JP4300802B2 - マーク位置検出装置、マーク位置検出方法、重ね合わせ測定装置、および、重ね合わせ測定方法 - Google Patents

マーク位置検出装置、マーク位置検出方法、重ね合わせ測定装置、および、重ね合わせ測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上の被検マークの位置を検出するマーク位置検出装置、マーク位置検出方法、重ね合わせ測定装置、および、重ね合わせ測定方法に関し、特に、半導体素子などの製造工程における高精度な位置検出に好適なマーク位置検出装置などに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、半導体素子や液晶表示素子の製造工程では、マスク(レチクル)に形成された回路パターンをレジスト膜に焼き付ける露光工程と、レジスト膜の露光部分または未露光部分を溶解する現像工程とを経て、レジスト膜に回路パターン(レジストパターン)が転写され、このレジストパターンをマスクとしてエッチングや蒸着などを行うことにより(加工工程)、レジスト膜の直下に隣接している所定の材料膜に回路パターンが転写される(パターン形成工程)。
【0003】
次いで、上記所定の材料膜に形成された回路パターンの上に別の回路パターンを形成するには、同様のパターン形成工程が繰り返される。パターン形成工程を何回も繰り返し実行することにより、様々な材料膜の回路パターンが基板(半導体ウエハや液晶基板)の上に積層され、半導体素子や液晶表示素子の回路が形成される。
【0004】
ところで、上記の製造工程では、様々な材料膜の回路パターンを精度よく重ね合わせるため、各々のパターン形成工程のうち露光工程の前に、マスクと基板とのアライメントを行い、さらに、現像工程の後でかつ加工工程の前に、基板上のレジストパターンの重ね合わせ状態の検査を行い、製品の歩留まり向上を図っている。
【0005】
ちなみに、マスクと基板とのアライメント(露光工程の前)は、マスク上の回路パターンと、1つ前のパターン形成工程で基板上に形成された回路パターンとのアライメントであり、各々の回路パターンの基準位置を示すアライメントマークを用いて行われる。
また、基板上のレジストパターンの重ね合わせ状態の検査(加工工程の前)は、1つ前のパターン形成工程で形成された回路パターン(以下「下地パターン」という)に対するレジストパターンの重ね合わせ検査であり、下地パターンとレジストパターンの各々の基準位置を示す重ね合わせマークを用いて行われる(例えば特許文献1参照)。
【0006】
そして、これらのアライメントマークや重ね合わせマーク(総じて「被検マーク」という)の位置検出は、この被検マークを装置の視野領域内に位置決めし、CCDカメラなどを用いて被検マークの画像80(図7(a))を取り込み、画像80中から被検マークのエッジ対に関わるエッジ信号81,82(図7(b))を抽出し、得られたエッジ信号81,82の中心座標C80に基づいて行われる。なお、図7(b)の横軸は画像80のサンプル点の位置を表し、縦軸は輝度値を表す。
【0007】
また、画像80中からエッジ信号81,82を抽出するに当たっては、信号ノイズの低減を図るために、前処理として、いわゆるプロジェクション処理が行われる。
プロジェクション処理とは、画像80中に現れたエッジ対の像を広く含むような測定枠83,84の中で画像信号を積算する処理である。積算方向は、中心座標C80の検出方向に垂直な方向である。プロジェクション処理では、画像信号の積算数が多いほど信号ノイズの低減効果を上げることができる。
【0008】
そして、画像80の測定枠83,84の中でのプロジェクション処理後、得られた低ノイズな画像信号のうち輝度値の急変部分がエッジ信号81,82として抽出され、エッジ信号81,82の中心座標C80に基づいて、被検マークの位置検出が行われる。低ノイズな画像信号から抽出されたエッジ信号81,82も低ノイズである。このため、被検マークの位置を再現性よく検出できる。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−25879号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したプロジェクション処理では、図7(a)に示すように、被検マークのエッジ対の像が直線形状であることを前提としている。このため、図8(a)の画像85のように、エッジ対の像の形状が丸みを帯びている場合には、エッジ対の像を広く含むような測定枠86,87の中で画像信号を積算すると、次の問題が生じてしまう。
