JP2004153893A - 永久磁石型モータ及び磁極ヨークの製造方法 - Google Patents

永久磁石型モータ及び磁極ヨークの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薄板の利用効率を向上させると共に、回転時における永久磁石の揺動を防止することができる永久磁石型モータを提供する。
【解決手段】外形が略直線状である単板を、鋼板を打抜き加工して積層することでヨーク部材16を構成し、切込み部14に永久磁石17を夫々配置してからヨーク部材16を円環状に変形させ、両端部を連結することでロータ19を構成する。そして、そのロータ19を用いて永久磁石型モータを構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石によって界磁を発生させる永久磁石型モータ、及びその永久磁石型モータに使用される磁極ヨークを構成するための製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、外転型の永久磁石型モータにおいて回転子に使用される磁極ヨークを構成する場合は、図4に示すように、鋼板1を円環状に打ち抜いて単板2を形成し、その単板2を複数枚積層し、円環の内周部に形成されているスロット3に永久磁石4を挿入する(図5参照)ことで構成するものが一般的であった。
【0003】
ところが、磁極ヨーク5をこのように構成する場合、以下のような問題があった。先ず、単板2を円環状に打ち抜くため、その外周部と内周部とに利用することができない部分6,7が必然的に発生してしまい、鋼板1の利用効率が悪かった。
【0004】
また、スロット3に永久磁石4を挿入するため両者間には多少の隙間が存在しており、磁極ヨーク5をモータに組み込んで回転させると、永久磁石4がスロット3の内部で揺動して騒音や振動を発生させていた。更に、永久磁石4の脱落を防止するため、磁極ヨーク5の上下端面部分をカバー部材によって覆う必要あった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄板の利用効率を向上させると共に、回転時における永久磁石の揺動を防止することができる永久磁石型モータ、及びその永久磁石型モータに使用される磁極ヨークを構成するための磁極ヨークの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の永久磁石型モータは、軟磁性材の薄板を打抜き加工したものが複数枚積層されて構成され、直線状の連結部と、この連結部の片側に複数の永久磁石を保持するための切込み部を間に有して配置される複数のヨーク部とを有するように形成されるヨーク部材を円環状に変形させることで前記切込み部に形成される磁石保持部に永久磁石を配置して、界磁を発生させるように構成される磁極ヨークを備えていることを特徴とする。
【0007】
斯様に構成すれば、薄板は外形が略直線状となる単板を採るために打抜かれるので、円環状に打ち抜く場合に比較して単板をより多く採ることができ、無駄な部材の発生量が少なくなる。従って、薄板の利用効率を向上させることができる。また、ヨーク部材を円環状に変形させる際に永久磁石をヨーク部の間に挟み込むようにして配置することで、永久磁石をヨーク部材に固定することができるので、磁極ヨークをモータに組み込んで回転させた場合に、従来とは異なり、永久磁石が揺動して騒音や振動を発生させることがない。
【0008】
この場合、請求項2に記載したように、磁極ヨークを回転子に使用して、永久磁石型モータを外転型として構成し、また、請求項3に記載したように、磁極ヨークを固定子に使用して、永久磁石型モータを内転型として構成しても良い。何れの場合も、回転時の振動や騒音が小さいモータを構成することができる。
【0009】
請求項4記載の磁極ヨークの製造方法は、直線状の連結部と、この連結部の片側に複数の永久磁石を保持するための切込み部を間に有して配置される複数のヨーク部とを有する単板を、軟磁性材の薄板を打抜き加工して形成し、
前記単板を複数枚積層することでヨーク部材を形成し、
このヨーク部材を円環状に変形させることで前記切込み部に形成される磁石保持部に永久磁石を配置して、永久磁石型モータに界磁を発生させる磁極ヨークを構成することを特徴とする。
斯様な方法によれば、請求項1記載の永久磁石型モータに使用される磁極ヨークを簡単に構成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を外転型の永久磁石型モータに適用した場合の一実施例について図1乃至図3を参照して説明する。先ず、図2に示すように、薄く形成された軟磁性材の鋼板11を打抜き加工してヨーク部材を形成するための単板12を採る。単板12の形状は、直線状の連結部13の片側に、切込み部14を間に有して概ね台形状となるヨーク部15を複数配置してなる。即ち、単板12の外形も概ね直線状となっているので、鋼板11に無駄な部分が極力出ないように打抜くことが可能となっている。
【0011】
以上のようにして打ち抜いた単板12を複数枚積層することでヨーク部材16を構成する。次に、図1(a)に示すように、ヨーク部材16の切込み部14に板状の永久磁石17を夫々配置してから、両端側に力を加えてヨーク部材16を半円環状に変形させる(図1(b)参照)。
