JP4027668B2 - レゾルバのステータカバー構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レゾルバのステータカバー構造に関し、特に、輪状ステータ体の周縁に形成した貫通孔を介して各輪状巻線カバーをポッティング処理を用いることなく簡単かつ確実に輪状ステータ体に固定するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のレゾルバのステータカバー構造としては、一般に図5で示される構成が採用されていた。すなわち、図5において符号1で示されるものは輪状ステータ体であり、この輪状ステータ体1の内方に突出して形成された複数の磁極2には、第1、第2輪状絶縁板3、4を介してステータ巻線5が巻回されている。
前記輪状ステータ体1の両面には、樹脂のポッティング処理6又は接着によって第1、第2輪状巻線カバー7、8が取り付けられ、ステータ巻線5を覆う処理がなされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレゾルバのステータカバー構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、ポッティング処理及び接着には、樹脂材料は接着材料を多量に用いるために、客先においてもレゾルバの使用場所、使用環境等に制限を受けることがあると共に、その処理工程では作業者にも多大の負担を強いることになっていた。
また、ポッティング及び接着剤では、各輪状巻線カバーの接着が振動や熱等によって損なわれる可能性も存在していた。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、輪状ステータ体の周縁に形成した貫通孔を介して各輪状巻線カバーをポッティング処理を用いることなく簡単かつ確実に輪状ステータ体に固定するようにしたレゾルバのステータカバー構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるレゾルバのステータカバー構造は、内方へ向けて突出する複数の磁極を有する輪状ステータ体と、前記輪状ステータ体の両面に設けた第1、第2輪状絶縁板を介して前記各磁極に巻回されたステータ巻線と、前記輪磁極ステータの両面に前記ステータ巻線を覆うために設けられた第1、第2輪状巻線カバーとを備えたレゾルバのステータカバー構造において、
前記輪状ステータ体の前記ステータ巻線よりも外側位置に形成された複数の貫通孔と、前記第1輪状巻線カバーの周縁に設けられ前記貫通孔を貫通する複数の第1突起と、前記第2輪状巻線カバーの周縁に設けられ前記第1突起に対応する第2突起とを有し、前記各突起は一体状に接続されている構成であり、また、前記各突起は、超音波によって溶着されている構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるレゾルバのステータカバー構造の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。
図1において符号1で示されるものは輪状ステータ体であり、この輪状ステータ体1の内方に突出して形成された複数の磁極2には、第1、第2輪状絶縁板3、4を介してステータ巻線5が巻回されている。
【0007】
前記輪状ステータ体1の両面には、このステータ巻線5を覆うように第1、第2輪状巻線カバー7、8が設けられている。
前記第1輪状巻線カバー7の周縁に形成された複数の第1突起7aは、前記輪状ステータ体1の前記ステータ巻線5の外側位置に設けられた複数の貫通孔10を貫通して輪状ステータ体1の面1aから突出している。
【0008】
前記第2輪状巻線カバー8の周縁には、前記各第1突起7aに対応した位置にこの第1突起7aよりも長さが短く形成された第2突起8aが形成され、各突起7aと8aは、図1で示されるように互いに接合され、接合面が超音波の加熱によって溶着された溶着部11によって一体となるように結合されている。
従って、この溶着部11は前記面1aよりも軸方向にやや離れて位置している。
尚、この第1、第2輪状巻線カバー7、8は、輪状ステータ体1の何れの面に対しても設けることができる。
【0009】
【発明の効果】
本発明によるレゾルバのステータカバー構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、一方の輪状巻線カバーに設けられた突起を輪状ステータ対の貫通孔に貫通させて他方の輪状巻線カバーの突起に結合させているため、従来のようにポッティング剤や接着剤を必要とせず、組み立てが容易となり、固定への信頼性を向上させることができる。
また、各輪状巻線カバーが離脱する可能性が少ないため、少ない巻線の保護に対する信頼性を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるレゾルバのステータカバー構造を示す半断面図である。
【図2】 図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】 本発明によるレゾルバのステータカバー構造の全体構成を示すための斜視図である。
【図4】 図1の分解斜視図である。
【図5】 従来構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 輪状ステータ体
2 磁極
3、4 第1、第2輪状絶縁板
5 ステータ巻線
7、8 第1、第2輪状巻線カバー
7a、8a 第1、第2突起
10 貫通孔
Claims (2)
- 内方へ向けて突出する複数の磁極(2)を有する輪状ステータ体(1)と、前記輪状ステータ体(1)の両面に設けた第1、第2輪状絶縁板(3、4)を介して前記各磁極(2)に巻回されたステータ巻線(5)と、前記輪状ステータ体(1)の両面に前記ステータ巻線(5)を覆うために設けられた第1、第2輪状巻線カバー(7、8)とを備えたレゾルバのステータカバー構造において、
前記輪状ステータ体(1)の前記ステータ巻線(5)よりも外側位置に形成された複数の貫通孔(10)と、前記第1輪状巻線カバー(7)の周縁に設けられ前記貫通孔(10)を貫通する複数の第1突起(7a)と、前記第2輪状巻線カバー(8)の周縁に設けられ前記第1突起(7a)に対応する第2突起(8a)とを有し、前記各突起(7a、8a)は一体状に接続されていることを特徴とするレゾルバのステータカバー構造。 - 前記各突起(7a、8a)は、超音波によって溶着されていることを特徴とする請求項1記載のレゾルバのステータカバー構造。
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