JP2001029954A - 電解水生成器 - Google Patents

電解水生成器

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JP2001029954A
JP2001029954A JP11208635A JP20863599A JP2001029954A JP 2001029954 A JP2001029954 A JP 2001029954A JP 11208635 A JP11208635 A JP 11208635A JP 20863599 A JP20863599 A JP 20863599A JP 2001029954 A JP2001029954 A JP 2001029954A
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water
hot water
electrolytic cell
electrolytic
hot
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JP11208635A
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English (en)
Inventor
Kouichi Fuchino
公市 渕野
Masahiro Ono
昌浩 大野
Takashi Ebara
高志 江原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解水を温水と混合しても安定したpHのイ
オン水が生成される電解水生成器を提供する。 【解決手段】 イオン水を生成する電解槽15と、吐水
管8から吐出される温水の通水・止水ならびに通水流量
を検知する温水側流量センサ27と、電解槽15に導入
される原水の通水・止水ならびに通水流量を検知する冷
水側流量センサ13と、電解槽15で生成された電解水
に任意の水量の温水を混合して吐水管8から吐出させる
混合水切り換えレバーと、温水側流量センサ27と冷水
側流量センサ13とから得られる温水と原水との水量に
応じて電源部24から電極板17,18に印加される電
圧レベルを調整して吐水管8から吐出されるイオン水の
pHを制御する制御手段25とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水等の原水を
電気分解してアルカリイオン水および酸性イオン水を製
造する電解水生成器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、連続電解方式のイオン水生成器と
して、使い勝手、洗面化粧台廻りの有効利用を追及した
電解水生成器が普及している。この電解水生成器は、電
解槽内で水道水等を電気分解して、陽極側に化粧水、殺
菌洗浄水等として利用する酸性イオン水を生成し、陰極
側に飲用、医療用として利用するアルカリイオン水を生
成するもので、たとえば洗面台の下やシステム洗面化粧
台の内部に備え付けられる。
【0003】以下、従来の連続電解方式の電解水生成器
について説明する。
【0004】図4は従来の電解水生成器の構造を示す概
略図、図5は図4の電解水生成器の水栓内および本体内
のシステムを示す説明図、図6は図5の電解水生成器の
制御系を示すブロック図である。
【0005】電解水生成器11の備え付けられた洗面台
上には電解水生成器用混合水栓5が取り付けられてい
る。電解水生成器用混合水栓5には、混合水切り換え部
6aを動作させて通水・止水の切り換えおよび冷水・温
水・混合水の切り換えを行う混合水切り換えレバー6、
および浄水切り換え部7aを動作させて電解水の通水・
止水の切り換えを行う浄水切り換えレバー7が設けら
れ、これらのレバー6,7の操作により冷水・温水・混
合水・電解水を吐出する吐水管8、および電解水の副生
成水を吐出する副生成水吐水管9が設けられている。
【0006】洗面台の内部には、給水側止水栓1の取り
付けられた給水路1a、および給湯側止水栓2の取り付
けられた給湯路2aが設けられており、これらは何れも
混合水切り換え部6aを介して吐水管8に接続されてい
る。また、給水側止水栓1と混合水切り換え部6aとの
間には逆流防止弁3が、給湯側止水栓2と混合水切り換
え部6aとの間には逆流防止弁4がそれぞれ取り付けら
