JP2000188024A - 防水用ホットメルト - Google Patents
防水用ホットメルトInfo
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Abstract
ができるようにして取付け作業の作業性を向上させるこ
とができるとともに線材が飛び出してしまうのを防止す
ることができ、さらに、線材間に隙間が生じるのを確実
に防止して防水性が低下するのを防止することができる
防水用ホットメルトを提供するものである。 【解決手段】 ヒンジ12を介して互いに隣接され、1本
の電線14を保持可能な複数の保持部材13を有し、ヒンジ
12を介して保持部材13を環状に折り曲げ可能なホットメ
ルト11を設けた。
Description
トに関し、詳しくは、車体や電気機器等のパネルに装着
されるワイヤハーネス等の長尺な線材束を隙間なく束ね
て保持することができる防水用ホットメルトに関する。
ハーネス等にあっては、室外と室内の間に亘って介装さ
れることがあり、このような場合には、ワイヤハーネス
をグロメット等を介して車体パネルに装着するようにし
ている。このとき、グロメットによってワイヤハーネス
の外周部が防水されて室外から室外に水が侵入されるの
を防止することができる。
から水が侵入する可能性があり、この場合には、ホット
メルトによって電線間を通して室内に水が侵入するのを
防止するようにしている。
えば、図4(a)に示すようなものがある。図4(a)
において、1はホットメルトであり、このホットメルト
1は、底板2および底板2から立設された先端部にY字
部3aが形成された複数の側板3から構成されている。
に取付ける場合には、図4(b)に示すように側板3の
間に電線4を2本ずつ挿入してワイヤハーネス5をホッ
トメルト1で保持した後、図5に示すようにホットメル
ト1を積層し、次いで、ワイヤハーネス5およびホット
メルト1の外周部に2層構造の熱収縮チューブ6を巻回
した後、熱収縮チューブ6およびホットメルト1を熱風
によって加熱する(図5中、矢印は熱風を示す)。また
は、ホットメルト1、熱収縮チューブ6に磁性粉体を混
入させて高周波により誘導加熱する。
4の間に回り込んで図6(a)に示すように電線4間の
隙間を埋めることにより、電線4間を防水するととも
に、熱収縮チューブ6が収縮してワイヤハーネス5の外
周部に密接する(このときの側面部を図6(b)に示
す)。
うな従来のホットメルト1にあっては、電線4を平面状
の底板2から立設された側板3の間に挿入して加熱する
ようにしていたため、ホットメルト1を加熱したとき
に、図7に示すように、例えば3本の電線4が隣接した
状態になった場合には、電線4の中心にピンホールPが
生じてしまい、電線4間の隙間を埋めることができずに
防止性が低下してしまうという問題があった。
だけであるため、ホットメルト1に衝撃が加えられたと
き等に電線4が側板3間から飛び出してしまうという問
題もあった。
(a)に示すように電線4に単体のホットメルト7を取
付けて加熱するものがあるが、この場合には、電線4に
ホットメルト7を1個ずつ取付けなければならず作業性
が悪い上に、図8(b)に示すようにホットメルト7の
1つが電線4の延在方向にずれた場合には、電線4の間
の隙間を埋めることができず、防水性が悪化してしまう
という不具合が発生してしまった。
けることができるようにして取付け作業の作業性を向上
させることができるとともに線材が飛び出してしまうの
を防止することができ、さらに、線材間に隙間が生じる
のを確実に防止して防水性が低下するのを防止すること
ができる防水用ホットメルトを提供することを目的とし
ている。
上記課題を解決するために、複数の線材を保持して加熱
されると、溶融されて線材の間に回り込むことにより、
線材の間の隙間を埋めることができる防水用ホットメル
トであって、ヒンジを介して互いに隣接され、それぞれ
1本の電線を保持可能な複数の保持部材を有し、前記ヒ
ンジを介して該保持部材を環状に折り曲げ可能なことを
特徴としている。
状にした状態で線材を保持部材に一斉に挿通することが
できるため、ホットメルトに線材を取付ける作業の作業
性を向上させることができる。
後、ヒンジを介して保持部材を環状に折り曲げると、線
材が保持部材から飛び出してしまうのを防止することが
できる上に、保持部材を介してホットメルトを隣接させ
ることができる。この状態でホットメルトを加熱する
と、線材の間にホットメルトが回り込んで線材の間を確
実に埋めることができ、線材間の防水性が低下するのを
防止することができる。
基づいて説明する。
トの一実施形態を示す図である。
て、11は熱を加えると溶融可能な樹脂からなるホットメ
ルトであり、このホットメルト11はR状のヒンジ12を介
して隣接された複数の保持部材13を有し、この保持部材
13はヒンジ12を介して環状に折り曲げ可能になってい
る。また、保持部材13は断面略C字形状をしており、こ
の保持部材13は電線(線材)14を1本ずつ保持可能にな
っている。
