JP4029210B2 - 繋ぎ合わせ測定装置および分割露光用マスク - Google Patents

繋ぎ合わせ測定装置および分割露光用マスク Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子や液晶表示素子の製造工程において、分割露光によって基板の異なる位置に転写された複数の分割パターン領域どうしの繋ぎ合わせ状態を測定する繋ぎ合わせ測定装置、および分割露光用マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、半導体素子などの高集積化に伴うパターンの微細化に対応するため、電子ビーム(EB)縮小露光や、EB近接露光、極紫外(EUV)露光など、様々な露光方式が提案されている。
これらの露光方式では、1つの大きなパターン領域(例えば半導体素子の1チップ)を複数の小さなパターン領域(以下「サブフィールド」という)に分割して、これらを繋ぎ合わせながら露光する技術も提案されている(例えば特許文献1参照)。この分割露光によれば、一回に露光する範囲が狭くなるので、マスク自体に歪みが存在している場合でも、マスクのパターンを精度良く基板に転写することができる。
【0003】
分割露光によってマスクのパターンを基板に転写した場合は、分割露光後に、基板上で隣接するサブフィールドどうしの繋ぎ合わせ状態を測定し、その繋ぎ合わせ状態が正しいか否かを判定することが必要になる。
このため従来では、隣接するサブフィールドどうしの重なり領域に周知の2重マーク(例えば図12に示す正方形状の2重マーク50)を形成し、2重マークの中心位置のずれ量に基づいてサブフィールドどうしの繋ぎ合わせ状態を測定していた。ちなみに、2重マークのうち外側マークは一方のサブフィールドと共に形成され、内側マークは他方のサブフィールドと共に形成される。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−124118号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、隣接するサブフィールドどうしの重なり領域は非常に小さく、その重なり領域に形成される2重マークのうち内側マークも非常に小さなものとなってしまうため(例えば2μm角)、内側マークの中心位置を正確に検出することが困難であり、結果として、サブフィールドどうしの繋ぎ合わせ状態を精度良く測定することはできなかった。
【0006】
なお、繋ぎ合わせ測定の精度を優先して内側マークを大きくすることが考えられるが、外側マークもそれだけ大きくしなければならない。このように2重マークを大きくすることは、サブフィールドどうしの重なり領域を大きく確保することに相当し、サブフィールド内の重なり領域以外(本来のパターンの転写領域)が小さくなるため、好ましくない。
【0007】
本発明の目的は、サブフィールド(分割パターン領域)どうしの重なり領域が小さくても、精度良く繋ぎ合わせ状態を測定できる繋ぎ合わせ測定装置、および分割露光用マスクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、細長い重なり領域を介して隣接して基板に転写された第1の分割パターン領域と第2の分割パターン領域との前記重なり領域に、前記第1の分割パターン領域の基準位置を示す矩形状の第1マークと前記第2の分割パターン領域の基準位置を示す矩形状の第2マークとを、前記重なり領域の長手方向に沿って異なる位置に配列してなるマーク部に基づいて、前記第1の分割パターン領域と前記第2の分割パターン領域との繋ぎ合わせ状態を測定する繋ぎ合わせ測定装置であって、前記マーク部の画像を取り込み、前記第1マークと前記第2マークとの間隔を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された間隔に基づいて、前記第1の分割パターン領域と前記第2の分割パターン領域との繋ぎ合わせずれ量を算出する算出手段とを備えたものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、細長い重なり領域を介して隣接して基板に転写された第1の分割パターン領域と第2の分割パターン領域との前記重なり領域に、前記第1の分割パターン領域の基準位置を示す矩形状の第1マークおよび第2マークと前記第2の分割パターン領域の基準位置を示す矩形状の第3マークとを、前記重なり領域の長手方向に沿って異なる位置に配列し、かつ、前記第1マークと前記第2マークとの間に前記第3マークを配置してなるマーク部に基づいて、前記第1の分割パターン領域と前記第2の分割パターン領域との繋ぎ合わせ状態を測定する繋ぎ合わせ測定装置であって、前記マーク部の画像を取り込み、前記第1マークと前記第3マークとの間隔を検出すると共に、前記第2マークと前記第3マークとの間隔を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された2つの間隔を比較することにより、前記第1の分割パターン領域と前記第2の分割パターン領域との繋ぎ合わせずれ量を算出する算出手段とを備えたものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、分割露光によって基板の異なる位置に転写される複数の分割パターン領域が2次元配列された分割露光用マスクであって、前記分割パターン領域は、所定方向に細長い形状を有すると共に該所定方向に垂直な方向に対向配置された2つの外縁領域を含み、前記2つの外縁領域のうち一方には、当該分割パターン領域の基準位置を示すと共に繋ぎ合わせ測定用の矩形状の第1マークが設けられ、前記2つの外縁領域のうち他方には、前記所定方向に沿って前記第1マークとは異なる位置に、当該分割パターン領域の基準位置を示すと共に繋ぎ合わせ測定用の矩形状の第2マークが設けられ、前記第1マークと前記第2マークとは、予め定められた間隔を有するものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、分割露光によって基板の異なる位置に転写される複数の分割パターン領域が2次元配列された分割露光用マスクであって、前記分割パターン領域は、所定方向に細長い形状を有すると共に該所定方向に垂直な方向に対向配置された2つの外縁領域を含み、前記2つの外縁領域のうち一方には、当該分割パターン領域の基準位置を示すと共に繋ぎ合わせ測定用の矩形状の第1マークおよび第2マークが設けられ、前記2つの外縁領域のうち他方には、前記所定方向に沿って前記第1マークおよび前記第2マークとは異なる位置でかつ前記第1マークと前記第2マークとの間に、当該分割パターン領域の基準位置を示すと共に繋ぎ合わせ測定用の矩形状の第3マークが設けられ、前記第1マークと前記第3マークとは、予め定められた間隔を有し、前記第2マークと前記第3マークとは、予め定められた間隔を有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態は、請求項1,請求項3に対応する。
