JP4027919B2 - 芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法 - Google Patents
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Description
常温で結晶性である水酸基価が75のエチレングリコール/1,4−ブチレングリコールのポリエステルポリオール(分子量1500g/mol、融点40〜45℃)120gとジメチロールプロピオン酸9gをN−メチル−2−ピロリドン13.5gに溶解させた溶液を20分間混合した。前記混合溶液に4,4−メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI、分子量250.26g/mol)を22.1g添加して30分間反応し、OH型ポリウレタンプレポリマーを製造した。
前記実施例1と同様に製造するが、4,4−メチレンジフェニルジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートの量を各々14.7gと26.2gとして使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、4,4−メチレンジフェニルジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートの量を各々7.4gと32.7gとして使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、4,4−メチレンジフェニルジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートの量を各々22.1gと17.0gとして使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、4,4−メチレンジフェニルジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートの量を各々22.1gと22.2gとして使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、4,4−メチレンジフェニルジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートの量を各々22.1gと24.9gとして使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、4,4−メチレンジフェニルジイソシアネートの代わりにトルエンジイソシアネート(TDI、分子量174.2g/mol)15.3gを使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、4,4−メチレンジフェニルジイソシアネートの代わりに1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI、分子量210.2g/mol)18.5gを使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、イソホロンジイソシアネート(IPDI)の代わりに1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI、分子量168.2g/mol)14.8gを使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、イソホロンジイソシアネート(IPDI)の代わりに4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート (H12MDI、分子量262.35g/mol)23.1gを使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、ジメチロールプロピオン酸とトリメチルアミンの量を各々10.8gと8.15gとして使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、ジメチロールプロピオン酸とトリメチルアミンの量を各々7.2gと5.43gとして使用し、ポリウレタン−ウレア水分散体を得た。
前記実施例1と同様に製造するが、HO型ポリウレタンプレポリマーの製造時、芳香族イソシアネート(MDI)の代わりに脂肪族イソシアネート(IPDI)を使用し反応を行った。
前記実施例1と同様に製造するが、NCO型ポリウレタンプレポリマーの製造時、芳香族イソシアネート(MDI)を使用し反応を行った。
前記実施例1〜12と比較例1、2から得られたポリウレタン−ウレア水分散体を次のような方法により粒子の大きさ、粘度、重量平均分子量、残留NCOを測定して、表1と図1、2に示した。
1)粒子の大きさ:光散乱測定装置(DLS、Brookhaven Instruments社)を用いて測定した。全てのサンプルは25℃水分散状態であり、超音波粉砕機(sonicator, Sonics & Materials社)により粒子の大きさの測定前に再分散された。
2)分子量及び分子量分布:ゲル透過クロマトグラフィー(GPC, Waters社)を使用し測定した。採取した後乾燥された試料をテトラヒドロフラン(THF)溶媒に質量部で0.5%溶かした後、μ−styragel series(103, 104 Å pore size-HR 3、HR 4)カラムを使用し常温でゲル透過クロマトグラフィーに投入した。溶媒のTHFの流速は0.7mL/分として、遅延時間に対する分子量の検量曲線(standard curve)は、PS(polystylene) standardで補正した。検出器は、RI detector(Waters 410)を使用した。この際、検量に使用した標準試料として使用されたPSの分子量は、重量平均分子量1270、13100、196000、1230000及び3900000である。
3)粘度:標準ブルックフィールド粘度計(Brookfield viscometer, Brookfield Engineering Laboratories社)を用いて測定した。蒸留水を使用し標準を決め、恒温槽を使用しサンプルを25℃で恒温を保持した。正確性を高めるために、全てのサンプルを2〜3回繰り返し実験した。
4)残留NCO検出:水分散性ポリウレタンを製造した後、ウレタン結合を確認するためにKBrに各々の採取試料を薄く塗布し十分乾燥した後、結合状態をFT−IR(ATI Mattson社のGenesis Series)を使用して確認した。
前記実施例1〜12及び比較例1から得られたポリウレタン−ウレア水分散体の物性を測定するためにポリウレタン−ウレアフィルムを製造して、次の測定方法により引張強度、100%modulus、延伸率及びガラス転移温度などの機械的・熱的物性値を測定して、次の表2に示した。比較例2の場合、ゲル化現象によりフィルム形成自体が不可能であったため、物性分析から除外した。
前記実施例1〜12及び比較例1から得られた水分散されたポリウレタン−ウレア溶液を水平な表面に塗布し、これを常温で乾燥してポリウレタン−ウレアフィルムを製造した。前記製造されたポリウレタン−ウレアフィルムの異形時、他の媒質の表面から観察できる接着力によるフィルムの変形を防ぐためにテフロン(登録商標)表面を主に利用し、また、異形させた後水分に露出されることを防止するために、フィルムをデシケーター中に保管した。
1)機械的物性(引張強度、100%modulus及び延伸率):引張試験機(UTM、Kinston社)を用いて測定した。ポリウレタン−ウレアフィルムは、水分との接触を遮断するために測定前に48時間25℃のデシケーター中で保存した。ポリウレタンサンプルは、0.8±0.1mmの厚さのダンベル状に切断した。測定引張試験機の初期間隔は20mmであり、10mm/分の引張速度で剥離実験を行った。この際、同一試験に使用される試験片は六つ以上を使用し、引張強度が最大値を有する三つを選択して各々に対する平均値を求めた。
Claims (9)
- 30℃以上の融点を有する結晶性ポリオールを30質量%以上含有するポリエステルポリオールとジメチロールプロピオン酸(DMPA)とを50〜60℃で90〜120rpmで反応させた後、芳香族イソシアネート化合物を添加しさらに20〜40分間反応させて水酸基(OH)型プレポリマーを製造する第1の段階;
前記水酸基型プレポリマーを70〜80℃に昇温した後、脂肪族イソシアネート化合物を過量添加反応させてイソシアネート(NCO)型プレポリマーを製造する第2の段階;
前記イソシアネート型プレポリマーを50〜70℃に冷却して、3級アミンを加え20〜30分間中和反応させる第3の段階;及び
前記中和されたイソシアネート型プレポリマーを600〜1000rpmの速度で攪拌させながら水を加え水分散させた後、鎖伸長剤を加え2〜4時間反応させて鎖伸長する第4の段階
を含むことを特徴とする、芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。 - 前記結晶性ポリオールが、エチレングリコールと1,4−ブチレングリコールとから製造された分子量が500〜4000のものであることを特徴とする、請求項1に記載の芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。
- 前記芳香族イソシアネート化合物が、4,4−メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)及びp−フェニルジイソシアネート(PPDI)の中から選択された1種または2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載の芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。
- 前記芳香族イソシアネート化合物を、使用されるイソシアネート化合物100質量%に対し10〜50質量%使用することを特徴とする、請求項3に記載の芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。
- 前記脂肪族イソシアネート化合物が、イソホロンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート及び4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートの中から選択された1種または2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載の芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。
- 前記水酸基とイソシアネートの比率(NCO/OH)が1.1〜3.0であることを特徴とする、請求項1に記載の芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。
- 前記3級アミンとして、ジメチルアミノエタノール、N−メチルモルホリン及びトリエチルアミンの中から選択された1種または2種以上を、イソシアネート型プレポリマーのカルボキシル基末端基当量の80〜120%使用することを特徴とする、請求項1に記載の芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。
- 前記鎖伸長剤が、エチレンジアミン、ブチレンジアミン、ペンチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、エチレンジオール、プロピレンジオール、ブチレンジオール、ペンチレンジオール及びヘキサメチレンジオールの中から選択された1種または2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載の芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。
- 前記鎖伸長剤の使用量が、前記NCO型プレポリマーのNCO基当量の30〜100%であることを特徴とする、請求項1に記載の芳香族−脂肪族イソシアネートがハイブリッドされた水分散ポリウレタン−ウレアの製造方法。
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