れている。
【0007】給水路1aには給水側通水管10が接続さ
れている。給水側通水管10の先端には電解水生成器1
1が接続されており、この電解水生成器11からは、電
解水を吐水管8に送る吐水側通水管20と電解水の副生
成水を副生成水吐水管9に送る排水側通水管22とが延
びている。そして、前述した浄水切り換え部7aは給水
側通水管10上に取り付けられている。
【0008】電解水生成器11には、給水側通水管10
から導入された原水を浄化する浄水部12と、通水を確
認して後述する制御手段25に制御指示する冷水側流量
センサ13と、カルシウムイオンを原水中に付与して導
電率を高めるカルシウム供給部14と、隔膜16により
区画形成されて原水が流入する電極室17a,18aを
備えた電解槽15とが流路に沿って設けられている。
【0009】電極室17aは吐水側通水管20に、電極
室18aは排水側通水管22にそれぞれ配管を介して接
続されており、電極室17aと吐水側通水管20とを接
続する配管上には逆流防止弁19が、電極室18aと排
水側通水管22とを接続する配管上には逆流防止弁21
が取り付けられている。
【0010】電極室17aには電極板17が、電極室1
8aには電極板18がそれぞれ配置されており、電極板
17および電極板18に所定の電位が印加されることで
電解槽15に導入された原水が電気分解され、電極室1
7aに電解水が、電極室18aに電解水の副生成水が生
成される。
【0011】電極板17,18には、電源投入用プラグ
23から取り込まれた交流電源を直流電源に変えて電極
板17,18に給電を行う電源部24が接続されてい
る。また、電源部24と電極板17,18との間には、
電解水生成器11の動作を制御する制御手段25が設置
されている。制御手段25からは、電解水生成器11の
電解モード選択等の操作および操作状態を表示する操作
表示部26が信号線で引き出されている。
【0012】図5に詳しく示すように、操作表示部26
には、アルカリモードおよびpH調整選択ボタン26
0、浄水モード選択ボタン261、酸性水モード選択ボ
タン262、アルカリおよび濃度レベル表示ランプ26
3、浄水表示ランプ264、酸性水表示ランプ265、
生成報知部266が設けられている。
【0013】ここで、アルカリモードおよびpH調整選
択ボタン260はアルカリイオン水生成モードを選択で
き、アルカリおよび濃度表示ランプ263が点灯して利
用者にどのモードが選択されているか報知する。浄水モ
ード選択ボタン261は浄水モードを選択でき、浄水表
示ランプ264が点灯して利用者にどのモードが選択さ
れているか報知する。酸性水モード選択ボタン262は
酸性水生成モードを選択でき、酸性水表示ランプ265
が点灯して利用者にどのモードが選択されているか報知
する。また、アルカリモードおよびpH調整選択ボタン
260によって、アルカリ水の強モード、中モード、弱
モードのどれか1つのモードが選択できるようになって
いる。これらのモード選択ボタン260〜262および
pH調節ボタン262でそれぞれのモードの選択を行い
通水すると、前述した制御手段25によって電解の設定
と通水状態とが判断され、電気分解後に所定の電解水が
吐出される。なお、生成報知部266はランプであり、
電気分解の状態が落ち着いたならば、電解水生成器11
で生成されるアルカリイオン水、酸性イオン水の水質が
安定したことを点灯して利用者に報知する。
【0014】このような従来の電解水生成器11の制御
手段25は、図6に示すように、冷水側流量検知部25
1、操作表示制御部252、電解槽制御部253と、こ
れら各制御部251,252,253に動作指示を行う
MPU(マイクロ・プロセッサ・ユニット)250を備
えている。ここで、冷水側流量検知部251は冷水側流
量センサ13の信号をMPU250に伝達し、操作表示
制御部252は操作表示部26の操作内容をMPU25
0に伝達してMPU250の指示に従って操作表示部2
6の表示等を行い、電解槽制御部253はMPU250
の指示に従って電解槽15内の電極板17,18の極性
および電解の強さを制御する。
【0015】次に、このように構成された従来の電解水
生成器11について、アルカリイオン水を生成する際の
動作を説明する。
【0016】利用者は操作表示部26のアルカリモード
およびpH調節選択ボタン260を操作し、電解のモー
