JP3599480B2 - 光ケーブル用クロージャ - Google Patents
光ケーブル用クロージャ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3599480B2 JP3599480B2 JP12021496A JP12021496A JP3599480B2 JP 3599480 B2 JP3599480 B2 JP 3599480B2 JP 12021496 A JP12021496 A JP 12021496A JP 12021496 A JP12021496 A JP 12021496A JP 3599480 B2 JP3599480 B2 JP 3599480B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical cable
- closure
- connecting member
- optical
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ケーブル用のクロージャの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ケーブル用クロージャは、図3に示すように、上下に2分割される構造の樹脂成形品からなるクロージャハウジング1を有し、該クロージャハウジング1にはその両端から光ケーブル2の先端がそれぞれ挿入され、該クロージャハウジング1内で光ケーブル用固定金具3によりそれぞれ固定されている。
光ケーブル2が貫通するクロージャハウジング1の両端部は、ゴム製の貫通部シール材4でシールされている。
両光ケーブル用固定金具3は、クロージャハウジング1内の底部に設けられた金属製の連結部材5の両端上にそれぞれ絶縁板11を介して立設されている。
これら光ケーブル用固定金具3および連結部材5により両側の光ケーブル2が機械的に連結されている。
【0003】
各光ケーブル2の先端から露出された金属製の光ケーブルテンションメンバ6は、光ケーブル用テンションメンバ固定金具7でそれぞれ固定されている。
これら光ケーブル用テンションメンバ固定金具7も絶縁板11を介して連結部材5上に立設されている。
これら光ケーブル用テンションメンバ固定金具7の間の連結部材5上には、余長収納ケース8が多段に積み重ねられて設けられている。
双方の光ケーブル2の端部から引き出されて相互に接続された光ファイバ心線14の光ファイバ接続部と余長部とが、これら余長収納ケース8内に収納されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような光ケーブル用クロージャにおいて、例えば一方の光ケーブル2に落雷等による短絡事故が発生した場合に、他方の光ケーブル2に類が及ばないように光ケーブル用固定金具3および光ケーブル用テンションメンバ固定金具7は連結部材5と絶縁を取るために絶縁板11を介して連結部材5上に立設されている。絶縁板11としては、FRP製、ゴム製等適宜の電気絶縁製材料のものが使用されている。
【0005】
ところで、光ケーブル用クロージャは光ケーブル2の光ファイバ接続部と余長部とが納まる最少の寸法となっているので、上記のように絶縁を取るために絶縁板11を介して連結部材5上に光ケーブル用固定金具3および光ケーブル用テンションメンバ固定金具7を立設組み立てる作業は、設備の整った工場内の作業台上で予め組み立てる場合であっても煩雑で手間暇の掛かる作業性の悪いものであった。特に、洞道内や柱上等の身動きの制約のある作業現場においてはより困難で煩雑な作業となっていた。
また、絶縁板11は連結部材5上に少なくとも2個必要である等コストアップを招いていた。
【0006】
本発明は上記の課題を解決し、部品点数を少なくしてコストダウンをはかり、組み立て作業が容易で生産性の向上を可能にした光ケーブル用クロージャを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために以下のような手段を有している。
【0008】
本発明のうち請求項1の光ケーブル用クロージャは、クロージャハウジング内の両端に光ケーブル用固定金具がそれぞれ設けられ、前記クロージャハウジング内の双方の前記光ケーブル用固定金具の間に余長収納ケースと一対の光ケーブル用テンションメンバ固定金具とが設けられている光ケーブル用クロージャにおいて、前記光ケーブル用固定金具および前記光ケーブル用テンションメンバ固定金具は絶縁性材料からなる連結部材に固着されていることを特徴とする。
【0009】
本発明のうち請求項2の光ケーブル用クロージャは、クロージャハウジング外の少なくとも一端には接地端子が設けられていることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項1の光ケーブル用クロージャによれば、光ケーブル用固定金具と光ケーブル用テンションメンバ固定金具とが絶縁性材料からなる連結部材に固着されるので、固定金具と連結部材との間に電気的絶縁をとる部材を別途設ける必要がない分部品点数が少なくなりコストダウンが達成される。
また、光ケーブル用固定金具と光ケーブル用テンションメンバ固定金具とを連結部材に固着する際にも、固定金具と連結部材との間に別の部材を介在しないで直接固着できるので、組み立て作業が容易となり作業能率が向上する。
特に作業場所の制約がある、例えば洞道内や柱上等であっても容易に組み立て作業を行うことが可能となる。
【0011】
