JP4031882B2 - 自動炊飯装置への給水システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給水源からの水を自動炊飯装置へ供給するための、自動炊飯装置への給水システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動炊飯装置を使用して炊飯を行う場合、炊飯に先だって炊飯の準備工程では、当該自動炊飯装置内で洗米が行われるとともに、洗米された米に炊飯用水が付与される。この場合、自動炊飯装置に対してはその都度、給水源から洗米に必要な量の洗米用水が大量に供給されるとともに、炊飯に必要な量の炊飯用水が所定量供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、炊飯の準備工程で使用する洗米用水(洗米工程)および炊飯用水(炊飯用水付与工程)として、電解生成アルカリ性水や電解生成酸性水等の電解生成水を採用した場合には、炊飯用米として通常米を使用する場合は勿論のこと、たとえ古米を使用する場合であっても、硬さが減少するとともに糊化度が向上して粘りが増加し、美味しい米飯となることが知られている。このため、自動炊飯装置により炊飯する場合においても、電解生成水の米飯特性の改質作用を利用して炊飯して、美味しい米飯を得ることが望まれる。この要望に対処するには、炊飯の準備工程において必要量の電解生成水を速やかに自動炊飯装置に供給し得る給水システムを確立することが肝要である。
【0004】
自動炊飯装置への給水装置としては、例えば特許第2509399号特許公報に提案されており、また、電解生成水を連続して供給する供給装置としては、例えば特開平5−345183号公報に提案されている。
【0005】
前者の給水装置は、洗米器へ給水するための洗米給水系と、整水器を備えた整水給水系の2種類の給水系を備え、洗米器に対しては、洗米用水を洗米給水系から供給し、かつ、炊飯用水を整水給水系から供給するように、両給水系を使う分けるように構成されている。当該給水装置においては、整水器として電解水生成装置を採用すれば、電解生成アルカリ性水、電解生成酸性水等の電解生成水を炊飯用水として使用することはできるが、洗米用水としては使用することができない。この場合、洗米用水を整水給水系から供給するようにすれば、洗米用水として電解生成水を使用することが可能であるが、電解水生成装置には電解能力に限界があり、一度に大量に使用する洗米用水を電解して供給することは不可能である。また、この場合、洗米用水として電解生成アルカリ性水を大量に使用すると、炊飯装置の給水系統等にスケールが発生するという問題がある。
【0006】
また、後者の電解水供給装置はアルカリ性水を使用することを専用とするもので、当該電解供給装置を自動炊飯装置への給水システムに採用した場合には、アルカリ性水を洗米用水として大量に使用する際にスケールの発生は避けられず、また、アルカリ性水を洗米用水として一度に大量に使用すること自体、電解供給装置の電解能力の点から不可能であり、また、酸性水を洗米用水および炊飯用水として使用することはできない。
【0007】
従って、本発明の目的は、これらの問題に対処し得る自動炊飯装置への給水システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は自動炊飯装置への給水システムに関する。本発明に係る第1の給水システム(請求項1に係る発明)は、給水源からの水を自動炊飯装置へ供給する第1の給水管路と、同第1の給水管路に介装された電解水生成装置と、前記給水源からの水を前記電解水生成装置を迂回して前記自動炊飯装置へ供給する第2の給水管路を備え、前記自動炊飯装置に対して、洗米用水を前記給水源から前記第1の給水管路と前記第2の給水管路の両管路を通して供給し、かつ、炊飯用水を前記給水源から前記第1の給水管路を通して供給する自動炊飯装置への給水システムであり、前記電解水生成装置にて生成される電解生成水を水で増量された希釈電解生成水を前記洗米用水とし、前記電解水生成装置にて生成された電解生成水を前記炊飯用水とすることを特徴とするものである。