第1実施形態の繋ぎ合わせ測定装置10は、図1に示すように、ウエハ11を支持する検査ステージ12と、ウエハ11側に向けて照明光L1を射出する照明光学系(13〜15)と、ウエハ11の像を形成する結像光学系(16,17)と、撮像素子18と、画像処理部19とで構成されている。
【0013】
繋ぎ合わせ測定装置10は、分割露光によってウエハ11の異なる位置に転写された複数のサブフィールド(後述する)のうち、隣接するサブフィールドどうしの繋ぎ合わせ状態を測定する装置である。サブフィールドは、請求項の「分割パターン領域」に対応する。ウエハ11は「基板」に対応する。
繋ぎ合わせ測定装置10について具体的に説明する前に、図2〜図5を用い、測定対象のウエハ11および繋ぎ合わせ測定用マーク26の説明を行う。
【0014】
ウエハ11は、最上層に形成されているレジスト膜への分割露光および現像後で、かつ、レジスト膜の直下に隣接している所定の材料膜へのエッチング加工前の状態にある。ちなみに、レジスト膜の直下の材料膜は、繋ぎ合わせ測定装置10による繋ぎ合わせ測定(後述する)の結果が良好な場合に、レジスト膜を介して実際に加工される。
【0015】
また、ウエハ11には、図2(a)に示すように、複数のチップ23が2次元配列されている。また、1つのチップ23は、図2(b)に示すように、複数のサブフィールド24に分割されている(図では12個)。1つのサブフィールド24の大きさと形状は、図3(a)に示す通りである。
【0016】
つまり、ウエハ11の各チップ23(図2(b))において、複数のサブフィールド24は、重なり領域25(斜線ハッチング部)を介して繋ぎ合わされている。なお、サブフィールド24の大きさXs,Ysは例えば100μm程度であり、重なり領域25の幅Loは、サブフィールド24の大きさXs,Ysと比較して非常に小さい。
【0017】
また、隣接する2つのサブフィールド24どうしの重なり領域25は、図2(b)に太線枠25aで示すように、細長い形状となっている。以下、太線枠25a内の細長い重なり領域25を単に“重なり領域25a”という。
ここで、X方向に隣接するサブフィールド24どうしの場合、重なり領域25aの長手方向はY方向に一致する。同様に、Y方向に隣接するサブフィールド24どうしの場合、重なり領域25aの長手方向はX方向に一致する。重なり領域25aの長手方向は、後述する繋ぎ合わせずれ量Δの測定方向に対応する。重なり領域25aは、請求項の「重なり領域」に対応する。
【0018】
そして、隣接するサブフィールド24どうしの重なり領域25aには、図3(b)に示すように、各々、3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26が形成されている。3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26は、構成が同じであり、重なり領域25aの長手方向に沿って、互いに重ならないような間隔S1,S2をあけて、順に配列されている。
【0019】
繋ぎ合わせ測定用マーク26の間隔S1,S2は、等しくても相違しても構わない。間隔S1,S2が等しい場合、繋ぎ合わせ測定用マーク26は一定間隔で配列されたことになる。間隔S1,S2が相違している場合、繋ぎ合わせ測定用マーク26は不定間隔で配列されたことになる。3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26の配列(間隔S1,S2)は、後述する繋ぎ合わせずれ量Δの有無に拘わらず不変である。
【0020】
X方向に細長い重なり領域25aの繋ぎ合わせ測定用マーク26と、Y方向に細長い重なり領域25aの繋ぎ合わせ測定用マーク26とは、一方を90度回転させると他方に一致するような構成のため、以下、Y方向に細長い重なり領域25aの繋ぎ合わせ測定用マーク26を例にして、繋ぎ合わせ測定用マーク26の構成説明を行う。
【0021】
ちなみに、Y方向に細長い重なり領域25aの繋ぎ合わせ測定用マーク26は、その重なり領域25aを介してX方向に隣接する2つのサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態を測定するために形成されたマークである。
図3(c)に示すように、繋ぎ合わせ測定用マーク26は、2つの矩形マーク26A,26Bにより構成されている。矩形マーク26A,26Bのうち一方は、隣接する2つのサブフィールド24のうち一方と共に形成され、矩形マーク26A,26Bのうち他方は、他方のサブフィールド24と共に形成される。つまり、矩形マーク26A,26Bの各々は、X方向に隣接する2つのサブフィールド24の各々の基準位置を示している。
【0022】
また、2つの矩形マーク26A,26Bは、ウエハ11の最上層のレジスト膜に形成されたボックス状の凹凸構造である。このため、重なり領域25aの長手方向(Y方向)に関して、矩形マーク26Aは、左側のエッジE1Lと右側のエッジE1Rにより構成された1つのエッジ対を含み、矩形マーク26Bは、左側のエッジE2Lと右側のエッジE2Rにより構成された1つのエッジ対を含んでいる。
【0023】
さらに、2つの矩形マーク26A,26Bは、重なり領域25aの長手方向(Y方向)に沿って異なる位置に配列されている。つまり、矩形マーク26Aの矩形マーク26B側のエッジE1Rと矩形マーク26Bの矩形マーク26A側のエッジE2Lとが互いに重ならないように配置されている。ただし、エッジE1RとエッジE2Lとの間隔は、隣接する2つのサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態が矩形マーク26A,26Bの配列方向(Y方向)にずれた場合、その繋ぎ合わせずれ量Δに応じて変化し得る。
【0024】
このように、2つの矩形マーク26A,26Bを長手方向(Y方向)に沿って異なる位置に配列したため、これら2つの矩形マーク26A,26Bを同寸法とすることができる。本実施形態において、重なり領域25aの短手方向(X方向)に関する寸法Lxは、重なり領域25aの幅Loより若干小さく(例えば5μm)、重なり領域25aの長手方向(Y方向)に関する寸法Lyは、例えば短手方向(X方向)の寸法Lxと同程度である(正方形状)。これは、従来の2重マーク(例えば図12の2重マーク50参照)のうち外側マークと同程度の大きさである。
【0025】
なお、矩形マーク26Aの中心位置C1と矩形マーク26Bの中心位置C2との間隔φは、隣接する2つのサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態がY方向にずれた場合、その繋ぎ合わせずれ量Δに応じて変化し、予め定められた設計値(後述する図5の分割露光用マスク27における間隔φo)とは異なることになる。つまり、矩形マーク26A,26Bの間隔φには、設計値(φo)の成分と、分割露光時に発生した繋ぎ合わせずれ量Δの成分とが含まれる。
