JP4019778B2 - フロントシールド付き自動車用シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートクッションの高さ調整をした場合にも、フロントシールドの上縁部が常にシートクッションの前側部に密着して優れた見栄えを呈するフロントシールド付き自動車用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の自動車用シートにおいては、運転者に最適なドライビングポジションが確保できるようにシートクッションが昇降動して高さ調整ができるようにしたものが提案され、実用に供されている。一方、自動車用シートの見栄えを向上する目的でシートクッションの前側部に装飾用のフロントシールドを取り付けてなるフロントシールド付き自動車用シートも提案されている。
【0003】
従来のこの種のフロントシールド付き自動車用シートにおいては、図3に示されるように、フロントシールド20は固定した状態で取り付けた構造であり、シートクッション21が最下部に位置している時はフロントシールド20の上縁部がシートクッション21の前側部21aに密着した状態にある。しかしながら、シートクッション21を上昇させた場合(一点鎖線参照)は、フロントシールド20の上縁部とシートクッション21の前側部21aとの間に隙間が生じてしまい見栄えが悪くなるという問題点や、前記隙間に物が落ちた場合には取り出すのが難しいという問題点があった。一方、前記隙間をなくすように、フロントシールド20の上縁部を強くシートクッション21の前側部21aに密着させておくことも考えられるが、この場合には強干渉により異音が発生してしまうという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、シートクッションの高さ調整をした場合にも、フロントシールドの上縁部が常にシートクッションの前側部に追従・密着して両者間に隙間を生じることがなく、優れた見栄えを呈することができ、しかもフロントシールドの上縁部とシートクッションの前側部間の干渉力も弱く異音の発生も防止することができるフロントシールド付き自動車用シートを提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のフロントシールド付き自動車用シートは、上下方向に位置調整自在なシートクッションの前側部に、シートクッションが最下部に位置している時、上端部の先端がシートクッションの前側部に密着するように設置された装飾用のフロントシールドを取り付けてなるフロントシールド付き自動車用シートであって、前記フロントシールドを下部において、シートクッションの昇降動に追従することなく固定状態にある車体側あるいはシート側に回動自在に枢着するとともに、該枢着部に上縁部がシートクッションの前側部に付勢されるように弾発部材が装着され、シートクッションを上下方向に調整し、前記シートクッションとフロントシールドの位置が相対的に変化した時、フロントシールドの先端がシートクッションの前側部に密着するように揺動することを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図面は本発明をフロントシートに適用した場合を示すものであって、図中1はシートクッション1aとシートバック1bよりなるシート本体である。そして、前記シートクッション1aは上下方向に位置調整自在とされているとともに、該シートクッション1aの前側部1cには装飾用のフロントシールド2が取り付けられている点は、従来のこの種のフロントシールド付き自動車用シートと基本的に同じである。
【0007】
そして本発明では、前記フロントシールド2を下部において回動自在に枢着するとともに、該枢着部10に上縁部がシートクッション1aの前側部1cに付勢されるように弾発部材3を装着した点に特徴を有する。
このような構成とすることにより、フロントシールド2の上縁部がシートクッション1aの昇降動に追従して常にシートクッション1aの前側部1cに密着させることが可能となる。
【0008】
前記フロントシールド2は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂からなる板状体であって、シートフロント部の目隠しと装飾を目的に設けられるものである。なお、図示のものでは、シート本体1の側面側にも同様の目的でサイドシールド4を取り付けたものとなっている。
そして、前記フロントシールド2は、下方部の枢着部10をもって回動自在に枢着され、上縁部が揺動するように構成されている。また、枢着部10には弾発部材3が装着されており、フロントシールド2の上縁部がシートクッション1aの前側部1cに常に付勢されるように構成されている。なお、図示のものでは、前記弾発部材3としてトーションバーが用いられているが、その他、同様の弾発力を付与できるものであれば種類を問わない。
【0009】
このように構成したものは、シートクッション1aの前側部1cには装飾用のフロントシールド2が取り付けられているので、シートの前方部がスッキリしていて優れた外観を呈することとなる。しかも、前記フロントシールド2を下部において回動自在に枢着するとともに、該枢着部10に上縁部がシートクッション1aの前側部1cに付勢されるように弾発部材3を装着した構造としてあるため、シートクッション1aの位置を上昇させた場合には、フロントシールド2の上縁部がシートクッション1aの昇降動に追従して常にシートクッション1aの前側部1cに密着することとなる。従って、従来のようにフロントシールド2の上縁部とシートクッション1aの前側部1cとの間に隙間が生じることがなく、より品質の高いシートを提供できることとなる。更には、フロントシールド2の上縁部とシートクッション1aの前側部1c間の干渉力も弱いため、異音の発生も確実に防止することができることとなる。
【0010】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明はシートクッションの高さ調整をした場合にも、フロントシールドの上縁部が常にシートクッションの前側部に追従・密着して両者間に隙間を生じることがなく、優れた見栄えを呈することができ、しかもフロントシールドの上縁部とシートクッションの前側部間の干渉力も弱く異音の発生も防止することができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃したフロントシールド付き自動車用シートとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す要部の正面図である。
【図3】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シート本体
1a シートクッション
1c シートクッションの前側部
2 フロントシールド
3 弾発部材
10 枢着部
Claims (1)
- 上下方向に位置調整自在なシートクッションの前側部に、シートクッションが最下部に位置している時、上端部の先端がシートクッションの前側部に密着するように設置された装飾用のフロントシールドを取り付けてなるフロントシールド付き自動車用シートであって、前記フロントシールドを下部において、シートクッションの昇降動に追従することなく固定状態にある車体側あるいはシート側に回動自在に枢着するとともに、該枢着部に上縁部がシートクッションの前側部に付勢されるように弾発部材が装着され、シートクッションを上下方向に調整し、前記シートクッションとフロントシールドの位置が相対的に変化した時、フロントシールドの先端がシートクッションの前側部に密着するように揺動することを特徴とするフロントシールド付き自動車用シート。
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- 2002-04-22 JP JP2002118704A patent/JP4019778B2/ja not_active Expired - Fee Related
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