JPH11228654A - 水性塗料用ポリウレタン系エマルジョン及びそれを用いた水性塗料 - Google Patents

水性塗料用ポリウレタン系エマルジョン及びそれを用いた水性塗料

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JPH11228654A
JPH11228654A JP10052741A JP5274198A JPH11228654A JP H11228654 A JPH11228654 A JP H11228654A JP 10052741 A JP10052741 A JP 10052741A JP 5274198 A JP5274198 A JP 5274198A JP H11228654 A JPH11228654 A JP H11228654A
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JP
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water
polyurethane
emulsion
polyol
polymer
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JP10052741A
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English (en)
Inventor
Takeshi Morishima
剛 森島
Shunsuke Murakami
俊介 村上
Toshiaki Sasahara
俊昭 笹原
Shin Konishi
伸 小西
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水性プラスチック塗料のビヒクルに用いられ
るポリウレタン系エマルジョン、及び、強靱で、密着
性、耐水性に優れ、塗装時の作業性が良好な水性塗料を
提供する。 【解決手段】 (A)ポリエーテルポリオール、ポリカ
ーボネートポリオールから選択されるポリオール、
(B)鎖延長剤、(C)カルボキシル基及び活性水素基
を含有する化合物、(D)有機ポリイソシアネート、
(E)中和剤を反応させて得られるポリウレタン系ポリ
マーの水系エマルジョンであって、該水系エマルジョン
の最低成膜温度が35℃未満であり、該ポリマーの測定
温度25℃における乾式フィルムの鉛筆引っかき値、引
張試験における破断時の強度、伸びがそれぞれ、HB以
下、10〜1200MPa、100〜1500%である
ことを特徴とする水性プラスチック塗料用ポリウレタン
系エマルジョン、及び、前述のポリウレタン系エマルジ
ョンを用いた水性塗料により解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟で、密着性、
耐水性に優れ、塗装時の作業性が良好な水性塗料に用い
られるポリウレタン系エマルジョン及びそれを用いた水
性塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、塗料の分野では、有機溶剤系のも
のが主流であった。しかし、大気汚染防止、消防法上の
規制、労働衛生等の観点から、水系のものが検討されて
いる。例えば、特開平9−31413号公報には引張破
断時強度が170kg/cm2以上、破断時伸びが25
0%以上のポリウレタン樹脂の水性エマルジョンを用い
た自動車用水系塗料が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−31413号公報記載のポリウレタン樹脂は、耐水
性が不十分であることが判明し、湿気や水分に暴露され
るような雰囲気に用いられる塗料としては、その使用に
限界があった。
【0004】本発明は、水性塗料のビヒクルに用いられ
るポリウレタン系エマルジョン、及び、柔軟で、密着
性、耐水性に優れ、塗装時の作業性が良好な水性塗料を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は以下
の(1)、(2)に示されるものである。 (1) (A)ポリエーテルポリオール、ポリカーボネ
ートポリオールから選択されるポリオール、(B)鎖延
長剤、(C)カルボキシル基及び活性水素基を含有する
化合物、(D)有機ポリイソシアネート、(E)中和剤
を反応させて得られるポリウレタン系ポリマーの水系エ
マルジョンであって、該水系エマルジョンの最低成膜温
度が35℃未満であり、該ポリマーの測定温度25℃に
おける乾式フィルムの鉛筆引っかき値、引張試験におけ
る破断時の強度、伸びがそれぞれ、2B以下、1〜12
0MPa、100〜1500%であることを特徴とする
水性塗料用ポリウレタン系エマルジョン。
【0006】(2) 前記(1)のポリウレタン系エマ
ルジョンを用いた水性塗料。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のポリウレタン系エマルジ
ョンに使用される(A)ポリオールは、ポリエーテルポ
リオール及び/又はポリカーボネートポリオールから選
択されるものである。この(A)ポリオールの平均官能
基数は2〜4が好ましく、2〜3が更に好ましい。ま
た、数平均分子量は500〜5,000が好ましく、
1,000〜3,000が更に好ましい。ポリオールの
数平均分子量が下限未満の場合は、塗膜の柔軟性が不十
分となりやすい。また、上限を越えると耐久性が不十分
となりやすい。なお、ポリオールの数平均分子量は、平
均官能基数と末端基定量法により求めた末端基量から算
出したものである。
【0008】ポリエーテルポリオールは、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−
ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9
−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘ
キサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−
ジメタノール、ダイマー酸ジオール、ビスフェノール
A、水素添加ビスフェノールA、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ヘキサントリオール、クオドロール、
ペンタエリスリトール、ソルビトール、シュークロー
ズ、グルコース、フラクトース等の低分子ポリオール
類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トルエン
ジアミン、メタフェニレンジアミン、ジフェニルメタン
ジアミン、キシリレンジアミン等の低分子ポリアミン類
等のような活性水素基を2個以上、好ましくは2〜3個
有する化合物を開始剤として、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のようなア
ルキレンオキサイド類、メチルグリシジルエーテル等の
アルキルグリシジルエーテル類、フェニルグリシジルエ
ーテル等のアリールグリシジルエーテル類、テトラヒド
ロフラン等の環状エーテルモノマーの単品又は混合物か
ら公知の方法により付加重合することで得られる。
【0009】ポリカーボネートポリオールとしては、前
述のポリエーテルポリオールの開始剤に用いられる低分
子ポリオールの1種類以上と、ジアルキルカーボネー
ト、ジアルキレンカーボネート、ジフェニルカーボネー
トとのいずれかの脱アルコール反応、脱グリコール反応
や脱フェノール反応から得られる。なお、前述のポリカ
ーボネートポリオールとポリエステルポリオール(ポリ
ラクトンポリオールを含む)とのエステル交換品も好適
に使用できる。
【0010】本発明に使用される(B)鎖延長剤として
は、前述のポリエーテルポリオールを得る際の開始剤に
用いられる化合物、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−フェニ
ルジプロパノールアミン等のアミノアルコール類が挙げ
られる。本発明で好ましい鎖延長剤は、炭素数2〜15
で、脂肪族ポリオール、脂環族ポリオール、脂肪族ポリ
アミン、脂環族ポリアミンである。
【0011】本発明に使用される(C)カルボキシル基
及び活性水素基を含有する化合物としては、ジメチロー
ルプロピオン酸、ジメチロールブタン酸、ポリアミンと
酸無水物との反応物、ジメチロールプロピオン酸やジメ
チロールブタン酸を開始剤としたラクトン付加物等が挙
げられる。本発明で好ましい(C)カルボキシル基及び
活性水素基を含有する化合物としては、ジメチロールプ
ロピオン酸、ジメチロールブタン酸である。
【0012】本発明に使用される(D)有機ポリイソシ
アネートとしては、2,4−トルエンジイソシアネー
ト、2,6−トルエンジイソシアネート、2,2′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ジフェニルジメチルメタンジイソ
シアネート、ジベンジルジイソシアネート、ナフチレン
ジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、テトラメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト(以後、HDIと略称する)、リジンジイソシアネー
ト、2−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、