【0026】
1つの重なり領域25aに形成された3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26は構成が同じであるため、各々の繋ぎ合わせ測定用マーク26の矩形マーク26A,26Bの間隔φも、基本的には同じである。このため、本実施形態では、繋ぎ合わせ測定用マーク26ごとに間隔φを検出し、各々の間隔φから繋ぎ合わせずれ量Δの成分を抽出し、得られた3つの結果を用いることで、繋ぎ合わせ測定の精度をさらに向上させることができる。
【0027】
ここで、上記の矩形マーク26Aは、請求項1の「矩形状の第1マーク」に対応する。矩形マーク26Bは「矩形状の第2マーク」に対応し、繋ぎ合わせ測定用マーク26は「マーク部」に対応する。
また、上記のウエハ11および繋ぎ合わせ測定用マーク26は、図4に示す露光装置30と図5に示す分割露光用マスク27とを用いた分割露光後、現像工程を経て作製される。
【0028】
露光装置30には、図4(a)に示すように、未露光のウエハ11を支持するウエハステージ31と、分割露光用マスク27を支持するマスクステージ32と、投影レンズ33と、ステージ制御装置34と、不図示の照明光源とが設けられている。未露光のウエハ11には、最上層にレジスト膜が形成されている。
この露光装置30は、電子ビーム(EB)やイオンビームなどの荷電粒子線または極紫外(EUV)の光を用い、投影レンズ33を介して、分割露光用マスク27のパターンをウエハ11に転写する装置である。分割露光時、ウエハステージ31とマスクステージ32とは、ステージ制御装置34により同期制御される(後述する)。
【0029】
分割露光用マスク27には、図5(a)に示すように、ウエハ11の1つのチップ23(図2(b))を形成するために必要な複数のサブフィールド28が2次元配列されている(図では12個)。分割露光用マスク27に形成されたサブフィールド28のXY方向の配列ピッチをXp,Ypとする。この配列ピッチXp,Ypは、分割露光時のマスクステージ32の移動量として利用される。
【0030】
また、各々のサブフィールド28の外縁領域(斜線ハッチング部)のうちX方向またはY方向に細長い部分28aには、図5(b)に示すように、繋ぎ合わせ測定用のマーク群(35A),(35B),(36A),(36B)が各々形成されている。図5(b)は、図5(a)の円形枠27aの部分を拡大した図である。以下、外縁領域(斜線ハッチング部)のうち細長い部分28aを単に“外縁領域28a”という。外縁領域28aは、請求項の「外縁領域」に対応する。
【0031】
なお、X方向に対向配置されたマーク群(35A),(35B)と、Y方向に対向配置されたマーク群(36A),(36B)とは、何れか一方を90度回転させると、同じ構成になる。このため、Y方向に対向配置されたマーク群(36A),(36B)の説明を省略する。
図5(b)を参照し、X方向に対向配置された繋ぎ合わせ測定用のマーク群(35A),(35B)について具体的に説明する。マーク群(35A),(35B)は、各々、X方向に対向配置されたY方向に細長い外縁領域28aの各々に形成されている。また、マーク群(35A),(35B)は、各々、3つの矩形マーク35A,35Bからなる。矩形マーク35A,35Bの各々は、サブフィールド28の基準位置を示している。
【0032】
3つの矩形マーク35Aは、互いに同寸法であり、外縁領域28aの長手方向(Y方向)に沿って間隔S3,S4をあけて順に配列されている。この3つの矩形マーク35Aは、分割露光時、投影レンズ33(図4(a))を介してウエハ11に転写されると、上述した3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26(図3(b))に含まれる3つの矩形マーク26Aとなる。
【0033】
同様に、3つの矩形マーク35Bも、互いに同寸法であり、長手方向(Y方向)に沿って間隔S3,S4をあけて順に配列されている。この3つの矩形マーク35Bは、投影レンズ33を介してウエハ11に転写されると、上述した3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26(図3(b))に含まれる3つの矩形マーク26Bとなる。
さらに、マーク群(35A),(35B)のうち、1対の矩形マーク35A,35B(つまり1つの繋ぎ合わせ測定用マーク26(図3(b))を構成する2つの矩形マーク26A,26Bに対応するもの)どうしは、外縁領域28aの長手方向(Y方向)に沿って異なる位置に形成され、予め定められた設計値の間隔φoを有する。
【0034】
なお、矩形マーク35A,35Bの寸法は同じである。間隔φoは、矩形マーク35A,35BのY方向の寸法よりも大きく、間隔S3,S4のうち小さい方と矩形マーク35A,35BのY方向の寸法との差よりも小さい任意の値に設定されている。
このように、3つの矩形マーク35Aと3つの矩形マーク35Bとは、間隔S3,S4が互いに等しく、対をなすものどうしの間隔φoが予め定められているため、投影レンズ33を介してウエハ11に転写されると、構成が同じ3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26となる(図3(b))。
【0035】
なお、上記の矩形マーク35Aは、請求項3の「矩形状の第1マーク」に対応する。矩形マーク36Bは「矩形状の第2マーク」に対応する。
そして、上記構成の露光装置30(図4(a))と分割露光用マスク27(図5)とを用いた分割露光は、次のようにして行われる。例えば、分割露光用マスク27のX方向に配列された複数のサブフィールド28を、ウエハ11のチップ23(図2(b))内の異なるX位置に順次転写する場合について説明する。
【0036】
▲1▼ まず、分割露光用マスク27の複数のサブフィールド28のうち、投影レンズ33の光軸33a(図4(a))上に位置する1つのサブフィールド28を照明し、そのパターン(3つの矩形マーク35A,35Bも含む)を光軸33a上のウエハ11の所定領域に転写する。
これにより、ウエハ11の所定領域には、光軸33a上のサブフィールド28のパターン(3つの矩形マーク35A,35Bも含む)に対応する所定のパターン(3つの矩形マーク26A,26Bも含む)が転写され、サブフィールド24が形成される。
【0037】
▲2▼ 次に、露光装置30のステージ制御装置34により、ウエハステージ31とマスクステージ32とを、共にX方向へステップ移動させる。
ウエハステージ31の移動量は、図2(b)に示すウエハ11側のサブフィールド24の大きさXsと、確保すべき重なり領域25aの幅Loとの差(Xs−Lo)に等しい。マスクステージ32の移動量は、図5(a)に示す分割露光用マスク27側のサブフィールド28の配列ピッチXpに等しい。
【0038】
