JP4020266B2 - 変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ - Google Patents

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Description

本発明は、変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ、それをコードするDNA断片及びその変異型酵素の製造法に関する。
L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼは血清中の中性脂肪や羊水中のフォスファチジルグリセロールなどを測定する際に用いられる臨床検査薬用酵素である。L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを臨床検査薬に応用するに際しては、一般に水溶液中で用いるが、水溶液中でのL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼの安定性は低く、そのため水溶液状の臨床検査薬には必要以上の過大な酵素量を必要とする。そこで、L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼの水溶液中での安定性を改善することが強く望まれていた。
水溶液中のL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼの安定性を改善するために、種々の安定化剤を添加したり、酵素を化学修飾する方法がこれまでに行われてきた(特許文献1〜4)。しかし、これらの方法においては十分な安定性の向上がなされておらず、より安定なL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼが必要とされていた。
野生型のL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼはストレプトコッカス属、ラクトバシルス属、ロイコノストック属、ペディオコッカス属、アエロコッカス属に属する細菌に存在することが報告されており(特許文献5、6)、ストレプトコッカス属由来の野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを遺伝子操作により、エシェリヒア.コリを形質転換体として製造する方法が報告されている(特許文献7、8)が、野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを遺伝子操作等により蛋白質工学的に改変し、安定性を向上させたという例はなかった。
特開昭57−68788号公報 特開昭59−14788号公報 特開昭60−126084号公報 特開平7−163339号公報 特開昭53−72892号公報 特開昭55−15746号公報 特開平2−454号公報 US特許第4960877号明細書
本発明の課題は水溶液中において安定性が向上させ、またはミカエリス定数が小さい優れた変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ、ならびにその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼのアミノ酸配列のうち少なくとも1ケのアミノ酸残基を欠失、置換、挿入することによって、安定性が向上させ、またはミカエリス定数が小さい優れたものに改変できることを見いだし、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は微生物由来の野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ活性を有する蛋白質のアミノ酸配列において、少なくとも1ケのアミノ酸残基が欠失、置換、挿入されたアミノ酸配列を有し、かつL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ活性を有する変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ、及び、この変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNA断片、そのDNA断片を含有する発現ベクター、その発現ベクターにより形質転換された宿主細胞である。
本発明は更に、上記の宿主細胞を培養し、培養物から変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを採取することを特徴とする、変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼの製造法である。
