JP4029295B2 - 強誘電体メモリ - Google Patents

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Description

本発明は、強誘電体メモリ及びその製造方法に関し、特にBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体膜を用いた単純マトリクス型の強誘電体メモリに関する。
強誘電体メモリは、(1)不揮発である、(2)揮発性メモリと同程度のスイッチング速度で動作する、(3)他のメモリと比べて低消費電力で動作する、などの特長を有するメモリ素子である。
強誘電体の一つであるBi層状ペロブスカイト構造強誘電体(BLSF)は、その結晶成長の異方性から結晶がc軸([001]軸)優先配向になりやすい。またBi層状ペロブスカイト強誘電体は、c軸と直交するa軸([100]軸)方向に分極軸を持ちやすい。このためc軸方向に電界が印加される強誘電体キャパシタでは、角型性に優れたヒステリシス曲線を得ることが難しい。すなわちBi層状ペロブスカイト構造強誘電体を用いる場合、基板上に電極および強誘電体層を単純に積層して作製した平行平板型の強誘電体キャパシタ構造では、メモリセルをマトリクス状に配置することにより高集積化が可能な単純マトリクス型(クロスポイント型)メモリへの応用が難しい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、Bi層状ペロブスカイト強誘電体を用いて特性の優れた単純マトリクス型メモリを実現することができる強誘電体メモリを提供することにある。
(1)本発明は、基板と、該基板の上方に強誘電体キャパシタからなるメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイとを含む強誘電体メモリであって、前記メモリセルアレイは、(001)配向したBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の薄膜からなり、前記強誘電体単結晶の[100]軸に対して直交する2辺以上の側壁を有するようにパターニングされた強誘電体層と、前記強誘電体層の少なくともいずれか1つの側壁に接するように形成され、かつ該側壁に沿ったストライプパターンで形成された第1電極と、前記第1電極と異なる前記強誘電体層の側壁に接するように形成され、前記第1電極と交差するようにストライプパターンで形成された第2電極と、を含み、前記第1電極と前記第2電極との交差領域において前記メモリセルが構成される強誘電体メモリに関するものである。本発明にいうBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶とは、酸化ビスマス層とn個の擬ペロブスカイトユニットとの繰返し構造からなる結晶構造を有する強誘電体単結晶であって、例えば、SBT、BLT、BITなどである。
本発明によれば、強誘電体層を構成するBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶が(001)配向しているため、[001]軸と直交する方向に分極軸を有することになる。このとき強誘電体層は、[100]軸に対して直交する2辺以上の側壁を有するようにパターニングされ、その側壁に接するように強誘電体キャパシタの電極となる第1電極と第2電極とが形成されている。従って、本発明では、第1,第2電極から電界が印加されたときにBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の分極特性を最大限に引き出せるようになり、高い分極量および角型性に優れたヒステリシス特性を有するキャパシタからなるメモリセルを有する単純マトリクス型の強誘電体メモリを実現することができる。
(2)本発明の強誘電体メモリでは、前記第1及び第2電極と前記強誘電体層との接触面が、いずれも前記強誘電体単結晶の[100]軸に対して直交していてもよい。このようにすれば、強誘電体層への電界の印加方向がBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の分極軸と直交するため、強誘電体の分極特性を最大限に引き出すことができる。
(3)本発明は、基板と、該基板の上方に強誘電体キャパシタからなるメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイとを含む強誘電体メモリであって、前記メモリセルアレイは、(001)配向したBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の薄膜からなり、前記強誘電体単結晶の[110]軸に対して直交する2辺以上の側壁を有するようにパターニングされた強誘電体層と、前記強誘電体層の少なくともいずれか1つの側壁に接するように形成され、かつ該側壁に沿ったストライプパターンで形成された第1電極と、前記第1電極と異なる前記強誘電体層の側壁に接するように形成され、前記第1電極と交差するようにストライプパターンで形成された第2電極と、を含み、前記第1電極と前記第2電極との交差領域において前記メモリセルが構成される強誘電体メモリに関するものである。
本発明によれば、強誘電体層を構成するBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶が(001)配向しているため、[001]軸と直交する方向に分極軸を有することになる。このとき強誘電体層は、[110]軸に対して直交する2辺以上の側壁を有するようにパターニングされ、その側壁に接するように強誘電体キャパシタの電極となる第1電極と第2電極とが形成されている。従って、本発明では、第1,第2電極から電界が印加されたときに、[100]軸に沿ったいわゆる180°ドメインのみならず、[010]軸に沿ったいわゆる90°ドメインをも分極成分として有効に利用することができるようになり、角型性に優れたヒステリシス特性を有する強誘電体キャパシタメモリセルからなる単純マトリクス型の強誘電体メモリを実現することができる。