ドおよび電解の強さ等の電解の条件を設定し、浄水切り
換えレバー7を開く。このとき、アルカリモードおよび
pH調節選択ボタン260で電解の強さを選択した場
合、アルカリおよび濃度レベル表示ランプ263で、現
在何れのpH濃度レベルに設定されているかを確認でき
る。
【0017】電解水生成器用混合水栓5から通水された
原水は、給水側通水管10を通過し、浄水部12で原水
中の残留塩素の臭いや一般細菌等の不純物が取り除か
れ、冷水側流量センサ13を経て、カルシウム供給部1
4でグリセロリン酸カルシウム等が溶解されて電解容易
な水に処理された後、電解槽15に通水される。
【0018】一方、電源投入用プラグ23よりAC10
0Vが供給され、電源部24で制御および電気分解に必
要な直流電圧電流とされ、制御手段25内の電解槽制御
部253を介して電解槽15の電極版17,18に給電
される。相対的にプラス電圧を印加する電極版を陽極、
マイナス電圧を印加する電極版を陰極とすると、これに
より電解槽15内に隔膜16で仕切られた陽極室と陰極
室とが形成される。
【0019】通水後、制御手段25内の冷水側流量検知
部251は冷水側流量センサ13の信号を読み取り、流
量レベルが一定レベルを越えると、この状態を通水中と
判断する。このとき操作表示部26の操作により操作表
示制御部252に既に電解の条件が設定されているか
ら、MPU250は電解槽15による電気分解を行うた
めに、極性を切り替え電極板17が陰極になるように動
作指令を電解槽制御部252に出力する。これにより、
電解槽制御部253は電極板17が陰極になるように電
極板17,18に電圧を印加し、電解槽15の陰極室に
はアルカリイオン水が、陽極室には酸性イオン水が生成
されることになる。
【0020】生成されたアルカリイオン水は吐水側通水
管20、吐水管接続ジョイントを介して吐水管8から吐
出され、生成された酸性イオン水は排水側通水管22を
介して副生成水吐水管9から吐出される。
【0021】ここで、制御手段25は、電極板表面にC
a,Mg等からなるスケール等の付着物が付着してきた
ならば、電解水生成器11が止水状態になったとき、電
圧の極性を反転させて印加してスケール等を電解水中に
溶出させて電極板を洗浄する。その後、利用者が通水す
るとき、使い始めの数秒間は電解槽15に溜っていた洗
浄水をそのまま外に放水する必要がある。
【0022】次に、酸性イオン水を生成する際の動作を
説明する。
【0023】利用者は操作表示部26の酸性水モード選
択ボタン262を操作して電解のモードを設定し、浄水
切り換えレバー7を開く。このとき、酸性水表示ランプ
265にて酸性水モードに設定されているかを確認でき
る。
【0024】電解水生成器用混合水栓5から通水された
原水は、給水側通水管10を通過し、浄水部12で原水
中の残留塩素の臭いや一般細菌等の不純物が取り除か
れ、冷水側流量センサ13を経て、カルシウム供給部1
4でグリセロリン酸カルシウム等が溶解され電解容易な
水に処理された後、電解槽15に通水される。
【0025】一方、電源投入用プラグ23よりAC10
0Vが供給され、電源部24で制御および電気分解に必
要な直流電圧電流とされ、制御手段25内の電解槽制御
部253を介して電解槽15の電極版17,18に給電
される。相対的にプラス電圧を印加する電極版を陽極、
マイナス電圧を印加する電極版を陰極とすると、これに
より電解槽15内に隔膜16で仕切られた陽極室と陰極
室とが形成される。
【0026】通水後、制御手段25内の冷水側流量検知
部251は冷水側流量センサ13の信号を読み取り、流
量レベルが一定レベルを越えると、この状態を通水中と
判断する。このとき操作表示部26の操作により操作表
示制御部252に既に電解の条件が設定されているか
ら、MPU250は電解槽15による電気分解を行うた
めに、極性を切り替え電極板17が陽極になるように動
作指令を電解槽制御部252に出力する。これにより、
電解槽制御部253は電極板17が陽極になるように電
極板17,18に電圧を印加し、電解槽15の陽極室に
は酸性イオン水が、陰極室にはアルカリイオン水が生成
されることになる。
【0027】生成された酸性イオン水は吐水側通水管2
0、吐水管接続ジョイントを介して吐水管8から吐出さ
れ、生成されたアルカリ水は排水側通水管22を介して