本発明によれば野生型のL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼよりも安定性の優れ、酵素的性能のよい変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを提供することができる。
本発明における変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼとしては、野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼのアミノ酸配列の少なくとも1ケのアミノ酸残基を欠失、置換、挿入することによって改変し、L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ活性を有するものであれば特に限定されるものではない。例えば配列表配列番号1記載のアミノ酸配列を有する野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼに少なくとも1ケのアミノ酸残基を欠失、置換、挿入した変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼが挙げられる。例えば、配列表配列番号1記載のアミノ酸配列における12位のアスパラギン酸をアラニンに置換(ミカエリス定数1.9mM)またはアスパラギンに置換(ミカエリス定数1.8mM)、12のアスパラギン酸を欠損(ミカエリス定数1.49mM)や11位のアルギニンから13位のグルタミン酸までを欠損(ミカエリス定数1.18mM)が挙げられる。
また、少なくとも1ケのアミノ酸残基を欠失、置換、挿入した変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼとして好ましくは、(アルギニン−アルギニン−システイン−グリシンまたはバリンまたはロイシン−グルタミン酸またはアスパラギン酸−プロリン)で表される長さ6のアミノ酸配列またはこの配列と4ケ以上の相同性を有するアミノ酸配列を含んでなる変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼが挙げられる。この上記の長さ6のアミノ酸配列の具体例としては(アルギニン−アルギニン−システイン−グリシン−グルタミン酸−プロリン)、(アルギニン−アルギニン−システイン−バリン−グルタミン酸−プロリン)、(アルギニン−アルギニン−システイン−ロイシン−グルタミン酸−プロリン)、(アルギニン−アルギニン−システイン−グリシン−アスパラギン酸−プロリン)を含むアミノ酸配列が挙げられる。
さらにそのN末端側には少なくとも1ケのアミノ酸の付加、例えばアスパラギン酸、グルタミン酸を付加することが好ましく、C末端側には少なくともフェニルアラニン、チロシンまたはトリプトファンのいずれか1ケのアミノ酸、またはこの1ケのアミノ酸に続くグリシン、セリンまたはトレオニンのいずれか1ケのアミノ酸、またはこれらの2ケのアミノ酸に続くリジン、アルギニン、イソロイシンまたはセリンのいずれか1ケのアミノ酸、またはこれら3ケのアミノ酸に続くアラニン、セリン、イソロイシンまたはアルギニンのいずれか1ケのアミノ酸の1〜4ケのアミノ酸配列、好ましくは2〜4ケのアミノ酸配列、例えばフェニルアラニン−グリシン、フェニルアラニン−セリン、フェニルアラニン−トレオニン、フェニルアラニン−グリシン−アルギニン、チロシン−グリシン−アルギニン、トリプトファン−グリシン−アルギニン、フェニルアラニン−グリシン−リジン−アラニン、フェニルアラニン−トレオニン−セリン−イソロイシン、フェニルアラニン−グリシン−アルギニン−セリンまたはフェニルアラニン−グリシン−リジン−アルギニンの配列が選択され付加されることが好ましく、さらに具体的には配列表配列番号5〜13記載のアミノ酸配列が例示される。
さらに、ストレプトコッカス属由来の配列表配列番号1記載のアミノ酸配列を有する野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼとして配列表配列番号2記載の野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼが例示され、配列表配列番号2記載のアミノ酸配列においてN末端から391番目〜410番目の少なくとも1ケのアミノ酸残基を欠失、置換、挿入した変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ、特に配列表配列番号2記載のアミノ酸配列においてN末端から391番目〜410番目のアミノ酸配列が少なくとも(アルギニン−アルギニン−システイン−グリシンまたはバリンまたはロイシン−グルタミン酸またはアスパラギン酸−プロリン)で表される長さ6のアミノ酸配列と4ケ以上の相同性を有するアミノ酸配列と置換された変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼが挙げられ、より具体的には上記