(4)本発明の強誘電体メモリでは、前記第1及び第2電極と前記強誘電体層との接触面が、いずれも前記強誘電体単結晶の[110]軸に対して直交していていもよい。このようにすれば、強誘電体層への電界の印加方向がBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の分極軸と45°の傾きをもつため、[100]軸に沿ったいわゆる180°ドメインのみならず、[010]軸に沿ったいわゆる90°ドメインをも分極成分として有効に利用することができるようになる。
(5)本発明の強誘電体メモリでは、前記基板と前記メモリセルアレイとの間に、結晶面が(001)配向したペロブスカイト構造の金属酸化物の単結晶からなるバッファ層を含んでいてもよい。このようにすれば、強誘電体層を確実に(001)配向させることができるようになるため、基板材料の選択の幅が広がる。
(6)本発明の強誘電体メモリにおいて、前記基板は、結晶面が(001)配向したペロブスカイト構造の金属酸化物の単結晶からなることができる。このようにすれば、強誘電体層を基板上において確実に(001)配向させることができる。
(7)本発明の強誘電体メモリでは、前記ペロブスカイト構造の金属酸化物が、CaTiOおよびBaTiO、またはこれらの固溶体であることができる。
以下に、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
1.第1の強誘電体メモリ
図1は、本発明の実施の形態に係る第1の強誘電体メモリを示す平面図である。図2は、図1に示す第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイ1000についてのA−A線における断面図である。
第1の強誘電体メモリは、強誘電体キャパシタからなるメモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイ1000と、その周辺回路部2000とからなる単純マトリクス型強誘電体メモリである。
メモリセルアレイ1000は、基板10の上方に形成された強誘電体層100,第1電極110,および第2電極120からなり、第1電極110と第2電極120との交差領域130においてメモリセルを構成する。また、図2の断面図に示すように、メモリセルアレイ1000においては第1電極と第2電極とを絶縁するようにTEOSにより形成された酸化シリコンからなる絶縁層300が設けられている。
基板10としては、例えば、シリコンなどの半導体基板やシリコン上に酸化絶縁膜が形成されたSOI基板などを用いることができる。また、基板10としては、MOSトランジスタなどを用いた周辺回路が形成された半導体基板を用いてもよい。
また、第1の強誘電体メモリでは、基板10と強誘電体層100,第1電極110,および第2電極120との間にはバッファ層20を介在させている。バッファ層20は、少なくとも結晶面が(001)配向したペロブスカイト構造を有するABOで表される金属酸化物からなる単結晶層を最表面に含むように形成することができる。このようにすれば、Bi層状ペロブスカイト構造を有する強誘電体層100を構成する強誘電体単結晶を確実に(001)配向させて形成することができるようになる。
ABOで表されるペロブスカイト構造の金属酸化物としては、CaTiOおよびBaTiO、またはこれらの固溶体などが挙げられる。なお、ABOで表されるペロブスカイト構造の金属酸化物からなる単結晶基板を基板10として用いてもよい。この場合には、バッファ層20は省略することができる。
また、必要に応じてバッファ層20は、複数の単結晶層からなる多層構造を有していてもよい。この場合、強誘電体層100が形成される最上層を上記したペロブスカイト構造の金属酸化物からなる単結晶層としておけばよい。バッファ層20を多層構造として場合に含まれる層としては、上述したものの他に、NaCl構造の金属酸化物、蛍石型構造の金属酸化物からなる単結晶層を含んでいてもよい。この場合、少なくともバッファ層20の最上層がペロブスカイト構造の金属酸化物からなる単結晶層であればよい。NaCl構造の金属酸化物や蛍石型構造の金属酸化物は、ペロブスカイト構造の金属酸化物との格子整合性が良好であるため、基板10上に直接ペロブスカイト構造の金属酸化物を積層することが難しい場合に特に有効である。
NaCl構造の金属酸化物としては、例えば、MgO、CaO、SrO、BaO、MnO、FeO、CoO、NiO、またはこれらを含む固溶体などが挙げられる。
また、蛍石型構造の金属酸化物としては、例えばYSZ、CeO、ZrO、ThO、UO、またはこれらを含む固溶体が挙げられる。
第1電極110および第2電極120は、列選択のためのビット線と、行選択のためのワード線として機能する複数のライン状の信号電極からなり、互いに交差するようにストライプパターンで形成されている。第1電極110と第2電極120とは、一方がビット線であって、他方がワード線として機能するように形成されていればよい。第1電極110および第2電極120は、例えば、公知の導電性材料から形成することができ、例えば、Pt、Ir、Ir酸化物(IrO)、Ru、Ru酸化物(RuO)、SrRu複合酸化物(SrRuO)などが挙げられる。