【0012】
斯様に変形を行うと、切込み部14を間に挟んで隣り合う各ヨーク部15内周側の対向距離が縮まるので、切込み部14に配置された永久磁石17は、両隣のヨーク部15によって挟み込まれるようになり固定される。即ち、ヨーク部材16を半円環状に変形させることで、切込み部14部分がスロット(磁石保持部)18として形成されている。
そして、半円環状に変形させた2つのヨーク部材16の両端部を、例えば接着や溶接、或いはかしめなどにより連結することでロータ(回転子,磁極ヨーク)19が構成される(図1(c)参照)。
【0013】
図3は、以上のようにして構成したロータ19を組み込んでなる永久磁石型モータ20を示すものである。ロータ19の内周部には、ステータコア21の各ティース部分にコイル22が巻装されることで構成されたステータ23が配置されている。
【0014】
以上のように構成された本実施例によれば、外形が略直線状である単板12を、鋼板11を打抜き加工して積層することでヨーク部材16を構成し、切込み部14に永久磁石17を夫々配置してからヨーク部材16を円環状に変形させ、両端部を連結することでロータ19を構成した。そして、そのロータ19を用いることで永久磁石型モータ20を構成した。
【0015】
即ち、鋼板11は外形が略直線状となる単板12を採るために打抜かれるので、円環状に打ち抜く場合に比較して単板12をより多く採ることができ、無駄な部材の発生量が少なくなる。従って、鋼板11の利用効率を向上させることができる。また、ヨーク部材16を円環状に変形させる際に永久磁石17をヨーク部15の間に挟み込むことでヨーク部材16に固定することができるので、ロータ19を永久磁石型モータ20に組み込んで回転させた場合に、従来とは異なり、永久磁石17が揺動して騒音や振動を発生させることがない。そして、ロータ19の上下端面を覆うためのカバー部材も不要となる。
【0016】
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
1つのヨーク部材を円環状に変形させて、その両端部を連結することで磁極ヨークを構成しても良い。
磁極ヨークを固定子に使用して、永久磁石型モータを内転型として構成しても良い。
【0017】
【発明の効果】
請求項1記載の永久磁石型モータによれば、薄板は外形が略直線状となる単板を採るために打抜かれるので、円環状に打ち抜く場合に比較して単板をより多く採ることができ、無駄な部材の発生量が少なくなる。従って、薄板の利用効率を向上させることができる。また、ヨーク部材を円環状に変形させる際に永久磁石をヨーク部の間に挟み込むようにして配置することで、永久磁石をヨーク部材に固定することができるので、磁極ヨークをモータに組み込んで回転させた場合に、従来とは異なり、永久磁石が揺動して騒音や振動を発生させることがない。
【0018】
また、請求項4記載の磁極ヨークの製造方法によれば、請求項1記載の永久磁石型モータに使用される磁極ヨークを簡単に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を外転型の永久磁石型モータに適用した場合の一実施例であり、(a)はヨーク部材の切込み部に永久磁石を配置する状態を示す図、(b)はヨーク部材の両端側に力を加えて円環状に変形させる途中の状態を示す図、(c)はヨーク部材の両端部を連結した状態を示す図
【図2】鋼板を打抜き加工してヨーク部材を形成するための単板をとる状態を示す図
【図3】永久磁石型モータの構成を示す図
【図4】従来技術を示す図1相当図
【図5】磁極ヨークの斜視図
【符号の説明】
11は鋼板(薄板)、12は単板、13は連結部、14は切込み部、15はヨーク部15、16はヨーク部材、17は永久磁石、18はスロット(磁石保持部)、19はロータ、(回転子,磁極ヨーク)、20は永久磁石型モータを示す。

Claims (4)

  1. 軟磁性材の薄板を打抜き加工したものが複数枚積層されて構成され、直線状の連結部と、この連結部の片側に複数の永久磁石を保持するための切込み部を間に有して配置される複数のヨーク部とを有するように形成されるヨーク部材を円環状に変形させることで前記切込み部に形成される磁石保持部に永久磁石を配置して、界磁を発生させるように構成される磁極ヨークを備えていることを特徴とする永久磁石型モータ。
  2. 磁極ヨークを回転子に使用し、外転型として構成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石型モータ。
  3. 磁極ヨークを固定子に使用し、内転型として構成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石型モータ。
  4. 直線状の連結部と、この連結部の片側に複数の永久磁石を保持するための切込み部を間に有して配置される複数のヨーク部とを有する単板を、軟磁性材の薄板を打抜き加工して形成し、
    前記単板を複数枚積層することでヨーク部材を形成し、
    このヨーク部材を円環状に変形させることで前記切込み部に形成される磁石保持部に永久磁石を配置して、永久磁石型モータに界磁を発生させる磁極ヨークを構成することを特徴とする磁極ヨークの製造方法。
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