JP2016073894A - 電解水生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐水の入力を非接触で自動的に行なって使い勝手を高めると共に、電解酸性水の誤用を抑制できる電解水生成装置を提供する。【解決手段】電解水生成装置1は、電気分解される水が供給される電解室4が形成された電解槽5と、互いに対向して配置された陽極給電体41及び陰極給電体42と、電解室4を陽極室4aと陰極室4bとに区分する隔膜43と、吐水モードが還元水モードであるとき電解還元水を吐出し、吐水モードが酸性水モードであるとき電解酸性水を吐出する吐水口8とを備え、非接触で人体を検知する人体検知センサー13と、人体検知センサー13が人体を検知し、かつ、吐水モードが還元水モードである場合には、吐水口8から電解還元水を吐出させ、人体検知センサー13が人体を検知し、かつ、吐水モードが酸性水モードである場合には、吐水口8からの電解酸性水の吐出を防止する制御部15をさらに備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、水を電気分解して電解水を生成する電解水生成装置に関する。
従来、隔膜で仕切られた陽極室と陰極室とを有する電解槽を備え、電解槽に供給される原水等を電気分解する電解水生成装置が知られている。近年、その使い勝手を高めるために、吐水及び止水を非接触の入力で行なう電解水生成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、吐水を自動的に行なうために、吐水口の近傍に人体検知センサーを備えた自動水栓が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−233872号公報 特許5153594号公報
一般に、電解水生成装置は、陰極室で生成された電解還元水を吐水口から吐出する還元水モードの他、陽極室で生成された電解酸性水を吐水口から吐出する酸性水モードで動作可能に構成されている。還元水モードで吐出される電解還元水は、胃腸症状の改善に有効であり、飲用に適している。一方、酸性水モードで吐出される電解酸性水は、飲用には適していないため、取り扱いに注意が必要である。
しかしながら、上記特許文献1に示される電解水生成装置に上記特許文献2に示された人体検知センサーを適用して、電解還元水及び電解酸性水の吐出を非接触で入力する場合、ユーザーが無意識のうちに吐水口から電解酸性水を吐出させて、誤用してしまうおそれがある。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、吐水の入力を非接触で自動的に行なって使い勝手を高めると共に、電解酸性水の誤用を抑制できる電解水生成装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、電気分解される水が供給される電解室が形成された電解槽と、前記電解室内で、互いに対向して配置された陽極給電体及び陰極給電体と、前記陽極給電体と前記陰極給電体との間に配され、かつ、前記電解室を前記陽極給電体側の陽極室と、前記陰極給電体側の陰極室とに区分する隔膜と、水を吐出する吐水モードを、前記陰極室で生成された電解還元水を吐出する還元水モード又は前記陽極室で生成された電解酸性水を吐出する酸性水モードに選択的に切り替えるモード切替手段と、前記吐水モードが前記還元水モードであるとき前記電解還元水を吐出し、前記吐水モードが前記酸性水モードであるとき前記電解酸性水を吐出する吐水口と、前記吐水モードが前記還元水モードであるとき前記電解酸性水を排出し、前記吐水モードが前記酸性水モードであるとき前記電解還元水を排出する排水口とを備えた電解水生成装置であって、非接触で人体を検知する人体検知センサーと、前記人体検知センサーが人体を検知し、かつ、前記吐水モードが前記還元水モードである場合には、前記吐水口から前記電解還元水を吐出させ、前記人体検知センサーが人体を検知し、かつ、前記吐水モードが前記酸性水モードである場合には、前記吐水口からの前記電解酸性水の吐出を防止する吐水制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記吐水制御手段は、前記吐水モードが前記酸性水モードである場合には、前記陽極給電体及び陰極給電体への給電を停止することが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記吐水制御手段は、前記吐水モードが前記酸性水モードである場合には、前記吐水口から水を吐出させないことが