強誘電体層100は、酸化ビスマス層とn個の擬ペロブスカイトユニットとの繰返し構造からなる結晶構造を有するBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶からなり、例えば、SBT(Strontium Bismuth Tantalates)やBIT(Bismuth Titanate)などが挙げられる。
本実施の形態においては、強誘電体層100が、(001)配向した強誘電体単結晶からなり、[001]軸と直交する方向に分極軸を有している。そして、強誘電体層100は、[100]軸に対して直交する2辺([010]軸に沿った2辺)の側壁を有するようにパターニングされている。そして、第1電極110と第2電極120との交差領域130においては、少なくとも強誘電体層100の側壁に接するように第1電極110と第2電極120とが形成されている。すなわち、第1電極110及び第2電極120と強誘電体層100との接触面が、いずれもBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の[100]軸に対して直交していることになる。
ここで、Bi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶は、酸化ビスマス層の間に挟まれる擬ペロブスカイトユニットのユニット数が偶数の場合には、a軸([100]軸)方向にのみ分極を有し、該ユニット数が奇数の場合にはa軸方向およびc軸([001]軸)方向に分極を有する。ただし、c軸方向に分極を有する場合であってもa軸方向の分極量がc軸方向の分極量より十分に大きいのでBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶は、基本的にa軸方向にのみ分極を持つといえる。
してみれば、本実施の形態の強誘電体メモリでは、強誘電体層100を構成するBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の分極軸が、第1電極110および第2電極120からの電界印加方向と垂直となるため、キャパシタの分極特性を最大限に引き出せるようになる。従って、本実施の形態によれば、高い分極量および角型性に優れたヒステリシス特性を有するキャパシタからなるメモリセルを有する単純マトリクス型の強誘電体メモリを実現することができる。
また、本実施の形態の強誘電体メモリにおいて、周辺回路部2000は、メモリセルアレイ1000に対して選択的に情報の書き込み若しくは読出しを行うための各種回路を含み、例えば、第1電極110を選択的に制御するための第1の駆動回路210と、第2電極120を選択的に制御するための第2の駆動回路220と、その他にセンスアンプなどの信号検出回路(図示省略)とを含んで構成される。なお、周辺回路部2000の具体例としては、Yゲート、センスアンプ、入出力バッファ、Xアドレスデコーダ、Yアドレスデコーダ、又はアドレスバッファなどを挙げることができる。
次に、本実施形態に係る第1の強誘電体メモリにおける書き込み、読出し動作の一例について述べる。
まず、読出し動作においては、選択されたメモリセルのキャパシタに読み出し電圧が印加される。これは、同時に‘0’の書き込み動作を兼ねている。このとき、選択されたビット線を流れる電流又はビット線をハイインピーダンスにしたときの電位をセンスアンプにて読み出す。そして、非選択のメモリセルのキャパシタには、読み出し時のクロストークを防ぐため、所定の電圧が印加される。
書き込み動作においては、‘1’の書き込みの場合は、選択されたメモリセルのキャパシタに分極状態を反転させる書き込み電圧が印加される。‘0’の書き込みの場合は、選択されたメモリセルのキャパシタに分極状態を反転させない書き込み電圧が印加され、読み出し動作時に書き込まれた‘0’状態を保持する。このとき、非選択のメモリセルのキャパシタには書き込み時のクロストークを防ぐために、所定の電圧が印加される。
次に、本実施の形態の第1の強誘電体メモリにおけるメモリセルアレイ1000の製造工程の一例を図3〜図7を参照しながら説明する。
まず、図3(A)及び図3(B)に示すように、所与の基板(例えば、シリコン基板)10を用意し、基板10の上に、結晶面が(001)配向しており、かつABOで表されるペロブスカイト構造の金属酸化物からなるバッファ層20をイオンビームアシスト法などを用いてエピタキシャル成長により形成する。なお、バッファ層20の材料として好適な金属酸化物の単結晶基板が基板10として用意できる場合には、この工程を省略することができる。また、バッファ層29は、ペロブスカイト構造の金属酸化物からなる単結晶層が最上層となるように形成されれば多層構造で形成してもよい。この場合、バッファ層20には、NaCl構造の金属酸化物や蛍石構造の金属酸化物などからなる単結晶層を含めることができる。
次に、図4(A)及び図4(B)に示すように、バッファ層20の上にBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶(例えば、SBT)からなる強誘電体層100を溶液塗布法、スパッタ法、又はCVD(Chemical Vapor Deposition)法などを用いて形成する。このとき、バッファ層20の最表面には(001)配向したペロブスカイト構造の金属酸化物が存在しているため、強誘電体層100を構成するBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶は、下地であるバッファ層20の結晶配向の影響を受けて(001)配向して形成される。
次に、図5(A)及び図5(B)に示すように、強誘電体層100をストライプ状にパターニングする。このとき、強誘電体層100は、Bi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の[100]軸に対して直交する2辺以上の側壁を有するようにパターニングされる。本実施の形態では、強誘電体層100が[100]軸と直交する[010]軸に沿った2辺の側壁を有するようにパターニングされている。