【0009】
当該給水システムにおいては、前記第2の給水管路を前記電解水生成装置を迂回して前記第1の給水管路に連結する構成とすることができる。
【0010】
また、本発明に係る第2の給水システム(請求項3に係る発明)は、給水源からの水を自動炊飯装置へ供給する給水管路と、同給水管路に介装された電解水生成装置と、前記給水管路における前記電解水生成装置の上流側に設けられて同電解水生成装置への給水量を増減する水量調整手段を備え、前記自動炊飯装置に対して、洗米用水を前記水量調整手段により前記給水源から給水量を増加させて供給し、かつ、炊飯用水を前記水量調整手段により前記給水源から給水量を減少させて供給する自動炊飯装置への給水システムであり、前記水量調整手段にて給水量を増加された被電解水の電解にて生成された増量された電解生成水を前記洗米用水とし、前記水量調整手段にて給水量を減量された被電解水の電解にて生成された減量された電解生成水を前記炊飯用水とすることを特徴とするものである。
【0011】
当該給水システムにおいては、前記水量調整手段を、前記給水管路に設けた小径管路部と、同小径管路部を迂回して前記給水管路に連結したバイパス管路部と、同バイパス管部に介装された水量調整弁を備える構成とすることができ、また、前記給水管路に設けられて同給水管路を流れる水量を増減の切替える水量切替弁にて構成することができる。
【0012】
また、本発明に係る第3の給水システム(請求項6に係る発明)は、給水源からの水を自動炊飯装置に供給する給水管路と、同給水管路に介装された電解水生成装置と、同電解水生成装置にて生成される電解生成水のpH調整手段を備え、同pH調整手段により、前記自動炊飯装置に供給される電解生成水を中性側にpH調整された調整水と中性側にはpH調整されない未調整水とに生成可能とし、前記自動炊飯装置に対して、洗米用水として前記調整水を供給しかつ炊飯用水として前記未調整水を供給する自動炊飯装置への給水システムであり、前記pH調整手段による希釈にてpH調整されて増量された電解生成水を前記洗米用水とし、前記pH調整手段ではpH調整されずに増量されない電解生成水を前記炊飯用水とすることを特徴とするものである。当該給水システムにおいては、前記pH調整手段として、電解生成水に原水または逆性の電解生成水を混合する手段を採用することができる。
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明に係る自動炊飯装置への給水システムにおいては、自動炊飯装置へ給水する場合、第1の給水システムにあっては、給水源からの水を電解水生成装置を通して電解生成水として給水することができるとともに、電解生成水と未電解生成水とを混合した希釈された電解生成水として増量して供給することができる。また、第2の給水システムにあっては、給水源からの水を電解水生成装置を通して電解生成水として給水することができるとともに、被電解水を電解水生成装置へ電解能力より過剰な状態で供給して希薄状態の電解生成水を増量して供給することができる。このため、給水を大量に必要とする洗米工程では、希釈されまたは希薄な電解生成水を増量した状態で給水し、かつ、給水をさほど必要としない炊飯用付与工程では、電解生成水のみを給水することができる。
【0014】
これにより、洗米工程では電解生成水を増量した状態で自動炊飯装置に供給し得て、電解生成水の米飯改質機能をさほど損なうことなく洗米用水の不足を解消することができるとともに、炊飯用水として電解生成水のみを使用して炊飯時の電解生成水の米飯改質機能を十分に発揮させることができる。また、電解生成水を増量すべく電解水生成装置を大型化して電解能力を増大する必要がなく、これにより、電解能力の増加に起因する消費電力の増大を防止することができる。
【0015】
本発明に係る給水システムにおいては、特に、電解生成アルカリ性水を自動炊飯装置へ供給する場合には、大量に供給する洗米工程では電解生成アルカリ性水を希釈または希薄な状態で供給するものであるから、給水系統や自動炊飯装置内でのスケールの発生を抑制しまたは防止することができる。