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記吐水制御手段は、前記吐水口から吐出させる水のpH値を検知するpH検知手段を有し、前記人体検知センサーが人体を検知し、前記吐水モードが前記還元水モードであり、かつ、前記pH検知手段によって検知されたpH値が予め定められた範囲内にある場合にのみ、前記吐水口から前記電解還元水を吐出させることが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記pH検知手段がpHセンサーであることが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記pH検知手段が、前記陽極給電体又は前記陰極給電体に流れる電流を検知する電流計と、前記電解槽室に供給される水の流量を検知する流量センサーと、前記電流計によって検知された電流及び前記流量センサーによって検知された流量からpH値を算出するpH算出手段とを含むことが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記pH値の予め定められた範囲は、7〜10であることが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記電解水生成装置の使用開始から、予め定められた期間において、前記pH値の予め定められた範囲は、8以下であることが望ましい。
本発明の電解水生成装置は、電気分解される水が供給される電解室が形成された電解槽と、電解室内で、互いに対向して配置された陽極給電体及び陰極給電体と、陽極給電体と陰極給電体との間に配され、電解室を陽極室と陰極室とに区分する隔膜と、吐水モードを還元水モード又は酸性水モードに選択的に切り替えるモード切替手段と、非接触で人体を検知する人体検知センサーとを備える。吐水制御手段は、吐水モードが還元水モードである場合に、人体検知センサーが人体を検知すると、吐水口から電解還元水を吐出させる。これにより、ユーザーによる手かざし等の簡便な動作によって吐水口から電解還元水が吐出され、電解水生成装置の使い勝手が高められる。一方、吐水モードが酸性水モードである場合には、人体検知センサーが人体を検知しても、吐水制御手段は、吐水口からの電解酸性水の吐出を防止する。これにより、ユーザーが無意識のうちに吐水口から電解酸性水を吐出させることが抑制され、電解酸性水の誤用を抑制することが可能となる。
本発明の電解水生成装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図1の水栓部の外観を示す斜視図である。 図1の制御部の動作の一形態を示すフローチャートである。 本発明の電解水生成装置の別の実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図4の制御部の動作の一形態を示すフローチャートである。 図4の制御部の動作の別の形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の電解水生成装置1の概略構成を示している。本実施形態では、電解水生成装置1として、例えば、家庭の飲用水の生成に用いられる家庭用電解水生成装置が示されている。
電解水生成装置1は、電解水を生成する本体部2と、電解水の吐出及び止水を行なう水栓部6とを備えている。
本体部2は、原水を浄化する浄水カートリッジ3と、浄化された水を電気分解する電解室4が形成された電解槽5とを備えている。本体部2は、例えば、キッチンのシンクの下方に収納される。
浄水カートリッジ3には、原水が供給される。原水には、一般的には水道水が利用されるが、その他、例えば、井戸水、地下水等を用いることができる。浄水カートリッジ3は、原水を濾過により浄化し、得られた浄水を電解室4に供給する。
電解室4の内部には、陽極給電体41及び陰極給電体42が互いに対向して配置されている。陽極給電体41と陰極給電体42との間には隔膜43が配設されている。隔膜43は、電解室4を陽極給電体41側の陽極室4aと陰極給電体42側の陰極室4bとに区分する。
電解室4の陽極室4a及び陰極室4bの両方に水が供給され、陽極給電体41及び陰極給電体42に直流電圧が印加されることにより、電解室4内で水の電気分解が生ずる。
隔膜43は、電気分解で生じたイオンを通過させる。隔膜43を介して陽極給電体41と、陰極給電体42とが電気的に接続される。電解室4内で水が電気分解されることにより、陰極室4bで電解還元水が得られ、陽極室4aで電解酸性水が得られる。
