JPH1128469A - イオン整水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン整水器において、通水再開時において
整水器内の残留水が吐水管から吐出されることのないイ
オン整水器を提供することを目的とする。 【解決手段】 電極板９、１０が配設された電極室７
ａ、７ｂからなり、原水を電気分解してイオン水を生成
する電解槽７と、電極室７ａから外部に延びて取り付け
られ、利用に供されるイオン水が吐出される吐水管２
と、吐水管２の管路を開閉する吐水管側電磁弁１９と、
電極室７ｂから外部に延びて取り付けられ、前記イオン
水以外の水が排水される排水管１３と、排水管１３の管
路を開閉する排水管側電磁弁１１と、所定時間経過後の
通水再開時に吐水管側電磁弁１９を閉位置、排水管側電
磁弁１１を開位置として残留水を排水管１３から排水さ
せ、その後、吐水管側電磁弁１９を開位置、排水管側電
磁弁１１を閉位置として生成されたイオン水を吐水管２
から吐出させる制御手段１７とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリイオン水
および酸性イオン水を生成するイオン整水器に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】近年、健康に良い水としてアルカリイオ
ン水を生成するイオン整水器が普及している。このイオ
ン整水器は、本体でアルカリ水、酸性水または浄水を生
成し、吐水管より取り出す基本構造を有している。

【０００３】以下、従来のイオン整水器について説明す
る。従来のイオン整水器は、整水器内に流入した原水を
浄化する浄水部、浄化された原水を電気分解するための
電解槽を有している。電解槽は隔膜で二分されて２つの
電極室が形成されており、それぞれの電極室内には相互
に異なる極性の電圧が印加される電極板が配設されてい
る。たとえばアルカリイオン水を得る場合において、陰
極の電極板の配設された電極室から外部に延びて吐水管
が取り付けられている。したがって、アルカリイオン水
は吐水管から吐出される。また、陽極の電極板の配設さ
れた電極室から外部に延びて排水管が取り付けられてい
る。排水管には排水管の管路を開閉する電磁弁が設置さ
れている。

【０００４】この電磁弁はイオン整水器内への原水の導
入が一定レベル以下となる止水状態となったときに開位
置となり、これによって整水器内部の水が排水管から排
水される。

【０００５】しかし、このような止水時における排水管
からの排水操作にもかかわらず整水器内の水は完全には
排水されず、浄水部および電解槽内に多少の水が残留す
ることになる。この水は浄水部の活性炭によりカルキが
除去されただけの水であり、ある一定時間以上放置して
おくと雑菌が繁殖する可能性がある。

【０００６】そして、再度通水を行ってアルカリイオン
水を吐水管から得ようとした場合には、電磁弁により排
水管の管路が閉塞されているので、その残留水がまず最
初に吐出される。

【０００７】このため、利用者が誤って残留水を飲用し
ないように、一定時間以上経過した後に再度通水を行っ
た場合には、警報ランプを点灯又は点滅させ、併せてブ
ザーを鳴らすことによる警告を行って、当該水は飲用で
きないという注意を促すようにしている。

【０００８】

【発明が解説しようとする課題】しかしながら、このよ
うな警告システムはあくまでも利用者の注意を喚起する
に止まるので、利用者がその意味を理解していない場合
や不注意による場合などには、なお、間違えて飲用する
場合が考えられる。これでは、利用者の誤飲を確実に防
止することはできない。