【0016】
また、本発明に係る自動炊飯装置の第3の給水システムは、使用する電解水生成装置が高い電解能力を備え、または電解生成水を一時的に貯留可能な貯留タンクを備えていて、一度に大量の電解生成水の供給が可能な場合に適した給水システムで、特に、電解生成アルカリ性水を使用する場合に適した給水システムである。当該第3の給水システムにおいては、洗米工程ではpHを中性側に調整された調整水を供給するものであり、大量に供給する洗米工程では電解生成アルカリ性水を希薄な状態で供給されることから、給水系統や自動炊飯装置内でのスケールの発生を抑制しまたは防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明すると、図1には、本発明に係る自動炊飯装置への給水システムの第1の給水システムの一例(第1給水システム10)が示されている。第1給水システム10は、第1給水管路11と第2給水管路12の2本の給水管路を備える。第1給水管路11は自動炊飯装置13を給水源に接続するもので、第1給水管路11には、浄水器14および電解水生成装置15が介装されている。第2給水管路12は、電解水生成装置15を迂回した状態で第1給水管路11に連結されているもので、一端は第1給水管路11における浄水器14と電解水生成装置15間に連結され、かつ、他端は第1給水管路11における電解水生成装置15と自動炊飯装置13間に連結されている。
【0018】
また、第1給水管路11における電解水生成装置15と第2給水管路12の連結部位間には、上流側から電磁開閉弁16aおよび逆止弁17aが介装され、第2給水管路12には、上流側から水量調節弁18、電磁開閉弁16bおよび逆止弁17bが介装されている。これらの両電磁開閉弁16a,16bは、コントローラ19にて開閉を制御される。電解水生成装置15は、有隔膜電解槽を備えた公知のもので、当該給水システム10においては、電解生成アルカリ性水および電解生成酸性水のいずれか一方が第1給水管路11を通して自動炊飯装置13へ供給し得るように、かつ、両電解生成水のいずれか他方は電解水生成装置15に連結した流出管路15aから開閉弁15bを通して流出するように構成されている。
【0019】
コントローラ19は、両電磁開閉弁16a,16bを自動炊飯装置13での作業状況に応じて、両電磁開閉弁16a,16bを閉鎖する第1モード、一方の電磁開閉弁16aを開放し他方の電磁開閉弁16bを閉鎖する第2モード、両電磁開閉弁16a,16bを開放する第3モード、一方の電磁開閉弁16aを閉鎖し他方の電磁開閉弁16bを開放する第4モードの4つの状態に制御する。なお、コントローラ19のこのような自動制御に換えて、同様の制御を手動により選択し得るように構成することができる。
【0020】
このように構成した第1給水システム10においては、自動炊飯装置13により炊飯の準備を開始する場合には、両電磁開閉弁16a,16bを開放する第3モードが選択されて、自動炊飯装置13には、第1給水管路11からの電解生成水と第2給水管路12からの未電解水との混合水が洗米用水として供給され、この混合水により洗米工程が行われる。電解生成水と未電解水との混合割合は、第2給水管路12に介装した水量調節弁18により設定される。また、各逆止弁17a,17bは、この間の各給水管路11,12における逆流を防止する。
【0021】
また、洗米工程終了後には、一方の電磁開閉弁16aを開放し他方の電磁開閉弁16bを閉鎖する第2モードが選択されて炊飯用水の付与工程が開始され、洗米された米に対して所要量の電解生成水が炊飯用水として供給される。所要量の炊飯用水が供給されると、両電磁開閉弁16a,16bを閉鎖する第1モードが選択されて炊飯用水の付与工程が終了し、その後の炊飯工程に移行する。
【0022】
なお、炊飯工程が終了して自動炊飯装置13内の米飯を排出した後には、炊飯釜の洗浄工程に移行するが、この洗浄工程に先だって、一方の電磁開閉弁16aを閉鎖し他方の電磁開閉弁16bを開放する第4モードが選択される。これにより、浄水器14からの給水を得て洗浄工程が開始され、洗浄工程の終了時点では、両電磁開閉弁16a,16bを閉鎖する第1モードが選択される。