の長さ6のアミノ酸配列を含む配列表配列番号5〜13記載のアミノ酸配列と置換された変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ、更に望ましくは配列表配列番号3記載のアミノ酸配列にて表される変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(以下、変異型Bと記すこともある)が挙げられ、これらの変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼは野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼに比べ安定性が向上し、またはミカエリス定数が小さくなったものであって、酵素的性能が向上した変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼである。
変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNA配列は、例えば微生物由来の野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNA配列に、一般的な部位特異変異導入技術で変異を導入することで得ることができる。例えばKunkel法(Molecular Cloning 第2版;J.Sambrookら;Cold Spring Harbor Laboratory Press発行)に従って変異を導入する場合には、dut、ungのエシェリヒア.コリを用いてThymineの一部がdeoxyuracilに置換された、野生型酵素の一部または全体をコードするDNA配列(センス鎖)またはそれに相補的なDNA配列(アンチセンス鎖)を含む環状一本鎖DNAを作製し、この環状一本鎖DNAに変異導入用の合成オリゴヌクレオチドをハイブリダイズさせ、ポリメラーゼ反応とリガーゼ反応により相補鎖を合成した後、ungのエシェリヒア.コリを形質転換することで変異を導入することができ、必要ならば更に遺伝子の組換えを行うことで変異型酵素のDNA配列を得ることができる。
用いる微生物由来の野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNA配列としては、例えば配列表配列番号2記載の野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNA配列が挙げられ、この野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼはStreptococcus sp.由来であり、Streptococcus sp.GPOS−53株として得られており、それをコードするDNA配列で公知であり(特開平2−454号公報(US特許第4960877号明細書))、そのDNA配列を有する発現ベクターGPOS1を保持する形質転換体エシェリヒア.コリDH1・pGPOS1株は工業技術院生命工学工業技術研究所にFERM BP−2133、FERM BP−5729として保存されており、何人も入手可能である。
変異導入用の合成オリゴヌクレオチドとしては、鋳型となる環状一本鎖DNAの中にL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼのアンチセンス鎖の一部または全部が存在する場合は、目的とするアミノ酸変異をコードする塩基配列の5’側および3’側に8塩基以上、好ましくは10〜30の相補な塩基をつけたもので、例えば配列表配列番号3記載の変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードする変異型DNAを配列表配列番号2記載のDNAに変異を導入することで得る場合には配列表配列番号4記載の変異導入用オリゴヌクレオチドを用いればよく、(アルギニン−アルギニン−システイン−グリシンまたはバリンまたはロイシン−グルタミン酸またはアスパラギン酸−プロリン)で表される長さ6のアミノ酸配列またはこの配列と4ケ以上の相同性を有するアミノ酸配列、また好ましくはこれらのN末端側およびC末端側に前記したアミノ酸配列を付加した配列を含む変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードする変異型DNAを得る場合には該アミノ酸配列をコードするDNA断片の5’側および3’側に上記の適宜な塩基配列をつけたものを合成オリゴヌクレオチドとして用いることができ、例えば配列表配列番号5〜13記載のアミノ酸配列を含む変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(例えば変異型A、変異型C、変異型D、変異型E、変異型F、変異型G、変異型H、変異型I、変異型J)をコードする変異型DNAを配列表配列番号2記載のDNAに変異を導入することで得る場合には、同じく配列表配列番号14〜21または22いずれかに記載の変異導入用オリゴヌクレオチドを用いればよい。また、鋳型となる環状一本鎖DNAの中にL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼのセンス鎖の一部または全部が存在する場合は前記のアンチセンス鎖が存在するときに用いる変異導入用オリゴヌクレオチドに相補的になるような変異導入用オリゴヌクレオチドを用いればよい。
変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNA断片を含む発現ベクターは、該DNA配列をpBR322など通常用いられるプラスミドベクターに一般的な遺伝子工学的手法により該DNA断片を連結することで作製することができ、変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを効率よく発現させるために、トリプトファンプロモーター、Lacプロモーター、Tacプロモーター、λPLプロモーター、T7プロモーター、フォスフォグリセロキナーゼプロモーター、グリセロアルデヒド−3−リン酸脱水素プロモーター、SEVプロモーター等の強力なプロモーターの下流に該DNA断片を連結した発現ベクターを作製してもよい。
上記発現ベクターをエレクトロポーレーション法、Hanahan法、塩化カルシウム法(Molecular Cloning 第2版;J.Sambrookら;Cold Spring Harbor Laboratory Press発行)など一般的に用いられる形質転換法によりエシェリヒア.コリ、酵母、枯草菌などの宿主細胞に導入することで形質転換体を得ることができる。
変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを得るためには、上記のようにして形質転換された宿主細胞を一般的な方法で培養し、例えば、エシェリヒア属に属するエシェリヒア.コリの場合は一般にエシェリヒア.コリを培養する培地、例えばLB培地にて、一般にエシェリヒア.コリを培養する方法、例えば25〜37℃において、好気的に培養し、目的とする酵素が最高力価となる培養時間、例えば8〜36時間にて、目的となる酵素を採取すればよい。
次いで、培養液から菌体を遠心分離等によって分離し、菌体をリン酸緩衝液、トリス−塩酸緩衝液等の緩衝液に懸濁した後、リゾチーム、超音波、ガラスビーズ等によって破砕して遠心分離し、可溶性画分を粗酵素液として回収する。このようにして得られた、粗製の変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ含有液を公知の蛋白質、酵素の単離、精製手段を用いて処理することにより、精製された変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを得ることができる。例えば、アセトン、エタノールなどの有機溶媒による分別沈澱法、硫安などによる塩析法、イオン交換クロマトグラフィー法、疎水クロマトグラフィー法、アフィニティクロマトグラフィー法、ゲル濾過法等の一般的な酵素精製法を適宜選択、組み合わせて精製された変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを得ることができ、適宜安定化剤例えば0.001%〜0.1%程度のアミノ酸、補酵素等、5%〜50%程度のショ糖、グリセロールなどを加えて、凍結保存、ないしは凍結乾燥保存をしてもよい。
以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[参考例1]
L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼの活性測定法
測定試薬
50mM PIPES−NaOH(pH6.5)
10mM D,L−α−グリセロフォスフェート(シグマ社製、米国)
0.03% 4−アミノアンチピリン
0.02% TOOS
0.1% Triton X−100
5U/ml パーオキシダーゼ(シグマ社製、米国)
(PIPES:Piperazine−1,4−bis(2−ethanesulfonic acid))
(TOOS:N−Ethyl−N−(2−hydroxy−3−sulfopropyl)−3−methylaniline,sodium salt,dihydrate 同仁化学研究所製、日本国)
酵素希釈液
50mM PIPES−NaOH(pH6.5)
0.1% Triton X−100
測定試薬1mlを試験管に入れ37℃で5分間予備加温した後、0.02mlの酵素液を加えて、37℃で5分間加温し、0.5%のSDSを2ml加えて反応を停止させ、波長555nmにおける吸光度(Aa)を測定する。また、試薬ブランクとして酵素液の代わりに0.02mlの酵素希釈液を加えたものの吸光度(Ab)も測定する。吸光度(Aa)が0.5以上になるときは酵素を酵素液を適宜、酵素希釈液で希釈して測定するものとする。酵素活性1単位はこの条件下で1分間に1μモルの過酸化水素を生成する酵素量とし、計算式は下記の通りである。