次に、図6(A)及び図6(B)に示すように、強誘電体層100の有する2辺の側壁に例えば、Ptからなる第1電極110と第2電極120を形成して強誘電体キャパシタ構造を形成する。このとき、第1電極120は、強誘電体層100の一方の側壁に接して形成され、かつメモリセル単位に分割されて形成される。また、第2電極120は、第1電極が接する強誘電体層100の側壁と異なる側壁に接するようにストライプパターンで形成される。
次に、図7(A)及び図7(B)に示すように、強誘電体層100、第1電極110、及び第2電極120を被覆するように絶縁層300を形成し、絶縁層300について第1電極110が露出するようにコンタクトホール140を形成する。最終的には、図1に示すように、2電極120と交差するように第1電極110をストライプパターンで形成してコンタクトホール140間を電気的に接続することにより本実施の形態の単純マトリクス型の第1の強誘電体メモリにおけるメモリセルアレイ1000を得ることができる。
(応用例)
図8〜図10に本実施の形態の第1の強誘電体メモリの応用例を示す。図8は、本応用例の強誘電体メモリの平面図である。図9は、図8に示す強誘電体メモリのメモリセル1000のA−A線における断面図である。図10は、図8に示す強誘電体メモリのメモリセル1000のB−B線における断面図である。なお、図8〜図10では、図1及び図2に示したものと実質的に同一の機能を有する部材には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本例に係る強誘電体メモリでは、強誘電体層100が第1電極110と第2電極120との交差領域130において形成されるメモリセル単位ごとに分割してパターニングされている。そして、強誘電体層100はメモリセルごとに4辺ずつの内壁と外壁とを有するようにパターニングされており、内壁および外壁のうち2辺がBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の[100]軸と直交する[010]軸に沿うようにパターニングされている。また、第1電極110は、強誘電体層100とその外壁において接するように形成され、第2電極120は、強誘電体層100とその内壁において接するように形成されている。本例では、このような構成を採用することにより各メモリセルにおける強誘電体層100と第1電極110及び第2電極120との接触面積の拡大を図りメモリセルアレイ1000の特性を向上させることができる。
2.第2の強誘電体メモリ
図11は、本発明の実施の形態に係る第2の強誘電体メモリを示す平面図である。図12は、図11に示す第2の強誘電体メモリのメモリセルアレイ1000についてのA−A線における断面図である。なお、図11及び図12では、図1及び図2に示したものと実質的に同一の機能を有する部材には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態の第2の強誘電体メモリは、基本的構成を図1に示す第1の強誘電体メモリと同様とするものであるが、強誘電体層100がBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の[110]軸に対して直交する2辺の側壁([−110]軸に沿った2辺の側壁)を有するようにパターニングされている。また、第2の強誘電体メモリでは、強誘電体層100の側壁に接するように、第1電極110と第2電極120とが形成されて両電極の交差領域130において強誘電体キャパシタからなるメモリセルを構成する。すなわち、第1電極110及び第2電極120と強誘電体層100との接触面が、いずれもBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の[110]軸に対して直交していていることになる。従って、本実施の形態の第2の強誘電体メモリでは強誘電体層100への電界の印加方向がBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の分極軸と45°の傾きをもつため、[100]軸に沿ったいわゆる180°ドメインのみならず、[010]軸に沿ったいわゆる90°ドメインをも分極成分として有効に利用することができるようになり、角型性に優れたヒステリシス特性を有する強誘電体キャパシタメモリセルからなる単純マトリクス型の強誘電体メモリを実現することができる。
(応用例)
図13〜図15に本実施の形態の第2の強誘電体メモリの応用例を示す。図13は、本応用例の強誘電体メモリの平面図である。図14は、図13に示す強誘電体メモリのメモリセル1000のA−A線における断面図である。図15は、図13に示す強誘電体メモリのメモリセル1000のB−B線における断面図である。なお、図13〜図15では、図11及び図12に示したものと実質的に同一の機能を有する部材には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本例に係る強誘電体メモリでは、強誘電体層100が第1電極110と第2電極120との交差領域130において形成されるメモリセル単位ごとに分割してパターニングされている。そして、強誘電体層100はメモリセルごとに4辺ずつの内壁と外壁とを有するようにパターニングされており、内壁および外壁のうち2辺がBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の[110]軸と直交する[−110]軸に沿うようにパターニングされている。また、第1電極110は、強誘電体層100とその外壁において接するように形成され、第2電極120は、強誘電体層100とその内壁において接するように形成されている。本例では、このような構成を採用することにより各メモリセルにおける強誘電体層100と第1電極110及び第2電極120との接触面積の拡大を図りメモリセルアレイ1000の特性を向上させることができる。
