JP4019314B2 - スライドドアのストッパ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は乗用車等の車両、特にスライドドアを備えた車両において、このスライドドアを位置規制するストッパ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
所謂ミニバン車等において、たとえば図3に示したように、ボディ1にヒンジ式に開閉可能に支持されたフロントドア2とこのフロントドア2の後方でボディ1にスライド可能に支持されたスライドドア3が備えられている。この種の車両では、スライドドア3を位置規制して、そのガタ止め機構として機能するストッパ機構もしくは構造(A部)が備えられている。
【0003】
従来のストッパ構造にあっては、図4および図5に示すように、スライドドア3側(スライドドア3の前部)およびボディ1側(所謂、Bピラー4)間に設定されるメール5およびヒメール6からなるストッパ7が具備されている。メール5およびヒメール6は、スライドドア3およびBピラー4のそれぞれ取付面3a,4aに取り付けられる。そして、スライドドア3を閉めることで、メール5がヒメール6に対して進入し(進入方向L)、両者の係合によりスライドドア3を位置規制して、そのガタ止めを行なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のストッパ構造ではメール5およびヒメール6が、スライドドア3およびボディ1に設定されるため、実質的にスライドドア3の進入方向(前後方向;L方向)の位置調整を行なうことができない。このためスライドドア3の建付けにバラツキがあると、ストッパ7によるガタ止め機能を確保するのが困難になる。
【0005】
また、スライドドア3の進入方向と、スライドドア3およびBピラー4におけるメール5およびヒメール6の取付面3a,4a、つまりストッパ7の取付方向が一致していないため、L方向の位置調整を行なうのが難しい。
【0006】
本発明は以上の点に鑑み、スライドドアの建付けに影響されることなく、容易かつ適正な調整が可能なスライドドアのストッパ構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のスライドドアのストッパ構造は、車両ボディにスライド可能に支持されたスライドドアを位置規制するストッパ構造であって、スライドドア側およびボディ側間に設定されるメールおよびヒメールからなるストッパを有し、スライドドアの下部にてその進入方向にストッパを配設して、メールおよびヒメールのうち一方をスライドドアの進入方向に長孔として形成されたボルト孔に、他方をスライドドアの進入方向と直交方向に長孔として形成されたボルト孔に、それぞれボルトを介して取り付けられることを特徴とする。
【0008】
本発明のスライドドアのストッパ構造にあっては、スライドドアのスライド機構を構成するスライドドアのロアアームにブラケットを介してメールを取り付け、このメールに対応してボディ側にブラケットを介してヒメールを取り付けるようにすることが好ましい。
【0009】
本発明のスライドドアのストッパ構造において、前記メールは、好ましくは、スライドドアの進入方向に長孔として形成されたボルト孔に、ボルトを介して取り付けられる。
【0011】
本発明によれば、スライドドアの下部にてその進入方向にストッパを配設するが、その際まず、メールの取付面をスライドドアの進入方向と合わせることで、L方向の位置調整が可能になる。また、ヒメールをメールの進入方向と直交方向に位置調整可能とすることで、幅方向(W方向)の調整が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基き、従来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本発明によるスライドドアのストッパ構造の好適な実施の形態を説明する。
図1は本発明によるストッパ構造におけるストッパ10まわりの構成例を示している。ストッパ10は、スライドドア3側およびボディ1側間に設定されるメール11およびヒメール12からなる。本発明ではストッパ10は、スライドドア3の下部(図3、C部)に配設される。このスライドドア3の下部には、前後方向に沿ってスライド機構が配置されている。
【0013】
スライドドア3によって開閉されるようにボディ1の側部に開設された開口部(図示せず)の下縁部に沿って前後方向に、スライドドア3をスライドガイドするためのガイドレール13が敷設されている。スライドドア3の下端部内側にはロアアーム14が延出し、その先端部に複数のローラ15が回転自在に支持される。ローラ15はガイドレール13内に装着され、このように構成されたスライド機構によりスライドドア3は、ボディ1にスライド可能に支持される。なお、スライドドア3の上部においても、実質的に同様に構成されたスライド機構を有している。
【0014】
ストッパ10は、スライドドア3の進入方向に配設されるが、図2にも示したようにメール11は、ブラケット16を介してロアアーム14側に取り付けられる。また、ヒメール12はメール11に対応してボディ1側にブラケット17を介して取り付けられる。
【0015】
この場合、ブラケット16は、ボルト18によってロアアーム14に締着されるが、このボルト18はスライドドア3の進入方向(前後方向;L方向)に長孔として形成されたボルト孔19に挿通する。したがって、メール11はヒメール12に対する進入方向(矢印▲1▼)に位置調整可能である。また、ブラケット17は、ボルト20によってボディ1に締着されるが、このボルト20はメール11の進入方向と直交方向に長孔として形成されたボルト孔21に挿通する。したがって、ヒメール12はメール11の進入方向と直交方向(矢印▲2▼)に位置調整可能である。
【0016】
上記構成において、本発明によれば、スライドドア3の下部にてその進入方向にストッパ10が配設される。まず、メール11の取付面をスライドドア3の進入方向と合わせることで、L方向の位置調整が可能になる。また、ヒメール12をメール11の進入方向と直交方向に位置調整可能とすることで、幅方向(W方向)の調整が可能になる。なお、これらの位置調整を行なう場合、フロントドア2を開けた状態でメール11の位置を合わせた後、図1のようにドライバ等の工具Tを挿入し、この工具Tによりボルト18あるいは20を容易にかつ的確に締付操作することができる。
【0017】
このように、スライドドア3下部のロアアーム14にストッパ10を設定し、L方向の位置を調整可能にしたことにより、スライドドア3の建付けに影響されることなく、ストッパ10を容易にかつ適正に調整することが可能になり、メール11およびヒメール12の位置関係を高い精度で調整することができる。
【0018】
以上本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で適宜変更等が可能である。
たとえばメールおよびヒメールを上記とは逆の配置関係、すなわちメールおよびヒメールをボディ側とロアアーム側に設定することも可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種のストッパ構造においてメールの取付面をスライドドアの進入方向と合わせることで、その進入方向の位置調整が可能になる。また、ヒメールをメールの進入方向と直交方向に位置調整可能とすることで、幅方向の調整が可能になり、スライドドアの建付けに影響されることなく、ストッパを容易にかつ適正に調整することが可能になり、メールおよびヒメールの位置関係を高い精度で調整することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるストッパまわりの構成例を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるメールおよびヒメールの位置調整の内容を示す図1のD−D線に沿う断面図である。
【図3】スライドドアを備えた車両ボディの例を示す図である。
【図4】従来例におけるストッパを構成するメールおよびヒメールを示す図である。
【図5】従来例におけるストッパまわりの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 ボディ
2 フロントドア
3 スライドドア
10 ストッパ
11 メール
12 ヒメール
13 ガイドレール
14 ロアアーム
15 ローラ
16,17 ブラケット
18,20 ボルト
19,21 ボルト孔
Claims (3)
- 車両ボディにスライド可能に支持されたスライドドアを位置規制するストッパ構造であって、
上記スライドドア側および上記ボディ側間に設定されるメールおよびヒメールからなるストッパを有し、上記スライドドアの下部にてその進入方向に上記ストッパを配設して、
上記メールおよび上記ヒメールのうち一方は、上記スライドドアの進入方向に長孔として形成されたボルト孔に、
他方は、上記スライドドアの進入方向と直交方向に長孔として形成されたボルト孔に、
それぞれボルトを介して取り付けられることを特徴とするスライドドアのストッパ構造。 - 前記スライドドアのスライド機構を構成する前記スライドドアのロアアームにブラケットを介して前記メールを取り付け、該メールに対応して前記ボディ側にブラケットを介して前記ヒメールを取り付けることを特徴とする、請求項1に記載のスライドドアのストッパ構造。
- 前記メールは、前記スライドドアの進入方向に長孔として形成されたボルト孔に、ボルトを介して取り付けられることを特徴とする、請求項1または2に記載のスライドドアのストッパ構造。
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