酵素活性(U/ml)=(Aa−Ab)x1.54x酵素の希釈倍率
[参考例2]
野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNAを含むプラスミドベクターpGPO101及び変異導入用ベクターpGPOmp18の構築
野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNAを含むプラスミドベクターpGPO101の構築は図1に記載の流れに沿って構築した。すなわち、Streptococcus sp.GPOS−53株の野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNAを含むプラスミドベクターpGPOS1をエシェリヒア.コリDH1・pGPOS1(FERM BP−2133、FERM BP−5729)からアルカリ−SDS法により抽出した後に制限酵素ClaIで完全切断してできた野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードする遺伝子を含む約2.3kbpのDNA断片と、プラスミドベクターpUC12を制限酵素PstIで切断したのちDNA Blunting Kit(宝酒造製、日本国)で末端平滑化してセルフライゲーションしてできたpUC12dPを制限酵素AccIで切断したものとをDNA Ligation Kit Ver.2(宝酒造製、日本国)を用いて連結することでpGPO100を得た。このpGPO100を制限酵素HindIIIで完全切断してできる野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードする遺伝子を含む約2.3kbpのDNA断片と、プラスミドベクターpUC118を制限酵素EcoRIとSphIとで切断してDNA Blunting Kit(宝酒造製、日本国)で末端平滑化してセルフライゲーションしてできたpUC118dESを制限酵素HindIIIで切断したものとをDNA Ligation Kit Ver.2(宝酒造製、日本国)を用いて連結することでプラスミドベクターpGPO101を得た。
変異導入用ベクターpGPOmp18の構築は図2に記載の流れに沿って構築した。すなわち、上記のように作製したpGPO101を制限酵素HincIIと制限酵素PstIで切断して得た約0.7kbpのフラグメントとファージベクターM13mp18を同じく制限酵素HincIIと制限酵素PstIで切断したものとをDNA Ligation Kit Ver.2(宝酒造製、日本国)を用いて連結することでpGPOmp18を得た。(配列表配列番号2記載のDNA配列においてPstIの位置は551番目、HincIIの位置は1266番目に存在する。)
尚、上記のプラスミドDNAの制限酵素切断反応はすべてDNA約0.2μg、制限酵素(宝酒造製)10U、反応液量20μl、反応液組成は制限酵素製造元推奨の組成すなわち、ClaI、AccI、HindIII、HincIIは10mMトリス−塩酸(pH7.5)、10mM塩化マグネシウム、1mMジチオスレイトール、50mM塩化ナトリウムで、PstI、EcoRI、SphIは50mMトリス−塩酸(pH7.5)、10mM塩化マグネシウム、1mMジチオスレイトール、100mM塩化ナトリウムで、37℃で90分反応させた。
[実施例1]
変異型BをコードするDNAを含むプラスミドベクターpGPO101Bの構築とそれを含む形質転換体の作製
配列表配列番号3記載の変異型BのDNA配列は図3に示すようにpGPOmp18上の配列表配列番号2記載の野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼの391番目〜410番目のアミノ酸をコードしている塩基配列に変異を導入した後、pGPO101と組み換えることで作製する。
変異導入用の合成オリゴヌクレオチドは目的とする変異をコードする塩基配列の5’側に配列表配列番号2記載のDNA配列の1150番目〜1169番目の相補鎖の塩基に対して相補的になるような塩基を、3’側には配列表配列番号2記載のDNA配列の1230番目〜1250番目の相補鎖の塩基と相補的になるような塩基をつけた配列表配列番号4で表される合成オリゴヌクレオチドを用いた。この合成オリゴヌクレオチド10pmolをMEGALABEL(宝酒造製、日本国)をその使用説明書に従って用いて5’末端をリン酸化した。
次にMutan−K kit(宝酒造製、日本国)をその使用説明書に従って用いることにより、すなわち、pGPOmp18のdeoxyuracilを含んだ環状一本鎖DNAをエシェリヒア.コリCJ236株(F’、dut、ung)を用いて作製し、上記リン酸化オリゴヌクレオチドとハイブリダイズさせ、ポリメラーゼ反応とリガーゼ反応により相補鎖を合成してエシェリヒア.コリBMH71−18mutS株(F’、mutS)にトランスフェクションして変異を導入するKunkel法により、変異が導入されたpGPOmp18Bを得た。