マスクステージ32を“Xp”だけステップ移動させることにより、光軸33a上には、分割露光用マスク27の次のサブフィールド28が位置決めされる(図4(b)参照)。なお図4(b)では、ステップ移動の前後に光軸33a上に位置するサブフィールド28を区別するため、移動前のものをサブフィールド28(1)、移動後のものをサブフィールド28(2)とした。以下、説明でも同じ符号を用いる。
【0039】
また、ウエハステージ31を“Xs−Lo”だけステップ移動させることにより、光軸33a上には、ウエハ11の次の転写領域29(図4(b)参照)が位置決めされる。ただし、転写領域29は、ウエハステージ31の移動方向(X方向)の前端部分29aが、上記▲1▼で形成されたサブフィールド24の後端部分24a(既に3つの矩形マーク26Bが転写済の部分)と重なっている。
【0040】
▲3▼ そして、上記▲2▼のようにウエハステージ31およびマスクステージ32をステップ移動させた後、分割露光用マスク27のサブフィールド28(2)を照明し、そのパターン(3つの矩形マーク35A,35Bも含む)をウエハ11の転写領域29に転写する。
これにより、ウエハ11の転写領域29には、サブフィールド28(2)のパターン(3つの矩形マーク35A,35Bも含む)に対応する所定のパターン(3つの矩形マーク26A,26Bも含む)が転写され、サブフィールド24が形成される。具体的には、転写領域29の前端部分29aに3つの矩形マーク26Aが転写され、後端部分に3つの矩形マーク26Bが転写される(図4(c)参照)。
【0041】
その結果、転写領域29の前端部分29aでは、今回の転写による3つの矩形マーク26Aと前回の転写による3つの矩形マーク26Bとが重なった状態となり、図3(b)に示すような3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26が形成される。ただし実際に凹凸パターンとなるのは現像後である。なお、転写領域29の前端部分29aは、既に説明した“重なり領域25a”に対応する。
【0042】
ちなみに、分割露光用マスク27の2つのサブフィールド28(1),(2)は、ウエハ11にパターン転写されたときに重なり領域25a(図2(b))を介して隣接する。また、サブフィールド28(1)のうちウエハ11上での重なり領域25aに対応する箇所には矩形マーク35B、サブフィールド28(2)のうち重なり領域25aに対応する箇所には矩形マーク35Aが設けられている。
【0043】
▲4▼ 次に、上記▲2▼と同様にして、ウエハステージ31およびマスクステージ32をステップ移動させ、その後、上記▲3▼と同様にして、分割露光用マスク27の次のサブフィールド28のパターン転写を行う。
このように、露光装置30と分割露光用マスク27を用いた分割露光は、分割露光用マスク27のサブフィールド28のパターン転写(上記▲1▼,▲3▼,…)と、ウエハステージ31およびマスクステージ32のステップ移動(上記▲2▼,▲4▼,…)とを、交互に繰り返すことにより行われる。
【0044】
すなわち、分割露光用マスク27に形成された複数のサブフィールド28は、ウエハ11のチップ23(図2(b))内の異なるX位置に、細長い重なり領域25aを介して繋ぎ合わされながら、順に転写されていく。
そして、上記した分割露光後のウエハ11を現像することにより、ウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしの重なり領域25aには、繋ぎ合わせ測定用マーク26(図3(b),(c))が凹凸パターンとして現れることになる。この状態で、ウエハ11は、第1実施形態の繋ぎ合わせ測定装置10(図1)の検査ステージ12上に載置され、隣接するサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態が測定される。
【0045】
さて次に、繋ぎ合わせ測定装置10(図1)の具体的な構成説明を行う。
検査ステージ12は、図示省略したが、ウエハ11を水平状態に保って支持するホルダと、このホルダを水平方向(XY方向)に駆動するXY駆動部とで構成されている。検査ステージ12のホルダの法線方向をZ方向とする。
検査ステージ12のホルダをXY方向に移動させることにより、ウエハ11の各チップ23(図2)のうち、1つ以上の繋ぎ合わせ測定用マーク26(図3(b))が形成された観察領域を結像光学系(18〜20)の視野領域内に位置決めすることができる。
【0046】
照明光学系(13〜15)は、光軸O1に沿って順に配置された光源13と照明レンズ14とプリズム15とで構成されている。プリズム15は、反射透過面15aが光軸O1に対して略45°傾けられ、結像光学系(16,17)の光軸O2上にも配置されている。照明光学系(13〜15)の光軸O1は、結像光学系(16,17)の光軸O2に垂直である。
【0047】
結像光学系(16,17)は、光軸O2に沿って順に配置された対物レンズ16と結像レンズ17とで構成されている(光学顕微鏡部)。結像光学系(16,17)の光軸O2は、Z方向に平行である。結像レンズ17は、第2対物レンズとして機能する。なお、対物レンズ16と結像レンズ17との間には、照明光学系(13〜15)のプリズム15が配置されている。
【0048】
上記の照明光学系(13〜15)および結像光学系(16,17)において、光源13から射出された光は、照明レンズ14を介してプリズム15に導かれ、その反射透過面15aで反射した後(照明光L1)、対物レンズ16側に導かれる。そして、対物レンズ16を通過した後(照明光L2)、検査ステージ12上のウエハ11に入射する。このとき、視野領域内に位置決めされた観察領域(1つ以上の繋ぎ合わせ測定用マーク26(図3(b))を含む)は、照明光L2により略垂直に照明される。
【0049】
そして、照明光L2が照射されたウエハ11の観察領域からは、そこでの凹凸構造(1つ以上の繋ぎ合わせ測定用マーク26)に応じて反射光L3が発生する。この反射光L3は、対物レンズ16とプリズム15とを介して結像レンズ17に導かれ、対物レンズ16と結像レンズ17の作用によって撮像素子18の撮像面上に結像される。その結果、撮像素子18の撮像面上には、反射光L3に基づく観察領域の拡大像(反射像)が形成される。
【0050】
撮像素子18は、複数の画素が2次元配列されたエリアセンサ(例えばCCDカメラ)であり、撮像面上の拡大像を撮像し、画像信号を画像処理部19に出力する。画像信号は、複数のサンプル点からなり、撮像素子18の撮像面における各画素ごとの輝度値に関する分布(輝度分布)を表している。
【0051】
なお、上記の照明光学系(13〜15)と結像光学系(16,17)と撮像素子18と画像処理部19とは、総じて請求項の「検出手段」に対応する。画像処理部19は、請求項の「算出手段」に対応する。