副生成水吐水管9から吐出される。
【0028】ここで、酸性イオン水は洗い物に有効であ
るため手洗い、皿洗い等に多く用いられる。また、特に
皿洗いは温水で行うことが多く、手洗いでも寒い季節は
温水で行うことが通常である。よって、利用者は酸性イ
オン水の吐水中に混合水切り換えレバー6の温水側を開
放し、吐水側通水管20から通水される酸性イオン水と
温水側から通水される温水とが混合された混合水を使用
する。
【0029】このような混合水は、冷水側流量検知部2
51からの信号によりMPU250が動作指令を電解槽
制御部252に出力し、電解槽制御部252で電解制御
されて安定したpH値を得ていた酸性イオン水の効果を
有効に発揮できない水である。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
解水生成器によれば、洗い物に有効な酸性イオン水を用
いて洗浄を行う際、湯と混合して使用されるために酸性
イオン水が薄められ、酸性イオン水の効果が有効に発揮
されなかった。
【0031】また、このことはアルカリ性イオン水につ
いても当てはまる。
【0032】そこで、本発明は、湯と混合しても安定し
たpHのイオン水を生成することができる電解水生成器
を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の電解水生成器は、隔膜により区画形成され
て原水が流入する2つの電極室を備えた電解槽と、電極
室にそれぞれ配置された電極板と、2枚の電極板に相互
に反対の極性の電圧を印加する電源部と、吐水管から吐
出される温水の通水・止水ならびに通水流量を検知する
温水側流量センサと、電解槽に導入される原水の通水・
止水ならびに通水流量を検知する冷水側流量センサと、
電解槽で生成された電解水に任意の水量の温水を混合し
て吐水管から吐出させる混合水切り換え手段と、温水側
流量センサと冷水側流量センサとから得られる温水と原
水との水量に応じて電源部から電極板に印加される電圧
レベルを調整して吐水管から吐出されるイオン水のpH
を制御する制御手段とを備えたものである。
【0034】これにより、電解水を温水と混合しても安
定したpHのイオン水を生成することが可能になる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、隔膜により区画形成されて原水が流入する2つの電
極室を備えた電解槽と、電極室にそれぞれ配置された電
極板と、2枚の電極板に相互に反対の極性の電圧を印加
する電源部と、吐水管から吐出される温水の通水・止水
ならびに通水流量を検知する温水側流量センサと、電解
槽に導入される原水の通水・止水ならびに通水流量を検
知する冷水側流量センサと、電解槽で生成された電解水
に任意の水量の温水を混合して吐水管から吐出させる混
合水切り換え手段と、温水側流量センサと冷水側流量セ
ンサとから得られる温水と原水との水量に応じて電源部
から電極板に印加される電圧レベルを調整して吐水管か
ら吐出されるイオン水のpHを制御する制御手段とを備
えた電解水生成器であり、電解水と温水との混合量に応
じて電極板の印加電圧を制御しているので、電解水を温
水と混合しても安定したpHのイオン水を生成すること
が可能になるという作用を有する。
【0036】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0037】図1は本発明の一実施の形態である電解水
生成器の構造を示す概略図、図2は図1の電解水生成器
の水栓内および本体内のシステムを示す説明図、図3は
図1の電解水生成器の制御系を示すブロック図である。
【0038】図示する電解水生成器11は洗面台に備え
付けられており、台上には電解水生成器用混合水栓5が
取り付けられている。電解水生成器用混合水栓5には、
混合水切り換え部6aを動作させて通水・止水の切り換
えおよび冷水・温水・混合水の切り換えを行う混合水切
り換えレバー(混合水切り換え手段)6、および浄水切
り換え部7aを動作させて電解水の通水・止水の切り換
えを行う浄水切り換えレバー7が設けられている。ま
た、これらのレバー6,7の操作により冷水・温水・混
合水・電解水を吐出する吐水管8、および電解水の副生
成水を吐出する副生成水吐水管9が設けられている。
【0039】洗面台の内部には、給水側止水栓1の取り