3−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、2,
2,4−トリメチルヘキサヘチレン−1,6−ジイソシ
アネート、2,4,4−トリメチルヘキサヘチレン−
1,6−ジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート(以後、IPDIと略
称する)、シクロヘキシルジイソシアネート、水素添加
キシリレンジイソシアネート(以後、H6 XDIと略称
する)、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート
(以後、H12MDIと略称する)、水素添加トリメチル
キシリレンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネー
トがある。これらの有機ジイソシアネートは単独でも用
いることができるし、混合物にして用いても良い。更に
は、これらのアダクト変性体、カルボジイミド変性体、
アロファネート変性体、ビュレット変性体、ウレトジオ
ン変性体、ウレトイミン変性体、イソシアヌレート変性
体等の変性体も使用できる。これらの(D)有機ポリイ
ソシアネートでは、塗料としたときの耐候性、密着性を
考慮すると、HDI、IPDI、H6 XDI、H12MD
Iが好ましい。
【0013】本発明に使用される(E)中和剤として
は、アンモニア、エチルアミン、トリメチルアミン、ト
リエチル アミン、トリイソプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノ
ールアミン、N−フェニルジエタノールアミン、モノエ
タノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチル
エタノールアミン、モルホリン、N−メチルモルホリ
ン、2−アミノ−2−エチル−1−プロパノール等の有
機アミン類、リチウム、カリウム、ナトリウム等のアル
カリ金属、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの無機ア
ルカリ類等が挙げられるが、乾燥後の耐候性や耐水性を
向上させるためには、熱によって容易に解離する揮発性
の高いものが好ましく、アンモニア、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミンが好ましい。また、これら中和剤
は、それぞれ単独又は2種以上の混合物でも使用するこ
とができる。
【0014】なお、(D)中和剤は、ポリウレタン系ポ
リマーに導入されたカルボン酸と塩を形成することにな
る。カルボン酸塩導入量は、ポリウレタン系ポリマー中
に0.05〜1.5mmol/gであり、好ましくは、
0.1〜1.3mmol/gである。カルボン酸塩導入
量が下限未満の場合は、ポリウレタン系ポリマーがうま
く水中に分散しない。上限を越える場合は、乾燥後のポ
リウレタン系ポリマーの耐水性が不足する。なお、エマ
ルジョンのpHは7.5〜10.5が好ましく、8〜1
0が更に好ましい。pHが7.5を下回る場合、ポリウ
レタン系ポリマーの水分散性が不十分となる。また、p
Hが10.5を越える場合は、加水分解反応により、経
時でポリマーの分子切断が生じる場合がある。
【0015】なお、本発明におけるポリウレタン系ポリ
マーは、水分散能を持たせるために、親水基としてカル
ボン酸塩を分子鎖中に導入しているが、必要に応じて、
スルホン酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩等のカルボン酸
塩以外のアニオン性極性基、4級アンモニウム塩等のカ
チオン性極性基、エーテル基等のノニオン性極性基を導
入してもよい。
【0016】本発明において、ポリウレタン系ポリマー
を合成する際、必要に応じて、ポリエステルポリオール
等の他のポリオールや反応停止剤を使用することができ
る。反応停止剤としてはモノアルコール類、モノアミン
類があり、場合によってはアミノアルコール類も反応停
止剤となりうる。また、フェニルイソシアネート、ブチ
ルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート等の
ようなモノイソシアネートも反応停止剤として使用でき
る。
【0017】具体的なモノアルコールとしては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
2−エチルヘキサノール等がある。モノアミンとして
は、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等の
1級アミンや、ジエチルアミン、ジブチルアミン等の2
級アミンがある。アミノアルコールとしては、モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン等が挙げられる。
【0018】本発明に用いられるポリウレタン系ポリマ
ーの製造方法としては、活性水素過剰の雰囲気で反応さ
せるワンショット法や、活性水素化合物と有機ジイソシ
アネートとをイソシアネート基過剰で反応させて、イソ
シアネート基末端プレポリマーを合成しておき、その
後、活性水素化合物、特に鎖延長剤を反応させるプレポ
リマー法等、公知の方法にて合成できる。また、ポリウ
レタン系ポリマーを水と相溶する有機溶剤中で反応後、
水を添加し、その後、有機溶剤を取り除く方法や、溶剤
を使用しないでポリマーを合成し、強制的に水に分散や
溶解させる方法でも得られる。なお、ポリウレタン系ポ
リマーに導入されたカルボン酸と(D)中和剤との塩形
成時期はウレタン化反応の前後を問わない。
【0019】ワンショット法の場合、イソシアネート基
/活性水素基のモル比は、0.5〜1未満であり、好ま
しくは、0.8〜1未満である。0.5未満の場合は、
ポリウレタンポリマーの分子量が小さすぎるため、耐久
性に欠ける。1以上の場合は、ポリマーを合成する際、
ゲル化が起こりやすくなる。
【0020】プレポリマー法の場合、プレポリマー合成
時のイソシアネート基/活性水素基のモル比は、1.1
〜5.0であり、好ましくは1.5〜4.0である。
1.1未満の場合は、プレポリマーの分子量が大きくな
りすぎて、その後の反応工程に進みにくくなる。5.0
を越える場合は、密着性に乏しくなる。
【0021】本発明に用いられるポリウレタン系ポリマ
ーのウレタン基濃度とウレア基濃度の総和は1.0〜
3.0mmol/g、好ましくは1.3〜2.7mmo
l/gである。なお、ウレア基がポリマー中に存在しな
い場合は、ウレタン基濃度が1.0〜3.0mmol/
g、好ましくは1.3〜2.7mmol/gとなる。ウ
レタン基濃度とウレア基濃度の総和が下限未満の場合
は、塗膜の強度や硬度が不十分となりやすい。また、上
限を越える場合は、塗膜の柔軟性や密着性が不十分とな
りやすい。
【0022】有機溶剤を用いる場合、使用できる有機溶
剤としては、トルエン、キシレン、スワゾ−ル(コスモ
石油株式会社製の芳香族系炭化水素溶剤)、ソルベッソ
(エクソン化学株式会社製の芳香族系炭化水素溶剤)等
の芳香族系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶
剤、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブ
チル等のエステル系溶剤、エチレングリコールエチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテ
ルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテ
ート、エチル−3−エトキシプロピオネート等のグリコ
ールエーテルエステル系溶剤、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル系溶剤が挙げられる。前記溶剤は
1種又は2種以上使用することができる。
【0023】本発明に使用するイソシアネート基末端プ
レポリマーや、ポリウレタン系ポリマーを合成する際の
反応触媒としては、公知のいわゆるウレタン化触媒を用
いることができる。具体的には、ジオクチルチンジラウ
レート等の有機金属化合物や、トリエチレンジアミン等
の有機アミンやその塩等が挙げられる。ウレタン化時の
反応温度は、10〜100℃、好ましくは30〜80℃
である。
【0024】このようにして得られるポリウレタン系ポ
リマーの数平均分子量は、5,000以上が好ましく、
特に10,000以上がが好ましい。ポリウレタン系ポ
リマーの数平均分子量が5,000未満の場合は、耐久
性に乏しくなる。なお、本発明において、ポリマーの数
平均分子量は、ポリスチレン検量線によるゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー(GPC)法によって測定
されるものである。
【0025】ポリウレタン系エマルジョンの平均粒径は
10〜3,000nmであり、好ましくは20〜2,8
00nmである。平均粒径が上限を越える場合は、エマ
ルジョンとして存在できなくなる。なお、この平均粒径
とは、動的光散乱法にて測定した値をキュムラント法に
て解析した値である。
【0026】ポリウレタン系エマルジョンの25℃にお
ける粘度は10〜30,000mPa・sであり、好ま
しくは20〜25,000mPa・sである。粘度が上
限を越える場合は、塗料化や塗装が困難となりやすい
【0027】本発明のポリウレタン系エマルジョンの最
低成膜温度(以後、MFTと略称する)が35℃未満で
あり、好ましくは30℃以下である。MFTが35℃以
上の場合は、塗装時に加熱する必要が生じるため、作業
性が悪くなりやすい。また、塗膜の柔軟性や密着性が不
十分となりやすい。なお、MFTとは、エマルジョンの
ポリマー粒子が毛細管圧で、粒子から膜(フィルム)に
変形する温度のことである。MFTより低い温度ので成
膜を試みても、粉末になるか、膜になっても割れてしま
う。本発明におけるMFTの測定方法は、「室井宗一,
高分子ラテックスの化学,高分子刊行会(1970)」
に記載されている温度勾配板法である。
【0028】本発明におけるポリウレタン系ポリマー
の、測定温度25℃における乾式フィルムの鉛筆引っか
き値は2B以下であり、好ましくは3B以下である。鉛
筆引っかき値がBより硬い場合は、塗膜の柔軟性が不足
しやすく、また、塗装品に衝撃が加わった場合は、たや
すく剥離しやすい。なお、鉛筆引っかき値は、JISK
5400(1990)の手かき法に準じた方法で測定し
た値である。
【0029】本発明におけるポリウレタン系ポリマー
の、測定温度25℃における引張試験における破断時の
強度は1〜120MPaであり、好ましくは5〜110
MPaである。また、伸びは100〜1,500%であ
り、好ましくは110〜1,400%である。破断時強
度が上限を越える場合、及び破断時伸びが下限未満の場
合は、塗膜の柔軟性が不十分となりやすい。また、逆の
場合は、塗膜の耐久性が不十分となりやすい。なお、引
張試験における引張速度は、200mm/分で測定した
値である。
【0030】本発明におけるポリウレタン系ポリマーの
ガラス転移温度は、−100〜30℃であり、好ましく
は−80〜20℃である。ガラス転移温度が下限未満の
場合は、塗膜強度や塗膜硬度が不十分となりやすい。ま
た、上限を越える場合は、密着性が不十分となりやす
い。なお、ガラス転移温度は、動的粘弾性のE″(損失
弾性率)が極大となる温度として測定される。動的粘弾
性の測定条件は、昇温速度が2℃/分、周波数が35H
zである。
【0031】本発明のポリウレタン系エマルジョンに
は、必要に応じて水系システムで慣用される添加剤及び
助剤を使用できる。例えば、顔料、ブロッキング防止
剤、分散安定剤、粘度調節剤、レベリング剤、ゲル化防
止剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、無機及び
有機充填剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、補強材、触媒
等を添加することができる。
【0032】また、本発明のポリウレタン系エマルジョ
ンは、他樹脂系のエマルジョンをブレンドして使用でき
る。例えば、アクリルエマルジョン、ポリエステルエマ
ルジョン、ポリオレフィンエマルジョン、ラテックス等
である。
【0033】本発明の水性塗料は、前述のポリウレタン
系エマルジョン、及び、必要に応じて顔料や染料、固形
分や粘度調整のための水、表面張力調整のためのイソプ
ロパノールやN−メチルピロリドンのような有機溶剤、
ブロッキング防止剤、分散安定剤、揺変剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、消泡剤、増粘剤、分散剤、界面活性
剤、触媒、フィラー、滑剤、帯電防止剤、可塑剤等の添
加剤からなり、これらを混合し、ボールミル、サンドグ
ラインドミル等を用いて得られる。得られた塗料は、刷
毛、スプレー等を用いて塗布される。なお、必要に応じ
て、塗布直前に硬化剤を添加して用いても良い。具体的
な硬化剤としては、日本ポリウレタン工業製のアクアネ
ート100、200等のようなポリイソシアネート系の
硬化剤がある。
【0034】
【発明の効果】本発明により、柔軟で、密着性、耐水性
に優れ、塗装時の作業性が良好な水性塗料を提供するこ
とが可能となった。なお、本発明における水性塗料は、
プラスチック用塗料として、特に性能を発揮するが、そ
の他の基材、例えば金属や木工等にも好適に使用でき
る。
【0035】
【実施例】次に、本発明の実施例及び比較例について詳
細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。特にことわりのない限り、実施例中の
「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」及び「重量%」
を意味する。
【0036】〔ポリウレタン系エマルジョンの合成〕 実施例1 攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた反応器
に、アセトンを271部、ポリオール(1)を400.
0部、NPGを10.4部仕込み、40℃にて均一に混
合した。その後、IPDIを58.4部、DBTDLを
0.072部仕込み、60℃で3時間反応させ、あらか
じめアセトンが、322部、DMBAが74.3部、T
EAが50.6部からなるカルボン酸塩溶液を仕込ん
で、更に60℃で2時間反応させて、イソシアネート基
末端プレポリマー溶液を得た。このイソシアネート基末
端プレポリマー溶液に、あらかじめIPAが148部、
IPDAが38.3部、MEAが3.1部からなるアミ
ン液を仕込み、1時間アミン延長反応させた。反応終了
後、水を1136部仕込んで転相させ、その後、ロータ
リーエバポレーターにてアセトンとIPAを除去して、
ポリウレタン系エマルジョンP−1を得た。P−1の固
形分は40.0%、粘度は330cP(25℃)、平均
粒径は60nm、MFTは0℃以下、数平均分子量は3
1,000であった。
【0037】実施例2〜5、比較例1〜3 表1に示す配合で、実施例1と同様にしてP−2〜8を
合成した。合成結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】実施例1〜5、比較例1〜3、表1におい
て ポリオール(1):1,6−ヘキサンジオールとジエチ
ルカーボネートから得られるポリカーボネートポリオー
ル 数平均分子量=2,000、平均官能基数=2 ポリオール(2):ポリ(オキシテトラメチレン)ポリ
オール 平均分子量=2,000、平均官能基数=2 ポリオール(3):ポリオール(1)と、ジエチレング
リコールとアジピン酸から得られる数平均分子量=2,
000、平均官能基数=2のポリエステル(PES)と
のエステル交換品 ポリオール(1)/PES=8/2(重量比) 平均分子量=2,000、平均官能基数=2 ポリオール(4):3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ールとアジピン酸から得られるポリエステルポリオール 数平均分子量=3,000、平均官能基数=2 ポリオール(5):1,6−ヘキサンジオールとジエチ
ルカーボネートから得られるポリカーボネートポリオー
ル 数平均分子量=1,000、平均官能基数=2 ポリオール(6):ポリ(オキシテトラメチレン)ポリ
オール 平均分子量=1,000、平均官能基数=2 NPG :ネオペンチルグリコール IPDI :イソホロンジアミン H12−MDI :水素添加ジフェニルメタンジイソシ
アネート TDI :2,4−トルエンジイソシアネート H6 −XDI :水素添加キシリレンジイソシアネー
ト DBTDL :ジブチルチンジラウレート DMBA :ジメチロールブタン酸 DMPA :ジメチロールプロピオン酸 TEA :トリエチルアミン IPA :イソプロパノール IPDA :イソホロンジアミン MEA :モノエタノールアミン
【0040】平均粒径測定装置:大塚電子(株)製 電
気泳動光散乱系 ELS−800 MFT測定装置:高林理化(株)製 最低成膜温度測定
装置 冷媒:エチレングリコール35%水溶液 雰囲気:乾燥空気中 数平均分子量測定装置:東ソー(株)製 HLC−80
20 カラム:TSKgel G3000H及び4000H
【0041】P−1〜8をキャストして乾燥させ、厚さ
約40μmの乾式フィルムを作成し、各種物性を測定し
た。測定結果を表2に示す。 乾燥条件:80℃×20時間
【0042】物性測定項目: 引張試験 JIS K6301(1995)の4号ダンベルにて打
ち抜いてサンプルを作成した。 引張物性測定装置:オリエンテック(株)製 テンシロ
ン UTA−500 測定条件:引張速度=200mm/分、測定温度=25
℃ ガラス転移温度 動的粘弾性におけるE″が極大となる温度をガラス転移
温度とする。 動的粘弾性測定装置:オリエンテック(株)製 レオバ
イブロン DDV−01FP 測定条件:昇温速度=2℃/分、周波数=35Hz 鉛筆引っかき値 JIS K5400(1990)の手かき法に準じて測
定 測定手順 サンプルを水平な台の上におき、約45度の角度で鉛筆
を持ち、芯が折れない程度で、かつ、できるだけ強く押
しつけながら試験者の前方に、約1cm/秒の速度で約
1cm引っかく。各濃度記号の鉛筆で5回試験し、擦り
傷が2回以上つく鉛筆をそのサンプルの鉛筆硬度とす
る。
【0043】
【表2】
【0044】[塗膜作成] 実施例6 実施例1で調製したP−1に、アクアネート100(自
己乳化型ポリイソシアネート、日本ポリウレタン工業
製)を全固形分に対して20部、キョウワノールM(造
膜助剤 協和発酵工業製)を全固形分に対して15部を
配合して、クリアー塗料を調製した。この塗料を用い
て、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体)板、鋼板にバ−コ−タ−で乾燥塗膜30〜4
0μになるように塗装した後、80℃で20分間乾燥を
行い、更に室温で5時間静置して塗装サンプルを得た。
この塗装サンプルの評価結果を表3に示す。
【0045】実施例7〜10、比較例4〜6 P−1の代わりにP−2〜8を用いて、表5に示す割合
で配合し、クリアー塗料を調製した。これらの塗料を実
施例6と同様の方法で塗装サンプルを得て、同様に評価
した。塗装サンプルの評価結果を表3に示す。
【0046】塗膜評価項目:塗膜の密着性、柔軟性、耐
水性 (密着性)密着性は、JIS K5400(1990)
の付着性における碁盤目テープ法に準じて測定した。 測定手順 ABS板に塗装したサンプルで、塗膜にカッターガイド
を用いてカッターナイフで1mm四方の100個のマス
目状に切れ込みを入れ、その上からセロハンテープで圧
着し、その後瞬間的にはがし、塗膜のはがれ状態を見
る。 評価 10:塗膜のはがれが認められない。 8:塗膜のはがれが0〜5%。 6:塗膜のはがれが5〜15%。 4:塗膜のはがれが15〜35%。 2:塗膜のはがれが35〜65%。 0:塗膜のはがれが65%以上。 (柔軟性)柔軟性は、JIS K5400(1990)
の屈曲試験に準じて評価した。 測定手順 鋼板に塗装したサンプルを直径2mmの心棒を取り付け
た屈曲試験器の本体を開いて平面状にし、心棒との間に
塗布面が心棒に対して外側になるようにサンプルを取り
付け、直ちに心棒の回りに約1秒かけて約180度折り
曲げる。その後、サンプルを取り出し、屈曲部の長辺か
らの両端約10mmずつを除いた残りの部分を目視によ
り観察する。 評価 ○:塗膜に割れ、ひび、はがれが認められない。 ×:塗膜に割れ、ひび、はがれが認められる。 (耐水性)耐水性は、JIS K5400(1990)
の耐水性試験に準じて測定した。 測定手順 ABS板に塗装したサンプルを脱イオン水に25℃で2
週間浸漬させ、その後、サンプルを取り出して水を切
り、目視にて表面状態を観察した。 評価 ○:塗膜に、割れ、ヒビ、白化等が認められない。 ×:塗膜に、割れ、ヒビ、白化等が認められる。
【0047】
【表3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリエーテルポリオール、ポリカ
    ーボネートポリオールから選択されるポリオール、
    (B)鎖延長剤、(C)カルボキシル基及び活性水素基
    を含有する化合物、(D)有機ポリイソシアネート、
    (E)中和剤を反応させて得られるポリウレタン系ポリ
    マーの水系エマルジョンであって、該水系エマルジョン
    の最低成膜温度が35℃未満であり、該ポリマーの測定
    温度25℃における乾式フィルムの鉛筆引っかき値、引
    張試験における破断時の強度、伸びがそれぞれ、2B以
    下、1〜120MPa、100〜1500%であること
    を特徴とする水性塗料用ポリウレタン系エマルジョン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリウレタン系エマルジ
    ョンを用いた水性塗料。
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