画像処理部19は、撮像素子18からの画像信号に基づいて、ウエハ11の観察領域(1つ以上の繋ぎ合わせ測定用マーク26を含む)の拡大像を画像として取り込む。ここで、ウエハ11の観察領域に含まれる1つの繋ぎ合わせ測定用マーク26の画像(以下「マーク画像6a」という)には、図6(a)に示すように、Y方向に関して4本のエッジ像F1L,F1R,F2L,F2Rが現れる。
【0052】
このうち、図中左方の2本のエッジ像F1L,F1Rは、図3(c)に示す矩形マーク26AのエッジE1L,E1Rに対応する。図中右方の2本のエッジ像F2L,F2Rは、矩形マーク26BのエッジE2L,E2Rに対応する。
そして、画像処理部19は、マーク画像6a(エッジ像F1L,F1R,F2L,F2R)に基づいて、ウエハ11のX方向に隣接するサブフィールド24どうしのY方向の繋ぎ合わせずれ量Δを算出し、この算出結果に基づいて繋ぎ合わせ状態を測定する。
【0053】
繋ぎ合わせずれ量Δの算出は、図7のフローチャートの手順にしたがって行われる。画像処理部19は、ステップS11において、マーク画像6a(図6(a)参照)の中に、エッジ像F1L,F1Rの中央部分を含むような測定枠41L,41Rを各々指定し、図6(b)に示すエッジ波形51L,51Rを各々生成する。エッジ波形51L,51Rは、矩形マーク26Aに関わるエッジ波形である。
【0054】
さらに、次のステップS12において、マーク画像6aの中に、エッジ像F2L,F2Rの中央部分を含むような測定枠42L,42Rを各々指定し、図6(b)に示すエッジ波形52L,52Rを各々生成する。エッジ波形52L,52Rは、矩形マーク26Bに関わるエッジ波形である。
【0055】
なお、図6(b)の横軸はエッジ波形51L,51R,52L,52Rのサンプル点(画素)の位置を表し、縦軸は輝度値を表している。図6(b)にて、エッジ波形51L,51R,52L,52Rの輝度値が極小となるボトム付近は、各々、図6(a)のエッジ像F1L,F2L,F2R,F1Rに対応する。
次に、画像処理部19は、ステップS11で生成したエッジ波形51L,51Rの中心位置C1yを、矩形マーク26Aの中心位置C1(図3(c)参照)のY方向成分として検出する(ステップS13)。ここで、既に説明したように、矩形マーク26Aの大きさは、従来の2重マーク(例えば図12の2重マーク50)のうち外側マークと同程度であるため、矩形マーク26Aの中心位置C1のY方向成分を正確に検出することができる。
【0056】
また、画像処理部19は、ステップS12で生成したエッジ波形52L,52Rの中心位置C2yを、矩形マーク26Bの中心位置C2のY方向成分として検出する(ステップS14)。ここで、矩形マーク26Bの大きさも、従来の2重マーク(例えば図12の2重マーク50)のうち外側マークと同程度であるため、矩形マーク26Bの中心位置C2のY方向成分を正確に検出できる。
【0057】
その後、画像処理部19は、ステップS13,S14における各々の検出結果の差(=C2y−C1y)を、矩形マーク26A,26Bの間隔φ(図3(c)も参照)として算出する(ステップS15)。ステップS13,S14の検出結果が正確であるため、矩形マーク26A,26Bの間隔φの算出結果も正確と言える。
そして最後に、ステップS15で算出した間隔φと予め定めた設計値(図5の分割露光用マスク27における間隔φo)とを比較し、例えば間隔φから設計値の間隔φoを減算することにより、ウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしのY方向の繋ぎ合わせずれ量Δを算出する(ステップS16)。繋ぎ合わせずれ量Δの算出結果も正確と言える。なお、比較対象である設計値の間隔φoとは、分割露光用マスク27上での間隔φoではなく、ウエハ11上に投影されたときの間隔φoである。
【0058】
このようにして画像処理部19で算出した繋ぎ合わせずれ量Δは、図3(c)のように矩形マーク26A,26BがY方向に沿って配列された繋ぎ合わせ測定用マーク26を利用して算出したものであり、露光装置30と分割露光用マスク27を用いた分割露光時、ウエハステージ31およびマスクステージ32をY方向にステップ移動させたときの移動誤差が主な原因と考えられる。
【0059】
このため、画像処理部19で算出したY方向の正確な繋ぎ合わせずれ量Δ(繋ぎ合わせ測定装置10の測定結果)を露光装置30のステージ制御装置34にフィードバックして、次回の分割露光時、繋ぎ合わせずれ量Δに基づいてマスクステージ32のY方向の移動量(Yp)を微調整することにより、高精度なY方向のステップ移動が実現する。
【0060】
同様に、矩形マーク26A,26BがX方向に沿って配列された繋ぎ合わせ測定用マーク26を利用し、画像処理部19で算出したX方向の正確な繋ぎ合わせずれ量Δを露光装置30のステージ制御装置34にフィードバックして、次回の分割露光時、繋ぎ合わせずれ量Δに基づいてマスクステージ32のX方向の移動量(Xp)を微調整することにより、高精度なX方向のステップ移動が実現する。
【0061】
上記した第1実施形態の繋ぎ合わせ測定装置10では、ウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしの重なり領域25aに、その長手方向に沿って異なる位置に効率良く配列された矩形マーク26A,26B(繋ぎ合わせ測定用マーク26)を利用するため、重なり領域25aが非常に小さくても、隣接するサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態を精度よく測定できる。その結果、繋ぎ合わせ測定の信頼性が向上する。
【0062】
さらに、1つの重なり領域25aに形成された3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26(図3(b))の各々で間隔φを検出し、各々の間隔φから繋ぎ合わせずれ量Δの成分を抽出し、得られた3つの測定結果を平均化することで、繋ぎ合わせ測定の精度をさらに向上させることができる。
【0063】
また、繋ぎ合わせ測定装置10では、繋ぎ合わせ測定の精度を高く維持しつつ、ウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしの重なり領域25aを小さくできるため、サブフィールド24内の重なり領域25a以外(本来のパターンの転写領域)を大きく確保することができ、良好な分割露光が可能となる。
(第1実施形態の変形例)
なお、1つの重なり領域25aに設けた3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26が同じ構成である例を説明したが、各々の繋ぎ合わせ測定用マーク26の構成が異なる場合にも本発明を適用できる。
【0064】
構成が異なる場合としては、矩形マーク26A,26Bの設計値の間隔φoが繋ぎ合わせ測定用マーク26ごとに異なる場合が考えられる。また、矩形マーク26A,26Bの中心位置C1,C2を正確に検出可能な範囲であれば、その寸法Lx,Lyを異ならせても構わない。
さらに、1つの重なり領域25aに3つの繋ぎ合わせ測定用マーク26を設けたが、その数は1つ以上であれば何個でも構わない。
【0065】
また、矩形マーク26A,26Bの中心位置C1,C2の差に基づいて間隔φを求め、間隔φから繋ぎ合わせずれ量Δの成分を抽出する処理例を説明したが、本発明はこれに限定されない。矩形マーク26Aの矩形マーク26B側のエッジE1Rと矩形マーク26Bの矩形マーク26A側のエッジE2Lとの間隔を求め、このエッジの間隔から繋ぎ合わせずれ量Δの成分を抽出しても良い。
【0066】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、請求項2,請求項4に対応する。
第2実施形態では、図8に示す分割露光用マスク37と露光装置30(図4)とを用いた分割露光によって作製されたウエハ11を測定対象とし、このウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態を測定する場合について説明する。
【0067】
分割露光用マスク37には、図8に示すように、各々のサブフィールド28の細長い外縁領域28aに繋ぎ合わせ測定用のマーク群(38A),(38B),(39A),(39B)が各々形成されている。図8(b)は、図8(a)の円形枠37aの部分を拡大した図である。なお、Y方向に対向配置されたマーク群(39A),(39B)は、90度回転でX方向に対向配置されたマーク群(38A),(38B)と一致するため、その説明を省略する。
【0068】
マーク群(38A),(38B)は、各々、3つの矩形マーク38A,38Bからなる。矩形マーク38A,38Bの各々は、サブフィールド28の基準位置を示している。3つの矩形マーク38Aは互いに同寸法である。3つの矩形マーク38Bも互いに同寸法である。矩形マーク38A,38Bの寸法も同じである。つまり、矩形マーク38A,38Bは、上述の矩形マーク35A,35B(図5(b))と同寸法である。
【0069】
また、3つの矩形マーク38Aは、外縁領域28aの長手方向(Y方向)に沿って等しい間隔S5で順に配列され、3つの矩形マーク38Bも、同様に等しい間隔S5で順に配列されている。矩形マーク38Aは、分割露光によりウエハ11に転写されると、図9に示す繋ぎ合わせ測定用マーク46の矩形マーク43Aとなる。また、矩形マーク38Bは、ウエハ11に転写されると、繋ぎ合わせ測定用マーク46の矩形マーク43Bとなる。
【0070】
さらに、1対の矩形マーク38A,38B(つまり1つの繋ぎ合わせ測定用マーク46(図9)を構成する2つの矩形マーク43A,43Bに対応するもの)どうしは、長手方向(Y方向)に沿って異なる位置に形成され、予め定められた設計値の間隔φoを有すると共に、この間隔φoが矩形マーク38A,38Bの間隔S5の半分(つまりφo=(S5)/2)となるように配列されている。
【0071】
このため、3つの矩形マーク38Aと3つの矩形マーク38Bとは、半位相分だけずれた状態(換言すれば逆位相の状態)で配列されたことになる。
このように構成された分割露光用マスク37(図8)と露光装置30(図4)とを用いた分割露光後のウエハ11を現像することにより、ウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしの重なり領域25aには、各々、図9に示すような3つの繋ぎ合わせ測定用マーク46が凹凸パターンとして現れることになる。
【0072】
この場合、3つの繋ぎ合わせ測定用マーク46は、構成が同じであり、重なり領域25aの長手方向(Y方向)に沿って、互いに重ならないような等しい間隔S6をあけて、順に配列される。このような3つの繋ぎ合わせ測定用マーク46の配列(間隔S6)は、繋ぎ合わせずれ量Δの有無に拘わらず不変である。
また、各々の繋ぎ合わせ測定用マーク46は、2つの矩形マーク43A,43Bにより構成されている。2つの矩形マーク43A,43Bは、重なり領域25aの長手方向(Y方向)に沿って異なる位置に配列され、X方向に隣接する2つのサブフィールド24の各々の基準位置を示している。
【0073】
2つの矩形マーク43A,43Bは、長手方向(Y方向)に沿って異なる位置に配列されるため、互いに同寸法とすることができる。本実施形態においても、重なり領域25aの短手方向(X方向)に関する寸法Lxは、重なり領域25aの幅Loより若干小さく(例えば5μm)、重なり領域25aの長手方向(Y方向)に関する寸法Lyは、例えば短手方向(X方向)の寸法Lxと同程度である(正方形状)。これは、従来の2重マーク(例えば図12の2重マーク50参照)のうち外側マークと同程度の大きさである。
【0074】
矩形マーク43Aの中心位置C1と矩形マーク43Bの中心位置C2との間隔φ1(図9(b)参照)は、隣接する2つのサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態がY方向にずれた場合、その繋ぎ合わせずれ量Δに応じて変化し、予め定められた設計値(図8の分割露光用マスク37における間隔φo)とは異なることになる。すなわち、間隔φ1には、設計値(φo=(S5)/2)の成分と、分割露光時に発生した繋ぎ合わせずれ量Δの成分とが含まれる。
【0075】
また、隣接する2つの繋ぎ合わせ測定用マーク46において、一方の繋ぎ合わせ測定用マーク46(以下では符号を46(1)とする)(図9(c)参照)のうち他方の繋ぎ合わせ測定用マーク46(以下では符号を46(2)とする)側に位置する矩形マーク43Bと、繋ぎ合わせ測定用マーク46(2)のうち繋ぎ合わせ測定用マーク46(1)側に位置する矩形マーク43Aとに注目すると、この2つの矩形マーク43A,43Bの中心位置C1,C2の間隔φ2は、次のように変化する。
【0076】
隣接する2つのサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態がY方向にずれた場合、間隔φ2は、その繋ぎ合わせずれ量Δに応じて変化し、予め定められた設計値(図8の分割露光用マスク37における間隔(S5−φo))とは異なることになる。つまり、間隔φ2には、設計値(S5−φo=(S5)/2)の成分と、分割露光時に発生した繋ぎ合わせずれ量Δの成分とが含まれる。
【0077】
このように、図9(b)の間隔φ1と図9(c)の間隔φ2とは、何れも、隣接するサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせずれ量Δに応じて変化することになるが、間隔φ1と間隔φ2との和は常に一定値、つまり繋ぎ合わせ測定用マーク46どうしの間隔S6(図9(a))と等しくなるように保たれる(S6=φ1+φ2)。
【0078】
したがって、第2実施形態における繋ぎ合わせずれ量Δの算出は、例えば、図9(c)に示す繋ぎ合わせ測定用マーク46(1)の2つの矩形マーク43A,43B(以下では符号を43A(1),43B(1)とする)、および、繋ぎ合わせ測定用マーク46(2)のうち繋ぎ合わせ測定用マーク46(1)側に位置する矩形マーク43A(以下では符号を43A(2)とする)を用いて行われる。
【0079】
つまり、第2実施形態における繋ぎ合わせずれ量Δの算出は、2つの繋ぎ合わせ測定用マーク46(1),46(2)のうち隣接する3つの矩形マーク43A(1),43B(1),43A(2)を用いて行われる(図10)。
【0080】
なお、矩形マーク43A(1)は、請求項2の「矩形状の第1マーク」に対応する。矩形マーク43A(2)は「矩形状の第2マーク」に対応し、矩形マーク43B(1)は「矩形状の第3マーク」に対応する。繋ぎ合わせ測定用マーク46(1),46(2)は総じて「マーク部」に対応する。
さらに、矩形マーク43A(1)に対応する分割露光用マスク37(図8)上の矩形マーク35Aは、請求項4の「矩形状の第1マーク」に対応する。矩形マーク43A(2)に対応する矩形マーク35Aは「矩形状の第2マーク」に対応する。矩形マーク43B(1)に対応する矩形マーク35Bは「矩形状の第3マーク」に対応する。
【0081】
次に、図11のフローチャートを用い、第2実施形態における繋ぎ合わせずれ量Δの算出手順について説明する。第2実施形態でも、繋ぎ合わせずれ量Δの算出は画像処理部19(図1)が実行する。このとき視野領域内には2つ以上の繋ぎ合わせ測定用マーク46を含む観察領域が位置決めされ、その観察領域の画像が取り込まれる。
【0082】
そして画像処理部19は、観察領域の画像の中に現れたエッジ像に基づいて、図10の矩形マーク43A(1),43B(1),43A(2)に関わるエッジ波形を各々生成する(ステップS21)。次に、得られたエッジ波形に基づいて、矩形マーク43A(1),43A(2)の中心位置C1のY方向成分、および、矩形マーク43B(1)の中心位置C2のY方向成分を検出する(ステップS22)。
【0083】
ここで、既に説明したように、矩形マーク43A(1),43B(1),43A(2)の大きさは、従来の2重マーク(例えば図12の2重マーク50)のうち外側マークと同程度であるため、矩形マーク43A(1),43B(1),43A(2)の中心位置C1,C2のY方向成分を正確に検出することができる。
その後、画像処理部19は、ステップS22における検出結果を用いて、矩形マーク43A(1),43B(1)の間隔φ1を算出する(ステップS23)と共に、矩形マーク43A(2),43B(1)の間隔φ2を算出する(ステップS24)。ステップS22の検出結果が正確であるため、間隔φ1,φ2の算出結果も正確と言える。
【0084】
そして最後に、ステップS23,S24で算出した間隔φ1,φ2を比較し、間隔φ1,φ2の減算値を1/2倍することにより、ウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしのY方向の繋ぎ合わせずれ量Δを算出する(ステップS25)。繋ぎ合わせずれ量Δの算出結果も正確と言える。
この場合にも、算出したY方向の正確な繋ぎ合わせずれ量Δを露光装置30のステージ制御装置34にフィードバックして、次回の分割露光時、繋ぎ合わせずれ量Δに基づいてマスクステージ32のY方向の移動量(Yp)を微調整することにより、高精度なY方向のステップ移動が実現する。
【0085】
同様に、X方向に沿って配列された矩形マーク43A(1),43B(1),43A(2)を利用し、画像処理部19で算出したX方向の正確な繋ぎ合わせずれ量Δをフィードバックして、次回の分割露光時、繋ぎ合わせずれ量Δに基づいてマスクステージ32のX方向の移動量(Xp)を微調整することにより、高精度なX方向のステップ移動が実現する。
【0086】
上記した第2実施形態によれば、ウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしの重なり領域25aに、その長手方向に沿って異なる位置に効率良く配列された矩形マーク43A,43B(繋ぎ合わせ測定用マーク46)を利用するため、重なり領域25aが非常に小さくても、隣接するサブフィールド24どうしの繋ぎ合わせ状態を精度よく測定できる。その結果、繋ぎ合わせ測定の信頼性が向上する。
【0087】
さらに、1つの重なり領域25aに形成された3つの繋ぎ合わせ測定用マーク46(図9)のうち、隣接する3つの矩形マーク(例えば図10の43A(1),43B(1),43A(2)参照)の組み合わせを任意に複数通り選択して(図9では最大4通り)、各々の組み合わせで間隔φ1,φ2を検出し、得られた間隔φ1,φ2から繋ぎ合わせずれ量Δの成分を抽出し、複数の測定結果(Δ)を平均化することにより、測定精度をさらに向上させることができる。
【0088】
また、第2実施形態では、繋ぎ合わせずれ量Δの算出(図11のステップS25)に当たって、予め定められた設計値(間隔φo)との比較が不要なため、繋ぎ合わせ測定の前処理として“ウエハ11上に投影されたときの間隔φo”を精度良く求める必要がない。このため、繋ぎ合わせ測定を簡易に実行できる。
さらに、第2実施形態でも、繋ぎ合わせ測定の精度を高く維持しつつ、ウエハ11の隣接するサブフィールド24どうしの重なり領域25aを小さくできるため、サブフィールド24内の重なり領域25a以外(本来のパターンの転写領域)を大きく確保することができ、良好な分割露光が可能となる。
【0089】
(第2実施形態の変形例)
なお、1つの重なり領域25aに設けた3つの繋ぎ合わせ測定用マーク46が同じ構成である例を説明したが、矩形マーク43A,43Bの中心位置C1,C2を正確に検出可能な範囲であれば、各々の繋ぎ合わせ測定用マーク26の矩形マーク43A,43Bの寸法Lx,Lyを異ならせても構わない。
【0090】
さらに、1つの重なり領域25aに3つの繋ぎ合わせ測定用マーク46を設けたが、その数は2つ以上であれば何個でも構わない。
また、図10に示すように、1つの繋ぎ合わせ測定用マーク46と、これに隣接する1つの矩形マーク43A(または43B)とを組み合わせた構成にも、本発明は適用できる。
【0091】
さらに、3つの矩形マーク43A,43B,43A(または43B,43A,43B)の中心位置C1,C2の差に基づいて間隔φ1,φ2を求め、間隔φ1,φ2から繋ぎ合わせずれ量Δの成分を抽出する処理例を説明したが、本発明はこれに限定されない。隣接する矩形マーク43A,43Bのエッジどうしの間隔(例えば図3(c)のエッジE1RとエッジE2Lの間隔参照)を求め、得られた2つのエッジ間隔M1,M2から繋ぎ合わせずれ量Δの成分を抽出しても良い(Δ=(M1−M2)/2)。
【0092】
(全体の変形例)
なお、繋ぎ合わせ測定用マーク26を構成する2つの矩形マーク26A,26Bが同寸法である例、および、繋ぎ合わせ測定用マーク46を構成する2つの矩形マーク43A,43Bが同寸法である例を説明したが、各々の中心位置C1,C2やエッジ位置を正確に検出可能な範囲であれば、矩形マーク26Aと矩形マーク26Bの寸法を異ならせても構わないし、矩形マーク43Aと矩形マーク43Bの寸法を異ならせても構わない。