つぎに、図3のようにこのpGPOmp18Bを制限酵素HincIIと制限酵素PstIで切断して得た約0.7kbpのフラグメントとpGPO101を制限酵素HincIIと制限酵素PstIで切断して得た約4.7kbpのフラグメントとをDNA Ligation Kit Ver.2(宝酒造製、日本国)を用いて連結することで配列表配列番号3記載の変異型BをコードするDNAを含むプラスミドベクターpGPO101Bを得た。このpGPO101Bでエシェリヒア.コリDH1株をhanahan法(Molecular Cloning 第2版;J.Sambrookら;Cold Spring Harbor Laboratory Press発行)に従って形質転換し、その形質転換体を以下のように命名し、工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託した。なお、かっこ内は国際寄託機関の寄託番号を示す。
エシェリヒア.コリDH1・pGPO101B株(FERM BP−5730)
[実施例2]
配列表配列番号2記載のアミノ酸配列のN末端から391番目〜410番目のアミノ酸配列が表1および表2にて示される配列表配列番号5〜13記載ののアミノ酸配列と置換された変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(変異型A、変異型C、変異型D、変異型E、変異型F、変異型G、変異型H、変異型I、変異型J)をコードするDNA断片を含むプラスミドベクター(pGPO101A、pGPO101C、pGPO101D、pGPO101E、pGPO101F、pGPO101G、pGPO101H、pGPO101I、pGPO101J)の構築とそれを含む形質転換体の作製。
Figure 0004020266
Figure 0004020266
表1および表2に、各変異型に対応する置換配列と、その変異を導入する為の変異導入用オリゴヌクレオチドが明示されている。この変異導入用オリゴヌクレオチドを用いて実施例1と同様にして各変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(変異型A、変異型C、変異型D、変異型E、変異型F、変異型G、変異型H、変異型I、変異型J)をコードするDNAを含むプラスミドベクター(pGPO101A、pGPO101C、pGPO101D、pGPO101E、pGPO101F、pGPO101G、pGPO101H、pGPO101I、pGPO101J)を作製した。また、これらのベクターでエシェリヒア.コリHB101を形質転換し、その形質転換体を得た。
[実施例3]
変異型Bの製造方法
3.7%のBHI培地(Brain Heart Infusion、Difco社製、米国)を100ml含む500ml容三角フラスコ20ケを120℃、20分間加熱滅菌した後、濾過滅菌したアンピシリン液を終濃度50μg/mlになるように加え、エシェリヒア.コリDH1・pGPO101B株(FERM BP−5730)をコロニーより植菌し、撹拌させながら37℃で18時間培養し、培養力価0.25U/mlの培養液2lを得た。
得られた培養液を8000rpm、10分間遠心分離して、得られた菌体を50mMのトリス−塩酸緩衝液(pH8.5)30mlを加えて懸濁して、超音波により菌体を破砕した。この菌体破砕液を15000rpm、60分間遠心分離し、37ml(酵素活性500U)の上清を得た。この上清を50mMのトリス−塩酸緩衝液(pH8.5)で緩衝かしたDEAE Sepharose FF(ファルマシアバイオテク社製、スウェーデン国)100ml(2.6x20cm)のカラムに通し、0〜0.3MのNaClのリニアグラジエントで溶出を行い、酵素活性画分(480U)を得た。
この得られた酵素活性画分にNaCl濃度が4MとなるようにNaClを溶解し、50mMのトリス−塩酸緩衝液(pH8.5)、4MのNaClで平衡化されたPhenyl Sepharose CL−4B(ファルマシアバイオテク社製、スウェーデン国)20ml(1.5x12cm)のカラムに通し、4〜0MのNaClのリニアグラジエントで溶出を行い活性画分(290U)を回収し、50mMのPIPES−NaOH(pH6.5)に対して透析した後、Centriflo Membrane Cones Type CF25(アミコン社製、米国)で濃縮し、酵素標品を得た。この標品はSDS−PAGEで均質であることが確認され、A280は10.1、280U/mlであった。
[実施例4]
変異型A、変異型C、変異型D、変異型E、変異型F、変異型G、変異型H、変異型I、変異型Jの製造方法