付けられた給水路1a、および給湯側止水栓2の取り付
けられた給湯路2aが設けられており、これらは何れも
混合水切り換え部6aを介して吐水管8に接続されてい
る。給湯路2aには、この給湯路2aを通る温水の通水
・止水および通水流量を検知する温水側流量センサ27
が取り付けられている。なお、温水側流量センサ27は
耐熱性および耐圧性を有していることが望ましい。ま
た、給水側止水栓1と混合水切り換え部6aとの間には
逆流防止弁3が、給湯側止水栓2と混合水切り換え部6
aとの間には逆流防止弁4がそれぞれ取り付けられてい
る。
【0040】給水路1aには、逆流防止弁3と混合水切
り換え部6aとの間から延びて給水側通水管10が接続
されている。給水側通水管10の先端には電解水生成器
11が接続されており、この電解水生成器11からは、
電解水生成器11で生成された電解水を吐水管8に送る
吐水側通水管20と電解水の副生成水を副生成水吐水管
9に送る排水側通水管22とが延びている。そして、前
述した浄水切り換え部7aは給水側通水管10上に取り
付けられている。
【0041】電解水生成器11には、内部に原水中の残
留塩素を吸着する活性炭および一般細菌や不純物を取り
除く中空糸膜等を備えて給水側通水管10から導入され
た原水を浄化する浄水部12と、通水を確認して後述す
る制御手段25に制御指示する冷水側流量センサ13
と、グリセロリン酸カルシウムや乳酸カルシウム等のカ
ルシウムイオンを原水中に付与して導電率を高めるカル
シウム供給部14と、隔膜16により区画形成されて原
水が流入する2つの電極室17a,18aを備えた電解
槽15とが流路に沿って設けられている。
【0042】電極室17aは吐水側通水管20に、電極
室18aは排水側通水管22にそれぞれ配管を介して接
続されており、電極室17aと吐水側通水管20とを接
続する配管上には逆流防止弁19が、電極室18aと排
水側通水管22とを接続する配管上には逆流防止弁21
が取り付けられている。
【0043】電極室17aには電極板17が、電極室1
8aには電極板18がそれぞれ配置されており、電極板
17が陽極、電極板18が陰極とされることにより(あ
るいは、電極板17が陰極、電極板18が陽極とされる
ことにより)電解槽15に導入された原水が電気分解さ
れ、電極室17aに電解水が、電極室18aに電解水の
副生成水が生成される。
【0044】電極板17,18には、電源投入用プラグ
23から取り込まれた交流電源を直流電源に変えて電極
板17,18に給電を行う電源部24が接続されてい
る。また、電源部24と電極板17,18との間には、
電解水生成器11の動作を制御する制御手段25が設置
されている。制御手段25からは、電解水生成器11の
電解モード選択等の操作および操作状態を表示する操作
表示部26が信号線で引き出されている。
【0045】図2に詳しく示すように、操作表示部26
には、アルカリモードおよびpH調整選択ボタン26
0、浄水モード選択ボタン261、酸性水モード選択ボ
タン262、アルカリおよび濃度レベル表示ランプ26
3、浄水表示ランプ264、酸性水表示ランプ265、
生成報知部266が設けられている。
【0046】ここで、アルカリモードおよびpH調整選
択ボタン260はアルカリイオン水生成モードを選択で
き、アルカリおよび濃度表示ランプ263が点灯して利
用者にどのモードが選択されているか報知する。浄水モ
ード選択ボタン261は浄水モードを選択でき、浄水表
示ランプ264が点灯して利用者にどのモードが選択さ
れているか報知する。酸性水モード選択ボタン262は
酸性水生成モードを選択でき、酸性水表示ランプ265
が点灯して利用者にどのモードが選択されているか報知
する。また、アルカリモードおよびpH調整選択ボタン
260によって、アルカリ水の強モード、中モード、弱
モードのどれか1つのモードが選択できるようになって
いる。これらのモード選択ボタン260〜262および
pH調節ボタン262でそれぞれのモードの選択を行い
通水すると、前述した制御手段25によって電解の設定
と通水状態とが判断され、電気分解後に所定の電解水が
吐出される。なお、生成報知部266はランプであり、
電気分解の状態が落ち着いたならば、電解水生成器11
で生成されるアルカリイオン水、酸性イオン水の水質が
安定したことを点灯して利用者に報知する。
【0047】このような本実施の形態の電解水生成器1