陰極室4bでは、電気分解によって水素ガスが発生し、陰極室4b内の水に溶け込む。従って、陰極室4bで得られた電解還元水は、電解水素水とも称され、活性酸素の除去に有効とされる。
陰極室4bで得られた電解還元水及び陽極室4aで得られた電解酸性水は、流路切替弁21を介して水栓部6に供給され、吐出される。流路切替弁21は、陰極室4bで得られた電解還元水の流路と、陽極室4aで得られた電解酸性水の流路とを分離しながら、接続先を切り替え可能に構成されている。
水栓部6は、ユーザーによって操作される操作部(モード切替手段)7と、電解室4で得られた電解還元水又は電解酸性水を吐出する吐水口8と、電解酸性水又は電解還元水を排出する排水口9と、非接触で人体を検知する人体検知センサー13と、本体部2に原水を供給する電磁弁(吐水制御手段)14と、電解水生成装置1各部の制御を司る制御部(モード切替手段、吐水制御手段)15とを備える。
図2は、水栓部6の外観を示している。水栓部6は、例えば、キッチンのシンク周辺に設置される。本実施形態の水栓部6は、浄水、電解水の他、原水、湯の吐水及び止水を行なう混合水栓である。
本実施形態の水栓部6は、上記操作部7、吐水口8、排水口9、人体検知センサー13及び制御部15に加えて、原水又は湯を吐出するときユーザーによって操作される第1ハンドル11と、浄水又は電解水を吐出するときユーザーによって操作される第2ハンドル12を備えている。
本実施形態の操作部7は、タッチパネルによって構成されている。タッチパネルには、例えば、特開2013−138996号公報に開示されている静電容量方式タッチパネル、感圧式タッチパネル等が適用されうる。操作部7は、タッチ操作に応じた信号を制御部15に出力する。
ユーザーは、操作部7をタッチ操作することにより、電解水生成装置1の吐水モードを切り替えることができる。切替可能な吐水モードには、水栓部6から電解還元水を吐出させる「還元水モード」及び水栓部6から電解酸性水を吐出する「酸性水モード」が含まれる。
吐水口8は、吐水モードの切り替えによって選択された電解還元水又は電解酸性水の他、原水及び湯を吐出する。すなわち、吐水モードが「還元水モード」であるとき、吐水口8から電解還元水が吐出され、吐水モードが「酸性水モード」であるとき、吐水口8から電解酸性水が吐出される。上述した流路切替弁21が陰極室4bに連通する流路及び陽極室4aに連通する流路を切り替えることにより、選択された電解水が吐水口8から吐出される。
排水口9は、吐水モードの切り替えによって選択されなかった電解酸性水又は電解還元水を排出する。すなわち、吐水モードが「還元水モード」であるとき、排水口9から電解酸性水が吐出され、吐水モードが「酸性水モード」であるとき、排水口9から電解還元水が吐出される。流路切替弁21が陰極室4bに連通する流路及び陽極室4aに連通する流路を切り替えることにより、選択されなかった電解水が排水口9から排出される。本実施形態では、排水口9は、吐水口8よりも小径のパイプで形成されている。
第1ハンドル11は、原水又は湯を吐水口8から手動によって吐出させるときに操作される、例えば、混合栓である。第2ハンドル12は、浄水又は電解水を吐水口8から手動によって吐出させるときに操作される。第1ハンドル11及び第2ハンドル12については、特開2013−138996号公報に開示されているものと同等であるため、その説明は省略される。
人体検知センサー13は、例えば、赤外線を検知する赤外線検知部を有し、人体から放射された赤外線又は人体によって反射された赤外線を検知することにより、非接触で人体を検知する。後者の場合、赤外線を照射する赤外線照射部を有する。本実施形態では、人体検知センサー13は、例えば、吐水口8の正面に設けられている。ユーザーが吐水口8の正面で手をかざすことにより、人体検知センサー13によって人体が検知される。
図1に示される電磁弁14は、浄水カートリッジ3の上流側に設けられている。電磁弁14は、第2ハンドル12の操作及び人体検知センサー13の検知結果に応じて開閉する。電磁弁14の開閉によって、浄水カートリッジ3への原水の供給が制御され、ひいては、吐水口8から吐出させる電解水が制御される。
制御部15は、水栓部6の内部に実装されている。制御部15は、本体部2の側に設けられていてもよい。制御部15は、操作部7及び人体検知センサー13から入力された信号に応じて、電解水生成装置1の各部を制御する。例えば、制御部15は、陽極給電体41及び陰極給電体42に印加する直流電圧を制御する。また、制御部15は、流路切替弁21を制御することにより、陰極室4b及び陽極室4aと吐水口8及び排水口9との連通状態を制御する。さらに、制御部15は、電磁弁14の開閉動作を制御することにより、電解室4への浄水の供給を制御し、ひいては、吐水口8からの電解水の吐出又は停止を制御する。