3.7%のBHI培地(Brain Heart Infusion、Difco社製、米国)を100ml含む500ml容三角フラスコを120℃、20分間加熱滅菌した後、濾過滅菌したアンピシリン液を終濃度50μg/mlになるように加え、実施例2記載の各変異型酵素を生産する形質転換体をコロニーより植菌し、撹拌させながら37℃で18時間培養し、それぞれ培養液100mlを得た。
それぞれの変異型において、得られた培養液を8000rpm、10分間遠心分離して、得られた菌体を50mMのトリス−塩酸緩衝液(pH8.5)7mlを加えて懸濁して、超音波により菌体を破砕した。この菌体破砕液を15000rpm、10分間遠心分離し、上清を得た。この上清を50mMのトリス−塩酸緩衝液(pH8.5)で緩衝かしたDEAE Sepharose FF(ファルマシアバイオテク社製、スウェーデン国)20ml(1.5x12cm)のカラムに通し、0〜0.5MのNaClのリニアグラジエントで溶出を行い、酵素活性画分を得た。得られた精製酵素液のA280と活性(U/ml)と液量(ml)を表3に示した。
Figure 0004020266
また、表3には比較のため野生型酵素においても同様の精製を行い、その結果も示した。
[実施例5]
変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(変異型B)の液状安定性およびミカエリス定数の評価
野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(実施例3と同様の方法で精製された標品)と実施例3で得られた変異型Bの酵素標品を用いて下記のような保存条件で残存活性を測定し、液状安定性を評価した。
保存条件
50mM PIPES−NaOH(pH6.5)
0.05% アジ化ナトリウム
10U/ml L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ
37℃
図4で示されるようにに野生型(□−□)に比べ、変異型B(■−■)は安定性が向上していた。
また、野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(実施例3と同様の方法で精製された標品)と実施例3で得られた変異型Bの酵素標品を用いてL−α−グリセロフォスフェートに対するミカエリス定数を活性測定法と同様の測定法でL−α−グリセロフォスフェート濃度を変化させて測定したところ、以下のように野生型に比べ、変異型Bはミカエリス定数が低下し、酵素的性能が向上していた。
野生型 2.5mM
変異型B 0.5mM
[実施例6]
変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(変異型B)の至適pH、至適温度
参考例1記載の活性測定法において50mMのPIPES−NaOH(pH6.5)の代わりに各pHの50mMのMES−NaOH(MES:2−Morpholinoethanesulfonic acid, monohydrate)、PIPES−NaOH、Tris−塩酸緩衝液を用いて変異型Bの至適pHを測定した。その結果を図5に示した。図中、○−○はMES−NaOH、●−●はPIPES−NaOH、□−□はTris−塩酸の場合を示す。
また、参考例1記載の活性測定法において50mMのPIPES−NaOH(pH6.5)の代わりに50mMのTris−塩酸(pH8.0)緩衝液を用いて変異型Bの至適温度を測定した。その結果を図6に示した。
[実施例7]
変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(変異型A、変異型C、変異型D、変異型E、変異型F、変異型G、変異型H、変異型I、変異型J)の液状安定性およびミカエリス定数の評価
野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(実施例4において変異型と同様に精製された標品)と実施例4で得られた各変異型の酵素標品を用いて下記のような条件で熱処理を行い、前記活性測定法に沿って残存活性を測定し、液状安定性を評価した結果を上記表3に示した。
熱処理条件
50mM トリス−塩酸緩衝液(pH8.5)
約0.5U/ml L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ
42℃ 10分間加温
野生型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ(実施例4で変異型と同様に精製された標品)と実施例4で得られた各変異型の酵素標品を用いて下記のような反応条件でD,L−α−グリセロフォスフェートの濃度を変化させ、D,L−α−グリセロフォスフェートに対するミカエリス定数を測定した結果を表4に示した。
Figure 0004020266
ミカエリス定数測定法
反応液
20mM PIPES−NaOH(pH6.5)
0.06% 4AA
0.04% TOOS
5U/ml パーオキシダーゼ
酵素希釈液
50mM トリス−塩酸(pH8.5)