【0011】
つまり、測定枠86,87内での積算後の画像信号も、そこから抽出されたエッジ信号88,89(図8(b))も、ブロードな信号波形となるため、エッジ信号88,89の中心座標C85を再現性よく求めることができず、結果として、被検マークの位置も再現性よく検出できない。
【0012】
なお、被検マークの位置検出の再現性が低下する問題は、上記したエッジ対の像の形状が丸みを帯びている場合(図8(a))に限らず、エッジ対の像の形状が直線形状から外れている場合には、同様に起こりうる。
本発明の目的は、被検マークのエッジ対の像の形状に拘わらず再現性よく被検マークの位置を検出できるマーク位置検出装置、マーク位置検出方法、重ね合わせ測定装置、および、重ね合わせ測定方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のマーク位置検出装置は、基板上で第1方向に対向配置されたエッジ対を含む被検マークの画像を取り込む画像取込手段と、前記画像中で前記第1方向に垂直な第2方向に沿って異なる複数の箇所から前記エッジ対に関わるエッジ信号を抽出する抽出手段と、前記複数の箇所で抽出された前記エッジ信号の各々における前記第1方向の中心座標を算出すると共に、それら中心座標の平均値から前記被検マークの前記第1方向の位置を算出する位置算出手段とを備え、前記位置算出手段は、前記平均値の算出に先立ち、前記エッジ信号の各々における前記中心座標のうち閾値から外れたものを異常値として除去するものである。
【0014】
本発明のマーク位置検出方法は、基板上で第1方向に対向配置されたエッジ対を含む被検マークの画像を取り込む画像取込工程と、前記画像中で前記1方向に垂直な第2方向に沿って異なる複数の箇所から前記エッジ対に関わるエッジ信号を抽出する抽出工程と、前記複数の箇所で抽出された前記エッジ信号の各々における前記第1方向の中心座標を算出すると共に、それら中心座標の平均値から前記被検マークの前記第1方向の位置を算出する位置算出工程とを備え、前記位置算出工程では、前記平均値の算出に先立ち、前記エッジ信号の各々における前記中心座標のうち閾値から外れたものを異常値として除去するものである。
【0015】
本発明の重ね合わせ測定装置は、本発明のマーク位置検出装置を用いて、基板の異なる層に形成された複数のパターンの各々の基準位置を示す被検マークの位置を各々検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記各々の位置の差に基づいて、前記複数のパターンどうしの重ね合わせずれ量を算出するずれ量算出手段とを備えたものである。
【0016】
本発明の重ね合わせ測定方法は、本発明のマーク位置検出方法を用いて、基板の異なる層に形成された複数のパターンの各々の基準位置を示す被検マークの位置を各々検出する検出工程と、前記検出工程により検出された前記各々の位置の差に基づいて、前記複数のパターンどうしの重ね合わせずれ量を算出するずれ量算出工程とを備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
ここでは、本実施形態のマーク位置検出装置について、図1に示す重ね合わせ測定装置10を例に説明する。
【0018】
重ね合わせ測定装置10は、図1に示すように、ウエハ11を支持する検査ステージ12と、ウエハ11側に向けて照明光L1を射出する照明光学系(13〜15)と、ウエハ11の像を形成する結像光学系(16,17)と、撮像素子18と、画像処理部19とで構成されている。
この重ね合わせ測定装置10について具体的に説明する前に、ウエハ11(基板)の説明を行う。
【0019】
ウエハ11には、複数の回路パターン(何れも不図示)が異なる層に形成されている。最上層の回路パターンは、レジスト膜に転写されたレジストパターンである。つまり、ウエハ11は、1つ前のパターン形成工程で形成された下地パターンの上に別の回路パターンを形成する工程の途中(レジスト膜に対する露光・現像後で且つ材料膜に対するエッチング加工前)の状態にある。
【0020】
そして、ウエハ11の下地パターンに対するレジストパターンの重ね合わせ状態が重ね合わせ測定装置10によって検査される。このため、ウエハ11の表面には、重ね合わせ状態の測定に用いられる重ね合わせマーク30(図2)が形成されている。図2は重ね合わせマーク30の平面図である。