図3は、本電解水生成装置1の制御部15の動作の一形態を示している。人体検知センサー13が人体を検知し(S1)、かつ、吐水モードが「還元水モード」である場合には(S2においてYES)、制御部15は、電磁弁14を開放すると共に、陽極給電体41及び陰極給電体42に直流電圧を印加して、陰極室4bで電解還元水を生成させる(S3)。そして、制御部15は、流路切替弁21を制御して、吐水口8から電解還元水を吐出させる(S4)。これにより、ユーザーによる手かざし等の簡便な動作によって吐水口8から電解還元水が吐出され、電解水生成装置1の使い勝手が高められる。
一方、吐水モードが「還元水モード」でない場合(S2においてNO)、すなわち、吐水モードが「酸性水モード」である場合には、制御部15は、吐水口8からの電解酸性水の吐出を防止する(S5)。
電解酸性水の吐出の防止は、例えば、制御部15が、陽極給電体41及び陰極給電体42への給電を停止することにより行なうことができる。この場合、電解室4で電気分解が生じないので、吐水口8から中性水が吐出される。この中性水は、浄水カートリッジ3によって浄化された浄水である。
電解酸性水の吐出の防止は、例えば、制御部15が、電磁弁14を閉鎖することによっても行なうことができる。この場合、吐水口8からは、電解水又は浄水が吐出されない。また、陽極室4aの下流側に別途電磁弁を設けることにより、電解酸性水の吐出を回避することも可能である。
このようにして吐水口8からの電解酸性水の吐出が防止されることにより、ユーザーが無意識のうちに吐水口8から電解酸性水を吐出させることが抑制され、電解酸性水の誤用を抑制することが可能となる。
既に述べたように、吐水モードが「酸性水モード」である場合にあっても、ユーザーが第2ハンドル12を操作することにより、吐水口8から電解酸性水を吐出させることが可能である。しかしながら、この場合、ユーザーが物理的に存在する第2ハンドル12を意識的に触って操作することになるので、従来の電解水生成装置と同様に、電解酸性水の誤用は抑制される。
図4は、上記電解水生成装置1の別の実施形態である電解水生成装置1Aを示している。電解水生成装置1Aは、本体部2Aに電解還元水のpH値を検知するpH検知手段22を有する。pH検知手段22は、電解室4に供給される水の流量を検知する流量センサー23と、陽極給電体41に流れる電流を検知する電流計24とを含む。
流量センサー23は、浄水カートリッジ3と電解室4との間に設けられている。流量センサー23は、浄水カートリッジ3の上流側に配されていてもよい。陽極給電体41と陰極給電体42とに流れる電流は同等であるので、電流計24は、陰極給電体42に流れる電流を検知するものであってもよい。
電解室4にて生成される電解水のpH値は、電解室4に供給される水の流量及び陽極給電体41に流れる電流に依存する。従って、制御部15は、流量センサー23によって検知された流量及び電流計24によって検知された電流に基づいてpH値を算出することができる。この場合、制御部15は、pH算出手段として機能し、流量センサー23、電流計24及び制御部15は、pH検知手段として機能する。
上述した流量センサー23、電流計24及び制御部15を含むpH検知手段22に替えて、例えば、ガラス電極を用いたpHセンサーが適用されていてもよい。
電解水生成装置1Aは、水栓部6Aに流路切替弁16と、排水口17とを有する。流路切替弁16は、流路切替弁21と吐水口8との間に設けられている。流路切替弁16は、流路切替弁21から流れ込む流路を吐水口8又は排水口17に切り替える。排水口17の替わりに、流路切替弁16と排水口9とが接続されていてもよい。
図5は、電解水生成装置1Aの制御部15の動作の一形態を示している。この形態では、吐水モードとして、吐水口8から浄水を吐出する「浄水モード」が含まれている。また、電解還元水のpH値に応じて、吐水口8から電解還元水を吐出させるか否かが判定される。
人体検知センサー13が人体を検知し(S11)、かつ、吐水モードが「浄水モード」である場合には(S12においてYES)、制御部15は、陽極給電体41及び陰極給電体42に直流電圧を印加することなく、電磁弁14を開放する。これにより、電気分解を伴わない中性の浄水が電解室4を通過して吐水口8から吐出される(S13)。なお、上記「浄水モード」の動作は、図1及び図3に示される電解水生成装置1にも適宜採用可能である。
吐水モードが「還元水モード」である場合には(S12においてNO、S14においてYES)、制御部15は、電磁弁14を開放すると共に、陽極給電体41及び陰極給電体42に直流電圧を印加して、陰極室4bで電解還元水を生成させる(S15)。ここで生成される電解還元水は、まず、pH値を検知するために用いられる。すなわち、制御部15は、流量センサー23によって検知された流量及び電流計24によって検知された電流に基づいてpH値を算出する(S16)。
さらに、制御部15は、電解還元水のpH値が飲用に適する範囲内であるか否かを判定する(S17)。飲用に適するpH値の範囲は、予め定められており、本実施形態では、例えば、7〜10である。電解還元水のpH値が飲用に適する範囲内であると判定した場合(S17においてYES)、制御部15は、陰極室4bで継続して電解還元水を生成させながら、流路切替弁21及び流路切替弁16を制御して、吐水口8から電解還元水を吐出させる(S18)。
一方、電解還元水のpH値が飲用に適する範囲外であると判定した場合(S17においてNO)、制御部15は、陽極給電体41及び陰極給電体42への給電を停止し、電磁弁14を閉鎖すると共に、流路切替弁21及び流路切替弁16を制御して、pH値を検知するために生成した電解還元水を排水口17から排出させる(S19)。これにより、高いpH値の電解還元水を誤用することが抑制される。
S14において吐水モードが「還元水モード」でない場合(S14においてNO)、すなわち、吐水モードが「酸性水モード」である場合には、制御部15は、図3におけるS5と同様に、吐水口8からの電解酸性水の吐出を防止する(S20)。
図6は、電解水生成装置1Aの制御部15の動作の別の形態を示している。この形態では、電解水生成装置1Aの使用が開始されてからの期間に応じて、飲用に適するpH値の範囲が二段階に設定されている。制御部15は、日時を計数するタイマーを有している。電解水生成装置1Aの使用開始からの期間は、制御部15によって計数されている。そして、電解水生成装置1Aの使用開始から予め定められた期間Tが経過するまでは、ユーザーが電解還元水に慣れていない初期使用であるとして、飲用に適するpH値は、低く設定されている。予め定められた期間Tとは、例えば、2〜5日程度が望ましい。
図6において、S21〜S26は、図5に示されるS11〜S16と同様であるので、その説明は省略される。S26に続いて、電解水生成装置1Aの使用開始から予め定められた期間Tが経過した後であれば(S27においてYES)、制御部15は、電解還元水のpH値が継続した飲用に適する範囲内であるか否かを判定する(S28)。継続した飲用に適するpH値の範囲は、予め定められており、本実施形態では、例えば、7〜10である。
電解還元水のpH値が継続飲用に適する範囲内であると判定した場合(S28においてYES)、制御部15は、上記S18と同様に、吐水口8から電解還元水を吐出させる(S29)。一方、電解還元水のpH値が継続飲用に適する範囲外であると判定した場合(S28においてNO)、上記S19と同様に、陽極給電体41及び陰極給電体42への給電を停止し、電磁弁14を閉鎖すると共に、pH値を検知するために生成した電解還元水を排水口17から排出させる(S30)。
S27において、電解水生成装置1Aの使用開始から予め定められた期間Tが経過していない場合(S27においてNO)、制御部15は、電解還元水のpH値が初期飲用に適する範囲内であるか否かを判定する(S31)。初期飲用に適するpH値の範囲は、予め定められており、本実施形態では、例えば、7〜8である。
電解還元水のpH値が初期飲用に適する範囲内であると判定した場合(S31においてYES)、制御部15は、S29に移行して、吐水口8から電解還元水を吐出させる。一方、電解還元水のpH値が初期飲用に適する範囲外であると判定した場合(S31においてNO)、S30に移行して、陽極給電体41及び陰極給電体42への給電を停止し、電磁弁14を閉鎖すると共に、pH値を検知するために生成した電解還元水を排水口17から排出させる。
S24において吐水モードが「還元水モード」でない場合(S24においてNO)、すなわち、吐水モードが「酸性水モード」である場合には、制御部15は、図3におけるS5と同様に、吐水口8からの電解酸性水の吐出を防止する(S32)。
以上のような構成を有する本実施形態の電解水生成装置1又は1Aによれば、制御部15は、吐水モードが「還元水モード」である場合に、人体検知センサー13が人体を検知すると、吐水口8から電解還元水を吐出させる。これにより、ユーザーによる手かざし等の簡便な動作によって吐水口8から電解還元水が吐出され、電解水生成装置の使い勝手が高められる。一方、吐水モードが「酸性水モード」である場合には、人体検知センサー13が人体を検知しても、制御部15は、吐水口8からの電解酸性水の吐出を防止する。これにより、ユーザーが無意識のうちに吐水口8から電解酸性水を吐出させることが抑制され、電解酸性水の誤用を抑制することが可能となる。
以上、本発明の電解水生成装置1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。すなわち、電解水生成装置1は、少なくとも、電気分解される水が供給される電解室4が形成された電解槽5と、互いに対向して配置された陽極給電体41及び陰極給電体42と、電解室4を陽極室4aと陰極室4bとに区分する隔膜43と、吐水モードが還元水モードであるとき電解還元水を吐出し、吐水モードが酸性水モードであるとき電解酸性水を吐出する吐水口8と、非接触で人体を検知する人体検知センサー13とを備え、人体検知センサー13が人体を検知し、かつ、吐水モードが還元水モードである場合には、吐水口8から電解還元水を吐出させ、人体検知センサー13が人体を検知し、かつ、吐水モードが酸性水モードである場合には、吐水口8からの電解酸性水の吐出を防止する制御部15をさらに備えていればよい。
1 電解水生成装置
1A 電解水生成装置
4 電解室
4a 陽極室
4b 陰極室
5 電解槽
7 操作部(モード切替手段)
8 吐水口
9 排水口
13 人体検知センサー
14 電磁弁(吐水制御手段)
15 制御部(モード切替手段、吐水制御手段)
41 陽極給電体
42 陰極給電体
43 隔膜

Claims (8)

  1. 電気分解される水が供給される電解室が形成された電解槽と、
    前記電解室内で、互いに対向して配置された陽極給電体及び陰極給電体と、
    前記陽極給電体と前記陰極給電体との間に配され、かつ、前記電解室を前記陽極給電体側の陽極室と、前記陰極給電体側の陰極室とに区分する隔膜と、
    水を吐出する吐水モードを、前記陰極室で生成された電解還元水を吐出する還元水モード又は前記陽極室で生成された電解酸性水を吐出する酸性水モードに選択的に切り替えるモード切替手段と、
    前記吐水モードが前記還元水モードであるとき前記電解還元水を吐出し、前記吐水モードが前記酸性水モードであるとき前記電解酸性水を吐出する吐水口と、
    前記吐水モードが前記還元水モードであるとき前記電解酸性水を排出し、前記吐水モードが前記酸性水モードであるとき前記電解還元水を排出する排水口とを備えた電解水生成装置であって、
    非接触で人体を検知する人体検知センサーと、
    前記人体検知センサーが人体を検知し、かつ、前記吐水モードが前記還元水モードである場合には、前記吐水口から前記電解還元水を吐出させ、前記人体検知センサーが人体を検知し、かつ、前記吐水モードが前記酸性水モードである場合には、前記吐水口からの前記電解酸性水の吐出を防止する吐水制御手段とをさらに備えたことを特徴とする電解水生成装置。
  2. 前記吐水制御手段は、前記吐水モードが前記酸性水モードである場合には、前記陽極給電体及び陰極給電体への給電を停止する請求項1記載の電解水生成装置。
  3. 前記吐水制御手段は、前記吐水モードが前記酸性水モードである場合には、前記吐水口から水を吐出させない請求項1又は2に記載の電解水生成装置。
  4. 前記吐水制御手段は、前記吐水口から吐出させる水のpH値を検知するpH検知手段を有し、
    前記人体検知センサーが人体を検知し、前記吐水モードが前記還元水モードであり、かつ、前記pH検知手段によって検知されたpH値が予め定められた範囲内にある場合にのみ、前記吐水口から前記電解還元水を吐出させる請求項1乃至3のいずれかに記載の電解水生成装置。
  5. 前記pH検知手段がpHセンサーである請求項4記載の電解水生成装置。
  6. 前記pH検知手段が、前記陽極給電体又は前記陰極給電体に流れる電流を検知する電流計と、前記電解槽室に供給される水の流量を検知する流量センサーと、前記電流計によって検知された電流及び前記流量センサーによって検知された流量からpH値を算出するpH算出手段とを含む請求項5記載の電解水生成装置。
  7. 前記pH値の予め定められた範囲は、7〜10である請求項4乃至6のいずれかに記載の電解水生成装置。
  8. 前記電解水生成装置の使用開始から、予め定められた期間において、前記pH値の予め定められた範囲は、8以下である請求項7記載の電解水生成装置。
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