JP3450720B2 - 自動車のドアアウトサイドハンドル装置 - Google Patents

自動車のドアアウトサイドハンドル装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車のドアアウト
サイドハンドル装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ハンドル本体4をワンタッチでハンドル
ケースに装着可能な自動車のドアアウトサイドハンドル
装置としては、実公平6−7188号公報記載のものが
知られている。この従来例においてハンドルケースには
枢支軸が、ハンドル本体には枢支軸に係合可能なU字形
状の凹部が設けられる。ハンドルケースへのハンドル本
体の連結は、凹部を枢支軸に嵌合した後、ハンドル本体
を嵌合姿勢から初期姿勢に枢支軸回りに回動させて行わ
れる。ハンドルケースにはトーションスプリングにより
回転方向に付勢された回転爪が装着されており、ハンド
ル本体が初期姿勢に戻った状態でハンドル本体の凹部の
背側を前方に押圧し、ハンドル本体の離脱を防止する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例は、ハンドルケースへの装着後のハンドル本体のがた
つきをハンドルケースに装着される回転爪により防止す
るものであるから、構造が複雑になるという欠点を有す
る。 【0004】本発明は以上の欠点を解消すべくなされた
もので、構造が簡単で、かつ、ハンドル本体のがたつき
等を防止できる自動車のドアアウトサイドハンドル装置
の提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、図1〜3に例示するように、ハンドルケース1に
ンドル本体4を所定ストローク範囲内で回転自在に連結
してなる自動車のドアアウトサイドハンドル装置であっ
て、前記ハンドル本体4は、先端方に向けて開放する切
欠形状のヒンジ凹部3と、該ヒンジ凹部3の先端に形成
される係止爪6とを有し、 前記ハンドルケース1には、
ヒンジ凹部3が嵌合するヒンジ舌片1cが突設されると
ともに、 前記ヒンジ舌片1cには、該ヒンジ舌片1cの
先端部を円柱状に膨隆させて形成され、ヒンジ凹部3の
摺接面3aの曲率半径にほぼ合致する曲率半径を有する
軸部2と、少なくともハンドル本体4が前記ストローク
範囲内にある際に係止爪6との係止状態を維持してハン
ドル本体4の嵌合離脱方向への移動を規制する係止孔5
とが設けられ、かつ、軸部2にはハンドル本体4が開操
作側ストローク終端位置を超えるオーバーストローク位
置で係止爪5の挿通を許容する係止爪通過凹部7が設け
られる自動車のドアアウトサイドハンドル装置を提供す
ることにより達成される。 【0006】自動車のドアパネル8に固定されるハンド
ルケース1に連結されるハンドル本体4はドアの開放操
作を行わない初期姿勢(図1で実線で示す)から開操作
側ストローク終端(図1における姿勢A)までのストロ
ーク範囲で回転自在であり、開操作側ストローク終端、
あるいはその近傍位置に回転することによりドア体の開
放操作を行うことができる。開操作側ストローク終端位
置はハンドル本体4により操作される部材、例えば、ド
ア体を開放不能状態にロックしているドアロック装置、
あるいはドアロック装置を操作するための操作レバー9
により間接的に決定することができる。 【0007】ハンドル本体4のハンドルケース1への連
結はハンドル本体4に設けた切欠状のヒンジ凹部3をハ
ンドルケース1側の軸部2に嵌合することにより行われ
る。嵌合状態においてハンドル本体4の係止爪6はハン
ドルケース1の軸部2に係止してハンドル本体4の嵌合
離脱方向の移動を規制し、ハンドル本体4の長手方向で
のがた付きを禁止する。この係止爪6はハンドル本体4
の所定のストローク範囲、すなわち、初期姿勢から開操
作側ストローク終端までの範囲にある間、軸部2との係
止状態を維持してハンドル本体4の長手方向でのがた付
きを防止する。ハンドル本体4をハンドルケース1に係
止させることによりハンドル本体4のがた付きを防止す
る本発明において、がた止め用の別途の部材を要しない
ために、構造が簡単になる。 【0008】また、軸部2に係止爪通過凹部7を設ける
ことにより、係止爪6の軸部2への係止操作はハンドル
本体4を開操作側ストローク終端を超えたオーバースト
ローク姿勢(図1、図3における姿勢B)に保持した状
態でヒンジ凹部3を軸部2に突き当て、この後、ハンド
ル本体4をストローク範囲に回転させることにより行う
ことができ、係止爪6、あるいはハンドルケース1の弾
性変形を要しない。このため、ハンドル本体4等の材料
の選択、あるいは係止爪6の形状の設定にあたって弾性
変形可能性を考慮する必要がなく、設計の自由度が向上
する。また、ハンドル本体4にメッキ等の処理を施す場
合には、弾性変形箇所からのメッキ層の破壊、剥離が防
止できる。 【0009】 【発明の実施の形態】自動車のドアアウトサイドハンド
ル装置は、図1、2に示すように、前後端部に埋設され
るスタッドボルト1aにより自動車のドアパネル8に固
定されるハンドルケース1と、ハンドルケース1に凹設
されるハンドル収容部1bに収容され、ハンドルケース
1に一体形成される軸部2回りに回転自在に連結される
ハンドル本体4とを有する。ハンドルケース1には操作
レバー9が回転自在に装着され、該操作レバー9を操作
することによりドア体内部に配置されたロック装置(図
示せず)をロッド10を介して操作することができる。
なお、本明細書においてハンドル本体4がハンドルケー