重ね合わせマーク30は、大きさが異なる2つのマーク(つまり外側マーク31と内側マーク32)により構成されている。また、外側マーク31,内側マーク32はボックス状の凹凸構造である。
【0021】
このため、外側マーク31は、X方向に対向配置された1つのエッジ対(つまり左側のエッジE1Lと右側のエッジE1R)を含み、内側マーク32も、X方向に対向配置された1つのエッジ対(つまり左側のエッジE2Lと右側のエッジE2R)を含む。外側マーク31,内側マーク32のY方向に関しても同様である。さらに、重ね合わせマーク30は、そのサイズが非常に小さい。例えば、外側マーク31のサイズX1が5μm程度、内側マーク32のサイズX2が2μm程度である。つまり、重ね合わせマーク30は、露光機の解像度の性能以下の微小マークである。このため、外側マーク31のエッジ対(E1L,E1R)の形状も、内側マーク32のエッジ対(E2L,E2R)の形状も、丸みを帯びている。
【0022】
また、外側マーク31,内側マーク32は、一方が下地マーク、他方がレジストマークである。下地マーク,レジストマークは、各々、下地パターン,レジストパターンと同時に形成され、下地パターン,レジストパターンの基準位置を示す。外側マーク31,内側マーク32は、請求項の「被検マーク」に対応する。
図示省略したが、レジストマーク,レジストパターンと、下地マーク,下地パターンとの間には、加工対象となる材料膜(不図示)が形成されている。この材料膜は、重ね合わせ測定装置10による重ね合わせ検査後、レジストマーク,レジストパターンの下地マーク,下地パターンに対する重ね合わせ状態が正確な場合に、実際に加工される。
【0023】
重ね合わせ測定装置10による重ね合わせ検査は、詳細は後述するように、外側マーク31の位置Aと内側マーク32の位置Bとの差(重ね合わせずれ量R)を測定し、得られた重ね合わせずれ量Rが許容範囲内に含まれるか否かの判断により行われる。
さて次に、重ね合わせ測定装置10(図1)の具体的な構成説明を行う。
【0024】
検査ステージ12は、図示省略したが、ウエハ11を水平状態に保って支持するホルダと、このホルダを水平方向(XY方向)に駆動するXY駆動部とで構成されている。検査ステージ12のホルダの法線方向をZ方向とする。
検査ステージ12のホルダをXY方向に移動させることにより、ウエハ11のうち重ね合わせマーク30(図2)が形成された観察領域を、結像光学系(16,17)の視野領域内に位置決めすることができる。
【0025】
照明光学系(13〜15)は、光軸O1に沿って順に配置された光源13と照明レンズ14とプリズム15とで構成されている。プリズム15は、反射透過面15aが光軸O1に対して略45°傾けられ、結像光学系(16,17)の光軸O2上にも配置されている。照明光学系(13〜15)の光軸O1は、結像光学系(16,17)の光軸O2に垂直である。
【0026】
結像光学系(16,17)は、光軸O2に沿って順に配置された対物レンズ16と結像レンズ17とで構成されている(光学顕微鏡部)。結像光学系(16,17)の光軸O2は、Z方向に平行である。結像レンズ17は、第2対物レンズとして機能する。なお、対物レンズ16と結像レンズ17との間には、照明光学系(13〜15)のプリズム15が配置されている。
【0027】
上記の照明光学系(13〜15)および結像光学系(16,17)において、光源13から射出された光は、照明レンズ14を介してプリズム15に導かれ、その反射透過面15aで反射した後(照明光L1)、対物レンズ16側に導かれる。そして、対物レンズ16を通過した後(照明光L2)、検査ステージ12上のウエハ11に入射する。このとき、視野領域内に位置決めされた観察領域(重ね合わせマーク30(図2)を含む)は、照明光L2により略垂直に照明される。
【0028】
そして、照明光L2が照射されたウエハ11の観察領域からは、そこでの凹凸構造(重ね合わせマーク30)に応じて反射光L3が発生する。この反射光L3は、対物レンズ16とプリズム15とを介して結像レンズ17に導かれ、対物レンズ16と結像レンズ17の作用によって撮像素子18の撮像面上に結像される。その結果、撮像素子18の撮像面上には、反射光L3に基づく観察領域の拡大像(反射像)が形成される。
【0029】
撮像素子18は、複数の画素が2次元配列されたエリアセンサ(例えばCCDカメラ)であり、撮像面上の拡大像を撮像し、画像信号を画像処理部19に出力する。画像信号は、複数のサンプル点からなり、撮像素子18の撮像面における各画素ごとの輝度値に関する分布(輝度分布)を表している。
画像処理部19は、撮像素子18からの画像信号に基づいて、ウエハ11の観察領域(重ね合わせマーク30を含む)の拡大像を画像として取り込む。ここで、ウエハ11の観察領域に含まれる重ね合わせマーク30の画像(以下「マーク画像40」という)には、図3に示すように、X方向に沿って4本のエッジ像F1L,F2L,F2R,F1Rが現れる。マーク画像40中でのX方向は、ウエハ11上でのX方向に対応する。
【0030】
このうち、外側の2本のエッジ像F1L,F1Rは、図2に示す外側マーク31のエッジ対(E1L,E1R)に対応し、内側の2本のエッジ像F2L,F2Rは、内側マーク32のエッジ(E2L,E2R)に対応する。これらのエッジ像F1L,F2L,F2R,F1Rは、何れも、図2に示すエッジ対(E1L,E1R)(E2L,E2R)と同様、その形状が丸みを帯びている。
【0031】
そして、画像処理部19は、マーク画像40のうち、外側マーク31に関わるエッジ像F1L,F1Rに基づいて外側マーク31のX方向の位置Aを検出すると共に、内側マーク32に関わるエッジ像F2L,F2Rに基づいて内側マーク32のX方向の位置Bを検出し(後述する)、その後、外側マーク31と内側マーク32とのX方向の重ね合わせずれ量Rを算出する。
【0032】
なお、ウエハ11の観察領域のマーク画像40には、Y方向(マーク画像40中でのX方向に垂直な方向)に沿って、外側マーク31,内側マーク32のエッジ像が同様に現れる。そして、外側マーク31,内側マーク32のY方向の位置A,Bおよび重ね合わせずれ量も、X方向と同じ手順で算出可能である。このため、以下では、「X方向」に関する説明のみを行い、「Y方向」に関する説明を省略する。
【0033】
ここで、上記の照明光学系(13〜15)と結像光学系(16,17)と撮像素子18と画像処理部19とは、総じて請求項の「画像取込手段」に対応する。画像処理部19は、請求項の「抽出手段」,「位置算出手段」,「ずれ量算出手段」に対応する。マーク画像40中でのX方向,Y方向は、「第1方向」,「第2方向」に対応する。
【0034】
本実施形態の重ね合わせ測定装置10において、外側マーク31,内側マーク32のX方向の位置A,Bの検出と重ね合わせずれ量Rの算出は、図4のフローチャートの手順にしたがって行われる。
画像処理部19は、ステップS1において、マーク画像40(図3)を取り込み、ステップS2において、マーク画像40中に現れたエッジ像F1L,F1Rを広く含むような測定枠41L,41R(図5(a))を各々指定する。この測定枠41L,41Rは、外側マーク31のX方向の位置Aの検出に用いられる枠である。
【0035】
また同じステップS2において、画像処理部19は、同様に、マーク画像40中に現れたエッジ像F2L,F2Rを広く含むような測定枠42L,42Rも各々指定する。この測定枠42L,42Rは、内側マーク32のX方向の位置Bの検出に用いられる枠である。
そして、次のステップS3において、画像処理部19は、測定枠41L,41Rの中の測定ラインSA1〜SANごとに(例えば図5(a)ではN=20)、画像信号の輝度値の急変部分をエッジ信号43L,43R(図5(b))として抽出すると共に、測定枠42L,42Rの中の測定ラインSB1〜SBMごとに(例えば図5(a)ではM=11)、画像信号の輝度値の急変部分をエッジ信号44L,44Rとして抽出する。
【0036】
図5(b)の横軸はエッジ信号43L,43R,44L,44Rのサンプル点(画素)の位置を表し、縦軸は輝度値を表している。図5(b)にて、エッジ信号43L,43R,44L,44Rの輝度値が極小となるボトム付近は、各々、図5(a)のエッジ像F1L,F2L,F2R,F1Rに対応する。
ここで、測定ラインSA1〜SAN,SB1〜SBMの各々は、マーク画像40中でのX方向に沿った1ライン分に相当する。また、測定ラインSA1〜SANどうしは、マーク画像40中でのY方向に沿って異なるラインである。同様に、測定ラインSB1〜SBMどうしも、マーク画像40中でのY方向に沿って異なるラインである。
【0037】
すなわち、ステップS3では、測定枠41L,41Rの中でY方向に沿って異なるN個の箇所(測定ラインSA1〜SANの各々)でエッジ信号43L,43Rが抽出され、測定枠42L,42Rの中でY方向に沿って異なるM個の箇所(測定ラインSB1〜SBMの各々)でエッジ信号44L,44Rが抽出されたことになる。