【0023】
このように、第1給水システム10においては、洗米用水として電解生成水と未電解生成水との混合水を供給するようにしているため、電解生成水のみを洗米用水として供給する場合の水量不足を十分に補うことができる。例えば、電解生成水の最大供給量が6L/分である場合、混合水の最大供給量を30L/分とすることができ、洗米用水は電解生成水のpHを中性に近い状態に希釈した状態のものとなる。なお、電解生成水として、電解生成酸性水および電解生成アルカリ性水のいずれを使用しても米飯を改質することができる。
【0024】
第1給水システム10において、電解生成水として電解生成アルカリ性水を供給するものにあっては、大量に使用する洗米用水は電解水生成装置15で生成される電解生成アルカリ性水よりpHをより中性に希釈されていることから、高いpHに起因する給水経路や炊飯装置でのスケールの付着等のトラブルを防止することができる。例えば、洗米用水として、pH9.5の電解生成アルカリ性水とpH7の未電解水を1:4の割合で混合した混合水として供給する場合には、混合水のpHは8.8となる。
【0025】
なお、第1給水システム10においては、電解水生成装置15に連結されている第1給水管路11と流出管路15aとの電解水生成装置15の各電解室(アノード室およびカソード室)への連結を公知の電磁切替弁を使用して選択的に切替えるように構成することができるとともに、当該電磁切替弁の切替制御をコントローラ19にて行うように構成することができる。かかる構成によれば、自動炊飯装置13へ供給される電解生成水を所望により、電解生成アルカリ性水および電解生成酸性水に任意に選択することができる。
【0026】
また、第1給水システム10においては電磁開閉弁16aを、図1の2点鎖線で示すように、第1給水管路11における第2給水管路12の連結部位より下流側に配設して、コントローラ19にて開閉を制御するように構成することができ、これによっても、上記した第1給水システム10の運転と同様の運転を行うことができる。
【0027】
さらにまた、第1給水システム10においては、第1給水管路11に図2に示すように、第2給水管路12以外の他の第3給水管路12a、第4給水管路12b、その他の給水管路を付加して連結することができ、これらの給水管路12a,12b…等を通して所望の種々の種類の給水を行うことができる。例えば、水道水、脱気水、その他の所望の水等、自動炊飯装置13での使用を必要とする水を、第1,第2給水管路11,12から供給される電解生成水、浄化水とは独立してまたは混合して自動炊飯装置13へ供給することができる。
【0028】
図3には、本発明に係る第1の給水システムの他の一例(第2給水システム10A)が示されている。第2給水システム10Aは、自動炊飯装置13へ供給する電解生成水を電解生成アルカリ性水と電解生成酸性水とに切替え可能に構成されているもので、第1給水管路11は第1分岐管路11aと第2分岐管路11bとからなる分岐管路部を備えている。第1分岐管路部11aは電解水生成装置15のアノード室に連結されていて、第1分岐管路部11aには電磁開閉弁16cと逆止弁17cが介装されており、また、第2分岐管路部11bは電解水生成装置15のカソード室に連結されていて、第2分岐管路部11bには電磁開閉弁16dと逆止弁17dが介装されている。
【0029】
第2給水システム10Aにおいては、これら両電磁開閉弁16c,16dと第2給水管路12に介装されている電磁開閉弁16bがコントローラ19にて開閉制御されるもので、その他の構成は第1給水システム10と同様である。従って、第1給水管路11の各分岐管路部11a,11bに介装した各電磁開閉弁16c,16dを選択的に開閉することにより、自動炊飯装置13へ供給する電解生成水を電解生成アルカリ性水と電解生成酸性水とに選択的に切替て、所望の電解生成水を使用することができる。
【0030】
図4には、本発明に係る第2の給水システムの一例(第3給水システム20)が示されている。第3給水システム20は給水管路21を備えており、給水管路21は自動炊飯装置22を給水源に接続するもので、給水管路21には、浄水器23および電解水生成装置24が介装されている。また、給水管路21は、電解水生成装置24の上流側に水量調整手段25を備えている。なお、符号24aは、電解水生成装置24に連結されている流出管路である。
【0031】
水量調整手段25は、給水管路21に一体的に形成した小径管路部25aと、小径管路部25aを迂回するバイパス管路部25bと、バイパス管路部25bに介装された電磁開閉弁25cとからなるもので、電磁開閉弁25cはコントローラ26により、自動炊飯装置22の状況に基づいて開閉制御される。なお、電磁開閉弁25cは電解水生成装置24での電解生成水のpHによっても開閉制御が可能に構成されている。水量調整手段25においては、電解水生成装置24に対する給水を、電磁開閉弁25cの閉鎖時には減量した状態て行い、かつ、電磁開閉弁25cの開放時には増量した状態て行うべく機能する。
【0032】
第3給水システム20においては、自動炊飯装置22の洗米工程では電磁開閉弁25cを開放させて、小径管路部25aとバイパス管路部25bの両管路部25a,25bを通して電解水生成装置24に給水し、かつ、炊飯用水付与工程では電磁開閉弁25cを閉鎖させて、小径管路部25aのみを通して電解水生成装置24に給水する。このため、洗米用水として電解生成水が増量された状態で供給することができるため、電解生成水のみを洗米用水として供給する場合の水量不足を十分に補うことができる。また、電解生成水として電解生成アルカリ性水を供給するものにおいては、大量に使用する洗米用水は本来の電解生成アルカリ性水よりpHをより中性側に希釈されていることから、高いpHに起因する給水経路でのスケールの付着等のトラブルを防止することができる。
【0033】
第3給水システム20においては、水量調整手段25を図5に示す水量切替弁27に置き換えて構成することができる。図5に示す水量切替弁27は、その筒状弁体27aに大径の第1流通孔27bと小径の第2流通孔27cを備えているもので、水量調整手段25に換えて、給水管路21における電解水生成装置24の上流側に介装され、各流通孔27b,27cの切替えにより、電解水生成装置24への給水量を増減する。同図は、電解水生成装置24への給水量を減量する場合の水量切替弁27の切替状態を示しており、この切替状態では、給水管路21は小径の第2流通孔27cを介して連通している。
【0034】
この場合、自動炊飯装置22へは電解水生成装置24を経て減量した状態で給水することができ、給水量を増量するには、水量切替弁27の切替操作をコントローラ26の制御により行う。この切替状態では、給水管路21は大径の第1流通孔27bを介して連通し、自動炊飯装置22へは電解水生成装置24を経て増量した状態で給水される。
【0035】
また、第3給水システム20において、電解水生成装置24が電解能力が高くて、通常の電解条件で十分な量の電解生成水を生成できる場合には、水量調整手段25や水量調整弁27の使用を省略することができる。この場合、自動炊飯装置22への給水として電解生成アルカリ性水を選択した時には、洗米工程では、電解水生成装置24における電解生成アルカリ性水のpHに基づいて、そのpHを中性側に調整すべく電解条件を制御する。これにより、電解生成アルカリ性水を大量に使用する洗米用水は、炊飯用水のpHをより中性側に希釈されていることから、高いpHに起因する給水経路でのスケールの付着等のトラブルを防止することができる。
【0036】
なお、上記した第2給水システム10Aおよび第3給水システム20においても、第1給水システム10と同様に、図2に示す他の給水管路を適宜連結して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動炊飯装置への給水システムの一例を示すシステム図である。
【図2】同給水システムにおける給水系統の変形例を示すシステム図である。
【図3】同給水システムの他の一例を示すシステム図である。
【図4】同給水システムのさらに他の一例を示すシステム図である。
