きさを、箔押し予定箇所4より大きめにして箔押し予定箇所4の面積より大きめの箔版6および箔フイルム5aにより箔押しをおこなうようにすると、箔押し機上においてチューブ容器原反1表面の印刷部箔押しを実施する際に、箔版6および箔フィルム5aと印刷部における箔押し予定箇所4との間にある程度大幅なズレを生じた場合にも完全な箔押しがおこなわれるために印刷部のインキ層2と箔5との間に隙間を生ずることがない。
【0012】
【発明の効果】
本発明は上記した通り、箔押し予定箇所を除いて、その全面又は一部に図柄・文字等印刷による紫外線硬化型樹脂のインキ層およびこれを被覆する紫外線硬化型樹脂のニス層を施し、かつ該箔押し予定箇所に箔押し予定箇所の面積より大きめの箔版および箔フイルムにより箔押しをおこなうようにしたチューブ容器原反の製造方法であるために、チューブ容器としての表面の絵柄や文字等印刷部分と箔押し部分との間に隙間を生じたり、あるいは重なったりする所謂位置ずれの問題がないから美麗でしかも商品価値の向上をはかることができる。 この場合とくに図2で示したような印刷部と箔押し部分とが入り込んだ複雑な文字あるいは図柄等の場合においても箔押し部分の位置ずれが全く生じない。
【0013】
また箔押しチューブ容器原反の製造に際して、箔押し予定箇所を除いて、その全面又は一部に図柄・文字等印刷による紫外線硬化型樹脂のインキ層およびこれを被覆する紫外線硬化型樹脂のニス層を施すとともに、該箔押し予定箇所に、裏面に熱可塑性アクリル系樹脂接着剤等を介して箔を施すようにしたために、箔押しした際に上記接着剤が印刷部やニスに接着しないために、箔押し予定箇所にのみ箔が施され、印刷部やニスに重なった部分の箔が接着せずに印刷インキ層との間に位置ずれの全くない高品質の箔押しを施したチューブ容器原反を得ることができる。
【0014】
さらに箔押し予定箇所に箔押しを施す場合において、箔押し予定箇所の面積より大きめの箔版および箔フイルムにより箔押しをおこなうようにしたために、箔押し機上においてチューブ容器原反表面の印刷部箔押しを実施する際に、箔版と印刷部分の大幅なズレを生じた場合にも大きめの箔フィルムによって箔押しがおこなわれるためにチューブ容器原反表面に施された印刷部と箔との間に隙間を生ずることがなく、きわめて精緻でしかも美麗なチューブ容器原反を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるところの、表面に印刷およびニスを施したチューブ容器原反に対する箔押しを実施する場合の原理的説明図。
【図2】本発明により製造されたチューブ容器原反の一例をあらわした要部拡大図。
【符号の説明】
1 チューブ容器原反
2 インキ層
3 ニス層
4 箔押し予定箇所
5 箔
5a 箔フィルム
6 箔版

Claims (1)

  1. 箔押し予定箇所を除いて、その全面又は一部に図柄・文字等印刷による紫外線硬化型樹脂のインキ層およびこれを被覆する紫外線硬化型樹脂のニス層を施すとともに、該箔押し予定箇所に箔押し予定箇所の面積より大きめの箔版および箔フイルムにより箔押しをおこなうようにしたチューブ容器原反の製造方法。
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