スに取付ける場合には、図1(a)に示すように、ヒン
ジ12を介して保持部材13を平面状にした状態で複数の電
線14を保持部材13に一斉に挿通した後、図1(b)に示
すようにヒンジ12を介して保持部材13を環状に折り曲げ
る。
ったワイヤハーネス(線材束)15およびホットメルト11
の外周部に2層構造の熱収縮チューブ16を巻回した後、
熱収縮チューブ16およびホットメルト11を熱風等によっ
て加熱する(図2中、矢印は熱風を示す)。
14の間に回り込んで電線14間の隙間を埋める。
して互いに隣接され、1本の電線14を保持可能な複数の
保持部材13を有し、ヒンジ12を介して保持部材13を環状
に折り曲げ可能なホットメルト11を設けたため、ホット
メルト11に電線15を取付ける場合には、ヒンジ12を介し
て保持部材13を平面状にした状態で電線15を保持部材13
に一斉に挿通することができ、ホットメルト11に電線15
を取付ける作業の作業性を向上させることができる。
た後、ヒンジ12を介して保持部材13を環状に折り曲げる
と、電線15が保持部材13から飛び出してしまうのを防止
することができる上に、保持部材13を介してホットメル
ト11を隣接させることができる。この状態でホットメル
ト11を加熱すると、電線15の間にホットメルト11が回り
込んで電線15の間を確実に埋めることができ、電線15間
の防水性が低下するのを防止することができる。
形状の保持部材13を隣接して設けているが、図3に示す
ようにホットメルト11の背面を接合して積層形状にして
も良い。このようにしても上記効果を得ることができ
る。
介して保持部材を平面状にした状態で線材を保持部材に
一斉に挿通することができるため、ホットメルトに線材
を取付ける作業の作業性を向上させることができる。
後、ヒンジを介して保持部材を環状に折り曲げると、線
材が保持部材から飛び出してしまうのを防止することが
できる上に、保持部材を介してホットメルトを隣接させ
ることができる。この状態でホットメルトを加熱する
と、線材の間にホットメルトが回り込んで線材の間を確
実に埋めることができ、線材間の防水性が低下するのを
防止することができる。
を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はそのホ
ットメルトを丸め込む状態を示す図である。
そのホットメルトおよびワイヤハーネスの外周部に熱収
縮チューブを取付けた状態を示す図である。
はそのホットメルトに電線を挿入する状態を示す図であ
る。
た状態を示す図である。
間が埋められた状態を示す図、(b)はそのホットメル
トおよび熱収縮チューブが取付けられたワイヤハーネス
の側面図である。
ールが発生した状態を示す図である。
けた状態を示す図、(b)はそのホットメルトの一部が
他のホットメルトに対して位置ずれした状態を示す図で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の線材を保持して加熱されると、溶融
されて線材の間に回り込むことにより、線材の間の隙間
を埋めることができる防水用ホットメルトであって、 ヒンジを介して互いに隣接され、それぞれ1本の電線を
保持可能な複数の保持部材を有し、前記ヒンジを介して
該保持部材を環状に折り曲げ可能なことを特徴とする防
水用ホットメルト。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP36675698A JP3613045B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 熱溶融樹脂 |
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---|---|---|---|
JP36675698A JP3613045B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 熱溶融樹脂 |
Publications (2)
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JP3613045B2 JP3613045B2 (ja) | 2005-01-26 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP36675698A Expired - Fee Related JP3613045B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 熱溶融樹脂 |
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- 1998-12-24 JP JP36675698A patent/JP3613045B2/ja not_active Expired - Fee Related
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