【図5】同給水システムに採用する水量切替弁の断面図である。
【符号の説明】
10,10A…給水システム、11…第1給水管路、11a,11b…分岐管路部、12…第2給水管路、12a…第3給水管路、12b…第4給水管路、13…自動炊飯装置、14…浄水器、15…電解水生成装置、15a…流出管路、15b…開閉弁、16a,16b,16c,16d…電磁開閉弁、17a,17b,17c,17d…逆止弁、18…水量調整弁、19…コントローラ、20…給水システム、21…給水管路、22…自動炊飯装置、23…浄水器、24…電解水生成装置、24a…流出管路、25…水量調整手段、25a…小径管路部、25b…バイパス管路部、25c…電磁開閉弁、26…コントローラ、27…水量切替弁、27a…ボール状弁体、27b、27c…流通孔。

Claims (7)

  1. 給水源からの水を自動炊飯装置へ供給する第1の給水管路と、同第1の給水管路に介装された電解水生成装置と、前記給水源からの水を前記電解水生成装置を迂回して前記自動炊飯装置へ供給する第2の給水管路を備え、前記自動炊飯装置に対して、洗米用水を前記給水源から前記第1の給水管路と前記第2の給水管路の両管路を通して供給し、かつ、炊飯用水を前記給水源から前記第1の給水管路を通して供給する自動炊飯装置への給水システムであり、前記電解水生成装置にて生成される電解生成水を水で増量された希釈電解生成水を前記洗米用水とし、前記電解水生成装置にて生成された電解生成水を前記炊飯用水とすることを特徴とする自動炊飯装置への給水システム。
  2. 請求項1に記載の給水システムにおいて、前記第2の給水管路は前記電解水生成装置を迂回して前記第1の給水管路に連結されていることを特徴とする自動炊飯装置への給水システム。
  3. 給水源からの水を自動炊飯装置へ供給する給水管路と、同給水管路に介装された電解水生成装置と、前記給水管路における前記電解水生成装置の上流側に設けられて同電解水生成装置への給水量を増減する水量調整手段を備え、前記自動炊飯装置に対して、洗米用水を前記水量調整手段により前記給水源から給水量を増加させて供給し、かつ、炊飯用水を前記水量調整手段により前記給水源から給水量を減少させて供給する自動炊飯装置への給水システムであり、前記水量調整手段にて給水量を増加された被電解水の電解にて生成された増量された電解生成水を前記洗米用水とし、前記水量調整手段にて給水量を減量された被電解水の電解にて生成された減量された電解生成水を前記炊飯用水とすることを特徴とする自動炊飯装置への給水システム。
  4. 請求項3に記載の給水システムにおいて、前記水量調整手段を、前記給水管路に設けた小径管路部と、同小径管路部を迂回して前記給水管路に連結したバイパス管路部と、同バイパス管部に介装された水量調整弁を備える構成としたことを特徴とする自動炊飯装置への給水システム。
  5. 請求項3に記載の給水システムにおいて、前記水量調整手段を、前記給水管路に設けられて同給水管路を流れる水量を増減に切替える水量切替弁にて構成したことを特徴とする自動炊飯装置への給水システム。
  6. 給水源からの水を自動炊飯装置に供給する給水管路と、同給水管路に介装された電解水生成装置と、同電解水生成装置にて生成される電解生成水のpH調整手段を備え、同pH調整手段により、前記自動炊飯装置に供給される電解生成水を中性側にpH調整された調整水と中性側にはpH調整されない未調整水とに生成可能とし、前記自動炊飯装置に対して、洗米用水として前記調整水を供給しかつ炊飯用水として前記未調整水を供給する自動炊飯装置への給水システムであり、前記pH調整手段による希釈にてpH調整されて増量された電解生成水を前記洗米用水とし、前記pH調整手段ではpH調整されずに増量されない電解生成水を前記炊飯用水とすることを特徴とする自動炊飯装置への給水システム。
  7. 請求項6に記載の給水システムにおいて、前記pH調整手段は、電解生成水に原水または逆性の電解生成水を混合する手段であることを特徴とする自動炊飯装置への給水システム。
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