【0093】
また、各々の矩形マーク(26A,26B,43A,43B)の寸法Lyと寸法Lxが同程度である例(正方形状の矩形マーク)を説明したが、中心位置C1,C2やエッジ位置を正確に検出可能な範囲であれば、寸法Lyと寸法Lxを異ならせても構わない(長方形状の矩形マーク)。
さらに、繋ぎ合わせ測定マーク26,46を構成する2つの矩形マークが、ボックス状の凹凸構造である例(エッジ対が1つ)を説明したが、例えばフレーム状の凹凸構造のようにエッジ対が2つ存在する場合にも、本発明は適用できる。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、サブフィールド(分割パターン領域)どうしの重なり領域が小さくても、精度良く繋ぎ合わせ状態を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】繋ぎ合わせ測定装置10の全体構成を示す図である。
【図2】ウエハ11上のチップ23の配列(a)と、複数のサブフィールド24の配列(b)を説明する図である。
【図3】1つのサブフィールド24の構成(a)と、繋ぎ合わせ測定用マーク26の配列(b)および構成(c)を示す図である。
【図4】露光装置30の概略構成図(a)と、分割露光を説明する図(b),(c)である。
【図5】分割露光用マスク27上のサブフィールド28の配列(a)と、マーク群(35A),(35B)などの配列(b)を示す図である。
【図6】1つの繋ぎ合わせ測定用マーク26の画像(a)と、エッジ波形(b)の例を示す図である。
【図7】繋ぎ合わせ測定装置10における測定手順を示すフローチャートである。
【図8】分割露光用マスク37上のサブフィールド28の配列(a)と、マーク群(38A),(38B)などの配列(b)を示す図である。
【図9】繋ぎ合わせ測定用マーク46の配列(b)および構成(c)を示す図である。
【図10】第2実施形態の繋ぎ合わせ測定に用いる3つの矩形マーク43A(1),43B(1),43A(2)を説明する図である。
【図11】第2実施形態の繋ぎ合わせ測定の手順を示すフローチャートである。
【図12】従来の2重マークの一例を説明する概略図である。
【符号の説明】
10 繋ぎ合わせ測定装置
11 ウエハ
12 検査ステージ
13 光源
14 照明レンズ
15 プリズム
16 対物レンズ
17 結像レンズ
18 撮像素子
19 画像処理部
23 チップ
24,28 サブフィールド
25,25a 重なり領域
26,46 繋ぎ合わせ測定用マーク
26A,26B,35A,35B,36A,36B,38A,38B,39A,39B,43A,43B 矩形マーク
27,37 分割露光用マスク
28a 外縁領域
29 転写領域
30 露光装置
31 ウエハステージ
32 マスクステージ
33 投影レンズ
34 ステージ制御装置

Claims (4)

  1. 細長い重なり領域を介して隣接して基板に転写された第1の分割パターン領域と第2の分割パターン領域との前記重なり領域に、前記第1の分割パターン領域の基準位置を示す矩形状の第1マークと前記第2の分割パターン領域の基準位置を示す矩形状の第2マークとを、前記重なり領域の長手方向に沿って異なる位置に配列してなるマーク部に基づいて、前記第1の分割パターン領域と前記第2の分割パターン領域との繋ぎ合わせ状態を測定する繋ぎ合わせ測定装置であって、
    前記マーク部の画像を取り込み、前記第1マークと前記第2マークとの間隔を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された間隔に基づいて、前記第1の分割パターン領域と前記第2の分割パターン領域との繋ぎ合わせずれ量を算出する算出手段とを備えた
    ことを特徴とする繋ぎ合わせ測定装置。
  2. 細長い重なり領域を介して隣接して基板に転写された第1の分割パターン領域と第2の分割パターン領域との前記重なり領域に、前記第1の分割パターン領域の基準位置を示す矩形状の第1マークおよび第2マークと前記第2の分割パターン領域の基準位置を示す矩形状の第3マークとを、前記重なり領域の長手方向に沿って異なる位置に配列し、かつ、前記第1マークと前記第2マークとの間に前記第3マークを配置してなるマーク部に基づいて、前記第1の分割パターン領域と前記第2の分割パターン領域との繋ぎ合わせ状態を測定する繋ぎ合わせ測定装置であって、
    前記マーク部の画像を取り込み、前記第1マークと前記第3マークとの間隔を検出すると共に、前記第2マークと前記第3マークとの間隔を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された2つの間隔を比較することにより、前記第1の分割パターン領域と前記第2の分割パターン領域との繋ぎ合わせずれ量を算出する算出手段とを備えた
    ことを特徴とする繋ぎ合わせ測定装置。
  3. 分割露光によって基板の異なる位置に転写される複数の分割パターン領域が2次元配列された分割露光用マスクであって、
    前記分割パターン領域は、所定方向に細長い形状を有すると共に該所定方向に垂直な方向に対向配置された2つの外縁領域を含み、
    前記2つの外縁領域のうち一方には、当該分割パターン領域の基準位置を示すと共に繋ぎ合わせ測定用の矩形状の第1マークが設けられ、
    前記2つの外縁領域のうち他方には、前記所定方向に沿って前記第1マークとは異なる位置に、当該分割パターン領域の基準位置を示すと共に繋ぎ合わせ測定用の矩形状の第2マークが設けられ、
    前記第1マークと前記第2マークとは、予め定められた間隔を有する
    ことを特徴とする分割露光用マスク。
  4. 分割露光によって基板の異なる位置に転写される複数の分割パターン領域が2次元配列された分割露光用マスクであって、
    前記分割パターン領域は、所定方向に細長い形状を有すると共に該所定方向に垂直な方向に対向配置された2つの外縁領域を含み、
    前記2つの外縁領域のうち一方には、当該分割パターン領域の基準位置を示すと共に繋ぎ合わせ測定用の矩形状の第1マークおよび第2マークが設けられ、
    前記2つの外縁領域のうち他方には、前記所定方向に沿って前記第1マークおよび前記第2マークとは異なる位置でかつ前記第1マークと前記第2マークとの間に、当該分割パターン領域の基準位置を示すと共に繋ぎ合わせ測定用の矩形状の第3マークが設けられ、
    前記第1マークと前記第3マークとは、予め定められた間隔を有し、
    前記第2マークと前記第3マークとは、予め定められた間隔を有する
    ことを特徴とする分割露光用マスク。
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