1の制御手段25は、図3に示すように、冷水側流量検
知部251、操作表示制御部252、電解槽制御部25
3、温水側流量検知部254と、これら各制御部25
1,252,253,254に動作指示を行うMPU
(マイクロ・プロセッサ・ユニット)250を備えてい
る。ここで、冷水側流量検知部251は冷水側流量セン
サ13の信号をMPU250に伝達し、操作表示制御部
252は操作表示部26の操作内容をMPU250に伝
達してMPU250の指示に従って操作表示部26の表
示等を行い、電解槽制御部253はMPU250の指示
に従って電解槽15内の電極板17,18の極性および
電解の強さを制御し、温水側流量検知部254は温水側
流量センサ27で検出した通水流量検出信号をMPU2
50に伝達する。
【0048】次に、このように構成された本実施の形態
の電解水生成器11について、アルカリイオン水を生成
する際の動作を説明する。
【0049】利用者は操作表示部26のアルカリモード
およびpH調節選択ボタン260を操作し、電解のモー
ドおよび電解の強さ等の電解の条件を設定し、浄水切り
換えレバー7を開く。このとき、アルカリモードおよび
pH調節選択ボタン260で電解の強さを選択した場
合、アルカリおよび濃度レベル表示ランプ263で、現
在何れのpH濃度レベルに設定されているかを確認でき
る。
【0050】電解水生成器用混合水栓5から通水された
原水は、給水側通水管10を通過し、浄水部12で原水
中の残留塩素の臭いや一般細菌等の不純物が取り除か
れ、冷水側流量センサ13を経て、カルシウム供給部1
4でグリセロリン酸カルシウム等が溶解されて電解容易
な水に処理された後、電解槽15に通水される。
【0051】通水後、制御手段25内の冷水側流量検知
部251は冷水側流量センサ13の信号を読み取り、流
量レベルが一定レベルを越えるとこの状態を通水中と判
断する。
【0052】このとき、操作表示部26の設定に基づい
て、MPU250は電解槽15による電気分解を行うた
めに、極性を切り替え電極板17が陰極になるように動
作指令を電解槽制御部253に出力する。これにより、
電解槽制御部253は電極板17が陰極になるように電
極板17,18に電圧を印加し、電解槽15の陰極室に
はアルカリイオン水が、陽極室には酸性イオン水が生成
されることになる。
【0053】生成されたアルカリイオン水は吐水側通水
管20を通して吐水管8から吐出される。
【0054】次に、酸性イオン水を生成する際の動作を
説明する。
【0055】利用者は操作表示部26の酸性水モード選
択ボタン262を操作して電解のモードを設定し、浄水
切り換えレバー7を開く。このとき、酸性水表示ランプ
265にて酸性水モードに設定されているかを確認でき
る。
【0056】電解水生成器用混合水栓5から通水された
原水は、給水側通水管10を通過し、浄水部12で原水
中の残留塩素の臭いや一般細菌等の不純物が取り除か
れ、冷水側流量センサ13を経て、カルシウム供給部1
4でグリセロリン酸カルシウム等が溶解され電解容易な
水に処理された後、電解槽15に通水される。
【0057】通水後、制御手段25内の冷水側流量検知
部251は冷水側流量センサ13の信号を読み取り、流
量レベルが一定レベルを越えるとこの状態を通水中と判
断する。
【0058】このとき、操作表示部26の設定に基づい
て、MPU250は電解槽15による電気分解を行うた
めに、極性を切り替え電極板17が陽極になるように動
作指令を電解槽制御部253に出力する。これにより、
電解槽制御部253は電極板17が陽極になるように電
極板17,18に電圧を印加し、電解槽15の陽極室に
は酸性イオン水が、陰極室にはアルカリイオン水が生成
されることになる。
【0059】生成された酸性イオン水は吐水側通水管2
0を通して吐水管8から吐出される。
【0060】ここで、利用者が混合水切り換えレバー6
の温水側を開放すると、吐水側通水管20より通水され
る酸性イオン水と給湯路2aより通水される温水とが混
合して吐水管8から吐水される。そして、制御手段25
内の温水側流量検知部254は温水側流量センサ27の
信号を読み取り、流量レベルが一定レベルを越えると、
この状態を通水中と判断する。MPU220が温水通水
中であることを検知すると、制御手段25は、生成中の
安定したpHが変化しないよう出力電圧を制御する動作
指令を電解槽制御部253に出力する。これにより、電
解槽制御部253が電極板17、18にこのような所定
の制御電圧を印加し、温水通水前と変わらぬ安定したp
Hの酸性イオン水が生成されることになる。
【0061】また、利用者が温水通水流量を変化させる
と、制御手段25内の温水側流量検知部254は温水側
流量センサ27の信号を読み取り、流量レベルが変化し
たと判断する。MPU220が温水通水流量の変化を検
知すると、制御手段25は、生成中の安定したpHが変
化しないよう出力電圧を制御する動作指令を電解槽制御
部253に出力する。これにより、電解槽制御部253
が電極板17、18にこのような所定の制御電圧を印加
し、温水流量変化前と変わらぬ安定したpHの酸性イオ
ン水が生成されることになる。
【0062】そして、利用者が温水を止水すると、制御
手段25内の温水側流量検知部254は温水側流量セン
サ27の信号を読み取り、流量レベルが一定レベルを下
回ると、この状態を止水と判断する。MPU220が温
水止水を検知すると、制御手段25は、生成中の安定し
たpHが変化しないよう出力電圧を制御する動作指令を
電解槽制御部253に出力する。これにより、電解槽制
御部253が電極板17、18にこのような所定の制御
電圧を印加し、温水止水前と変わらぬ安定したpHの酸
性イオン水が生成されることになる。
【0063】そして、アルカリイオン水生成時も同様な
制御が行われ、安定したpHのアルカリイオン水が生成
されることになる。
【0064】このように、本実施の形態によれば、電解
水と温水との混合量に応じて電極板7,18の印加電圧
を制御しているので、安定したpHのイオン水を生成す
ることが可能になる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電解水
と温水との混合量に応じて電極板の印加電圧を制御して
いるので、電解水を温水と混合しても安定したpHのイ
オン水を生成することが可能になるという有効な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である電解水生成器の構
造を示す概略図
【図2】図1の電解水生成器の水栓内および本体内のシ
ステムを示す説明図
【図3】図1の電解水生成器の制御系を示すブロック図
【図4】従来の電解水生成器の構造を示す概略図
【図5】図4の電解水生成器の水栓内および本体内のシ
ステムを示す説明図
【図6】図4の電解水生成器の制御系を示すブロック図
【符号の説明】
6 混合水切り換えレバー(混合水切り換え手段) 8 吐水管 13 冷水側流量センサ 15 電解槽 16 隔膜 17 電極板 17a 電極室 18 電極板 18a 電極室 24 電源部 25 制御手段 27 温水側流量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江原 高志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D061 DA03 DB07 DB08 EA02 EB12 EB17 EB19 EB37 EB39 FA06 FA09 FA12 GA02 GA19 GC14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隔膜により区画形成されて原水が流入する
    2つの電極室を備えた電解槽と、 前記電極室にそれぞれ配置された電極板と、 2枚の前記電極板に相互に反対の極性の電圧を印加する
    電源部と、 吐水管から吐出される温水の通水・止水ならびに通水流
    量を検知する温水側流量センサと、 前記電解槽に導入される原水の通水・止水ならびに通水
    流量を検知する冷水側流量センサと、 前記電解槽で生成された電解水に任意の水量の前記温水
    を混合して前記吐水管から吐出させる混合水切り換え手
    段と、 前記温水側流量センサと前記冷水側流量センサとから得
    られる前記温水と前記原水との水量に応じて前記電源部
    から前記電極板に印加される電圧レベルを調整して前記
    吐水管から吐出されるイオン水のpHを制御する制御手
    段とを備えたことを特徴とする電解水生成器。
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