JPH04244748A - コアレス式ラジアルギャップ型ブラシレスモータのステータヨーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はコアレス式ラジアルギャ
ップ型ブラシレスモ−タのステ−タヨ−クに関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】図３〜図５により従来技術の内容・構成
を説明する。図３に示すインナ−ロ−タタイプのコアレ
ス式ラジアルギャップ型ブラシレスモ−タは、外被１−
１と、これに固着された円筒状ヨ−ク２−１とその内周
面に所定の配置で貼着される巻線２−２とを有する固定
子２と、この固定子２の内周面に小空隙を介して対向す
るリング状マグネット３−１を主体とし前記外被１−１
に装着された軸受４で回転自在に支承される回転子３と
で構成されるが、この種のモ−タ１は、磁気回路の一部
を担う固定子巻線２−２を貼着する空間距離が大きく磁
気抵抗が大きいので期待する磁束量はそれほど多くない
のが実体で、前述固定子巻線２−２を固着すると共にこ
れと鎖交する磁束量を保持する為に配置されるステ−タ
ヨ−ク２−１はそのラジアル方向の厚さを余り大きくす
る必要はない。

【０００３】ところが、磁気回路の効率を上げる為に当
該ヨ−ク２−１は、図４に示すような磁性体より成る円
環状薄板２−１０の積層で構成されるのが普通である。 上述薄板積層手段としては、従来より接着や溶接手段が
一般的で、その他型内積層技術として半抜き結合手段も
良く知られている。

【０００４】図５は上述半抜き結合手段でステータヨー
ク２−１を積層する時の構成を示す要部断面図であるが
、この種のステ−タヨ−ク２−１で、ラジアル方向の厚
さが薄板の厚みより十分大きな場合には、この半抜き結
合手段が有効な手段として使用される。この手段は半抜
き結合部を構成する半抜き小突起２−１４及びこれと一
体的に形成される半抜き小穴２−１５の形成が前提であ
るので、上述の如くステ−タヨ−ク２−１のラジアル方
向の厚さ：図４のＷの下限に制約があって半抜き結合部
を構成するに十分なヨ−クの厚さＷを容認される大きさ
のモ−タでしか利用出来ないことは自明である。

【０００５】又、当該ヨ−クのラジアル方向の厚さに制
約があってこの寸法をを十分に確保出来ない場合には、
図示はしないが周知の通り接着や溶接によるのが一般的
である。この接着や溶接の手段は寸法的な制約を受けな
いので現在でも多用されているが、いずれも工程の追加
によるコストアップが避けられない他、特に溶接手段に
おいては素材の溶融による有効面積の減少をもたらし、
高温過熱による薄板の表面絶縁層の破壊や変形等性能に
影響を及ぼす欠陥を有していた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来の構
成はステ−タヨ−クの積層固着手段がモ−タの小型化の
障害であったり積層固着の為の工程追加によるコストア
ップ等が課題であった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に成るコアレス式
ラジアルギャップ型ブラシレスモ−タのステ−タヨ−ク
は、積層される薄板の周縁部に形成される破断面凹部と
これを覆うように形成されるバリとにより積層固着して
構成される。

【０００８】

【作用】前述のような構成においては、半抜き結合部の
形成が不要で当該ヨ−クのラジアル方向厚さを任意に小
さく出来小型化に有利であると共に、接着・溶接等の工
程の省略により低コストを実現出来る。

【０００９】

【実施例】以下図面によって、本発明の実施例を説明す
る。当該コアレス式ラジアルギャップ型ブラシレスモ−
タ１は前述の如く磁気的にはそのステ−タヨ−ク２−１
のラジアル方向の厚さ：図４のＷを大きく取る必要が無
く、又、磁性体より成る薄板２−１０の積層手段は、単
に製作工程途上若しくは完成時点で互いに接合固着を維
持すれば良い。

【００１０】図１が本発明の一例を示す要部断面図で、
図２がその単体状態を示すヨ−ク薄板２−１０を示し、
ステ−タヨ−ク２−１を構成するこの薄板２−１０の破
断面２−１１と、この破断面２−１１を覆う様に、隣接
して積層される薄板２−１０の剪断面２−１３から派生
したバリ２−１２との密着で固着力を得るものである

【
００１１】上述破断面及び剪断面から派生するバリの大
きさは、従来では雄型，雌型の剪断部隙間の大きさの選
択や金型の剪断部エッジの維持で、いずれも最小となる
よう配慮されている。

【００１２】本発明は上述の通り、前述従来技術での発
想を転換して、破断面の凹部と剪断面に派生するバリを
積層固着手段に転用するものである。

【００１３】

【発明の効果】本発明に成るコアレス式ラジアルギャッ
プ型ブラシレスモ−タのステ−タヨ−クは、積層される
薄板の周縁部に形成される破断面凹部と隣接する薄板に
前記破断面凹部を覆うように形成されるバリとの密着接
合により積層固着力を得、別に積層固着力を得る手段を
要しないので小型で低コストのコアレス式ラジアルギャ
ップ型ブラシレスモ−タを実現出来る如き利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に成るステ−タヨ−クの要部断面図であ
る。

【図２】同じくステ−タヨ−クを構成する抜き形成した
薄板の拡大要部断面図である。

【図３】コアレス式ラジアルギャップ型ブラシレスモ−
タの構造を示す概略断面図である。

【図４】ステ−タヨ−クを構成する抜き形成した薄板の
正面図である。

【図５】従来技術に成るステ−タヨ−クの要部断面図で
ある。

【符号の説明】

１　　　　　　：ブラシレスモ−タ １−１　　：外被 ２　　　　　　：固定子 ２−１　　：ステ−タヨ−ク ２−１０：ヨ−ク薄板 ２−１１：破断面 ２−１２：派生したバリ ２−１３：剪断面 ２−１４：半抜き小突起 ２−１５：半抜き小穴 ２−２　　：巻線 ３　　　　　　：回転子 ３−１　　：マグネット ３−２　　：保持部材 ３−３　　：回転子軸 ４　　　　　　：軸受

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　コアレス式ラジアルギャップ型ブラシ
   レスモ−タの固定子巻線をその表面に貼着固定する為に
   薄板の積層により形成される円筒状ヨ−クで、ヨ−クの
   ラジアル方向の厚さがその内径の２０分の１を越えない
   ものにおいて、内外周の少なくもその一方の所定寸法に
   成る周縁より凹んだ抜き破断面に、隣接する薄板の抜き
   切断面に派生形成されるバリが覆いかぶさる様にする事
   で積層固着したコアレス式ラジアルギャップ型ブラシレ
   スモ−タのステ−タヨ−ク。