【０００９】そこで、本発明は、通水再開時において残
留水が吐水管から吐出されることのないイオン整水器を
提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のイオン整水器は、相互に反対の極性を有す
る電圧がそれぞれ印加される一対の電極板と、隔膜によ
り区画形成されて電極板がそれぞれ配設された２つの電
極室からなり、整水器内に導入された原水を電気分解し
てアルカリイオン水および酸性イオン水を生成する電解
槽と、一方の電極室から外部に延びて取り付けられ、利
用に供されるイオン水が吐出される吐水管と、吐水管に
設置され、この吐水管の管路を開閉する第１のバルブ
と、他方の電極室から外部に延びて取り付けられ、前記
イオン水以外の水が排水される排水管と、排水管に設置
され、この排水管の管路を開閉する第２のバルブと、所
定時間経過後の通水再開時に第１のバルブを閉位置、第
２のバルブを開位置として内部の残留水を排水管から排
水させ、その後、第１のバルブを開位置、第２のバルブ
を閉位置として生成されたイオン水を吐水管から吐出さ
せる制御手段とを有するものである。これにより、残留
水は吐水管から吐出されずに排水管から排水される。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、相互に反対の極性を有する電圧がそれぞれ印加され
る一対の電極板と、隔膜により区画形成されて電極板が
それぞれ配設された２つの電極室からなり、整水器内に
導入された原水を電気分解してアルカリイオン水および
酸性イオン水を生成する電解槽と、一方の電極室から外
部に延びて取り付けられ、利用に供されるイオン水が吐
出される吐水管と、吐水管に設置され、この吐水管の管
路を開閉する第１のバルブと、他方の電極室から外部に
延びて取り付けられ、前記イオン水以外の水が排水され
る排水管と、排水管に設置され、この排水管の管路を開
閉する第２のバルブと、所定時間経過後の通水再開時に
第１のバルブを閉位置、第２のバルブを開位置として内
部の残留水を排水管から排水させ、その後、第１のバル
ブを開位置、第２のバルブを閉位置として生成されたイ
オン水を吐水管から吐出させる制御手段とを有するイオ
ン整水器であり、残留水が吐水管から吐出されずに排水
管から排水され、雑菌の繁殖した可能性のある残留水の
誤飲が確実に防止されるという作用を有する。

【００１２】本発明の請求項２に記載の発明は、請求項
１記載の発明において、残留水が排水管から排水されて
いる排水動作中であることを利用者に報知する報知手段
が設置されたイオン整水器であり、残留水の誤飲がさら
に確実に防止されるという作用を有する。

【００１３】以下、本発明の実施の形態について、図１
から図３を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。

【００１４】図１は本発明の一実施の形態であるイオン
整水器の構成を示す概略図、図２は図１のイオン整水器
における制御系を示すブロック図、図３は図１のイオン
整水器に設けられた操作表示パネルを示す平面図であ
る。

【００１５】図１に示すように、水道水や井戸水等の原
水を電気分解して、飲用、医療用として利用されるアル
カリイオン水、および洗浄用等に利用する酸性イオン水
を生成するイオン整水器３には、水道水等の原水を導入
するための原水管１が接続されている。このイオン整水
器３には、内部に原水中の残留塩素を吸収する活性炭及
び一般細菌や不純物を取り除く中空糸膜を備えた浄水部
４が原水管１に接続されて設けられている。浄水部４の
近傍には、浄水部４内のカートリッジ（図示せず）の有
無を検出する浄水器センサ１４が設置されている。

【００１６】浄水部４には通水された水を電気分解する
電解槽７が接続されており、浄水部４と電解槽７との間
には、グリセロリン酸カルシウムや乳酸カルシウム等の
カルシウムイオンを原水中に付与して導電率を高めるカ
ルシウム供給部５、配管内の原水の流量を測定して通水
を確認し、これを後述の制御手段１７に電送する流量セ
ンサ６が順次設置されている。

【００１７】電解槽７には内部を２つの電極室７ａ、７
ｂに区画する隔膜８が設けられ、各電極室７ａ、７ｂに
は相互に反対の極性を有する電圧が印加される電極板
９、１０がそれぞれ配設されている。そして、電解槽７
内に導入された原水は電極板への電圧印加により電気分
解されて、たとえば陰極である電極板９の配設された電
極室７ａには利用に供されるアルカリイオン水が、陽極
である電極板１０の配設された電極室７ｂには酸性イオ
ン水がそれぞれ生成される。なお、以下において、電極
板９を陰極、電極板１０を陽極とした場合で説明を進め
るが、電極板９を陽極、電極板１０を陰極としてもよ
い。

【００１８】電極室７ａから外部に延びて、生成された
アルカリイオン水が吐出される吐水管２が取り付けら
れ、吐水管２にはこの吐水管２の管路を開閉する吐水管
側電磁弁（第１のバルブ）１９が設置されている。この
吐水管側電磁弁１９は通水によりアルカリイオン水が生
成されている時には開位置となってこのアルカリイオン
水が吐水管２から吐出されるようにし、止水により生成
が停止されると閉位置となる。

【００１９】また、電極室７ｂから外部に延びて、生成
された酸性イオン水、浄水部５を経て浄化されただけの
原水あるいはこの原水の残留水といった利用に供される
イオン水以外の水が排水される排水管１３が取り付けら
れている。そして、排水管１３には排水管１３の管路を
開閉する排水管側電磁弁（第２のバルブ）１１が設置さ
れている。この排水管側電磁弁１１は、吐水管側電磁弁
１９とは反対に、アルカリイオン水生成時に閉位置とな
り、止水により生成が停止されると整水器内部の水を抜
き取るために開位置となる。

【００２０】さらに、電極室７ｂと排水管側電磁弁１１
との間には、吐水流量を調整してアルカリイオン水を効
率よく生成するための流量調節弁１２が設けられてい
る。

【００２１】このような構造を有するイオン整水器３に
は、このイオン整水器３の動作を制御する制御手段１７
が設けられている。そして、制御手段１７は、電源投入
用プラグ１５から取り入れられて電源部１６において交
流電流から変換された直流電流により動作される。

【００２２】図２において詳しく示すように、制御手段
１７はＭＰＵ（Micro Processing Unit）１７０１、極
性切換部１７０２および電解電圧スイッチング部１７０
３から構成されている。

【００２３】ＭＰＵ１７０１は、流量センサ６、浄水器
センサ１４、後述する操作表示パネル１８の操作部２０
１、２０２から制御指示を得て演算処理し、必要に応じ
て排水管側電磁弁１１、吐水管側電磁弁１９、極性切換
部１７０２、電解電圧スイッチング部１７０３、操作表
示パネル１８の表示部２０３〜２０９に所要の表示を行
う。また、極性切換部１７０２は、ＭＰＵ１７０１から
の動作指示に応じて電極板９、１０の極性を切り換え
る。そして、電解電圧スイッチング部１７０３は、ＭＰ
Ｕ１７０１からの動作指示に応じて電源部１６から出力
された直流電圧電流をパルス変調することで、電解槽７
に印加する平均電圧を変化させる。そして、この電解電
圧スイッチング部１７０３でパルス変調された平均電圧
に応じて、アルカリイオン水のｐＨ濃度が変化される。

【００２４】制御手段１７による整水器の動作状態を表
示し整水器に所望の操作を行わせるための操作表示パネ
ル１８が、この制御手段１７と電気的に接続して設けら
れている。

【００２５】図３に詳しく示すように、操作表示パネル
１８には、たとえばアルカリイオン水生成モード、酸性
イオン水生成モード、浄水モードの何れかを選択するモ
ード選択ボタン２０１、このモード選択ボタン２０１に
洗濯されたモードをそれぞれ点灯して表示するアルカリ
モード表示ランプ２０３、浄水モード表示ランプ２０
４、酸性表示モードランプ２０７が設けられている。

【００２６】また、生成されるアルカリイオン水のｐＨ
値を調節するｐＨ調節ボタン２０２、このｐＨ調節ボタ
ン２０２によって切換、選択された強モード、中上モー
ド、中下モード、弱モードの何れかを点灯して表示する
濃度レベル表示ランプ２０６が設けられており、何れか
のモードを選択して通水すると、制御手段１７により極
性と通水状態とが判断され、原水を電気分解後、選択さ
れた濃度のイオン水が供給される。

【００２７】さらに、電気分解の状態が落ち着いてきた
らイオン整水器３で生成されるアルカリイオン水の水質
が安定したことを点灯して利用者に報知する生成報知ラ
ンプ２０５、および所定の警報を発出して後述する飲用
不可の状態にあることを報知する警報ランプ（報知手
段）２０８や図示しないブザー（報知手段）、浄水器セ
ンサ１４に検出された浄水部４内のカートリッジの有無
を知らせるカートリッジランプ２０９が設けられてい
る。

【００２８】次に、以上のように構成されたイオン整水
器３において、アルカリイオン水を生成する場合の手順
を説明する。なお、ここでは、アルカリイオン水を生成
する場合について説明する。

【００２９】利用者は、先ず、操作表示パネル１８のモ
ード選択ボタン２０１を押してアルカリ水生成モードを
選択設定する。また、ｐＨ調節ボタン２０２で例えば弱
モードを選択する。そして、原水管１を開く。

【００３０】これにより原水管１から通水された原水
は、浄水部４で残留塩素の臭いや一般細菌等の不純物が
取り除かれ、カルシウム供給部５でグリセロリン酸カル
シウム等が溶解されて電解容易な水に処理された後、流
量センサ６を経て電解槽７に通水される。

【００３１】一方、電源投入用プラグ１５よりたとえば
ＡＣ１００Ｖの電力が供給され、電源部１６で電気分解
に必要な直流電圧が生成される。この直流電圧は電解電
圧スイッチング部１７０３を経て極性切換部１７０２が
切り換えられることにより電解槽７内の電極板９、１０
に給電される。相対的にプラス電圧が印加される電極板
を陽極、マイナス電圧が印加される電極板を陰極とする
と、これにより、電解槽７に隔膜８で仕切られた陽極室
と陰極室とが形成される。

【００３２】通水後、流量センサ６の信号が制御手段１
７に読み取られ、流量レベルが一定レベルを越えるとこ
の状態が通水中と判断される。このときのモード選択ボ
タン２０１とｐＨ調節ボタン２０２の押圧により既に電
解条件が設定されているから、電解槽７による電気分解
を行うために、制御手段１７は、電極板９が陰極、電極
板１０が陽極になるように極性切換部１７０２へ指示を
する。これにより、陰極室にアルカリイオン水、陽極室
に酸性イオン水が生成されることになる。なお、このと
き操作表示パネル１８の生成報知ランプ２０５が点灯さ
れる。

【００３３】このようなイオン水の生成中において、制
御手段１７により吐水管側電磁弁１９が開位置とされて
吐水管２の管路が開放され、排水管側電磁弁１１が閉位
置とされて排水管１３の管路が閉塞される。したがっ
て、陰極室のアルカリイオン水は吐水管２から吐出さ
れ、利用者の飲用に供される。

【００３４】次に止水し、さらに通水を再開した場合に
ついて説明をする。原水管１が閉じられて止水が行われ
ると、流量センサ６の信号が制御手段１７に読み取られ
て止水と判断される。この場合、制御手段１７により止
水時間のカウントが行われる。

【００３５】次に、制御手段１７により吐水管側電磁弁
１９が閉位置とされて吐水管２の管路が閉塞され、排水
管側電磁弁１１が開位置とされて排水管１３の管路が開
放される。これにより、イオン整水器３内の水が排水管
１３から排水される。しかしながら、水は完全には排水
されず、浄水部４や電解槽７内などに多少残留してしま
う。そして、前述のように、この残留水は浄水部４の活
性炭によりカルキが除去された水であり、所定時間以上
放置すると雑菌が繁殖する可能性を有する水である。

【００３６】そして、所定時間経過後に利用者が原水管
１を開けて通水が再開されると、通水したことが流量セ
ンサ６により検知されこの信号が制御手段１７に送られ
る。

【００３７】これを受けて、制御手段１７により止水時
間がある一定時間以上、つまり雑菌が繁殖する可能性が
生じる時間程度経過したと判断されると、吐水管側電磁
弁１９が閉位置とされて吐水管２の管路が閉塞されると
ともに排水管側電磁弁１１が開位置とされて排水管１３
の管路が開放される。

【００３８】すると、閉位置となった吐水管側電磁弁１
９のために、残留水は、吐水管２に流入することなく、
電極室７ａから隔膜８を通過して排水管１３が取り付け
られた電極室７ｂに流入する。そして、電極室７ｂにあ
る残留水といっしょになって開放された排水管１３から
外部に排水される。

【００３９】このような排水動作は、残留水が完全に排
水管１３から排水される程度の水量の原水が導入された
ことが流量センサ６により検知されるまで行われる。排
水動作時間は、残留水の水量、導入される原水の流量な
どによって決定されるものであり、一義的に決められる
ものではない。なお、排水動作中は、操作表示パネル１
８の警報ランプ２０８を点灯又は点滅させ、さらにブザ
ーを鳴らして、利用者が排水される残留水を誤って飲用
しないように報知する動作も同時に行われる。但し、吐
水管２から残留水が吐出されることはないので、このよ
うな報知動作は必ずしも必要ではない。

【００４０】そして、所定水量に達したならば、流量セ
ンサ６のこの検知信号が制御手段１７に読み取られる。
これにより、制御手段１７によって吐水管側電磁弁１９
が開位置とされて吐水管２の管路が開放され、排水管側
電磁弁１１が閉位置とされて排水管１３の管路が閉塞さ
れて、生成されたアルカリイオン水が再び吐水管２から
吐出される。

【００４１】このように、本実施の形態のイオン整水器
３によれば、所定時間経過後の通水再開時において、先
ず吐水管側電磁弁１９を閉位置、排水管側電磁弁１１を
開位置として残留水を強制的に排水管１３から排水し、
その後、吐水管側電磁弁１９を開位置、排水管側電磁弁
１１を閉位置として生成されたアルカリイオン水を吐水
管２から吐出させようにしているので、残留水が吐水管
２から吐出されることがない。これにより、利用者に注
意を喚起するまでもなく、雑菌の繁殖した可能性のある
残留水の誤飲を確実に防止することが可能になる。

【００４２】また、残留水の排水動作中を警報ランプ２
０８やブザーで知らせるようにしているので、このよう
な誤飲がさらに確実に防止される。

【００４３】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、所定時
間経過後の通水再開時において、先ず第１のバルブを閉
位置、第２のバルブを開位置として残留水を強制的に排
水管から排水し、その後、第１のバルブを開位置、第２
のバルブを閉位置として生成されたアルカリイオン水を
吐水管から吐出させようにしているので、残留水が吐水
管から吐出されずに排水管から排水されるという有効な
効果が得られる。

【００４４】これにより、利用者に注意を喚起するまで
もなく、雑菌の繁殖した可能性のある残留水の誤飲が確
実に防止されるという有効な効果が得られる。

【００４５】また、残留水の排水動作中を報知手段で知
らせるようにすれば、このような誤飲がさらに確実に防
止されるという有効な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態であるイオン整水器の構
成を示す概略図

【図２】図１のイオン整水器における制御系を示すブロ
ック図

【図３】図１のイオン整水器に設けられた操作表示パネ
ルを示す平面図

【符号の説明】

２ 吐水管 ３ イオン整水器 ７ 電解槽 ７ａ 電極室 ７ｂ 電極室 ８ 隔膜 ９ 電極板 １０ 電極板 １１ 排水管側電磁弁（第２のバルブ） １３ 排水管 １７ 制御手段 １９ 吐水管側電磁弁（第１のバルブ） ２０８ 警報ランプ（報知手段）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】相互に反対の極性を有する電圧がそれぞれ
   印加される一対の電極板と、 隔膜により区画形成されて前記電極板がそれぞれ配設さ
   れた２つの電極室からなり、整水器内に導入された原水
   を電気分解してアルカリイオン水および酸性イオン水を
   生成する電解槽と、 一方の前記電極室から外部に延びて取り付けられ、利用
   に供されるイオン水が吐出される吐水管と、 前記吐水管に設置され、この吐水管の管路を開閉する第
   １のバルブと、 他方の前記電極室から外部に延びて取り付けられ、前記
   イオン水以外の水が排水される排水管と、 前記排水管に設置され、この排水管の管路を開閉する第
   ２のバルブと、 所定時間経過後の通水再開時に前記第１のバルブを閉位
   置、前記第２のバルブを開位置として内部の残留水を前
   記排水管から排水させ、その後、前記第１のバルブを開
   位置、前記第２のバルブを閉位置として生成された前記
   イオン水を前記吐水管から吐出させる制御手段とを有す
   ることを特徴とするイオン整水器。
2. 【請求項２】前記残留水が前記排水管から排水されてい
   る排水動作中であることを利用者に報知する報知手段が
   設置されていることを特徴とする請求項１記載のイオン
   整水器。