反応液0.5mlに0〜1000mMのD,L−α−グリセロフォスフェート溶液0.05ml加えて37℃で5分間予備加温した後、希釈酵素液を0.05ml加えて反応を開始し、5分後に0.5%SDSを1ml加えて反応を停止させ吸光度555nmを測定した。
本発明は、水溶液中において安定性が向上させ、またはミカエリス定数が小さい優れた変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼを提供するので、診断薬などの分野で好適に利用できる。
図1はストレプトコッカス属由来の野生型のL−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼの遺伝子を含むプラスミドpGPO101作製の工程を示す。 図2は変異導入用ベクターpGPOmp18作製の工程を示す。 図3は変異型Bをコードする遺伝子を含むプラスミドベクターpGPO101B作製の工程を示す。 図4は本発明の変異型酵素と野生型酵素の37℃での保存安定性を示す。 図5は本発明の変異型Bの至適pH曲線を示す。 図6は本発明の変異型Bの至適温度曲線を示す。

Claims (7)

  1. 以下の1)かつ2)かつ3)を満たす蛋白工学的に改変された変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ。
    1)配列表配列番号2記載のアミノ酸配列において、そのN末端から391番目〜410番目のアミノ酸配列(配列表配列番号1)が、(アルギニン−アルギニン−システイン−グリシン−グルタミン酸−プロリン)、(アルギニン−アルギニン−システイン−バリン−グルタミン酸−プロリン)または(アルギニン−アルギニン−システイン−ロイシン−グルタミン酸−プロリン)からなる群から選ばれるアミノ酸配列に対して、N末端側にアスパラギン酸、グルタミン酸、グルタミンのいずれか1ケのアミノ酸を付加し、且つ、C末端側に2〜4ケのアミノ酸配列(但し、該C末端側に直接に付加する1ケのアミノ酸が、フェニルアラニン、チロシン、またはトリプトファンのいずれか1ケのアミノ酸であり、この1ケのアミノ酸に続くアミノ酸が、グリシン、セリンまたはトレオニンのいずれか1ケのアミノ酸であり、これら2ケのアミノ酸に続くアミノ酸がリジン、アルギニン、イソロイシンまたはセリンのいずれか1ケのアミノ酸であり、これら3ケのアミノ酸に続くアミノ酸がアラニン、セリン、またはイソロイシンのいずれか1ケのアミノ酸である配列)が付加したアミノ酸配列]に置換されている
    2)安定性が野生型に比し向上している
    3)ミカエリス定数が野生型に比し5分の1以下に小さくなっている
  2. 配列表配列番号2記載のアミノ酸配列において、そのN末端から391番目〜410番目のアミノ酸配列(配列表配列番号1)が、[(アスパラギン酸−アルギニン−アルギニン−システイン−バリン−グルタミン酸−プロリン−フェニルアラニン−グリシン−アルギニン−セリン)、(グルタミン酸−アルギニン−アルギニン−システイン−バリン−グルタミン酸−プロリン−フェニルアラニン−グリシン−リジン−アラニン)、(アスパラギン酸−アルギニン−アルギニン−システイン−バリン−グルタミン酸−プロリン−フェニルアラニン−セリン−イソロイシン−セリン)、(アスパラギン酸−アルギニン−アルギニン−システイン−バリン−グルタミン酸−プロリン−フェニルアラニン−トレオニン−セリン−イソロイシン−セリン)、(アスパラギン酸−アルギニン−アルギニン−システイン−ロイシン−グルタミン酸−プロリン−フェニルアラニン−グリシン−リジン−アラニン)、(アスパラギン酸−アルギニン−アルギニン−システイン−バリン−グルタミン酸−プロリン−トリプトファン−グリシン−アルギニン−セリン)または(アスパラギン酸−アルギニン−アルギニン−システイン−グリシン−グルタミン酸−プロリン−フェニルアラニン−グリシン−リジン−アラニン−アスパラギン酸−グルタミン酸−リジン−アラニン−プロリン−セリン−トレオニン−イソロイシン−セリン)からなる群から選ばれる1つのアミノ酸配列]に置換されている、蛋白工学的に改変された変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼ。
  3. 請求項1または請求項2記載の変異型L−α−グリセロフォスフェートオキシダーゼをコードするDNA断片。
  4. 請求項3記載のDNA断片を含有する発現ベクター。
  5. 請求項4記載の発現ベクターにより形質転換された宿主細胞。
  6. エシャリヒア・コリである請求項5記載の宿主細胞。
  7. 請求項6記載の宿主細胞を培地で培養し、培養物から変異型L−α−グリセロフォスフ
    ェートオキシダーゼを採取すること特徴とする変異型L−α−グリセロフォスフェートオ
    キシダーゼの製造法。
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