ス1に連結される側を前方、その反対側を後方と表記す
る。 【0010】ハンドル本体4は後端部に上記操作レバー
9が係合するレバー係合部4aを有し、図1において実
線で示す初期姿勢から、鎖線で示すように上記ドアパネ
ル8の外方に引き出すようにして軸部2回りに回転させ
ることにより、操作レバー9を回転させることができ
る。上記操作レバー9は図示しないストッパにより回転
範囲が規制されており、ハンドル本体4のレバー係合部
4aに係合した状態でハンドル本体4の開放側の回転ス
トロークを規制する。なお、図2において11はハンド
ル本体4を初期姿勢側に付勢するためのトーションスプ
リングを示す。 【0011】図3にハンドル本体4の連結部位の詳細を
示す。まず、ハンドルケース1のハンドル収容部1bの
前端縁から後方に向けてヒンジ舌片1cが突設され、ヒ
ンジ舌片1cの後端部に軸部2が形成される。軸部2は
ヒンジ舌片1cの後端部を円柱状に膨隆して形成され、
軸部2のやや前方でヒンジ舌片1cの背面部には係止孔
5が設けられる。図2に示すように、係止孔5はヒンジ
舌片1cの幅方向中心部に形成され、係止孔5の後方端
から係止爪通過凹部7が設けられる。係止爪通過凹部7
は係止孔5とほぼ同一幅に形成され、その底壁7aは後
方に行くにしたがって漸次表面側に近付く傾斜面とされ
る。傾斜面の傾斜角度θは開操作側ストローク終端にお
けるハンドル本体4の傾斜角度θ0より大きくなるよう
に設定される。なお、ハンドル本体4の各姿勢における
傾斜角を明瞭にするために、初期姿勢でのハンドル本体
4の基準線を図1、図3で一点鎖線C1で示す。 【0012】一方、ハンドル本体4の前端にはヒンジ凹
部3が設けられる。ヒンジ凹部3は前方に向けて開放さ
れた切欠形状に形成され、最奥部に軸部2の曲率半径に
ほぼ合致する曲率半径を有する摺接面3aを備える。ま
た、ヒンジ凹部3の先端には上記ヒンジ舌片1cの係止
孔5に係止可能な係止爪6が表面側に向けて突設され
る。 【0013】ハンドル本体4をハンドルケース1に連結
する際には、まず、図3(a)において鎖線で示すよう
に、ハンドル本体4を開側のストローク終端を超えるオ
ーバーストローク姿勢(図1における姿勢B)に維持し
たまま、図3(a)において実線で示すように、ヒンジ
凹部3を軸部2方向に押し付ける。係止爪通過凹部7の
底壁7aの傾斜角θにハンドル本体4の傾斜を合致させ
ると、係止爪6は軸部2に干渉することなく前端部まで
到達することができ、当該姿勢でハンドル本体4を摺接
面3aが軸部2の外周に接触する位置まで押し込むこと
ができる。この後、図3(b)に示すように、摺接面3
aを軸部2外周に摺接させた状態でハンドル本体4を初
期姿勢側に回転させると、係止爪6が係止孔5に係止
し、次いで、ハンドルケース1側の操作レバー9をハン
ドル本体4のレバー係合部4aに係合させてハンドル本
体4の回動ストロークを実質的に決定する。 【0014】上記係止爪6はハンドル本体4の初期姿勢
から、図3(c)に示す開操作側ストローク終端位置
(図1における姿勢A)までの範囲で係止孔5に係止し
ており、該ストローク範囲内でのハンドル本体4のがた
付きを防ぐことができる。 【0015】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、構造が簡単で、かつ、ハンドル本体のがた付
き、特にハンドル本体の長手方向へのがた付きを効果的
に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を示す断面図である。 【図2】図1の2A方向矢視図である。 【図3】図1の要部拡大図で、(a)はハンドル本体を
オーバーストローク姿勢(挿入姿勢)にした状態を示す
図、(b)は初期姿勢を示す図、(c)は開操作側スト
ローク終端姿勢を示す図である。 【符号の説明】 1 ハンドルケース 2 軸部 3 ヒンジ凹部 4 ハンドル本体 5 係止孔 6 係止爪 7 係止爪通過凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−317264(JP,A) 特開 平8−118953(JP,A) 実公 平6−7188(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 1/00 301 E05B 65/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ハンドルケースにハンドル本体を所定スト
    ローク範囲内で回転自在に連結してなる自動車のドアア
    ウトサイドハンドル装置であって、前記ハンドル本体は、先端方に向けて開放する切欠形状
    のヒンジ凹部と、該ヒンジ凹部の先端に形成される係止
    爪とを有し、 前記ハンドルケースには、ヒンジ凹部が嵌合するヒンジ
    舌片が突設されるとともに、 前記ヒンジ舌片には、該ヒンジ舌片の先端部を円柱状に
    膨隆させて形成され、ヒンジ凹部の摺接面の曲率半径に
    ほぼ合致する曲率半径を有する軸部と、 少なくともハン
    ドル本体が前記ストローク範囲内にある際に係止爪との
    係止状態を維持してハンドル本体の嵌合離脱方向への移
    動を規制する係止孔とが設けられ、 かつ、軸部にはハンドル本体が開操作側ストローク終端
    位置を超えるオーバーストローク位置で係止爪の挿通を
    許容する係止爪通過凹部が設けられる自動車のドアアウ
    トサイドハンドル装置。
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