また、マーク画像40中からエッジ信号43L,43R,…を抽出する際の前処理としてプロジェクション処理を実行しないため、ステップS3で抽出されたN個のエッジ信号43L,43RとM個のエッジ信号44L,44Rは、何れも、信号ノイズを多く含むことになるが、急峻な信号波形を保つことができる。
【0038】
次いで、画像処理部19は、ステップS4において、N個のエッジ信号43L,43Rの各々の中心座標A1〜ANをサンプルとして算出すると共に、M個のエッジ信号44L,44Rの各々の中心座標B1〜BMをサンプルとして算出する。中心座標A1〜AN,B1〜BMの算出は、左右のエッジ信号(例えば43Lと43R)の各々のボトム位置に基づいて行ってもよいし、各々の信号波形(エッジプロファイル)から相関法を用いて行ってもよい。
【0039】
ステップS4の処理の結果、測定枠41L,41Rの中でY方向に沿って異なるN個の箇所(測定ラインSA1〜SANの各々)で中心座標A1〜ANが算出され、測定枠42L,42Rの中でY方向に沿って異なるM個の箇所(測定ラインSB1〜SBMの各々)で中心座標B1〜BMが算出されたことになる。
そして次に、画像処理部19は、ステップS5において、中心座標A1〜AN,B1〜BMの評価と選別を行う。つまり、中心座標A1〜ANと予め定めた閾値ASとを比較し、閾値ASから外れたデータを異常値として自動的に除去する。また、中心座標B1〜BMと予め定めた閾値BSとを比較し、閾値BSから外れたデータも異常値として自動的に除去する。
【0040】
閾値AS,BSの具体例としては次の2通りが考えられる。
(1) ステップS4で算出された全ての中心座標A1〜ANの平均値と標準偏差σを求め、平均値から3σ(統計的ばらつき)の2倍以上の上下限値を閾値ASとする。閾値BSも同様とする。この場合、特定の中心座標が他の中心座標から著しく逸脱していると、その特定の中心座標が異常値として自動的に除去される。
【0041】
(2) ステップS4で算出された全ての中心座標A1〜ANの平均値を求め、平均値から所定範囲Δ(例えば±50nm)の上下限値を閾値ASとする。閾値BSも同様とする。なお、所定範囲Δは、重ね合わせマーク30のサイズごとに、想定される重ね合わせずれ量Rを考慮して、設定することが好ましい。
このようにして中心座標A1〜AN,B1〜BMの評価と選別が終了すると、画像処理部19は、次のステップS6において、閾値AS内の有効な中心座標(A1〜AN)に基づいて平均値AHを求め、この平均値AHに基づいて、外側マーク31のX方向の位置Aを検出する。さらに、閾値BS内の有効な中心座標(B1〜BM)に基づいて平均値BHを求め、この平均値BHに基づいて、内側マーク32のX方向の位置Bを検出する。
【0042】
本実施形態では、急峻な信号波形のN個のエッジ信号43L,43R(図5(b))から各々の中心座標A1〜ANを算出し、閾値AS内の有効な中心座標(A1〜AN)の平均値AHに基づいて外側マーク31のX方向の位置Aを検出するため、信号ノイズの影響を低減でき、マーク画像40中に現れたエッジ像F1L,F1Rの形状が丸みを帯びていても、外側マーク31の位置Aを再現性よく検出できる。
【0043】
同様に、急峻な信号波形のM個のエッジ信号44L,44R(図5(b))から各々の中心座標B1〜BNを算出し、閾値BS内の有効な中心座標(B1〜BN)の平均値BHに基づいて内側マーク32のX方向の位置Bを検出するため、信号ノイズの影響を低減でき、マーク画像40中に現れたエッジ像F2L,F2Rの形状が丸みを帯びていても、内側マーク32の位置Bを再現性よく検出できる。
【0044】
最後に(ステップS7)、画像処理部19は、ステップS6で検出した外側マーク31の位置Aと内側マーク32の位置Bとの差に基づいて、X方向の重ね合わせずれ量Rを算出する。
本実施形態では、上記のように再現性よく位置A,Bを検出できるため、ステップS7における重ね合わせずれ量Rの算出も再現性よく行うことができる。その結果、ウエハ11の重ね合わせ検査(下地パターンに対するレジストパターンの重ね合わせ状態の検査)における信頼性が向上する。
【0045】
なお、上記した実施形態では、露光機の解像度の性能以下である微小な重ね合わせマーク30(エッジ対の形状が丸みを帯びたマーク)を位置検出や重ね合わせ測定の対象としたが、本発明は、エッジ対の形状を故意に丸くしたマークや、露光機の解像度の性能より大きなマーク(エッジ対が直線形状のマーク)を対象とする場合にも適用できる。
【0046】
マークのエッジ対が直線形状の場合でも、そのサイズが重ね合わせ測定装置10の光学顕微鏡部(16,17)の分解能以下であると、画像処理部19に取り込まれたマーク画像の中では、エッジ対の像の形状が丸みを帯びてしまう(図3のエッジ像F1L,F1R,…と同様)ためである。この場合にも、図4の手順を実行することで、マークの位置を再現性よく検出することができる。また、重ね合わせずれ量の算出も再現性よく行うことができる。
【0047】
また、エッジ対の像の形状が丸みを帯びている場合(図3のエッジ像F1L,F1R,…参照)に限らず、エッジ対の像の形状が直線形状から外れている場合には、本発明を適用することにより、マークの位置検出の再現性を向上させることも、重ね合わせずれ量の算出の再現性を向上させることもできる。
ここで、図6(a)に示すマーク画像50のように、外側マークに関わるエッジ像F1L,F1Rと内側マークに関わるエッジ像F2L,F2Rが本来は直線形状であるにも拘わらず、エッジ対に付着したゴミの像51の影響でエッジ像F1Lの形状が直線形状から外れてしまった場合を例に、外側マークの位置検出について説明する。
【0048】
この場合にも、図4のステップS1〜S3の手順を実行することで、測定枠41L,41Rの中でY方向に沿って異なるN個の箇所(測定ラインSA1〜SANの各々)でエッジ信号43L,43R(図6(b))を抽出することができる。N個のエッジ信号43Lのうち、ゴミの像51が重なった部分に対応するエッジ信号52は、信号波形が歪んでいる。
【0049】
このため、次のステップS4において、N個のエッジ信号43L(エッジ信号52を含む)の各々の中心座標A1〜ANをサンプルとして算出すると、信号波形の歪んだエッジ信号52の中心座標AEのみが他の中心座標から著しく逸脱することになる。しかし、このような特異点(中心座標AE)は、ステップS5で異常値として自動的に除去することができる。
【0050】
したがって、エッジ対に付着したゴミの像51の影響でエッジ像F1Lの形状が直線形状から外れてしまった場合でも、ゴミの影響を受けることなく、外側マークの位置を再現性よく検出することができる。また、重ね合わせずれ量の算出も再現性よく行うことができる。
(変形例)
上記した実施形態では、マーク画像中での1ライン分に相当する測定ラインSA1〜SAN,SB1〜SBM(図5(a),図6(a))ごとにエッジ信号43L,43R,44L,44R(図5(b),図6(b))を抽出する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。
【0051】
例えば、マーク画像中での複数ライン分に相当する測定ラインごとにエッジ信号を抽出しても構わない。この場合、複数ライン分の画像信号を加算または平均化することで、1つの測定ラインの画像信号を生成し、得られた画像信号の輝度値の急変部分をエッジ信号として抽出する。エッジ信号の抽出を複数の測定ラインの各々で行い、抽出された複数のエッジ信号の中心座標を利用することで、位置検出の再現性を向上させることができる。
【0052】
エッジ信号の抽出に用いられる複数の測定ラインの位置は、上記した実施形態のように連続しても構わないし、離れていても構わない(各々の測定ラインは、マーク画像中での1つ以上のライン分に相当)。
また、上記した実施形態では、図4のステップS5で中心座標(サンプル)の評価と選別を行ったが、この処理を省略しても構わない。エッジ対の像の形状が左右対称(図5(a)参照)の場合には、各々の測定ラインで抽出したエッジ信号の中心座標(サンプル)がその平均値の近傍に分布するので、ステップS5の処理を省略しても、再現性よく位置検出を行うことができる。
【0053】
さらに、上記した実施形態では、重ね合わせマーク30を構成する外側マーク31,内側マーク32がボックス状の凹凸構造である例(エッジ対が1つ)を説明したが、例えばフレーム状の凹凸構造のようにエッジ対が2つ存在する場合にも、本発明は適用できる。
また、上記した実施形態では、重ね合わせ測定装置10内の画像処理部19によって、エッジ信号の抽出処理や位置A,Bの検出処理などを行ったが、重ね合わせ測定装置10に接続された外部のコンピュータを用いた場合でも、同様の効果を得ることができる。
【0054】
さらに、上記した実施形態では、重ね合わせ測定装置10を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、マスクに形成された回路パターンをレジスト膜に焼き付ける露光工程の前に、マスクとウエハ11とのアライメントを行う装置(露光装置のアライメント系)にも適用できる。この場合には、ウエハ11上に形成されたアライメントマークの位置を再現性よく検出することができる。また、単一の被検マークとカメラの基準位置との光学的位置ずれを検出する装置にも本発明は適用できる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被検マークのエッジ対の像の形状に拘わらず再現性よく被検マークの位置を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】重ね合わせ測定装置10の全体構成を示す図である。
【図2】ウエハ11に形成された重ね合わせマーク30の平面図である。
【図3】重ね合わせマーク30の画像を説明する図である。
【図4】重ね合わせ測定装置10における位置検出および重ね合わせ測定の手順を示すフローチャートである。
【図5】重ね合わせマーク30の画像(a)とエッジ信号(b)を説明する図である。
【図6】ゴミの像が重なっているマーク画像の例(a)とエッジ信号(b)を説明する図である。
【図7】エッジ対の像が直線形状である場合の画像例を示す図である。
【図8】エッジ対の像が丸みを帯びている場合の画像例を示す図である。
【符号の説明】
10 重ね合わせ測定装置
11 ウエハ
12 検査ステージ
13 光源
14 照明レンズ
15 プリズム
16 対物レンズ
17 結像レンズ
18 撮像素子
19 画像処理部
30 重ね合わせマーク
40,50 マーク画像
41,42 測定枠
43,44,52 エッジ信号
51 ゴミの像

Claims (4)

  1. 基板上で第1方向に対向配置されたエッジ対を含む被検マークの画像を取り込む画像取込手段と、
    前記画像中で前記第1方向に垂直な第2方向に沿って異なる複数の箇所から前記エッジ対に関わるエッジ信号を抽出する抽出手段と、
    前記複数の箇所で抽出された前記エッジ信号の各々における前記第1方向の中心座標を算出すると共に、それら中心座標の平均値から前記被検マークの前記第1方向の位置を算出する位置算出手段とを備え
    前記位置算出手段は、
    前記平均値の算出に先立ち、前記エッジ信号の各々における前記中心座標のうち閾値から外れたものを異常値として除去する
    ことを特徴とするマーク位置検出装置。
  2. 基板上で第1方向に対向配置されたエッジ対を含む被検マークの画像を取り込む画像取込工程と、
    前記画像中で前記1方向に垂直な第2方向に沿って異なる複数の箇所から前記エッジ対に関わるエッジ信号を抽出する抽出工程と、
    前記複数の箇所で抽出された前記エッジ信号の各々における前記第1方向の中心座標を算出すると共に、それら中心座標の平均値から前記被検マークの前記第1方向の位置を算出する位置算出工程とを備え
    前記位置算出工程では、
    前記平均値の算出に先立ち、前記エッジ信号の各々における前記中心座標のうち閾値から外れたものを異常値として除去する
    ことを特徴とするマーク位置検出方法。
  3. 請求項1に記載のマーク位置検出装置を用いて、基板の異なる層に形成された複数のパターンの各々の基準位置を示す被検マークの位置を各々検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記各々の位置の差に基づいて、前記複数のパターンどうしの重ね合わせずれ量を算出するずれ量算出手段とを備えた
    ことを特徴とする重ね合わせ測定装置。
  4. 請求項2に記載のマーク位置検出方法を用いて、基板の異なる層に形成された複数のパターンの各々の基準位置を示す被検マークの位置を各々検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出された前記各々の位置の差に基づいて、前記複数のパターンどうしの重ね合わせずれ量を算出するずれ量算出工程とを備えた
    ことを特徴とする重ね合わせ測定方法。
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