以上、本発明に好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述したものに限られず発明の要旨の範囲内において種々の変形態様により実施することができる。
第1の強誘電体メモリを模式的に示す平面図。 第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイを模式的に示す断面図。 図3(A)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す平面図。図3(B)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す断面図。 図4(A)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す平面図。図4(B)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す断面図。 図5(A)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す平面図。図5(B)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す断面図。 図6(A)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す平面図。図6(B)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す断面図。 図7(A)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す平面図。図7(B)は、第1の強誘電体メモリのメモリセルアレイの一製造工程を模式的に示す断面図。 第1の強誘電体メモリの応用例を模式的に示す平面図。 第1の強誘電体メモリの応用例に係るメモリセルアレイを模式的に示す断面図。 第1の強誘電体メモリの応用例に係るメモリセルアレイを模式的に示す断面図。 第2の強誘電体メモリを模式的に示す平面図。 第2の強誘電体メモリのメモリセルアレイを模式的に示す断面図。 第2の強誘電体メモリの応用例を模式的に示す平面図。 第2の強誘電体メモリの応用例に係るメモリセルアレイを模式的に示す断面図。 第2の強誘電体メモリの応用例に係るメモリセルアレイを模式的に示す断面図。
符号の説明
10 基板、20 バッファ層、100 強誘電体層、110 第1電極、120 第2電極、130 交差領域、210,220 周辺回路、300 絶縁層、1000 メモリセルアレイ、2000 周辺回路部、

Claims (4)

  1. 基板と、該基板の上方に強誘電体キャパシタからなるメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイとを含む強誘電体メモリであって、
    前記メモリセルアレイは、
    (001)配向したBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の薄膜からなり、前記強誘電体単結晶の[100]軸に対して直交する2以上の側壁を有するようにパターニングされた強誘電体層と、
    前記強誘電体層の少なくともいずれか1つの側壁に接するように形成され、かつ該側壁に沿ったストライプパターンで形成された第1電極と、
    前記第1電極と異なる前記強誘電体層の側壁に接するように形成され、前記第1電極と交差するようにストライプパターンで形成された第2電極と、
    を含み、前記第1電極と前記第2電極との交差領域において前記メモリセルが構成され、
    前記基板と前記メモリセルアレイとの間に、結晶面が(001)配向したペロブスカイト構造の金属酸化物の単結晶からなるバッファ層を含む、強誘電体メモリ。
  2. 請求項1において、
    前記第1及び第2電極と前記強誘電体層との接触面が、いずれも前記強誘電体単結晶の[100]軸に対して直交している、強誘電体メモリ。
  3. 基板と、該基板の上方に強誘電体キャパシタからなるメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイとを含む強誘電体メモリであって、
    前記メモリセルアレイは、
    (001)配向したBi層状ペロブスカイト構造の強誘電体単結晶の薄膜からなり、前記強誘電体単結晶の[110]軸に対して直交する2以上の側壁を有するようにパターニングされた強誘電体層と、
    前記強誘電体層の少なくともいずれか1つの側壁に接するように形成され、かつ該側壁に沿ったストライプパターンで形成された第1電極と、
    前記第1電極と異なる前記強誘電体層の側壁に接するように形成され、前記第1電極と交差するようにストライプパターンで形成された第2電極と、
    を含み、前記第1電極と前記第2電極との交差領域において前記メモリセルが構成され、
    前記基板と前記メモリセルアレイとの間に、結晶面が(001)配向したペロブスカイト構造の金属酸化物の単結晶からなるバッファ層を含む、強誘電体メモリ。
  4. 請求項3において、
    前記第1及び第2電極と前記強誘電体層との接触面が、いずれも前記強誘電体単結晶の[110]軸に対して直交している、強誘電体メモリ。
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