本発明の請求項2の光ケーブル用クロージャによれば、クロージャハウジング外の少なくとも一端には接地端子が設けられているので、光ケーブル用クロージャに接続固着された一方の光ケーブルに落雷等による短絡事故が発生した場合に、接地端子に接続された接地線によってアースさせることができ、他方の光ケーブルに影響を及ぼすことを回避することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の光ケーブル用クロージャを実施の形態により詳細に説明する。図1(イ)、(ロ)は、本発明の光ケーブル用クロージャ10を示すものである。光ケーブル用クロージャ10は上下に2分割される構造の樹脂成形品からなるクロージャハウジング1と、クロージャハウジング1の両端部に設けられたゴム製の貫通部シール材4と、クロージャハウジング1内に装着される光ケーブルを固定する一対の光ケーブル用固定金具3と、一対の光ケーブル用固定金具3の間に配置された光ケーブル用テンションメンバを固定する一対の光ケーブル用テンションメンバ固定金具7と、一対の光ケーブル用テンションメンバ固定金具7の間に設けられた光ファイバ接続部とその余長部を収納する余長収納ケース8および光ケーブル用固定金具3、光ケーブル用テンションメンバ固定金具7と余長収納ケース8を固着する連結部材15を備えている。
【0013】
本発明の光ケーブル用クロージャ10の特徴は連結部材15にある。
すなわち、連結部材15は絶縁性材料、例えばFRP等からなるもので、一対の光ケーブル用固定金具3および一対の光ケーブル用テンションメンバ固定金具7は、クロージャハウジング1内の底部に設けられた連結部材15の両端上にそれぞれ直接ボルト等で立設されて固着される。
一対の光ケーブル用固定金具3および一対の光ケーブル用テンションメンバ固定金具7は、連結部材15に工場で出荷前に予め組み立てられる場合もあるが、光ケーブルの敷設現場での光ケーブル接続時にその場で組み立てられる場合もある。
【0014】
また、光ケーブル用クロージャ10にはクロージャハウジング1外の一方の端部に接地端子16が設けられていて、他方の端部にはガス封入バルブ17が設けられている。
【0015】
図2は、本実施の形態の光ケーブル用クロージャ10に光ケーブル2の接続部が収納された状態を示すものである。
図2に示すように、クロージャハウジング1にはその両端から光ケーブル2の先端がそれぞれ挿入され、該クロージャハウジング1内で光ケーブル用固定金具3によりそれぞれ固定されている。
光ケーブル2が貫通するクロージャハウジング1の両端部は、ゴム製の貫通部シール材4でシールされていることは従来の光ケーブル用クロージャと同様である。
連結部材15は絶縁性材料、例えばFRP等からなるもので、両光ケーブル用固定金具3は、クロージャハウジング1内の底部に設けられた連結部材15の両端上にそれぞれ直接立設されて図示していないボルト等によって固着されている。
【0016】
これら光ケーブル用固定金具3および連結部材15により両側の光ケーブル2が電気的に絶縁状態に且つ機械的に連結される。
また、各光ケーブル2の先端からケーブルシースが段剥ぎされて露出した、例えば鋼線からなる光ケーブルテンションメンバ6が、光ケーブル用テンションメンバ固定金具7によってそれぞれ固定されている。
これら光ケーブル用テンションメンバ固定金具7も連結部材15の両端上にそれぞれ直接立設されて図示していないボルト等によって固着されている。
これら光ケーブル用テンションメンバ固定金具7および連結部材15により両側の光ケーブル2の光ケーブルテンションメンバ6が電気的に絶縁状態に且つ機械的に連結される。
【0017】
上記の光ケーブル用テンションメンバ固定金具7の間の連結部材15上には、余長収納ケース8が多段に積み重ねられて、連結部材15に立設した余長収納ケース架台9に保持されている。
双方の光ケーブル2の端部から引き出されて相互に接続された光ファイバ心線14の光ファイバ接続部と余長部とが、これら余長収納ケース8内に収納されるようになっている。
上述のように光ケーブルの接続部が収納された光ケーブル用クロージャ10内にガス封入バルブ17から、例えば窒素ガス等が封入される。
また、クロージャハウジング1外の一方の端部に設けられた接地端子16に接地線18が接続されてアースされている。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のうち請求項1の光ケーブル用クロージャによれば、光ケーブル用固定金具と光ケーブル用テンションメンバ固定金具とが絶縁性材料からなる連結部材に固着されるので、固定金具と連結部材との間に電気的絶縁をとる部材を別途設ける必要がない分部品点数が少なくなりコストダウンが達成される。
また、光ケーブル用固定金具と光ケーブル用テンションメンバ固定金具とを連結部材に固着する際にも、固定金具と連結部材との間に別の絶縁部材を介在しないで直接固着できるので、組み立て作業が容易となり作業能率が向上する。
【0019】
本発明の請求項2の光ケーブル用クロージャによれば、クロージャハウジング外の少なくとも一端には接地端子が設けられているので、光ケーブル用クロージャに接続固着された一方の光ケーブルに落雷等による短絡事故が発生した場合に、接地端子に接続された接地線によってアースさせることができ、他方の光ケーブルに影響を及ぼすことを回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明の光ケーブル用クロージャの一実施の形態の平面を示す断面図、(ロ)は図(イ)の正面を示す断面図である。
【図2】図1の光ケーブル用クロージャの使用状態を示す断面図である。
【図3】従来の光ケーブル用クロージャの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 クロージャハウジング
2 光ケーブル
3 光ケーブル用固定金具
4 貫通部シール材
6 テンションメンバ
7 光ケーブル用テンションメンバ固定金具
8 余長収納ケース
10 光ケーブル用クロージャ
14 光ファイバ心線
15 連結部材
16 接地端子
Claims (2)
- クロージャハウジング内の両端に光ケーブル用固定金具がそれぞれ設けられ、前記クロージャハウジング内の双方の前記光ケーブル用固定金具の間に余長収納ケースと一対の光ケーブル用テンションメンバ固定金具とが設けられている光ケーブル用クロージャにおいて、前記光ケーブル用固定金具および前記光ケーブル用テンションメンバ固定金具は絶縁性材料からなる連結部材に固着されていることを特徴とする光ケーブル用クロージャ。
- クロージャハウジング外の少なくとも一端には接地端子が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル用クロージャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12021496A JP3599480B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 光ケーブル用クロージャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12021496A JP3599480B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 光ケーブル用クロージャ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09304630A JPH09304630A (ja) | 1997-11-28 |
JP3599480B2 true JP3599480B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=14780724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12021496A Expired - Fee Related JP3599480B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 光ケーブル用クロージャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3599480B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6032937B2 (ja) | 2012-02-29 | 2016-11-30 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 光ファイバケーブル接続器 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP12021496A patent/JP3599480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09304630A (ja) | 1997-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2875862B2 (ja) | 圧接ターミナル | |
GB2282922A (en) | Insulating electrical connection | |
JP3599480B2 (ja) | 光ケーブル用クロージャ | |
JP2000188024A (ja) | 防水用ホットメルト | |
JP2946264B2 (ja) | 電気接続用ボルトの固定構造 | |
JP3107139B2 (ja) | 配線箱 | |
KR100345470B1 (ko) | 저압케이블의 설치용 직선클램프 | |
JPH07193965A (ja) | 電力ケーブル接続箱 | |
CN216121774U (zh) | 一种防冷却收缩的电缆电线 | |
JP2000114577A (ja) | 太陽電池モジュール取付架台 | |
CN221862357U (zh) | 护线盒、线束安装结构及车辆 | |
JPH06295765A (ja) | コネクタハウジング用ブーツ | |
JP3036827B2 (ja) | ケーブル終端箱 | |
JPS5933144Y2 (ja) | ケ−ブル插入型高圧カットアウトとケ−ブルとの接続部 | |
JP3006333B2 (ja) | 光ファイバユニット内蔵形電力ケーブル用終端接続部 | |
US8505191B2 (en) | Method for assembling electric power supply cables on a stator | |
JP3247008B2 (ja) | 電力ケーブルの導体接続装置 | |
JPH11111361A (ja) | シールド電線用防水保護カバー | |
JP2003297451A (ja) | ジョイントコネクタの固定構造 | |
JP3424800B2 (ja) | ワイヤーハーネスの支持部構造 | |
JP2683788B2 (ja) | ブッシングの取付部 | |
JP3538813B2 (ja) | 絶縁性アタッチメント及び絶縁バスダクトの接続構造 | |
JPH0226186Y2 (ja) | ||
JP3036644B2 (ja) | 電力ケーブル接続部 | |
JP3982725B2 (ja) | ケーブル分岐接続部 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |