JP4019015B2 - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4019015B2
JP4019015B2 JP2003131814A JP2003131814A JP4019015B2 JP 4019015 B2 JP4019015 B2 JP 4019015B2 JP 2003131814 A JP2003131814 A JP 2003131814A JP 2003131814 A JP2003131814 A JP 2003131814A JP 4019015 B2 JP4019015 B2 JP 4019015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input shaft
shaft
output shaft
groove
engaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003131814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004332449A (ja
Inventor
雅昭 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP2003131814A priority Critical patent/JP4019015B2/ja
Priority to GB0408893A priority patent/GB2402164B/en
Priority to US10/828,173 priority patent/US7171832B2/en
Priority to DE200410022133 priority patent/DE102004022133B4/de
Publication of JP2004332449A publication Critical patent/JP2004332449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4019015B2 publication Critical patent/JP4019015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/02Lock casings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B17/00Accessories in connection with locks
    • E05B17/04Devices for coupling the turning cylinder of a single or a double cylinder lock with the bolt operating member
    • E05B17/041Coupling device with a shaft projecting axially rearwardly from the cylinder, e.g. affording a degree of universal motion to compensate for misalignment
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B79/00Mounting or connecting vehicle locks or parts thereof
    • E05B79/10Connections between movable lock parts
    • E05B79/20Connections between movable lock parts using flexible connections, e.g. Bowden cables
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/06Lock cylinder arrangements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/02Power-actuated vehicle locks characterised by the type of actuators used
    • E05B81/04Electrical
    • E05B81/06Electrical using rotary motors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S292/00Closure fasteners
    • Y10S292/23Vehicle door latches
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T292/00Closure fasteners
    • Y10T292/08Bolts
    • Y10T292/1043Swinging
    • Y10T292/1044Multiple head
    • Y10T292/1045Operating means
    • Y10T292/1047Closure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T70/00Locks
    • Y10T70/50Special application
    • Y10T70/5093For closures
    • Y10T70/5155Door
    • Y10T70/5199Swinging door
    • Y10T70/5372Locking latch bolts, biased
    • Y10T70/5385Spring projected
    • Y10T70/5389Manually operable
    • Y10T70/5394Directly acting dog for exterior, manual, bolt manipulator
    • Y10T70/5416Exterior manipulator declutched from bolt when dogged

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に用いられるドアロック装置に関するもので、より詳細には、外部からのキー操作によるキーシリンダの回転を回転駆動力としてロック機構に伝達して、アンロック状態とロック状態とに切り換わるドアロック装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドアロック装置は、アンロック状態においてアウトサイドハンドルの開ドア操作によるオープンレバーの動作をラッチ機構に伝達し、一方、ロック状態においてアウトサイドハンドルの開ドア操作によるオープンレバーの動作を無効化してラッチ機構に伝達しないロック機構を備えている。
【0003】
ロック機構は、オープンレバーの動作をラッチ機構に伝達するアンロック位置と、オープンレバーの動作をラッチ機構に伝達しないロック位置とに移動するリンク部を備えている。リンク部には、回転可能に配設した入力軸が連係してあり、さらにこの入力軸には、車両外部からのキー操作によるキーシリンダの回転を当該入力軸に伝達する出力軸が係合してある。入力軸と出力軸との間は、例えば両者に対応する凹凸部を形成し、凸部を凹部に挿入係合することによって回転力を伝達するようにしている。また、リンク部には、車両内部からのインサイドロックボタンの操作を当該リンク部に伝達するロックボタン連係手段を接続してある。
【0004】
キー操作による出力軸の回転は、回転駆動力として入力軸に与えられ、さらに入力軸を介してリンク部に伝達されることになり、当該リンク部がアンロック位置とロック位置とに切り換わる。一方、インサイドロックボタンの操作は、ロックボタン連係手段を介してリンク部に伝達され、当該リンク部がアンロック位置とロック位置とに切り換わる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−147084号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したドアロック装置では、キーを操作した場合、リンク部がアンロック位置、もしくはロック位置に移動してロック機構の状態が切り換わるとともに、リンク部とロックボタン連係手段とが連係してインサイドロックボタンが操作される。一方、インサイドロックボタンを操作した場合には、リンク部が移動することになるが、リンク部と入力軸とを連係させずキーシリンダ側に操作が伝達されないようにしてある。すなわち、キーシリンダ側は、キーの差し込み方向が常に同じとなるように構成してある。かかるロック機構の操作を実現するため、従来のドアロック装置では、入力軸側に空転領域を設ける態様で入力軸とリンク部とを接続することにより、入力軸からはリンク部を移動させる一方、リンク部の移動が入力軸側に伝達されないように構成してある。
【0007】
上記のように入力軸側に空転領域を設けたドアロック装置は、入力軸が出力軸に係合されていない状態において当該入力軸が空転領域の範囲内で任意に回転することができる。このため、ドアに組み付けるための単位部品として供給されたドアロック装置では、入力軸の回転位相が正逆互いに異なっている場合があり得る。入力軸の回転位相が互いに異なった状態であっても、これに出力軸を挿入係合させることは可能である。しかしながら、入力軸の回転位相が互いに異なった状態で出力軸を挿入係合させたドアロック装置にあっては、リンク部をアンロック位置とロック位置との間で移動させる際の操作量が偏ることになる。例えば、リンク部をアンロック位置まで移動させる際の操作量が多くなる一方、ロック位置まで移動させる際の操作量が少なくなるという事態が発生し、キー操作が不自然になるという問題がある。因みに、こうした問題を解決するには、ドアロック装置を組み付ける際に入力軸の回転位相を調整すればよいものの、ドアロック装置の組み付け作業が煩雑化するのは否めない。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みて、作業の煩雑化を招来することなくキーによるロック/アンロック操作量が相互に異なる事態を防止することのできるドアロック装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るドアロック装置は、アンロック状態となった場合にハンドルによる開ドア操作を有効化する一方、ロック状態となった場合にハンドルによる開ドア操作を無効化するロック機構と、回転駆動力が与えられた場合に前記ロック機構をアンロック状態とロック状態とに切り換える入力軸とを有し、外部からのキー操作によって回転する出力軸を前記入力軸に係合させることにより、当該キー操作を回転駆動力として前記入力軸に与えるようにしたドアロック装置において、前記出力軸と前記入力軸とが係合するまでは前記入力軸を所定の回転位置で係止し、前記出力軸と前記入力軸とが係合した場合に前記入力軸の回転を許容する位置決め手段を備え、前記位置決め手段は、前記入力軸の端面から軸線方向に沿い、かつ該入力軸の径方向に貫通するように形成し、前記入力軸の端面側から前記出力軸が挿通される凹溝と、前記入力軸を回転可能に挿通支持するハウジングに設けてあり、前記入力軸が所定の回転位置にある場合に前記凹溝と連通する切欠溝と、前記入力軸の中心軸を挟んで一方側に位置する端部と他方側に位置する端部とがそれぞれ入力軸の外部に露出するように凹溝を貫通するとともに、一方側に位置する端部が弾性部を介して入力軸に連結してあり、前記出力軸と前記入力軸とが係合するまでは他方側に位置する端部が前記弾性部の弾性力により前記切欠溝に位置して前記入力軸のハウジングに対する回転を規制する一方、前記出力軸を前記入力軸の凹溝に係合させた場合には前記弾性部の撓みにより前記切欠溝から押し出されて前記入力軸のハウジングに対する回転を許容する係止片とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項2に係るドアロック装置は、上記請求項1において、前記位置決め手段は、前記出力軸と前記入力軸とが係合するまでは前記係止片から前記凹溝の開口方向に向けて弾性的に突出し、前記凹溝に前記出力軸を挿入係合させた場合に前記出力軸に当接することにより、前記係止片を前記切欠溝から押し出す当接部をさらに備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下に添付図面を参照して、本発明に係るドアロック装置の実施の形態1を詳細に説明する。図1は本発明のドアロック装置を車両前方向から見た図、図2はドアロック装置の一部を車両室内方向から見た図である。
【0015】
ここで例示するドアロック装置は、四輪自動車(本実施の形態では左ハンドル車)の運転席側に配置した前方ヒンジのサイドドアD(以下ドアという)に設けてある。このドアロック装置は、ドアDの室外側に設けたアウトサイドハンドルHとラッチ機構(図示せず)との間に設けてある。
【0016】
ラッチ機構は、ハウジング1に内装してあって、従前のものと同様に、ラッチとラチェットとを備えており、車両本体に対してドアを閉めた場合に、ラッチによって車両本体側のストライカを噛合保持する。さらに、ラッチ機構は、ラチェットによってラッチとストライカとの噛合状態を保持することにより、車両本体に対してドアを閉状態に維持する。
【0017】
ドアロック装置は、ドアDの室外側に設けたキーシリンダ2のキー操作、あるいはドアDの室内側に設けたインサイドロックボタン3の操作によってアンロック状態とロック状態とに切り換わるロック機構(図示せず)を備えている。
【0018】
ロック機構は、ハウジング1に内装してあって、アンロック状態においてアウトサイドハンドルHの開ドア操作によって回動するオープンレバーの動作を有効化してラッチ機構に伝達し、一方、ロック状態においてアウトサイドハンドルHの開ドア操作によるオープンレバーの動作を無効化してラッチ機構に伝達しない。このロック機構は、オープンレバーの動作をラッチ機構に伝達するアンロック位置と、オープンレバーの動作をラッチ機構に伝達しないロック位置とに移動するリンク部4を備えている。
【0019】
リンク部4には、車両外部からのキー操作によるキーシリンダ2の回転を当該リンク部4に伝達する入力軸5を接続してある。入力軸5には、キーシリンダ2に至る出力軸6が係合する。また、リンク部4には、車両内部からのインサイドロックボタン3の操作を当該リンク部4に伝達するリンクやワイヤなどからなるロックボタン連係手段7を接続してある。さらに、リンク部4には、駆動モータ(図示せず)の駆動を当該リンク部4に伝達するギアなどからなるモータ連係手段(図示せず)を接続してある。
【0020】
キー操作は、出力軸6から入力軸5を介してリンク部4に伝達され、当該リンク部4がアンロック位置とロック位置とに切り換わる。一方、インサイドロックボタン3の操作は、ロックボタン連係手段7を介してリンク部4に伝達され、当該リンク部4がアンロック位置とロック位置とに切り換わる。さらに、駆動モータの駆動は、モータ連係手段を介してリンク部4に伝達され、当該リンク部4がアンロック位置とロック位置とに切り換わる。
【0021】
ところで、インサイドロックボタン3は、リンク部4をアンロック位置に切り替えたときと、ロック位置に切り替えたときとで、その形態が異なり目視できるようになっている。また、リンク部4には、駆動モータの駆動がモータ連係手段を介して伝達される。駆動モータの駆動は、正逆駆動の一方でリンク部4をアンロック位置に切り替え、他方でロック位置に切り替えるため、モータ連係手段の形態がアンロック位置とロック位置とで異なるようになっている。
【0022】
このため、キー操作をしてリンク部4をアンロック位置にした場合には、リンク部4の移動に対してインサイドロックボタン3およびモータ連係手段が連係してアンロック位置に応じた形態になる。また、キー操作をしてリンク部4をロック位置にした場合には、リンク部4に連係してインサイドロックボタン3およびモータ連係手段が連係してロック位置に応じた形態になる。一方、インサイドロックボタン3の操作あるいは駆動モータの駆動によってリンク部4がアンロック位置もしくはロック位置に移動することになるが、リンク部4と入力軸5とを連係させずキーシリンダ2側に操作が伝達されないようにしてある。すなわち、キーシリンダ2へのキー差し込み方向が常に同じとなるように構成してある。そこで、かかる操作を実現するために、入力軸5側の操作に空転領域を設ける態様でリンク部4と入力軸5とを接続して、入力軸5からはリンク部4を移動させる一方で、リンク部4の移動が入力軸5側に伝達されないように構成してある。
【0023】
上記のごとくキー操作によるキーシリンダ2の回転をリンク部4に伝達する入力軸5は、ハウジング1の内部に回転可能に支承してある。入力軸5は、回転基部5Aに軸部5Bを一体にして延在してなる。回転基部5Aには、軸部5Bと同一軸線上であって軸部5Bの延在方向とは逆側に凹設した軸穴5Aaが形成してある。
【0024】
入力軸5に対してハウジング1は、回転基部5Aの軸穴5Aaに挿入し得る凸軸1Aと、軸部5Bを挿通する軸受穴1Bとを有してなり、これら凸軸1Aと軸受穴1Bとの間で入力軸5を回転可能に支持する。
【0025】
また、軸受穴1Bは、ハウジング1の外部に貫通して形成してある。この軸受穴1Bには、キーシリンダ2から延在する出力軸6がハウジング1の外部から挿通される。そして、出力軸6は、軸受穴1Bの内部において、ハウジング1の内部から挿通した軸部5Bに対して係合する。
【0026】
なお、本実施の形態において出力軸6は、キーシリンダ2から延在して長手杆状に形成してあり、軸部5Bに係合する長板状(例えば断面略一文字形状)の先端部を除いて可撓性を有している。そして、出力軸6は、可撓性を有した外筒体6Aに内装してある。すなわち、キー操作によるキーシリンダ2の回転は、外筒体6Aの内部で出力軸6が回転することで入力軸5に伝達される。
【0027】
また、外筒体6Aの先端側の外周には係止溝6Aaが設けてある。これに対し軸受穴1Bは、ハウジング1の外側に向く開口縁に、外筒体6Aの先端を挿通する係止筒1Cを有している。この係止筒1Cの内周面には、上記係止溝6Aaと互いに係合する係止突起1Caが設けてある。そして、係止筒1Cに外筒体6Aを挿通して、係止溝6Aaと係止突起1Caとが互いに係合することで、出力軸6が軸受穴1Bに対して抜け止めされ、かつ、外筒体6Aの先端部から延出する出力軸6の先端部が入力軸5に係合した状態を維持される。
【0028】
以下、入力軸5および軸受穴1Bの詳細について説明する。図3は実施の形態1における入力軸および軸受穴を示す斜視図である。図3に示すように、入力軸5の回転基部5Aは、円柱形状に形成してある。回転基部5Aの一端部には、当該回転基部5Aよりも細径に形成した円柱形状の軸部5Bが一体に設けてある。また、回転基部5Aの他端部には、軸穴5Aaが設けてある。
【0029】
軸部5Bには、位置決め手段を構成する凹溝8が設けてある。凹溝8は、軸部5Bの軸線方向に沿って当該軸部5Bを2つに縦割りにする略一文字形状にして設けてある。この凹溝8は、回転基部5Aの一端側にも一部掛かって設けてある。
【0030】
回転基部5Aの外周部には、位置決め手段を構成する係止部材9が設けてある。係止部材9は、凹溝8の一側部開口から他側部開口に突き抜けて当該凹溝8に進入し得る形態の係止片9Aを有している。この係止片9Aは、凹溝8の底部が連なる当該凹溝8の一側部開口縁の位置に対し、弾性部9Bを介して基端を連結した片持ちにして設けてある。また、係止片9Aの中途部には、当接部としての当接片9Cが延在してある。当接片9Cは、係止片9Aに対し、上記弾性部9Bよりも硬質で弾性力が高い弾性部9Dを介して基端を連結した片持ちにして、係止片9Aの外側に向かって斜めに延在して設けてある。この当接片9Cは、係止片9Aを凹溝8に進入させた場合に、自由端が凹溝8内にあって軸部5Bの先端側に向かって延在する配置となる。
【0031】
また、回転基部5Aの外周部には、その径外方向に延在した連結腕部材10が設けてある。この連結腕部材10は、リンク部4に接続する。
【0032】
図3に示すように、軸受穴1Bは、入力軸5の軸部5Bを挿通するとともに回転可能に支持する内径をなしている。この軸受穴1Bは、ハウジング1の内側に向く開口縁に筒部11を有している。筒部11は、軸受穴1Bと同様に入力軸5の軸部5Bを挿通するとともに回転可能に支持する内径をなしている。また、筒部11には、位置決め手段を構成する切欠溝11Aが設けてある。切欠溝11Aは、筒部11のハウジング1の内側に向く端縁において互いに対向する部位に設けてあり、軸受穴1Bに軸部5Bを挿通した場合に凹溝8と連通する。
【0033】
なお、凹溝8と切欠溝11Aとが互いに連通する形態は、入力軸5が所定の回転位置にあるときである。ここで、入力軸5の所定の回転位置について説明する。図2に示すように入力軸5は、キー操作によるキーシリンダ2の回転が出力軸6から伝達することで矢印α方向に正逆回転する。これに伴いリンク部4が矢印β方向に移動する。これにより、リンク部4がアンロック位置とロック位置とに切り換わる。キーシリンダ2は、車両室外に表出したキー差込口を常に所定位置にし、当該キー差込口へのキーの差し込み方向を常に同じくしてキー操作をし易くしてある。入力軸5の所定の回転位置は、キーシリンダ2のキー差込口の所定位置に対応し、上述した空転領域において矢印α方向への回転の略中央であって、キー操作によってキーシリンダ2の回転が入力軸5に伝達したときに、当該空転領域での回転範囲が矢印α方向のいずれも略同じくなる中立位置である。
【0034】
以下、入力軸5と出力軸6との係合にかかる動作を説明する。図4(a)〜(d)は実施の形態1における入力軸と出力軸との係合にかかる動作を示す断面図である。なお、図4(a)〜(c)は凹溝8および切欠溝11Aに沿う方向に裁断した断面図であり、図4(d)は図4(a)〜(c)に直交する方向に裁断した断面図である。
【0035】
まず、図4(a)に示すように、入力軸5を軸受穴1Bに挿通する。入力軸5を軸受穴1Bに挿通するには、係止部材9の係止片9Aを凹溝8内に入れるように弾性部9Bの部分を折り曲げる。そして、この状態のまま軸部5Bを軸受穴1Bに挿通する。さらに、軸受穴1Bにおける筒部11の切欠溝11Aに対して凹溝8を連通させて、筒部11の端縁に回転基部5Aを当接させる。これにより、係止片9Aは、凹溝8および切欠溝11Aの双方に位置し、凹溝8内に挿入されつつ切欠溝11Aにも挿入される。この結果、係止片9Aが凹溝8と切欠溝11Aとを連通した状態を維持するため、入力軸5が所定の回転位置で係止されてその回転が規制されることになる。また、上記の状態において、当接部としての当接片9Cは、係止片9Aから凹溝8の先端開口方向に弾性部9Dを介して弾性的に突出した形態となる。なお、上記のごとく入力軸5を軸受穴1Bに挿通した状態は、ハウジング1の内部にラッチ機構およびロック機構が組み込まれてあり、本ドアロック装置を組み立てた状態である。
【0036】
次いで、図4(b)に示すように、係止筒1Cを通してハウジング1の外部から出力軸6を軸受穴1Bに挿通する。出力軸6の先端部は、入力軸5の凹溝8に係合するとともに、係止部材9の当接片9Cを凹溝8の底部側に押し込む。このとき、係止部材9は、当接片9Cの基端の弾性部9Dが係止片9Aの基端の弾性部9Bよりも硬質であるため、弾性部9Bのみが撓んで係止片9Aが凹溝8の底部に押し込まれる。この結果、係止片9Aが切欠溝11Aから押し出され、入力軸5の係止が外れて回転が許容されることになる。なお、図4(b)の状態においては、入力軸5の凹溝8に出力軸6が既に係合してあるため、出力軸6からの回転の伝達がない限り入力軸5が回転することがない。
【0037】
次いで、図4(c)および図4(d)に示すように、さらに出力軸6を凹溝8の底部側に挿通する。これにより、出力軸6の外筒体6Aに設けた係止溝6Aaと係止筒1Cに設けた係止突起1Caとが互いに係合して、軸受穴1Bに対して出力軸6を抜け止めし、かつ、入力軸5の凹溝8への出力軸6の係合を維持する。このとき、係止部材9は、当接片9Cが出力軸6の先端によってさらに凹溝8の底部側に押し込まれる。当接片9Cは、係止片9Aが凹溝8の底部に到達しているので、弾性部9Dが撓んで係止片9Aを凹溝8内にさらに押し込む態様になる。
【0038】
このように、上述した実施の形態1におけるドアロック装置では、凹溝8、切欠溝11Aおよび係止部材9からなる位置決め手段によって、出力軸6と入力軸5とが係合するまでは入力軸5を所定の回転位置で係止し、出力軸6と入力軸5とが係合した場合に入力軸5の回転を許容する。すなわち、出力軸6を入力軸5に係合する以前に入力軸5側の操作に設けた空転領域の範囲内で入力軸5が回転する事態を防ぐことが可能になる。この結果、外部からのキー操作によるキーシリンダ2の回転を回転駆動力としてロック機構に伝達するときに、アンロック状態あるいはロック状態への入力軸5の回動範囲が偏ることがない。したがって、上述した実施の形態1におけるドアロック装置では、ドアDへの組み付け作業の煩雑化を招来することなくキーによるロックあるいはアンロックの操作量が相互に異なる事態を防止することができる。
【0039】
特に、係止部材9は、凹溝8と切欠溝11Aとに挿通した係止片9Aから凹溝8の先端開口方向に弾性的に突出した当接部としての当接片9Cを有している。この当接片9Cは、凹溝8に出力軸6を挿入係合させた場合に出力軸6に当接することにより係止片9Aを切欠溝11Aから押し出す。さらに、当接片9Cは、さらなる凹溝8への出力軸6の挿入によって弾性部9Dの弾性によって係止片9Aを凹溝8内にさらに押し込んで係止片9Aを切欠溝11Aから押し出す方向に常に付勢する。この結果、係止部材9は、切欠溝11Aから確実に押し出され、かつ、押し出された状態が維持されることになる。
【0040】
(実施の形態2)
以下に添付図面を参照して、本発明に係るドアロック装置の実施の形態2を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態2では、上述した実施の形態1に対して係止部材のみ構成が異なる。そこで、実施の形態2において上述した実施の形態1と同一箇所には同一符号を付して示し説明を省略する。
【0041】
図5は実施の形態2における入力軸および軸受穴を示す斜視図である。図5に示すように、回転基部5Aの外周部には、位置決め手段を構成する係止部材15が設けてある。係止部材15は、凹溝8の一側部開口から他側部開口に突き抜けて当該凹溝8に進入し得る形態の係止片15Aを有している。この係止片15Aは、凹溝8の底部が連なる当該凹溝8の一側部開口縁の位置に対し、弾性部15Bを介して基端を連結した片持ちにして設けてある。なお、係止片15Aは、弾性部15Bよりも硬質で撓み量が少なくして形成してある。また、係止片15Aの中途部には、当該係止片15Aを湾曲してなる当接部としての凸曲部15Cを設けてある。凸曲部15Cは、係止片15Aを凹溝8に進入させた場合に、頂部分が凹溝8内にあって軸部5Bの先端側に向く配置となる。
【0042】
以下、入力軸5と出力軸6との係合にかかる動作を説明する。図6(a)〜(d)は実施の形態2における入力軸と出力軸との係合にかかる動作を示す断面図である。なお、図6(a)〜(c)は凹溝8および切欠溝11Aに沿う方向に裁断した断面図であり、図6(d)は図6(a)〜(c)に直交する方向に裁断した断面図である。
【0043】
まず、図6(a)に示すように、入力軸5を軸受穴1Bに挿通する。入力軸5を軸受穴1Bに挿通するには、係止部材15の係止片15Aを凹溝8内に入れるように弾性部15Bの部分を折り曲げる。そして、この状態のまま軸部5Bを軸受穴1Bに挿通する。さらに、軸受穴1Bにおける筒部11の切欠溝11Aに対して凹溝8を連通させて、筒部11の端縁に回転基部5Aを当接させる。これにより、係止片15Aは、凹溝8および切欠溝11Aの双方に位置し、凹溝8内に挿入されつつ切欠溝11Aにも挿入される。この結果、係止片15Aが凹溝8と切欠溝11Aとを連通した状態を維持するため、入力軸5が所定の回転位置で係止されその回転が規制されることになる。また、上記の状態において、当接部としての凸曲部15Cは、係止片9Aから凹溝8の先端開口方向に自身の弾性によって弾性的に突出した形態となる。なお、上記のごとく入力軸5を軸受穴1Bに挿通した状態は、ハウジング1の内部にラッチ機構およびロック機構が組み込まれてあり、本ドアロック装置を組み立てた状態である。
【0044】
次いで、図6(b)に示すように、係止筒1Cを通してハウジング1の外部から出力軸6を軸受穴1Bに挿通する。出力軸6の先端部は、入力軸5の凹溝8に係合するとともに、係止部材15の凸曲部15Cを凹溝8の底部側に押し込む。このとき、このとき、係止部材15は、凸曲部15Cをなす係止片15Aが当該係止片15Aの基端の弾性部15Bよりも硬質であるため、弾性部15Bのみが撓んで係止片15Aが凹溝8の底部に押し込まれる。この結果、係止片15Aが切欠溝11Aから押し出され、入力軸5の係止が外れて回転が許容されることになる。なお、図6(b)の状態においては、入力軸5の凹溝8に出力軸6が既に係合してあるため、出力軸6からの回転の伝達がない限り入力軸5が回転することがない。
【0045】
次いで、図6(c)および図6(d)に示すように、さらに出力軸6を凹溝8の底部側に挿通する。これにより、出力軸6の外筒体6Aに設けた係止溝6Aaと係止筒1Cに設けた係止突起1Caとが互いに係合して、軸受穴1Bに対して出力軸6を抜け止めし、かつ、入力軸5の凹溝8への出力軸6の係合を維持する。このとき、係止部材15は、凸曲部15Cが出力軸6の先端によってさらに凹溝8の底部側に押し込まれる。凸曲部15Cは、係止片15Aが凹溝8の底部に到達しているので、自身が撓んで係止片15Aを凹溝8内にさらに押し込む態様になる。
【0046】
このように、上述した実施の形態2におけるドアロック装置では、凹溝8、切欠溝11Aおよび係止部材15からなる位置決め手段によって、出力軸6と入力軸5とが係合するまでは入力軸5を所定の回転位置で係止し、出力軸6と入力軸5とが係合した場合に入力軸5の回転を許容する。すなわち、出力軸6を入力軸5に係合する以前に入力軸5側の操作に設けた空転領域の範囲内で入力軸5が回転する事態を防ぐことが可能になる。この結果、外部からのキー操作によるキーシリンダ2の回転を回転駆動力としてロック機構に伝達するときに、アンロック状態あるいはロック状態への入力軸5の回動範囲が偏ることがない。したがって、上述した実施の形態2におけるドアロック装置では、ドアDへの組み付け作業の煩雑化を招来することなくキーによるロックあるいはアンロックの操作量が相互に異なる事態を防止することができる。
【0047】
特に、係止部材15は、凹溝8と切欠溝11Aとに挿通した係止片15Aから凹溝8の先端開口方向に弾性的に突出した当接部としての凸曲部15Cを有している。この凸曲部15Cは、凹溝8に出力軸6を挿入係合させた場合に出力軸6に当接することにより係止片15Aを切欠溝11Aから押し出す。さらに、凸曲部15Cは、さらなる凹溝8への出力軸6の挿入によって自身の弾性によって係止片9Aを凹溝8内にさらに押し込んで係止片15Aを切欠溝11Aから押し出す方向に常に付勢する。この結果、係止部材15は、切欠溝11Aから確実に押し出され、かつ、押し出された状態が維持されることになる。
【0048】
(実施の形態3)
以下に添付図面を参照して、本発明に係るドアロック装置の実施の形態3を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態3では、上述した実施の形態1に対して位置決め手段のみ構成が異なる。そこで、実施の形態3において上述した実施の形態1と同一箇所には同一符号を付して示し説明を省略する。
【0049】
図7(a)は実施の形態3におけるドアロック装置の一部を車両室内方向から見た図、図7(b)は動作を示す図である。実施の形態3における位置決め手段は、嵌合部20と、挿通穴部21と、係止部材22とからなる。嵌合部20は、入力軸5における連結腕部材10に設けてあり、本実施の形態では凹部をなしている。挿通穴部21は、ハウジング1の内外に通じて設けた通し穴であり、入力軸5が所定の回転位置にあるときに嵌合部20と対向する位置に設けてある。係止部材22は、嵌合部20および挿通穴部21が互いに対向するときに、当該嵌合部20および挿通穴部21に共に嵌挿する杆状の嵌挿部22Aを有している。嵌挿部22Aは、ハウジング1の外部から挿通穴部21を通して嵌合部20に嵌挿するため、その基端部に手指などで摘むことのできる摘み部22Bが設けてある。さらに、嵌挿部22Aは、嵌合部20および挿通穴部21に共に嵌挿したときに、当該嵌挿状態を維持するための係止部22Cを有している。この係止部22Cは、本実施の形態では、ハウジング1の内部で挿通穴部21の開口縁に係止する態様の爪片として構成してある。なお、係止部22Cは、嵌合部20に係止し得る構成であってもよい。
【0050】
以下、入力軸5と出力軸6との係合にかかる動作を説明する。まず、図7(a)では、入力軸5を軸受穴1Bに挿通した状態を示す。この状態において、入力軸5を所定の回転位置とし、嵌合部20および挿通穴部21を互いに対向させる。そして、当該嵌合部20および挿通穴部21に係止部材22の嵌挿部22Aを嵌挿する。また、嵌挿部22Aは、係止部22Cによって前記嵌挿状態を維持する。この結果、嵌挿部22Aは、嵌合部20と挿通穴部21とが対向した状態を維持するため、入力軸5が所定の回転位置で係止されることになる。なお、上記のごとく入力軸5を軸受穴1Bに挿通した状態は、ハウジング1の内部にラッチ機構およびロック機構が組み込まれてあり、本ドアロック装置を組み立てた状態である。
【0051】
次いで、図7(b)に示すように、ハウジング1の外部から出力軸6を軸受穴1Bに挿通する。出力軸6の先端部は、入力軸5の凹溝8に係合する。この後、係止部材22の摘み部22Bを手指など摘み、嵌挿部22Aを嵌合部20および挿通穴部21から引き抜く。この結果、入力軸5の係止が外れて回転が許容されることになる。
【0052】
このように、上述した実施の形態3におけるドアロック装置では、嵌合部20、挿通穴部21および係止部材22からなる位置決め手段によって、入力軸5を所定の回転位置で係止する。そして、出力軸6と入力軸5とが係合した後に位置決め手段を外すことにより入力軸5の回転を許容する。したがって、出力軸6を入力軸5に係合する以前に入力軸5側の操作に設けた空転領域の範囲内で入力軸5が回転する事態を防ぐことが可能になる。この結果、外部からのキー操作によるキーシリンダ2の回転を回転駆動力としてロック機構に伝達するときに、アンロック状態あるいはロック状態への入力軸5の回動範囲が偏ることがない。したがって、上述した実施の形態3におけるドアロック装置では、ドアDへの組み付け作業の煩雑化を招来することなくキーによるロックあるいはアンロックの操作量が相互に異なる事態を防止することができる。
【0053】
なお、上述した全ての実施の形態において、出力軸6の先端部は、例えば断面略一文字形状に限らず、例えば断面略十文字形状にしてもよい。この場合、出力軸6が係合する軸部5Bでは、上記凹溝8に直交する溝を追加して軸部5Bを4つ縦割りにする略十文字形状の溝を設ける。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、出力軸と入力軸とが係合するまでは入力軸を所定の回転位置で係止し、出力軸と入力軸とが係合した場合に入力軸の回転を許容する。このため、出力軸を入力軸に係合する以前に入力軸側の操作に設けた空転領域の範囲内で入力軸が回転する事態を防ぐことができる。この結果、外部からのキー操作によるキーシリンダの回転を回転駆動力としてロック機構に伝達するときに、アンロック状態あるいはロック状態への入力軸の回動範囲が偏ることがない。したがって、ドアロック装置では、ドアへの組み付け作業の煩雑化を招来することなくキーによるロックあるいはアンロックの操作量が相互に異なる事態を防止することができる。
【0055】
また、本発明によれば、凹溝および切欠溝の双方に位置する係止片は、出力軸を凹溝に係合するときに出力軸によって切欠溝から押し出される。このため、予め組み立てたドアロック装置に出力軸を挿入係合する作業で上述のごとく入力軸と出力軸とを連結することができる。
【0056】
また、本発明によれば、当接部は、凹溝に出力軸を挿入係合させた場合に出力軸に当接して係止片を切欠溝から押し出す。これにより、係止片を切欠溝から確実に押し出すことができる。さらに、当接部は、弾性によって係止片を切欠溝から押し出す方向に常に付勢する。これにより係止片を押し出した状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドアロック装置を車両前方向から見た図である。
【図2】ドアロック装置の一部を車両室内方向から見た図である。
【図3】実施の形態1における入力軸および軸受穴を示す斜視図である。
【図4】(a)〜(d)は実施の形態1における入力軸と出力軸との係合にかかる動作を示す断面図である。
【図5】実施の形態2における入力軸および軸受穴を示す斜視図である。
【図6】(a)〜(d)は実施の形態2における入力軸と出力軸との係合にかかる動作を示す断面図である。
【図7】(a)は実施の形態3におけるドアロック装置の一部を車両室内方向から見た図、(b)は動作を示す図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
1A 凸軸
1B 軸受穴
1C 係止筒
1Ca 係止突起
2 キーシリンダ
3 インサイドロックボタン
4 リンク部
5 入力軸
5A 回転基部
5Aa 軸穴
5B 軸部
6 出力軸
6A 外筒体
6Aa 係止溝
7 ロックボタン連係手段
8 凹溝
9 係止部材
9A 係止片
9B 弾性部
9C 当接片(当接部)
9D 弾性部
10 連結腕部材
11 筒部
11A 切欠溝
15 係止部材
15A 係止片
15B 弾性部
15C 凸曲部(当接部)
20 嵌合部
21 挿通穴部
22 係止部材
22A 嵌挿部
22B 摘み部
22C 係止部
D ドア
H アウトサイドハンドル

Claims (2)

  1. アンロック状態となった場合にハンドルによる開ドア操作を有効化する一方、ロック状態となった場合にハンドルによる開ドア操作を無効化するロック機構と、
    回転駆動力が与えられた場合に前記ロック機構をアンロック状態とロック状態とに切り換える入力軸と
    を有し、外部からのキー操作によって回転する出力軸を前記入力軸に係合させることにより、当該キー操作を回転駆動力として前記入力軸に与えるようにしたドアロック装置において、
    前記出力軸と前記入力軸とが係合するまでは前記入力軸を所定の回転位置で係止し、前記出力軸と前記入力軸とが係合した場合に前記入力軸の回転を許容する位置決め手段を備え、前記位置決め手段は、
    前記入力軸の端面から軸線方向に沿い、かつ該入力軸の径方向に貫通するように形成し、前記入力軸の端面側から前記出力軸が挿通される凹溝と、
    前記入力軸を回転可能に挿通支持するハウジングに設けてあり、前記入力軸が所定の回転位置にある場合に前記凹溝と連通する切欠溝と、
    前記入力軸の中心軸を挟んで一方側に位置する端部と他方側に位置する端部とがそれぞれ入力軸の外部に露出するように凹溝を貫通するとともに、一方側に位置する端部が弾性部を介して入力軸に連結してあり、前記出力軸と前記入力軸とが係合するまでは他方側に位置する端部が前記弾性部の弾性力により前記切欠溝に位置して前記入力軸のハウジングに対する回転を規制する一方、前記出力軸を前記入力軸の凹溝に係合させた場合には前記弾性部の撓みにより前記切欠溝から押し出されて前記入力軸のハウジングに対する回転を許容する係止片と
    を備えることを特徴とするドアロック装置。
  2. 前記位置決め手段は、
    前記出力軸と前記入力軸とが係合するまでは前記係止片から前記凹溝の開口方向に向けて弾性的に突出し、前記凹溝に前記出力軸を挿入係合させた場合に前記出力軸に当接することにより、前記係止片を前記切欠溝から押し出す当接部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。
JP2003131814A 2003-05-09 2003-05-09 ドアロック装置 Expired - Fee Related JP4019015B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003131814A JP4019015B2 (ja) 2003-05-09 2003-05-09 ドアロック装置
GB0408893A GB2402164B (en) 2003-05-09 2004-04-21 Door lock device
US10/828,173 US7171832B2 (en) 2003-05-09 2004-04-21 Door lock device
DE200410022133 DE102004022133B4 (de) 2003-05-09 2004-05-05 Türschliessvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003131814A JP4019015B2 (ja) 2003-05-09 2003-05-09 ドアロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004332449A JP2004332449A (ja) 2004-11-25
JP4019015B2 true JP4019015B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=32376376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003131814A Expired - Fee Related JP4019015B2 (ja) 2003-05-09 2003-05-09 ドアロック装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7171832B2 (ja)
JP (1) JP4019015B2 (ja)
DE (1) DE102004022133B4 (ja)
GB (1) GB2402164B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2412692B (en) * 2004-03-30 2006-08-09 Mitsui Mining & Smelting Co Door lock system
JP4504837B2 (ja) 2005-02-28 2010-07-14 三井金属鉱業株式会社 ドアロック装置
WO2007055464A1 (en) 2005-08-30 2007-05-18 Lg Electronics Inc. Apparatus for encoding and decoding audio signal and method thereof
JP5727850B2 (ja) * 2011-04-22 2015-06-03 株式会社ユーシン ドアロック装置
JP7028627B2 (ja) * 2017-12-19 2022-03-02 マツダ株式会社 車両用ドアロック装置、及び、その取付方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2477063A (en) * 1948-07-20 1949-07-26 Briggs & Stratton Corp Drive link for door locks
JPH0631077Y2 (ja) * 1987-12-15 1994-08-22 アイシン精機株式会社 ドアロツク装置
JP3324223B2 (ja) 1993-06-04 2002-09-17 アイシン精機株式会社 ドアロツク装置
JP3312829B2 (ja) * 1995-07-03 2002-08-12 三井金属鉱業株式会社 車両用ドアラッチ装置におけるロックレバー保護装置
US5709420A (en) * 1995-08-24 1998-01-20 Mitsui Kinzoku Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle door latch device
JP3183625B2 (ja) * 1996-06-26 2001-07-09 三井金属鉱業株式会社 車両用ロック装置におけるロックレバー軸止装置
DE19823188C2 (de) 1998-05-23 2001-03-01 Kiekert Ag Kraftfahrzeugtürverschluß
SE519952C2 (sv) * 1999-06-04 2003-04-29 Volvo Car Corp Anordning för överföring av upplåsningskraft från en i ett låscylinderhus anordnad låscylinder
JP3777968B2 (ja) * 2000-10-26 2006-05-24 アイシン精機株式会社 ドアロック装置
JP3583985B2 (ja) 2000-11-13 2004-11-04 三井金属鉱業株式会社 車両ドアラッチ装置
DE10116739B4 (de) * 2001-04-04 2005-02-10 Brose Schließsysteme GmbH & Co.KG Kraftfahrzeugschließvorrichtung mit Welle als Kupplungsmittel
US6779372B2 (en) * 2001-10-16 2004-08-24 Robert Bosch Gmbh Motor vehicle door lock with a lock unit and a control unit which are separate from one another
US6918275B2 (en) * 2003-07-28 2005-07-19 Eaton Corporation Manual internal release assembly for a vehicle decklid latch
US7441815B2 (en) * 2003-12-25 2008-10-28 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door lock device
GB2412692B (en) * 2004-03-30 2006-08-09 Mitsui Mining & Smelting Co Door lock system
JP4015638B2 (ja) * 2004-05-10 2007-11-28 株式会社ホンダロック 車両のドア開閉装置
US7302818B2 (en) * 2004-05-10 2007-12-04 Kabushiki Kaisha Honda Lock Apparatus for locking and unlocking vehicle door

Also Published As

Publication number Publication date
GB0408893D0 (en) 2004-05-26
GB2402164A (en) 2004-12-01
JP2004332449A (ja) 2004-11-25
DE102004022133A1 (de) 2004-12-09
DE102004022133B4 (de) 2009-02-12
US20040221629A1 (en) 2004-11-11
US7171832B2 (en) 2007-02-06
GB2402164B (en) 2005-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101157901B1 (ko) 리드 개폐 장치
TWI304109B (ja)
TW201115005A (en) Door lock device for vehicle
EP1600583A2 (en) Apparatus for locking and unlocking vehicle door
JP2001173290A (ja) アクチュエータユニット
EP1600586A2 (en) Apparatus for locking and unlocking vehicle door
US11466480B2 (en) Door locking device
JP4019015B2 (ja) ドアロック装置
US20020117863A1 (en) Vehicle door lock apparatus
JP2006057320A (ja) 車両用ドアロック装置
JP2011111827A (ja) ドアロック装置
JP3974337B2 (ja) 車両用ドアロックアクチュエータ
JP4282525B2 (ja) ドアロック装置
JP4087748B2 (ja) 錠装置
JP3671503B2 (ja) ドアロックアクチュエータ
JP3450720B2 (ja) 自動車のドアアウトサイドハンドル装置
JPH0782939A (ja) 車両ドアロック装置におけるチャイルドロック機構
JP2005139793A (ja) リンク装置及び車両用ドアロック装置
JP4154627B2 (ja) 車両用ドアロックアクチュエータ
KR100600427B1 (ko) 데드락 기능을 갖는 자동차 도어 잠금장치
JP3759690B2 (ja) 車両ドアロック装置のダブルレバー組付構造
WO2014069130A1 (ja) 車両用ドアロック装置
KR100600431B1 (ko) 피니언기어에 의한 직선이송의 센트럴락 구조를 갖는자동차 도어 잠금장치
JP2005126923A (ja) 車両用ドアロック装置
JP2931350B2 (ja) モータ式アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140928

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees